The Number Twelve Looks Like You、新メンバーを迎えたニューシングル「Eyes On The Fireworks」をリリース!

アメリカ・ニュージャージーを拠点とする伝説のマスコア・バンド、The Number Twelve Looks Like You (ザ・ナンバー・トゥエルブ・ルックス・ライク・ユー)は、2019年以来となるニュー・シングル「Eyes On The Fireworks」をドロップし、今年初めにEqual Vision Recordsとの契約を発表しました。2019年のアルバム『Wild Gods』で彼にカムバックしたカオティックハードコア/マスコア・シーンの技巧・芸術派として知られるThe Number Twelve Looks Like You。リリース後、初のシングルとなるだけでなく、新メンバーとしてベーシストのCody McCorryとドラマーMichael DeMarcoが加入し、初めて制作した作品であることも発表している。

Filmed, directed and edited by: Jaakko Manninen / wordup.video
Produced by Jeremy Comitas
Audio Production by Mikhail Marianas

NJ-based mathcore band The Number Twelve Looks Like You have dropped their first new single since 2019, “Eyes On The Fireworks,” marking their first release since signing with Equal Vision Records earlier this year.

This not only will be the first single from the band since the release of 2019’s LP, Wild Gods, it will also be the first to feature new members, bassist Cody McCorry and drummer Michael DeMarco.

新世代マスコア筆頭株 PUPIL SLICER、「Momentary Actuality」のベースプレイスルー動画を公開

イギリス・ロンドンを拠点に活動するマスコア・バンド、PUPIL SLICER (パピル・スライサー) が、Gear Godsを通じて、「Momentary Actuality」のベース・プレイスルーを公開しました。ベーシストのLuke Fabian (ルーク・ファビアン)が、イギリスのBoomtownとArcTanGentで開催されるフェスティバルへの出演を前に、曲の創作プロセスについて語っている。「Momentary Actuality」は、全米ビルボード・チャートにランクインした彼らのセカンド・アルバム『Blossom』の収録曲で一際異彩を放つ楽曲だ。

このプレイスルーについて、ルークはこうコメントしている:

「”Momentary Actuality”は比較的短い曲ですが、様々なパートがあり、アルバムのトラックリストにおいて慎重に配慮して配置されていると感じています。同様に、各曲のベース・パートにもそれを反映させようとしています。メインのリフにはオクターブを使って厚みを持たせ、マスコア・タイプの「ヴァース」ではスラップを使い、サビではメロディアスでアルペジオな進行を使い、中間部では不協和音のコードを使ってパニック的なギターのコードを厚くしているんだ。この曲はライヴで演奏するにも、バッキング・ヴォーカルをとるにも楽しい曲なんだ」。

この曲は『Blossom』からリリースされた3枚目の先行シングルであり、ライブにおけるセットリストの確固たる定番に成長した。このプレイスルーは、今年5月のBorisとのツアー中、オランダのハールレムのパトロナートで撮影されたもの。この5弦アーニーボール・ミュージックマン・スティングレイのチューニングはAEADGだ。(5 string Ernie Ball MusicMan Stingray, tuned AEADG.)

PUPIL SLICERの『Blossom』の主な作詞者であるKate Davies (ケイト・デイヴィス)は、別世界の物語を通して個人的な経験を伝えるストーリーを作り上げている。異星人由来の冒涜的な信号をきっかけに、アルバムは主人公が星降る夜空の下で現実を見失うところから始まる。その後に続くのは、万華鏡のような、すべてが見かけ通りではない別の存在次元を旅する物語である。物語は最終的に、終盤の静けさの中で、再出発の機会への希望の種を蒔く、という結末を迎える。

2020年の『Mirrors』は非常に生々しい、伝記的な歌詞のアルバムだったが、『Blossom』では、Kateは自分たちが生きてきた経験と10曲を通して展開される物語を巧みに融合させている。これらの物語は、ドラムのJosh Andrews (ジョシュ・アンドリュース)、ベースのLuke Fabian、そして元ライブ・ギタリストのFrank Muir (フランク・ミュア)による、激しく複雑で巧みなリズムのバックボーンによって支えられている。幻想的なフィクションのプリズムを通して語られる、直感的な表現とカタルシスをもたらすエネルギーは、これまでと同様に感じられる。

