ブルータル・デスメタル 2022年の名盤 (前編)

2022年にリリースされたブルータル・デスメタルの中から、下半期にリリースされた名盤を年間ベストとしてレビューしました。上半期はあまり良い作品に出会えませんでしたが、下半期はリリースラッシュで毎週のように素晴らしい作品を聴くことが出来ました。前編、後編と合わせて読んでみて下さい。

 

2022年にリリースされたブルータル・デスメタルの良曲をまとめたYouTubeプレイリスト

 

RIFF CULTのSpotifyにて「All New Brutal & Tech Death Metal」のプレイリストを公開中。ぜひお気に入りに追加して下さい。

 

 

Crypt Rot – An Ancient Summoning

イングランド・ウェールズを拠点に活動するCrypt Rotのデビュー・アルバム。同郷のDry Cough Recordsからリリースされ、フィジカルはBrutal Mindから発表されている。ここ数年でメキメキと実力を付けてきたドラマーJustin Wallischは、Between the KillingsやMaimed、Necessary Death、Severed Headshopなどを兼任しておりUKブルータル・シーンで今後キーマンになりそうな人物。ギターとベースを兼任するTom HughesはMaimedでもJustinとタッグを組んでいる。

 

ロゴが良い

 

ボーカルKyleを加えたトリオ編成で制作された本作は、キャッチーなスラムリフが豊かなグルーヴを生み出し、タイトなドラミングがドライヴする。これだけ聞くとスラミングなのかと思うだろうが、楽曲群はどれもピュアなブルータル・デスメタルに近い美的感覚を持ってして仕上がっていると言えるだろう。「UKのPathology」とでも言うべき純なブルデスの魅力が感じられる。タイトルトラック「An Ancient Summoning」はガテラル唱法において優秀な楽曲でもある。

 

 

Guttural Disease – The Foreseen Deadline

インドネシア・西ジャワ州の州都バンドンを拠点に活動するGuttural Diseaseのファースト・アルバム。結成は2011年と中堅の域にあるバンドであるが、2020年にギタリスト、ベーシストが加わり5人体制となったことで活動が本格化。Brutal Mindの猛プッシュもあり、リリース前から何かとよくその名を目にしてきた。

 

Guttural Disease

 

ドラムのサウンド・プロダクションから察するに、Disgorgeの影響が強くドライなスネアのいぶし銀の響きがなんとも心地良い。オールドスクールなリフも時折スラムしつつ、初期Deeds of Flesh的なギターワークもあり面白い。クラシックなブルデスを現代に鳴らす貴重な存在。

 

 

Sermon of Mockery – Crippler Crossface Murder Suicide

 

Mortal Decayのボーカリスト John Paoline とウクライナ在住のミュージシャンらからなるニュー・バンド、Sermon Of MockeryのデビューEP。2022年はウクライナにとって非常に辛い年であったが、意外にもジャンル問わずメタル・シーンが完全にストップしてしまうことはなかった (作品自体は戦争が始まる前に作られていたのかも)。

 

ロゴが素晴らしい

 

キーウ在住のドラマー Lev Kurgansky はPosthumous Blasphemer、Disarticulating Extinguishment、Ezophagothomia、Fleshgoreなどにも在籍した経歴があり、その腕はお墨付き。意外にもJohnはMortal Decay一筋だったこともあり、テイストの違うサウンド上でのガテラルは新鮮。リミッターの外れたドラミングは素晴らしく、このドラムが聴きたくて何度も聴いた一枚。アートワークは最高のJohn Zig。

 

 

Gargling – Depraved Ingestion Of Cranial Discharge

とにかくこの強烈なアートワークに衝撃を受けた。ここまでエネルギッシュな嘔吐にフォーカスした作品は見たことがない。このジャケだけで今年のベスト・アルバムは間違いないと確信したが、内容も素晴らしかった。2019年にCarbonized InnocentsやCryptophthalmosなどに在籍するMax RiveraとBrutal Scat、Fetid Bowel Infestation、NecrogasmのHarry Morganによって立ち上げられ、Maxは全ての楽器をこなし、Harryがボーカルを務めている。タイのEccymosisをはじめ、New Standard Elite直系とも言える雪崩系のドラミングが時折スラムパートを交えながら突進、猛獣のようなガテラルが何重にも重なっていく爽快感がたまらない。

 

 

