MONUMENTS : イングランドのプログレッシヴ・メタルコア・ベテラン、MONUMENTS (モニュメンツ) が、ニューアルバム『In Stasis』をCentury Media Recordsからリリースしました。また、リリースのタイミングで収録曲「Makeshift Harmony」のミュージックビデオをCentury Media Recordsから公開しています。
前作『Phronesis』から4年振りにリリースされた通算4枚目のスタジオ・アルバムは、2019年に加入したボーカリストAndy Cizekにとって最初のアルバムで、2015年に脱退し、2019年にカムバックしたドラマーMike Malyanが参加し、新たな4人体制で制作された一枚になっている。
MONUMENTSらしいスタイルはそのままに、新加入Andyのボーカルがかなりフィットしているように感じますね。Andyは元々Makariというポストハードコア・バンドで活動していた経験もあり、彼の名前でピンときた人もいるでしょう。良いタイミングなので、Makariもチェックしておくとアルバムを2倍楽しめるはず。
そして、3月に先行公開された「False Providence」も、アルバムの一曲として聴いてみると、また違った聴こえ方がしてきます。バンドのギタリストであり、プログレッシヴ・メタルコア・シーンにおいて重要なクリエイターであるJohn Browneのアイデアはアルバム毎にフレッシュで、後続のバンドに影響を与えてくれるはずです。
MONUMENTSの公式YouTubeチャンネルでは、AndyによるTHE FIRST TAKEならぬボーカル一発録り動画やドラムのプレイスルーもアップされているので、アルバムを聴き込みつつ、各プレイヤーのしなやかな演奏もチェックしてもらいたい。MONUMENTSの作品はやはり、聴き込みが重要。『Djentガイドブック』には、本サイトには掲載仕切れない彼らの魅力を分かりやすく説明しているので、また持っていない方はこの機会に購入してみて下さい。
脇田涼平著 『Djentガイドブック: プログレッシヴ・メタルコアの究極形態 (世界過激音楽)』
ミュート・シンコペーション・ポリリズム
超絶テクニック・最先端プロダクション
擬音語として誕生、「演奏法」と言われながらも事実上ジャンル化し、一世風靡
乗りにくいリズム・意表を突くような展開、まるで騙し絵の様な近未来音楽
336バンド、474枚紹介