ブルータルデスメタル&テクニカルデスメタル 2025年の名盤

デスメタルの新曲、新譜はぜひRIFF CULTのプレイリスト「New Death Metal 2026」でチェックしてください!毎週大量の新曲を追加、簡単に今のデスメタルを知ることが出来ます。

▶︎Cryptopsy 『An Insatiable Violence』

Release Date: 2025年8月20日
Label: Victor / Season of Mist

Member Line-Up:
Flo Mounier – Drums
Christian Donaldson – Guitars
Matt McGachy – Vocals
Olivier Pinard – Bass

カナダ・モントリオールを拠点に活動するCryptopsyによるフルレングス作品。前作『As Gomorrah Burns』(2023年)からおよそ2年ぶりとなる本作は、Victor(日本盤)およびSeason of Mistからリリースされた。Nuclear Blast Recordsから移籍、わずか2年の間に制作された本作は、ギタリストのChristian Donaldsonがプロデュースからレコーディング、ミックス/マスタリングまでを手掛けている。近年浮き彫りになってきたCryptopsyの魅力は、テクニカルなスピードに埋没しそうでしないグラインディング・グルーヴだ。それらは時にカオスに響くが、本作ではブラックメタルの美的感覚が用いられており、スタイリッシュにまとまっていると感じる。爆発力抜群のブレイクダウン、FloらしいブラストビートなどこれまでのCryptopsyらしさももちろん健在。

 

▶︎Cytotoxin 『Biographyte』


Release Date: 2025年4月11日
Label: Blood Blast Distribution

Member Line-Up:
V. T. – Bass
Fonzo – Guitars
Grimo – Vocals
Jason – Guitars
Maximilian Panzer – Drums

ドイツ・ザクセン州ケムニッツを拠点に活動するCytotoxinによるフルレングス作品。前作『Nuklearth』(2020年)からおよそ5年ぶりとなる本作は、Blood Blast Distributionからリリースされた。結成以来5枚目となるアルバムであるが、一貫して原子力事故をテーマにした作品、そしてステージで独自の存在感を見せつけてきたCytotoxin。テクニカル・デスメタルとして語られることが多い彼らであるが、今年はテクニカル・デスメタル単独のレビューページは設けずに、ブルータル・デスメタルの中でレビューしていこうと思う (Cryptopsyも同様)。ミュージックビデオになっている「Condemnesia」がこの作品全体感を概ね表現しているといっていいだろう。Obsculaを彷彿とさせるプログレッシヴなタッピング、ギターソロを交えつつ、ダイナミックでフックの効いたリフ。どちらともの間をとったサウンドについて味気ないと感じるリスナーも一定数いるとは思うが、コンセプトを持つバンドとしては全体の世界観を意識した作りとして完璧だと思う。

 

▶︎Putridity 『Morbid Ataraxia』

Release Date: 2025年6月27日
Label: Willowtip Records

Member Line-Up:
Putrid Ciccio – Guitars, Vocals (2005–present)
Cédric Malebolgia – Drums (2018–present)
Giancarlo Mendo – Bass (2022–present)
Manuel “Skizo” Lucchini – Guitars (2022–present)
Andrea Piro – Vocals (2022–present)

イタリア・ピエモンテ州イヴレーアを拠点に活動するPutridityによるフルレングス作品。前作『Ignominious Atonement』(2015年)からおよそ10年ぶりとなる本作は、Willowtip Recordsからリリースされた。10年前に在籍していたのはギタリストのPutrid Ciccioのみ。残りのメンバーは本作がPutridityとして初めてのアルバムリリースとなる。個人的にはMolested DivinityのCédric Malebolgiaが加入したことは素晴らしいと思ったし、アルバムを聴いてみて本当にぴったりの人選だと感じた。どれだけのフレーズが一つの楽曲で展開しているのか、数えることも出来ないほど目まぐるしい転調。絶対にアクセルを踏み外さないといった気概すら溢れる楽曲がずらりと並び、最初から最後まで圧倒される。

 

▶︎Anatomize 『Systematic Torture』


Release Date: 2025年5月16日
Label: New Standard Elite

Member Line-Up:
Logan Crum – Bass
Jackson Dekle – Guitars
Jake Roll – Drums
Ian Bagchi – Guitars
Nolan Evans – Vocals

アメリカ・オハイオ州コロンバスを拠点に活動するAnatomizeによるデビューEP。2025年5月16日にNew Standard Eliteからリリースされた。15歳〜17歳のメンバーで構成されるAnatomize、PeelingFleshをはじめでスコアやハードコア、ヒップホップと上手く結びついてきた現代スラムではなく、New Standard Eliteに代表されるようなブラスティング・ブルータル・デスメタルをプレイすること時代が素晴らしい。彼らの存在は間違いなくシーンの強烈なインパクトを与えるし、スラムに特化したシーンでも負けないブレイクダウンの力強さは持っている。タイトル曲ではSanguisugaboggをフィーチャー、バンドはSpecial ThanksにAnhedonia, Tomb Sentinel, Suffering, Dyskinesia, Inveracity, Disconformity, Voracious Contempt, Jimmy H. Doolittle, Suspectum, Shackled By Lust, Emasculatorの名前を挙げている。アメリカはいろんなジャンルが一気にリバイバル気味、ブルデスは彼らが引っ張っていくかもしれない。

 

▶︎ Bludgeoned by Deformity 『Epoch of Immorality』


Release Date: 2025年6月6日
Label: Iron Fortress Records

Member Line-Up:
Devin Swank – Vocals
Bradon Studebaker – Guitars
Andre Pickens – Guitars
Ethan Buttery – Bass
Adam Jarvis – Drums

アメリカ・(コロンバス/ボルチモア/アトランタ)を拠点に活動するBludgeoned by DeformityによるデビューEP。Iron Fortress Recordsからリリースされた。SanguisugaboggのDevin、Devinと一緒にImmortal Tormentで活動するBrandon、ハードコア・バンドJivebombのベースEthan、 Lock Up, Misery Index, Pig Destroyer, Scourのメンバーとして知られるドラマーAdamが在籍しているバンドであればそのサウンドが凄まじいことになっているのは聴かなくても分かる。特に面白いのはJivebombのメンバーがいることで、そのチョイスもSanguisugaboggぽい。ビートダウン・ハードコアであるとも言えるし、デスメタルであるとも言える。その間の感覚というのが非常に面白く、シーンを繋ぐトレンドでもあると言えるだろう。「Intestinal Suspension (Feat. Kat Madeira of Jivebomb)」のパーカッション的な音使いやKatのフィーチャリング・ボーカルも斬新。デビューEPから知れて良かったと思える。

 

▶︎Byonoisegenerator 『Subnormal Dives』

Release Date: 2025年6月13日
Label: Transcending Obscurity Records

Member Line-Up:
NOx – Drums
Tim – Vocals
Sh3la – Saxophone
M1t – Bass
HaL° – Guitars

ロシア・ペルミ地方を拠点に活動するByoNoiseGeneratorによるフルレングス作品。本作は2025年6月13日にTranscending Obscurity Recordsからリリースされた。2018年の前作『Neuromechanica』は今でも衝撃に残っており、ブルータル・デスメタルとジャズを完璧に融合させた作品として、コアなリスナーから評価されてきた。ジャズ側からの視点については不明であるが、ブルータル・デスメタルの激烈な転調、ストップ&ゴーをサックスがスタイリッシュに仕立ててくれる。時にそれはハッキリとデスメタルからジャズへと切り替わる為、いったい何を聴いているのか混乱してしまう瞬間も多い。さらに彼らはゴアグラインドやマスコアといった周辺のマイクロジャンルも巧みに飲み込み吐き出していく。ブルータル・デスメタルからジャズ、さらにはRuins、高円寺百景、BAZOOKA JOEといったプログレッシヴ・ハードコアへも繋がっていく快作。これは、他の誰にも作れない、完全オリジナル・サウンド。

