メタルコア 2023年下半期の名盤TOP10

2023年上半期のメタルコア名盤TOP10を読む

2023年の下半期にリリースされたメタルコアのアルバム、EPの中から優れた作品をピックアップし、アルバムレビューしました。下半期は、2024年以降のメタルコアがどのように進化していくかを少し読み取れるような作品がたくさんリリースされましたので、それを意識しながら有名無名問わず印象に残った作品が中心になっています。

上半期はAugust Burns RedやFor I Am Kingといったメロディック・メタルコアに加え、その流れにありながらもハードコア/デスコアともリンクしてくるCurrentsやC-GATE、そしてGraphic NatureやSoul Keeper、from joyといったモダン・メタルの可能性を拡大してくれるクリエイティヴなバンドをリストアップしました。下半期も基本的にはそういった全体のバランスを見つつ、「エレクトロニック」をキーワードに重要な作品を意識的にリストに組み込みました。順位はそこまで重要ではないですので、第1位から第10位まで (余裕があれば、文末の次点の10枚まで) チェックしてみてください。

 


▶︎第10位 : Dying Wish 『Symptoms of Survival』

Stream & Download : https://bfan.link/symptoms-of-survival
Official Site : https://dyingwishhc.com/

アメリカ・オレゴンの女性ボーカル・メタリック・ハードコア・バンド、Dying Wish (ダイイング・ウィッシュ)。2021年にSharpTone Recordsと契約し『Fragments of a Bitter Memory』をリリースしてから、本作までに彼/彼女らの状況は劇的に変化した。グローバルな人気を獲得、ライブは毎度カオスな盛り上がりを見せ、急激な人気の高まりを遠く離れた日本からも見てとれた。

あえてDying Wishに関してはメタルコアではなく、メタリック・ハードコアと言いたい。ハードコア成分が非常に高く、Knocked Looseといった2020年代最高峰のフックを効かせたキーリング・スタイルを取り込んでいるのも面白いし、ScowlやGelといった女性フロントマン擁するハードコアの系譜として見ても、最近のミュージックビデオに見られる、ファッショナブルなフロントマンをメインに据えたヴィジュアルに通ずるものを感じる。メタルコアから見れば、こうしたバンドはハードコアのモッシュやマイクジャック、ステージダイブといった盛り上がりをライブで見られることから、”急激にブレイク中”であるというイメージをシーンに植え付けることが出来ている。

彼/彼女らがハードコア成分について前作以上に精密な構築を施していることからもその狙いは明らかだ。もちろん、これは悪いことではなく、SharpTone Recordsという現代メタルコア中心の所属アーティスト・ラインナップの中で目立ち、自分たちに目を向けさせる為に最大の努力している証拠であり、現代をサバイヴするアーティストとして間違っていない。Knockled Looseも、そのサウンドはもちろん、日々アップされるカオスなライブ・パフォーマンスビデオの影響で、とんでもないところまで行ってしまったのだから、フロアの熱気、活気というのも実力以上に大事というのが2023年だったと思う。この手のサウンドを復興させ、日本でもView from the Soyuzに見られるライブの盛り上がりを見れば、このスタイルのバンドが今、どこでどう勝負すべきかは自ずと導かれていくだろう。ミュージックビデオにもなっている「Watch My Promise Die」は新しいDying Wishが2024年以降に作っていく道筋を感じられる1曲に仕上がっていると言えるだろう。

 

▶︎第9位 : Avalanche Effect 『Of Wired Hearts And Artificial Prophecies』

Stream & Download : https://open.spotify.com/intl-ja/artist/1lhzMZn54qAGcj8hdoMCCb
Official Site : https://www.instagram.com/avalancheeffect

ドイツ・ミュンスターの7人組プログレッシヴ・メタルコア・バンド、待望のEPは、2023年上半期の個人的大ヒット・メタルコア曲「Manipulating Sky」で幕を開ける。メンバーに不幸があったものの、新体制として動き出した彼らのAvalanche Effectというバンドにかける強い覚悟は随所に伝わってくる。シーンにおけるバンドのポジションはまだまだこれからという具合であるが、じわりと盛り上がってきたエレクトロニック・メタルコアのカテゴリーに分類出来るようなアレンジも随所にある。ただ、このバンドの最も優れたところはツイン・ボーカルの巧みな掛け合いによって楽曲を通して貫かれる光と影のコントラスト、それを美しく色彩豊かに表現するプログレッシヴなクリーントーンのメロディだ。プログレッシヴ・メタルコアとしては、特筆して個性的なところはないものの、この個性を伸ばしていけるような楽曲構成を固め、ドラマ性を高め続けていけば、間違いなくその名はドイツだけでなく、グローバルなものへと成長していくに違いない。そして意外とヘヴィなのも良い。大半の楽曲の後半にはデスコアにも接近していくようなヘヴィ・パートがあり、クリーン・パートの力強さを浮き彫りにしてくれる。2024年、更なる活躍を期待したい、隠れた逸材と言えるだろう。今からチェックしておいてほしい。

 

▶︎第8位 : Resolve 『Human』

Stream & Download : https://arisingempire.com/humanalbum

Official Site : https://resolveofficial.co

フランス・リヨン出身のメタルコア・バンド、Resolveのセカンド・アルバム。世界がパンデミックに見舞われた2020年は、Resolveにとって勝負の年になるはずであった。しかし彼らはあえて派手な動きはせず、静かに『Human』に繋がる世界観をイメージし、デビュー・アルバム、そして本作を完成させるまでストイックに創造を続けてきた。そのメンタリティは非常に評価出来るし、コロナ禍で立ち止まったまま動けなくなった多くのメタルコア・バンドがいたからこそ、Resolveの劇的な進化には驚き感激した。

