フィンランドのメロディック・デスメタル”Omnium Gatherum”、新曲「Moongold」サプライズリリース

フィンランドのメロディック・デスメタルバンド”Omnium Gatherum”は、サプライズとして新曲「Moongold」を公開した。同曲は、2025年にリリースされた最新アルバム『May The Bridges We Burn Light The Way』のレコーディングセッション中に書かれ録音されたトラックであり、アルバムに付随するボーナストラックとして位置づけられている。リリースは、バンドが2026年2月11日よりヨーロッパ・ヘッドラインツアーを開始するタイミングに合わせて行われた。

ボーカルのJukka Pelkonenは、「‘Moongold’はアルバムの全体的なスタイルに沿っており、速くエネルギーに満ちている。曲はややそぎ落とされた構成だが、聴き込むほどに層が現れる」と述べ、このトラックがライブ・パフォーマンスを意識して制作されたことを語っている。

ギタリストのMarkus Vanhalaは、本曲が当初アルバムの流れには合わなかったため収録を見送った楽曲であり、今回正式にスタンドアロンのシングルとして公開されたと説明している。

Omnium Gatherumは30周年の活動年に入り、2月11日から始まるヨーロッパ・ヘッドラインツアーでアメリカのプログレッシブデスメタルバンドFallujahおよびスウェーデンのメロディックデス・メタルバンドIn Mourningをサポートに迎える予定である。

Official Website
https://www.omniumgatherum.org

Instagram
https://www.instagram.com/omniumgatherum

The Halo Effect、ニューアルバムの制作が進行中であることが明らかに

スウェーデンのメロディックデス・メタルバンド”The Halo Effect”は、現在3作目となるスタジオアルバムの制作を進めていることを明らかにした。フロントマンのMikael Stanneは、チリのラジオ局Futuroとのインタビューで、メンバー全員が現在は休息期間にあるものの、年内にも新作をリリースできる見込みであり、その後にツアー活動を行う予定だと語っている。

 

3作目のアルバムは現在制作段階にあり、既にいくつかの素材のアレンジが進行しているという。Stanneは、新作について「スタジオで聴いた1曲目は既に素晴らしい出来栄えで、とても良いものになるだろう」と述べている。

“The Halo Effect”は、IN FLAMESの元メンバーであるJesper Strömblad(ギター)、Daniel Svensson(ドラム)、Peter Iwers(ベース)、Niclas Engelin(ギター)、そしてStanne(ボーカル)によって構成されているスーパーグループである。彼らは2025年1月にセカンドアルバム『March Of The Unheard』をNuclear Blast Recordsよりリリースしている。

テクニカルデスメタル”Carrion Vael”、新作アルバム『Slay Utterly』リリース!「Truth or Consequences」のMVも公開

リッチモンド出身のテクニカルデスメタルバンド”Carrion Vael”は、新曲「Truth or Consequences」の公式ミュージックビデオを公開した。この楽曲は、2026年1月16日にUnique Leader Recordsからリリースされた最新アルバム『Slay Utterly』に収録されている。公開された映像は「Truth or Consequences」のパフォーマンスを捉えたものであり、同作アルバムの核となる楽曲のひとつとして映像作品化されている。

SAVE – https://orcd.co/SlayUtterly

Artist: Carrion Vael
Song: Truth or Consquences
Album: Slay Utterly
Release date – 16th January 2026

Official Website
https://www.carrionvael.com/

Lamb Of God、2026年ニューアルバムリリース決定!特設サイトでカウントダウンを始動

Lamb Of God”は、新作スタジオアルバムのリリースをほぼ確定させるティーザーサイトを公開し、カウントダウンを開始した。カウントダウンは2026年1月15日に終了し、その時点でアルバムの詳細が明らかになる見込みである。(https://newalbum.lamb-of-god.com/)