プロデューサーのLewis Johns  (ルイス・ジョーンズ)との1ヶ月に及ぶスタジオでの作業は、彼らの核となるものを見失うことなく、幽玄な歌声、エレクトロニックなブレイクダウン、大胆な実験性を取り入れた、まとまりのある自信に満ちたサウンドのアルバムへと導いた。暗黒と絶望の中にあっても、彼らの活動には常に、少なくとも、”光のきらめき”がある。Nine Inch Nails (ナイン・インチ・ネイルズ)、Deafheaven (デフヘヴン)、Radiohead (レディオヘッド)、そしてBotch (ボッチ)といった様々な音楽からの影響を受けながら、PUPIL SLICERは、情熱に満ち溢れながらも、良いフックとキャッチーなコーラスから逃げないアルバムを作り上げた。

 

Pupil Slicer、まるで映画のようなMV「 GLARING DARK OF NIGHT / MOMENTARY ACTUALITY」を公開

 

イングランド・ロンドンを拠点に活動するグラインディング・マスコア・トリオ、Pupil Slicerは、2つの新しいシングル「Glaring Dark of Night」と「Momentary Actuality」を組み合わせたミュージックビデオを公開しました。この曲は、2023年6月2日にProsthetic Recordsからリリース予定のセカンド・アルバム『Blossom』に収録されている。

 

現在彼らはBorisとツアーで共演中。コラボレーションする様子がTwitterで公開されている。

 

 

 

【RIFF CULT Spotifyプレイリスト】

RIFF CULTのSpotifyプレイリストでは、日々世界中でリリースされるメタルコア、デスコア、デスメタル、プログレッシヴ・メタルなどを更新するプレイリストを公開しています。ぜひお気に入りに登録して日々のディグに役立てて下さい。

▶︎All New Metalcore
▶︎All New Deathcore
▶︎All New Progressive Metal / Djent
▶︎All New Brutal / Technical Death Metal
▶︎All New Nu-Metal / Rap Metal /Nu Metalcore

 

Sleepsculptor、まるでCar Bombがメタルコア化したかのような驚愕の新曲「Plaster Saint」をリリース!

 

マスコア/メタルコア・バンド、Sleepsculptorが、4月28日にリリース予定のアルバム『Divine Recalibration』からシングル「Plaster Saint」を公開しました。Silent Pendulum Recordsからリリースされる同作は、Car Bombを彷彿とさせるギターサウンドをメタルコアに落とし込んだかのような衝撃的なスタイルで注目を集めています。

 

「Plaster Saint」は、LSDがキマったかのように痙攣するようなギターのノイズが印象的なバウンシーなヘヴィ・メタルコア、もしくはカオティック・デスコア。See You Next TuesdayがCar BombやCode Orangeを飲み込みながらデスコアをやっているかのような、これまで聴いたことのない刺激的なサウンドを味わってください。

 

 

芸術派イタリアン・マスコア、Infall が新曲「Triumphant March」のミュージックビデオを公開!

 

イタリアを拠点に活動するマスコア・バンド、Infall が新曲「Triumphant March」のミュージックビデオを公開しました。この楽曲は、2022年11月にリリースが予定されているニュー・アルバム『Far』の収録曲。新作の発売はおよそ5年振り、激的にアップデート、攻撃性を増したサウンドは神経毒を撒き散らかすかのように強烈にノイジー。

 

 

The Bunny The Bear、レア・トラックやデモ音源をまとめた『Rarities Extended』をリリース!

 

ニューヨーク州バッファローのエクスペリメンタル・ポストハードコア・プロジェクト、The Bunny The Bear がレア・トラックやデモ音源をコンパイルした作品『Rarities Extended』をリリースしました。コアなファン向けにフィジカルとしてもリリースされる予定だが限定200枚、日本に入ってくるかは微妙だがどうしても欲しい方は個人輸入にトライしてみて下さい。

 

2008年に活動スタート、2010年代中期までVictory Recordsで精力的に活動を続け人気も高かったもののここ数年はやや落ち着いてきた印象。ただ、SeeYouSpaceCowboyやIf I Die Firstを筆頭にThe Callous Daoboysらの登場によって2010年代のカオティック・ハードコア/マスコアが本格的にリバイバルすれば、当時から現役で活動しているThe Bunny The Bearの存在は面白いものになってくるだろう。

 

男女7人組 新時代マスコア・バンド、The Callous Daoboysが新作『Celebrity Therapist』をリリース!

