SikTh、『Death Of A Dead Day』Adam “Nolly” Getgoodが全編リミックスを手がけた20周年記念盤リリース決定!「Flogging The Horses」新バージョンを先行公開

SikThが、2006年に発表した2ndアルバム『Death Of A Dead Day』の20周年を記念したリミックス盤『Death Of A Dead Day MMXXVI』を12月4日にCooking Vinylからリリースする。

今回の作品では、Peripheryの元メンバーで、プロデューサー/エンジニアとしても活動するAdam “Nolly” Getgoodがアルバム全編を新たにリミックス。全12曲が「MMXXVI」バージョンとして収録され、その第1弾として「Flogging The Horses MMXXVI」が先行公開された。

SikThは今回のリミックスについて、『Death Of A Dead Day』が発売から20年を迎えることへの驚きと、現在も大きな誇りを持っている作品であることを説明。Nollyがアルバム発売当時、YouTubeでSikThのギターカバーを投稿していた人物のひとりだったことにも触れ、この作品を深く理解する彼がリミックスを担当することへの特別なつながりを語っている。

Nollyも『Death Of A Dead Day』が自身や周囲のミュージシャンに大きな影響を与えた作品だと振り返った。制作データを掘り下げることで作品の魅力が失われる可能性も考えていたというが、実際には楽曲の重層性や演奏の大胆さを改めて実感したと説明している。

オリジナルの『Death Of A Dead Day』は2006年にリリースされたSikThの2ndアルバム。「Bland Street Bloom」「Flogging The Horses」「Sanguine Seas Of Bigotry」「Part Of The Friction」などを収録する。

SikThは9月、Cooking Vinylとの契約も発表。現在は2017年の『The Future In Whose Eyes?』に続くニューアルバムの制作を進めており、同作は『Death Of A Dead Day』以来、オリジナルラインナップで制作する初のフルアルバムになることも明らかにされている。

『Death Of A Dead Day MMXXVI』収録曲

1. Bland Street Bloom MMXXVI
2. Flogging The Horses MMXXVI
3. Way Beyond The Fond Old River MMXXVI
4. Summer Rain MMXXVI
5. In This Light MMXXVI
6. Sanguine Seas Of Bigotry MMXXVI
7. Mermaid Slur MMXXVI
8. When The Moment’s Gone MMXXVI
9. Part Of The Friction MMXXVI
10. Where Do We Fall? MMXXVI
11. Another Sinking Ship MMXXVI
12. As The Earth Spins Round MMXXVI

『Death Of A Dead Day MMXXVI』
2026年12月4日リリース
Cooking Vinyl

Bandcamp / Pre-order
https://sikth.bandcamp.com/album/death-of-a-dead-day-mmxxvi

The Contortionist、約7年ぶりの新曲発表へ向け始動か

The Contortionistが、約7年ぶりとなる新たな音源を示唆するスタジオ映像を公式SNSで公開した。映像ではメンバーがスタジオに集まり、レコーディングされた音源を確認している様子が映し出されている。短いながら新たな音源も使用されているが、現時点で楽曲タイトル、リリース日、新作の形態などは発表されていない。

 

 

The Contortionistが最後に新曲を収録した作品をリリースしたのは、2019年8月9日の4曲入りEP『Our Bones』。「Follow」「Early Grave」「All Grey」に加え、The Smashing Pumpkins「1979」のカバーを収録した作品で、Entertainment One / Good Fight Musicから発売された。

フルアルバムとしては、2017年の4thアルバム『Clairvoyant』が最新作。同作には「Reimagined」「Clairvoyant」「The Center」「Return To Earth」など全9曲が収録されている。バンドは2021年10月にも5thスタジオアルバムのレコーディング開始を明らかにしており、アトランタのMaze StudioでJohn Douglassとドラムのトラッキングを進めていることが伝えられていた。しかし、その後アルバムのタイトルや発売日などは正式発表されていない。

2022年にはライブ活動へ本格的に復帰し、『Language』と『Exoplanet』をそれぞれ全編演奏する北米ヘッドラインツアーを開催。2023年には2021年に行ったライブストリーミング公演を収めた『Retrospective: Live From Atlanta』もリリースしている。

Official Website
https://www.thecontortionist.net/

Necrophagist、Decrepit Birth、Revocationらのメンバーによるスーパーグループ”Void Sector Zero”が始動!Season of Mistと契約&デビュー曲「Vortex Divinium」トレーラー公開!

新たなプログレッシブ・スラッシュメタルバンドVoid Sector Zeroが、Season of Mistとの契約を発表した。あわせて、デビューアルバムからのリードシングルとして予定されている「Vortex Divinium」のトレーラーが公開されている。

Void Sector ZeroはChristian Muenzner(ギター/シンセ)、Alex Weber(ボーカル/ベース)、Gabe Seeber(ドラム)による3人組。MuenznerはNecrophagistでの活動やObscura、Alkaloidへの在籍歴を持ち、WeberはRevocation、Malignancy、Exist、SeeberはDecrepit Birth、Abigail Williams、Carach Angrenなどで活動してきた。

Season of MistはVoid Sector Zeroを、過去のバンドから影響を受けながら、プログレッシブ・スラッシュメタルへ現代的なアプローチを加えたプロジェクトとして紹介。現在、バンドはデビューアルバムを準備しているが、タイトルや発売日、トラックリストなどの詳細はまだ発表されていない。

Muenznerは以前からテクニカル・スラッシュを演奏したいと考えていたと説明。テクニカル・デスメタルへ傾倒する以前からCoroner、Voivod、Toxik、Martyr、Hexenhaus、Aspidなどを聴いており、新たなバンドでこのスタイルへ取り組むことを決めたという。

メンバーを選ぶ際にはWeberとSeeberがすぐに候補として浮かんだとし、Obscuraで共に活動した経験から、演奏面だけでなくステージ外でも相性が良いことを理解していたと振り返った。3人はObscuraの『A Valediction』期のツアーでも共演している。

