東京を拠点に活動するOne Eye Closedは、新ミュージックビデオ「Monster」を公開!

東京/渋谷を拠点とするポストハードコアバンド、One Eye Closedは新曲のミュージックビデオ「Monster」を公開しました。また、3曲入りのEP『Abel』も公開しています。

https://twitter.com/NSR_JP/status/1298909151435689984

米スラミング・ブルータルデスメタルバンド、Monumental Dischargeは新EP『Unfathomable Defecation』をリリース!


コロラド州デンバー出身のMonumental Dischargeは新EPをリリースしました。
https://www.facebook.com/monumentaldischarge/
Tracklist:
1. Anal Decapitation
2. Abstract Shitstain
3. Unfathomable Defecation
4. Primordial Droppings
5. Excretion Miscreation
6. Mephitic Feculence
7. Excremental Void

犬、オウム、イノシシ、イルカ…動物がボーカルを務めるメタル・バンドたち

エクストリーム・メタルシーンでは日々、新しいメタルサウンドが登場している。デスメタルはブルータルに、そしてテクニカルに、さらにメロディアスになり、ブラックメタルはファストに、デプレッシヴに、本来の悪魔主義を排除したアンブラックメタルなどが誕生している。このようにひとつのジャンルが枝分かれしながら発展していくのと同時に、まったく別の角度から新しいメタルが誕生することもある。最近で言えば、テクニカルデスメタルバンド、Behold The Arctopusが自身のサウンドを追求するあまり、”トム&ジェリーメタル”を生み出してしまった。 (これは彼らのファンがビデオに投稿したコメントの中にあったもの)

さて、メタルには他にどんな変わったメタルがあるだろうか。個人的に面白くて日々気にしているのは、動物とのコラボレーション、言うなれば”アニマル・メタル”だ。それは可愛い動物達の鳴き声を組み込んだサウンドで、時にゴアグラインドやブルデスにおいては豚やカエルがウルトラハイクオリティなボーカルを披露してくれる。今回はそんなアニマル・メタルなバンドを紹介してみようと思います。

Hatebreak – Birdseeds of Vengeance
彼らはオウムがボーカルを務めるメタルバンド。通称”パロット・メタル”。曲のクオリティはB級、いやC級ですがアイデアとしては面白い。そう、クオリティはどうでもよく、そのアイデアだけが評価されるのがアニマル・メタルだ。

Caninus – No Dogs,No Masters
アニマル・メタルの中で最も有名なのが2匹のコワモテなピットブルがフロントマンを務めるCaninusだろう。こちらも楽曲はお世辞にも良いとは言えないが、人間を食いちぎる勢いで迫り来るボーカル?がよくマッチしている。ちなみにHatebreakとスプリット作品をリリースしています。

Boar Metal (イノシシ・メタル)
これは最近、amassの記事で読んで面白かったものを紹介。イスラエルに住むギタリストValentin The Madが自分の住む町で近年イノシシが急増していることを理由に (?) 、よなよな町に繰り出し、イノシシにハンディマイクを向けて録音したイノシシの鳴き声をエディットしてメタルにしたもの。先に紹介したHatebreakやCaninusは10年以上前のバンドなので打ち込みのクオリティなどは低いですが、Valentinは割と聴ける感じのデスメタルで、彼がメタルボーカルにイノシシを起用した理由もなんとなく分かります笑

Dolphin Metal (イルカ・メタル)
これはYouTubeチャンネル、Rifffiedが制作したビデオで、イルカの鳴き声をテクニカルデスメタルのリフと掛け合わせてコラージュしたもの。近年のニューメタルコアやプログレッシヴメタルコアで聴く事ができる多彩なアレンジがイルカの鳴き声を妙にマッチしていて、思わず何度も聴いてしまいました。これをコンセプトにアルバムを完成させるとなるとアイデアが枯渇しそうですが、YouTubeのひとつネタとして、世界中の動物の鳴き声と掛け合わせていくのも面白そう。

その他にも動物の鳴き声をメタルと掛け合わせたビデオをいくつか発見したので紹介します。

Slamming Brutal Animal Metal

Angry Animal Metal

Husky Dog Black Metal

Camel Death Metal

Grindcatcore

また見つけたら更新します。いや、しないかも…笑 こういうので大切なのは動物が好きという気持ちとメタルが好きという気持ちが純粋にクロスオーバーしてることですね。たまに動物達を馬鹿にするようなパロディもあるのでそういうのは低評価つけていきましょう。

As I Lay DyingからNick Hipaが脱退。彼はどういう人物か

As I Lay DyingからギタリストNick Hipaが脱退したとMetal InjectionやLambgoatらメタルメディアが取り上げています。Nickのwikipediaなどもすでに元メンバー、と編集されており、すでに脱退しているものと思われます。彼がどんなキャリアがあるかなど、一度振り返ってみましょう。

Nickは1982年生まれの37歳。Evelynnというバンドでキャリアをスタートし、2003年にAs I Lay Dyingに加入。2014年に一度脱退したものの、2018年には復帰しました。As I Lay Dyingを最初に抜けたタイミングで、Oh SleeperのボーカリストShaneと共にWovenwarを結成しています。

今後はおそらく、Wovenwarでの活動に注力していくだろうと思いますので、As I Lay Dyingのファン、Nickのプレイが好きな人はこちらのバンドをフォローしておきましょう。

片腕のドラマー、Jack Thomasが叩く Slipknotの「Duality」

Jack Thomas の夢はプロのドラマーになる事でしたが、17歳の頃、仕事中の事故で腕を失ってしまった。職場でも彼はドラマーとして有名だったため、同僚達はその夢が突然立たれてしまった事を悲しんだが、Jackはドラマーとして活動する事を諦めたりはしなかった。

 

彼は片腕でプレイすることを決め、熱心な練習と自身にあったセッティングを追求。完璧に叩きこなすプレイスルーに驚愕せよ!