ジョージア州アトランタの男女7人組エクスペリメンタル・ハードコア/マスコア・バンド、The Callous Daoboys が新作『Celebrity Therapist』をMNRK Heavyからリリースしました。

 

配信/グッズURL : https://celebritytherapist.co/

 

キーボーディスト、ヴァイオリニストを含む7人組、ライブによってはDJやサックスもいたりとそのメンバーラインナップはこれまで流動的だったが、現在は7人組。そのアーティスト写真からは一体どんなサウンドを鳴らすのか想像も出来ないが、2000年代中期から大きなムーヴメントとなったカオティック・ハードコア/マスコアのリバイバル的なサウンドを鳴らす。

 

 

The Callous Daoboysは、The Dillinger Escape Plan、Norma Jean以降のiwrestledabearonceやArsonists Get All The Girls辺りのリバイバルを加速させる存在と言えるだろう。最も彼らに近いのがiwrestledabearonceで、特にベースラインのうねり、コーラスワークからは強い影響を感じる。

 

「What Is Delicious? Who Swarms?」はぜひミュージックビデオを見て欲しい。アルバムのキートラックでバンドの代表曲でありライブでもフロアの着火剤的な役割を担う楽曲。このビデオのディレクション、どこかで見たことがあるなと思ったのですが、Arshonists Get All The Girlsの「Shoeshine For Neptune」を若干意識しているのかもしれない。この「Shoeshine For Neptune」も15年前の名曲。マスコアも一周回ってリバイバルしてもおかしくないし、彼らがSeeYouSpaceCowboyやIf I Die First辺りと共にブレイクすれば十分盛り上がるだろう。

 

最後にこのライブビデオもチェックしてほしい。心掴まれる人多いはず。

 

 

 

20年振りに動き出したマスコア・レジェンド、BotchのこれからについてメンバーのBrian Cook (Rusian Circles, Sumac etc) が語る

マスコア・シーンの伝説的バンド、Botchが20年振りの新曲「One Twenty Two」をリリースしたことは、シーンに大きな衝撃をもたらしました。この「再結成」を巡り、ファンの間では今後どのような活動が行われるのか、様々な憶測を呼んでいます。今後の展開について、バンドのギタリストであるBrian CookがTwitterを通じてこのように話しています。

 

 

私の人生で最も重要な2つの音楽の瞬間は、「13歳の時にミックステープで聴いたDead Kennedys」と、「14歳の時に観たFugaziのライブ」です。この2つの瞬間に、バンドをやりたいと思うようになりました。

ジェロ・ビアフラはDead Kennedysが再結成しないことを公言していたし、数年後にバンドメンバーが起こした訴訟は、彼が拒否するのを回避するための方法だと思った。イアン・マッケイはFugaziのライヴでMinor Threatの曲を求める声を素っ気なく断っていた。再結成=悪という図式が早くから出来上がっていたように思う。偶然にも、DaveがDead Kennedysの 「Too Drunk to Fuck」をカバーしたいと言ったとき、僕はBotchに参加する機会に飛びついたんだ。その曲に取り組むことはなかったが、その他に私たちが達成した素晴らしいことの数々は、バンドが終わったとき、勝利の終わりのように感じられた。

 

20年経った今でも、Botchの再結成について尋ねられることは日常茶飯事なんだ。私はこの20年、幸運にもThese Arms Are Snakes、Russian Circles、SUMACというバンドを通して、ラウドな音楽を演奏しスリルを味わい続けることができたものの、Botchの他のメンバーには同じことは言えない。メンバーの何人かはBotchとしてやり残したことがあるようだ。よくあることですが、アンダーグラウンド・ミュージシャンとしての時間的・経済的負担よりも仕事と家庭が優先されることが多いですからね。私にとっては、過去にこだわるよりも前に進むことの方が重要なのですが。