公式プロフィールでは、Muenznerがギターに加えてシンセも担当。新バンドではテクニカル・デスメタルでそれぞれが培ってきた演奏経験を持ち込みながら、プログレッシブ・スラッシュメタルを軸とした作品を制作していく。デビューアルバムの詳細と「Vortex Divinium」の正式なリリース情報については、今後発表される予定だ。

Season of Mist – Void Sector Zero
https://www.season-of-mist.com/bands/void-sector-zero/

Polyphia、ニューシングル「With Eyes To See」リリース! 10月リリースの新作『BE NOT AFRAID』から第3弾先行曲

Polyphiaが、ニューシングル「With Eyes To See」を9月24日にリリース。あわせて公式ミュージックビデオを公開した。「With Eyes To See」は、10月23日にRise Recordsからリリースされる5thスタジオアルバム『BE NOT AFRAID』からの第3弾先行曲。「Can You Feel It」「Power In The Blood」に続いて公開された楽曲で、アルバムでは2曲目に収録される。

ミュージックビデオでは、世界が崩壊していくような映像や黒塗りされたEpstein関連文書を思わせるイメージなどを使用。夢のような映像表現と、現実世界を想起させる要素を組み合わせた作品として制作されている。

『BE NOT AFRAID』は2024年から2025年にかけ、マイアミ、ロサンゼルス、ダラスで行われたセッションを通じて制作された。RJ Pasinが共同プロデューサーを務め、Spiro Dussiasも制作に参加している。

ギタリストTim Hensonによれば、アルバムでは高揚感や勝利を思わせる側面と、不穏で恐怖を感じさせる側面という、対照的な2つのムードを行き来することを意識したという。制作では従来とは異なるアプローチも取り入れ、Hensonがまずメロディを声で歌い、それをギターへ置き換えながらメンバー全員でアイデアを発展させていった。

『BE NOT AFRAID』は、2022年の『Remember That You Will Die』以来となるフルアルバムで、通算5作目。公式ストアではCD、カセット、複数仕様のアナログ盤などの販売も行われている。

Polyphiaはアルバム発売後、11月から12月にかけてPerturbator、RJ PasinとUK/ヨーロッパをツアー。その後2027年2月から3月には北米ツアーを予定しており、RJ Pasin、Ladronesに加え、一部公演にはIntervalsも出演する。

『BE NOT AFRAID』収録曲

1. Let There Be Light
2. With Eyes To See
3. Screwtape
4. Power In The Blood
5. They Know Not What They Do
6. Mark Of The Beast
7. Can You Feel It
8. Near Death
9. J-Bomb
10. Deny The Flesh
11. Devil Get Behind Me
12. Fear God

『BE NOT AFRAID』
2026年10月23日リリース
Rise Records

Streaming / Listen
https://polyphia.lnk.to/WithEyesToSee

Pre-order
https://polyphia.lnk.to/BENOTAFRAID

Official Store / Website
https://polyphia.com/

Meshuggah、結成40周年を迎える2027年に向け「何か」を予告

スウェーデンのMeshuggahが、2027年に迎える結成40周年へ向けた新たなティーザー映像を公開した。9月25日に公開された短い映像では、バンドが結成された1987年から2027年まで年数をカウント。Meshuggahの活動の歴史を振り返る映像も盛り込まれており、40周年に関連した何らかの企画が準備されていることを示唆している。

ただし、現時点でバンドは2027年に具体的に何を行うのか明らかにしていない。ツアー、作品、映像作品など内容についての正式発表も行われておらず、今回公開されたものはあくまで今後の展開を予告するティーザーとなる。

さらにMeshuggahは公式サイトで、1990年から2015年までに撮影されたファン所有のオリジナル写真を募集している。対象はライブ、バックステージ、スナップ写真などで、「みんなのために特別なものを準備している」と説明。今回の40周年ティーザーに先駆けて、過去のアーカイブを集める動きが進められていた。

Meshuggahは1987年にスウェーデンのウメオで結成。2022年には9作目のスタジオアルバム『Immutable』をリリースしている。

2026年7月24日には、過去作品を振り返る展開として『Destroy Erase Improve: 30th Anniversary Edition』と『Catch Thirtythree: 20th Anniversary Edition』のリマスター版をReigning Phoenix Musicからリリース。いずれもCD、アナログ、デジタルで展開され、バンドのカタログを改めて紹介するアニバーサリー作品となった。

こうした過去作品の再発やアーカイブ写真の募集に続き、2027年の40周年へ向けて新たな動きが始まったMeshuggah。具体的な内容については今後の正式発表を待つことになる。

Official Website – https://www.meshuggah.net/

Obscura、複数の法的案件について声明発表

ドイツのテクニカルデスメタルバンドObscuraが、現在進行している複数の法的案件について公式声明を発表した。声明では個々の案件の詳細や対象者を明らかにしていないものの、2026年2月以降、ドイツ国内で複数の人物に関する刑事告訴および訴追に向けた申立てを行っていると説明している。

バンド側によると、対象となっているのは、Obscuraが名誉毀損、侮辱、事実と異なる内容、あるいはその他の違法行為に該当する可能性があると考えている出版物や行為。これらに関連して生じた損害やその他の法的請求について、民事上の手続きも並行して進めているという。

また、今回の問題はひとつの出来事だけを対象としたものではないと強調。関係当局へ提出した資料には、2015年から現在までの出版物や行為が含まれており、Obscuraおよびメンバーに関する争いのある事実上の主張、著作権や知的財産に関する問題、個人情報の公開、そのほかドイツ法の下で当局へ調査を求めた事項が含まれているとした。

さらにバンドは、一連の問題による影響がObscuraだけにとどまっていないと主張。複数の海外企業や仕事上のパートナーも影響を受け、一部の企業からは脅迫や不適切な圧力を受けたとの報告があり、経済的損失が発生したケースもあるとしている。該当する企業は、関係当局へ情報や資料を提供しているという。