「New Colors」はシンプルにResolveとして打ち出し続けてきたスタイルの結晶であり、アルバムの中でもキーと言える楽曲だ。そして印象的な収録曲「Older Days」には、同郷のten56.からAaron Matts、そしてPaleface SwissのZelliがゲスト・ボーカリストとして参加しており、ユーロ・メタルコア/ポスト・ハードコア全体が育んできたドラマ性の高いメロディとスタイリッシュなメタルコア、そしてヒップホップのエレメンツも交え、また少し違ったResolveの魅力が垣間見えるもの面白い。この曲はミュージックビデオのディレクションも素晴らしく、モダンでミニマルなヴィジュアルが非常にスタイリッシュだ。これはアメリカのバンドには無い。Holding Absence、LANDMVRKSに次いでグローバル・ブレイクするのは、Resolveだろう。

 

▶︎第7位 : Beartooth 『The Surface』

Stream & Download : https://beartooth.ffm.to/surface
Official Site : http://beartoothband.com

Beartoothも気付けば結成から10年を超え、ベテランの域に差し掛かってきました。メタルコア・バンドには珍しくRed Bull Recordsからアルバムをリリースし続け、本作が通算5枚目のフル・アルバム。Caleb Shomoのカリスマ性をサウンド面、そしてヴィジュアル面でもこれでもかと味わえる作品に仕上がっており、プロデュースもCalebが担当しています。

Calebの雰囲気がだいぶ変わってきたというか、明らかにキャラクターが変わってきている。鍛え抜かれた肉体美を誇示するかのようなパフォーマンスはライブでもミュージックビデオでも貫かれていて、ソーシャル・メディアの投稿もCaleb単体のライブ・フォト、セッション・フォトが散見されます。フロントマンの強烈な個性はバンドにとって非常に重要で、特にBeartoothのようなCalebのカリスマ性を際立たせることにフォーカスしたバンドは、これくらいド派手にやってしっくりくるなと思います。

もちろんOshie BicharやConnor Denisというバッキング・ボーカルを務める存在が随所に輝きを放っており、HARDYをフィーチャーした「The Better Me」や「Sunshine!」といった楽曲はBeartoothというバンドの良さが全て詰め込まれた新しいライブ・アンセムになっています。Issuesがバンドとして終わりを迎え、Woe, is Meが復活したものの全盛期のような輝きまでは届かず、無論Attack Attack!はトップ・シーンにいない今、Beartoothは2010年代、メタルコアがヘヴィにそしてダークに変わりつつあったトレンドを個性として残しながら、ここまでキャッチーなスタイルへと成長。この『The Surface』の構想から完成まで、本当に多くの苦労、挑戦があっただろうし、Calebも今が一番ノリにノってるぞと言わんばかりのエネルギーを発奮しているのを見るともう一つ上のステージへと階段を登るきっかけになる作品ではないかと思う。これから続くBeartoothの歴史においても、この作品は一つ分岐点になるものとして印象に残り続けるに違いない。

 

▶︎第6位 : Artemis Rising 『Vibe Sampler』

Stream & Download : http://fanlink.to/VIBE-SAMPLER-EP
Official Site : http://artemisrising.de/

元Death of an EraのDanielがフロントマンを務めている事で話題となったArtemis Risingですが、革新的なエレクトロニック・メタルコアは時代の先を行き過ぎていたのが、デビュー・シングルで大きなブレイクとまでは行きませんでした。しかし2022年代から次第に増え始めた”エレクトロニック・メタルコア”は、例えばAttack Attack!やElectric Callboy、とは違い、本格的なクロスオーバーを始めています。これは、Attack Attack!の登場以降、メタルコア+キーボディストというバンド編成によってシーンに植え付けられたエレクトロニック・メタルコアとは根底が違い、マシーン・ドラム/エレクトロニック・ビートとドラマーの鳴らすビートが交互に展開されたり、時に交わっていくなど、メロディだけでないことが印象的だと思います。

例えば、本作収録の「Scales of Justice」では、ハードコア・テクノ、ガバといったタイプのエレクトロニック・ビートが楽曲の大黒柱となり、プログレッシヴなギターのリフやタイトなドラミングというものが交わるように展開されていくというスタイルへエレクトロニック・メタルコアを進化させています。この作品のヴィジュアライザーがマーブル模様の色彩と電子基盤のレイヤーで構成されているのも、視覚的にArtemis Risingを表現するのに重要な役割を担っていると言えるでしょう。2020年代以降のエレクトロニック・メタルコアについては、独立した音楽ジャンルとして意識しておくと、ダンス・ミュージック・シーンとの関わりなどへもその魅力を波及させられるきっかけに繋がるかもしれません。Sullivan Kingのようなアーティストがとんでもないブレイクを果たして、Artemis Risingなどといったバンドをビッグ・ステージへ引っ張り出して欲しいですね。

 

▶︎第5位 : Spiritbox 『The Fear of Fear』

Stream & Download : https://spiritbox.lnk.to/TFOF
Official Site : https://spiritbox.com/

カナダの女性ボーカル・メタルコア・バンド、SpiritboxのEP『The Fear of Fear』は、昨年のEP『Rotoscope』でエレクトロニックなビートを踏んだんに盛り込みつつ、革新的なデビュー・アルバム『Perfect Blue』を見事にアップデート。現代メタルコアのキーパーソンと言えるプロデューサーDaniel BraunsteinとSpiritboxの世界観を司るコンポーザーであるMike Stringerによる共同プロデュースとなった本作は、『Perfect Blue』と『Rotoscope』の間に位置する。

