イングランドのスラミング・ブルータル・デスメタル・バンド”Party Cannon”は、新作EP『Subjected To A Partying』を2026年3月27日にUnique Leader Recordsよりリリースすることを発表した。これは2024年リリースのフルアルバム『Injuries Are Inevitable』に続く音源であり、既発のシングル「High Tariff Behaviour」「Thirst Trap」「Improper Use Of A Speculum」などを含む作品となる予定である。
リリース情報の発表にあわせて、ライブ映像「Human Slime (Live at Obscene Extreme 2025)」の公式ミュージックビデオが公開された。「Human Slime (Live at Obscene Extreme 2025)」の映像は、2025年に開催されたObscene Extremeでのパフォーマンスを収めたもので、主要な動画配信プラットフォームで視聴可能となっている。
『Subjected To A Partying』の収録予定トラックには「Parisian Bedbug」「Thirst Trap」「High Tariff Behaviour」「Improper Use Of A Speculum」などが含まれ、さらにKmac2021、Frontierer、Ritual Studioによるリミックスやライヴ音源も収録される構成となっている。ベーシストのClankensteinは、今回のEPについて、2025年のツアーや新ヴォーカリストの加入などを経て、バンドがこれまでにない音楽体験を追求した作品になっていると述べている。
Release Date: 2025年5月16日
Label: New Standard Elite
Member Line-Up:
Logan Crum – Bass
Jackson Dekle – Guitars
Jake Roll – Drums
Ian Bagchi – Guitars
Nolan Evans – Vocals
アメリカ・オハイオ州コロンバスを拠点に活動するAnatomizeによるデビューEP。2025年5月16日にNew Standard Eliteからリリースされた。15歳〜17歳のメンバーで構成されるAnatomize、PeelingFleshをはじめでスコアやハードコア、ヒップホップと上手く結びついてきた現代スラムではなく、New Standard Eliteに代表されるようなブラスティング・ブルータル・デスメタルをプレイすること時代が素晴らしい。彼らの存在は間違いなくシーンの強烈なインパクトを与えるし、スラムに特化したシーンでも負けないブレイクダウンの力強さは持っている。タイトル曲ではSanguisugaboggをフィーチャー、バンドはSpecial ThanksにAnhedonia, Tomb Sentinel, Suffering, Dyskinesia, Inveracity, Disconformity, Voracious Contempt, Jimmy H. Doolittle, Suspectum, Shackled By Lust, Emasculatorの名前を挙げている。アメリカはいろんなジャンルが一気にリバイバル気味、ブルデスは彼らが引っ張っていくかもしれない。
▶︎ Bludgeoned by Deformity 『Epoch of Immorality』
Release Date: 2025年6月6日
Label: Iron Fortress Records
Member Line-Up:
Devin Swank – Vocals
Bradon Studebaker – Guitars
Andre Pickens – Guitars
Ethan Buttery – Bass
Adam Jarvis – Drums
アメリカ・(コロンバス/ボルチモア/アトランタ)を拠点に活動するBludgeoned by DeformityによるデビューEP。Iron Fortress Recordsからリリースされた。SanguisugaboggのDevin、Devinと一緒にImmortal Tormentで活動するBrandon、ハードコア・バンドJivebombのベースEthan、 Lock Up, Misery Index, Pig Destroyer, Scourのメンバーとして知られるドラマーAdamが在籍しているバンドであればそのサウンドが凄まじいことになっているのは聴かなくても分かる。特に面白いのはJivebombのメンバーがいることで、そのチョイスもSanguisugaboggぽい。ビートダウン・ハードコアであるとも言えるし、デスメタルであるとも言える。その間の感覚というのが非常に面白く、シーンを繋ぐトレンドでもあると言えるだろう。「Intestinal Suspension (Feat. Kat Madeira of Jivebomb)」のパーカッション的な音使いやKatのフィーチャリング・ボーカルも斬新。デビューEPから知れて良かったと思える。
▶︎Byonoisegenerator 『Subnormal Dives』
Release Date: 2025年6月13日
Label: Transcending Obscurity Records
Member Line-Up:
NOx – Drums
Tim – Vocals
Sh3la – Saxophone
M1t – Bass