Obscuraは、オンライン上で公開された主張によって海外での活動にも実務上の影響が生じたと説明しており、中国公演に必要なビザの取得で大きな問題が発生したことにも言及。関連資料と証拠を提出しており、今後も当局へ全面的に協力していくとしている。

今回の声明の背景には、2025年初頭から表面化していた元メンバーとの楽曲制作をめぐる対立もある。元ベーシストのAlex Weberや元ギタリストのChristian Münznerは、2025年作『A Sonication』に自身が過去に制作した楽曲のアイデアやリフが許可なく使用されたと公に主張していた。

Münznerは当時、自身が書いたリフや楽曲構成が使用されていると主張し、法的手段を検討すると表明。これに対してSteffen Kummererは、元メンバー側の発言について多くのフラストレーションと不必要な公の中傷が存在すると反論し、SNS上で争うのではなく当事者間で解決すべき問題だとの立場を示していた。これらの主張について、今回のObscuraの声明は個別案件との具体的な関連性を明言していない。

バンドはファン、メディア、ビジネスパートナー、ミュージシャンに対し、現在進行中の案件について憶測、個人攻撃、さらなる公の論争へ加わらないよう要請。オンライン上で公開された主張を、確定した事実と混同しないでほしいと呼びかけた。

法的手続きが続いている間は、問題の具体的な内容についてこれ以上公の声明を行わない方針も示している。声明の最後には「Listen to music, not allegations.」という言葉を添えた。Obscuraは2025年2月7日に7thアルバム『A Sonication』をNuclear Blast Recordsからリリース。同作は『A Valediction』から続く3部作構想の第2章として発表されている。

異彩を放つテクニカル/プログデス”Artificial Brain”、宇宙的恐怖と人間の変容描くニューアルバム『Antillia』11月リリースへ! 新曲「Quantum Malignancies」公開

Artificial Brainが、4thフルアルバム『Antillia』を2026年11月13日にProfound Lore Recordsからリリースすることを発表した。あわせて、アルバムからの第1弾シングル「Quantum Malignancies」を公開している。

『Antillia』は2022年のセルフタイトルアルバム『Artificial Brain』以来、約4年ぶりとなるフルアルバム。これまでニューヨークを中心に活動してきたバンドは現在、ヴァージニア州リッチモンドへ新たな拠点を置き、Inter Armaでも活動するMike Paparoをヴォーカル、BattlemasterのAlex Tomlinをドラムに迎えた新体制へ移行した。

現在のラインナップには、ギターのDan GargiuloとOleg Zalman、ベースのSamuel Smithも参加。2014年作『Labyrinth Constellation』、2017年作『Infrared Horizon』、2022年作『Artificial Brain』で築いてきた一連のSF的世界観を経て、『Antillia』から新たな章へ踏み込む。

バンドは新作を、これまでで最も短く、最も攻撃的なアルバムと説明。テクニカル/プログレッシブなデスメタルを軸に、ブラックメタル的な質感、激しいブラストビート、錯綜するギターソロ、霞がかったようなアンビエント要素を組み合わせながら、作品全体にはメランコリックで喪失感を帯びた空気が流れているという。

全9曲では、宇宙的恐怖、侵略、汚染、病、変容などが繰り返し描かれる。空から降り注ぐ未知の病、土壌や水を汚染する物質、癌を引き起こす医療用ナノボット、地球上の政府へ干渉する異星の存在などを通して、人類が宇宙という未知の領域の中で変質していく姿を描いた。

第1弾シングル「Quantum Malignancies」について、ベーシストのSamuel Smithは、『Antillia』における変化と、これまでのArtificial Brainから続いている部分の両方を表している楽曲だと説明している。

冒頭にはMiasmatic NecrosisのPaulo Paguntalanによるガテラルヴォーカルが入り、中盤にはArtificial Brainらしい物悲しいアルペジオを配置。新加入したMike PaparoとAlex Tomlin、そしてIan Jacyszynによるミックスによって、これまで以上に即時性のあるサウンドが生まれ、終盤では2本のギターによるソロへと展開する。

Paparoは歌詞について、『Antillia』では宇宙とその恐怖、未知なるものに対する人間の闘いを描きたかったとコメント。「Quantum Malignancies」では、人類社会をより良い方向へ変え得る技術が登場するものの、権力者によって歪められ、最終的に計画的な大量人口減少へ利用されていく物語が描かれる。

本作のレコーディングとミックスはIan Jacyszynが担当し、マスタリングはKrallice、Gorgutsなどでも知られるColin Marstonが手掛けた。アートワークはFleshfliesが制作している。

また、Paulo Paguntalanは過去のArtificial Brain作品にも継続して参加してきた人物で、今回の『Antillia』にもゲストヴォーカルとして登場。「Quantum Malignancies」の冒頭から、新体制とバンドの過去をつなぐ役割を担っている。

2014年の『Labyrinth Constellation』から始まった作品群を経て、新たなメンバー、新たな拠点で制作された『Antillia』。これまでの宇宙的デスメタルという核を残しながら、より攻撃性と即時性を強めた全9曲が収録される。

『Antillia』収録曲

1. The Wandering Star Prion
2. Quantum Malignancies
3. Obsidian Agents
4. Deciphering the Anachronistic Tongues of the Relic Satellites
5. Planet: Carrion
6. Against the Furthest Reaches of the Light
7. Cosmic Death Church
8. Solar Ark
9. Antillia (in Chromatic Aberration)