特筆すべき楽曲は「Angel Eyes」であろう。デスコアへも接近しようかというヘヴィネスへの探究心、Courtney LaPlanteのカリスマ性溢れるボーカル、そして不気味に漂う『Rotoscope』で見せた深いエレクトロニック・ダーク・アンビエントのアトモスフィア。次曲「The Void」のメロディアスさも相まって、EP中盤に絶頂を迎える『The Fear of Fear』の作品としての驚くべきコンパクトなクリエイティヴィティには感心させられる。この二つのEPを経てドロップされるセカンド・アルバムでどのようなチャレンジを見せてくれるのか、高く期待している。

 

▶︎第4位 : Silent Planet 『SUPERBLOOM』

Stream & Download : https://silentplanet.ffm.to/superbloom
Official Site : https://www.solidstaterecords.com/silent-planet

カリフォルニアを拠点に活動するプログレッシヴ・メタルコア・バンド、Silent Planetの通算5枚目となるフル・アルバム。プロデューサーには前作に引き続きSpiritboxやDayseeker、Invent Animateといったアーティストを手がけるDaniel Braunsteinを起用し、ミックス/マスタリングはBuster Odeholmが担当している。アルバム・タイトルの『SUPERBLOOM』は、アメリカの乾燥地帯で野草がいっせいに開花する伝説的な現象のことを指し、その言葉の持つ神秘性は、Silent Planetがこれまで、そして本作で打ち出すサウンド、そしてアートワークからも感じ取ることが出来るだろう。

アルバムの中でキーとなっている楽曲は「Anunnaki」と「Antimatter」だろうか。「Anunnaki (アヌンナキ)」という不思議なタイトル、これは古代シュメール神話の中に登場するパンテオン (ある人々によって信じられている神々をひとまとめにして呼ぶための言葉) の中で最も強力な神々の名前で、人間の運命を司ったとされる。この古代シュメール神話の物語をコンセプトとしたリリック、そしてミュージックビデオのヴィジュアル・イメージは、『SUPERBLOOM』におけるSilent Planetの最もヘヴィで、抑えることのできない狂気性を見事に現している。カリスマ・ボーカリストGarrett Russellが上裸で赤く燃える森の中を歩くミュージックビデオのワンシーンはいささか映画のようである。何度も注意深くこの楽曲を聴きながらふと頭をよぎったのは、先日Grayscale Recordsとのグローバル契約を発表した日本のメタルコア・バンド、Promptsの存在だ。彼らの楽曲のうねりにはどこかプログレッシヴという言葉だけでは形容の出来ないものがあるが、「Anunnaki」におけるSilent Planetのヘヴィネスもこれと似たものが渦巻いているように感じる。

そして「Antimatter」では、今年多くのバンドが挑戦したエレクトロニックなビートに乗せて幕を開けていく。こうしたスタイルはヨーロッパ、個人的にはデンマークのSiameseが先駆者であると思うが、楽曲がエンディングに向かうにつれ、彼ららしく昇華していく。一聴しただけではこのアルバムの全体像は掴めないかもしれない。上記に挙げたキー曲の前後にも、神秘性の高い雰囲気が漂い続けている。掴もうとすればそれは霞となって消えていく。Silent Planetの元来大切にしてきた魅力は、音楽的な野心に消し去られることなく、現在も漂い続けリスナーを虜にしていく。

 

▶︎第3位 : Ice Sealed Eyes 『Vol.2: Fragments』

Stream & Download : https://open.spotify.com/intl-ja/artist/0eVDo1w1SoyNP0xswwFYi7?si=gasq05qAQ7u5vMGFH2kNWQ
Official Site : https://www.instagram.com/icesealedeyes/

2023年上半期に書いた「超個性派! メタルコア 2023年上半期のベスト・シングル」という記事の中でも彼らをピックアップしていますが、EPという形で新しい作品が出ました。LoatheやThornhillが起こしたオルタナティヴ・メタルコアという概念を捉えアップデートさせるベルギー出身の彼らは、本作でシューゲイズやオルタナ、アンビエントのアトモスフィアをまとったオルタナティヴ・メタルコアの奥深い世界観をまた一つ先に進めたと言えるでしょう。

5曲入りの作品ですが、作品のおける間奏として挿入される「Forlorn」ではサッド・ラップ/サッド・ローファイとも捉えられるIce Sealed Eyesの新たな一面を垣間見ることが出来ます。この楽曲を分岐点とし、後半の冒頭を飾る「Deadweight」では、Humanity’s Last Breathを彷彿とさせるThallなリフが限りなくノイズに近い形状へと変形しビートダウンを続けていきます。打ちつけるリフ、キックの波動が波打ちながら、霧のようなシンセと溶け合っていくこのスタイルは、Invent Animate、Silent Planetといったこの手のサウンドの先駆者よりも刺激的なダイナミズムに溢れています。Deftones影響下のメタルコアが好きなら彼らはフォローしておくべきでしょう。

 

▶︎第2位 : Hollow Front 『The Fear Of Letting Go』

Stream & Download : https://hollowfront.lnk.to/TFOLG
Official Site : https://unfdcentral.com/artists/hollow-front/

アメリカ・ミシガンのメタルコア・バンド、Hollow Frontのサード・アルバム。2021年にUNFDと契約後、毎年アルバムをリリースするという多作っぷりでありながら、作品毎に確実にレベルアップし、アメリカを中心にグローバルな人気を誇る彼ら。RIFF CULTで行った国内メタルコア・バンドらへの年間ベスト・インタビューにも『The Fear Of Letting Go』は数多くリストインされていたのが印象的だった。

