Bitoku (from Sailing Before The Wind)
https://twitter.com/SBTW_official
https://twitter.com/Bitoku_Bass
2020年も半分が終わろうとしております。その内の約半分は新型コロナウイルスの影響により全世界的にライブ活動が出来ない状況となりましたが、Bitoku
君にとって、どのような時間になりましたか?
未来への準備時間になりました。まとまった時間がとれたので、昔のデータを整理したり、制作環境を整えたり。
テンションが変わらないまま過ごしているせいか、家族や周りからは逆に心配されますw。「ライブできないのに全然悲しそうじゃないね?!」みたいな。
もちろんライブ(ツアー)できないのは悲しいですが、ただ悲観的になっても、自分の見方が変わるだけで事実は変わりません。少なくとも不平不満を言って自分の調子が上がったことはないので、ポジティブ思考を保っています。そもそもファンは、”愚痴を見るため”にフォローしてくれるのではないと思いますし。
自分はライブがなくてもnoteでコラムを書き続けられているので、それに救われた感はありますね。表現の場が0にならなかった。とにかく読んでくれる方のおかげです。ありがとうございます。
この半年で聴いたアルバムの中で、良かった作品を教えてください。
Harem Scarem – Change the World
フルアルバム15枚目にして、このタイトルをもってくる時点で感動してました。先行で出したシングル2曲のチョイスもうなずける。メロディセンスはいまさら言うまでもないのですが、さらに特筆すべきは音を抜くタイミング。とくにシングル(1曲目&4曲目)でのドラムの抜き方は神がかり的。メロディの速効性もありつつ浸透性もある作品で、聴く度に自分の中で評価が上がっています。
FM – Synchronized
曲が良いのは言わずもがな、ポイントは「2020年のリリース」として聴けること。「100弦ギターでドロップΩ」みたいな世界線の対極にある音楽ですが、決して古臭さは感じない。普遍性は時代性を超越できることの証明が、自然と行われている作品。とくに5曲目Brokenがヤバいですね、ベースラインも圧巻のクオリティ。
(先のHarem Scaremもそうですが)他の人間が、同じ機材を使って同じフレーズを弾いても、この説得力は出ないでしょう。
Bitoku君がプレイしているジャンルとは異なる音楽ジャンルの中で、この半年でよく聴いていたアーティストはいますか?もしあれば、最近気になっているジャンル、聴いてみたいと思っているジャンルについても教えてください。
Eric Ethridege, Dan + Shay, Seth Alley, Mitchell Tenpennyなど聴いています。noteを書くときのBGMとして。カテゴライズするならポップカントリー?でしょうか。Spotifyを芋づる式に漁っているだけなので、ジャンルはあんまり気にしたことがないです。
あとは、70’s-80’sのハードロックバンドをもう一度探求しています。Grand Funk Railroad, Atlanta Rhythm Section, KISSなど。聴いてなかったアルバムを1枚ずつ。
後追い世代ゆえに、バンドの歴史を踏まえながら聴けるのが良いですね。代表作や評価も定まっていますし、レビューも多い。レビューが多いからこそ、自分にはない視点から同じ曲を楽しめる。
……って、「温故知新」といえば聞こえは良いですけど、ぶっちゃけ自分はただ好きだから探求しています。無人島でもSpotifyへのアクセス権さえあれば、死ぬまで生きていけるでしょう。
映画や本で気に入ったものはありましたか?
『ブレーキ・ダウン』、面白かったです。たまたまテレビで流れていて見ました。
https://movies.yahoo.co.jp/movie/83683/
2020年下半期にはライブシーンが新しい形で戻ってくることを祈ります。Bitoku君は2020年の下半期に計画していることはありますか?言えることだけで問題ありませんので、ファンの皆様にメッセージをお願い致します。
まずライブについて。SBTWとしては、無理にせかせかライブする必要はないと思っています。そもそも、誰かに「やりなさい」と言われてやるものでもない。やるにしても僕が独断で決めはせず、一緒にプレイするバンドメンバーの考えを尊重したい。
もちろん無観客での配信や、さまざまな取り組みを否定するつもりはありません。僕らも既に決まっていたイベントはありますし、臨機応変に対応していきます。
新曲は、下半期に出るかもしれません。「未来への準備時間になりました」といったわりに、曲は一切作っていなくて…w。気まぐれな性格なので、気が向いたら制作します。
とはいえ、何もしてないわけでもなく。YouTubeは頻繁に更新しているので、ぜひチェックしてみてください。未公開だったライブ映像が見れます。