
GWARの創設メンバーで、Sexecutionerとして知られるChuck Vargaが死去した。68歳だった。Vargaは癌との闘病を続けており、GWARのCasey Orr(Beefcake The Mighty)が9月25日に訃報を伝えた。
Orrによれば、Vargaは妻Bambiに手を握られながら穏やかに息を引き取ったという。OrrはVargaをアーティスト、パフォーマー、そして一人の人間として称え、ともに過ごせたことで自身の人生が豊かになったと追悼。故Dave Brockie(Oderus Urungus)やCory Smootら、先に亡くなったGWARの仲間たちにも触れながら、Vargaを偲んだ。
1958年にヴァージニア州で生まれたVargaは、彫刻、舞台美術、特殊効果、コミックアート、パフォーマンスなど幅広い分野で活動したアーティスト。1980年代初頭にVirginia Commonwealth Universityで学んだ後、リッチモンドでSlave Pit Studiosを共同設立し、音楽と演劇、美術を融合させたGWARの形成に深く関わった。
GWARではSexecutionerを生み出して自ら演じ、ライブパフォーマンスだけでなく、衣装、セット、プロップ、コミックなどバンドを構成する視覚的な世界にも携わった。GWAR公式によれば、Vargaは8つの主要ツアープロダクションに参加し、アメリカとヨーロッパを合わせて1,000公演以上に出演している。
1990年のアルバム『Scumdogs Of The Universe』では、自身のキャラクターを題材にした「Sexecutioner」を歌唱。Vargaは後年、この曲のアイデアを自ら提案し、それまで経験のなかったソングライティングの世界へ足を踏み入れたことを振り返っていた。GWARが初期にそのコンセプトを確立していく過程でも重要な役割を担った人物のひとりだった。
Vargaは1997年にGWARを離れ、ニューヨークでブロードウェイ、映画、テレビ関連の仕事へ移行。その後も折に触れてGWARのステージへ復帰し、Sexecutionerとして出演していた。また、GWARの長編映像作品『Phallus in Wonderland』の共同制作にも携わっている。
2026年4月には、Vargaが癌と闘病していることをGWARが公表。彼を支援するための献血キャンペーンが開始され、6月には癌治療、ホスピスケア、医療機器、看護などの費用を支援するファンドレイジングも行われていた。
Official Website – https://gwar.net/