彼らと比較されるバンドといえば、ErraやPolaris、Northlaneといったところであろうが、Hollow Frontが本作で打ち出した”Hollow Frontらしさ”は、ミュージックビデオにもなっておりアルバムのキー曲である「Over The Cradle」にある。リリックやビデオのコンセプトになっているのは、Hollow Frontのソングライター自身が経験したネグレクトであり、育児放棄、感情の混乱を鮮明に表現している。この歌は、母親への赦し (*ゆるし)の歌であるが、現在も続く痛みが入り混じった言葉がリリックの中で巨大なインパクトを放っている。母親は自分たちに命を与えてくれたが、生き方を教えることができなかった……。母親を許したとはいえ、過去の経験の傷跡がまだ残っていることを表現している。自身が経験した辛い思い出を非常に分かりやすく、そしてメタルコアという音楽の怒りの塊のようなエネルギーを巧みにストーリーに落とし込んだ本楽曲は、Hollow Frontの知的な芸術性が爆発したキラーチューンと言えるだろう。細かなパートについても、エレクトロニックなビートをさらりと組み込んだり、ブレイクダウン・パートの切れ味と歌詞の鋭さがリンクしながら展開していくところも、意図的に作られているのであれば、これはもう、非常に優れた高等芸術であり、メタルコア文化遺産にしたいくらいだ。

優れているのは先行シングルとして発表されたものだけでなく、「Stay With Me」というバラードもHollow Frontの魅力を解き放つ印象的な楽曲だ。メロディック・ハードコアをルーツに感じさせながらも、彼らの直接的な影響源であるだろうErraやNorthlaneといったバンドの楽曲構築の典例を参考に、力強いスクリームと張り裂けるようなクリーン・ボーカルを交互に展開させていく。実はこの曲がアルバムの中で一番凄いかもしれない。確実にトップ・シーンへと躍り出たHollow Front。このアルバムをライブ・パフォーマンスでどこまで繊細にドラマティックに表現できるかが2024年代ブレイクの鍵になってくるだろう。持ってるセンスは一級品。

 

▶︎第1位 : Polaris 『Fatalism』

Stream & Download : https://bfan.link/fatalism
Official Site : https://www.polarisaus.com/

2023年はPolarisにとって、激動の年となった。すでに『Fatalism』を完成させ、キャリア最大のヘッドライン・ツアーとリリースを控えていた彼らであったが、バンド創設期から中心メンバーの一人であったギタリストのRyan Siewが26歳と若さでこの世を去った。この訃報は世界のメタルコア・シーンを深い悲しみに包み、奇しくもアルバムの全体的なコンセプトとしてテーマになっている数年間に世界を巻き込んだ絶望とディストピアの感覚、そしてそれに付随する圧倒的な「自分たちは道を変えることができない」という感覚が、このアルバムのメッセージをより現実的なものにしている。

いくつもアルバムを象徴する楽曲はあるが、”In loving memory of Ryan Siew”という追悼の意を込め、生前のRyanも撮影に参加している楽曲「Overflow」は、ドラマーDanielによって書かれたものだ。Danielはこの楽曲の歌詞について、自身のパニック発作と闘うことの葛藤と、その葛藤が他人に与えることの影響について歌っていると説明している。悲しみと絶望に満ちた歌詞、「The earth is spinning much too fast for me」という詩的なフレーズのインパクトが強烈であったし、その中からもわずかながら、希望の光を感じさせてくれるところも、世界に多くのファンを持つ彼らの優しさであり、トップ・シーンを走るバンドが歌うことの責任であると感じる。

とても暗いアルバムだと思う。サウンドだけで言えば、オーストラリアン・メタルコアらしさもしっかりと根底にありつつ、Jamie HailsとJake Steinhauserのシャウト、クリーンのコンビネーションの織りなすドラマ性豊かでプロダクションも一級品。加えて、やはり、詩的な魅力というのも、しっかりと捉えていく必要がありそうだ。歌詞の一つ一つ、言葉の選び方も壮絶な時代を生きる若者の代弁者として優れた才能を見せてくれている。

 

上半期&下半期それぞれのTOP 10には入れなかったものの、本当に毎年メタルコアの素晴らしい作品がリリースされている。もし下記のリストに聴いていない作品があれば、ぜひチェックしてみてください。

Atreyu – The Beautiful Dark of Life
Texas In July – Without Reason
Prospective – Reasons to Leave
Of Virtue – Omen
The Callous Daoboys – God Smiles Upon The Callous Daoboys
Of Mice & Men – Tether
Wolves At The Gate – Lost In Translation
Heart Of A Coward – This place only brings death
Johnny Booth – Moments Elsewhere
Soul Despair – Crimson

【年間ベスト】ONE BULLET LEFT開催記念企画 : TAKUYA (Sable Hills)’s Best Albums & Songs of 2023


 
日本のメタルコアを牽引する存在として、2023年も精力的な活動でファンを楽しませてくれたSailing Before The WindとSable Hills。彼らがキュレーションするメタルコア・イベント「ONE BULLET LEFT」の開催を記念し、RIFF CULTでは、両バンドのメンバーに2023年の年間ベスト・アルバム、そして楽曲をピックアップしていただきました。
 
シーンの最先端にいるミュージシャンは、どのようなメタルを聴いていたのでしょうか。リストをチェックすれば、彼らの驚くべき音楽への探究心に驚くだけではなく、新しいお気に入りが見つかるかもしれません。
 
2024年1月28日 (日曜日) 東京・渋谷 club asiaで行われる「ONE BULLET LEFT」は、日本のメタルコアの現在地を体感できるイベントになるはずだ。これらのリストをチェックして、より深くイベントを楽しみましょう。
 

 
▶︎Sable Hills x Sailing Before The Wind presents “ONE BULLET LEFT”
 
開催日時 : 2024年1月28日 (日曜日)
場所 : 東京・渋谷 club asia
OPEN/START : 14:00/14:30
TICKET : 3,800yen (+1D) / DOOR : 4,800yen (+1D) / 20歳以下 : 2,000yen (+1D – *枚数限定)
 
