Abominable Putridity (アボミナブル・ピュートリディティー)
結成 : 2003年
中心メンバー : Andrey Kuklin / Koubiachvili Alexander / Sergey Balayan
関連バンド : Vermicular Decay, Ease of Disgust Back Door to Asylum, Disgorge
For Fans of : Devourment, Pathology, Cephalotripsy, Katalepsy, Kraanium
聴きどころ : キャッチースラムリフ
トリビア : バンド結成時、Balayanは15歳だった。
▶︎バイオグラフィ
2003年ロシア・モスクワにて結成。結成当初は Devoured Entrails を名乗っていたが、直後に改名した。
Vermicular Decayで活動していた当時17歳のAndrey Kuklin、Inherited Suffering Recordsを運営し、Guttural Graphicsでバンドロゴ、カバーアートを手掛けるKoubiachvili Alexander、当時若干15歳だったギタリストSergey Balayanの3人体制で活動をスタート。翌年には、待望のボーカリストVladimir Korolenkoが加入。Alexと共にInherited Suffering Recordsの運営も行う。

2006年にプロモ音源を発表。翌年Lacerated Enemy Recordsとリリース契約を結び、『In the End of Human Existence』をリリースした。この作品のレコーディングからギタリストSergが加入、レコーディングは2006年に行われたが、プレオーダーの発送が遅れ、事実上2008年頭のリリースとなった。

アルバムリリース後は、ロシアを中心にライブ活動を展開。その凄まじいスラミング・サウンドは、ロシアのデスメタル/ハードコアリスナーから幅広く支持され、着実にその知名度を拡大させていった。2009年ボーカルを務めてきたVladimirが脱退。後任には、Disfiguring the Goddess、Big Chocolate、Malodorous、Misericordiam、Burning the Massesで活躍し、Suicide Silenceのライブでボーカリストを務めた経験のあるカリスマCameron Argonが加入。アメリカ出身の彼とロシアを活動拠点にするバンドとのやりとり、制作活動はすべてオンライン上で行われた。

2009年にCameronがロシアへ渡り、Abominable Putridityの公演に参加。会場には数千人近いファンが押し寄せ、彼らの熱演を大いに盛り上げた。Cameronは2011年に脱退。正式にリリースされた音源にCameronが参加することはなかった。(*いくつかのデモテープでCameronが歌ったAbominable Putridityの楽曲がYouTubeにアップされている。)
2011年にはMatti Wayが加入し、セカンドアルバム『The Anomalies of Artificial Origin』を発表。オンライン上でのみの参加ではあったが、バンドの知名度をブルータル・デスメタル・シーン全体に拡大することに成功した。

Matti Way加入後のAbominable Putridityはアメリカなどでもライブ活動を展開。スラム・シーンにおいてその名を確固たるものとした。順風満帆のように見えたが、2020年に、Alexander以外のメンバーが脱退。以降、Alexanderが全ての楽器を担当し、CephalotripsyのAngel Ochoaがボーカルに起用された。
2021年にアルバム『Parasitic Metamorphosis Manifestation』をリリース。再び動き出したAbominable Putridityの動向にスラム・シーンから注目が集まる。
https://www.facebook.com/abominableputridityrus