来日迫るHalf Me、ニューアルバム『DOGMA』をリリース!メタルコアとインダストリアルを融合した全14曲を収録

ドイツ・ハンブルク出身のメタルコアバンドHalf Meが、セカンドフルアルバム『DOGMA』を2026年10月23日にArising Empireからリリースした。2023年のデビューアルバム『SOMA』以来、約3年ぶりとなるフルアルバムで、全14曲を収録。メタリック・ハードコアを基盤に、インダストリアルの要素や重厚なグルーヴ、感情的な表現を融合した作品となった。『DOGMA』は、現代社会が自らの崩壊に加担していく構造をテーマにしたコンセプトアルバム。恐怖や情報操作、意図的に作り出された対立によって人々が分断され、周囲の社会システムに疑問を抱くことさえ難しくなっていく状況を描いている。

バンドは、真実と虚偽の境界が曖昧になり、人々が無知や服従、自己破壊の循環に陥っていく現代社会を、過去の文明の興亡と重ね合わせたという。歴史は繰り返されないと信じる人間の傲慢さにも目を向け、社会が抱える問題をさまざまな角度から取り上げている。また、恐怖が増幅され、人為的な対立によって分断が進む一方、日々の生活を維持することに追われる人々には、物事を批判的に考える余裕すら失われていくという問題も作品の重要なテーマとなった。

バンドによると、アルバムはすでに取り返しのつかないほど社会が損なわれているかもしれないという前提から制作されたもの。明確な解決策や楽観的な結論を示すのではなく、絶対的な真実として受け入れてきた価値観や、社会を形作る仕組みそのものに疑問を投げかける内容だと説明している。

音楽面では、これまでのHalf Meが追求してきたメタリック・ハードコアやニューメタルの影響を受けたサウンドをさらに発展。鋭いギターリフや重厚なブレイクダウン、インダストリアルな音響表現、ダークな雰囲気を組み合わせ、激しさと緊張感のあるサウンドを追求した。

アルバムには、先行シングルとして公開された「Weather Eye」「Built On Your Blood」「Psalm」「King」などを収録。「Psalm」では激しさを抑えたグルーヴと陰鬱なメロディー、生々しいボーカルを中心に、従来とは異なるアプローチを採用した。一方の「King」は、罪悪感や裏切り、盲目的な信仰、自己破壊などを歌詞のテーマに掲げ、ヘヴィーなリフと圧迫感のある展開を組み合わせた楽曲となっている。

アルバムの発売に先駆けて、10月22日には終盤に収録された「Through Prayer」「IV. Melancholia」「Coup d’État」の3曲を連結したミュージックビデオも公開。監督はギタリストのChristopher Hesseが担当し、約5分半にわたる映像作品として制作された。

『DOGMA』収録曲

1. I. Acedia
2. No Oasis
3. Splinter In A Rusted Crown
4. II. Ira
5. Weather Eye
6. Fear Is The New Belief
7. Psalm
8. Hochgeboren
9. Built On Your Blood
10. III. Cholera
11. King
12. Through Prayer
13. IV. Melancholia
14. Coup d’État

『DOGMA』
2026年10月23日リリース
Arising Empire

Streaming / Listen
https://arisingempire.com/halfme

Streaming / Apple Music
https://music.apple.com/us/album/dogma/6797857854

Record Label / Artist Information
https://arising-empire.com/artists/half-me/built-on-your-blood

 

【ツアー情報】

PROMPTS pre.
『PARASITE DREAM RELEASE TOUR 2026』

2026年11月13日(金)
東京・渋谷clubasia
w/ HALF ME / Graupel

2026年11月19日(木)
大阪・YOGIBO HOLY MOUNTAIN
w/ HALF ME / HIKAGE

2026年11月20日(金)
愛知・名古屋RAD HALL
w/ HALF ME / AFTERVOID

Ticket
https://eplus.jp/prompts/

Parkway Drive、音楽ドキュメンタリー映画『HOME』の日本プレミア上映決定!Winston McCallが来日&サイン会も開催

オーストラリアのメタルコアバンドParkway Driveの音楽ドキュメンタリー映画『HOME』が、2026年11月25日に東京・シネマート新宿で一夜限りの日本プレミア上映会を開催することが決定した。当日はボーカリストのWinston McCallが来日して登壇し、上映後にはサイン会も予定されている。

『HOME』は、2025年6月9日にオーストラリア・シドニーのSydney Opera Houseで開催された、フル・シンフォニー・オーケストラとの特別公演と、その舞台裏を記録した音楽ドキュメンタリー。20年以上にわたって世界各地のフェスティバルやアリーナで活動してきたParkway Driveが、自身の楽曲をオーケストラとともに再構築するという新たな試みに挑んだ様子を描いている。

映画では、オーケストラとの共演に向けた準備や創作過程で生まれた緊張、メンバーたちの葛藤に加え、特別な公演を見届けるために世界各地から集まったファンの姿も収録。これまで築いてきた音楽的なアイデンティティを失うことなく、バンドがどこまで進化できるのかという問いを軸に、ステージ上のパフォーマンスとその裏側に迫る作品となった。映画の監督はAllan HardyとMacario De Souzaが担当。公式YouTubeチャンネルでは予告編も公開されており、オーケストラとの共演によって新たなアレンジが施された楽曲や、公演に向けたバンドの取り組みを確認できる。

今回の日本プレミア上映会は、11月25日(水)18時40分からシネマート新宿のスクリーン1で開催。Winston McCallが来場して登壇するほか、映画上映後にはサイン会が予定されている。さらに会場内にはポップアップストアも設けられ、バンドのオフィシャルグッズやポスター、音源などが販売される予定だ。

チケット料金は税込3,000円で、10月28日12時から劇場のオンライン予約サイトで販売が開始された。残席がある場合に限り、翌日から劇場窓口でも追加販売される。

また、映画で描かれる公演を収録したライブアルバム『HOME – Live At The Sydney Opera House』が、2026年12月4日にリリースされることも決定している。

本作には「Carrion」「Horizons」「Prey」「Wild Eyes」など、バンドのキャリアを代表する楽曲を中心に全20曲を収録。オーケストラとの共演に加え、「Shadow Boxing」にはNooky、「A Deathless Song」にはJenna McDougallがゲスト参加している。アルバムは輸入盤3LP、2CD、デジタル配信で発売予定。バンドの公式ストアでは複数のカラーバリエーションを用意したアナログ盤も展開されており、Banksia Gold仕様は世界限定1,000枚で販売される。

『HOME』Live at the Sydney Opera House PREMIER

2026年11月25日(水)
東京都・シネマート新宿 スクリーン1
START 18:40

登壇:Winston McCall(Parkway Drive)
上映後サイン会予定
会場内ポップアップストア開催予定

チケット料金:3,000円(税込)

オンライン予約開始:2026年10月28日(水)12:00
※残席がある場合のみ翌日から劇場窓口でも販売。

『HOME – Live At The Sydney Opera House』収録曲

Disc 1

1. Welcome To The Country (feat. Matthew Doyle)
2. Home Is For The Heartless
3. Glitch
4. Prey
5. Carrion
6. Soul Bleach
7. Horizons
8. Shadow Boxing (feat. Nooky)
9. Chronos
10. The Colour Of Leaving

Disc 2

1. The Greatest Fear
2. Cemetery Bloom
3. The Void
4. Drums Of War
5. Dark Days
6. Darker Still
7. Crushed
8. A Deathless Song (feat. Jenna McDougall)
9. Sacred
10. Wild Eyes

『HOME – Live At The Sydney Opera House』
2026年12月4日リリース
3LP / 2CD / デジタル配信

Ticket – Japan Premiere
https://cinemart.cineticket.jp/theater/shinjuku/screen/10/select_seat

Pre-order / Streaming
https://silentrade.ffm.to/parkway-drive-prey-live-at-the-sydney-opera-hous

Official Film Information
https://www.parkwaydriverock.com/pages/home-landing

ニューヨークを拠点に活動する日本語ハードコアパンク・バンド “Nisemono 偽者”、大注目の新作『目の前で大虐殺を目撃した後、どうすればこの世界で、これまで通りに生き続けていけるというのか?』リリース!

アメリカ・ニューヨークを拠点とするDビート/ハードコア・パンクバンドNisemono 偽者が、新作『目の前で大虐殺を目撃した後、どうすればこの世界で、これまで通りに生き続けていけるというのか?』を2026年10月にToxic State Recordsからリリースした。全4曲を収録した作品で、デジタル配信に加えて7インチアナログ盤も発売されている。

本作には「目の前」「軍国主義」「不眠症」「残酷」の4曲を収録。レーベルは、日本にルーツを持つニューヨークのDビート・ユニットによる新作と紹介しており、Framtid、Infernöh、Meanwhileなどのファンに向けた作品として位置づけている。

Nisemono 偽者は、ニューヨークのパンク/ハードコアシーンで活動するバンド。2021年12月には6曲入りのデモ作品『Demo』を発表し、Toxic State Recordsから150本限定のカセットテープも発売された。「偽者」「無常」「反帝国」「隔離」「諦めたい」「右翼殺せ」といった日本語タイトルの楽曲が収録されている。

2025年3月には9曲入りのセルフタイトルアルバム『Nisemono 偽者』をリリース。「偽者 Pt. 2」「酷い思い出」「疲れて来た」「建前」「不安な人生」「右翼反対」などを収録し、引き続きToxic State Recordsから作品を発表してきた。

前作はTyeとRyanの2人によって制作されていたが、今回の新作にはTye、Ryan、Kyokoの3人がクレジットされている。レコーディングはD4MT LabsでJoe Nelsonが担当し、ミックスとマスタリングはSasha Stroudが手掛けた。