チケットはこちらから : https://eplus.jp/sf/detail/4003190001


▶︎TAKUYA : BEST ALBUMS OF 2023

In Flames 『Foregone』
Spiritbox 『The Fear of Fear』
Hollow Front 『The Fear Of Letting Go』
Sylosis 『A Sign of Things to Come』
Currents 『The Death We Seek』
 
▶︎In Flames 『Foregone』
 

 
Stream & Download : https://inflames.bfan.link/foregone-newalbum.yde
Official Site : https://www.inflames.com/
 
近年のIn Flamesの創作意欲の爆発っぷりには驚かされますし、衰えないシーンのトップ・バンドたちの活動にはSable Hillsも多くの刺激を受けていると思います。In Flamesの過去の作品などの思い出、出会いなどを挟みながら、このアルバムのキラートラックや聴きどころ、個人的なツボなリフなどあれば教えて下さい。
 
初めて聴いた作品は『Colony』(1999)で、当時はメタルコアという言葉も知らない時期だったし、彼らはメロディック・デス・メタルというイメージでした。そこから他のアルバムも掘ったりしていく内に『Reroute To Remain』(2002)と出会い、その概念も覆されました。彼らをジャンル分けするのは不可能だとは思いつつも、この作品が後続のメタルコア・バンドに与えた影響は計り知れないものだし、メロデスをルーツに持ったメタルコア」という一つのスタイルを確立した金字塔となったと言えます。
 
そんな音楽性の定義不可能な彼らが、自身の肉体がそう長くないと知りながらも、紆余曲折の末にリリースした『Foregone』が原点回帰を感じる一枚だったことは、複雑化しすぎたメタルシーンに一石を投じる様な、確かにそこにある漢気に感動させられました。Tr.3 Meet Your MakerやTr.2 State of Slow Decayを聴けば、私の言っている事が理解してもらえると思います。

 

▶︎Spiritbox 『The Fear of Fear』
 

 
Stream & Download : https://spiritbox.lnk.to/TFOF
Official Site : https://spiritbox.com/
 
Spiritboxの存在は、オルタナティヴへと系統していくメタルコア・シーンの象徴のようなもので、世界を舞台に活動するSable Hillsにとっても、彼らの佇まい、存在感といったところからの影響はもちろんあるだろうと感じています。サウンド・プロダクションの素晴らしさはさることながら、やはりボーカリスト、コートニーのフロント・ウーマンとしてのカリスマ性が大きな魅力です。Sable Hillsのフロントマンとしてコートニーの魅力に何か影響を受けたりしていますか?また、この作品はどれもキラーチューンですが、特にお気に入りの楽曲はありますか?
 
メタルコアに限らず、女性ボーカルにはあまり惹かれない傾向があるのですが、Spiritboxは久々に魂が揺さぶられました。
 
コートニーのスクリームは心からカッコいいと感じるし、更に特にクリーンパートの楽曲リリックの繊細な想いが相まって熱い気持ちになれます。また、歌の合いの手で綺麗に入ってくる強烈なギターリフやクリーントーンのエモーショナルさも決め手の大きな要素だと思います。落としパートはただのモッシュパートには留まらないDjentな心地良さも感じられます。Tr.2 JadedとTr.1 Cellar Doorが何だかんだ好きです。

 

▶︎Hollow Front 『The Fear Of Letting Go』
 

 
Stream & Download : https://hollowfront.lnk.to/TFOLG
Official Site : https://unfdcentral.com/artists/hollow-front/
 
Hollow Frontは、例えばConvictionsのようにシャウトからポスト・ハードコアばりのクリーン、そしてメロディック・ハードコアにあるような感傷的なスクリームが大きな魅力であると思います。ボーカリストとして参考になる部分も多いかと思いますが、ボーカリストとしてこの作品の中で特筆すべき楽曲はありますか?また、彼らの魅力や彼らが好きならもっとこんなバンドがオススメだよ、というようなレコメンドがあれば教えて下さい。
 
比較的ヤングなバンドで自分好みのスタイルのメタルコアに久々に出会えて滾りました。ボーカルがスクリームとクリーン両刀使いなのですが、どちらも最高レベルで上手いしめちゃめちゃ歌が前に出てきます。『Will I Run?』のサビはリードギターと相まってエモーショナル極めてるので、メタルコアクリーンパート好きな全人類必聴です。レコメンドはLANDMARKS と Our Hollow, Our Home です。

 

▶︎Sylosis 『A Sign of Things to Come』
 

 
Stream & Download : https://sylosis.bfan.link/a-sign-of-things-to-come.yde
Official Site : http://sylosis-band.com
 
Sylosisにとって、そしてArchitectsにとっても2023年は大きな分岐点であり、特にSylosisはこのアルバムで熱心なメタルコア/メロディック・デスメタル・ファンからの注目を一身に集めました。Sable Hillsにも通ずる部分が多くあるスタイルだと思いますが、Sylosisのサウンドで特に素晴らしいと思うポイントは何だと思いますか?また、このアルバムをどんな時に聴いていましたか?
 
この楽曲をギター弾きながら歌ってるのが一番素晴らしいと思う点です。笑
 
Architectsを脱退してまでメタル貫こうとした漢が作る楽曲なんてもう良いに決まってますから、あとは自分の耳に合うかどうかだと思います。実際耳の肥えた玄人向けの楽曲ではありますので。「Crystal Lake Ankh Japan Winter Tour 2023」に参加していた時に、移動中このアルバムを聴いてましたが、「俺もずっとメタル貫こう」と思わされざるを得ませんでしたね。

 

▶︎Currents 『The Death We Seek』
 

 
Stream & Download : https://bfan.link/the-death-we-seek
Official Site : https://currentsofficial.com/
 
CurrentsはRictさんもピックアップされており、Sable Hillsのソングライティング面においても影響を与えていそうですね。お二人でこのアルバムについて何か話されたりしましたか?また、Currentsの本作の魅力はどのようなものだと思いますか?
 