一部のファンには限定で最初のバイナルプレス(1,000枚限定)のプレオーダー案内と簡単な楽曲ティーザーが提供されている。今後、正式なリリース情報や収録曲、アートワークなどの詳細が発表される予定である。

バンドは2026年春のヘッドライニングツアー「the heaviest tour of 2026」を発表しており、Kublai Khan TX、Fit For An Autopsy、Sanguisugaboggをサポートに迎えて北米各地を巡る計画となっている。

2025年には「Sepsis」と「Parasocial Christ」といったシングルがリリースされており、新作のリリースへ向けた動きが続いている。

Official Website
https://www.lamb-of-god.com/

All That Remains、新ギタリストに元Unearth, As I Lay Dying の Ken Susi が加入

メロディック・メタルコアバンド”All That Remains”は、ギタリストのKen Susi(元Unearth/元As I Lay Dying)を新たなメンバーとして迎えたことを発表した。

Ken Susiは、1998年にUnearthでリズムギタリスト兼バックボーカルとしてキャリアを開始し、2023年まで同バンドで活動していた。その後、2022年にはAs I Lay Dyingに加入し、2024年のアルバム『Through Storms Ahead』にもギタリストとして参加したが、同年秋にバンドを脱退している。

今回の加入は、バンドが前任のギタリストJason Richardsonとの決別を公表して以降の動きであり、新体制でツアー活動を再開する準備の一環とみられている。SusiはInstagramおよびAll That Remains側の投稿で新たな参加を喜びの言葉とともに表明し、バンドと共にステージへ戻ることへの意欲を示している。

All That Remainsは、マサチューセッツ州スプリングフィールド出身のバンドで、1998年の結成以来多数のフルアルバムをリリースしてきた。

Official Website
https://allthatremainsonline.com/

Instagram
https://www.instagram.com/allthatremains/

 

カナダのグルーヴメタル/メロデス・ベテラン”Threat Signal”、9年ぶり新作アルバム発売へ

カナダ出身のメタルバンド”Threat Signal”は、約9年ぶりとなる新作スタジオアルバムに関する計画を2026年1月29日に発表する予定である。バンドは2025年8月に、5作目となる新作アルバムのマスタリングが完了しており、Agonia Recordsから今年リリースされる予定であることを明らかにしていた。

今回の発表では、具体的なリリース日や収録曲、タイトルなど新作アルバムの詳細内容が1月29日付で公開される見込みである。”Threat Signal”はこれまで2017年リリースのアルバム『Disconnect』以来、新作のリリースがなく、今回の告知が同作以降初のスタジオアルバム計画となる。

Official Website
https://threatsignal.bandcamp.com/

Instagram
https://www.instagram.com/threatsignal/

X
https://x.com/threatsignal

元ArchitectsのJosh Middletonによるメタル・バンドSylosis、新曲「Erased」ミュージックビデオを公開

Sylosis は、新曲「Erased」のミュージックビデオを公開した。「Erased」は、2026年2月20日に Nuclear Blast Records からリリース予定の7thスタジオアルバム『The New Flesh』に収録される楽曲である。

バンドは「Erased」について、アルバム制作の締め切りが迫る中で完成した楽曲であり、大きなコーラスや中間部のセクションを特徴としていると述べている。

New ‪@sylosis‬ video for ‘Erased’, the 2nd single off the upcoming album ‘The New Flesh’, out February 20th. Listen to ‘Erased’ here: https://sylosis.bfan.link/erased.yde

フィンランドの巨匠”Amorphis”、ニューシングル「Crowned In Crimson」MV公開 — 映画『Son of Revenge – The Story of Kalevala』テーマ曲

フィンランド出身のメロディックデスメタル/プログレッシブメタルバンド Amorphis が、新シングル 「Crowned In Crimson」 とその公式ミュージックビデオを公開した。楽曲は現在デジタル配信サービスで視聴可能となっており、映像も各種プラットフォームで視聴できる。