 

▶︎Unmerciful 『Devouring Darkness』

Release Date: 2025年5月23日
Label: Willowtip Records

Member Line-Up:
Clint Appelhanz – Guitars, Bass
Jeremy Turner – Guitars, Bass
Trynt Kelly – Drums
Josh Riley – Vocals

アメリカ・カンザス州トピカを拠点に活動するUnmercifulによるフルレングス作品。前作『Wrath Encompassed』(2020年)からおよそ5年ぶりとなる本作は、Willowtip Recordsからリリースされた。元OriginコンピであるClintとJeremyのバンドであり、そのサウンドはOriginと瓜二つ。さらに本作にはOriginの名曲「Vomit You Out」のカバーがアルバムの中盤に収録されている。この2バンドの関係について何か問題があるのではと思っていたので、このようにカバーが収録されているということは人間関係に何かしがらみがあるというわけではなく、互いにやりたいこと、そしてそのペースが違うということなのかもしれない。Originはこのサウンドでは珍しいほどツアーを行なっているバンドであるし、サウンド以外の面で活動方針が違うのかもしれない (あくまで個人的な推測です) 。本作では2019年に加入したボーカルJosh Rileyにとって初めてのアルバムで、控えめな印象ではあるがローの効いたガテラルでUnmercifulサウンドを下支えしてくれている。Originはドラミング、Unmercifulはリフワークがそれぞれ凝っていて、瓜二つのサウンドでも注意深く聴いてみると全く違って聴こえてくる。「Unnatural Ferocity」のリフは地味に聴こえるが、結構面白いと思う。

 

▶︎Relics Of Humanity 『Absolute Dismal Domain』


Release Date: 2025年4月4日
Label: Willowtip Records

Member Line-Up:
Aliaksei Kurbatov – Vocals
Alexey Kaminsky – Guitars
Jens Johansson – Bass
Bryan Frazier – Drums

ベラルーシ・ミンスクを拠点に活動するRelics Of Humanityによるフルレングス作品。前作『Ominously Reigning upon the Intangible』(2014年)からおよそ11年ぶりとなるフルアルバムは、Willowtip Recordsからリリースされた。2019年にEP『Obscuration』をリリースしたり、シングルリリースもあったりとそこまで久しぶりの作品という気がしないが、アルバムはここまで間が空いていた。アルバムアートワークが非常にシンプルだが、一目でJon Zigとわかる。Relics Of Humanityの魅力はかなり特殊で、簡単に言えばドゥーミーさが他と全く違う。アートワークの暗さ、派手な装飾のないサウンドプロダクション、遅さの中に速さを感じさせる職人芸はロシアやベラルーシのバンドらしいとも感じる。Willowtipの芸術派プログレッシヴ、エクスペリメンタル・サウンドが好きに確実に刺さるサウンドだと思う。

 

▶︎Bloodtruth 『Execration』

Release Date: 2025年11月18日
Label: Selfmadegod Records

Member Line-Up:
Stefano Rossi Ciucci – Guitars
Riccardo Rogari – Bass
Giacomo Torti – Drums
Luis Maggio – Vocals
Francesco Caponera – Guitars

イタリア・ウンブリア州ペルージャを拠点に活動するBloodtruthによるフルレングス作品。前作『Martyrium』(2018年)からおよそ7年ぶりとなる本作は、Selfmadegod Recordsからリリースされた。アルバムのリード曲でありミュージックビデオにもなっている「Retribution And Flames」からも分かるように、ここまで紹介してきたCryptopsyやPutridityといった激しいストップ&ゴー、アクセルの巧みな踏み分けといったスタイルとは違い、統一感のあるスピードの中で、プログレッシヴに、テクニカルに、リフやシンバル、タッピングなどが渦巻いていくというスタイルが特徴的である。ミュージックビデオの中でメンバーがGojiraやNileのシャツを着ているのも納得で、それらのバンドに通ずる「グルーヴ」がBloodtruth最大の魅力であり、ブルータル・デスメタルにおいては希少価値の高いサウンドであると思う。私自身、イタリアのバンドとはたくさんツアーしてきたのだが、メタルに限らずイタリア人の血には芸術的であることから逃れられない何かがあると感じる。それはメタルやパンクといった音楽ジャンルの違いだけでなく、あらゆる芸術における部分、さらには生活における部分においても。イタリアについて触れたことがある人なら言葉にならないそれに頷いてくれるはずだ。

 

▶︎Dissonant Seepage 『Dystopian Putrescence』


Release Date: 2025年6月6日
Label: Comatose Music

アメリカ・ニューヨーク州ロチェスターを拠点に活動するDissonant Seepageによるフルレングス作品。前作『The Darkness Will Swallow You Whole』(2023年)からおよそ2年ぶりとなる本作は、Comatose Musicからリリースされた。全体的にミドルテンポ主体で、要所にベースドロップを差し込んだり、ブラストビートの嵐に溶け込んでいくかのようなガテラルのドゥーみーな広がりが地味だが面白い。テクニカルな要素が少なく、人によっては物足りなさを感じるかもしれないが、現代スラムの強烈さとは違うピュアなスラムリフのオーガニックな良さが感じられる作品だと思う。モッシュをしないスラミング・リフ。それもいい。「 Immortal Until Decay」後半のブレイクダウンはかなりハマりました。

▶︎Cordyceps 『Hell Inside』

Release Date: 2025年7月25日
Label: Unique Leader Records

Member Line-Up:
Rafael Gonzalez – Vocals
DeLorean Nero – Guitars
Michael Nolan – Drums
Chris Rosset – Bass

アメリカ・コロラド州デンバーを拠点に活動するCordycepsによるフルレングス作品。前作『Betrayal』(2020年)からおよそ5年ぶりとなる本作は、Unique Leader Recordsからリリースされた。Cordycepsの鳴らすCondemnedやDisentombに近いUnique Leader Recordsのブルータル・デスメタル・サウンドはすっかり少なくなってしまった。レーベルも近年はブラッケンド・デスコアのリリースを数多く手掛けているため、この手のサウンドを持つ新しいバンドが出てきていない現状だ。不規則に連なるチェーンソーリフ、まるで仕事のように淡々と叩き込まれるドラミングの機械のような冷たさが心地良い。

 

▶︎Torsofuck 『Feasting on Carved Remains』


Release Date: 2025年4月3日
Label: New Standard Elite

Member Line-Up:
Mikko Friberg – Vocals, Guitars, Bass
Miro Friberg – Drums

フィンランド・エスポーを拠点に活動するTorsofuckによるEP。前作『Postpartum Exstasy』(2023年)からおよそ2年ぶりとなる本作は、New Standard Eliteからリリースされた。本作はデュオ編成で制作されているのが、新しくドラムを担当しているのはMikkoの息子で16歳のMiro。ブルータル・デスメタル、ゴアグラインドの中でもヴィジュアルの過激さでいったらトップレベルのTorsofuck。まさか親子編成になるとは誰も想像していなかっただろう… 。息子のMiroも別でLimblessというバンドをやっており (*父親も参加) 、こちらは2020年結成ということなので、結成時は11歳…。ゴアグラインド/ブルータル・デスメタルの英才教育。さて作品であるが、ざらざらとした質感はそのまま、ややスラムに傾倒したフレーズもあるが、ほとんどゴア譲りだろう。Miroのドラムもユニーク。2025年にTorsofuckで興奮するとは思っていなかった。

