明日、10月23日の大阪十三GABU公演からスタートするCUBE RECORDS presents 「BIRTH TOUR」。Earthists.、Sable Hills、Graupelの3バンドによるパッケージツアーで、ツアー2日目の名古屋公演はソールドアウト。最終日は渋谷DUOという大きな会場で公演を行う。このツアーを運営するCUBE RECORDSのSeijiroに開催直前の心境や「BIRTH TOUR」への想いについて聞いてみた。
いよいよCUBE RECORDS主催のツアー「BIRTH TOUR」がスタートしますね。SNSでもその盛り上がりを感じます。その中でいくつかツイートされていて、自分自身気になったのですが、Sable Hills、Earthists.、Graupelの3バンドはCUBE RECORDSに所属ということではないのですか?
所属ってわけではないですね。CUBE RECORDSは今、Crystal Lakeのレーベル、というイメージがあると思いますが、今回違う形でレーベル活動を展開していこうということで、Sable Hills、Earthists.、Graupelの3バンドと一緒に何かやってみようということで今回の企画が立ち上がりました。Crystal Lakeのプレイするメタルコアに関連して、その第1弾というイメージだね。
日本のメタルコアを盛り上げていこうということですね。
そうだね。特にジャンルにこだわりはないんですが、Crystal Lakeに近いですしね。これからシーンの中心になっていくバンドで、俺自身メタルコア好きだし、楽しみな存在だったので声をかけました。
日本のメタルコアが盛り上がっていくことは、Crystal Lakeにとってもプラスなことだと思いますし、何よりその道筋が後続のバンド達にとっての目標にもなっていきそうですよね。
そういう流れとか動きとかが作れたら良いよね。メタルコアとひとくくりにすることも出来るけど、それぞれ特徴を持つバンドだから、その3バンドが集まってスプリットを出せば面白いかなと。自然と日本のメタルコアを象徴するようなものになればいいね。
『BIRTH EP』のコンセプトは、これからも続けたいと思っていますか?
これはこれで完結というイメージがあります。CUBE RECORDSとして新しいもの、何かを生み出すという事にフォーカスして生まれたものであって、だからタイトルも「Birth」になっています。これがアーティストの糧になればいいなと考えています。
Crystal Lakeのレーベルとはいえ「BIRTH」という企画をやる上で、苦労したことも多かったと思います。大変だったことで特に覚えていることはありますか?
いやー、全部だね笑 新しいチャレンジだしね。バンドとの接し方とかプロモーションのやり方とか……。言い出したら切りがないですが、俺自身昔レーベルをやっていた時との違いを感じてます。海外からバンドを呼んで、ツアーして、プロモーションして……というのとは全然違う大変さがあるし、面白さがあるなと。自分自身としてもカメラマンとしてデザイナーとして新しい挑戦なので、手探り状態。
サブスク全盛の時代にCDとしてリリース理由は?
CDを作ってお店に置くことでしか得られないものがあるから、ですかね。店舗バイヤーとの関わりであったり、CUBE RECORDSはじめSable Hills、Earthists.、Graupelから日本のメタルコアシーンをもっとフックアップしてもらう為にもCDをきっかけにやれることがあるからね。自分達ができることは全部やってみようということでCDとして形にしました。
CUBE RECORDSからみた、3バンドの個性は?
1バンドずつ紹介すると、Sable Hillsは、従来のメタルコアバンドとは違った、メタルやハードコアのヴァイブスを持つバンドです。トゥルーな感じが最高ですね。
Earthists.はジャンルどうこうより、常に新しいことに挑戦してるクリエイティヴなバンドという印象ですね。ヘヴィミュージックの新しい表現に挑戦しているというか。歌メロとかも「こんな表現するんだ」と面白さがありますね。
Graupelは、個人的にファストな楽曲が好きだから、自然とそこをポイントとしてオススメしたいバンドですね。速さに特化した叙情メロディック・メタルコア的な感じ。新曲を初めて聴いた時、「こういうエッセンス入れるんだ」と驚いたんですよね。自分も同じタイプのメタルコアをやってきたし、メタルコアのメロディじゃなく、違う音楽からくるメロディがあるなと。
いよいよ23日からツアーがスタートしますが、今の心境はどうですか?
期待と不安が入り混じってるけど、とにかく一番はたくさんの人に来て欲しいということですね。東京公演は大きな会場でこのバンド達が観られるということを何より楽しみにしていて欲しいですね。一個上のステージで彼らのライブを観るということは特別なことだろうし、バンドをやってきた自分自身もこうしたステージがプレイした経験が今の糧になっているように感じますし、それをバンド達には味わって欲しいですね。気合の入ったステージ、楽しみにしてて欲しいです!
最後に、一番聞きたかったんですが、CUBE RECORDSの活動を、若いバンドとかこれからバンドやりたいと思ってる人たちが注目していると思います。そういう人達に対して、何かアドバイスはありますか?
何事も動いてみることが大事だと思ってます。CUBE RECORDSもCrystal LakeのYDさんに誘われて「面白いことやっていこう」と動き出しました。俺もサラリーマンやってた時期もあったけど、カメラマンの仕事をしたいと思って動き出して、今がある。気になったらCUBE RECORDSに連絡くれても全然いいし、とりあえずやってみる、動き出す事が大事だと思うよ。
【BIRTH TOUR】
いよいよ今週末の十三GABUを皮切りにBIRTH TOURがスタート!
3バンドの新境地となる“BIRTH”の世界観を存分に堪能して下さい!
クロスカバー曲がセットリストに入るのは今回のツアー限定なので、そちらもお楽しみに!
🎫 https://t.co/yLVnRehycG pic.twitter.com/Jl1mC8FKP8
— CUBE RECORDS (@CUBE_RECORDS_JP) October 18, 2021