48歳で急死したAndy Williams (Every Time I Die)、音楽・プロレス界から相次ぐ追悼、故郷には銅像建立へ

Every Time I Dieの創設メンバー/ギタリストであり、プロレスラーThe Butcherとしても活動したAndy Williamsが2026年9月5日に死去した。48歳だった。

突然の死から約3週間。Every Time I Dieの元メンバーをはじめ、音楽シーン、プロレス界、さらにはその外側からも追悼が相次ぎ、9月27日にはニューヨーク州バッファローでCelebration of Lifeが開催された。そして現在、Williamsが育ったNorth Tonawandaには、彼を永久に残す銅像とメモリアルベンチの建立が進められている。

 

プロレスの試合後に倒れ、48歳で死去

Williamsは9月5日、ペンシルベニア州ミルヴェールのMr. Smalls Theatreで開催されたEnjoy Wrestlingのイベントに出場。長年のタッグパートナーThe BladeことJesse Guilmetteとともに試合を行った後、リングサイドで倒れた。

会場にいた医師らが対応し、容体が悪化した後にはCPRとAEDによる処置が行われた。その後、Williamsは救急搬送されたが、死去が確認された。

当初、緊急通報の内容から試合中にリングポストへ頭を打った可能性も伝えられたが、Enjoy Wrestlingの関係者は後に、Williamsは先に倒れ、その際に床へ頭を打ったと説明。現場の医療スタッフからは症状が心臓に関連する出来事と一致しているとの説明があったというが、9月28日時点で正式な死因は公表されていない。

Williamsは1998年にJordan Buckley、Michael NovakらとEvery Time I Dieを結成。2022年の解散まで約24年間にわたりギタリストとして活動し、バンドの全スタジオアルバムに参加した。

一方、30代半ばから本格的にプロレスへ挑戦。2019年にはThe ButcherとしてAll Elite Wrestling(AEW)に登場し、The Bladeとのタッグを中心に活動した。Every Time I Die解散後の音楽活動では、2024年にAtomic Ruleを始動している。

 

音楽シーンとプロレス界から相次いだ追悼

Williamsの死去が伝えられると、長年をともにしたEvery Time I Dieのメンバーを中心に、多くの人物が思い出を公開した。

Jordan Buckleyは16歳からWilliamsと約28年間をともにしてきたことを振り返り、周囲の人々に愛情を示し続けた彼のように、これからの人生を生きていきたいという思いを表明。Steve Miccicheも、Williamsを兄のような存在だったと振り返り、誰と接するときにも相手を歓迎し、大切に扱う人物だったと追悼した。

Keith Buckleyも、Williamsには人に「自分の居場所がある」と感じさせる力があったと回想。ライブが終わり、誰もが疲れて帰ろうとしているような状況でも会場へ戻り、ファンのために時間を使っていたエピソードを明かしている。

Better LoversはWilliamsを唯一無二の人物として追悼。God’s Hateのボーカリスト/プロレスラーBrody Kingをはじめ、Williamsと音楽、プロレスの両方で交流した多くの人物からもメッセージが寄せられた。

その反響はEvery Time I Die周辺だけには留まらなかった。My Chemical Romanceは9月6日にアリゾナ州フェニックスのChase Fieldで行った公演で「Boy Division」をWilliamsへ捧げて演奏した。

長年WilliamsをサポートしてきたBalaguer Guitarsも、以前収録されながら音声トラブルのため公開されていなかった「Artist Spotlight」インタビューを修復して公開。The Acacia StrainのDevin Shidakerが聞き手を務めた映像で、Balaguer GuitarsはWilliamsが9年以上にわたる親しい友人でもあったことを明かし、その死を悼んだ。

さらに9月12日には、NASCARのレースに出場したBrad Perezの#42マシンにもWilliamsへの追悼が施された。

 

AEWはDynamite、CollisionでThe Butcherを追悼

WilliamsがThe Butcherとして長く活動したAEWも、複数回にわたって大規模な追悼を行った。

 

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9月9日のDynamiteでは、Williamsのために10カウント・ベルセレモニーを実施。実況のExcaliburもWilliamsについて語り、Every Time I Dieの「Fear And Trembling」の歌詞を引用して追悼した。

9月12日のCollisionでは、さらに本格的な追悼企画を放送。Williamsと仕事をともにしたレスラーやAEWスタッフによる複数の映像が流され、再び10カウント・ベルセレモニーが行われた。

番組では「The Butcher Battle Royale」も開催され、Williamsの名前で10万ドルをチャリティへ寄付する企画を実施。出演レスラーたちは「AW」のアームバンドを着用し、Williamsの入場やリング上での振る舞いを取り入れるなど、さまざまな形でThe Butcherを称えた。

長年The Bladeとしてタッグを組んだJesse Guilmetteも、Williamsをこれまで出会った中で最も才能のある人物であり、それ以上に素晴らしい友人だったと振り返った。

 

バッファローでCelebration of Life、支援活動もスタート

9月9日には、Williamsを送る公のCelebration of Lifeが発表された。会場には彼とEvery Time I Dieが深く結びついてきたニューヨーク州バッファローのBuffalo RiverWorksが選ばれ、9月27日に無料で開催された。

開催に先立ち、Cave InのStephen BrodskyとAdam McGrath、Four Year StrongのDan O’ConnorとAlan Day、Anthony Greenによるアコースティック・トリビュートも発表。当日現地へ行けない人のためにイベントのライブストリーミングも用意された。

 

 

同時に「Andy Williams Forever」のプロジェクトも始動。「I ❤️ Andy Williams」と「Andy Williams Forever」のTシャツやフーディーなどが制作され、公式サイトを通じた収益はWilliamsの家族から複数の団体やチャリティへ寄付される。

「I ❤️ Andy Williams」は、Williams自身が2013年に精巣癌への支援金を集めるために制作したデザインを復刻したもの。「Andy Williams Forever」はAtomic Ruleのメンバーによってデザインされた。

Steve Miccicheはさらに、将来的なAndy Williams Foundation設立を目指して活動していく意向も明らかにしている。

 

故郷North TonawandaにAndy Williamsの銅像とベンチ

そして9月28日、Williamsを永久に記憶する新たなプロジェクトが明らかになった。

Williamsが育ったニューヨーク州North TonawandaのGratwick Parkに、「Andy Williams Memorial」として銅像とメモリアルベンチを建立する計画が進められている。

 

 

ファンもこのプロジェクトに参加できるよう、Andy Williams Foreverではオリジナルメッセージを刻印できるメモリアルブリックの販売を開始。購入されたレンガは、Gratwick Parkに作られるAndy Williams Memorialの一部として使用される。

Every Time I Dieのギタリストとして20年以上にわたり世界をツアーし、その後はThe Butcherとしてプロレスというまったく異なる世界でもキャリアを築いたWilliams。死去後に寄せられた言葉の多くでは、ミュージシャンやプロレスラーとしての実績だけでなく、周囲の人々への優しさ、誰でも仲間として迎え入れる姿勢、友人たちへの惜しみないサポートについて語られている。

音楽とプロレスという二つのコミュニティで築いたつながりは、死去から数週間を経てもさまざまな形で受け継がれている。North Tonawandaに計画されている銅像とベンチは、その記憶を故郷に残す新たな場所となる。

Andy Williams Forever
https://andywilliamsforever.com/

Memorial Brick
https://andywilliamsforever.com/products/memorial-brick

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