HaL° – Guitars
Member Line-Up:
Clint Appelhanz – Guitars, Bass
Jeremy Turner – Guitars, Bass
Trynt Kelly – Drums
Josh Riley – Vocals
アメリカ・カンザス州トピカを拠点に活動するUnmercifulによるフルレングス作品。前作『Wrath Encompassed』(2020年)からおよそ5年ぶりとなる本作は、Willowtip Recordsからリリースされた。元OriginコンピであるClintとJeremyのバンドであり、そのサウンドはOriginと瓜二つ。さらに本作にはOriginの名曲「Vomit You Out」のカバーがアルバムの中盤に収録されている。この2バンドの関係について何か問題があるのではと思っていたので、このようにカバーが収録されているということは人間関係に何かしがらみがあるというわけではなく、互いにやりたいこと、そしてそのペースが違うということなのかもしれない。Originはこのサウンドでは珍しいほどツアーを行なっているバンドであるし、サウンド以外の面で活動方針が違うのかもしれない (あくまで個人的な推測です) 。本作では2019年に加入したボーカルJosh Rileyにとって初めてのアルバムで、控えめな印象ではあるがローの効いたガテラルでUnmercifulサウンドを下支えしてくれている。Originはドラミング、Unmercifulはリフワークがそれぞれ凝っていて、瓜二つのサウンドでも注意深く聴いてみると全く違って聴こえてくる。「Unnatural Ferocity」のリフは地味に聴こえるが、結構面白いと思う。
▶︎Relics Of Humanity 『Absolute Dismal Domain』
Release Date: 2025年4月4日
Label: Willowtip Records
Member Line-Up:
Aliaksei Kurbatov – Vocals
Alexey Kaminsky – Guitars
Jens Johansson – Bass
Bryan Frazier – Drums
ベラルーシ・ミンスクを拠点に活動するRelics Of Humanityによるフルレングス作品。前作『Ominously Reigning upon the Intangible』(2014年)からおよそ11年ぶりとなるフルアルバムは、Willowtip Recordsからリリースされた。2019年にEP『Obscuration』をリリースしたり、シングルリリースもあったりとそこまで久しぶりの作品という気がしないが、アルバムはここまで間が空いていた。アルバムアートワークが非常にシンプルだが、一目でJon Zigとわかる。Relics Of Humanityの魅力はかなり特殊で、簡単に言えばドゥーミーさが他と全く違う。アートワークの暗さ、派手な装飾のないサウンドプロダクション、遅さの中に速さを感じさせる職人芸はロシアやベラルーシのバンドらしいとも感じる。Willowtipの芸術派プログレッシヴ、エクスペリメンタル・サウンドが好きに確実に刺さるサウンドだと思う。
▶︎Bloodtruth 『Execration』
Release Date: 2025年11月18日
Label: Selfmadegod Records
Member Line-Up:
Stefano Rossi Ciucci – Guitars
Riccardo Rogari – Bass
Giacomo Torti – Drums
Luis Maggio – Vocals
Francesco Caponera – Guitars
イタリア・ウンブリア州ペルージャを拠点に活動するBloodtruthによるフルレングス作品。前作『Martyrium』(2018年)からおよそ7年ぶりとなる本作は、Selfmadegod Recordsからリリースされた。アルバムのリード曲でありミュージックビデオにもなっている「Retribution And Flames」からも分かるように、ここまで紹介してきたCryptopsyやPutridityといった激しいストップ&ゴー、アクセルの巧みな踏み分けといったスタイルとは違い、統一感のあるスピードの中で、プログレッシヴに、テクニカルに、リフやシンバル、タッピングなどが渦巻いていくというスタイルが特徴的である。ミュージックビデオの中でメンバーがGojiraやNileのシャツを着ているのも納得で、それらのバンドに通ずる「グルーヴ」がBloodtruth最大の魅力であり、ブルータル・デスメタルにおいては希少価値の高いサウンドであると思う。私自身、イタリアのバンドとはたくさんツアーしてきたのだが、メタルに限らずイタリア人の血には芸術的であることから逃れられない何かがあると感じる。それはメタルやパンクといった音楽ジャンルの違いだけでなく、あらゆる芸術における部分、さらには生活における部分においても。イタリアについて触れたことがある人なら言葉にならないそれに頷いてくれるはずだ。
▶︎Dissonant Seepage 『Dystopian Putrescence』
Release Date: 2025年6月6日
Label: Comatose Music