 

▶︎Fleshmangled 『Morphing Into Despised Victimology』

Release Date: 2025年4月3日
Label: New Standard Elite

Member Line-Up:

Julian Gonzalez  – Guitars, Vocals
Kian Abulhosn  – Drums, Vocals (backing)
Dom Reed  – Bass
Nando Gomez  – Guitars

アメリカ・カリフォルニア州ウェストコヴィナを拠点に活動するFleshmangledによるデビューアルバム。EP『Agonizing Paranoia』(2023年)からおよそ2年ぶりとなる本作は、New Standard Eliteからリリースされた。Jon Zigによるアートワークだけでも名盤確定であるが、ブルータル・デスメタル・リスナーがNew Standard Eliteに期待するサウンドとして100点満点のサウンドだと言える。オーガニックなサウンドプロダクション、そしてなんといってもJulianの個性的なガテラルは一聴の価値あり。オープニングを飾る「Severance of a Virile Idolatry」の後半部分だけでも聴いてみてほしい。

 

▶︎Putrescent 『Butchery of Disembowelment』


Release Date: 2025年2月7日
Label: Trading the Cadavers

インドネシアを拠点に活動するPutrescentによるデビューアルバムで、、Trading the Cadaversからリリースされた。2022年に活動を開始した新しいバンドで、Death Artery, Devouring Carnage, Disvile, Gorested, Hephaestus, Nematocyst, Reveals, Rhizotomy, Rotten Blood, Spastic, Vertiginous, Vile Desolationといったバンドに在籍するギタリストHendika Dwi Prasetyoがキーパーソンだ。アルバムではVulvectomyのDiego Fanelliをフィーチャーした「Abominable Incision Carvings」がリードトラック。ここまでくると、アンビエント的に流しておきたいとも思えるインドネシアン・ブルータル・デスメタル。もちろんじっくり聴きても面白いし、とにかくギターのトーンが心地良い。

 

▶︎Omnicidal Instinct 『Catharsis in Blight』


Release Date: 2025年2月7日
Label: P2

Member Line-Up:
Florent Duployer – Drums
Erinç Yılmaz – Guitars, Bass
Paulo Henri Paguntalan – Vocals

ドイツ・ハンブルクを拠点に活動するOmnicidal InstinctによるデビューEP。ドラムのFlorentはトルコのCenotaphのメンバーで、Erinç Yılmazと共にドイツ在住。ボーカルのPauloはアメリカ・ニューヨーク拠点でEdenic PastやEncenathrakhなど玄人好みのブルータル・デスメタルに在籍している。レーベルは彼らのサウンド、そして全体的なテーマ込みで「Misanthropic Brutal Death Metal (人間嫌いのブルータルデスメタル) 」と評し、『トム・ソーヤーの冒険』で知られる著者マーク・トウェインの言葉を多数引用している。ブルータル・デスメタルのテーマに哲学的な考えがどんどん持ち込まれて欲しいと思うし、Cattle Decapitationのようにサウンド的なところ以外から支持されるバンドがもっと増えていいと思う。

 

▶︎Dysmorphic Demiurge 『Of Chaos and Eternal Night』


Release Date: 2025年1月30日
Label: Vomit Your Shirt

Member Line-Up:
Randy Brown – Guitars, Bass, Drum programming
Jason Monroe – Guitars, Bass, Drum programming
Cade Brown – Vocals, Bass

アメリカ・テネシー州ノックスヴィルを拠点に活動するDysmorphic Demiurgeによるフルレングス作品。前作『The Great and Terrible War』(2022年)からおよそ3年ぶりとなる本作は、Vomit Your Shirtからリリースされた。RandyとJasonは1995年から1998年にかけて「Labyrinth」と呼ばれるバンドで活動していたそうだが、その後20年以上の時を経て再びバンドを立ち上げた。ミドルテンポ主体のブルータル・デスメタルで、スラミングパートも多く組み込まれているが、全体的にはプログレッシヴさも重要視した作品作りがなされていて、「The Prophecy of Chaos」などで感じられる効果的なSE (あるいはエフェクト) も個性的で面白い。フィーチャリングゲストも豪華なのでクレジットを確認してみてほしい。

メロディック・テクニカルデス”Inferi”、新曲「The Rapture of Dead Light」ミュージックビデオを公開

テネシー州出身のメロディック・テクニカルデスメタルバンド”Inferi”は、新曲「The Rapture of Dead Light」のミュージックビデオを公開した。これは、2026年4月10日リリース予定のスタジオアルバム『Heaven Wept』からの先行シングルである。

アルバム『Heaven Wept』は、2021年作『Vile Genesis』以来の7作目のスタジオ作品として制作されている。制作過程ではラインナップの変更があり、Sanjay Kumarが加入したほか、Malcolmがベースを担当している。本作は、ドラマーSpencer Mooreにとっての最後のアルバムとなる。ミュージックビデオ「The Rapture of Dead Light」は、先行シングルとして視覚的作品と共に公開されている。

Official Website
https://inferimetal.com/

“The Rapture of Dead Light” from INFERI’s ‘Heaven Wept’ In Stores April 10th.
Get ‘Heaven Wept’ Here: https://ffm.to/inferi.oyd

テクニカルデスメタル”Carrion Vael”、新作アルバム『Slay Utterly』リリース!「Truth or Consequences」のMVも公開

リッチモンド出身のテクニカルデスメタルバンド”Carrion Vael”は、新曲「Truth or Consequences」の公式ミュージックビデオを公開した。この楽曲は、2026年1月16日にUnique Leader Recordsからリリースされた最新アルバム『Slay Utterly』に収録されている。公開された映像は「Truth or Consequences」のパフォーマンスを捉えたものであり、同作アルバムの核となる楽曲のひとつとして映像作品化されている。

SAVE – https://orcd.co/SlayUtterly

Artist: Carrion Vael
Song: Truth or Consquences
Album: Slay Utterly
Release date – 16th January 2026

Official Website
https://www.carrionvael.com/

Infant Annihilator、2026年に新作アルバムをリリースする予定であることが明らかに

デスコア/テクニカルデスメタルバンド”Infant Annihilator”は、新作スタジオアルバムを2026年にリリースする予定であると発表した。これは、2019年リリースの『The Battle of Yaldabaoth』に続く作品となる。

ボーカリストのDickie Allenはソーシャルメディアを通じて、アルバムの最新ミックスを長期間聴いており、ファンにこの作品を届けることを強く望んでいると述べた。また、メンバーであるAaron KitcherとEddie Pickardが本作に深く関与しており、彼らがこのアルバムをさらに良いものにするために制作作業を続けていると説明している。

Allenは、自身のボーカルパフォーマンスがこれまでで最高のものになったと感じていると述べている。新作アルバムは、これまでの活動の流れを汲む内容になる見込みである。

カナダのテクニカルデス”Archspire”、新曲「Limb Of Leviticus」をリリース

カナダ出身のテクニカルデスメタルバンド”Archspire”は、新曲「Limb Of Leviticus」をオンラインで公開した。これは5thスタジオアルバム『Too Fast To Die』からの第2弾先行シングルとなっている。

バンドは同アルバムの制作費をクラウドファンディングで約396,326カナダドルを集めて制作しており、『Too Fast To Die』はファンの支援によって完成した作品である。

“Archspire”はこのリリースをサポートする北米ツアー「Long Roads Big Loads Tour」を2026年4月〜6月に予定しており、Crown MagnetarやMutilation Barbecueと共に各都市を巡るスケジュールが発表されている。