 

私が「Botchの再結成はない」と言うのは簡単ですが、他のメンバーにとっては、その線引きは難しいんです。私自身、それをちゃんと理解しています。バンドを特別なものにしているものは、その時代、そしてその時のその場所です。その文脈から外れることは、バンドのレガシーを汚すことになりかねません。でも、Rorschachの再結成公演や、Eric AllenのためのチャリティーライブでUnbrokenの復活を観たとき、非常に嬉しかったです。

 

新曲を出しても、完全な再結成を望むファンを満足させることはできないし、バンドを神聖な存在として捉えている人たちを喜ばせることもできないだろう。この曲はBotchの曲であることを意図したものではなく、独自のものであることを意図したものです。でも、僕ら4人で、正しいことだと感じたんだ。ロックダウンの孤独の中で、創作の純粋な喜びのために4人の古い友人と何かをすることは、最終的には世論よりも重要なことだったのです。

 

それだけなんだ。そこが私たちの居場所。だから新曲が出るんだ。ツアー日程がない理由はこの通りさ。

そして、新曲があることに腹を立てている人たちには、Hydra Headの古いモットーであるこの言葉を。「気に入らない?気に入らないなら買うな」。

The Dillinger Escape PlanのBilly所属のバンド、thoughtcrimesがニューアルバム『Altered Pasts』をリリース + バンドの経歴を振り返る

USカオティック・ハードコア・バンド、throughtcrimesがニューアルバム『Altered Pasts』をPure Noise Recordsからリリースしました。

 

 

このバンドについて、まだ知らない人も多いはずだ。そこで、彼らの誕生のきっかけなどを振り返りながらアルバムを聴いてほしい。

 

 

Thoughtcrimesの結成は、偶然とはいえ、とてもハッピーな出来事だったと言う。元The Dillinger Escape Planのドラマー、Billy Rymerの発案で、The Dillinger Escape Planのツアーの合間にアメリカ・ロングアイランドに帰っていた時のちょっとした楽しみとして結成されました。それは2008年のことで、Billyはしばらくこのバンドを動かすことはなかったが、メンバーであるBrian Sullivanから説得され、2019年ごろから二人でソングライティングをするようになった。

 

ヴォーカルのRick Pepa、ギターのRuss Savarese、ベースのCody Hoszaが加わり完成したthoughtcrimesは、わずか1週間で書き上げたデビューEP『Tap Night』をデジタル・リリースした。今回、Pure Noise Recordsからこの作品も新作に合わせて再発される。

 

 

このアルバムでギターとドラムを担当したBillyは、「正直、自分たち (The Dillinger Escape Plan)のサウンドを発展させただけなんだ。このアルバムでは、ギターとドラムの両方を演奏している。リズム・ギター、ベース、シンセ、プログラミングなど、複数の楽器を演奏したんだ。ビーチに行って携帯電話でアンビエンスを録音して、それを投げ入れたんだよ」と説明する。

 

その結果、荒々しい『Altered Pasts』が誕生した。Mike Wattsが2020年の初めにVuDuスタジオでレコーディングとエンジニアリングを行ったこのアルバムは、私たちが直面している準ディストピア的な時代にぴったりのサウンド・トラックである。時に激しく野蛮に、時に優美に、11曲の楽曲が一体となって流れ、文字通り、隠喩的に、精神的に、あなたを旅に連れて行ってくれる稀有なレコードの1つとなっている。

 

 

このアルバムは、独自の世界、別世界、絶望と人間の存在の重さで空気が重い現実のモノクロームのビジョンを作成するものです。「Panopticon」, 「Dare I Say」, 「Deathbed Confessions 」のような残酷で暴力的なノイズの爆発から、「New Infinities」 や 「Lunar Waves」のような優雅で催眠的なサウンドの渦を巻き上げる。また、詩人であるマイケル・クラリティが、パンデミック初期にベトナムで立ち往生していた時にバンドのために書いた詩を朗読する、スポークンワード・トラック「Hai Un Accendino」も収録されている。時には、モノリシックで荘厳な 「Deathbed Confessions」のように、まるで世界とすべての存在のスローモーションの終わりのような、パワフルでニュアンスのある、癒しと恐ろしさが混在するサウンドがアルバムで表現されている。