アートワークは、ニューヨークのパンクシーンで数多くの作品に携わってきたAlexander Heirが担当。7インチアナログ盤には、同氏が制作したアートワークを使用した印刷ジャケットが付属する。

なお、リリース日はアーティストの公式Bandcampで2026年10月23日、Toxic State RecordsのBandcampでは10月13日と異なる日付が記載されている。作品は両方のBandcampページに掲載され、Toxic State Recordsの公式ストアでも7インチ盤が販売されている。

『目の前で大虐殺を目撃した後、どうすればこの世界で、これまで通りに生き続けていけるというのか?』収録曲

1. 目の前 (Menomae)
2. 軍国主義 (Gunkoku Shugi)
3. 不眠症 (Fuminshō)
4. 残酷 (Zankoku)

『目の前で大虐殺を目撃した後、どうすればこの世界で、これまで通りに生き続けていけるというのか?』
2026年10月リリース
Toxic State Records

フォーマット:7インチアナログ盤 / デジタル配信

Bandcamp – New Release
https://nisemono.bandcamp.com/album/-

Bandcamp – Toxic State Records
https://toxicstaterecords.bandcamp.com/album/nisemono

Official Store
https://www.toxicstaterecords.com/records

Suicide Silence、ニューシングル「Reminders Of Hell」を公開!ドラマーErnie Iniguezのプレイスルー映像も

Photo Credit: Chris Michael Media

アメリカ・カリフォルニア州出身のデスコアバンドSuicide Silenceが、ニューシングル「Reminders Of Hell」を2026年10月22日に公開した。同曲は11月20日にCentury Media Recordsからリリースされる8枚目のスタジオアルバム『Graceless』の収録曲で、ドラマーErnie Iniguezによるドラム・プレイスルー映像も公開されている。「Reminders Of Hell」は、アルバムのタイトル曲「Graceless」、9月に公開された「Make Your Exit」に続く3曲目の先行シングル。バンドは新曲について、これまでに公開した2曲とは異なる多面的な要素を持ち、ヘッドバンギングを誘う楽曲だと説明。今回の公開に合わせて、Ernie Iniguezのドラミングを収めた映像も楽しんでほしいとコメントした。

プレイスルー映像では、Ernie Iniguezによる楽曲全編のドラム演奏を収録。バンドがデスコアを基盤に追求してきたリズムアプローチや、テクニカルな演奏を確認できる内容となった。

新作『Graceless』は、2023年のアルバム『Remember… You Must Die』以来、約3年ぶりとなるフルアルバム。全11曲を収録し、Psycho-Frameなどで活動するHunter Youngと、The Devil Wears Pradaなどの作品を手掛けてきたAustin Coupeがプロデュースを担当した。

本作では、バンドが2000年代初頭に築き上げたデスコアの原点を改めて追求。デスメタルの攻撃性とハードコア・パンクの精神、ニューメタルのグルーヴを組み合わせ、初期作品の持つ衝動を現代のSuicide Silenceとして表現することを目指したという。ギタリストのChris Garzaは、今回の制作について、Suicide Silenceというバンドそのものに忠実であることを重視したと説明。余計なことを考えず、若い頃と同じように純粋な気持ちでヘヴィーな音楽を演奏するという、バンド本来の制作姿勢へ立ち返ったことを明かしている。

Suicide Silenceは2000年代初頭にカリフォルニア州リバーサイドで結成。2007年のデビューアルバム『The Cleansing』をはじめ、2009年の『No Time to Bleed』、2011年の『The Black Crown』などを発表し、デスコアの発展に大きな役割を果たしてきた。

現在のメンバーはEddie Hermida(Vo)、Mark Heylmun(Gt)、Chris Garza(Gt)、Dan Kenny(Ba)、Ernie Iniguez(Dr)の5人。新作『Graceless』は、初期の音楽的なルーツを見つめ直しながら、現在のラインナップによるバンドの方向性を提示する作品として制作された。

アルバムは通常CD、アナログ盤、デジタル配信で発売。アナログ盤には複数の限定カラーバリエーションが用意され、EMPやImpericon、バンドの公式ストアなどで予約受付が行われている。また、Suicide Silenceはアルバムの発売に先駆け、11月6日から北米ヘッドラインツアー『Reminders Of Hell Tour』を開催する。Emmure、AngelMaker、Synestiaがサポートアクトとして参加し、カリフォルニア州リバーサイドで開幕。その後はヒューストン、ダラス、アトランタ、フィラデルフィア、ニューヨーク、トロント、シカゴ、デンバーなどを巡り、12月13日のロサンゼルス公演まで続く予定だ。

『Graceless』収録曲

1. Graceless
2. Unenlightened
3. Make Your Exit
4. Rotting Inside
5. Cursed Since Birth
6. Incisions
7. Parasitic
8. Reminders Of Hell
9. NVRFXLD
10. Devoured Dreams
11. Sour

『Graceless』
2026年11月20日リリース
Century Media Records

Streaming / Listen – Reminders Of Hell
https://centurymedia.bandcamp.com/track/reminders-of-hell

Pre-order / Pre-save – Graceless
https://suicidesilence.lnk.to/Graceless-Album

Bandcamp – Graceless
https://centurymedia.bandcamp.com/album/graceless-24-bit-hd-audio

Dayseeker、シンセウェイヴ・ユニットThe Midnightとコラボし「Shapeshift」再録!2027年2月には新作『Creature In The Black Night Redux』リリース決定&マイケミカバーも

アメリカ・南カリフォルニア出身のポスト・ハードコアバンドDayseekerが、アルバム『Creature In The Black Night』の拡張版となる『Creature In The Black Night Redux』を2027年2月26日にSpinefarm Recordsからリリースすることを発表した。The MidnightによるリミックスやMy Chemical Romanceのカバー、ライブ音源などを追加した全20曲入りの作品で、発表に合わせて「Shapeshift (feat. The Midnight)」のリミックスとリリックビデオも公開された。

『Creature In The Black Night Redux』は、2025年10月24日に発売されたアルバム『Creature In The Black Night』のオリジナル収録曲11曲に、新たな音源9曲を追加した拡張版。シンセウェイヴ・ユニットThe Midnightによる6曲のリミックスに加え、My Chemical Romanceの「The Ghost of You」のカバー、SiriusXM Octaneで披露された「Shapeshift」と「Crawl Back To My Coffin」のアコースティック・ライブ音源を収録する。今回先行公開された「Shapeshift」のリミックスは、The Midnightとのコラボレーションによって制作された楽曲。オリジナルの持つメロディーを基盤に、1980年代のシンセウェイヴを取り入れたアレンジが施されている。

ボーカリストのRory Rodriguezは、以前から「Shapeshift」をピアノで穏やかに演奏することがあったと説明。そのバージョンをThe Midnightに送り、80年代風のシンセウェイヴへと生まれ変わった音源を初めて聴いた際には、大きな驚きを感じたという。原曲を完全に再構築した作品として、今回のコラボレーションに強い満足感を示した。

一方、The MidnightのTim McEwanは、以前からメタルシーンに深いつながりを感じていたことを明かした。長年にわたって「metalwave(メタルウェイヴ)」と呼ぶジャンルを作りたいと考えており、Dayseekerとのコラボレーションは、その構想を実現するための最初の一歩だと語っている。

アルバムには「Shapeshift」のほか、「The Ghost of You」「Crawl Back To My Coffin」「Bloodlust」「The Living Dead」「Creature In The Black Night」のリミックスを収録。「Bloodlust」にはGabi Rose、「The Living Dead」にはsace6がゲスト参加し、それぞれThe Midnightによる新たなアレンジが加えられた。

また、My Chemical Romanceの「The Ghost of You」は、2004年のアルバム『Three Cheers For Sweet Revenge』に収録された楽曲。Rory Rodriguezは、この曲がバンドのメンバー全員にとって懐かしい存在であると説明し、Dayseeker自身の音楽性やイメージに合わせて再構築することを目指したと振り返った。

今回の拡張版についても、The Midnightとの共同制作によって既存の楽曲をこれまでとは異なる形で表現できたことを光栄に思うとコメント。原曲とは異なる魅力を持つ作品として、新たなリスナーにも届けたいという思いを明かしている。

Dayseekerは2012年に南カリフォルニアで結成。現在はRory Rodriguez(Vo)、Ramone Valerio(Ba)、Zac Mayfield(Dr)を中心に活動しており、ポスト・ハードコアを基盤にオルタナティブ・ロックやエレクトロニック・ミュージックなどの要素を取り入れた音楽性を展開してきた。

2019年のアルバム『Sleeptalk』ではメロディーやアンビエントな音響表現を強め、2022年の『Dark Sun』ではRory Rodriguezが父親を亡くした経験を作品に反映。2025年の『Creature In The Black Night』ではホラーを思わせるビジュアルや暗い世界観を取り入れ、従来のメロディックなアプローチにヘヴィーなギターリフやスクリームを融合した。オリジナルアルバムはDaniel Braunsteinがプロデュースを担当し、Zakk Cerviniがミックスを手掛けた作品。「Crawl Back To My Coffin」はアメリカのロックラジオチャートでバンド初の1位を獲得しており、「Shapeshift」もロックラジオで放送されている。

『Creature In The Black Night Redux』はデジタル配信のほか、2枚組CDと2枚組アナログ盤で発売。アナログ盤には2種類のカラーバリエーションが用意され、バンドの公式ストアで予約受付が開始された。また、Dayseekerは2026年10月30日から、Motionless In Whiteのアメリカツアー『The Sweat And Blood Tour』の第2弾に参加する。The Devil Wears Prada、Dark Divineとともに出演し、Motionless In Whiteのダイレクトサポートを担当。11月20日のピッツバーグ公演まで全14公演が予定されている。

