Wolves At The Gate : オハイオ州セダービルを拠点に活動するクリスチャン・メタルコア、Wolves At The Gateが、ニューアルバム『Eulogies』をSolid State Recordsからリリースしました。2019年にリリースしたアルバム『Eclipse』以来3年振りの新作で、通算5枚目のスタジオ・アルバム。
ギター/ボーカルを務めるSteve Cobucciとリード・ギタリストJoey Alarconによってプロデュースされた本作は、過去最高レベルにキャッチーで耳に残るメロディが満載のメタルコア・アルバムに仕上がっており、ポストハードコアやオルタナティヴ・メタルが好きなリスナーにもリーチ出来る仕上がりとなっている。
先行シングルとして公開された「Lights & Fire」は、思わずライブ会場で観客と共にコーラスを巻き起こすバンドの熱演が目に浮かぶほど、ダイナミックな仕上がりとなっている。前作『Eclipse』でも感じた、Wolves At The Gateのメロディセンスが爆発していて、何度も繰り返し聴きたくなる中毒性を持っている。
ロシアがウクライナ侵攻を始めた直後に公開された「Peace That Starts The War」は、そのタイトルが持つ意味 (戦争を始めるための平和) も相まって、個人的に歌詞が刺さった楽曲。目を背けたくなるほど、生々しい言葉の中にある現実的な部分は、直接的に戦争について歌っている分でないにしても、現状とリンクする部分があるように思う。
全体的に、前作の延長線上にありながらも確実に洗練され際立ったメロディワークは過去最高レベルで、Wolves At The Gate史上、最もドラマティックだと感じる。ぜひアルバム全体の持つ世界観を感じながら、聴いてみて欲しい。
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