Congenital Anomalies – Systematic Violence

チェコ・プラハを拠点に活動するCongenital Anomaliesの通算3枚目・フルアルバム。Lord of the Sick Recordingsのリリースでスラミング・ブルータル・デスメタル・バンドとして知られるが、どちらかと言うとDying Fetus直系のグルーヴィー・ブルータル・デスメタルと言ったスタイル。突出した個性はないものの、単純明快な楽曲構成、ブラスト一辺倒ではなくしっかりとグルーヴ重視のリフとドラミングが良い塩梅で組み込まれている。もちろんスラムパートもガッツリあるが、Congenital Anomaliesの魅力はどちらかと言うとスラムへ接続するまでの展開にあるように聴こえる。

 

 

Antropofagus – Origin

イタリア・ジェノヴァの重鎮、Antropofagus の5年振り通算4枚目のフル・アルバム。”Meatgrinder”を名乗るギタリストFrancesco Montesanti以外にオリジナル・メンバーはおらず、皆それぞれにいくつものバンドを掛け持ちしており、実質Meatgrinderのバンドと言えるだろう。本作からボーカリストにDevangelicの Paolo Chiti が加入。ブルータル・デスメタル・シーンを代表するドラマー Brutal Dave のマシーンのように正確なドラミングの上でしっかりとデスメタリックなボーカルが際立っている。繊細なメロディの輝きを微細に捉えながらも力強いリフで牽引していくMeatgrinderの確かな技術に圧倒される。グルーヴや転調など、そういったことが一旦置いておいて、芸術作品としてじっくりと聴き込むべき一枚。

 

 

Insect Inside – Into Impending Apotheosis

ロシアン・ブルータル・デスメタルの有名人達によって2017年に結成されたInsect Inside。昨年、デビュー・アルバム『The First Shining of New Genus』をリリースしているので、名前を聴いたことがあるというブルータル・デスメタル・リスナーは多いかもしれない。

 

Disfigurement of Flesh、Morphogenetic Malformation、Traumatomyと錚々たるバンドでドラムを務めるDaniil Sementsovの叩き出す個性的なグルーヴは輪郭をどんどんぼかしながら時にテクニカルに疾走。もう一つ彼らの特筆すべき点はEmbodiment Elimination、Equivokeなどに在籍するギタリストMikhail Lukoyanovのギターワーク。微細にエディットしたことで生まれるグルーヴを爆発させながらInsect Insideの世界観を演出する。アートワークもDisgorgeの『Parallels of Infinite Torture』を彷彿とさせる色味、構図で狙いが感じられる。

 

 

Vomit Forth – Seething Malevolence

アメリカ・コネチカットの新鋭、Vomit Forthのデビュー・アルバムはCentury Media Recordsからと言うことで、ブルータル・デスメタルというより、さらに広域のデスメタル・シーンに向けてアプローチされている。2018年結成、メンバーそれぞれに輝かしいキャリアがあるわけでなく、このタイプのバンドがCentury Media Recordsからデビューというのだから、やはりどこか引っ掛かる個性がある。

Sanguisugaboggのようなオールドスクール・デスメタルとスラミング・ブルータル・デスメタルがクロスオーバーして発生したデスメタル・ヘッズの為のビートダウン・メタルを鳴らし、その魅力はライブ映像のフロアの盛り上がり方を見るとよく分かる。Internal Bleedingのスラム成分が現代版にアップデートされたかのようなサウンドは希少価値が高い。

 

 

Excrescence – Inescapable Anatomical Deterioration

2020年にワシントン州タコマで結成されたニュー・バンド。New Standard Elite からのリリースということで、そのサウンドはなんとなく想像することが出来るだろう。もはやグルーヴを成さない強烈なブラストビートが音速で駆け抜けていき、ノイズの壁となって押し寄せてくるリフも完全にリミッターが振り切れてしまっている。彼らが面白いのは、他のNew Standard Eliteのバンドがノンストップで駆け抜けていくのに対し、しっかりとブレイクダウンやスラムパートを挿入しているところだ。ここまでやっていいのかと他を圧倒する、エクストリームな一枚。

 

 

Between The Killings – Reflection Of Murder

ベテラン揃いの新鋭バンド、Between The Killings のデビュー・アルバムはComatose Musicから。LividityやDeadenで活躍したギタリストVon Young を筆頭に、Necessary DeathやMaimedのベースIanとドラムJustinのコンビらが安定感のあるブルータル・ビートを生み出していく。スラムベースでありつつも幾度も急加速し、砂塵の如くグルーヴを巻き上げていく。不気味なメロディからは血が滴り落ちるかのような殺気が立っており、Between The Killingsサウンドを不気味に仕立てる。現代スラムはちょっとコッテリ過ぎる、というブルータル・デスメタル・リスナーには耳馴染みの良い一枚だろう。

 

 

 

ブルータル・デスメタル 2022年の名盤 (後編)

Denis Stoff (ex.Asking Alexandria) 率いる Drag Me Outが「Let Me In」のミュージックビデオを公開!

