(hed) P.E. : 1994年からカリフォルニア州カリフォルニア州ハティントンビーチを拠点に活動するラップメタルバンド、(hed) P.E.がニューアルバム『Califas Worldwide』をSuburban Noize Recordsからリリースしました。前作『Class of 2020』から2年振り、通算13枚目となる本作は、2021年に加入したギタリストNathan Javierと共に制作した最初のアルバムで、なんと全21曲入りの大ボリューム・アルバム。
昨年12月に公開された楽曲「Death Trip」はカリフォルニア・パンクスタイルでプレイされた軽快なナンバーで、ホラーテイストなミュージックビデオが話題となった。
一転、アルバムリリースと同時に公開された「Hurricane (feat. Sad Silence)」は怪しげなメロディを纏ったヘヴィなラップ・メタルサウンドに仕上がっており、現行ニューメタルコアにも接近しそうな雰囲気を感じる。メタルコアからNotionsやDropout Kings辺りに興味を持った方は、(hed) P.E.の歴史を掘り返してみるのも面白いだろう。
90年代スケートパンク/スカ・ファンでもある個人的なフェイバリット・トラックは、アルバム最後に収録されている「PMA All Day」だ。全くラップメタルではないが、カリフォルニアで生きた人にしか作れない味わい深いレゲエ・チューンでアルバムのエンディングにふさわしいと言える。充実の21曲、全てに面白さ、挑戦、歴史を感じる仕上がりなので、たっぷり余裕を持って聴くことをオススメする。
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