『Creature In The Black Night Redux』収録曲

1. Pale Moonlight
2. Creature In The Black Night
3. Crawl Back To My Coffin
4. Shapeshift
5. Soulburn
6. Bloodlust
7. Cemetery Blues
8. Nocturnal Remedy
9. The Living Dead
10. Meet The Reaper
11. Forgotten Ghost
12. The Ghost of You (My Chemical Romance Cover)
13. Shapeshift (feat. The Midnight) (The Midnight Remix)
14. The Ghost of You (The Midnight Remix)
15. Crawl Back To My Coffin (The Midnight Remix)
16. Bloodlust (feat. Gabi Rose) (The Midnight Remix)
17. The Living Dead (feat. sace6) (The Midnight Remix)
18. Creature In The Black Night (The Midnight Remix)
19. Shapeshift – Stripped (Live on SiriusXM Octane)
20. Crawl Back To My Coffin – Stripped (Live on SiriusXM Octane)

『Creature In The Black Night Redux』
2027年2月26日リリース
Spinefarm Records

Pre-order / Official Store
https://dayseeker.band/

Official CD Pre-order
https://dayseeker.band/products/creature-in-the-black-night-redux-cd

Official Website / Tour Info
https://dayseeker.band/

Bad Wolves、故Dolly Partonの歌声を迎えた「Jolene」新バージョンをリリース!ミュージックビデオも

credit_EvanAparicio

アメリカのハードロック/メタルバンドBad Wolvesが、カントリー音楽界のレジェンドDolly Partonのボーカルをフィーチャーしたニューシングル「Jolene (With Dolly Parton)」を2026年10月23日にBetter Noise Musicからリリースした。Dolly Partonが生前に録音した歌声を使用した新バージョンで、ナッシュビルの音楽学校School of Rockの生徒たちが参加したミュージックビデオも公開されている。

「Jolene」は、Dolly Partonが1970年代に発表した代表曲の一つ。Bad Wolvesは2026年8月31日に同曲をヘヴィーなロックアレンジでカバーし、Dolly Partonへの追悼作品としてリリースしていた。今回の新バージョンでは、当初から計画されていた本人とのコラボレーションが、残された音源を通じて実現することとなった。

このプロジェクトは、Bad Wolvesの新ボーカリストSara “Killboy” SkinnerがDolly Partonの熱心なファンであり、以前から「Jolene」のカバー動画を投稿していたことをきっかけにスタート。バンドは次のアルバムに向けて同曲のカバーを制作し、完成した音源をDolly PartonのマネージャーであるDanny Nozellへ送ったという。

Dolly Parton本人もBad Wolvesによるアレンジを気に入り、ゲストボーカルとして参加することを了承していた。バンドはレコーディング用の音源データを彼女の制作チームへ送付し、スタジオでの共演に向けて準備を進めていたものの、Dolly Partonは2026年8月に逝去。予定されていた新たなボーカルレコーディングは実現しなかった。

その後、Dolly Partonの制作チームが過去に録音されたボーカルの個別音源を提供し、新バージョンの制作が進められた。ミックスは彼女の長年のプロデューサーであるKent Wellsが担当。遺族の支援と承認のもと、Bad Wolvesの演奏とDolly Partonの歌声を組み合わせた音源が完成した。

2026年10月には、Bad WolvesのメンバーとBetter Noise MusicのスタッフがDolly Partonの制作チームとNOZ Studiosに集まり、完成した楽曲を初めて一緒に試聴。この経験をきっかけに、バンドは次世代のミュージシャンたちにもプロジェクトへ参加してもらうことを決めた。

今回公開されたミュージックビデオには、ナッシュビルのSchool of Rockで音楽を学ぶ生徒たちが出演。Bad Wolvesのメンバーとともに「Jolene」を演奏する姿が収められており、世代を超えた音楽のつながりを表現した映像作品となっている。

ドラマーでバンドの創設者でもあるJohn Boecklinは、Dolly Partonが設立した慈善団体のために資金を集められることを光栄に思うとコメント。School of Rockの子どもたちと協力できたことについても、素晴らしい経験だったと振り返った。

今回のシングルから得られる収益は、8月に発表されたオリジナルのカバーバージョンと同様に、Dolly Partonが設立した慈善団体Dolly Parton’s Imagination Libraryへ寄付される。同団体は1995年に設立され、子どもたちの識字能力の向上と読書習慣の育成を目的に活動。アメリカ、カナダ、イギリス、オーストラリア、アイルランドなどで、出生から5歳までの子どもたちへ毎月無料で本を届ける取り組みを行ってきた。

1995年の設立から現在までに配布された書籍は3億冊を超え、毎月300万冊以上を家庭へ届けている。Better Noise Musicの会長Allen Kovacも今回のプロジェクトについて、音楽を通じてDolly Partonが残した社会貢献活動を支援し、次の世代により良い未来を届けることの重要性を強調した。

Bad WolvesはJohn Boecklinを中心に結成されたバンドで、2018年に発表したThe Cranberriesの「Zombie」のカバーが大きな成功を収めたことで知られる。2026年にはSara “Killboy” Skinnerを新ボーカリストに迎え、シングル「Paint It Red」を発表するなど、新体制での活動をスタートさせている。

「Jolene (With Dolly Parton)」
2026年10月23日リリース
Better Noise Music

Streaming / Listen
https://badwolves.lnk.to/Jolene-FeatDollyParton

Dolly Parton’s Imagination Library
https://imaginationlibrary.com/

Official Website
https://badwolvesnation.com/

Wolves In The Throne Room、5年ぶりのニューアルバム『Estuary』をリリース!文明崩壊から1000年後の世界を描くブラックメタル&デスメタル

アメリカ・ワシントン州オリンピア出身のアトモスフェリック・ブラックメタルバンドWolves In The Throne Roomが、ニューアルバム『Estuary』を2026年10月23日にリリースした。2021年の『Primordial Arcana』以来、約5年ぶりとなるフルアルバムで、全6曲、約48分を収録。北米ではRelapse Records、それ以外の地域ではCentury Media Recordsから発売されている。

『Estuary』は、文明が崩壊してから1000年後の未来を舞台にしたコンセプトアルバム。大災害を生き延びた人々が、荒廃した都市や廃墟を彷徨い、突然変異した生物や異世界へと通じる門が存在する世界で、新たな宗教や神話を形成していく物語が描かれる。

ボーカル/ギターのNathan Weaverは、文明が消滅し、自然が再び世界を取り戻すという考えに、以前から不思議な安らぎを感じていたと説明。そうした世界でひとり静かに過ごすことを想像してきたといい、バンドが長年扱ってきた自然と人間の関係を、今回の作品ではより中心的なテーマとして掘り下げたという。

音楽面では、これまでのアトモスフェリック・ブラックメタルを基盤に、インダストリアルなノイズやゴシック・ロックの影響を取り入れた作品。巨大な空間で録音されたドラムや機械音のサンプリング、低音を重視したベース、ゴシック的なギターサウンドなどを組み合わせ、従来とは異なる音響表現を追求した。

ギタリストのKody Keyworthは、Cocteau Twinsの『Garlands』やLyciaの『Wake』を思わせるギターサウンドを取り入れながら、ブラックメタルとしての激しさを維持することを目指したと説明。Aaron Weaverも、インダストリアルなサンプルと大きなホールで録音したドラム、アトモスフェリックなギターが作品の音響的な中心になっていると語った。

アルバムに収録された「Knights of Tiamat」は、Kody Keyworthが約2年前、ドイツツアー中に見た夢から着想を得た楽曲。夢の中では、文明崩壊後の未来を生きる少数の人類が小さな部族を形成し、かつて発電に使用されていた巨大な風力タービンを神聖な存在として崇拝していたという。

人々はその構造物が何のために作られたのかを知らず、失われた文明の遺物として宗教的な意味を与えていた。Kody Keyworthは、文明の崩壊後に人類がどのような神話や宗教を生み出すのかという発想に強く惹かれ、その夢がアルバム全体の世界観を形作る重要なきっかけになったと振り返っている。

また、先行シングルとして公開された「Ghosts Among the Obelisks」では、旧世界の低地を離れた戦士が、山奥に存在する伝説的な聖域を目指す物語を描写。崩れたコンクリートや錆びた金属が残る廃墟を通り抜け、善悪さまざまな精霊と遭遇する旅が展開される。ミュージックビデオはNathan Weaverが監督を務めた。

続いて公開されたタイトル曲「Estuary」のミュージックビデオも、バンド自身が制作を担当。廃墟となった都市や崩壊した鉄道、植物に覆われた産業施設などを舞台に、文明が失われた後の世界を表現した。作品のタイトルである「Estuary」は河口域を意味し、淡水と海水が交わる場所を、再生や変容を象徴する空間として描いている。

アルバムのプロデュースはWolves In The Throne Room自身が担当し、大部分のレコーディングはワシントン州オリンピアにあるバンド所有のOwl Lodge Studioで実施。ドラムは同州アナコルテスにある、かつて教会だった建物を改装したThe Unknownで、Nicholas Wilburが録音を担当した。

今回のレコーディングには、ライブベーシストとして活動してきたGalen Baudhuinも参加。Aaron Weaverは、ブラックメタルでは見過ごされがちな低音域を作品に取り入れるうえで、Galenの存在が大きな役割を果たしたと説明。バンドのルーツである伝統的なヘヴィーメタルやクラストパンクの要素を反映するためにも、ベースの低音を重視したという。

