アメリカ・南カリフォルニアのデスコア・バンド Carnifexが、ニューアルバム『More Than Misery』を11月6日にSumerian Recordsからリリースすることを発表した。あわせて、アルバム表題曲「More Than Misery」のオフィシャル・ミュージックビデオも公開されている。
『More Than Misery』は全10曲を収録し、CarnifexにとってSumerian Records移籍後初のフルアルバムとなる。5月に同レーベルとの契約発表とともに公開された「Roses & Rotting Corpses」も収録される。
ボーカルのScott Ian Lewisは、これまでのCarnifex作品では、自分自身がまだ苦しみの渦中にいる状態で、その経験を耐えながら歌詞を書いてきたと説明。今回の『More Than Misery』では初めて、“生き延びた後”の視点から言葉を書いているという。
アルバムタイトルには二重の意味が込められている。「More Than Misery」という言葉は、暗闇の先にさらに悪いものが待っているとも受け取れる一方、本作では「人生は自分が抱える苦しみよりも大きなものだ」という意味として使われている。
タイトル曲「More Than Misery」では、執着、孤立、自己嫌悪、毒のような関係性、抜け出すことができない苦痛の連鎖を描く。しかし曲が進むにつれて、その支配から徐々に解放され、最終的にはアルバムタイトルが示す考えへたどり着く構成となっている。
Lewisは新作について、苦しみが単に耐えるものではなく、自分自身を変えてしまうものになった時に何が起こるのかを描いた作品だとコメント。Carnifexにとって最も正直で、妥協なくブルータルな作品だと語っている。
音楽面では、Carnifexが2005年頃に持っていた初期の音楽性と、2026年現在の制作環境を組み合わせることを目標に制作された。ファーストウェーブ・デスコアの直接的な攻撃性、デスメタルの土台、近年の作品で強めてきたシンフォニックな空気感を融合しながら、ギターをサウンドの中心に据えている。
オーケストレーションはギターの存在感を補強するために使用され、楽曲はすべてライブで演奏することを前提に構築された。モッシュピットやサークルピットでどのように機能するのか、5人のメンバーがステージ上で実際に再現できるかという点まで意識してアレンジされている。
レコーディングはテネシー州で行われ、WhitechapelのZach Householderが制作に参加。ミックスはJeff Dunneが担当し、Carnifexにとって新たな制作チームとの作品となった。
収録曲「The Process Of Pain」にはENTHEOSのChaney Crabbがゲスト参加。アルバムにはこのほか、「No Gods Only Graves」「Coffin Crowned King」「Only The Dead」「Gothic Serpent」「Heart Made of Teeth」「Licking Love From A Knife」などが収録される。
Carnifexはアルバム発売前後も大規模なツアーを展開する。まずAll Shall Perishの『The Price Of Existence』20周年ツアーへ参加し、その後ヘッドライン公演やFurnace Fest出演を経て、10月末からはDespised Icon、Suffocationとのトリプル・ヘッドライン「Death Dominion Tour」を開催する。
同ツアーにはGates To Hellも参加し、ミュンヘン、ロンドン、マンチェスター、パリ、ミラノ、ウィーン、ワルシャワ、ベルリンなどヨーロッパ/UK各地を巡る。アルバム発売日の11月6日には、イギリス・シェフィールドで公演が予定されている。
『More Than Misery』収録曲
1. …and I Held Hands With Death
2. More Than Misery
3. The Process Of Pain feat. Chaney Crabb
4. No Gods Only Graves
5. Coffin Crowned King
6. Roses & Rotting Corpses
7. Only The Dead
8. Gothic Serpent
9. Heart Made of Teeth
10. Licking Love From A Knife
『More Than Misery』
2026年11月6日リリース
Sumerian Records
Official Website
https://www.carnifexmetal.com/
