Saosin、Anthony GreenとCove Reberがそれぞれ歌うライブ映像を公開!

スクリーモ/ポストハードコア・バンド、Saosin (セイオシン) が2曲の新しいライブ・カバー曲をビデオとして公開しました。Anthony Greenをフィーチャーした最初のカヴァーは、Sunny Day Real Estateの「Seven」の演奏であり、Cove Reberをフィーチャーした2つ目のカヴァーは、Blindsideの「Pitiful」のヴァージョンである。

両カバーは、2024年6月17日と18日にレコーディングされたライヴ・アルバム『Live at The Garden Amphitheater』の一部で、2024年7月19日にBorn Losers Recordsからリリースされる。バンドはまた、今月末から14年ぶりにCove Reberとともに全米ツアーを行う予定だ。

 

Scary Kids Scaring Kids、亡きメンバーへ捧げる15年振りの新作『Out of Light』リリース

 

Scary Kids Scaring Kids : アリゾナ州ギルバートのポストハードコア・レジェンド、Scary Kids Scaring Kids (スケアリー・キッズ・スケアリング・キッズ) が、ニューアルバム『Out of Light』をVelocity Recordsから2022年5月27日にリリースしました。彼らのアルバムは、2007年のセルフタイトル以来、15年振りだ。

 

彼らの歴史をおさらいしておこう。

 

2002年に結成された彼らは、Cap’n Jazzの楽曲からバンド名を取った。ベース/ボーカルのTyson Stevens(後にボーカル/ソングライター)、ギターのChad Crawford、DJ Wilson(後にベースに転向)、Steve Kirby、キーボードのPouyan Afkary、ドラムのPeter Costaの6人組はまだ高校生だった。資金をかき集めデビューEP『After Dark』をレコーディングを制作すると、2003年の高校卒業を機に一度は解散も考えられたというが、フルタイム・バンドとして動き出すことを決意。バンドはImmortal Recordsと契約し、ファースト・アルバム『The City Sleeps in Flames』をリリースした。

 

 

2007年にセルフタイトル・アルバムをリリースすることには、スクリーモ/ポストハードコア・ムーヴメントの中心で活躍するようになっていた。 SONY MUSIC系列のRCA Recordsへと移籍し、Warped Tourへの出演など精力的にツアーを行う。Escape The Fate、Saosin、Chiodos、Pierce the Veilといったバンドらと同様に、シーンの一角を担うバンドへと成長していた。順調かに見えたバンドであったが、2009年に解散を示唆。何度もドラマーが入れ替わるなどメンバーラインナップが落ち着かないなど不安定な部分もあった。解散までの最後の一年は、現在MOD SUNとしてロックスターになったDerek Smithがドラマーとして在籍している。

 

 

解散から4年、2014年10月20日の朝、ヘロインの過剰摂取の疑いでボーカルだったTylerが29歳の若さで急逝。このニュースはスクリーモ/ポストハードコア・ファンに大きな衝撃を与えた。 2019年には、Tylerを追悼する「Loved Forever」と題した楽曲をScary Kids Scaring Kids名義で発表された。同年11月には『The City Sleeps in Flames発売15年記念ツアー』を開催。元Saosinで現在Dead Americanのフロントマンとして活躍するCove Reberがボーカル、リードギターにDon Vedda、ベースにJordan Flowerを加えたラインナップで行われた。

 

 

定期的にライブ活動を行っていたものの、新型コロナウイルスによるパンデミックでマイペースが活動が続いた。2021年にVelocity Recordsと契約し、正式なボーカリストは入れず、ゲストボーカルを迎えながらライブにソングライティングと精力的に動き出した。

 

 

本作も正式なボーカリストは不在。全楽曲に多彩なゲストを迎え、制作されている。ゲスト陣は下記の通り。

 

Scary Kids Scaring Kids 『Out Of Light』

https://velocity.lnk.to/outoflight

 

1. Nightmare (feat. Spencer Charnas of Ice Nine Kills)
2. The Dark (feat. Noah Sebastian of Bad Omens)
3. To the Unknown (feat. Vaines)
4. Until You Come Back (feat. Matt MacDonald of The Classic Crime)
5. Knock it all Down (feat. Lil Lotus)
6. New Morning (feat. Cove Reber of Saosin)
7. Omens (feat. Spencer Chamberlain of Underoath)
8. Black Hole (feat. Donovan Melero of Hail The Sun)
9. I Wanna Know (feat. Jesse Cash of Erra)
10. Escape from My Reality (feat. MOD SUN)
11. Endlessly Yours (feat. Tyler Posey & phem)
12. For Atlas (feat. Michael Swank of Foxera)

 

 

 

 

<Current members>

Chad Crawford – lead guitar (2019-present), rhythm guitar, vocals (2002–2010; 2019–present)
Pouyan Afkary – keyboards, synthesizers, programming, piano, backing vocals (2002–2010; 2019–present)
Peter Costa – drums, percussion (2002–2005; 2019–present)
Jordan Flower – bass (2019-present)

 

 

 

Dead American : ex.Saosinメンバー在籍! 堂々の新作『New Nostalgia』リリース!

 

Dead American : Velocity Records所属のポストハードコアバンド、Dead Americanがニューアルバム『New Nostalgia』をリリースしました。

 

先月公開された新曲「Full of Smoke」のミュージックビデオが大きな話題になりました。それもそのはず、ボーカルはあの伝説のスクリーモバンド、SaosinのCove! そしてSleep for SleepersのJamey PriceとChad Jordanも在籍。Velocity Recordsから2000年代初頭のスクリーモ/ポストハードコアバンド関連のバンドが続々と動き出しているので、注目ですね。

 

 

アートワークもなんだか、Saosinのようであるというのは考えすぎなのかもしれませんが、同じ思いのファンは多いはず。コテコテのスクリーモというわけではなく、アメリカン・ロックのリフ、例えばEverytime I Dieなんかを彷彿とさせるフレーズも組み込まれていて、非常にアメリカンな仕上がり。聴けば聴くほど、Saosinぽいと感じます。アルバムのリリースと同時に公開された「Not Buying In」のミュージックビデオもアルバムの中ではリードトラック級のキラーチューン。

 

 

リリースしてすぐにVelocity Records Tour 2022がスタート。D.R.U.G.Sに加え、Scary Kids Scaring Kids、Secrets、Glasslandsと渋いラインナップが最高ですね。