アメリカ・ニューヨーク州ロチェスターを拠点に活動するDissonant Seepageによるフルレングス作品。前作『The Darkness Will Swallow You Whole』(2023年)からおよそ2年ぶりとなる本作は、Comatose Musicからリリースされた。全体的にミドルテンポ主体で、要所にベースドロップを差し込んだり、ブラストビートの嵐に溶け込んでいくかのようなガテラルのドゥーみーな広がりが地味だが面白い。テクニカルな要素が少なく、人によっては物足りなさを感じるかもしれないが、現代スラムの強烈さとは違うピュアなスラムリフのオーガニックな良さが感じられる作品だと思う。モッシュをしないスラミング・リフ。それもいい。「 Immortal Until Decay」後半のブレイクダウンはかなりハマりました。
▶︎Cordyceps 『Hell Inside』
Release Date: 2025年7月25日
Label: Unique Leader Records
Member Line-Up:
Rafael Gonzalez – Vocals
DeLorean Nero – Guitars
Michael Nolan – Drums
Chris Rosset – Bass
アメリカ・カリフォルニア州ウェストコヴィナを拠点に活動するFleshmangledによるデビューアルバム。EP『Agonizing Paranoia』(2023年)からおよそ2年ぶりとなる本作は、New Standard Eliteからリリースされた。Jon Zigによるアートワークだけでも名盤確定であるが、ブルータル・デスメタル・リスナーがNew Standard Eliteに期待するサウンドとして100点満点のサウンドだと言える。オーガニックなサウンドプロダクション、そしてなんといってもJulianの個性的なガテラルは一聴の価値あり。オープニングを飾る「Severance of a Virile Idolatry」の後半部分だけでも聴いてみてほしい。
▶︎Putrescent 『Butchery of Disembowelment』
Release Date: 2025年2月7日
Label: Trading the Cadavers
Member Line-Up:
Florent Duployer – Drums
Erinç Yılmaz – Guitars, Bass
Paulo Henri Paguntalan – Vocals
ドイツ・ハンブルクを拠点に活動するOmnicidal InstinctによるデビューEP。ドラムのFlorentはトルコのCenotaphのメンバーで、Erinç Yılmazと共にドイツ在住。ボーカルのPauloはアメリカ・ニューヨーク拠点でEdenic PastやEncenathrakhなど玄人好みのブルータル・デスメタルに在籍している。レーベルは彼らのサウンド、そして全体的なテーマ込みで「Misanthropic Brutal Death Metal (人間嫌いのブルータルデスメタル) 」と評し、『トム・ソーヤーの冒険』で知られる著者マーク・トウェインの言葉を多数引用している。ブルータル・デスメタルのテーマに哲学的な考えがどんどん持ち込まれて欲しいと思うし、Cattle Decapitationのようにサウンド的なところ以外から支持されるバンドがもっと増えていいと思う。
▶︎Dysmorphic Demiurge 『Of Chaos and Eternal Night』
Release Date: 2025年1月30日
Label: Vomit Your Shirt
Member Line-Up:
Randy Brown – Guitars, Bass, Drum programming
Jason Monroe – Guitars, Bass, Drum programming
Cade Brown – Vocals, Bass
アメリカ・テネシー州ノックスヴィルを拠点に活動するDysmorphic Demiurgeによるフルレングス作品。前作『The Great and Terrible War』(2022年)からおよそ3年ぶりとなる本作は、Vomit Your Shirtからリリースされた。RandyとJasonは1995年から1998年にかけて「Labyrinth」と呼ばれるバンドで活動していたそうだが、その後20年以上の時を経て再びバンドを立ち上げた。ミドルテンポ主体のブルータル・デスメタルで、スラミングパートも多く組み込まれているが、全体的にはプログレッシヴさも重要視した作品作りがなされていて、「The Prophecy of Chaos」などで感じられる効果的なSE (あるいはエフェクト) も個性的で面白い。フィーチャリングゲストも豪華なのでクレジットを確認してみてほしい。
アメリカ・テキサス州ヒューストンを拠点とするブルータル・デス・メタル・バンド Stabbing が、ニューシングル 「Eon of Obscenity」 の公式映像を公開した。本楽曲は同名のフルアルバムからのタイトル曲で、ミュージックビデオは Matt Rush が監督を務めた。映像はオンラインで視聴可能となっている。
「Eon of Obscenity」は、2026年1月30日にリリース予定の Stabbing のセカンド・フルアルバム Eon of Obscenity の中心となる楽曲であり、バンドのデス・メタルとしての激烈なサウンドとテーマ性を打ち出すものとして位置付けられている。
New single “Eon Of Obscenity” from the album of the same name by Stabbing, out January 30, 2026 via Century Media Records.