本作の制作にはNathan Weaver(Vo/Gt)、Aaron Weaver(Dr/Synth/Vo)、Kody Keyworth(Gt/Vo)、Galen Baudhuin(Ba/Vo)の4人が参加。ブラックメタルと自然、神話、テクノロジーを結びつけた全6曲が収められた。

Wolves In The Throne Roomは2003年に結成され、2006年のデビューアルバム『Diadem of 12 Stars』以降、アメリカ北西部の自然環境と結びついたカスケイディアン・ブラックメタルの代表的なバンドとして活動を続けてきた。2007年の『Two Hunters』、2011年の『Celestial Lineage』、2017年の『Thrice Woven』などを発表し、2023年にはEP『Crypt of Ancestral Knowledge』をリリースしている。

新作の発売に合わせて、ヨーロッパ/イギリスツアー『Knights of Tiamat Tour』も開幕。10月23日のドイツ・ライプツィヒ公演から11月14日のノルウェー・オスロ公演まで各地を巡り、WormとFinal Doseがサポートアクトとして参加する。11月13日のヨーテボリ公演にはRotting Christも出演予定だ。

ツアー日程は以下のとおり。

2026年

10月23日(金)ドイツ・ライプツィヒ / UT Connewitz
10月24日(土)オランダ・マーストリヒト / Samhain Festival
10月25日(日)ベルギー・ブルージュ / Bruges is Doomed
10月26日(月)ドイツ・ハンブルク / Übel & Gefährlich
10月27日(火)ドイツ・ベルリン / Hole 44
10月28日(水)ドイツ・エッセン / Turock
10月29日(木)ドイツ・ミュンヘン / Backstage – Halle
10月30日(金)ドイツ・シュトゥットガルト / Im Wizemann
10月31日(土)チェコ・プラハ / Futurum
11月1日(日)オーストリア・ウィーン / Simm City
11月3日(火)ポーランド・クラクフ / Hype Park
11月4日(水)クロアチア・ザグレブ / Močvara
11月5日(木)イタリア・ミラノ / Legend Club
11月6日(金)スイス・アーラウ / Kiff
11月7日(土)フランス・ヴォレアル / Le Forum
11月8日(日)イギリス・マンチェスター / Damnation Festival
11月9日(月)イギリス・ロンドン / O2 Academy Islington
11月11日(水)デンマーク・コペンハーゲン / Pumpehuset
11月12日(木)スウェーデン・ストックホルム / Slaktkyrkan
11月13日(金)スウェーデン・ヨーテボリ / Momentum
11月14日(土)ノルウェー・オスロ / John Dee

バンドは2027年初頭にアメリカでのツアーも予定しており、詳細は今後発表される見込みだ。

『Estuary』はCD、アナログ盤、カセット、デジタル配信などの形態で発売。Century Media Recordsからは限定メディアブックCDに加え、複数のカラーバリエーションを用意したアナログ盤も展開されている。

『Estuary』収録曲

1. Estuary
2. Knights of Tiamat
3. Foretold in Reflections
4. The Orca Cliffs
5. Ghosts Among the Obelisks
6. Wretched Spirits, Land of the Light

『Estuary』
2026年10月23日リリース
Century Media Records(北米以外)
Relapse Records(北米)

※6曲目は北米版では「Wretched Spirits, Land of Light」と表記。

Streaming / Listen

Bandcamp – International Edition
https://wolvesinthethroneroom.bandcamp.com/album/estuary-international-edition-24-bit-hd-audio

Official Music Video – Estuary

Official Music Video – Ghosts Among the Obelisks

Official Website / Tour Info
https://wittr.com/

Polyphia、4年ぶりのニューアルバム『Be Not Afraid』をリリース!新曲「Let There Be Light」のMV公開

POLYPHIA PHOTO: ANNA LEE

アメリカ・テキサス州出身のインストゥルメンタル・ロックバンドPolyphiaが、5枚目のスタジオアルバム『Be Not Afraid』を2026年10月23日にRise Recordsからリリースした。2022年の『Remember That You Will Die』以来、約4年ぶりとなるフルアルバムで、全12曲を収録。発売に合わせて、オープニングトラック「Let There Be Light」のミュージックビデオも公開された。

「Let There Be Light」のミュージックビデオは、Hand Crank FilmsのCaleb Youngが監督を担当。ギタリストのScott LePageによると、同曲はアルバム全体の制作過程を通じて、特に強い愛着を持ち続けてきた楽曲の一つだという。アルバムの方向性を決定づけた最初期のアイデアから生まれ、制作が進むたびにさまざまなパートを追加、削除しながら完成へと近づいていった。Scott LePageは、今でもさらに手を加え続けられると感じるほど、制作の可能性が広がる楽曲だったと振り返っている。

新作『Be Not Afraid』は、プログレッシブ・ロックやメタルを基盤としながら、ハウスミュージックやエレクトロニックなビート、サンプリングなどを融合した作品。Tim HensonとScott LePageによるギターワークを中心に、さまざまなジャンルの要素を組み合わせ、従来のインストゥルメンタル・ロックの枠組みを広げる音楽性を追求している。

アルバムでは善と悪という対照的な概念をテーマに掲げ、明るく高揚感のある世界と、不気味で恐怖を感じさせる世界の両極端を表現。Tim Hensonは、作品を通じて異なる二つの感情や雰囲気を行き来する構成になっており、自分自身でも聴いていて恐怖を覚える瞬間があると説明した。

制作は2024年から2025年にかけて、マイアミ、ロサンゼルス、ダラスなど複数の都市で実施。共同プロデューサーのRJ PasinやギタリストのSpiro Dussiasとともに、楽曲のアイデアを発展させていった。

今回、Tim Hensonは作曲方法にも新たなアプローチを導入。まずメロディーを声に出して歌い、そのフレーズをギターに置き換えるという手法を採用した。そこから他のメンバーがリアルタイムでアイデアを加え、バンド全体で楽曲を完成させていく制作スタイルが取られたという。

Tim Hensonは、アルバム自体は発売の数か月前に一度完成していたものの、作品への強い思いから発売の約1週間前まで制作を続けていたと説明。また、Ye(Kanye West)のSunday Serviceで歌唱経験を持つクワイアのメンバーと共演できたことについても言及し、以前から実現したかった経験の一つだったと喜びを語った。

本作に先駆けてPolyphiaは、2026年6月に約4年ぶりのニューシングル「Can You Feel It」を発表。メタルとダンスミュージックを融合した楽曲として公開され、その後も「Power In The Blood」「With Eyes To See」を立て続けにリリースしてきた。

Polyphiaは2010年にテキサス州で結成された4人組。Tim Henson(Gt)、Scott LePage(Gt)、Clay Gober(Ba)、Clay Aeschliman(Dr)のメンバーで活動し、高度な演奏技術を軸に、ロック、メタル、ヒップホップ、エレクトロニック・ミュージックなどを融合した音楽性で知られる。

これまでに『Muse』(2014年)、『Renaissance』(2016年)、『New Levels New Devils』(2018年)、『Remember That You Will Die』(2022年)を発表。前作『Remember That You Will Die』はBillboardのTop Hard Rock Albumsチャートで1位を獲得し、Billboard 200でもトップ40入りを果たした。

また、過去にはSteve Vai、Chino Moreno(Deftones)、Sophia Black、SNOTら幅広いジャンルのアーティストともコラボレーション。ギターを中心としたインストゥルメンタル・ミュージックを独自の方向へと発展させてきた。

ニューアルバムのリリース後には、世界各地を巡るツアーも予定。2026年11月18日のスイス・チューリッヒ公演を皮切りに、フランス、スペイン、イタリア、ドイツ、オランダ、イギリスなどを訪問し、12月16日のロンドン公演までヨーロッパツアーを開催する。全公演にPerturbatorとRJ Pasinがサポートとして参加する。

2027年2月5日からは北米ツアーをスタート。フェニックス、ロサンゼルス、シカゴ、トロント、ニューヨーク、ボストンなどを巡り、3月20日のダラス公演まで開催される。北米公演にはRJ PasinとLadronesが参加し、一部公演ではIntervalsも出演予定だ。

『Be Not Afraid』収録曲

1. LET THERE BE LIGHT
2. WITH EYES TO SEE
3. SCREWTAPE
4. POWER IN THE BLOOD
5. THEY KNOW NOT WHAT THEY DO
6. MARK OF THE BEAST
7. CAN YOU FEEL IT
8. NEAR DEATH
9. J-BOMB
10. DENY THE FLESH
11. DEVIL GET BEHIND ME
12. FEAR GOD

『Be Not Afraid』
2026年10月23日リリース
Rise Records

Streaming / Listen
https://polyphia.lnk.to/BENOTAFRAID

Official Store
https://polyphia.com/

Official Tour Info
https://polyphia.com/pages/tour

Metallica、18年ぶりに演奏した「Devil’s Dance」のライブ映像を公開!新時代の映像体験で演出したラスベガスSphereでの公演から

Metallicaが、2026年10月3日にアメリカ・ラスベガスのSphereで披露した「Devil’s Dance」の公式ライブ映像を公開した。同公演は10月1日に開幕したレジデンシー公演『Life Burns Faster』の2日目にあたり、1997年のアルバム『ReLoad』に収録された同曲が約18年ぶりにライブで演奏された。

「Devil’s Dance」が最後に披露されたのは、2008年6月7日にドイツのニュルブルクリンクで開催されたRock am Ringでの公演。それ以来、バンドのセットリストから外れていた楽曲が、18年以上の時を経てラスベガスで復活した。なお、同曲がラスベガスで演奏されたのは今回が初めてとなる。