 

Asking Alexandriaでボーカルを務めた経歴を持つボーカリストDenis Stoff率いるポスト・ハードコア/メタルコア・バンド、Drag Me Outが最新アルバム『Demons Away』から収録曲「Let Me In」のミュージックビデオを公開しました。たっぷりとギターソロを盛り込みながらエキゾチックなポストハードコアをドラマ性たっぷりsにプレイ。

 

 

2019年リリースのファースト・アルバム『Pressure』から始まった3部作のコンセプト・アルバムのひとつになっており、先行公開されている楽曲「Crystal Arms」、「Bullet in My Teeth」を含む12曲の新曲が収録されている。

 

SANGUISUGABOGG、新曲「Pissed」のミュージックビデオを公開 + ニュー・アルバムの情報も

 

USオールドスクール・スラミング・ブルータル・デスメタル・バンド、Sanguisugabogg が新曲「Pissed」のミュージックビデオをCentury Media Recordsから公開しました。バンドは2023年2月にニュー・アルバム『Homicidal Ecstasy』を同レーベルからリリースすることを発表しています。

 

 

マスグラインド・ゴッド、See You Next Tuesdayが復活! 久しぶりの新曲「Hey Look, No Crying」のミュージックビデオを公開!

 

ミシガンのマスグラインド・ベテラン、See You Next Tuesday が復活! Good Fight Musicと契約し、新曲「Hey Look, No Crying」のミュージックビデオを公開しました。2023年2月には15年振りとなるニュー・アルバム『Distractions』をリリースする。時を経て蘇る、強烈なノイズの嵐が脳天に直撃する……。

 

 

See You Next Tuesday:
Drew Slavik – Guitar
Chris Fox – Vocals
Rick Woods – Bass
James Watson – Drums

 

 

 

『現代メタルガイドブック』11月29日発売決定

 

和田信一郎(s.h.i.)さん監修の『現代メタルガイドブック』が2022年11月29日にPヴァインから発売されることが決定しました。

 

「最新の先鋭的な音楽」としてのメタルを一望し、またそこに至るまでの従来のHR/HMについての認識も更新する、非メタラーも必読の、最新メタルガイドとしてまとめられた本書は「様式美」にとどまらない、現代メタルの豊穣な世界を感じることが出来る一冊に仕上がっている。一般的なメタルの名作をはじめ、デスメタル以降「激しさ」「過激さ」を極限まで追求してきたエクストリーム・メタル、そしてジャズやポストロック、ヒップホップやエレクトロニック・ミュージック、ポップスまで、さまざまなジャンルを貪欲に取り入れた裾野の広さが特徴的だ。

 

amazonはこちら

 

インフォメーション : http://www.ele-king.net/books/008953/

 

執筆者(五十音順)

梅ヶ谷雄太(MURDER CHANNEL)
川嶋未来(SIGH)
清家咲乃
つやちゃん
西山瞳
藤谷千明
村田恭基
脇田涼平(RNR TOURS / RIFF CULT)

 

A Curtain Of Mist がエレガントに輝く新曲「「 As 」」をリリース!

 

名古屋を拠点に活動するポスト・ハードコア・バンド、A Curtain of Mist が新曲「「As」」をリリースしました。この楽曲は各種音楽サブスクリプション・サービスにて視聴することが出来ます。

 

 

現代的なアプローチを見せるポスト・ハードコア/メタルコアをバックに存在感を放つボーカルが印象的な一曲。地元を中心としたコンスタントなライブ活動でじわじわと実力を付けている。

 

https://twitter.com/ACurtainofMist/status/1586556570392883201

 

新体制を発表した Satylus が新曲「Collisions」をリリース!