 

 

 

thoughtcrimes 『Altered Pasts』

1. Panopticon
2. Mirror Glue
3. Keyhole Romance
4. New Infinities
5. Altered Pasts
6. Dare I Say
7. Hai Un Accendino
8. Conscience on Tilt
9. The Drowning Man
10. Deathbed Confessions
11. Lunar Waves

 

 

USマスコア・バンド、Botchが20年振りに復活! 新曲「One Twenty Two」をリリース!

 

ワシントン州タコマのマスコア・バンド、Botchが20年振りに復活! 新曲「One Twenty Two」をリリースしました。

 

2021年の秋にSargent Houseとの契約を発表していたBotch。前に所属していたHydra Head Recordsが動いていない為、過去作をオンラインで提供する為だったというのが本来の契約理由であったが、まさかの新曲が登場。今後の動きに期待です。

 

USメタルコア重鎮Norma Jeanが9枚目のフル・アルバム『Deathrattle Sing for Me』をリリース!

 

ジョージア州ダグラスビルのメタルコア・ベテラン、Norma Jeanがニューアルバム『Deathrattle Sing for Me』をSolid State Recordsからリリースしました。リリースと同時に収録曲「A Killing Word」のミュージックビデオが公開されています。

 

配信URL : https://normajean.ffm.to/drsfm

 

 

2019年にリリースした『All Hail』以来3年振り、通算9枚目となる本作は、長年鳴らし続けてきたマスコア/カオティックをゴージャスにメタルコアに落とし込み、多くの楽曲がドラマ性を持つ。先行公開されたシングル「Call for the Blood」、「Spearmint Revolt」、「Sleep Explosion」とリードトラック級のキラーチューンが続々と公開され、Norma Jeanファンはさぞこのアルバムを楽しみにしてきたことだろう。今年からベーシストにMichael Palmquistが加入し5人体制となった彼ら。再びシーンにおける存在感を強めていくことだろう。

 

 

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Norma Jean、8月リリースのニューアルバムから先行シングル「Sleep Explosion」のミュージックビデオ公開!

USメタルコア・クラシック、Norma Jean が、2022年8月12日にSolid State Recordsからリリースするニューアルバム『DEATHRATTLE SING FOR ME』から先行シングル「Sleep Explosion」のミュージックビデオを公開しました。

 

2019年にアルバム『All Hail』をリリース。再びシーンでの存在感を示す彼らの通算9枚目のスタジオ・アルバム、注目が高まっています。

 

<メンバーラインナップ>

Cory Brandan – lead vocals, additional guitars (2004–present), bass (2017–2019)
Grayson Stewart – rhythm guitar, bass (2018–present), lead guitar (2019–present)
Michael Palmquist – bass (2021, 2022-Present)
Matt Marquez – drums (2010–2012, 2013, 2019–present)[14]
Clay Crenshaw – bass, lead guitar (2019–present)

 

Norma Jean 『Deathrattle Sing for Me』

▶︎配信URL : https://normajean.ffm.to/drsfm

 

1. 1994
2. Call For The Blood
3. Spearmint Revolt
4. Memorial Hoard
5. Aria Obscura
6. Any%
7. Parallella
8. WWAVVE
9. A Killing Word
10. Penny Margs
11. el-roi
12. Sleep Explosion
13. Heartache

 

 

RIFF CULT : Spotifyプレイリスト「All New Metalcore」

 

RIFF CULT : YouTubeプレイリスト「All New Metalcore」

Iwrestledabearonce のルーツを探る -オリジナルメンバーの前身バンド-

RNR TOURSでツアーが出来ない間は、過去ツアーのアーカイヴを整理したり、ホームページ作成前に運営していたブログの整理などをしました。アーカイヴの意義があるものをマイペースに掲載していくことにしました。

 

通称IWABOで知られる iwrestledabearonce (アイレッスルドアベアーワンス)、初期ファンとしてはオリジナルボーカルKrysta時代に来日公演を観ることが出来たのが思い出深いですね。妊娠を機に脱退後は、編み物の仕事をしているというニュースを見たことがあります。