「Devil’s Dance」は、James HetfieldとLars Ulrichが作曲し、1997年11月18日に発売されたアルバム『ReLoad』の3曲目に収録された楽曲。同作には「Fuel」「The Memory Remains」「The Unforgiven II」なども収められている。

今回公開された映像は、Metallicaの公式映像チームによって撮影されたもの。音声のミックスはFactory SixのThe Teamが担当し、映像の編集はJeff Yeagerが手掛けた。また、「Devil’s Dance」の演奏中に使用されたSphereの巨大スクリーン向け映像演出は、映像制作チームTreatmentが担当している。

Metallicaは10月1日から、ラスベガスの球体型エンターテインメント施設Sphereでレジデンシー公演『Life Burns Faster』を開催。2023年にスタートした『M72 World Tour』でも採用されている「No Repeat Weekend」方式を継続し、木曜日と土曜日の2公演で異なるセットリストを披露する。

10月3日の公演では「Blackened」で幕を開け、「Fuel」「Leper Messiah」に続く4曲目として「Devil’s Dance」を演奏。その後も「King Nothing」「Welcome Home (Sanitarium)」「The Unforgiven」「Orion」「One」「Enter Sandman」など、バンドのキャリアを網羅する全15曲が披露された。

同公演では、1996年のアルバム『Load』に収録された「The Outlaw Torn」も約7年ぶりに演奏された。さらに、10月1日の初日公演では「…And Justice For All」が2014年以来となるライブ復帰を果たしており、「The Call Of Ktulu」とともに公式ライブ映像が公開されている。

Sphere公演は2026年10月から11月にかけて開催された後、2027年1月から3月にかけても継続。最終公演は2027年3月13日に予定されており、合計24公演が行われる。

また、10月3日の公演を完全収録した公式ライブアルバム『Live Metallica: Las Vegas, Nevada – October 3, 2026』もCD2枚組で発売予定。2026年12月4日の発売を予定しており、Metallicaの公式ストアで予約受付が開始されている。

『Life Burns Faster』今後の公演日程

2026年
10月22日(木)ラスベガス / Sphere
10月24日(土)ラスベガス / Sphere
10月29日(木)ラスベガス / Sphere
10月31日(土)ラスベガス / Sphere
11月5日(木)ラスベガス / Sphere
11月7日(土)ラスベガス / Sphere

2027年
1月28日(木)ラスベガス / Sphere
1月30日(土)ラスベガス / Sphere
2月4日(木)ラスベガス / Sphere
2月6日(土)ラスベガス / Sphere
2月18日(木)ラスベガス / Sphere
2月20日(土)ラスベガス / Sphere
2月25日(木)ラスベガス / Sphere
2月27日(土)ラスベガス / Sphere
3月4日(木)ラスベガス / Sphere
3月6日(土)ラスベガス / Sphere
3月11日(木)ラスベガス / Sphere
3月13日(土)ラスベガス / Sphere

Live Metallica – October 3, 2026
https://www.metallica.com/store/live-metallica-las-vegas-10-3-26-2cd/LM20261003.html

Official Tour Info
https://www.metallica.com/tour/

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スウェーデンのレジェンド”Disfear”、新曲「Shackled To Our Vice」を公開!故Tomas Lindberg、Marcus Andersson参加した18年ぶり新作『The Last Nail』を11月発売

Disfear promo photo by Robert Samsonowitz in April 2025.

スウェーデンのDビート/クラストパンクバンドDisfearが、ニューシングル「Shackled To Our Vice」を2026年10月20日に公開した。同曲は11月20日にRelapse Recordsから発売されるニューアルバム『The Last Nail』の収録曲で、先行シングル「Early Graves」に続く2曲目の公開となる。レーベルの公式YouTubeチャンネルでは音源も公開されている。

『The Last Nail』は、2008年のアルバム『Live The Storm』以来、約18年ぶりとなる6枚目のフルアルバム。全8曲を収録した本作には、At The Gatesでも活動し、2025年9月に癌のため亡くなったボーカリストTomas “Tompa” Lindbergと、2026年に同じく癌で亡くなったドラマーMarcus Anderssonが参加。両者が生前に残した最後のレコーディング音源を収めた作品となった。

今回公開された「Shackled To Our Vice」は、Disfearの特徴であるDビートと、ダウンチューニングされたロックンロールの要素を組み合わせた楽曲として紹介されている。アルバムの6曲目に収録され、約4分にわたる演奏を展開する。

アルバムの制作は14年にわたり進められ、実際のレコーディングは約3年間をかけて行われた。2011年にはベーシストHenke Frykmanを癌で失い、バンドの活動継続について話し合いが持たれたが、残されたメンバーは音楽活動を続けることを決断。その後、2012年に制作された最初の楽曲が、今回のアルバムのラストを飾る「The Last Nail In The Last Coffin On Earth」となった。

2017年にはBaronessのJohn Baizleyから招待を受け、オランダのRoadburn Festivalに出演。この経験をきっかけに楽曲制作とライブ活動が再び活発化したものの、パンデミックによってレコーディング計画は延期。さらに2022年にはMarcus Anderssonが脳腫瘍と診断され、制作は困難な状況に直面した。

2023年春には、Tomas Lindbergがスウェーデン・ヨーテボリのWelfare Soundsを訪問。当初はデモ音源のボーカルを部分的に修正する予定だったが、その場で全8曲のボーカルを録り直すことを決断した。このときのレコーディングが最終的なアルバムに採用されており、同年後半に癌と診断される以前の歌声が収められている。

その後、2024年7月にはアメリカ・マサチューセッツ州のGod City Studioでドラムとギターを録音し、2025年4月にはWelfare Soundsでベースとバッキングボーカルを収録。レコーディングにはConvergeのKurt BallouとPer Stålbergが携わり、ミックスはストックホルムのRedmount StudiosでMagnus Lindberg、マスタリングはCosmos MasteringのSören Von Malmborgが担当した。

バンドはアルバムの発表に際し、これまでにHenke Frykman、Tomas Lindberg、Marcus Anderssonという3人の仲間を癌で失ったことに言及。TomasとMarcusは生前から作品をできるだけ早くリリースすることを望んでおり、Marcusは亡くなる前に完成したアルバムを確認できたという。

また、2024年4月に行われたメンバー全員での最後のセッションについても振り返り、当時は病気のことを考えるのではなく、笑顔に満ちた時間を過ごしていたと説明。今回のアルバムを3人の亡き仲間に捧げることを明らかにしている。

アルバムには「Early Graves」「Shackled To Our Vice」のほか、「A Circle Of Disease」「Open To The Night Within」「Oblivion Bound」などを収録。Tomas Lindbergが手掛けた歌詞では、社会を支配するシステムや消費主義への批判、死や病、世界の脆さなどが取り上げられた。

『The Last Nail』はCD、アナログ盤、カセット、デジタル配信で発売予定。アナログ盤には複数の限定カラーバリエーションも用意されており、レーベルの公式ストアやBandcampで予約受付が開始されている。

『The Last Nail』収録曲

1. A Circle Of Disease
2. Early Graves
3. Open To The Night Within
4. Oblivion Bound
5. The Revenant
6. Shackled To Our Vice
7. Cyanide
8. The Last Nail In The Last Coffin On Earth

『The Last Nail』
2026年11月20日リリース
Relapse Records

Pre-save / Pre-order
https://orcd.co/disfear

Bandcamp
https://disfear.bandcamp.com/album/the-last-nail

Official Store
https://www.relapse.com/pages/disfear-the-last-nail

Official Website
https://www.disfear.com/

Soilwork、約2年ぶりのニューシングル「Night Whispers & Shining Lights」をリリース!結成30周年を記念した新曲

スウェーデンのメロディック・デスメタルバンドSoilworkが、ニューシングル「Night Whispers & Shining Lights」を2026年10月21日にNuclear Blast Recordsからリリースした。2024年10月に発表した「Spirit Of No Return」以来、約2年ぶりとなる新曲で、結成30周年を記念した作品として各種ストリーミングサービスで配信されている。

「Night Whispers & Shining Lights」は、鋭いギターリフとメロディックなフレーズ、壮大なコーラスを組み合わせた、Soilworkの特徴的な音楽性を反映した楽曲。メロディック・デスメタルを基盤に、ヘヴィーなグルーヴと叙情的なメロディーを融合させてきたバンドのスタイルを受け継ぐ一曲として紹介されている。

ボーカリストのBjörn “Speed” Stridによると、今回の楽曲は数年前から制作され、発表されないまま保管されていたものだという。バンドにとって特別な未発表曲であり、結成30周年とAmon Amarth、Orbit Cultureとのヨーロッパツアー開幕を記念する作品としてリリースすることを決めたと説明。ファンに楽曲を楽しんでもらいたいという思いを語った。

また、バンドは公式声明を通じて、ここ数か月にわたって行ってきた30周年記念活動を振り返った。これまでのアルバムを一つずつ見直し、活動の各時期に関わった旧友たちと当時の出来事を語り合い、同じスウェーデン出身のバンドとともにアリーナ公演を行ってきたことに言及している。

長年にわたって活動を支えてきたファンへの感謝も表明。30年が経過した現在も、ファンの存在がバンドに新たな目標を追い求める原動力を与えているとし、今回の新曲を一つの時代の締めくくりとして届けたいと説明した。さらに、次の章へ進む準備を進めていることも明かし、現在取り組んでいる新たな活動について、今後発表していく意向を示している。