 

東京を拠点に活動するポスト・ハードコア・バンド、Satylus が新曲「Collisions」のリリックビデオを公開しました。バンドは新ベーシストとして3月よりサポートとして活動していたGabrielの正式加入を発表したばかり。伸びやかでスタイリッシュなサウンドが印象的。11月16日 (水曜日) より各種サブスクリプション・サービスにて楽曲の配信がスタートする。

 

 

Pierce The Veil ニュー・アルバム『The Jaws Of Life』リリース決定! 新曲「Emergency Contact」のミュージックビデオを公開

 

USポストハードコア・バンド、Pierce The Veil がニュー・アルバム『The Jaws of Life』を2023年2月10日にFearless Recordsからリリースすることを発表しました。合わせて先行シングル「Emergency Contact」のミュージックビデオを公開しました。

 

 

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200 Stab Wounds がMetal Blade Recordsと契約! 新曲「Masters of Morbidity」リリース!

 

クリーヴランド出身のデスメタル・バンド、200 Stab Wounds がMetal Blade Recordsとの契約を発表しました。合わせて新曲「Masters of Morbidity」をリリースしています。新曲のプロデューサーはNileやDecideを手がけたMark Lewis。

 

 

 

マイ・ケミカル・ロマンス、コヒード・アンド・カンブリア、サーカ・サヴァイヴ等のメンバーが組んだスーパー・バンド、L.S. DUNESがデビュー・アルバム『Past Lives』をリリース!

(Photo credit Mark Beemer)

 

マイ・ケミカル・ロマンス、コヒード・アンド・カンブリア、サーカ・サヴァイヴ等のメンバーが組んだスーパー・バンド、L.S. DUNESがデビュー・アルバム『Past Lives』をリリースし、アルバムの全曲を公開しました。各メンバーが所属するバンドの影響が聞ける渾身のデビュー・アルバムです。

 

 

バンドのメンバーはポストパンク、ハードコアのシーンで活躍するフランク・アイイアロ (ギター / My Chemical Romance)、トラヴィス・スティーヴァー (ギター / Coheed and Cambria)、アンソニー・グリーン (ボーカル / Circa Survive)、 ティム・ペイン(ベース / Thursday)、タッカー・ルール (ドラム / Thursday/Yellowcard)。

 

デビュー・アルバム『Past Lives』は、ウィル・イップ(Turnstile、Circa Survive、Quicksand)がプロデュースし、ペンシルバニア州フィラデルフィアにある彼のスタジオ4レコーディングで録音されました。L.S. DUNESは、すでに成功したキャリアからの期待や美学から解き放たれ、パンクのエネルギーを持つヘビーなアンセムを、これまでにないサウンドに昇華させています。心をつかむシアトリカルなオープニング曲「2022」、クランチーで熱狂的な「Like Forever」、壮大な「Permanent Rebellion」、魅力的なアルバムの最終曲「Sleep Cult」など、デビュー・アルバム『Past Lives』は衝撃と感動を与えてくれる曲を収録しています。アルバムの作曲は、バンド・メンバーとの共同作業で行われました。

 

 

パンデミックによりロックダウンの衝撃を受けたメンバー達は、「明日」が約束されていないことを実感しました。「実際、私たちミュージシャンの誰もが、ライブの観客のために音楽を演奏することができるのかどうか、全く分からなかった。アルバムではそれぞれのメンバーが所属する全てのバンドの影響を聴くことができ、しかも特定のバンドと被らないようにしたかったんだ。僕らのルーツはパンクロックとハードコアで、その雰囲気はすべての失われた魂への希望なんだ」と、ギタリストのフランク・アイイアロは語っています。

 

アルバムでは、それぞれのバンドで大きな成功を収めてきたバンド、メンバーが集まり、オリジナルでアグレッシブ、そして強烈なロックの進化形を世界に提示しています。

 

He Is Legend、秘めた芸術性を解き放つ快作『ENDLESS HALLWAY』リリース!

