Meshuggah : 4年振りのリリースとなったセカンドアルバム (1995年)
92年からJensはボーカル専任となり、ギター/バッキングボーカルとしてMårten Hagströmが加入している。プロデューサーにはスウェーデン出身のDaniel Bergstrandを起用、ミックスは Fredrik が担当し、マスタリングはPeter in de Betou が務めた。
ハーシュノイズの嵐の中に打ち鳴らされる金属音から始まるオープニングトラック「Future Breed Machine」は、インダストリアルなサウンドスケープに落とし込まれた不協和音をチャームポイントにヘヴィに疾走。その後に続く「Soul Burn」や「Vanished」など、プログレッシヴな展開美の反復によって生み出される強靭なグルーヴを武器に突進を続けていく。後のMeshuggahスタイルへ繋がる作品として現在も高く評価されており、Rolling Stoneが選ぶ”50 Greatest Prog Rock Albums of All Time”にもリストアップされている。
Nuclear Blast America による北米流通により、Meshuggah の名は世界に広がり、同年には日本盤もリリースされている。
Meshuggah 『Destroy Erase Improve』
- Future Breed Machine 5:49
- Beneath 5:38
- Soul Burn 5:18
- Transfixion 3:34
- Vanished 5:05
- Acrid Placidity 3:16
- Inside What’s Within Behind 4:31
- Terminal Illusions 3:47
- Suffer In Truth 4:20
- Sublevels
脇田涼平著 『Djentガイドブック: プログレッシヴ・メタルコアの究極形態 (世界過激音楽)』
ミュート・シンコペーション・ポリリズム
超絶テクニック・最先端プロダクション
擬音語として誕生、「演奏法」と言われながらも事実上ジャンル化し、一世風靡
乗りにくいリズム・意表を突くような展開、まるで騙し絵の様な近未来音楽
336バンド、474枚紹介