「Crowned In Crimson」は、2026年1月16日公開予定の映画 『Son of Revenge – The Story of Kalevala』 のメインテーマ曲として制作された楽曲である。映像では、フロントマン Tomi Joutsen とその娘 Iida Joutsen による父娘ヴォーカル共演がフィーチャーされており、神話的な世界観と哀愁を帯びたサウンドが展開されている。

歌詞は長年のコラボレーター Pekka Kainulainen によって執筆され、フィンランド叙事詩『Kalevala』に登場する悲劇の英雄 Kullervo の物語を描いた内容となっている。音楽的には、2025年リリースのアルバム Borderland の流れを受け継ぎつつ、シネマティックな表現を併せ持つ構成である。

映像制作には映画監督 Antti Jokinen が関与しており、作品の世界観を映像として投影する試みがなされている。楽曲は映画タイアップのための単体シングルとして位置づけられているが、Amorphis のディスコグラフィーに新たな象徴的作品として追加される。

Stream, get the single here: https://amorphis.rpm.link/crownedYT

Songwriter and guitarist Esa Holopainen comments: “Director Antti Jokinen got in touch with us and briefly told us about his ambitious film project. We arranged a meeting with him during which we were able to see visual material from the film and go through the script. Antti hoped that AMORPHIS would create the film’s theme song – a project we agreed to immediately.”

“AMORPHIS’ music feels like strength wrapped in beauty – heavy enough to shake the landscape yet poetic. Their music really lifts my spirit into the world of Kalevala myths and its characters. Exactly what I was looking for when thinking about the theme song for my film. I’m very pleased they agreed to do it,” adds director Antti J. Jokinen.

 

東京発!メロディック・デスメタル・バンド”The Oath of the Wolves”、ファーストアルバム『Crownless Ages』リリース

2022年に結成された東京発メロディック・デスメタル・バンド、The Oath of the Wolvesが、ファーストアルバム『Crownless Ages』をBlack-listed Recordsよりリリースしました。2025年11月には先行シングル「Whispers of the Damned」を配信リリース、オーケストラやシンセサイザーを積極的に取り入れ、より広がりのあるサウンドと高い透明性を備えた新たな音楽性を提示し話題となっていた。

先行シングル配信URL : https://linkco.re/hmGhDHU3

ミャンマー人のkoko(vo)が放つ歌声と咆哮は凶暴かつ内に眠る様々な感情を揺さぶり、思わず口ずさんでしまうキャッチーなメロディはいつまでも心に響いて離れない。ツイン・リードで駆け巡り、ブレイクダウンで落とすこのアルバムは、The Oath of the Wolves独自の世界観によって構築されている。

2026年2月11日(水祝)には東京・新宿ANTIKNOCKにてレコ発主催ライブの開催も。彼らのソーシャルメディアをフォローしよう!

イタリア発メロディック・デスの新旗手”5RAND”、ニューアルバム表題曲“Ordhalia”のミュージックビデオ公開

イタリア・ローマ出身のメロディック・デス/モダン・メタルバンド 5RAND が、最新アルバム『Ordhalia』の表題曲 “Ordhalia” のミュージックビデオを公開し、アルバムも同時リリースした。

“Ordhalia” はダークでシネマティックな旋律と激しいリフ、変拍子や劇的な展開を含む構成が特徴で、過去作からの進化を感じさせる。ボーカルにはクリーン/ダーティ双方が用いられ、メロディック・デスの枠にとらわれない幅広い表現が見られる。

バンド公式によると、『Ordhalia』はこれまで培ってきたモダンメタル/グルーヴ/メロディック・デスの要素を統合しつつ、新たな音像と構成に挑んだ意欲作。多くの楽曲でダークかつ叙情的なメロディが光る仕上がりとなっており、2025年のメタル・シーンにおける注目盤とされている。

Recorded and mixed by Marco Mastrobuono at Bloom Recording Studios.
Mastered by Jens Bogren at Fascination Street Studios, Sweden.

