USメタルコア、Miss May I が5年振りのニューアルバム『Curse Of Existence』をリリース!

 

オハイオ州を拠点に活動するメタルコア・バンド、Miss May I が、前作『Shadows Inside』から5年振りとなるニューアルバム『Curse Of Existence』を2022年9月2日にSharpTone Recordsからリリースしました。

 

 

Miss May Iは名作『Monument』以降、メタルコア史に自ら打ち立てた金字塔を越えられていないというコアなファンからの声もちらほらあった (といってもセールス的にはずっと成功してきた)。個人的にはそうは思わないが、『Monument』が今後数十年に渡り語り継がれていくアルバムであること、そして彼らがシーンに与えたインパクトが強烈だったことは間違いない。そんな『Monument』に匹敵する凄まじいサウンドで、2022年にMiss May Iは再びシーンに戻り、そして今バンド史上最高傑作と言える『Curse Of Existence』を発表した。

 

 

Miss May I にファンが求めるのは、ソリッド&メロディックなリフ、アンセム的なコーラス、そして強烈なブレイクダウンといったところだろうか。オープニングを飾る「A Smile That Does Not Exist」を聴けば、すぐにこのアルバムの力強さに圧倒されるはずだ。ブラストビートにシュレッダーリフ、Leviのスクリームが炸裂していく。続く先行シングルとしてリリースされた「Earth Shaker」や「Bleed Together」とファストなキラーチューンが立て続けに繰り広げられていく。特にこの2曲のブレイクダウンがアルバムのハイライトとも言えるパワーがある。

 

 

シュレッドなギターと印象的なコーラスのハーモニー、クラシックなメタルコア・ブレイクダウンを搭載した「Into Oblivion」は、個人的にアルバムのベスト・トラックで、Bring Me The Horizon、Architectsなどに匹敵するスタジアム・ロック的なスケールがたまらない。思わず「INTOOO OBLIVIOOON!!!」と叫ばずにはいられないはず。

 

正直言って、全曲キラーチューン過ぎる。ミュージックビデオとして先に公開されている「Free Fall」、「Unconquered」は余裕があれば歌詞にも注目して欲しい。「Free Fall」はインポスター症候群について歌った曲であり、恐怖心を押し殺し飛躍を遂げた人たちのアンセムだ。インポスター症候群とは、自分の能力や実績を認められない状態を指し、仕事やプライベートを問わず成功していても、「これは自分の能力や実力ではなく、運が良かっただけ」「周囲のサポートがあったからにすぎない」と思い込んでしまい、自分の力を信じられない状態に陥っている心理傾向のこと。フレーズがまるで会話のように掛け合いながら展開していく。

 

完璧なエンディングを聴き終えた後、『Curse of Existence』がMiss May Iの過去最高傑作だ!と思うリスナーは多いはずだ。久々にモダンなメタルコア・アルバムでガツンとくる作品だったと思う。彼らは「あの頃のバンド」ではなく、永遠のメタルコア・ヒーローだ。

 

 

 

Miss May I 『Curse Of Existence』
配信URL : https://bfan.link/curse-of-existence

 

1. A Smile That Does Not Exist
2. Earth Shaker
3. Bleed Together
4. Into Oblivion
5. Hollow Vessel
6. Free Fall
7. Born Destroyers
8. Unconquered
9. Savior Of Self
10. Bloodshed

 

この投稿をInstagramで見る

Miss May I(@missmayiband)がシェアした投稿

>あなたのバンド、世界に広めます。

あなたのバンド、世界に広めます。

RIFF CULTのホームページやSNSへのアクセスは月合計50万PV以上あり、日本在住のメタル・リスナーが24時間265日アクセスしています。ニュース出し、インタビュー、ライブレポートなどRIFF CULTがサポート出来ることは様々。まずは一度メールにてご連絡下さい!

CTR IMG

RIFF CULTをもっと見る

今すぐ購読し、続きを読んで、すべてのアーカイブにアクセスしましょう。

続きを読む