POLYPHIA PHOTO: ANNA LEE
アメリカ・テキサス州出身のインストゥルメンタル・ロックバンドPolyphiaが、5枚目のスタジオアルバム『Be Not Afraid』を2026年10月23日にRise Recordsからリリースした。2022年の『Remember That You Will Die』以来、約4年ぶりとなるフルアルバムで、全12曲を収録。発売に合わせて、オープニングトラック「Let There Be Light」のミュージックビデオも公開された。
「Let There Be Light」のミュージックビデオは、Hand Crank FilmsのCaleb Youngが監督を担当。ギタリストのScott LePageによると、同曲はアルバム全体の制作過程を通じて、特に強い愛着を持ち続けてきた楽曲の一つだという。アルバムの方向性を決定づけた最初期のアイデアから生まれ、制作が進むたびにさまざまなパートを追加、削除しながら完成へと近づいていった。Scott LePageは、今でもさらに手を加え続けられると感じるほど、制作の可能性が広がる楽曲だったと振り返っている。
新作『Be Not Afraid』は、プログレッシブ・ロックやメタルを基盤としながら、ハウスミュージックやエレクトロニックなビート、サンプリングなどを融合した作品。Tim HensonとScott LePageによるギターワークを中心に、さまざまなジャンルの要素を組み合わせ、従来のインストゥルメンタル・ロックの枠組みを広げる音楽性を追求している。
アルバムでは善と悪という対照的な概念をテーマに掲げ、明るく高揚感のある世界と、不気味で恐怖を感じさせる世界の両極端を表現。Tim Hensonは、作品を通じて異なる二つの感情や雰囲気を行き来する構成になっており、自分自身でも聴いていて恐怖を覚える瞬間があると説明した。
制作は2024年から2025年にかけて、マイアミ、ロサンゼルス、ダラスなど複数の都市で実施。共同プロデューサーのRJ PasinやギタリストのSpiro Dussiasとともに、楽曲のアイデアを発展させていった。
今回、Tim Hensonは作曲方法にも新たなアプローチを導入。まずメロディーを声に出して歌い、そのフレーズをギターに置き換えるという手法を採用した。そこから他のメンバーがリアルタイムでアイデアを加え、バンド全体で楽曲を完成させていく制作スタイルが取られたという。
Tim Hensonは、アルバム自体は発売の数か月前に一度完成していたものの、作品への強い思いから発売の約1週間前まで制作を続けていたと説明。また、Ye(Kanye West)のSunday Serviceで歌唱経験を持つクワイアのメンバーと共演できたことについても言及し、以前から実現したかった経験の一つだったと喜びを語った。
本作に先駆けてPolyphiaは、2026年6月に約4年ぶりのニューシングル「Can You Feel It」を発表。メタルとダンスミュージックを融合した楽曲として公開され、その後も「Power In The Blood」「With Eyes To See」を立て続けにリリースしてきた。
Polyphiaは2010年にテキサス州で結成された4人組。Tim Henson(Gt)、Scott LePage(Gt)、Clay Gober(Ba)、Clay Aeschliman(Dr)のメンバーで活動し、高度な演奏技術を軸に、ロック、メタル、ヒップホップ、エレクトロニック・ミュージックなどを融合した音楽性で知られる。
これまでに『Muse』(2014年)、『Renaissance』(2016年)、『New Levels New Devils』(2018年)、『Remember That You Will Die』(2022年)を発表。前作『Remember That You Will Die』はBillboardのTop Hard Rock Albumsチャートで1位を獲得し、Billboard 200でもトップ40入りを果たした。
また、過去にはSteve Vai、Chino Moreno(Deftones)、Sophia Black、SNOTら幅広いジャンルのアーティストともコラボレーション。ギターを中心としたインストゥルメンタル・ミュージックを独自の方向へと発展させてきた。
ニューアルバムのリリース後には、世界各地を巡るツアーも予定。2026年11月18日のスイス・チューリッヒ公演を皮切りに、フランス、スペイン、イタリア、ドイツ、オランダ、イギリスなどを訪問し、12月16日のロンドン公演までヨーロッパツアーを開催する。全公演にPerturbatorとRJ Pasinがサポートとして参加する。
2027年2月5日からは北米ツアーをスタート。フェニックス、ロサンゼルス、シカゴ、トロント、ニューヨーク、ボストンなどを巡り、3月20日のダラス公演まで開催される。北米公演にはRJ PasinとLadronesが参加し、一部公演ではIntervalsも出演予定だ。
『Be Not Afraid』収録曲
1. LET THERE BE LIGHT
2. WITH EYES TO SEE
3. SCREWTAPE
4. POWER IN THE BLOOD
5. THEY KNOW NOT WHAT THEY DO
6. MARK OF THE BEAST
7. CAN YOU FEEL IT
8. NEAR DEATH
9. J-BOMB
10. DENY THE FLESH
11. DEVIL GET BEHIND ME
12. FEAR GOD
『Be Not Afraid』
2026年10月23日リリース
Rise Records
Streaming / Listen
https://polyphia.lnk.to/BENOTAFRAID
Official Store
https://polyphia.com/
Official Tour Info
https://polyphia.com/pages/tour