Directed and produced by: Kinorama Studios
Makeup: Valentina Parrino

チェコの新鋭女性モダンメタル・バンド “STELLVRIS”、新曲「Silence After Violence」MV公開&EP発売へ

チェコ・プラハ出身のモダンメタル/メタルコア・バンド STELLVRIS が、ニュー・シングル「Silence After Violence」のビジュアライザーを公開した。バンドはこの曲を、2025年11月7日リリース予定のEP『Shatter & Bloom』からの先行トラックと位置づけている。

ボーカルの Nicol Hofman は、この曲について若年層にも広がる社会の暴力性と苛立ちを反映した警告だと述べ、暴力や不安、怒りを「気づきと行動への呼びかけ」に変える意図を示している。

EP『Shatter & Bloom』では、重厚なギター/メタルコア・サウンドにエレクトロ要素やメロディックパートを融合させ、新たなサウンドと表現に挑む作品となっている。

STELLVRIS Official Website / Bandcamp:
https://stellvris.bandcamp.com

元ArchitectsのJosh Middletonによるメタル・バンドSylosis、2026年2月に新作『The New Flesh』リリース決定!+表題曲MV公開

イギリス出身のメタルバンド Sylosis が、7作目のスタジオ・アルバム『The New Flesh』を 2026年2月20日に Nuclear Blast Records からリリースすることを発表した。あわせて、同名の表題曲「The New Flesh」のミュージックビデオと配信も公開された。

アルバムのトラックリストは全11曲。収録曲には「Beneath The Surface」「Erased」「All Glory, No Valour」「Lacerations」「Mirror Mirror」「Spared From The Guillotine」「Adorn My Throne」「The New Flesh」「Everywhere At Once」「Circle Of Swords」「Seeds In The River」が含まれる。

バンドは声明で、新作について「ここ数年のツアーで培ったライブ感覚を反映した」「今までのアルバムで感じたことのないエネルギーが宿っている」と語っており、今回の作品が彼らにとって新たな一歩であると示唆している。

今回の発表にあわせて、Sylosis は 2026年初頭に欧州/UKツアー、そして春には北米ツアーを予定している。新作とともに世界各地でのライブ活動にも期待がかかる。

The New Flesh – Official Video & Pre-order Info:
https://sylosis.os.fan/

Sylosis Official Website:
https://sylosis.band.com

Lamb of God、話題の新曲「Parasocial Christ」公開&2026年北米ツアー発表

アメリカ・バージニア州リッチモンドを拠点とするヘヴィメタル・バンド Lamb of God が、ニュー・シングル「Parasocial Christ」を11月21日に公開した。

フロントマン Randy Blythe は本作について、「情報化時代が生んだ“注意経済”に人々の視線が集まり、私たちは商品として扱われている」という趣旨のコメントを残しており、ソーシャルメディアとの向き合い方を問い直す内容となっている。

この発表に合わせて、バンドは2026年春に全米ヘッドライン・ツアーを実施する予定で、サポートには Kublai Khan TX、Fit For An Autopsy、Sanguisugabogg が名を連ねている。

Lamb of God Official Website:
https://www.lamb-of-god.com

ex.Lamb of GodのドラマーChris Adlerの新バンド”Shallow Rising”、新曲「Further」のMV公開

1999年から2019年までグルーヴメタル・レジェンド、Lamb of Godに在籍していたドラマー、Chris Adler (クリス・アドラー)が、新プロジェクト Shallow Rising でシーンにカムバックしている。この度、シングル「Further」のミュージックビデオが公開され、大きな話題となっている。Shallow RisingはChrisに加え、Taylor Brandt (Bass) 、Tim Ossenfort (Guitar)、Alex Villarreal (Vocals)という4人体制。これから続々と新情報が解禁されるはずだ、今からバンドをフォローしておこう。

Chris Adler, ex drummer for groove metal legends Lamb of God, is back behind the kit with a new project, Shallow Rising. The band shared an official lyric video today for their debut track, “Further”.

