YUI : 今回はソーシャルディスタンスという環境を利用したVJ投影による演出表現というのが大きなポイントになっています。イベントのタイトル、「PARALLEL WORLD (パラレルワールド)」にも関係してきますが、自分の中での裏テーマがあって、それは普段僕達が行なっているような、ライブハウスで密集してダイブなどを行なっている世界線がTRUEな世界線だとすると、今回のライブは”ウィルスが世界中に蔓延して、誰もが密集した状態で娯楽が全くできなくなってしまった20XX年のライブ会場で、誰にも見つからないように地下施設で、その時の最新の技術を駆使して特殊な演出をしている世界線”というものを表現していて。それはまさにパラレルワールドで、”IFの世界のライブハウス”を表現しました。全席着席にして、VJを使ってわかりやすいデジタルな雰囲気と近未来な演出というのを行ったのもそのコンセプトに基づいています。
今もまだまだだけど、自分達なりに経験値を積んできて、実際にa crowd of rebellionの丸山獏さんや宮田大作さんとお話する機会も増えてきて、Earthists.も5周年を迎えて腰を据えてお願いできる段階に来たと感じて、今回オファーしました。冒頭の話しに戻りますが、THINGS.がこのイベントで映像を担当してくれなかったら企画を行ってないのと同じで、亮輔くんにオファーを断られたら、別の曲を再録しようと思ってました。
Umbra Vitae – Shadow of Life
メンバーにConverge、ex-HATEBREED、ex-JOB FOR A COWBOY…etcとめちゃくちゃ豪華なメンバーを擁するバンドが満を辞してリリースした1st Album。お恥ずかしい話、全然ノーマークというかこのバンドが結成されたことには気付いておらず、先行リリースされてるのを聴いてなんだこれかっけえってなって調べたら、そんなバンドってことがわかりました(笑)
Fugazi – 13 Songs (1998)
だいぶ古い作品ですが、Tr03.「Bad Mouth」の冒頭
“You can’t be what you were, So you better start being just what you are.
You can’t be what you were, The time is running out.”
これは今の状況と時間を超えてリンクして、自分の中でより一層大事な曲になりました。
Kendrick Lamar – To Pimp A Butterfly (2015)
こちらも特段ニューリリースというわけではありませんが、昨今の情勢などをニュースで観て思い立ち聴き直しています。
実はベースラインも格好いい。
歌詞の和訳をまとめてくれている方がいるのでぜひ。
Soccer Mommy – Color Theory (2020)
2月にリリースされて以来、聴くものに困ったらコレです。
特にTr02 「Circle The Drain」はシングルリリースされてからずっとお気に入りで、決して前向きな歌詞ではないですが、毎日のどうしようもないことを「まあしょうがないか」と思えるようにしてくれる曲です。
Four Year Strong – Four Year Strong
夏が恋しくなってきたからなのか雲のない晴れた日にふと聞きたくなるアルバムno.1です。
特にリードトラックのGo Down In Historyは、ポップパンク史に残る名曲だと思います。アルバムを通してグッドメロディの応酬、彼らのルーツを強く感じさせるハードコア調の力強いリフ、妥協のないパート構成、何をとっても最高です。気温が高くなってきた最近はまたさらに聞き込むようになりました。
FKJ – French Kiwi Juice
半年どころかリリースされた2017年からずっと聞き続けているアルバムです。
サマーバイブでありながら苦めのコーヒーとマッチするような落ち着く曲調は場所、時間問わず何度でもリピートできてしまいます。このアルバムがきっかけでよく見るようになった彼のセッション動画、ライブ動画も最高で、彼の音楽感の多様性、音楽的な引き出しの広さを痛感させられます。