Pre-order/Buy and stream here: https://stabbing.lnk.to/EonOfObscenity-AlbumID
Karl Sandersが手掛けた楽曲が大半を占めるが、KarlとGeorge Kolliasによって共作されたオープニング・トラック「Stelae of Vultures」や2017年に加入したギタリストBrian Kingslandが3曲を作曲、うち2曲の作詞も手掛けるなど、これまでNileの中心人物であるKarl以外のメンバーが楽曲制作を手掛けることはあったものの、Karl以外で作詞を行なったのはBrianが初だと思われる。とは言え、劇的にNileサウンドから逸脱したスタイルかと言えばそうでもなく、Brianが手掛ける楽曲もNileの伝統に沿ったダイナミックなデスメタルであり、ややグルーヴメタル気味な雰囲気のある「True Gods of the Desert」、エンディングにふさわしい、じわじわと盛り立てる「Lament for the Destruction of Time」はギタリストらしいソロパートの映えるフレーズが多めだ。
Nile (2024)
一貫した世界観は変わらぬNileの魅力だが、いつにも増してローの効いたブルータル・パートが多く、よってプログレッシヴなギターフレーズの数々が立ち上がってくる。リリックビデオにもなっている先行シングル「Under the Curse of the One God」はこのアルバムの中でもブルータル・デスメタルなNileが好きな方にオススメの楽曲で、George Kolliasのテクニカルなドラミングにダークなリフが絡み付いていく (途中のオペラ調のコーラスも素晴らしい!)。結成から30年を超え、さらにヘヴィになっていくNileに感動。
イタリアのミュージシャンは独特の美的感覚を持っている。それはブルータル・デスメタルだけでなく、パンクやメタルコアにも言えることで、ふわりとした芸術性を香らせる。それはメロディにもそうだし、デスメタルの場合、Putridityもそうだが、楽曲展開に感じることが多い。Vomit The Soulは前作でも見られたスラミング・スタイルが本作では大幅に増加しているが、元来のVomit The Soulらしいブラスティング・スタイルと、まるで溶接したかのような、いびつな連なりを見せている。
ミュージックビデオになっている「Bloodtime」や「Endless Dark Solstice」のような楽曲は、Vomit The Soulがこれから得意にしていくスタイルだと思う。ドラマーDavideのプレイが注目されがちだが、楽曲展開に隠された芸術性に着目して聴いてみると、さらに面白いと思う。
▶︎Theurgy 『Emanations Of Unconscious Luminescence』
このバンドは、まるで大腸のレントゲン写真のような奇怪なバンドロゴで一部のマニアの間でデビュー前から話題となっていたが、2021年のデモ音源で、ロゴ以上にそのサウンドでも多くのブルータル・デスメタル・ファンを釘付けにした。2023年に加入したBrandonの影響もあり、New Standard Eliteらしいブラスティング・ブルータル・デスメタルとプログレッシヴなギタープレイのクロスオーバーという新たなスタイルを創出。ドラマ性のある展開が感じられ、言うなれば「プログレッシヴ・ブラスティング・ブルータル・デスメタル」という超マイクロ・ジャンルを完成させた。「Miracles of Absolute Hedonism」はアルバムの中でもTheurgyがチャレンジしていることを理解しやすい楽曲なので、まずはこれを聴いてみて欲しい。
さて本作は、ここ最近メンバーラインナップが固定されてきたが、2019年から参加していたDan Richardsonの脱退前ラスト作となっている。これは、『Awaken to the Suffering』や『The Time of Great Purification』といったPathologyの人気作品でギターを担当したKevin Schwartzの復帰に伴うものなのかも知れない。
Kevin Schwartz
2018年に復帰したボーカリストObie Flettと共にOG Pathologyなラインナップとなり、アルバムツアーに出る模様。このアルバムはミックスをZack Ohren、マスタリングをAlan Douches、そしてアートワークはPär Olofssonが手掛けた、エクストリーム・メタルの凄腕エンジニア達と共に完成させられた1枚で、ピュアなブルータル・グルーヴが聴きどころだ。ミュージックビデオにもなっており、イントロ明けのオープニングトラックである「Cult of the Black Triangle」は、難しい小技をなるべく削ぎ落として、メインリフがあり、核となるパートでブラストビートが威力を発揮するような展開が組まれていて、ベテランらしい楽曲の良さを感じる。それがほとんど全ての楽曲に貫かれていることで、コアなリスナーを寄せ付けないところはあるものの、オーガニックなデスメタルの良さがあり、何度も聴きたくなる作品に仕上がっている。
