
UKプログレッシヴ・メタルコア・バンド、Oceans Ate Alaska (オーシャンズ・エイト・アラスカ) が、ニューアルバム『Disparity』をFearless Recordsからリリースしました。前作『Hikari』から5年、2016年に脱退したオリジナル・ボーカリストJames Harrisonが2020年に復帰し、再びシーンに戻ってきました。
シングル「Metamorph」、「New Dawn」、「Nova」はもちろん、I, PrevailのEric Vanlerbergheをフィーチャーした楽曲「Dead Behind The Eyes」など、期待を裏切らない楽曲がたっぷりと収録されている。正直、Oceans Ate Alaskaにとっても、我々リスナーにとっても、『Hikari』から5年という時間はとても長かった。それは単純な長さに加えて、パンデミックなどによるダメージも大きい。センセーショナルなFearless Recordsからデビューであったからこそ、「次、いったいどんな作品を仕上げてくるのか」という高まった期待が一度落ち着いてしまうと、なかなかそれを超えてくる作品は出てこない。
しかしどうだろう、今この記事を読みながら『Disparity』を聴いている方は、オープニング・トラックの「Paradigm」を再生した瞬間、Oceans Ate Alaskaに期待するものを得られた喜びを噛み締めていることだろう。5年をかけて作り上げたと言われれば納得 (おそらくそれよりももっと短期間で完成させられている) の作品で、個人的には楽曲「Sol」の完成度の高さに驚いた。
アルバム収録曲の総時間は30分。そこに詰め込まれたOceans Ate Alaskaらしいアイデア、ドラマーChrisの卓越されたドラムプレイ。たとえ次のアルバムがさらに5年後だとしても、5年間聴き続けても飽きないような作品になっているように思う。じっくりじっくりと聴き返したい作品。

Oceans Ate Alaska 『Disparity』
配信URL : https://found.ee/disparity
Country: United Kingdom
1. Paradigm
2. Nova
3. Metamorph
4. Shallow Grave
5. Sol
6. Dead Behind The Eyes (feat. Eric Vanlerberghe of I Prevail)
7. Plague Speech
8. Disparity (Interlude)
9. Emtpy Space
10. New Dawn
11. Hallucinogen