「Quantum Malignancies」
2026年9月21日リリース
Profound Lore Records

『Antillia』
2026年11月13日リリース
Profound Lore Records

Pre-order

https://linktr.ee/artificialbrain

Bandcamp

https://artificialbrain.bandcamp.com/album/antillia

DELUSIONIST、DIYで作り上げた1stフルアルバム『Fractured Souls & Immaculate Creatures』リリース

Photo by
@sasz_photo

DELUSIONISTが、1stフルアルバム『Fractured Souls & Immaculate Creatures』を2026年9月18日にリリースした。全13曲、約50分にわたるコンセプトアルバムで、人工知能と技術的特異点(シンギュラリティ)をモチーフに、“人間とは何か”“人間を構築しているものは何か”という問いを描いている。

アルバムは全体を3つの章に分けて構成。ACT I「IMMACULATE CREATURES – The Illusion of Perfection」では“完全性という幻想”、ACT II「FRACTURED SOULS – The Birth of Self」では“自己/人間性の誕生”、ACT III「THE SHAPE OF BEING – Where the Heart Belongs」では“心の在処”を軸に物語が進んでいく。

その中で扱われるのは、起源、進化、崩壊、人間性の獲得、残虐性、個の確立、悲哀、惰性、喪失といったテーマ。技術が急速に進歩していく時代の中で、人間を人間たらしめているものは何なのかという問いを、複数の視点から掘り下げる作品となった。

サウンド面ではMetalcore、Thall、Djentのヘヴィネスを軸に、Shoegaze、Nu Metal、Post-Black Metalの叙情性を融合。さらにアンビエントやエレクトロニック・シンセを取り入れ、極端な重さとアトモスフェリックな広がり、狂気と儚さをひとつの作品の中で共存させている。

各曲はそれぞれ単独の楽曲として成立する一方、アルバムを最初から最後まで通して聴くことで、サウンドそのものが物語や感情の変化を追っていく構成を意識。単純に楽曲を集めた作品ではなく、全13曲をひと続きの体験として聴くことを想定して制作された。

制作工程のほぼすべてをバンド自身が手掛けたことも本作の特徴だ。作曲、アレンジ、レコーディング、エディット、ミックス、マスタリングに加え、歌詞、物語、世界観の構築までDIYで制作。作品全体をひとつのコンセプトへまとめるため、細部に至るまで自らディレクションしている。

アルバムに先駆けて8月には「Regen」をリリース。同曲では“悲しみこそが人間を人間たらしめるもののひとつ”という考えを掘り下げ、感情を持つからこそ人は傷つき、その壊れた経験を通して人間になっていくというテーマが描かれた。

また、過去に発表した「Singularity」はSpotify公式プレイリスト「Fresh Finds Heavy」に選出されたとバンドが発表している。「Singularity」も今回のアルバムに収録され、作品の中核となるAI/シンギュラリティというモチーフにつながる一曲となった。

DELUSIONISTは本作について、急速な技術の進歩によって自分自身の存在意義を見失ったり、無力感や劣等感、自己否定を抱えたりしている人へ届く作品であってほしいと説明している。

作品を象徴する言葉として掲げられたのは、“To feel is to break, To break is to become human.”。完全であることではなく、感情を持ち、傷つき、壊れることこそが人間性につながっていくという考えが、『Fractured Souls & Immaculate Creatures』全体を貫いている。

『Fractured Souls & Immaculate Creatures』収録曲

1. Prologue
2. Origin
3. Singularity
4. Degenerate
5. impure//evolve
6. Human
7. Necro
8. Divergence
9. purge//reform
10. Regen
11. Dilemma
12. Inertia
13. Vague

『Fractured Souls & Immaculate Creatures』
2026年9月18日リリース

Streaming

https://open.spotify.com/intl-ja/album/0DHeAWlw8QvNAjCMmZPQul

The Number Twelve Looks Like You、“本当の自分を見てほしい”という願いを描いた新曲「Glow In The Dark Skin」ミュージックビデオ公開

ニュージャージー出身のThe Number Twelve Looks Like Youが、ニューシングル「Glow In The Dark Skin」をリリース。Jesse KormanとKevin Veselkaが共同監督を務めたオフィシャル・ミュージックビデオも公開された。

同曲は、2026年10月16日にEqual Vision Recordsからリリースされる6thアルバム『Howls From The Holographic Heart』の収録曲。2019年の『Wild Gods』以来、約7年ぶりとなるフルアルバムから届けられた最新シングルとなる。

バンドは「Glow In The Dark Skin」について、“本当の意味で自分自身を見てもらいたい”という願いをテーマにした楽曲だと説明。人間の表面下には成長、美しさ、複雑さを含む世界が存在しているにもかかわらず、それが消え始めるまで周囲には気づかれないという感覚を描いている。

音楽的には、バンド自身がプログレッシブ・ポップの要素を持つ楽曲として位置付けている。アルバム全体では、オープニング曲「Trust Chaos」の混沌としたスクリーモから、Foxy Shazamを迎えた「Joy Is A Weapon」での“サルサ・デスメタル”まで、異なる方向性をひとつの作品へ取り込んだ。

『Howls From The Holographic Heart』のプロデュースは、Senses FailやChiodosなどを手掛けてきたJeremy Comitas、Trae Titus、ギタリストのAlexis Parejaが担当。ヴォーカルのJesse Kormanは新作について、他人から期待されるものに応えようとするのではなく、自分たちが本当に作りたいものを形にした率直なアルバムだと説明している。

現在のThe Number Twelve Looks Like Youは、Jesse Korman、Alexis Pareja、Cody McCorry、Michael DeMarcoによる編成。長年培ってきたテクニカルな演奏とメロディックな要素を基盤としながら、特定の方向へ意図的にサウンドを限定せず制作を進めた。

歌詞面でも、Kormanがこの7年間に経験した時代や出来事を記録する作品として構成。「Dancing Before The Flood」ではCOVIDパンデミックへの自身の反応を、「Joy Is A Weapon」では反暴力をテーマにしており、アルバムそのものを過ぎ去った7年間のタイムスタンプとして捉えている。