Official Website
https://www.archspire.net/

Suicide Silence、ギタリストChris Garzaが休養へ SoreptionのIan Wayeをライブギタリストに起用

カリフォルニア出身のデスコアバンド”Suicide Silence”は、ギタリストのChris Garzaが一時的に休養を取っている間、SoreptionのギタリストIan Wayeを今後のライブ公演に参加させることを発表した。

この発表は、”Suicide Silence”のギタリストMark Heylmunによる声明を通じて明らかにされた。Heylmunは、Garzaが個人的な事情によりライブ活動から一時的に離れる決断をしたことに理解と支持を示した上で、バンドとして予定されている公演を継続するための判断であると説明している。

声明によると、Ian Wayeは今後予定されているヨーロッパおよびアジアでのライブ公演において、ギタリストとしてステージに立つ予定となっている。Wayeはスウェーデンのテクニカル・デスメタルバンドSoreptionのメンバーとして知られており、その演奏技術を評価されたうえで今回の起用に至った。

Heylmunは、自身が2005年に”Suicide Silence”へ加入して以降のバンドの歩みについても言及し、活動の中で幾度も変化や困難を経験してきたと述べた。その上で、今回の判断はライブ活動を止めることなく継続するためのものであり、予定されている公演は実施されると説明している。

Official Website
https://www.suicidesilence.net/

USテクデス”Carrion Vael”、Unique Leader Records から未解決の斧殺人事件を題材にした新シングル「1912」リリース & MV配信

米国インディアナ州リッチモンドを拠点とするテクニカル・メロディック・デスメタルバンド Carrion Vael が、新シングル 「1912」 とその公式ミュージックビデオを公開した。楽曲は現在オンラインで視聴可能となっている。

「1912」は、2026年1月16日に Unique Leader Records からリリースされる予定の最新スタジオアルバム Slay Utterly に収録される楽曲で、本作の2ndシングルとして位置づけられている。アルバムには前作からのリード曲「19(fucking)78」に続く形で収められる。

バンドは「1912」について、1912年6月にアイオワ州 Villisca で起きた未解決の斧殺人事件を題材にしたと説明している。この事件では、大人2名と子ども6名が1軒の家で惨殺され、犯人はその後つかまることなく姿を消したという歴史的背景がある。楽曲はこの恐ろしい出来事を歌詞テーマに据え、激烈なサウンドで展開される。

最新作 Slay Utterly は、バンドが歴史の暗部や連続殺人事件などを音楽的に描くコンセプトを継続する作品となっており、Carrion Vael のテクニカルかつダイナミックな演奏スタイルが各曲で発揮されるものとして紹介されている。アルバムでは他にも多彩なテーマと楽曲が収録される予定だ。

SAVE – https://orcd.co/SlayUtterly

Artist: Carrion Vael
Song: 1912
Album: Slay Utterly
Release date – 16th January 2026
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Label: Unique Leader Records
Genre: Technical Death Metal

カナダのテクニカルデスメタル Archspire、新曲「Carrion Ladder」MV公開&ニューアルバム「Too Fast To Die」2026年4月発売決定!

カナダ出身のテクニカルデスメタルバンド Archspire が、最新シングル 「Carrion Ladder」 とその公式ミュージックビデオを公開した。映像はオンラインで視聴可能である。

「Carrion Ladder」は、2026年4月10日にリリース予定の新アルバム Too Fast To Die からのリードシングルであり、バンドの高速かつ精密な演奏スタイルを示す楽曲として位置づけられている。映像はギタリスト Dean Lamb が監督し、メンバー共作のビジュアル表現となっている。

Too Fast To Die は5年ぶりの新作スタジオアルバムで、以下のトラックリストが発表されている:

Liminal Cypher

Red Goliath

Carrion Ladder

Anomalous Descent

The Vessel

Limb of Leviticus

Deadbolt the Backward

Too Fast to Die
本作はバンドの技術的完成度をさらに押し上げた構成になる予定だ。

アルバムは、バンドが自主制作により進めている最新作で、制作にはプロデューサー Dave Otero が関与している。また、メンバーはオーストラリアでのヘッドライナー公演を含むツアーもアナウンスしており、Aborted や Organectomy などをサポートに迎える日程が予定されている。

“After nearly five years, ARCHSPIRE return with their latest album, TOO FAST TO DIE, their most extreme and technically precise record yet. Following the JUNO Award–winning Bleed the Future (2021), the band push beyond the limits of speed and precision once again, solidifying their place as one of the most relentless forces in modern metal.”

PRE-ORDER THE ALBUM NOW: https://www.archspire.net

ミニマルなスタイルで話題のテクニカル・デスメタル・バンド”The Zenith Passage”、新ドラマーを迎えて新曲 “Fleshbound Reliquary” &ミュージックビデオ公開

Metal Blade Recordsに所属するプログレッシブ・デス/テックデスバンド The Zenith Passage が、新曲 “Fleshbound Reliquary” をリリースし、あわせてミュージックビデオを公開した。これは、2023年のアルバム『Datalysium』以来となる新音源であり、新ドラマー Maximillian Sepulveda を迎えての初レコーディング作品である。

本作は、プロデューサー/ミキサーに Dave Otero を迎え、バンドのサウンドに磨きをかけた仕上がりとなっている。

ボーカル Derek Rydquist によれば、“Fleshbound Reliquary” は「資源が枯渇しつくした世界で、人間が自身を次代の“生産手段”として見なさざるを得ない存在と化す──そんな世界と存在」を描いた楽曲である。
ギター Justin McKinney は、楽曲について「緻密に繋ぎ合わされたリズム・モチーフがレーザー精度で展開され、伝統的な曲構造の中に収められている」と説明。その構造は主に3拍子で進行し、クライマックスに向けて4拍子への転換を伴うドラマティックな展開となるという。

現在、バンドはサポート帯同中の北米ツアーを間もなく終えようとしており、この新曲のライブ披露も行われている。

THE ZENITH PASSAGE:
Justin McKinney – guitars
Chistopher Beattie – guitars
Brandon Giffin – bass
Derek Rydquist – vocals
Maximillian Sepulveda – drums

“Fleshbound Reliquary” credits:
Music – Justin McKinney
Lyrics – Derek Rydquist
Recording & Production – Justin McKinney
Additional Recording – Max Sepulveda
Mixing & Mastering – Dave Otero at Flatline Studios
Artwork – Shindy Reehal

https://www.metalblade.com/thezenithpassage/

【2024年】テクニカル・デスメタルの名盤 10選 アルバムレビュー

 

▶︎Intro

今年は『テクニカル・デスメタル・ガイドブック』を出版することが出来ました。『ブルータルデスメタルガイドブック』の出版後、いつかテクニカル・デスメタルの本を出版するときの為に執筆を保留していた作品を改めて聴き直し、ブルータル・デスメタルをはじめとする近接ジャンルとの線引きの為にそれらの歴史も今一度おさらいしたりしながら、余裕を持って作業を進めていましたが、10年以上前から患っている難病の影響もあり、結局ギリギリでの入稿に。なんとか手術の前に全ての作業を終えましたが、詰めの作業のほとんどは入院中の病室で行い、寝静まった病棟の面会室を特別に開けてもらい、身体中に管をぶら下げながら毎晩深夜まで作業。苦しくなったら鎮痛剤を入れてもらえるし、急な発作も対応してもらえる安心感があったからか、普段よりも集中力を高めて作業が出来たので、結果的に良かったのかも、と今では思います。

