Gutrectomy : ドイツを拠点に活動するスラミング・ビートダウンバンド、Gutrectomyがニューアルバム『Manifestation of Human Suffering』をリリースしました。
「Slamdown」を自称する彼らのサウンドは、モッシュに特化したスラミング・パート、ビートダウン・パートでしか構築されてない危険すぎる仕上がり。Filthをゲストに迎えた楽曲「SCORCHED EARTH」はミュージックビデオになっており、公開から2ヶ月で25000回再生されるなど、マニアックなスタイルでありながら高い人気を見せつけている。
ビートダウンの威力を上げる為のブラストビート、というのがかなり肝のように感じていて、どの楽曲も強烈なブレーキから落ちていくタイプのビートダウンが多大なインパクトを見せています。ベースになっているのがデスコアなのか、ブルータルデスメタルなのか、区別がつきにくいというのもポイントで、単純に「スラム」とか「ビートダウン」にフォーカスしてここまで魅力的な作品が作れるというのは素晴らしいですし、Gutrectomyが他のスラミング・ビートダウンとの格が違うなと感じる部分であるように思います。
アルバムにおいて最もGutrectomyらしく強烈なのが「SHRINE OF DISGUST」でしょう。こちらもミュージックビデオになっていて、アンダーグラウンド臭があまりしないのも良いです。ブルータルデスコアとして聴いても素晴らしい。
これだけ威力のあるスラム作品もあまり見かけないので、ぜひ聴いてくらって欲しいですね!