The Number Twelve Looks Like Youは9月25日から、2005年に発表した『Mongrel』の20周年を記念したアメリカツアーを開催。Kaonashi、Blind Equation、Differencesが日程ごとに参加し、10月30日のレイクウッド公演まで各地を巡る。

『Howls From The Holographic Heart』収録曲

1. Trust Chaos
2. Glow In The Dark Skin
3. Dancing Before The Flood
4. False Face
5. Fangs Out
6. A Candle Awaits
7. Indeciso
8. Hard To Be Human
9. Volcanic March
10. Desire To Expire
11. Become A Ghost
12. Joy Is A Weapon feat. Foxy Shazam

「Glow In The Dark Skin」
2026年9月17日リリース
Equal Vision Records

『Howls From The Holographic Heart』
2026年10月16日リリース
Equal Vision Records

Streaming

https://thenumber12.lnk.to/GlowInTheDarkSkin

Pre-order / Pre-save

https://thenumber12.lnk.to/howlsfromtheholo

Official Label

https://equalvision.com/

プログレッシヴメタル重鎮”The Ocean”、約12分の新曲「Ultima Esperanza」ミュージックビデオ公開 新作『Solaris』は9月25日リリース

ベルリンを拠点とするポストメタル・コレクティブThe Oceanが、新曲「Ultima Esperanza」のミュージックビデオを公開した。同曲は9月25日にPelagic Recordsからリリースされる12枚目のスタジオアルバム『Solaris』に収録される。

「Ultima Esperanza」は11分49秒に及ぶ楽曲で、アルバム終盤を構成する長大なセクションの前半を担う。タイトルはスペイン語で「最後の希望」を意味し、チリ南部パタゴニアに位置するÚltima Esperanza地方と、同名の入り江に由来している。

Última Esperanza Soundは、スペイン人航海者Juan Ladrilleroが1557年、マゼラン海峡へ通じる航路になることを期待して名付けたもの。しかし実際には氷河へと続き、その先に通り抜けられる航路は存在しなかった。

The Oceanは楽曲について、あらゆる探検を前へ進める原動力としての「希望」と、その喪失を扱った作品だと説明。希望を失っていくさまざまな段階と、極めて厳しい現実に直面しても生存本能として希望を投影し続ける人間の精神について掘り下げている。

ミュージックビデオはCraig Murrayが監督を担当。先行シングル「Light Pollution」の映像ともつながりを持ち、「Ultima Esperanza」はその前日譚として解釈できる内容が組み込まれた。

ニューアルバム『Solaris』は、Andrei Tarkovskyが1972年に発表した映画『惑星ソラリス』の物語と、実在した探検家たちが残した日誌や記録から着想を得た作品。Vasco da Gama、Ferdinand Magellan、Francis Drakeらの史料を参照しながら、宇宙への探査、芸術家が未知の領域を求める行為、現代の政治指導者による領域拡大などの間にある共通点を描いている。

作品では、未知を求め続けることが人間の精神にどのような代償をもたらすのか、答えを追求する過程で何を置き去りにするのか、そして新しい土地を探索する行為が支配へ変わる境界はどこにあるのかという問いも扱われる。

『Solaris』は、2023年作『Holocene』以降に大きく変化したThe Oceanの新体制による最初のアルバムでもある。新ヴォーカリストとしてLane ShiとEnrico Tiberi、ギタリストとしてEmmanuel JessuaとMarco Gennaroが加わり、中心人物Robin Staps、ベーシストMattias Hägerstrand、ドラマーJordi Farréとともに新たなラインナップを形成した。

さらにTangerine DreamのThorsten Quaeschningがモジュラーシンセで参加。ギリシャの作曲家Orestis Zafiriouがエレクトロニクスとシンセ、ノルウェーのポストロックバンドSpurvのSimen Eifringがトロンボーンを担当している。

アルバムの大部分はベルリンのHansa Studiosでレコーディングされた。同スタジオはDavid Bowie『Low』『Heroes』、Iggy Pop『Lust For Life』、Depeche Mode『Construction Time Again』などが制作された場所として知られる。

新ヴォーカリストのEnrico Tiberiはピアノをはじめ複数の楽器を演奏し、『Solaris』ではチェレスタ、グランドピアノ、Rhodes、Hammondなどのアナログな鍵盤楽器もサウンドの重要な要素となった。『Holocene』とは異なる方向へ進みつつ、ミックスには『Pelagial』『Phanerozoic I』『Phanerozoic II』にも携わったJens Bogrenが再び起用されている。

アートワークはPhillip JantaとMartin Kvammeによる共同制作。デラックス版には布張りのハードカバーブック、32ページのブックレット、アートプリント、星座早見盤などが付属する。

『Solaris』収録曲

1. 52°30’11″N, 13°26’12″E
2. Departure Song
3. Light Pollution
4. Simulacra
5. Belligerence
6. Ultima Esperanza
7. Milk Of My Dream
8. 51°28′30″S, 73°6′11″W

「Ultima Esperanza」
2026年9月1日リリース
Pelagic Records

『Solaris』
2026年9月25日リリース
Pelagic Records

Pre-order / Bandcamp

https://theocean.bandcamp.com/album/solaris

Official Website

https://www.theoceancollective.com/

OUR COMMON COLLAPSE、新曲「Ritual」でTHALL色を深化 ウルトラヘヴィな変拍子&不協和音が交錯する重量級デスコア

アメリカ・ミネソタ州を拠点とするプログレッシブ・デスコア・バンド OUR COMMON COLLAPSEが、ニューシングル「Ritual」をリリースし、オフィシャル・Visualizerを公開した。

「Ritual」は、デスコアの重量感を土台にしながら、thallの特徴である不協和音、極端な低音、空間を意識したギターリフを取り入れた楽曲。単純なブルータリティだけに頼らず、暗く圧迫感のあるアトモスフィアと複雑な楽曲構成を組み合わせている。