『テクニカル・デスメタル・ガイドブック』はその後、無事に出版され、日本全国 (海外にも) 届けられ、大きなミスもなく、売り行きも良いようで、一安心。しばらくはデスメタルを聴く気にはならなかったですが、やはり新譜だけは追いかけたいという気持ちがあり、毎年書いている年間ベスト記事でしっかりチェック。よそに書く原稿ではないし、文字制限もない。本当にそういう感覚でのびのびと今年の下半期にかけて様々アルバムをチェックしましたが……今年はテクデス当たり年でしたね。名作ばかりで最高でした。

色々と、執筆当時の思い出が湧き上がってきてしまうので、このくらいにして、2024年のベスト・テクニカル・デスメタル・アルバムのレビューをまとめていきます。中にはプログレッシヴやアヴァンギャルドに分類されるものもありますが、それらもひっくるめています。

 

▶︎Fleshgod Apocalypse 『Opera』

Country : Italy
Label : Nuclear Blast
Streaming : https://fga.bfan.link/opera

2007年イタリアで結成されたシンフォニック・テクニカル・デスメタル・バンド、Fleshgod Apocalypseの前作『Veleno』以来、約5年振りとなる通算6枚目のスタジオ・アルバム。本作はボーカリストであり、ギター、ベースも兼任するバンドのブレインFrancesco Paoliが、2021年8月に登山中の滑落事故で生死の境を彷徨ったことにインスパイアされて制作されたという。

まず初めに、前作から異なるメンバーラインナップをおさらいしておこう。2010年からピアノ/オーケストレーションを担当するFrancesco Ferriniに加え、2020年からドラマーとしてPosthumous BlasphemerやBelphegor、Decapitated、Vital Remainsのライブドラマーを務めてきたEugene Ryabchenko、Hideous DivinityやDeceptionistに在籍してきた経歴を持つギタリストFabio Bartoletti、そして女性ボーカリストでソプラノ/クリーンを担当するVeronica Bordacchiniが加わり5人体制となっている。アルバムのプロデュースはPaoriとFerriniが担当し、ミックス/マスタリングはJacob Hansenが手掛けた。

ほとんど、多くのリスナーが持っているFleshgod Apocalypleのイメージからかけ離れることのない、シンフォニックなテクニカル・デスメタル・サウンドであるが、音楽的なスケールは他を圧倒する綿密さとダイナミズムを持っており、テクニカル・デスメタルという音楽が持つ魅力の一つである「忙しなさ」という部分がイタリアン・オペラの展開美というところと上手くマッチしており、その融合具合の革新性もシンフォニックを取り入れる広域のメタル・バンドの中でも突出して優れている。例を挙げてみると、「Pendulum」はメロディック・デスメタルにも近しいシンプルなサウンドで幕を開けると、テクニカルなフレーズを飾り付けていくようにして、持ち味を発揮していく。細かなリフを追いかけるピアノの旋律、呼吸する音を差し込み緊張感を高めていくアイデア、本格的なオペラのシンフォニックなメロディ、PaoliとVeronicaのシャウト、クリーン (ソプラノ) の掛け合いによって、まずで演劇のような没入感を生み出していく。特にピアノの使われ方は新鮮で、未来のシンフォニック・スタイルのメタル・シーンに多くのヒントを与えるだろう。

先行シングルとして公開されている「Morphine Waltz」もアルバムの中でキーとなる楽曲と言えるだろう。テクニカル・デスメタルのスピードの中で、幾つものクラシカルな管楽器弦楽器が生き物のようにして存在感を示し、ドラマ性 (または演劇性) を加速させていく。いわゆる歌物とも言えるようなVeronicaのクリーン・ボーカルのインパクト、キャッチーさも素晴らしく、決してテクニックの博覧会のようなもので終わっていないことを誇示しているかのようである。

オープニングからエンディングまで一つの連なりを感じるかといえば、一つ一つの楽曲に物語があり、その詰め合わせのような作品に仕上がっていると言えるだろう。アルバムタイトルの『Opera』はややシンプルすぎるように感じるが、端的に彼らの現在地がどれほど素晴らしいかとシーンに届けるには、このほかに付けようのないタイトルなのかもしれない。

 

▶︎Ulcerate 『Cutting The Throat Of God』

Country : New Zealand
Label : Debemur Morti Productions
Streaming : https://ulcerate.bandcamp.com/album/cutting-the-throat-of-god

2000年に母体となるBloodwreathを結成してから24年。今では世界中にファンを持つ、ニュージーランドで最も有名なメタル・バンドとしても知られる存在へと成長したUlcerateの前作『Stare into Death and Be Still』から4年振りとなる通算7枚目のスタジオ・アルバム。本作はバンドのオリジナルメンバーでありドラマーのJamie Saint Meratがアートワーク、そしてレコーディング、ミックスを担当し、マスタリングはMagnus Lindbergが手掛けた。

彼らをテクニカル・デスメタルとすることに、ずっと抵抗があったし、『テクニカル・デスメタル・ガイドブック』にも彼らのレビューは掲載されていない。彼らはプログレッシヴやアヴァンギャルドの文脈で評価されるべき芸術性を持つバンドであり、本作も徹底的にダークで、漆黒よりも黒い世界観を聴覚的に、そしてミュージックビデオという形で視覚的にも表現し、とにかく多くの多様なメタル・リスナーから高く評価されている作品である。そんな作品をテクニカル・デスメタルの眼差しから捉えると言うことは、不可能、ナンセンスであるように感じるが、やはりそう言う視点で聴いてみると、キャリア20年を超えるベテランである彼らのテクニックには驚かされるし、その視点で聴くことも間違っていないと感じさせられる。

観る人によっては非常に耐えがたい、幻覚のようなミュージックビデオとして先に発表されたアルバムのオープニングトラック「To Flow Through Ashen Hearts」は、柔らかく儚げなメロディと共にゆっくりとスタートし、激化していくというUlcerateとその周辺の類似スタイルを持つバンドの典型的なスタイルであるが、こうした楽曲の多くの空白には、聴こえないかのような音の連なり、破壊音などが詰め込まれている。UlcerateのブレインでもあるドラマーJamieの豊かなドラミングはプロダクションとしても素晴らしいが、そうでなかったとしても、やはりこの記事でレビューしている他のテクニカル・デスメタル・バンドには感じられない、技術以上の鳴りがある。

同じくミュージックビデオになっている「The Dawn is Hollow」も楽曲の仕組み自体は同じであり、貫かれてきたスタイルへの自信を感じる。私は今年、持病で大きな手術をしたのだが、医療麻薬の幻覚作用は本当に強烈で、そのタイミングでしか味わえない心地を、最初の手術からそれまでずっと引きずってきた、というかその時を楽しみにしていたのだが、Ulcerateのミュージックビデオに近い、物体が溶けて結合していく感覚が麻薬にはあって、このミュージックビデオらを観るたびに、あの感覚に近づく気がして妙に没入していってしまう。

これほど深く、暗い、テクニカル・デスメタルのアルバムは他にはないだろう。このジャンルで捉えるだけで収まらないポテンシャルを持つバンドであり、それは承知の上であるが、やはり今年聴いた中で、最も素晴らしいと感じた作品の一つ。

 

▶︎Wormed 『Omegon』

Country : Spain
Label : Season of Mist
Streaming : https://wormed.bandcamp.com/album/omegon

スペイン・マドリードを拠点に活動するテクニカル・ブルータル・デスメタル・バンドWormedの前作『Krighsu』からおよそ8年振りとなる4枚目スタジオ・アルバム。2018年にスラッシュメタル・バンドCancerに在籍するドラマーGabriel Valcázar、2021年にギタリストDaniel Valcázarが加入。5人体制となったWormedは、プロデューサーにスラッシュメタルを得意とするEkaitz Garmendiaを起用、ミックス/マスタリングはColin Marstonが担当した。また、これまでのWormed、そして本作のコンセプトの大きな源となっているアートワークは、1998年からベーシストGuillermo Garciaと共にWormedのオリジナル・メンバーとして舵を取るJose Luis Rey Sanchezによってデザインされている。これは、これまでと同じでありアートワークはWormedの音楽と同様に重要な要素である。

