Realityfade Records : ブルータル・デスメタル/スラミング・ブルータル・デスメタルを取り扱うレーベルRealityfade Recordsがウクライナの人々を支援する為のチャリティ・コンピレーションアルバム『When Reality Fades: Volume I』をbandcampでリリースしました。このアルバムは無料で視聴することが出来、購入する際、希望の金額で購入することが出来ます。
詳しい寄付先について明記されているわけではありませんが、RealityFadeをサポートしたいという方は、このアルバムを購入することでチームを直接的にサポートする事が出来ます。もし、RealityFadeに直接的に寄付する形でなく、サポートが必要なウクライナ国民を全体的にサポートしたいという方は、RealityFadeがbandcampページにリンクしている「HOW TO HELP UKRAINE how-to-help-ukraine-now.super.site」へアクセスしてみて下さい。
2022年2月25日、ロシアがウクライナへの侵攻は始めた日にRealityfade RecordsのFacebookにポストされた投稿を一部翻訳し掲載しておきます (以下、翻訳文/一部省略)。RealityFade Recordsは現在、イギリスを拠点としていますが、レーベルを立ち上げたオーナーDimitri Sagaidakはウクライナ人で、元々RealityFadeもウクライナを拠点としていました。
今日、新しいバンドとの契約をアナウンスする予定でしたが、残念ながら、昨日、我が国ウクライナがロシアに侵略され、攻撃が始まってしまった為、別のお知らせを投稿します。
昨日はあまりのショックで投稿する事ができませんでした。今現在、私たちのチームと家族は無事で怪我もありません。多くの美しい人々が、私たちのチームや家族、そしてレーベルについて心配の言葉をかけてくれました。言葉では言い表せないほどありがたく、感謝しています。世界中の多くの人々が私たちを心配してくれていることを知り、私たちは希望と力を得ることができました。私たちは皆、とても感謝しており、謙虚な気持ちでいます。
昨日の朝7時、私は母からの電話で起こされました。「息子よ、戦争が始まったぞ」と叫んでいたのです。私の家族は、2016年にRealityFadeが始まったSmila (スミーラ)という小さな町に住んでいます。故郷がロケット弾で爆撃される日を見るまで生きていると言われたら、私はあなたの顔を見て笑うでしょう。「ありえない」と言うだろうし、2022年2月24日以前はそう思っていました。これは本当に、非現実的な話です。私の父は水道の監視員として、町を守るための自主的な団体に参加。AK47も配られるそうです。
私はこの記事をキプロスから書いています。この1年間、私はレーベル/チームをキプロスから遠隔で管理しながらここに住んでいます。このような特権を持ちながら、家族と一緒に祖国を守ることができないのは心苦しい思いです。ウクライナは僕を僕でいさせてくれた場所であり、僕にとって世界最高の場所であり、僕の故郷であり、RealityFadeの故郷でもあります。私が今出来ることは、資金面で軍隊を助け、言葉を広める事です。世界は真実を知る必要がありますし、この投稿が何が起こっているのか理解する助けになるなら、それは価値と考えています。
私やRealityFade、レーベル・チーム全体がロシアのバンドやファン、レーベルと長い友好関係を築いています。多くのロシアの友人はウクライナを支持しているし、まともな神経の持ち主は誰もこの戦争を望んでいないように感じますが、しかし同時に、首を突っ込むことを好む多くの人々に対して、非常に複雑な感情を抱いています。このような事態を招いたロシアを正当化することはできません。隣人が私を殴るのを見たとき、あなたは「私は殴らない、隣人だから」などと言って、ただ立って見ているのですか?地面に倒れる私のところに来て、私がいかに間違ったことをしたかを説明するのでしょうか?いいえ、あなたは何かをするはずです。
輸送が閉鎖されていましたが、状況が回復し、まもなくRealityFadeからの出荷が出来そうです。私たちは問題に対処するためにしばらく休暇を取りました。次に何が起こるか、どうやって生活と仕事を続けていくかを考えています。
もし私たちをサポートしてくれるのであれば、ストアで何か購入する事が出来ますが、当然ながら発送が遅れるかもしれません。私たちのBandcampでどのリリースでもオンライン購入することができますし、PayPalで (realityfadeco@gmail.com) 宛にに寄付を送ることも出来ます。この投稿をシェアしてくれたら嬉しいです。あなたのサポートは、私たちと私たちの家族がこの時代を乗り越えていくための助けになります。ありがとうございました。
Glory to Ukraine. We will prevail. (ウクライナに栄光あれ。我々は勝利する。)