低くチューニングされたギターが楽曲全体の重い基盤を作る一方、細かく変化するリズムと入り組んだアレンジによって予測しにくい展開を構築。激しいパートの中にも余白を作り、不協和音や低周波を強調することで、より不穏で息苦しいサウンドへと仕上げられている。

OUR COMMON COLLAPSEは、テクニカルな演奏と現代的なデスコアのフィジカルな重量感を同時に追求。「Ritual」ではその両面を活かしながら、プログレッシブな構成とthall由来のサウンドデザインをさらに前面へ押し出した。

公開されたVisualizerも楽曲の暗い世界観に合わせた映像となっており、派手な演出で音楽から意識を逸らすのではなく、重厚なインストゥルメンタルとダイナミックな変化を補強する構成が採用されている。

OUR COMMON COLLAPSEは、デスコアの攻撃性、プログレッシブ・メタルの複雑さ、thallの極端な低音と不協和音を組み合わせながら活動するバンド。「Ritual」は、よりダークでアトモスフェリックな方向へサウンドを押し広げた最新曲となる。

「Ritual」
2026年8月27日公開

Streaming

https://ffm.to/ourcommoncollapse-ritual

ENTHEOS、新曲「Undone」MV公開 インダストリアルへ踏み込むニューアルバム『Empty On The Inside』は10月

アメリカのプログレッシブ/オルタナティブ・メタル・バンド ENTHEOSが、ニューシングル「Undone」をリリースし、オフィシャル・ミュージックビデオを公開した。同曲は10月23日にMetal Blade Recordsからリリースされるニューアルバム『Empty On The Inside』の6曲目に収録される。

「Undone」は、アルバム全体を象徴する中心的な楽曲のひとつ。ボーカルのChaney Crabbは、自分がかつて最も恐れていたような人間になってしまったという罪悪感と向き合うことをテーマにした曲だと説明している。

過去へ戻り、自分が壊してしまったものを元に戻すことはできないという現実に直面する悲しみも歌詞の核となっており、Crabbは非常に生々しい内容になったとコメント。その感情的な重さと楽曲のサウンドが完全に一致していると感じているという。

音楽面では、ENTHEOSが以前から取り入れたいと考えていたインダストリアル的なアプローチへ本格的に踏み込んでいる。バンドにとってはこれまでと異なる方向性を持つ楽曲でありながら、制作自体は非常に自然に進んだという。

Crabbは「Undone」について、一部のリスナーにとっては意外なサウンドに聞こえる可能性がある一方、自分たち自身に最も忠実な楽曲のひとつでもあると説明。今後もこの音楽的領域をさらに広げていきたいと語っている。

ニューアルバム『Empty On The Inside』では、Chaney Crabbとマルチインストゥルメンタリスト Navene Koperweisに加え、FallujahのScott Carstairs、AllegaeonのMichael Stancelが制作へ参加。これまで以上に全メンバーが一体となったソングライティング/レコーディングが行われた。

従来のENTHEOS作品ではCrabbとKoperweisのテクニカルな演奏力が大きな軸となっていたが、新作ではバンド全体でのコラボレーションを重視。複雑な演奏やプログレッシブな激しさを残しながら、よりタイトなソングライティング、強いフック、メロディックな要素を拡張している。

アルバム全体では、自分自身を暗闇の中で見失い、絶望と向き合った末に、以前の自分へ戻る方法が存在するのかを問いかける。タイトル『Empty On The Inside』が示すように、精神的な空虚さや自己喪失を作品の重要なテーマとして扱っている。

プロデュースはThe Black Dahlia Murder、Fallujah、Whitechapelなどを手掛けてきたMark Lewisが担当。マスタリングはSterling SoundのJustin Sturtz、アートワークはNine Inch Nails、Behemoth、Soundgardenなどとの仕事でも知られるZac Shifferが制作した。

収録曲「Tomblight」にはThe ContortionistのMichael Lessardがゲスト参加。全10曲を通してテクニカルなエクストリーム・メタルからメロディック、プログレッシブ、インダストリアルまで、ENTHEOSのサウンドをより広い領域へ展開する。

ENTHEOSは今夏、Jinjerとの北米ツアーを終えており、アルバム発売日の10月23日にはテネシー州ナッシュビルのThe ’58 at Eastside Bowlでリリース公演を開催する。Knoll、Dissonation、Vaelravynが出演し、その後のライブ日程も追加される予定となっている。

『Empty On The Inside』収録曲

1. Hell Is a Part of Me
2. Empty on the Inside
3. Hollow
4. Call My Name
5. Golden Crown
6. Undone
7. Tomblight feat. Michael Lessard
8. Pale Faith
9. Never Let Me Go
10. The Earth Will Move

『Empty On The Inside』
2026年10月23日リリース
Metal Blade Records

Pre-order

https://www.metalblade.com/entheos/

Official Store

https://entheosstore.com/

マスコア・シーンの注目バンド The Callous Daoboys、新曲「Watching Us Kiss」MV公開

アメリカ・アトランタのオルタナティブ・メタル/マスコア・バンド The Callous Daoboysが、ニューシングル「Watching Us Kiss」を8月28日にリリースし、オフィシャル・ミュージックビデオを公開した。

「Watching Us Kiss」は、2026年4月に発表された「Gigantic Parasite Tongue」に続く新曲。2025年のアルバム『I Don’t Want to See You In Heaven』以降、バンドが次の段階へ進む中で発表された2曲目の新曲となる。

ボーカルのCarson Paceは「Watching Us Kiss」について、これまで人生の中で抱いてきたあらゆる疑問への答えのような曲だと表現。最後にはシンプルに「音楽へ戻ろう」とコメントしている。

The Callous Daoboysは、マスコアやメタルコアの複雑な展開を軸に、オルタナティブ・ロック、エモ、ポップ、ノイズ、実験的なアレンジを混在させるスタイルで活動してきた。2025年の『I Don’t Want to See You In Heaven』では、そうしたジャンル横断的なサウンドをさらに広げ、バンドのキャリアの中でも大きな転換点となった。