Soilworkは1995年末にスウェーデン・ヘルシンボリでInferior Breedとして結成され、1996年に現在のバンド名へ改名。スウェーデンのメロディック・デスメタルを基盤に、グルーヴメタルやオルタナティブ・メタルの要素を取り入れた音楽性で活動を続けてきた。

1998年のデビューアルバム『Steelbath Suicide』以降、『A Predator’s Portrait』『Natural Born Chaos』『Stabbing The Drama』『The Living Infinite』などの作品を発表。2022年には12枚目のスタジオアルバム『Övergivenheten』をリリースした。

2026年の結成30周年企画では、毎月2枚ずつ過去のアルバムを取り上げ、これまで公開されていなかったスタジオ映像や貴重なアーカイブ資料、制作当時のエピソードなどを紹介。長年の活動を振り返る特別なコンテンツを継続的に公開してきた。

現在のメンバーはBjörn “Speed” Strid(Vo)、Simon Johansson(Gt)、Sylvain Coudret(Gt)、Sven Karlsson(Key)、Rasmus Ehrnborn(Ba)、Bastian Thusgaard(Dr)の6人。2022年9月にギタリストDavid Anderssonが逝去した後、2023年にはサポートギタリストとして活動していたSimon Johanssonが正式加入した。2024年10月には新体制によるシングル「Spirit Of No Return」を発表している。

現在はAmon Amarth、Orbit Cultureとともに『The Allfather Awakens Tour』を開催中。10月13日のフランス・パリ公演から始まったヨーロッパツアーは、スウェーデン、フィンランド、ドイツ、イタリア、スペインなどを巡り、11月15日のポルトガル・リスボン公演まで続く。

今後の公演では、10月23日にスウェーデン・ヨーテボリのScandinavium、24日にストックホルムのHovetへ出演。11月にはベルリン、ミュンヘン、ミラノ、チューリッヒ、バルセロナ、マドリードなどを訪れる予定だ。

なお、Soilworkは2022年の『Övergivenheten』に続く新たなアルバムの制作も進めているが、現時点ではタイトルや発売日などの詳細は発表されていない。

「Night Whispers & Shining Lights」
2026年10月21日リリース
Nuclear Blast Records

Streaming / Listen
https://soilwork.bfan.link/night-whispers-shining-lights

Official Website / Tour Info
https://www.soilwork.org/

Entheos、ニューアルバム『Empty On The Inside』をMetal Blade Recordsからリリース!収録曲「Undone」のミュージックビデオも公開

Photo by: Sav Bagshaw

アメリカのプログレッシブ/テクニカル・デスメタルバンドEntheosが、4枚目のスタジオアルバム『Empty On The Inside』を2026年10月23日にMetal Blade Recordsからリリースした。2023年の『Time Will Take Us All』以来、約3年ぶりとなるフルアルバムで、全10曲を収録。先行シングルとして発表された「Undone」のミュージックビデオも公開されている。

「Undone」は、バンドが以前から取り入れたいと考えていたインダストリアルな要素を反映した楽曲。ボーカリストのChaney Crabbは、かつて自分が最も恐れていた人物に、自分自身がなってしまったと気づく瞬間の罪悪感を描いた作品だと説明している。

歌詞では、取り返しのつかない過ちを犯したことへの後悔や、失われたものを元に戻せない悲しみを表現。Chaney Crabbは、非常に生々しい感情を込めた歌詞であり、その内容と楽曲のサウンドが自然に結びついたと語った。

また、インダストリアルなサウンドへの挑戦は以前から構想していたもので、今回の楽曲制作は非常に自然な形で進んだという。従来のEntheosを知るリスナーにとっては意外な楽曲かもしれないとしながらも、自分たちらしさを強く反映した作品の一つだと説明。今後もこの音楽的な方向性をさらに発展させたいという意向を示した。

新作『Empty On The Inside』は、自己を見失うことや、絶望的な状況に直面したときの感情を中心的なテーマとした作品。暗闇の中で自分自身を失い、かつての自分に戻ることができるのかと問いかける内容となっている。

本作にはChaney Crabb(Vo)、Navene Koperweis(Dr/Gt/Synth)に加え、FallujahのScott Carstairs(Gt)、AllegaeonのMichael Stancel(Gt/Synth)が参加。さらに、過去にEntheosで活動していたEvan Brewerも制作に関わっている。

これまでの作品ではChaney CrabbとNavene Koperweisの音楽的な個性が中心となっていたが、今回のアルバムでは参加ミュージシャンがより密接に協力しながら作曲とレコーディングを進めたという。

バンドは制作方針について、1990年代のロックやメタルが持っていた生々しいエネルギーを表現することを目指したと説明。現代的なプロダクションによる過度な加工よりも、ミュージシャンそれぞれの演奏や個性を重視した作品として位置づけている。

プロデュースにはThe Black Dahlia Murder、Fallujah、Whitechapelなどを手掛けてきたMark Lewisが参加。マスタリングはSterling SoundのJustin Sturtzが担当した。

収録曲には、先行シングル「Golden Crown」「Undone」のほか、「Hell Is A Part Of Me」「Hollow」「Pale Faith」など全10曲を収録。7曲目の「Tomblight」には、The ContortionistのボーカリストMichael Lessardがゲスト参加している。

アルバムはCD、アナログ盤、デジタル配信で発売。アナログ盤には複数のカラーバリエーションが用意されており、地域限定仕様やバンド限定カラーなども展開される。

Entheosはアルバムの発売を記念し、10月23日にアメリカ・テネシー州ナッシュビルのThe ’58 at Eastside Bowlでリリース記念公演を開催。Knoll、Dissonation、Vaelravynが共演する。

バンドは2026年夏にJinjerとの北米ツアーを実施しており、新作のリリースを経て、さらなるライブ活動も予定している。

『Empty On The Inside』収録曲

1. Hell Is A Part Of Me
2. Empty On The Inside
3. Hollow
4. Call My Name
5. Golden Crown
6. Undone
7. Tomblight (feat. Michael Lessard)
8. Pale Faith
9. Never Let Me Go
10. The Earth Will Move

『Empty On The Inside』
2026年10月23日リリース
Metal Blade Records

Streaming / Listen / Album Information
https://www.metalblade.com/entheos/

Bandcamp
https://entheosofficial.bandcamp.com/album/empty-on-the-inside

Official Store
https://www.entheosstore.com/

Official Website
https://www.entheosofficial.com/

元Killswitch EngageのHoward JonesとAdam Dutkiewiczによる新バンド”Burn Eternal”、Metal Blade Recordsと契約&デビューアルバムのリリースへ!

Photo Credit: Travis Shinn

Killswitch Engageの元ボーカリストHoward Jonesと、同バンドのギタリスト/プロデューサーAdam Dutkiewiczによる新プロジェクトBurn Eternalが、Metal Blade Recordsとの契約を2026年10月21日に発表した。すでにデビューアルバムの制作は完了しており、近日中に最初の楽曲が公開される予定だ。

Howard JonesとAdam Dutkiewiczは、2002年から2012年までKillswitch Engageで活動をともにした2人。Howard Jonesは加入以前にBlood Has Been Shedで、Adam DutkiewiczはAftershockなどで活動しており、それぞれアメリカ北東部のハードコア/メタルシーンでキャリアを築いてきた。

両者が在籍していた時期のKillswitch Engageは、2004年にアルバム『The End of Heartache』、2006年には『As Daylight Dies』を発表。『The End of Heartache』はグラミー賞にノミネートされたほか、2004年のMetal Hammer Golden Gods Awardsでベストアルバム賞を受賞した。『As Daylight Dies』はアメリカでプラチナ認定を獲得し、現在もバンド最大のセールスを記録した作品となっている。

Howard Jonesは2012年にKillswitch Engageを脱退したものの、その後もメンバーとの交流を継続。2018年にはライブで共演し、2019年のアルバム『Atonement』収録曲「The Signal Fire」では、後任のボーカリストJesse Leachとともに歌声を披露した。

Burn Eternalの構想が具体的に明らかになったのは2023年。Howard Jonesは同年、Adam Dutkiewiczとの共同制作を開始したことをSNSで報告し、アルバムに向けたレコーディングの進捗を伝えていた。2024年12月にはプロジェクト名をBurn Eternalとすることを正式に発表し、アルバムのミックスが完了したことも明かしている。

その後も作品のリリースに向けた準備が続き、2026年1月にはAdam Dutkiewiczがアルバムの完成を報告。レコード会社との契約交渉が進められていることを説明していた。今回のMetal Blade Recordsとの契約によって、数年にわたって制作されてきたデビューアルバムが正式なリリースに向けて動き出すこととなった。

Howard Jonesは今回の契約について、デビューアルバムをMetal Blade Recordsから発表できることを非常に嬉しく思っているとコメント。プロジェクトはロンドンで昼食をともにした際のアイデアから始まり、完成したアルバムへと発展したという。長年の友人と再び音楽を制作する過程は楽しい経験だったと振り返り、レーベルのチームへの感謝も語った。

Adam Dutkiewiczも、Howard Jonesとの作品をようやく発表できることへの喜びを表明。古い友人と再びスタジオで音楽を作ることができたことを喜び、Metal Blade Recordsについても、企業というより家族のような関係を感じられるレーベルだと説明している。

また、Metal Blade Recordsの創設者兼CEOであるBrian Slagelは、以前から両ミュージシャンのファンだったと明かし、Burn Eternalをレーベルに迎えられることを光栄に思うとコメント。完成したアルバムをすでに聴いており、その内容への満足感と今後の活動に対する期待を語った。

Burn Eternalのデビューアルバムについては、現時点で正式なタイトルや発売日、収録曲などの詳細は発表されていない。最初の楽曲については近日中の公開が予告されており、今後の続報が待たれる。