次世代メタルコアの中でも10倍リスナーの多い「メタル」ワールドに進出している数少ないバンドなので、いつか一緒にやりたいし俺らはやるべきだとずっと話してます。
 
楽曲がちゃんとヘヴィで良いクリーンボーカルも有り、サウンドがクリア且つアートワークもメタル愛感じつつどこかモダンでスタイリッシュと、逆にマイナスな理由が見当たりません。

 

▶︎TAKUYA : BEST SONGS OF 2023

▶︎Make Them Suffer 「Ghost of Me」

 

▶︎Texas In July 「Put To Death」

 

▶︎Bleeding Through 「On Wings of Lead (2023 Re-Recording)」

 

▶︎It Dies Today 「Buried By Black Clouds」

 

▶︎Unearth 「Into The Abyss」

 
熱いメタルコア・スピリットが伝わってくるリストで、非常にTAKUYAさんらしいものだと思います。Bleeding Throughは再録のものをピックアップされていますが、オリジナルと比べてよかったポイントなどはありますか?そのほか、Unearthとは今年日本で公演されましたが、その時の思い出などはありますでしょうか?全体の感想も合わせて教えてください。
 
最近、映画やゲーム業界ではリバイバルの波がきていますが、音楽シーンにも徐々にそれが近付いてると感じていて。その中でもBleeding Throughというバンドが20年経った今この楽曲を再録したという事実だけでご飯何杯でもいけます。音質がめちゃくちゃ聴きやすく、こもった感じが無くなりました。Texas In JulyやIt Dies Todayが復活して新曲をリリースしたりしてるのも、その流れがきてるなと感じざるを得ません。
 
そんな昔のリバイバルが大好きな私ですが、Make Them Sufferの新曲はモダンでもヘッドバンギング不可避でした。ヘヴィすぎます。
 
Unearthは初めて自分達が日本に招聘したバンドで、でも一番記憶に残ってるのは彼らが激ロックを気に入りすぎて三日連続で渋谷のあそこのバーに行ったことですかね。最終日は会場が代官山だったのにも関わらずわざわざ渋谷行きましたから。それと、これがコロナ明けを最も感じた公演だったのも確実です。自分よりも歳上の大人が本気でモッシュしてる光景を数年振りに観れた記念すべきツアーでした。
 
2024年は、ワンバレが日本のメタルコア・リバイバルの幕を切って落としたいと思っています。もう、流れはすぐそこまで来ていますよ。
 

▶︎TAKUYA : Social

https://x.com/saunaking_
https://www.instagram.com/saunaking_/

Spiritbox、ニュー・シングル「The Void」をリリース

 

Spiritbox が新曲「The Void」をリリースしました。この曲は、複雑で多層的なサウンドスケープと華やかでキャッチーなボーカルが特徴で、「Spiritbox」であることがすぐにわかる独自性を見せつつ、これまでのどの作品とも異なるサウンドを生み出すという彼らの驚くべき能力が分かる1曲に仕上がっている。

 

 

「The Void」について、Spiritboxのボーカリスト、コートニーは次のように語っています。

 

「”The Void”は、とても早くできた曲なんです。書くために何かと戦う必要はなかったし、そうなったら反論もしない。ずっと書きたいと思っていたタイプの曲で、もう何百回も聴いていますが、聴くたびにとても幸せな気持ちになります。Eternal Blue Tourでこの曲を演奏し、初めてこの曲を聴く人たちをリアルタイムで見ることができたのは、本当に素晴らしい経験でした」。

 

 

 

Spiritboxをカバーした10歳の少女HarperがShadow of IntentのChrisプロデュースの新曲「Falling」をリリース!

[arve url=”https://youtu.be/7qqoqvJ9MqI” /]

 

先日RIFF CULTでも紹介したこの記事、読んでいただけましたでしょうか?

 

▶︎米テレビ番組「アメリカズ・ゴッド・タレント」に出演した少女がSpiritboxをカバー 会場は大興奮

 

この10歳の少女、Harper が、Rise Records傘下のレーベルでかつてSpiritboxも所属したPale Chordからデビュー曲「Falling」をリリースしました。この楽曲は、Shadow of IntenctやCurrentsでの活動で知られるChris Wisemanによってプロデュース、制作され、AcresのBen Lumberがバックで演奏しています。

 

Spiritbox、新時代のヘヴィネス打ち鳴らすニューシングル『Rotoscope』リリース!

 

カナダのメタルコア・バンド、Spiritbox (スピリットボックス) が、ニューシングル『Rotoscope』をリリースしました。また、Max Mooreが監督を務めたタイトルトラック「Rotoscope」のミュージックビデオが公開されています。

 

[arve url=”https://www.youtube.com/watch?v=Wpl28kp5WVA” /]

 

配信URL : https://riserecords.lnk.to/Rotoscope

米フェスティバルでの圧倒的なパフォーマンスと、Underoathとの初の全米ツアーを終えたばかりのSpiritboxは最近、イギリスのDownload Festivalで伝説的なセットを披露し、ロンドンのIslington Academyでの2回の公演はソールドアウトとなった。2回目の公演では、大人気オーディション番組「America’s Got Talent」に出演しバンドの代表曲のひとつ「Holy Roller」を歌い一躍話題となった10歳のハーパーが参加し、同曲を演奏した。

 

▶︎米テレビ番組「アメリカズ・ゴッド・タレント」に出演した少女がSpiritboxをカバー 会場は大興奮

 

Spiritboxは、6月30日までヨーロッパでフェスティバルも含む公演を行い、その後アメリカでのツアーが開始する。ツアーの詳細はこちら

 

Photo by Jonathan Weiner

 