AbnormallityのMallika Sundaramurthyがボーカルを務める全員女性メンバーによるブルータル・デスメタル・バンドEmasculatorのデビューEP。CartilageのギタリストTeresa Wallace、PoonTicklerのギタリストMorgan Elle (ベースも兼任)、フォークメタル・バンドOak, Ash & Thornに在籍するドラマーCierra Whiteによる4ピース。
オリエンタルなイントロで始まるリードトラック「Eradication of the Asuras」はミュージックビデオにもなっており、ドライでガリガリとしたリフワークに、オールドスクールなデスメタル・ドラミング、そしてMallikaのガテラルが渦巻のように展開していく。わずかに導入されるブレイクもセンス有。
2006年にイタリアで結成されたIndecent Excisionは、2011年に『Deification of the Grotesque』、2015年に『Aberration』と2枚のアルバムをリリースしており、本作が9年振りのサード・アルバムとなる。オリジナル・メンバーは不在だが、2008年から在籍するNeurogenicのMatteo Bazzanellaがボーカルを務め、Shockwave ExtinctionのHannes Gamperがギター、PutridityのGiancarlo Mendoがベース、UnkreatedのDavide Farabegoliがドラムというのが現在のラインナップ。
1994年に結成され、2024年に30周年を迎えたインドネシアン・デスメタルの重鎮、Lumpurのセカンド・アルバム。アルバムタイトルは「Me and my God」を意味する。2度の活動休止を挟んでおり、ファースト・アルバムも2003年の『Escape Your Punishment』でカセットテープフォーマットであった為、インドネシア以外に知る人は少ないかも知れない。
1998年結成、テネシーのブルータル・デスメタル・レジェンドであるBrodequinの20年振りとなるニュー・アルバムはSeason of Mistからのリリースとなった。ドラマーJon Engmanが健康問題からドラムを長時間叩くことが出来なくなってしまい、一時期サンプラーを使用しそれをハンドドラムでプレイするというライブ・パフォーマンスをしていたが、残念ながらJonは2016年に脱退してしまった。
2020年にバンドとほぼ同い年、弱冠27歳のドラマーBrennan Shacklfordが加入。彼はLiturgyやNacazculにも在籍し、元Cesspool of Corruptionのメンバーでもあり、Brodequinのブラスティング・スタイルを引き継ぐにはぴったりの技巧派だ。Brodequinの伝統的スタイルはほとんど変わっていないものの、メロディック・ブラックメタルの影響を感じさせる「Of Pillars and Trees」やオペラ調のサンプリングを施した「Theresiana」など新しい試みも感じられる。古代の拷問、というバンドの長年のコンセプトはそのまま。
マサチューセッツ州ボストン在住のColin J. Buchananによるソロ・プロジェクトで、2020年に活動を開始してわずか4年足らずで32枚もアルバムをリリースしている狂人。これに加えておかしな量のEPやシングルも発表している。ブルータル・デスメタルというジャンルは10年単位でアルバムをリリースするバンドもごろごろいる中、彼の創作意欲には驚くばかりだ。
90年代初頭からデスメタル・シーンの形成に尽力し、現在は同シーンを代表する重鎮として君臨するバンド「SUFFOCATION」。新ボーカリストを迎えて先月リリースされた、9thアルバム『HYMNS FROM THE APOCRYPHA』において、更なる進化を果たした彼らが、実に5年振りに日本の地を踏む。
▶︎Everlasting Fire Presents 「SUFFOCATION – Hymns From The Apocrypha Japan Tour 2024」
2024年4月12日(金)東京 渋谷 club asia
【出演】SUFFOCATION (USA) / Crystal Lake