これまでのWormedはプログレッシヴなスタイルを大きく打ち出してきたバンドで、ブルータル・デスメタルとしても、テクニカル・デスメタルとしても評価されてきた。本作においては、Sci-Fiというキーワード、他にもCosmic Death Metalなどと形容されるスタイルへと系統した雰囲気がある。類似バンドで言えば、Blood IncantationVektorといったところから、近しいところで言えば、Rings of SaturnCoexistenceなども名前があがってくるだろう。これはミックス/マスタリングを担当しているColin Marstonが得意としているスタイルであり、彼はGorgutsのメンバーであり、多くのアヴァンギャルド・デスメタルでプレイするマルチ・インストゥルメンタリストでもあり、Wormedのやりたいこと、作り上げたいものに対する大きな理解があったではと考えられる。

全体的に複雑な構成が貫かれており、楽曲の要と言えるようなキラーフレーズはほとんど存在しない。それはほとんど、このスタイルのバンドに言えることかもしれないが、本作において各パートのテクニック、Sci-Fiなアレンジの新鮮さだけでも聴きごたえはある。ギターリフは、時折スラムやDjentにも接近するほどヘヴィでソリッドなものもあるが、その響き自体はブラックメタル的な感覚がある。不協和音のコードもなく、ピッキング・ハーモニクスといったものも使われていないのは、現代となっては新鮮に聴こえる。最も新しいWormedにおいて素晴らしいのは、ドラマーGabriel Valcázarのジャズに近いプレイスタイルだ。絶妙な揺れ、ノートとズレたシンバルのアクセントは、Wormedサウンドを不気味に、それこそ宇宙的に聴かせる。全体的なまとまりもあり、彼らが作りたいと目指し試行錯誤された展開の痕跡も見られ、聴くたびに面白く、発見がある。

 

▶︎Replacire 『The Center That Cannot Hold』

Country : United States
Label : Season of Mist
Streaming : https://orcd.co/replacirethecenterthatcannotholdpresave

マサチューセッツ州ボストンを拠点に活動するテクニカル・デスメタル中堅、Replacireの前作『Do Not Deviate』から7年振りとなるサード・アルバム。Replacireはファースト、セカンドとBrendon Flynnという素晴らしい画家がアートワークを手掛けてきたが、本作はAndrew TremblayというImperial TriumphantやPestilent Empireなどとの仕事で知られる別の画家にシフト。Andrewはもちろん素晴らしいが、Replacireの持つ世界観のうち、アートワークが占めていた要素はかなり大きいし、今回の変更は残念。

前作からの変更点としてはボーカリストがBlack Crown InitiateやThe Facelessで知られるJames Dortonに変わったことも大きい。彼の加入は、Replacireのサウンドをダンサブルにし、トリッキーなプログレッシヴ・フレーズが増加したことにも影響しているだろう。肌感覚で近いのが、2010年代にマスコア・バンドとしてブレイクし、The Facelessとも交流があっただろうArsonists Get All The Girls。彼らのような、いうなら「変態」も言うようなフレーズの組み合わせに、元来の神秘性を持たせた、一見地味にも聴こえるが実はとても新しいと言えるスタイルのサウンドで全体感が構成されている。この組み合わせのバランスは、Black Crown Initiate的であるとも言えるし、それこそOpethのようなバンドのスタイリッシュな雰囲気にも似ている。Opethも新譜を出したし、その流れでReplacireまだチェックしていない人は聴いてみると面白いだろう。本当にしつこいが、アートワーカーはBrendonが良かった……。

 

▶︎Gigan 『Anomalous Abstractigate Infinitessimus』

Country : United States
Label : Willowtip Records
Streaming : https://gigan.bandcamp.com/album/anomalous-abstractigate-infinitessimus

2006年フロリダ州タンパで結成され、後にシカゴへと拠点を移したアヴァンギャルド/プログレッシヴ・テクニカル・デスメタル・バンド、Giganの前作『Undulating Waves of Rainbiotic Iridescence』から7年振りとなる通算5枚目となるスタジオ・アルバム。バンド名は1972年公開の日本映画「地球攻撃命令 ゴジラ対ガイガン」から名付けられた。これだけ聞くとやはり、ぜひ日本でフランスのGojiraと日本で一緒にツアーしてもらいたいと思ってしまう。

さて、本作だが前作『Undulating Waves of Rainbiotic Iridescence』と同じラインナップで制作されており、アートワークもほとんど同じコンセプト。サウンドもほとんどぶれていない。初期のGiganに比べると、この2作でGiganは完璧にGigan固有のスタイルを完成させ、それを強烈に表現していると言えるだろう。アヴァンギャルドさは単に忙しなく、トリッキーであるだけでは成立しないし、エクスペリメンタルな不協和音も、あちこちに散りばめるだけではまとまりのない、退屈なアルバムになってしまう。Giganはテクニカル・デスメタルであり、プログレッシヴでアヴァンギャルドなスタイルを、どのようにして組み込むかと言うところへの情熱を加速させ、構造的に分かりやすい不協和音の導入、ドラミングの強度の揺さぶり、全体的なバランス感覚と芸術的な感性を磨き続けているように感じる。中でもオープニングを飾る8分越えの楽曲「Trans-Dimensional Crossing of the Alta-Tenuis」で感じられるGiganの魅力は全編に貫かれている。『テクニカル・デスメタル・ガイドブック』では彼らについては触れなかったが、彼らのプログレッシヴでアヴァンギャルドなスタイルにおける光り輝く才能はまた別の形で書きたいと思う。

 

▶︎Vale Of Pnath 『Between The Worlds Of Life And Death』

Country : United States
Label : Willowtip Records
Streaming : https://valeofpnath.bandcamp.com/album/between-the-worlds-of-life-and-death

2006年からコロラド州デンバーを拠点に活動するプログレッシヴ/テクニカル・デスメタル・バンドVale Of Pnathの前作『II』以来、8年振りの新作となるサード・アルバム。バンドのブレインであるギタリストVance Valenzuela以外のメンバーが代わり、本作にはVanceと共にAbigail Williamsで活躍したボーカリストKen Sorceron、ドラマーGabe Seeberが加入している。アルバムの制作ラインナップにはクレジットされていないが、ベーシストとしてAnthrocideのAustin Rollaも加入しており4人体制となっている。アルバムではKenがベースを兼任、プロデュースからミックス/マスタリングまでを手掛けている。

重厚なオーケストレーションをまとい、スタイリッシュに引き締まったサウンド・プロダクションは、Willowtip Recordsに相応しい、テクニックとプログレッシヴさが感じられる。ミュージックビデオにもなっており先行シングルとして発表された「Soul Offering」からは、彼らがAbigail Williamsのメンバーであることを思い起こさせるようなシンフォニック/ブラッケンドなオーケストレーションをふんだんにまとい、Lorna ShoreWorm Shepherdといった現代ブラッケンド・デスコアにも近いブレイクダウンも搭載した、ハイブリッドな楽曲に仕上がっている。しかし、デスコアではなく、メロディック・デスメタルに近い雰囲気がある。これがまた面白い。