Amon Amarthの元メンバーによる新バンド、”Fimbul Winter”が始動!

スウェーデン出身のメロディックデスメタル・バンド、Amon Amarthの元メンバー3人による新バンド、Fimbul Winterが活動を開始した。Fimbul Winterは、ドラマーNiko Kaukinen、ギタリストにAnders Biazzi、そしてAmon Amarthではドラマーとして在籍したFredrik Anderssonがリード・ギターを担当。 ベースはGustav Myrin、ヴォーカルはClint Williamsが担当している。Fimbul Winterは、2024年9月のクローズアップ・ボーテン・クルーズに初めてライブを行うとのこと。 バンドは次のように話している:

「今のところの焦点は、私たち全員が何らかの形で関わった古いデモ曲や名曲を演奏することだけど、すでにオリジナルの新曲を5曲書いてデモを作っていて、中にはもともとAmon Amarthのために書かれたリフを含む曲もあるんだ」。

「このアイデアは、Nikoが30年以上前に録音したデモ曲「The Arrival Of The Fimbul Winter」を50歳の誕生日パーティーで演奏したいと言ったことから始まった。Fredrikは面白そうだと思い、ギターを弾きたいと申し出た。 その後、Andersも参加することになり、さらに友人達が加わり、このユニークなラインナップとしてバンドになり、かつての礎となった楽曲を作ることが出来たんだ。 一緒に演奏するのがとても楽しかったし、3人の元メンバーがオールドスクールなキラー音源をたくさん持っていることに気づいたので、演奏を続け、最終的には新曲をレコーディングすることを決めた、というのがバンドの始まりさ」。

 

Three former Amon Amarth members have reunited to form a new band called Fimbul Winter (not to be confused with the early 90’s Norwegian black metal group Fimbulwinter.)

The lineup includes original Amon Amarth members Niko Kaukinen on drums and Anders Biazzi (formerly Anders Hansson) on guitar, along with former Amon Amarth drummer Fredrik Andersson, who now handles lead guitar duties. Joining them are Gustav Myrin on bass and Clint Williams on vocals.

Fimbul Winter is set to make their first official appearance at the Close-Up Båten cruise this September.

The band shared the following:

The focus for now is to play the old demo and classic songs we were all involved with in some way but we already have five original new songs written and demoed, some songs including riffs that were originally written for Amon Amarth, which will be recorded and released at some point.

The idea started with Niko wanting to play the demo ‘The Arrival Of The Fimbul Winter’, which he recorded over 30 years ago, at his 50th-birthday party. Fredrik thought it sounded like fun and offered to play the guitar. After that Anders was asked to join in and then with the addition of friends Linus Nirbrant on bass and Clint on vocals, a selected amount of friends got to experience this unique lineup and hear the tracks that once laid the foundation to what was to become. Having so much fun playing together and realizing all three former members had a ton of killer old-school material, the decision to keep on playing and to eventually record new songs was made.

『メロデスガイドブック 世界編』発売!

昨年出版され話題となった『メロデスガイドブック 北欧編』の続編となる、『メロデスガイドブック 世界編』が2024年7月10日にパブリブより出版されました。著者は内藤智裕さん。先日私の手元にも届きましたので、この本の魅力をRIFF CULTの読者の皆さんに向けて紹介してみたいと思います。

 


 

どんな本?