 

さて今回は過去記事発掘ということで、IWABOのメンバーが在籍していたサイドプロジェクトや前身バンドをまとめてみたいと思います。すでにオフィシャルページやYouTubeのビデオが消え去ってますが、こうしてブログにアーカイヴしておいたので紹介することが出来ます。昔の自分に感謝…。

 

 

This Years Addiction
http://www.myspace.com/xthisyearsaddictionx
https://www.discogs.com/artist/2481099-This-Years-Addiction

2005年ロングアイランドで結成されたカオティック・グラインドコア・バンド (Spider Corpseと名乗っていた時代もあるようだ)。Krysta Cameronを含むギター2人も女性。Iwrestledabearonceと比較すると、若干デスメタル/ブラックメタルに接近しているような印象がある。IWABOサウンドにも受け継がれていくJazz/Fusion系のフレーズ、そしてKrystaのクリーンボーカルの差し込み方もすでにこのバンドで確立されていたようです。ちなみにKrystaがIWABOに加入後、残ったメンバーはWhorelordというブラックメタルバンドを結成しています。

 

 

[arve url=”https://www.youtube.com/watch?v=AKVa2jHLTpY&#8221; /]

Statues Cry Bleeding
http://www.myspace.com/statuescrybleeding

2004年、Stevenを中心に結成された変態カオティックグラインドコアバンド。IWABOでも観ることが出来るむちゃくちゃなステージングはYouTubeでも確認可能。マスロック/マスコア的なアプローチがあり、IWABOサウンドの原点も感じます。IWABO結成と同時に解散したようで、Steven以外のメンバーも一時期IWABOのメンバーとして、活動していたことがあるようです。

 

Danger! in the Manger
http://www.myspace.com/dangerinthemanger

画像がないですが、Stevenが遊びでやってたカオティックグラインド・ユニット。後にこのバンド名がIWABOの楽曲名になっていますね。

Frontierer 、驚愕のカオスを閉じ込めた新作『Oxidized』をリリース!

 

Frontierer : フランスを拠点に活動するマス・メタルバンド、Frontiererが、ニューアルバム『Oxidized』をリリースしました。アルバムからは先行シングルとして「Glasial Prasma」、「Opaque Horizon」のミュージックビデオが公開されており、メタルリスナーを驚愕させました。

 

マス・メタルと言えば、Car Bomb、The Dillinger Escape Plan他、ある程度キャリアのあるバンドがトップを走り続けており、後続があまり出てきていない印象がありましたが、Frontiererは正真正銘、未来のマス・メタルを牽引していく存在になります。実力は十分なので、あとはそれをフックアップするレーベルなどがつけば最強になりそうです。

 

 