▶︎Spiritbox プロフィール
死者と交信できると信じられている装置にちなんで名付けられたSpiritboxの活動には超常現象の感覚があると同時に、このグループは生命力にあふれ、音楽で特別なものを創造しているアーティスト。

昨年9月にリリースされた彼らのデビュー・アルバム『Eternal Blue』は、激しさ、揺るぎない感情、そして技術的な素晴らしさが特徴的。Spiritbox現象がますます大きくなる中で、バンドがすべての活動を行う原動力となっているのは、ファンとアーティストとのつながりだ。

 

Spiritboxは、ヘヴィ・ミュージック界で最も注目される新鋭バンドで、デビュー作は、Spin、Forbes、Billboard、Alternative Pressなどあらゆるメディアに取り上げられ、Kerrang!、MetalHammer、Rock Sound、Distorted Sound、Pollstar、Revolverなど多くの表紙を飾った。
このアルバムは、「Holy Roller」、「Constance」、「Circle With Me」、「Secret Garden」、「Hurt you」などの大ヒット・シングルを生み出し、アルバムはビルボードトップ200の13位、ロック1位、ハードロック1位、ヴァイナル1位、インターネット・アルバム2位、インディペンデント2位、デジタル・アルバム3位、アルバムセールスで3位、そしてオーストラリア(8位)、ドイツ(17位)、イギリス(19位)で公式チャートトップ20入りを果たした。

 

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米テレビ番組「アメリカズ・ゴッド・タレント」に出演した少女がSpiritboxをカバー 会場は大興奮

[arve url=”https://www.youtube.com/watch?v=C-TkyCwy4CU&t=3s” /]

 

アメリカの公開オーディション型のリアリティ番組「America’s Got Talent (アメリカズ・ゴット・タレント)」に出演した10歳の少女が話題となっています。

 

このHarperという少女は、見た目からは想像出来ないスクリームを披露し観客、審査員を沸かせたのですが、なんとメタルコア・バンド、Spiritboxの「Holy Roller」を歌ったのです。Harperは会場の度肝を抜き、見事投票で勝ちましたが、それ以上にメタル・シーン、特にメタルコア・シーンから高い注目を集めました。

 

Harperは2021年7月、自身のYouTubeチャンネルで同曲のボーカル・カバーを公開していました。

 

[arve url=”https://www.youtube.com/watch?v=qP6hjjeD9oQ” /]

 

2022年6月14日、HarperはSpiritboxのステージに招かれ、ゲスト・ボーカルとしてライブに参加しました。小さな少女のヘヴィなスクリームに観客は響めき、大きな歓声が上がっています。

 

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Bring Me The Horizon がSpiritboxのCourtneyをゲストに迎え「Chelsea Smile」をライブで披露!

 

Bring Me The Horizon によるフェスティバル「Malta Weekender Festival」が2022年5月26日から5月30日にかけて行われ、SNS上ではイベントの様子がポストされ続けている。中でもメタルコア・ファンを唸らせたのは、彼らの代表曲である「Chelesa Smile」をライブで披露したことだろう。この模様はBring Me The HorizonのInstagramアカウントでもライブ配信された。

 

また、SpiritboxのボーカリストCortneyがこのステージに参加している。ファンが撮影したビデオが続々とアップされているのでまとめてみた。

 

 

Tidebringer : ex.Secret & Whisper/SpiritboxのRyan新バンド!「The Sickening」MV公開!

 

Tidebringer : カナダ/アルバータを拠点に活動するメタルコア/ポストハードコアバンド、Tidebringer が「The Sickening」のミュージックビデオを公開しました。

 

何度もRIFF CULTで記事にしているバンド、このバンドのメンバーラインナップを一度見てほしい。

 

Ryan Loerke (ex.Secret & Whisper, Spiritbox) https://www.instagram.com/clubmagicdrive/
Kurtis “Kala” Lloyd https://www.instagram.com/kalattv/
Chris Thoresen (Shark Infested Daughters) https://www.instagram.com/heerobringer/
Jared Boyd (Die Another Day)
Oliver Carter-Wells https://www.instagram.com/olibringer/
Brandon Flaig https://www.instagram.com/brandrumm/

 

この素晴らしいメンバーからなるサウンドというだけあり、メリハリの効いたパワフルなメタルコア・サウンドは必聴だ。

 

 

RIFF CULT : Spotifyプレイリスト「All New Metalcore」

 

RIFF CULT : YouTubeプレイリスト「All New Metalcore」

カナダの女性ボーカル・メタルコア・バンド、SpiritboxがCourtneyの歌声が滑らかに響く「Constance」アコースティック・パフォーマンス公開

 

カナダ/ブリティッシュコロンビア州ビクトリアを拠点に活動する女性ボーカル・メタルコアバンド、Spiritbox (スピリットボックス)が、2021年にリリースしたデビュー・アルバム『Eternal Blue』収録曲「Constance」のアコースティック・ライブ・バージョンのビデオを公開しました。

 

Courtney LaPlanteのボーカルが持つ魅力を引き出し、メロディアスなSpiritboxの可能性を表現した素晴らしいビデオ。

 

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Tidebringer : ex.Secret & Whisper/SpiritboxのRyanが立ち上げた新バンド! 「Zero」MV公開!