Record Label
https://www.metalblade.com/

Northlane、ニューシングル「Deathwish」を公開!新作アルバム『Anemoia』の発売は11月27日に延期へ

Photo: Kane Hibbard

オーストラリアのプログレッシブ・メタルコアバンドNorthlaneが、ニューシングル「Deathwish」を2026年10月21日にリリースした。同曲は7枚目のスタジオアルバム『Anemoia』からの4曲目の先行シングルで、公式ビジュアライザーも公開。また、当初10月30日に予定されていたアルバムの発売日が、制作上の遅延により11月27日に変更されたことも発表された。

「Deathwish」は、先行シングル「Crucified」と対になる楽曲として制作された一曲。シンセサイザーを重ねたサウンドに、クリーンボーカルを中心としたコーラス、重厚なブレイクダウンを組み合わせ、自己中心的な思考や他者への無関心がもたらす破壊的な結果をテーマにしている。

ボーカリストのMarcus Bridgeは、「Crucified」が社会全体を俯瞰する楽曲だったのに対し、「Deathwish」では視点を個人へと移したと説明。他人の意見に耳を貸さず、自分自身の考えこそが絶対だと信じ込んでいる人物の一人称で歌詞を書いたという。また、歌詞は自身の経験を直接描いたものではなく、そうした人物の心理を理解し、その立場から表現することを意識したとコメント。コーラスでは視点が少し内側へと向かい、そのような性質が自分自身にも存在するのではないかという問いを投げかけている。

新作『Anemoia』は、2022年のアルバム『Obsidian』以来となる7枚目のスタジオアルバム。制作総指揮には、元Bring Me The HorizonのJordan Fishが参加した。

本作の制作は、イギリスのプロデューサー/DJであるEvian Christのライブパフォーマンスに影響を受けたことから始まったという。ギタリストのJon Deileyは、トランスミュージックが持つ感情的な高揚感やスケール感を、ヘヴィーなギターサウンドと自然に融合させる方法を模索。アルバムにはトランス、ドラムンベース、ジャングル、ポップなどの要素が取り入れられた。

アルバムタイトルの『Anemoia』は、自分が経験したことのない時代や場所に対して郷愁を抱く感覚を意味する言葉。作品全体を通じて、過去への憧れと現代社会への不安、暗闇と希望という対照的な感情を表現している。

収録曲には、ブリットポップの影響を取り入れた「Start Again」、2000年代の音楽から着想を得た「CUT_it」、エレクトロニックな要素を前面に押し出した「Evian」などを収録。アルバムのタイトル曲「Anemoia」には、DayseekerのボーカリストRory Rodriguezがゲスト参加し、Marcus Bridgeとの共演を果たしている。

Marcus Bridgeは今回のアルバムについて、暗い要素が含まれているものの、虚無的な作品ではなく、希望を描きながらも現実を楽観視しているわけではないと説明。世界の現状を否定したり、未来を予言したりするのではなく、自分たちと同じ時代を生きる人々の経験や感情を反映した作品を目指したと語った。

アルバムの発売延期に伴い、Northlaneはオーストラリアおよびニュージーランドで予定していたツアーを2027年5月へ延期することも発表した。

バンドによると、ギタリストのJosh Smithは過去2年間にわたり慢性的な健康問題を抱えており、症状の悪化によって早急な治療が必要な状況にあるという。治療とリハビリを優先するため、当面の移動やライブ出演が難しくなったことから、ツアーの延期を決定した。

振替公演の日程は後日発表され、購入済みのチケットはそのまま有効となる。また、10月30日に予定されていたメルボルンでのアルバム試聴イベントも11月20日へ変更。こちらも既存のチケットが有効となり、参加者はアルバム全編を発売前に聴くことができる。

一方、2026年11月から12月にかけて開催されるDayseekerとのイギリス/ヨーロッパツアー、および2027年初頭に予定されている北米ヘッドラインツアーについては、予定どおり実施されることが明らかになった。

バンドは一連の変更について、ファンに影響を与える難しい決断だったと説明。これまでのサポートへの感謝を込め、当初の予定より早く「Deathwish」を公開したという。

『Anemoia』収録曲

1. Pierce The Sky
2. NEED2FEEL
3. Crucified
4. Deathwish
5. Evian
6. CUT_it
7. S∈GA
8. The Otherside
9. Start Again
10. Anemoia (feat. Dayseeker)

『Anemoia』
2026年11月27日リリース(当初予定:10月30日)
Independent / Immortal Music Group

Northlaneは以下の日程で、Dayseekerとのイギリス/ヨーロッパツアーを予定している。

2026年11月28日(土)イギリス・ウォルヴァーハンプトン / KK’s Steel Mill
2026年11月29日(日)イギリス・ウォルヴァーハンプトン / KK’s Steel Mill
2026年12月1日(火)イギリス・リーズ / Project House
2026年12月2日(水)イギリス・マンチェスター / Academy 1
2026年12月3日(木)イギリス・ブリストル / Prospect
2026年12月5日(土)イギリス・グラスゴー / O2 Academy
2026年12月6日(日)イギリス・ロンドン / O2 Academy Brixton
2026年12月8日(火)フランス・パリ / Élysée Montmartre
2026年12月9日(水)ドイツ・オーバーハウゼン / Turbinenhalle 1
2026年12月10日(木)ドイツ・ハノーファー / Capitol
2026年12月12日(土)ポーランド・ワルシャワ / Proxima
2026年12月13日(日)ドイツ・ベルリン / Huxley’s Neue Welt
2026年12月15日(火)チェコ・プラハ / Lucerna Music Bar
2026年12月16日(水)ドイツ・ミュンヘン / Tonhalle
2026年12月18日(金)オランダ・アムステルダム / Melkweg

Streaming / Listen – Deathwish
https://northlane.bfan.link/deathwish

Pre-order / Pre-save – Anemoia
https://northlane.bfan.link/anemoia

Official Website / Tour Info
https://northlaneband.com/

Machine Head、ニューシングル「Sutures」をサプライズリリース!Robb FlynnとZack Ohrenが共同プロデュース

アメリカ・カリフォルニア州オークランド出身のグルーヴ/スラッシュメタルバンドMachine Headが、ニューシングル「Sutures」を2026年10月20日にNuclear Blast Recordsからサプライズリリースした。2025年4月に発表した11枚目のスタジオアルバム『UNATØNED』以来となる新曲で、事前の予告なしに各種ストリーミングサービスで配信が開始された。公式YouTubeチャンネルでは音源も公開されている。

「Sutures」は、フロントマンのRobb Flynnと、ベーシストのJared MacEachernが共同で作曲した楽曲。プロデュースはRobb FlynnとZack Ohrenが担当し、エンジニアリングにはZack OhrenとOlav Tabatabaiが参加した。ミックスはJulian Gargiulo、マスタリングはSeth Munsonが手掛けている。

レコーディングにはRobb Flynn(Vo/Gt)、Jared MacEachern(Ba)、Matt Alston(Dr)が参加。Zack OhrenはAll Shall PerishやFallujahなどの作品にも携わってきたプロデューサーで、Machine Headの前作『UNATØNED』でもRobb Flynnと共同プロデュースを務めた。

今回の新曲は、Robb Flynnが『UNATØNED』に伴う約18か月間の活動を終えたことを明かした直後のリリースとなった。

10月10日、Robb Flynnはバンドの公式サイトに「THE END OF AN ERA」と題したメッセージを投稿。『UNATØNED』のアルバムサイクルが終了したことを報告し、制作やツアーを通じて経験したさまざまな出来事を振り返った。

この期間には、ツアースタッフやギタリストの交代が相次ぎ、合計7人のギタリストが活動に関わったという。そのうち3人は実際のステージに立つことなく離脱。バンド史上初めて3人編成でライブを行う場面もあり、フェスティバルや3時間に及ぶ単独公演を含め、計7公演をトリオ編成で実施した。

Robb Flynnは、メンバーやスタッフの交代、移動中のトラブル、家族や親しい友人との別れなど、多くの困難があったと説明。一方で、ソールドアウト公演やキャリアの中でも特に印象深いライブを経験したことにも触れ、予測できない出来事の連続だった約18か月間を振り返った。

また、制作とツアーを支えたZack Ohrenをはじめ、スタッフや関係者への感謝を表明。活動を通して一貫してバンドを支えたJared MacEachernとMatt Alston、ツアーに参加したReece Scruggs、Vogg、Ben Ellerにも謝意を伝えた。今後については、しばらく休養を取り、家族との時間を過ごしたうえで、適切なタイミングで次の活動を考えたいと説明している。

Machine Headは1991年にカリフォルニア州オークランドで結成。1994年のデビューアルバム『Burn My Eyes』以降、グルーヴメタルやスラッシュメタルを軸に活動を続け、2007年の『The Blackening』や2022年の『ØF KINGDØM AND CRØWN』などを発表してきた。

2025年4月25日に発売された前作『UNATØNED』には、「UNBØUND」「ØUTSIDER」「BØNESCRAPER」「SCØRN」など全12曲を収録。2023年7月から2024年12月にかけて、Robb’s Jam Room、Sharkbite Studios、Drop Of Sun Recordingでレコーディングされた作品だ。

今回の「Sutures」が今後のニューアルバムに収録されるかどうかは、現時点で発表されていない。『UNATØNED』の活動期間を終えたMachine Headにとって、新たな音源の公開となった。

Official Release Information
https://www.machinehead1.com/blogs/news/sutures-out-now