Bring Me The Horizonに影響を受けたサウンド vol.02

THE DISASTER AREA – Glasshearts
2015年に結成され、ドイツ/ミュンヘンを拠点に活動する5人組。2016年にDeafground Records/Noizgate Recordsから『Sell Your Soul』、2018年にRedfield Recordsから『Alpha // Omega』と2枚のアルバムをリリースしています。ボーカルワークや多彩なアレンジがBring Me The Horizonを感じさせてくれます。

https://www.facebook.com/thedisasterarea/about/?ref=page_internal

Outloved – Hurt Me
2014年ごろからオーストラリア/ギップスランドを拠点に活動するポストハードコア/ポストロックバンドの最新シングルは、ソングライティングにおいてBring Me The Horizonに強い影響を受けており、ポストロックの静けさにフォーカスしながらも力強いボーカルを前面に押し出したサウンドスケープに熱くなります。

https://www.facebook.com/outlovedau

ASKING ALEXANDRIA – They Don’t Want What We Want (And They Don’t Care)
今やBring Me The Horizonに匹敵する人気を持つ彼らが今年発表したアルバム『Like A House On Fire』に収録されている本楽曲は、Bring Me The Horizonを彷彿させるメロディワークで話題になりました。彼らが影響を受けているかは公言していないので分かりませんが、メタルコア/ポストハードコアからロックシーンへ活動の場へ広げていくアーティストのアプローチとしてこのような形が成功例として、シーンの新たなスタンダードになりつつあるように感じています。

Aurora View – Death Spells

ミネアポリスを拠点に活動する4人組メタルコアバンド、Aurora Viewが2018年にリリースしたこのシングルは、Bring Me The Horizonの人気曲「Sleepwalking」を彷彿とさせる楽曲構成になっています。やりすぎ感もありますが、今年6月に発表した最新シングル「Wishbones」はさらに叙情的に進化させており、オリジナリティもしっかりあります。

『デスメタルチャイナ』を読んでみた。

いつもお世話になっている出版社パブリブのハマザキさんから最新書籍『デスメタルチャイナ』を献本して頂きました。マニアックな内容にも関わらず多くのメタラー、そして中国カルチャー好きを筆頭に告知段階から猛烈な注目を集めていたこの本は、田辺寛さん (@nihaorocks – https://twitter.com/nihaorocks) が執筆しています。正直、圧倒的な情報量に目がくらみましたが、未知の中国メタルは想像以上にハイクオリティで、音源をチェックしながら読み進めると、たくさんの発見がありました。

 

私が執筆した『ブルータルデスメタルガイドブック』や『デスコアガイドブック』を持っている方にもこの本は十分オススメできる内容になっています。ジャンルレスに様々なタイプのメタルバンドの情報、主にディスクレビューを中心に執筆されているので、お気に入りのジャンルから食いつまんで読む事も可能。中国の地理に疎くても、ひとつひとつ丁寧に解説しながら説明してくれるので、地理の勉強にもなりますね。

 

 

メタル書籍を執筆していた時、中国のメタル情報というのはFacebookやTwitterからは手に入れづらかった覚えがあります。これほどまでの情報を手に入れるには中国独自のソーシャルネットワークに登録する必要がありますし、上記のように現地のCDショップなどに足を運ぶなどする事が必要みたいですね。田辺さんの旅行日記的な記事は読みやすく、中国に親しみを持ちながら楽しく読む事が出来ました。中国のSNS解説ページなんかもあり、そこから音源の聴き方も知る事が出来ますよ!

 

 

個人的にブルデス、メタルコア、デスコア、テクデスに注目しながら読み進めていくと、一度は目にしたことのあるベテランから、まったく知らなかったバンドまで様々取り上げられており、Suffocatedに関する濃密な記事は新鮮な驚きを感じながら、食い入るように読みました。デスメタル以外でも古典楽器を用いたメタルの情報も興味深く、特にDream Spiritは新しいお気に入りになりました。

 

 

私が執筆した『デスコアガイドブック』にも掲載しているFour FiveやHour of Pestilenceについてもしっかりと書かれていて、細かい情報を手に入れる事が出来ます。アメリカ/ヨーロッパ中心であることが当たり前なメタルというジャンルも、歴史を重ねるにつれて今では世界中様々なところで盛り上がっています。特に独自の発展を遂げている中国が今積み重ねている、どこにもない唯一無二の歴史がこれからどのように発展し、国際的に支持を得ていくかとても気になります。これはまだメタルが始まっていない国にも言える事だと思いますし、いちメタルファンとして未知のメタルを聴く事はいつだってワクワクしますよね。『デスメタルチャイナ』を読んで、まったく新しいメタルの歴史を堪能しましょう! 学生は朝読書にも最適!

 

Start At Zeroが解散を発表。最後のシングル「Doubts of tomorrow」をリリース!

RNR TOURSで来日を果たしたスロベニアのStart At Zeroが解散を発表しました。最後のシングルとして「Doubts Of Tomorrow」を公開しました。この楽曲にはジャパンツアーの模様もたっぷりと収められています。

 

Within Destruction、日本文化に影響を受けた新曲「Harakiri」をリリース!

 

 

スロベニア出身のデスコアバンドWithin Destructionが、新曲「Harakiri」を公開しました。元々日本のアニメや漫画が好きな彼ら。今回のニューシングルでは日本文化の影響を強く感じる一曲となっていますね。