アルバム収録の他の楽曲は「Soul Suffering」ほどキャッチーではないにしても、ところどころツボをついてくるフックがたっぷりと組み込まれており、とても聴きやすい。Lorna Shoreなどから更に深いブラッケンド・スタイルのデスメタルに興味を持っている人、またはFleshgod Apocalypseなどからシンフォニック/エピック・メタルといったシーンから、デスメタルに興味を持った人達におすすめしたくなる、中庸的なサウンドが、痒いところに手が届くような、そんなアルバムである。

 

▶︎Deivos 『Apophenia』

Country : Poland
Label : Selfmadegod Records
Streaming : https://deivos.bandcamp.com/album/apophenia

ポーランドのテクニカル・デスメタル重鎮、Deivosの前作『Casus Belli』以来、5年振りとなる通算7枚目のフルアルバム。2024年5月に出版した自著『テクニカル・デスメタル・ガイドブック』の執筆において、私自身Deivosの魅力に取り憑かれ、すべてのアルバムのレビューを掲載し、インタビューもしたかったがページ数の都合により実現しなかった。

彼らに関しては、ここが他のどのバンドよりも優れている、といったところではなく、やはりテクニカル・デスメタルとしての純粋な輝き、エネルギーがアルバムを通じて溢れているところに好感が持てる。1997年の結成から一度も活動ペースを落とすこともなく、非常に計画的にリリースを続けているし、唯一のオリジナル・メンバーであるTomasz Kołcońも毎回何かアップデートするでなく、トレンドに流されるでもなく、自身のテクニカル・デスメタルを追求し続けている。アルバムごとに明確なコンセプトを打ち出しているわけでなく、淡々と創作し続ける姿勢に魅了されている。アルバムのアートワークが毎回似たようなものが多いのも、逆に良い。

「My Sacrifice」のようにパーカッションを取り入れた (と言っても本当に少し) 実験的なフレーズはあるものの、基本的には全球ストレート、ど真ん中。Morbid Angel的とも言える。中には古臭いと感じるリスナーも多いかもしれないが、これが本当に良質なテクニカル・デスメタルなのだと思ってもらいたい。

 

▶︎Cognitive 『Abhorrence』

Country : United States
Label : Metal Blade Records
Streaming : https://www.metalblade.com/cognitive/

これまでUnique Leader Records に所属していたニュージャージー出身のCognitiveが名門Metal Blade Recordsと契約を発表してから初めてリリースするアルバムは、前作『Malevolent Thoughts of a Hastened Extinction』から3年振りとなる通算5枚目フルレングス。Cognitiveの評価がこれほど高まってきているとは驚きで、Unique Leader Records からMetal Blade Recordsへと移籍するルートはこれまでもあったと思うが、大出世と言えるだろう。前作からメンバーチェンジもなく、レコーディング/ミックスはドラマーのAJ Vianaが手掛け、マスタリングはBart Williamsが担当した。

『Malevolent Thoughts of a Hastened Extinction』のツアー中にはすでに本作の制作をスタートさせ、前作とは違うリフをとにかく書き続けたと言う。AJはドラマーとしての他に、レコーディングエンジニアとしての顔も持っており、HathなどMetal Blade Recordsと共に仕事をする機会もあったそうで、今回のMetal Blade Recordsとの契約は、そうしたAJのエンジニアとしての経験も大いに役立っただろう。

デスメタルのダイナミズムをソリッドに、クリアに打ち出すCognitiveサウンドの要はドラムであり、ギターであり、そしてボーカルでもある。ド派手な転調はないが、じわじわとボルテージを上げながら、火花を上げるようなギターソロを組み込んだサウンドは、やはりアンダーグラウンド・レベルではないと言える。アルバムのタイトルトラックでありミュージックビデオにもなっている「Abhorrence」は非常に優れた楽曲で耳馴染みの良いプロダクションがクセになる。

 

▶︎Carnophage 『Matter Of A Darker Nature』

Country : Turkey
Label : Transcending Obscurity Records
Streaming : https://carnophage.bandcamp.com/album/matter-of-a-darker-nature

2006年からトルコ・アンカラで活動を続けるベテラン、Carnophageの前作『Monument』から8年振りとなるサード・アルバム。この『Monument』がリリースされた2016年に『ブルータルデスメタルガイドブック』を出版したこともあって、あれから8年という時間が経過したことに対する驚きと、彼らが8年と言う間隔でアルバムのリリースを続けていることのシンクロニシティ、共時性に驚きながら、特別な感覚でレビューを書いてみようと思う。

本作のミックス/マスタリングはAlexander Borovykhが担当、彼は近年本当に精力的にブルータル・デスメタル・シーンのあらゆる作品に参加し、デスメタルのオーガニックな重さ、残忍さを大切にした仕事で評価されている。Carnophageのサウンド、特にギターリフのすりつぶされるような音は素晴らしいし、その全体に覆い被さってくるような迫力の中で鮮明にテクニックがわかるドラムのプロダクションも素晴らしい。ダイナミズムを求めるが故に、多くのレイヤーが重ねられる現代の音楽の中で、こういう感覚もまた素晴らしいのだと感じさせてくれる。

アルバムの中でも最も印象的だった楽曲は「Matter Of A Darker Nature」。楽曲構成、中途に差し込まれるクリーントーンのフレーズやベースラインの働きによって魅力を何倍にも放つメロディが心地良い。思わずデスメタルを聴いていることを忘れるような、不思議な感覚がある。Carnophageはこれまで大きなスタイルチェンジを続けてきたバンドではないし、今後もそのような変化には挑戦しないだろうが、そういうバンドの良さと言うのは、こういう形であっても伝えていきたいと思う。

 

▶︎Malignancy 『…Discontinued』

Country : United States
Label : Willowtip Records
Streaming : https://malignancy.bandcamp.com/album/discontinued

1992年ニューヨークで結成されたテクニカル・ブルータル・デスメタルの重鎮、Malignancyの前作『Intrauterine Cannibalism』から5年振りとなる通算5枚目のスタジオ・アルバム。1999年のデビュー・アルバム『Intrauterine Cannibalism』のアートワークに登場した胎内の赤ん坊は、一時期アルバムアートワークから姿を消したが、前作と本作に再び登場している。これをテーマに30年以上楽曲を書き続けることが出来ると言うのが、恐ろしいと思う。そして、これがいくつかのアルバムに渡って貫かれていることに気付いてしまうことにも、なんとも言えない気持ちになる。

本作はオリジナル・メンバーのDanny Nelson、1995年から在籍するギタリストRon Kachnic、2004年から在籍するドラマーMike Hellerの3名と、ゲスト・ベーシストとしてDefeated SanityのJacob Schmidtがレコーディングに参加している。このJacobの参加が本作において非常にポイントで、彼のプレイによってMalignancyが30年以上に渡って鳴らし続けてきたグルーヴに新たな息吹をもたらしている。Mikeのドラミングも細やかなフレーズを随所に差し込み、うねるベースラインと相互に作用しながらMalignancyの世界観を作り出していく。荒っぽいリフと変わらないDannyのガテラルも力強く迫力満点。

Archspire、ドラマーSpencer Prewett 脱退を発表。新たなドラマーをオーディションで募集

カナダ・ブリティッシュコロンビアのテクニカル・デスメタル・バンド、Archspire から、15年間ドラムを務めてきた Spencer Prewett がバンドを離れることが決定し、新しいドラマーを募集し始めた。Archspireは現在、新ドラマーのオーディションビデオを募集している。オーディションに興味のあるドラマーは、ハッシュタグ #archspireaudition をつけてInstagramに動画を投稿して欲しい。 Archspireは今回の件について、以下のようにシェアしている:

「15年以上、素晴らしい活動を共にしたSpencer Prewett が Archspire を脱退することになりました。 何度も世界を旅し、4枚のアルバムをリリースし、それぞれが最大限の情熱と献身で作り上げられたもので、バンドとして成し遂げてきたこと全てを、私たちは大変誇りに思っています。 Spencer Prewett はテクニカル・デスメタルのドラミングの基準を作り上げましたが、それを埋めるのは信じられないほど難しい空白を残すことになりました。

残されたメンバーはバンドの未来に非常に集中しており、Archspireの5枚目のアルバムの制作は継続されます。 現在、新しいドラマーを募集しています。ハッシュタグ#archspireauditionをつけてYouTubeやInstagramにオーディションを投稿してください。 応援ありがとうございます。 Staytech :  Dean, Tobi, Oli, Jared」

シンフォニック・テクデスの重鎮”Fleshgod Apocalypse”、待望のニュー・アルバム『Opera』リリース

イタリアを拠点に活動するシンフォニック/テクニカル・デスメタル・バンド、Fleshgod Apocalypseが待望のニュー・アルバム『Opera』をNuclear Blast Recordsからリリースしました。

SUBSCRIBE to Fleshgod Apocalypse YouTube: https://nblast.de/subs-fa-yt
SUBSCRIBE to Nuclear Blast YouTube: https://nblast.de/subs-nb-yt

バンドにとって6作目となるこのアルバムは、フロントマンのFrancesco Paoliが2021年に登山中に瀕死の重傷を負った事故から深いインスピレーションを得て制作されたという。アルバムのリリースに合わせてバンドは「Morphine Waltz」のオフィシャルビデオを公開。Francesco Paoliは次のようにコメントを発表している :

「”Morphine Waltz”は、幻の曲であり、深い意味を持っている。 この曲は、科学に対する真の賛歌であり、科学こそが重要な唯一の現実であることを改めて証明しているんだ。 しかし、この曲は、我々の新しいラインナップが全く新しいレベルにあることを完璧に示すものでもあり、EugeneとFabioのテクニカル・スキルに加え、Veronicaの驚くべき多才さを示している。 いくつかのシネマティックなミュージックビデオのリリースしてから、我々は、バンドにとって最も重要ではないにしろ、もう一つの本質的な次元であるステージに敬意を表したいと思った。 強烈で本当にシアトリカルなライブ・パフォーマンスを提供することで、私たちはファンと直接、壊れることのない絆を築くことができるんだ。 皆さん、今日がその日だ、 みんな『Opera』へようこそ!」

Italian Symphonic Death Metal giants Fleshgod Apocalypse have unleashed their highly anticipated new album, Opera, available now via Nuclear Blast Records.

The band’s sixth studio effort is deeply inspired by frontman Francesco Paoli’s near-fatal mountain climbing accident in 2021. Today the band releases an official video for “Morphine Waltz”.

Paoli shared the following:

‘Morphine Waltz’, THE visionary song par excellence, has a much deeper meaning, which goes beyond its lysergic atmosphere. It’s actually a true anthem to science, which once again has proved itself to be the only reality that counts.

But this track is also a perfect demonstration that our new line-up is on a whole new level, showcasing Veronica’s amazing versatility besides Eugene’s and Fabio’s insane technical skills.

After a few cinematic music videos, we wanted to pay tribute to another essential, if not the most important, dimension for the band: the stage. Delivering intense and truly theatrical live performances allows us to create a direct, unbreakable bond with our fans. And our upcoming North American tour will be our most theatrical ever.

Folks, today is the day! Let’s not waste any more time with words and let the music speak for itself.

Ladies and gentlemen, welcome to the ‘Opera’!

Nile、ニュー・アルバムから新曲「Under the Curse of the One God」をリリース

テクニカル・デスメタル・バンド、Nile (ナイル)が10枚目のアルバム『The Underworld Awaits Us All』を、2024年8月23日にNapalm Recordsからリリースする。 リリースに先駆けて、彼らはアルバムからの3枚目のシングル「Under the Curse of the One God」を公開した。フロントマンのKarl Sandersは次のように語っている:

「ファンの皆さんにようやく”Under the Curse of the One God”を聴いていただける機会を得て、本当に嬉しく思っています。 この曲は凶暴で残忍なNileのトラックであり、古代の呪いに彩られている。Ingo Sporには、彼のユニークで創造的な映像芸術を駆使して、我々の音楽に冒涜的な生命を吹き込んでくれたことに感謝します」。

『テクニカル・デスメタル・ガイドブック』購入はこちら

The Underworld Awaits us All, Nile’s new album, drops August 23rd, 2024!
Order your copy here today: https://lnk.to/NILE-TUAUA

Vale of Pnath、まもなくリリースの新作からニュー・シングル「Silent Prayers」リリース

コロラド州デンバーを拠点に活動するテクニカル・デスメタル・バンド、Vale of Pnathは、来たるアルバム『Between The Worlds of Life and Death』からの3枚目のシングル「Silent Prayers」のミュージックビデオを公開しました。ニュー・アルバムは、2024年5月24日にWillowtip RecordsよりCD、レコード、デジタルフォーマットでリリースされることが決定している。

バンドは今回の新曲についてこのようにコメントしている :

「前作『Accursed』から5年。このEPはバンドにとって新たな道であり、スタイル的にはよりブラックなアプローチに傾いたんだ。このEPは、テクデスのバックグラウンドを持つ僕らのファンを次の時代へと導くためのものだと言える。『Between The Worlds of Life and Death』は、『Accursed』で始めたことの延長線上にあるアルバムだ。バンドのコア・サウンドを捉えつつ、このメタル・ブランドに、より新しく大胆なテイクをもたらした。メタル・ファンにとって最も親しみやすいアルバムにしたい。このアルバムを聴いて、すぐにその魅力に引き込まれ、さらに何度もリピートしてもらいたいと思っているよ」。

Impending Annihilation、新曲「Rapidly Destructive Coxarthropathy」配信リリース!

日本を拠点に活動するテクニカル・デスメタル・バンド、Impending Annihilation が、新曲「Rapidly Destructive Coxarthropathy」をGore House Productionsから配信リリースしました。この楽曲は「Idiopathic Osteonecrosis of the Femoral Head 」の収録曲で、Bandcampにてデジタル・アルバムのPre-Orderがスタートしている。

Impending Annihilationが得意とする、いわゆる「ピロデス」は2024年も健在! Origin、Desecravity、Brain Drill、Viraemiaファンは必聴です。

また、彼らの過去作は2024年5月上旬に発売となる『テクニカル・デスメタル・ガイドブック』にもアルバムレビューが掲載されていますので、併せてチェックしてください!

脇田涼平著『テクニカル・デスメタル・ガイドブック 演奏の肉体的限界に挑む超人達』パブリブより5月発売決定!

世界中の音楽ジャンルをアーカイヴする出版社パブリブのシリーズ「世界過激音楽」の第21弾として、『テクニカル・デスメタル・ガイドブック: 演奏の肉体的限界に挑む超人達』が2024年5月上旬に発売されることが発表された。

306バンド、588作品ものアルバムレビューに加え、ObscuraやDesecravity、PsycropticやGorodといった有名バンドへのインタビュー、さらにテクニカル・デスメタルの概要が一層わかりやすくなる多種多様のコラムが収録されたオールカラー208ページ、充実の内容となっている。もはや「音楽オリンピック」と言っても良いテクニカル・デスメタルの最前線で戦う、ミュージカル・アスリート達の勇姿をご覧下さい。全国の大型書店やネット書店で順次予約がスタート。

予約まとめサイト (Linktree) : https://linktr.ee/riffcultjp

パブリブ公式ホームページ : https://publibjp.com/