続いて発表された「Gigantic Parasite Tongue」では、アルバム後の新たなフェーズへ入りながら、攻撃的で予測不能なサウンドを継続。「Watching Us Kiss」もその流れを受け継ぎ、The Callous Daoboysらしい不規則な展開とキャッチーな感覚を共存させている。

新曲公開後、The Callous Daoboysは9月から「Heaven Across North America Tour Part II 2026」を開催。9月4日の地元アトランタ公演ではHEALTHをサポートし、その後はKaonashi、Girl Of Glass、Wielded Steelとともに北米各地を巡る。

9月18日にはシカゴで開催されるRiot Festにも出演。ワシントンD.C.、ニューヨーク、ウースター、モントリオール、トロント、バッファロー、グランドラピッズ、セントルイスなどを経て、9月24日のオクラホマシティ公演までツアーが組まれている。

11月からはヨーロッパ/UKへ渡り、Enter ShikariのツアーにHolding Absenceとともに参加。ハンブルク、ミュンヘン、ベルリン、ブリュッセル、ティルブルフ、ノッティンガム、マンチェスターなどを巡り、11月20日と21日にはロンドンのAlexandra Palaceで2公演を行う。

「Watching Us Kiss」
2026年8月28日リリース

Official Website

https://thecallousdaoboys.com/

Polyphia、4年ぶり5thアルバム『BE NOT AFRAID』を10月23日リリース決定! リオの教会で撮影した新曲「POWER IN THE BLOOD」MV公開

PHOTO: CALEB YOUNG

アメリカ・テキサス出身のインストゥルメンタル・ロック・バンド Polyphiaが、5thスタジオアルバム『BE NOT AFRAID』を10月23日にRise Recordsからリリースすることを発表した。あわせて、ニューシングル「POWER IN THE BLOOD」のミュージックビデオを公開している。

「POWER IN THE BLOOD」のミュージックビデオはCaleb Youngが監督を担当し、ブラジル・リオデジャネイロにあるSão Francisco da Penitência Churchで撮影された。豪華な金箔装飾が施されたバロック様式の教会を背景にメンバーが演奏する映像となっており、『BE NOT AFRAID』で展開される新たな世界観を視覚面から提示している。

『BE NOT AFRAID』は2022年の『Remember That You Will Die』以来、約4年ぶりとなるフルアルバム。Polyphiaは2024年から2025年にかけ、マイアミ、ロサンゼルス、ダラスなど複数の場所で制作を進め、共同プロデューサーのRJ Pasin、ギタリストのSpiro Dussiasとともに新作を完成させた。

今回の制作では、Tim Hensonがこれまでとは異なる作曲方法を採用。最初にメロディを声で歌い、それをギターへ置き換えていくことで楽曲の骨格を作り、そこからメンバー全員が同じ空間でアイデアを発展させていったという。これまでの作品では各自がアイデアを持ち寄ることが多かったが、新作では最初の段階から全員で制作する、より共同作業を重視した方法が取られた。

Hensonは『BE NOT AFRAID』について、幅広い方向へ手を伸ばすのではなく、一つひとつの要素を可能な限り深く掘り下げた作品だと説明。何度聴いても新しい要素を発見できるほど多くのレイヤーがあり、テーマ面でも「これまでで最も意味のある作品」になったと語っている。

Scott LePageも、Polyphiaには同じアルバムを二度作ることができないほど進化を求める感覚があるとコメント。今作では全員で集まった状態から曲を書き始めたことで、これまで以上に制作そのものを楽しむことができ、その楽しさが作品の中に記録されたと振り返っている。

サウンド面では、異世界的なメタル、未来的なプログレッシブ・ミュージック、脈打つハウス・ミュージックを組み合わせ、サンプリングやビートメイキング、Tim HensonとScott LePageのギターワークを融合。作品全体では“善と悪”という両極端な概念を大きな軸にしている。

Hensonはアルバムについて、非常に高揚感のある勝利的な世界と、背筋が凍るほど恐ろしい世界という2つの極端なムードを行き来すると説明。「自分で聴いていて本当に怖くなる瞬間もある」と明かしている。

また、制作期間中には社会の暗い側面について深く調べていたといい、現実に公開された資料の中に、それまで話していたほど極端な内容が実際に現れる経験もあったという。Hensonは『BE NOT AFRAID』を、そうした世界の醜さによって無力になるのではなく、それに対して美しいものを作ることで応答した作品だと説明している。

アルバムからは今年、約4年ぶりのニューシングルとして「CAN YOU FEEL IT」も先行公開されている。同曲ではメタルとダンス・ミュージックを融合し、Polyphiaの新たな方向性を提示していた。「POWER IN THE BLOOD」はそれに続く新曲となる。

『BE NOT AFRAID』には全12曲を収録。公式ストアでは「Let There Be Light」「With Eyes To See」「Screwtape」「They Know Not What They Do」「Mark Of The Beast」「Near Death」「Deny The Flesh」「Fear God」などのタイトルが公開されている。

Polyphiaはアルバムを納得できる形で完成させることを優先した結果、2026年に予定していた北米ツアーを2027年へ延期。一方、11月から12月にかけて行われるUK/ヨーロッパツアーは予定通り開催され、PerturbatorとRJ Pasinが同行する。

『BE NOT AFRAID』収録曲

1. Let There Be Light
2. With Eyes To See
3. Screwtape
4. Power In The Blood
5. They Know Not What They Do
6. Mark Of The Beast
7. Can You Feel It
8. Near Death
9. J-Bomb
10. Deny The Flesh
11. Devil Get Behind Me
12. Fear God