OPEN 18:00 / START 19:00
前売券:8,000円 / ポスター付前売券:9,500円
ミート&グリート付VIP前売券:13,000円
2日通し前売券:15,000円
USブルータル・デスメタル・バンド、Dying Fetus (ダイイング・フィータス) が新曲「Feast of Ashes」のミュージックビデオを公開しました。この楽曲は、2023年9月8日にRelapse Recordsからリリースされるニュー・アルバム『Make Them Beg For Death』で、レーベル・サイトでpre-order がスタートしている。
1. Enlighten Through Agony
2. Compulsion For Cruelty
3. Feast Of Ashes
4. Throw Them in the Van
5. Unbridled Fury
6. When The Trend Ends
7. Undulating Carnage
8. Raised In Victory / Razed In Defeat
9. Hero’s Grave
10. Subterfuge
このユニットは、Abated Mass of FleshのメンバーであるZack Plunkettがギター/ドラム・プログラミング、Matthew Plunkettがボーカルを担当している。2人ともブルータル・デスメタル・シーンで何個もバンドを掛け持ちするクリエイティヴなミュージシャン、このプロジェクトではデスコアにも近い、グルーヴィなサウンドを展開しています。
ニュージーランド出身の5人組、Organectomy の通算3枚目・フルアルバムは前作に続きUnique Leader Records からのリリース。スラミング・スタイルのバンドですが、そこまで大胆にスラムに特化しているわけではなかったので、スラミング・ブルータル・デスメタルの年間ベスト・アルバムではなく、ブルータル・デスメタルの年間ベストとして、こちらにレビュー書きたいと思います。
ボーカルのTylerのソロプロジェクトとして始動
Secularityというテクニカル系バンドにも在籍するギタリスト Matthew Bolch と Sam McRobert のコンビが良く、単なるスラム・バンドでないセンスの良さからUnique Leader Records も食い付いたんではないかと思います。重量感のあるスラム・リフの隙間に差し込まれるメロディックなエレメンツはデスコアっぽさもあり、特に「Breeding Chaos」はDespised Iconを彷彿とさせるリフが面白いです。2010年代前後、The FacelessやDespised Icon辺りハマってた人、Organectomy オススメです。
Anal Stabwound – Reality Drips Into The Mouth Of Indifference
特に良さを感じたのはドラム。ファストな楽曲が多い中で細部に至るまでセンス良く小技を差し込みます。ミュージックビデオにもなっているアルバムのタイトル・トラック「Obsessed with the Mummified」はInhuman Depravityの魅力が炸裂してます。ドラムについでベースもテクニカルで、ギターのリフのグルーヴィ。ボーカル Lucy Ferra も華があってフロントマンにぴったり。Abnormality が解散し、女性ボーカル・ブルデスはStabbingとInhuman Depravityが頭角を表してきた感じですかね。他にも良さげなバンドあれば紹介したいです。
カナダ・オンタリオ出身の中堅、Deformatoryが昨年リリースしたアルバム『Inversion of the Unseen Horizon』から間髪入れずにリリースしたEP。Metal Archivesではテクニカル・デスメタルとジャンル分けされているが、じっくりと聴き込んでみると彼らのサウンドは「テクニカル・ブルータル・デスメタル」とした方がしっくりくる。
テキサス出身の5ピース Desecrate The Faith の通算3枚目フル・アルバム。アルバムタイトルはシンプルに「Ⅲ」なのはちょっと簡素すぎかなとは思うが不気味なアートワークから漂う名作の香りに釣られ腰を据えて聴きたくなる。まず把握しておきたいのが豪華なメンバーラインナップ。ボーカルはGorgasmのJohn Hull、Brand of SacrificeやEnterprise Earthといったデスコアの第一線で活躍するバンドで活躍し、過去にはRings of SaturnやInternal Bleedingでそのブルータル魂を炸裂させてきたドラマーMike Caputoが中心となっている。