本書は、北欧編で紹介されたスウェーデン、フィンランド、デンマーク、ノルウェー、アイスランドとフェロー諸島の他に、世界各地に点在するメロデス・バンドを紹介したものとなっている。超メジャー級からローカルシーンでしか知られていないドマイナー級まで複数のレイヤーにまたがり、統一的なシーンを形成しているとは言い難いメロデスの全体像を把握することが出来る本書は、メロデスだけでなく、メタルコア・リスナーにもオススメしたい内容となっており、Sadist、Nightfall、Aephanemer、Stortregn、 Intestine Baalism、Blood Stain Childといったバンドのインタビューに加え、Carcass、The Black Dahlia Murderといった大御所の紹介、加えて 「モダンメロデス」「デスラッシュ」「東方メロデス」「ジブリ」をキーワードに書かれた興味深いコラムが多数収録されている。このジャンルに詳しくなくても、メロデスというジャンルを知る入門書としてもオススメ。もちろん、コアなファンも楽しめる内容だ。

 

『テクニカル・デスメタル・ガイドブック』との繋がり

本書のレビューを読み進めていくと、先日私が執筆した『テクニカル・デスメタル・ガイドブック』で紹介したバンドがいくつか掲載されている。自分がテクデス本を執筆している時のことを思い出したり、自分の書いたレビューを読み比べてみたりすると、「テクデス側からの視点」と「メロデス側からの視点」で聴くことで随分と印象の違うバンドがいるということが分かる。例えば、AllegaeonやInferiといったバンドは、「テクニカル・メロディック・デスメタル」とも言えるバンドで、どちらのガイドブックに載っていてもおかしくないバンドだ。この二つのバンドを、さっき述べた視点の違いを意識して聴き比べてみると、かなり違って聴こえてくる。

 

RIFF CULTが来日を企画したバンドも掲載されている

RIFF CULTのチームメンバーが運営しているRNR TOURSで招聘したことがあるバンドが掲載されていて驚きました。Light This City は2019年に初来日し、東名阪をツアー。かなり盛り上がった記憶があります。メンバーのLauraとBenはHeartsoundsというメロディックパンク・バンドでも活躍しており、HeartsoundsはEpitaph Recordsからアルバムをリリースした経歴もあり、こちらのツアーもRNR TOURSで企画しました。レビューの中に来日したことも明記されていて、自分のことのように嬉しかったですし、レビューも熱く、今一度アルバムを聴き返したいと思いました。

来日した時の写真。みんなとても良い方でした!

ファンの皆さんとの写真

 

日本のバンドの紹介が充実している

Intestine Baalism、Blood Stain Childといった「メロデス」を語る上で欠かせない国内バンドのインタビューは読み応えありました。人柄が伝わってくるインタビューは、そのバンドをもっともっと好きになれるし、こうして書籍という形で残ることにとても意味を感じます。インタビュー以外にも日本のメタル・シーンについて丸々1ページ使って書かれた概要もかなり良くまとまってましたし、RNR TOURS/RIFF CULTで過去にブッキングさせていただいた多くのバンドが掲載されているのも嬉しかった。Alphoenix、Myproofをはじめ、Thousand Eyes、Serenity in Murder、Desolate Sphere、懐かしのDeGraceのレビューまで載ってるのが凄いです。View from the Soyuzの名前まで載ってます。

 

Imperial Circus Dead Decadenceかっこいい

日本のバンドのレビューをじっくり読みながら聴いていましたが、Imperial Circus Dead Decadenceは本当にかっこいい。もちろん存在は知っているし、聴いたこともありましたが、レビューを読みながら聴くという体験をしてみると、良さがさらに感じられました。「獄」はビデオもかっこいい。

 

『メロデスガイドブック 世界編』を読んだ感想

メロデスは帯のキャッチにもあるように「親しみやすいデスメタル」として知られているかもしれないが、その分ジャンルとしての境界線が曖昧で、多種多様なメタルのサブジャンルが存在する現代では「何がメロデスでメロデスでないか」というのが人によって違うものになっている。今回、著者の内藤智裕さんやパブリブ編集長のハマザキカクさんが北欧編、世界編の2冊で「メロデス」の歴史を丁寧にまとめ、ガイドブックとして完璧なものを作ったことは世界的にみても本当に凄いことだと思います。

熱い後書きに内藤さんがこの本に込めた想いが詰まっていると感じました!皆さんもぜひ本書を手に取ってみてください!絶対損はしません!

 

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