 

Tidebringer : カナダ/アルバータを拠点に活動するメタルコア/ポストハードコアバンド、Tidebringerが新曲「Zero」のミュージックビデオをBVTV Musicから公開しました。

 

メリハリのあるボーカル・ワークが印象的でシャープなシャウトとハイトーンのクリーン・ヴォイスが見事にクロス。2022年からスタートしたようだけど、誰がやっているのかと見てみればびっくり… Secret & Whisper/Spiritboxの元メンバーRyan Loerke在籍とのこと。それは凄いよな…

 

 

Ryan Loerke (ex.Secret & Whisper, Spiritbox) https://www.instagram.com/clubmagicdrive/
Kurtis “Kala” Lloyd https://www.instagram.com/kalattv/
Chris Thoresen (Shark Infested Daughters) https://www.instagram.com/heerobringer/
Jared Boyd (Die Another Day)
Oliver Carter-Wells https://www.instagram.com/olibringer/
Brandon Flaig https://www.instagram.com/brandrumm/

 

 

カナダの女性ボーカル・メタルコア・バンド、SpiritboxのボーカリストCourtney LaPlanteが「Circle With Me」のワンテイク・パフォーマンスを公開!

 

ニューアルバム『Eternal Blue』が話題沸騰中のメタルコアバンド、Spiritboxが、リードトラック「Circle With Me」をCourtnyがワンテイクで録ったビデオを公開しました。バンドの顔としてシーンで抜群の存在感を放つ彼女のボーカリストとしての実力を感じられる素晴らしい映像です。

 

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2021年人気ナンバーワン! カナダのメタルコア・バンド、Spiritbox がニューアルバム『Eternal Blue』をリリース!

 

Spiritbox : カナダ/バンクーバーを拠点に活動する女性ボーカル・メタルコアバンド、Spiritboxがニューアルバム『Eternal Blue』をRise Recordsからリリースしました。2016年から活動を開始し、Pale Chordから2枚のEPを経て、Rise Recordsからフルアルバムでデビューとなります。

 

 

今年5月にリリースされた「Secret Garden」は大きな話題になりました。これまでのSpiritboxは、「元iwestredabearonceの〜」と注釈が入ることもあり、Spiritboxとしての人気はあったものの確立された何かがあったかと言えば、まだそう言い切れない部分もあった。しかし「Secret Garden」ではプログレッシヴなアプローチもさることながら、Courtney LaPlanteのカリスマ性が120%発揮されている。タフなスクリームと華麗なクリーンをこなす彼女の実力に虜になったファンも多いだろう。

 

 

日本ではCrystal LakeのRyoがフィーチャーしているリミックス・バージョンも話題になった「Holy Roller」もSpiritboxの人気に火をつけた重要曲でアルバムにも収録されている。中毒になるメタルコア・グルーヴ、デスコアに匹敵する強烈なスクリームにリフワーク、どれをとっても一級品である。

 

もう一つ先行公開された「Circle With Me」も素晴らしいが、ArchitectsのSam Carterがフィーチャーした「Yellowjacket」も今のSpiritboxらしさを感じられる良曲だ。ソリッドなリフ、そしてSamのボーカルが上手くSpiritboxサウンドに馴染みながらも、しっかりSpiritboxの楽曲に仕上がっている。

 

 

 

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カナダの女性ボーカル・メタルコア・バンド、Spiritbox が新曲「Hurt You」のミュージックビデオを公開!

 

カナダを拠点に活動する女性ボーカル・メタルコアバンド、Spiritboxが、新曲「Hurt You」のミュージックビデオをRise Recordsから公開しました。この楽曲は、9月17日にリリースが決定しているニューアルバム『Eternal Blue』に収録される予定。

 

Spiritbox – 『Eternal Blue』

1. Sun Killer
2. Hurt You
3. Yellowjacket feat. Sam Carter
4. The Summit
5. Secret Garden
6. Silk In The Strings
7. Holy Roller
8. Eternal Blue
9. We Live In A Strange World
10. Halcyon
11. Circle With Me
12. Constance

 

 

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Make Then SufferがSpiritboxのCourtneyをフィーチャーした新曲「Contraband」のMVを公開!

オーストラリアを拠点に活動するポストハードコア/メタルコアバンド、Make Them Sufferが、SpiritboxのボーカリストCourtney LaPlanteをフィーチャーした新曲「Contraband」のミュージックビデオをRise Recordsから公開しました。

 

Make Them Sufferと言えば、ここ数年で格段にレベルアップしましたね。特に2017年に加入したキーボーディスト/ボーカルのBooka Nileがバンドの顔として頭角を表し、初期のデスコアからは完全に脱却、男女ツインボーカルのRise Records直系ポストハードコア/メタルコアを現代にプレイするバンドの代表的存在であると言えます。同じくSpiritboxは、Pale CholdからRise Recordsへと昇格し、「元iwrestleabearonce」なんていう肩書きはもはや必要のないキャリアと実力を持っています。メタルコアシーンのトップで活躍する女性二人のコラボレーションに注目が集まっているのは必然であり、公開から2日で18万回再生されています。

 

 

カナダの人気急上昇メタルコア・バンド、Spiritboxが新曲「Secret Garden」のミュージックビデオを公開!

 

カナダを拠点に活動する女性ボーカル・メタルコアバンド、Spiritboxが新曲「Secret Garden」のミュージックビデオをRise Recordsから公開しました。おそらく今年注目度ナンバーワン・メタルコアバンドであり、ファンの期待を先行公開してきた新曲で超え続けてきています。本楽曲もAnimals As Leadersを彷彿とさせるDjentなフレーズを持ちつつも、唯一無二のボーカルワークが光る一曲!

 

バンドはニューアルバム『Eternal Blue』を9月17日にRise Recordsからリリースする事も同時に発表しております。注目し続けていきましょう!

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カナダの女性ボーカル・メタルコア・バンド、Spiritbox が新曲「Circle With Me」のミュージックビデオを公開!

 

カナダを拠点に活動する女性ボーカル・メタルコアバンド、Spiritboxが新曲「Circle With Me」のミュージックビデオを公開しました。Download Festivalへの出演も発表、Rise Recordsのメタルコア部門を牽引する存在として頭角を見せている彼/彼女らの活躍に注目が集まります。

 

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