Official Website
https://www.machinehead1.com/

SpiritboxのCourtney LaPlanteはなぜこれほど歌が上手いのか? 「Keep Sweet」ワンテイクを2人のボーカルコーチが徹底分析

SpiritboxのCourtney LaPlanteについて語るとき、どうしても最初に注目されるのはクリーンとスクリームを自在に行き来する圧倒的なレンジだろう。しかし彼女の歌唱を細かく聴いていくと、本当に優れているのは「どれだけ高い声を出せるか」「どれだけ凶悪なスクリームを出せるか」といった分かりやすい部分だけではない。

Spiritboxが公開した「Keep Sweet」のワンテイク・パフォーマンスを、Kardavox AcademyのMarkとボーカルコーチのVeronnaが分析する動画「Does Courtney have the best one takes? – Spiritbox “keep sweet” Vocal Analysis」では、Courtneyの強みとして何度も「subtlety=繊細さ」が挙げられている。

胸声を中心にした力強い歌唱、そこから自然に変化する声色、必要以上に音を動かさないメロディ、スクリームへ入る際の声のポジション、そしてバックの演奏に合わせて自分の存在感を細かく変えていくコントロール。Spiritboxの音楽が複雑でありながら、不思議なほど自然に耳へ入ってくる理由の一端が、Courtneyのボーカルから見えてくる。

 

高音を連発しなくても強い――Courtneyのクリーンを支える声のコントロール

分析の冒頭でMarkが注目しているのが、「Keep Sweet」が強いチェスト・ボイスの可能性を非常によく示しているという点だ。ボーカルを学び始めた人は、明るい声や高い音を聞くとすぐにヘッド・ボイスだと考えがちだが、Courtneyは胸声を主体にしたまま声の明るさ、質感、強さを大きく変化させているという。Veronnaも、ヴァースでは中高域付近を動きながら時折ヘッド側へ軽くフリップするような動きを使い、その移行が非常に滑らかだと指摘している。

ここで重要なのは、Courtneyが常に最大出力で歌っているわけではないことだ。同じチェスト・ボイスでも柔らかく響かせることもできれば、より前へ押し出して大きな存在感を作ることもできる。音程だけで声を変えているのではなく、音色、空気の量、声の密度を細かく調整しながら、同じレンジの中に複数の表情を作っている。

後半でMarkは、この特徴をより分かりやすく「光のオン/オフ」のような極端な変化ではなく、「壁に揺れる葉の影」のような変化だと表現している。明るい声から突然暗い声へ切り替えるのではなく、その間にある数多くの濃淡を使っているということだ。VeronnaもCourtneyのアルト寄りの丸みを帯びたトーンを評価し、チェストの中にもわずかな傾きを持たせることで、柔らかさから力強さまで幅広く行き来できていると分析する。

派手なロングトーンや大きなランを連発するタイプではない。それでも耳を奪われるのは、一つ一つの音の表情を極めて細かく作り分けているからだ。

VeronnaがCourtneyを評した「smart singer」という言葉は、その特徴をかなり端的に表している。

 

スクリームも“特殊な技”として孤立していない

Courtneyの代名詞でもあるスクリームについても、Markは興味深い見方をしている。「Keep Sweet」で使われているスクリーム自体は、デスコアで聞かれるような極端な特殊発声とは異なり、構造としては比較的シンプルなところから発展させられるものだという。しかし、同じような発声を使うボーカリストが多く存在する中で、Courtneyはその音を「Courtney LaPlanteの声」として成立させている。

Markが特に評価するのは、滑らかすぎず、かといって過剰にザラつかせすぎないバランスだ。「aggressive but not abrasive」と説明しており、攻撃性はあるのに、耳を押し潰すような粗さだけにはならない。その中間地点を安定して維持できることが、彼女のスクリームを特徴的にしているという。

さらに後半では、歪みそのものだけではなく、その下にある通常の声がどのような状態になっているかという話へ進む。MarkとVeronnaは、Courtneyが低い声のまま上へ歪みを乗せているのではなく、かなり高い位置のチェスト/ミックス寄りの状態を土台としていると分析。それによって上に重なる歪みの響き方まで変わると説明している。

つまりスクリームを一つの独立した「エフェクト」として考えるのではなく、通常の歌声と同じように、下にある声の形、声色、空気圧など複数の要素が重なった結果として捉えている。

これはCourtneyのクリーンとスクリームが、曲の中で不自然に分離して聞こえない理由の一つでもあるだろう。クリーンから突然「別の声」に切り替わるのではなく、同じ楽器の音色が変化していくように聞こえる。

 

Spiritboxが得意とする“わずかな変化”――ポップにもメタルにも聞こえる理由

動画でもう一つ大きなテーマになっているのが、Spiritboxそのものの作曲能力だ。

Markは彼らを「subtletyの達人」と表現している。同じような素材を使いながら、最後のわずかな音の処理を変えるだけで、それまでポップに聞こえていたフレーズを突然メタルの文脈へ着地させる。大きくジャンルを切り替えるのではなく、数音の動きや解決の仕方によって曲の印象そのものを変えてしまう。

Veronnaが注目したのは、その複雑なバックトラックの上でCourtneyがあえて一つの音程に長く留まる場面だ。伴奏側で多くのことが起きているとき、ボーカルまで大きく動けば情報量が多すぎる。そこで同じピッチの上に複数の言葉を流し込み、息の流れを途切れさせずに歌うことで、バックの動きを邪魔せずボーカルの存在感も維持しているという。

Markもこれを受け、重要なのは「どんな音を歌うか」だけではなく、楽曲全体とどのように噛み合うかだと説明する。長い時間同じ音程にいても、声の強弱、感情、リズム、演奏との関係を変えることで十分に面白くできる。

この発想は「Keep Sweet」のアレンジにも表れている。

途中ではドラムンベースを思わせる高速かつ柔らかなリズムが現れ、90年代末から2000年代初頭を思わせる電子的な質感も顔を出す。しかし、突然「ここからドラムンベース」「ここからジャズ」「ここからメタル」と切り替わるわけではない。音色やリズムが少しずつ変化し、すべてが同じ曲の中で自然に溶け合っている。

Markは料理に例え、「肉団子に後からソースをかける」のではなく、「ソースの中で一緒に煮込んでいる」ようなものだと説明している。

Spiritboxのジャンル横断性を考えるうえで、かなり分かりやすい例えだ。

 

“上手い”ではなく、“必要なことだけをする”という凄さ

「Keep Sweet」の後半では、明るい響きからより暗い方向へ和声感が変化し、そのまま楽曲で最もヘヴィなパートへ突入する部分にも注目が集まる。MarkとVeronnaは、このわずかなハーモニーの変化が次の展開を自然に準備していることを評価している。突然ブレイクダウンを置いて衝撃を作るのではなく、その少し前からリスナーの感覚を無意識に暗い方向へ動かしている。

そしてCourtneyの歌唱も同じ考え方で動いている。

極端なランを入れない。必要以上にレンジを見せつけない。常に最大音量で歌わない。スクリームも、ただ最も重い声を出そうとはしない。しかし必要な場面では確実に前へ出る。

動画を通してMarkが何度も評価しているのは、Courtneyが「自分の持っているものを非常に上手く使っている」ことだ。彼女の技術力を考えれば、もっと派手なことをすることもできるはずだが、曲が必要としていないならやらない。代わりに、空気の量や声色を少し変え、同じ音程の中でも表情を作り、演奏の密度に合わせて自分の存在感を調整する。

それこそが、Courtneyを単に「クリーンもスクリームもできるボーカリスト」以上の存在にしているのだろう。テクニックを持っていることと、それをいつ使うべきか知っていることは別だ。Courtney LaPlanteの場合、その後者が非常に強い。

 

ワンテイクだからこそ見えるCourtney LaPlanteの本当の強み

今回分析された「Keep Sweet」の映像は、CourtneyがMixWaveと共同開発したシグネチャー・ボーカル・プラグインを使用して行ったワンテイク・パフォーマンスだ。クリーンからスクリームまでを一度の流れで披露し、その声を実際の処理環境も含めて見せる内容になっている。

ただ、Kardavox Academyの分析を見ていると、この映像の面白さは単に「一発録りでもアルバムのように上手い」という部分だけではない。むしろ、普段の完成されたSpiritboxの音源では見落としやすい細かな判断が見えてくる。

どこで息を増やすのか。どこで音色を暗くするのか。どこでは声を動かさず、演奏側へスペースを渡すのか。どこからスクリームへ入り、どこで再びクリーンへ戻るのか。その選択の一つ一つが、派手ではないからこそ自然に聞こえている。

Courtneyのボーカルを語ると、強烈なスクリームと美しいクリーンという「二面性」がよく強調される。しかし「Keep Sweet」のワンテイクと今回の分析から見えてくるのは、それよりもさらに細かな部分だ。実際には二つの声しかないわけではない。その間に何十もの濃淡がある。

そしてSpiritboxの音楽も同じだ。ポップ、メタル、プログレッシブ、電子音楽といったジャンルが別々に配置されているのではなく、その境界を少しずつ動かしながら一つの曲へまとめている。Courtney LaPlanteの歌唱は、そのSpiritboxというバンドの作曲思想そのものによく似ている。

大きな変化を見せつけるのではなく、細かな変化を積み重ねた結果として、気付いたときにはまったく違う場所へ連れていかれている。

「Keep Sweet」のワンテイクがこれほど印象に残る理由は、完璧に歌えているからだけではない。何をするか以上に、何をしないかまで理解している。そのコントロールこそが、Courtney LaPlanteというボーカリストの大きな強みなのだ。

参照元動画

Kardavox Academy「Does Courtney have the best one takes? – Spiritbox “keep sweet” Vocal Analysis」