2019年のマスコア・ベスト曲まとめ

右上のタブからプレイリスト全体を表示する事が出来ます。
▼Playlist▼
The Number Twelve Looks Like You – Raised And Erased
Mary Fields – What’s in a Nom de Plume?
Car Bomb – Dissect Yourself
.gif from god – possible futures in the minds of children
Norma Jean – Children Of The Dead
SeeYouSpaceCowboy – Self Help Specialist Ends Own Life
Dr. Acula – Egg Monsters From Mars
DOOMEYE – Pending gravestone of a hangman
Steaksauce Mustache – Barnyard Brodown
The Sound That Ends Creation – The Human Race Makes Mistakes,You’re The Worst I’ve Seen So Far
Street Sects – Fourteen Frames (feat. Nick Sadler & Lingua Ignota)
The Number Twelve Looks Like You – Ruin The Smile
ITHACA – Impulse Crush
WRISTMEETRAZOR – LOATHSOME
Under the Pier – FLUX – Ottobar 10/15/2019
SEIZURES! – The Cycles Unnumbered
Prissy Whip – Dr. Jessup
The Burning Wind – Inheritance
Plasticbag Facemask – From Russian Torrents With Love
Serration – Ease Yourself Back into Consciousness
▼▼▼
2018年末から2019年はマスコアをもう一度しっかり追いかけてみようと思った。というのも、Code Orangeの躍進以降、インダストリアルエクスペリメンタルをキーワードにメタルコアやデスコアといったヘヴィ・ミュージックが新たなサウンドを作り上げる為に、マスコアシーンからヒントを得られるだろうと感じたからだ。自分がマスコアを熱心に聴いていたのはおよそ10年前。See You Next TuesdayをキッカケにそれこそThe Number Twelve Looks Like YouやThe Dillinger Escape Plan、確かThe Chariotもその頃来日して、渋谷サイクロンに観に行ったのを覚えている。そこからArsonists Get All The GirlsやDr.Aculaが出てきて、エクスペリメンタル・デスコアの方に興味が持って行かれてから、The Number Twelve Looks Like Youの活動休止もあり、マスコアシーンを追いかけることから遠ざかっていた。
先ほども言ったように、Code Orangeの「The Hunt」を聴いてから、やっぱりマスコアバンドがやってきた事が、これからのデスコアやメタルコアシーンがヘヴィネスを極めていく上で、間違いなく重要になってくると感じた。また、SlipknotのCorey Taylorがゲスト・ボーカルとして「The Hunt」に参加していた事もその可能性が現実のものになるのではないかという気持ちを駆り立てた。
もうひとつ、Frontiererの存在も自分が再びマスコアに興味を持つきっかけのひとつになった。そして、The Number Twelve Looks Like Youが2019年に復活し、アルバムをリリースするというニュースが決定的なものになり、1年を通じてマスコアとタグ付けされる音楽を手当たり次第すべて、チェックした。その中から個人的に良かったものをプレイリストにまとめてみたので、是非チェックしてもらいたい。
10年振りとなるThe Number Twelve Looks Like Youのフルアルバム『Wild Gods』は、今年聴いたすべてのジャンルをひっくるめたとしても、トップ10に入れたくなる程聴き込んだ。淀んだ空気を切り裂くようなギターワークと、お馴染みであるジャズやフュージョンをベースに組み込まれるクリーンパートの対比。様々マスコアと呼ばれるバンドがいる中でも、この世界観は彼らにしか作れないと思う。
Car Bombは、MeshuggahとThe Dillinger Escape Planをベースにしながら、リズムの概念をぶち壊したカオスな展開美を軸にしている。強烈なノイズでデスコア/ブルータルデスメタル勢らを蹴散らす程にヘヴィで、正確。同じくベテランNorma Jeanも変わらぬ世界観の中で、シーンを牽引してきた威厳を見せつけた。Norma Jeanに影響を受けているであろうSeeYouSpaceCowboyWRISTMEETRAZORも人気が高まってきている重要なバンドなので、絶対にチェックしてほしい。
プレイリストの2曲目、Mary Fieldsも注目しておきたいバンドのひとつだ。こういうバンドがメタルコアシーンでプレイしたら、一気に人気に火がつきそうな気配がある。
Dr.Aculaに関してはデスコアで語るべきかもしれないが、エクスペリメンタルデスコアというひとつの小さなカテゴリーは、ほそぼそと受け継がれており、DOOMYEやSteaksauce Mustache、Plasticbag Facemaskらはチェックしておいて良いだろう。
Street Sects も非常に面白いバンドだ。彼らが自身のサウンドをマスコアだと思っている可能性は低いだろうが、インダストリアルというにはメタルコア/デスコア的な雰囲気があるように感じる。彼らはユニットという形式をとっているが、The Sound That Ends Creationはワンマン・マスコアプロジェクト。そういう人達も高いクオリティの楽曲を出すし、バンドサウンドではできないような事をやるので、面白い。
久しぶりにマスコアをチェックしてみて、2000年代から現役のバンドもいれば、新しく知るバンドも多く、楽しかった。ここ数年は本の執筆もあり、デスメタルを聴く割合が多かったが、そうしたシーンにはないアイデアがあり、ヘヴィネスがある。ニュー・メタルコアというワードもあるし、そうしたヘヴィネスを極めている様々なメタルのサブジャンルがクロスオーバーしていくと、さらにまた新しくて面白い音楽が誕生するかもしれないとワクワクする。