
イギリスのメタルコア・バンド DEFECTSが、ニューシングル「Where Did I Go Wrong」をリリースした。同曲は10月16日にMascot Recordsから発売される2ndアルバム『Artificial Icons』の3曲目に収録される。
「Where Did I Go Wrong」は、ボーカルのTony Maueがかつて助けようとした古い友人との関係をもとに書いた楽曲だ。大切な人が徐々に離れていく姿を目の前にしながら、自分には何も変えることができない。その時に抱いた強い無力感が、楽曲の出発点になったという。
Maueは、その経験について罪悪感、後悔、そしてわずかな希望が入り混じっていたと振り返る。何が間違っていたのかを何度も自問したものの、明確な答えは最後まで見つからなかった。その割り切れない感情が「Where Did I Go Wrong」の中心に置かれている。
ニューアルバム『Artificial Icons』では、こうした個人的な経験だけでなく、依存、不安定な生活環境、機能しない社会システム、壊れていく人間関係など、より広いテーマにも踏み込む。怒りや苛立ちを吐き出すだけではなく、それでも生き延びようとする本能が全体を貫いている。
先行曲「Signs」にはTriviumのMatthew K. Heafyがゲスト参加。戦争によって破壊された世界を舞台に、人々が苦しみ続ける現実や、混乱の中で意味や居場所を探す姿を描いた。
表題曲「Artificial Icons」では社会政治的な問題を取り上げ、「Heresy」では盲目的な信仰や偽りの希望と対峙。「All For Nothing」になると視点は内側へ向かい、Maue自身が過去に経験した薬物依存や孤独と向き合う。
制作はSleep TokenやBring Me The Horizonとの仕事でも知られるJim Pinderが担当。DEFECTSは前作『Modern Error』以降、大幅なメンバーチェンジを経験しており、新作ではTony MaueとJames Threadwellを軸に、ギターのOrlando Morris-Winmill、ドラムのRowan Jackを迎えた体制で制作を進めた。
Maueは『Artificial Icons』について、以前よりも自分たち自身を掘り下げ、成長するための余白を持つことができた作品だと説明している。単なる前作の延長ではなく、現在のDEFECTSがどこへ向かおうとしているのかを明確にする一枚だ。
バンドはこれまでTrivium、Northlane、Of Mice & Men、Orbit Culture、Funeral For A Friendらとヨーロッパをツアー。Download Festival、Rock Am Ring、Rock Im Park、Summer Breeze、Rock For People、Graspopなど大型フェスティバルにも出演してきた。
9月8日からはAllegaeon、GORODとともにUKツアーを開催。サウサンプトン、ノッティンガム、マンチェスター、バーミンガム、リーズを巡り、9月13日にロンドンのThe Underworldで最終公演を迎える。
『Artificial Icons』収録曲
1. Heresy
2. Artificial Icons
3. Where Did I Go Wrong
4. Signs feat. Matthew K. Heafy
5. Interlude
6. Critic
7. State Of Mind
8. Hollow
9. The Other Side
10. All For Nothing
11. Afterglow
『Artificial Icons』
2026年10月16日リリース
Mascot Records