 

ノースカロライナのメタルコア/ポスト・ハードコア・バンド、He Is Legend がニューアルバム『Endless Hallway』をSpinefarm Recordsからリリースしました。

 

 

通算7枚目となるフル・アルバム、先行シングルとして発表された「THE PROWLER」や「LIFELESS LEMONADE」といった楽曲は現代的なメタルコアのエッジ、ヘヴィネスと言う部分に溢れており、これまでのHe is Legendファンは驚いたことだろう。そして「He is Legendってこんなに凄いのか」と名前だけ知っていたようなリスナーの興味も引いたはずだ。彼らは日本において、そして世界的においてもその実力が高く評価されてこなかった。いわゆる過小評価バンドだった。ポテンシャルは十分で芸術的な存在感が「キャッチー」と言うキーとはやや離れていたからではないかと考える。

 

このアルバムは彼らが長いキャリアの中で培ってきた芸術的なカオスも見せる快作、コアなファンにこそ聴いてほしい一枚。

 

 

 

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ブラッケンド・デスコア、Bonecarver がニュー・アルバム『Carnage Funeral』をリリース!

 

スペインを拠点に活動するブルータル・デスメタル/ブラッケンド・デスコア・バンド、Bonecarver がニュー・アルバム『Carnage Funeral』をUnique Leader Records からリリースしました。

 

 

Cannibal GrandpaからBonecarverへと改名したのはもう数年前。Unique Leader Records と契約を果たし、遂に放たれたアルバムは、トレンディなブラッケンド・スタイルはもちろん、Unique Leader Records の古き良きブルータル・スピリット溢れる楽曲がたっぷりと収録された快作となっている。

 

正直に言えば、Bonecarverらしさと言うのはあまり感じないが、Bonecarverの『Carnage Funeral』はシンプルであることが大きな魅力である。ブルータルなアプローチのストレートさ、それを彩る壮大で精巧なサウンド・プロダクションの一つ一つに研ぎ澄まされたデスメタリックな魅力が感じられる。

 

 

 

 

アルバムレビュー : Chelsea Grin『Suffer In Hell』

 

USデスコア・バンド、Chelsea Grin (チェルシー・グリン) がダブル・アルバムの第1弾として『Suffer In Hell』をOneRPMからリリースしました。

 

 

これまでChelsea Grinのドラム/ボーカルを担当してきたPablo Viverosが無期限の活動休止に入り、今作ではGlass HandsのNathan Pearsonが参加。正規メンバーとしてはオリジナル・メンバーであるベーシストのDavid Flinn、ヴォーカリストTom Barber、そしてギタリストのStephen Rutishauser。

 

 

ミュージックビデオにもなっているオープニング・トラック「Origin of Sin」は繊細なオーケストレーションを持つChelsea Grinらしいヘヴィネス溢れた楽曲で、ヴォーカルTom、そしてベーシストDavidの印象的なプレイが際立っています。「Think or Die (考えるか死ぬか)」と言うフレーズの持つ不気味さ、力強さに圧倒される。

 

 

The Black Dahlia Murderの故・Trevorをフィーチャーした「Forever Bloom」では、ドゥーミーな雰囲気に溢れたアルバムのリードトラックであり、強烈なブレイクダウン、威力を最大級に高めたところで炸裂するストンプ・パートに頭を撃ち抜かれるかのような衝撃がある。ミュージックビデオとして発表されている「The Isnis」もアルバムのキーとなる世界観を上手く描いている。

 

 

『Suffer In Hell』は、8曲で30分弱というコンパクトな仕上がりでとても聴きやすく、Chelsea Grinの現在地がよく分かる作品だ。アルバム・タイトルの通りヘヴィでダークな世界観をしっかりと描いた本作に続く自作は2023年3月にリリース予定の『Suffer in Heaven』。こちらの作品がどんな仕上がりとなるか、非常に楽しみだ。

 

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The Black Dahlia Murder、クリスマス作品『Yule ‘Em All: A Holiday Variety Extravaganza』をリリース!

 

USメロディック・デスメタル・バンド、The Black Dahlia Murder (ザ・ブラック・ダリア・マーダー) が、クリスマス作品『Yule ‘Em All: A Holiday Variety Extravaganza』をMetal Blade Recordsからリリースしました。

 

この作品は配信、そしてDVDとして発売されています。元々2022年7月にリリースされる予定でしたが、バンドのフロントマンであるTrevorの急逝を受け、発売が延期となっていました。

 

 

 

非常に楽しい雰囲気で制作されたこの作品は、バンドがリリースしてきた数々の名作アルバムからライブで盛り上がる代表曲を中心としたライブ・パフォーマンス、そしてバンドメンバーが出演するオリジナルのコメディが収録されています。ゲストにはCannibal CorpseのCorpsegrinderも参加。DVDバージョンには特別付録としてプロデューサーとバンドによるコメントも。

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