『BE NOT AFRAID』
2026年10月23日リリース
Rise Records

Pre-order

https://polyphia.lnk.to/BENOTAFRAID

Official Website

https://polyphia.com/

sace6、デビューアルバム『brutalist』収録曲「basorexia」MV公開 官能的なR&Bとモダンメタルの重さを融合

R&Bとメタルを融合するデュオ sace6が、「basorexia」のオフィシャル・ミュージックビデオを公開した。同曲は5月8日にSumerian Recordsからリリースされたデビューアルバム『brutalist』の3曲目に収録されている。

「basorexia」は、一般的に「誰かにキスしたい、あるいはキスされたいという圧倒的な衝動」を意味する言葉として使われている。楽曲ではそのタイトルを想起させる親密で官能的な空気感と、sace6が持つヘヴィなサウンドを重ね合わせている。

サウンドは滑らかなR&Bのテクスチャーと表現力のあるボーカルを軸にしながら、歪んだギターやモダンメタルの重量感を組み合わせたもの。柔らかなメロディと攻撃的なサウンドが交互に現れ、親密さと激しさという相反する要素をひとつの楽曲の中で共存させている。

今回公開されたミュージックビデオも、楽曲が持つ二面性を視覚的に広げた内容となった。暗く官能的でありながら不穏さを伴う映像によって、sace6が音楽面で打ち出す柔らかさとヘヴィネスのコントラストを強調している。

『brutalist』はsace6にとって初のフルアルバムで、全11曲を収録。「basorexia」のほか、「besotted」「reverie feat. jxdn」「ego」「covet」「nepenthe」「perfidy」などが収められている。Sumerian Recordsから5月8日にリリースされ、R&Bの親密さ、ポップのメロディ、メタルの激しさを横断するサウンドが作品全体で展開されている。

sace6は2024年にsace.とNoah Thomasによって結成されたニューヨーク/ニュージャージーをルーツとするデュオ。柔らかさと歪み、脆弱さと音量といった対照的な要素を音楽の軸に据え、2025年のEP『Limerence』を経て、2026年にSumerian Recordsから『brutalist』を発表した。

『brutalist』収録曲

1. besotted
2. reverie feat. jxdn
3. basorexia
4. allured
5. ego
6. covet
7. uneven
8. dolorous
9. nepenthe
10. fabulist
11. perfidy

『brutalist』
2026年5月8日リリース
Sumerian Records

ストリーミング/購入

https://sumerian.lnk.to/brutalist

Official

https://sumerianrecords.com/

The Number Twelve Looks Like You、Foxy Shazamとの新曲「Joy Is A Weapon」公開 10月に7年ぶりのアルバムをリリース

アメリカ・ニュージャージー出身のマスコア・バンド The Number Twelve Looks Like Youが、ニューシングル「Joy Is A Weapon」をリリースし、ミュージックビデオを公開した。同曲にはFoxy Shazamが参加しており、10月16日にEqual Vision Recordsからリリースされるニューアルバム『Howls From The Holographic Heart』の最終曲に収録される。

『Howls From The Holographic Heart』は、2019年の『Wild Gods』以来7年ぶりとなるスタジオアルバム。全12曲で構成され、Jeremy Cormitas、Trae Titus、そしてギタリストのAlexis Parejaがプロデュースを担当した。

「Joy Is A Weapon」にはFoxy ShazamのボーカリストEric Nallyとホーン奏者Alex Nauthが参加しており、The Number Twelve Looks Like Youの予測不能なマスコア/ポストハードコアと、Foxy Shazamの持つ華やかで演劇的な要素を組み合わせた楽曲となっている。ミュージックビデオはニュージャージー州リンドハーストのAmerican Legionで撮影され、Jesse KormanとTom Haasが共同監督を務めた。

楽曲では、怒りや恨み、自分を傷つけた人々によって人生そのものを決められることを拒み、喜びを見つけること自体を抵抗として捉えている。バンドは「反撃することだけが最も強い反抗ではなく、どんな形でも喜びを見つけ、壊されることを拒むこともまた反抗になり得る」と説明している。

フロントマンのJesse Kormanは新作について、「とても正直なアルバム」と表現。キャリアの現在地では、周囲から期待されるThe Number Twelve Looks Like You像に応えようとするのではなく、自分たちが本当に作りたい作品へ進むことを選んだと語っている。

Alexis Parejaも、バンドは流行や周囲の期待に合わせるのではなく、自ら進む方向を決めてきたと説明している。『Howls From The Holographic Heart』では、音楽だけでなくアートワークや全体の美学まで含め、一つのまとまった作品として作り上げながら、必ずしもすべてのリスナーに受け入れられることを目的にはしていないという。

アルバム発売に先駆け、The Number Twelve Looks Like Youは9月から『Mongrel』発売20周年を記念したアメリカツアーを開催する。Kaonashi、Blind Equation、Differenceが日程ごとにサポートとして参加し、9月25日のサンアントニオ公演から10月30日のレイクウッド公演まで各地を巡る予定となっている。

『Howls From The Holographic Heart』収録曲

Trust Chaos
Glow In The Dark Skin
Dancing Before The Flood
False Face
Fangs Out
A Candle Awaits
Indeciso
Hard To Be Human
Volcanic March
Desire To Expire
Become A Ghost
Joy Is A Weapon

『Howls From The Holographic Heart』
2026年10月16日リリース
Equal Vision Records

 

Music Video Credits

Directed by Jesse Korman + Tom Haas
Additional Directing by Eric Nally
Edited by Tom Haas
Director of Photography: Tom Haas
Additional Cinematography: Nick Libraro
Production Assistant: Michael Spadola + Nick Libraro + Vinny Noto
Playback and Audio: Chris Golom
Filmed at Lyndhurst American Legion, Lyndhurst, NJ
Set Photography by Siddharth Gandhi

SPECIAL THANKS TO THE BEST CROWD EVER FOR SHOWING UP AND GOING WILD, JERSEY SHORE SALSA, OBSIDIAN ABSURD AND EVERYONE ELSE WHO PARTICIPATED IN MAKING THIS COME TO LIFE.