Thy Art Is Murderの新ボーカル”Jerry Grimefeld”とは何者なのか? 11歳から始めた音楽活動、ラッパーとしてのキャリア、小さなライブハウスから突然5万人規模のステージへ… これまでの経歴に迫る

2026年、オーストラリアのデスコアを代表するThy Art Is Murderに新たなフロントマンが加わった。名前はJerry Grimefeld。Honest Crooks、Vengeanceでの活動歴を持ち、メタルだけでなくラッパーとしても音楽活動を続けてきた人物だ。

Thy Art Is Murderは7月29日にルーマニアで開催されたRockstadt Extreme FestでGrimefeldを新ボーカリストとしてステージに迎え、その後、本人が正式な新ボーカリストであることも明らかになった。

YouTubeに公開された「Who the F**k Is Jerry Grimefeld!? Interview With the New Thy Art Is Murder Vocalist」では、まだ多くのメタルファンにとって謎の多いGrimefeld本人にインタビュー。11歳頃から始めたスクリーム、Parkway Driveから受けた影響、ラップとの関係、突然数万人規模のステージに立つことになった現在、ボーカルコンディションの管理、そしてThy Art Is Murderのフロントマンとして今後改善していきたい部分について語っている。

 

「Jerry Grimefeldって一体誰なんだ?」

Thy Art Is Murderの新体制がスタートすると、Grimefeldはステージ上で「WHO THE F**K IS JERRY GRIMEFELD?」と書かれたシャツを着用していた。

実際、それは多くのファンが抱いていた疑問でもあった。長年世界的なデスコア・バンドとして活動してきたThy Art Is Murderの新たなフロントマンでありながら、これまで彼の名前を知らなかったリスナーも少なくなかった。

インタビューで「一体何者なのか」と聞かれたGrimefeldは、自分についてオーストラリアのラッパーであり、Grimeをやっていて、同時に「メタル・ボーイ」でもあると説明する。つまり彼の音楽的なバックグラウンドは、デスコアだけではない。

幼い頃からラップとスクリームの両方に取り組んできたというGrimefeldは、自身が育った音楽環境をEminemと映画『The Matrix』のサウンドトラックが混在したようなものだったと振り返っている。ラップを始めた時期とスクリームを始めた時期はほぼ同じで、本格的に声を使い始めたのは11歳頃。15歳になる頃にはすでにバンドで活動していたという。

 

11歳でスクリームを始めたきっかけはParkway Drive

Grimefeldがエクストリーム・ボーカルを始める直接的なきっかけになったのがParkway Driveだった。

友人からParkway Driveを聴かされ、その激しさに衝撃を受けた。当時の彼が音楽について感想を述べると、友人から「何を歌っているのか分かっていないだろう」と言われたという。その一言が、彼を自分自身でスクリームする方向へ向かわせた。

現在29歳と話しているため、インタビュー時点ですでに約18年間エクストリーム・ボーカルに取り組んできたことになる。突然現れた新人ボーカリストのように見える一方、声そのものについては10代になる前から長い時間をかけて試行錯誤してきた人物だ。

自身の発声についてGrimefeldは、専門的な名称を正確に説明できるわけではないとしている。その感覚は胸や喉を完全にリラックスさせた状態から出す「ため息」に近く、それを長年かけて横隔膜のコントロールとともに強力な音へ発展させてきたと説明している。

体系的な理論から発声方法を組み立てたというより、長期間実践を重ねながら自分の身体に合う方法を身につけてきたタイプのボーカリストであることが分かる。

 

2,000人規模から、一気に5万人規模のステージへ

Thy Art Is Murder加入以前、GrimefeldはオーストラリアでHonest CrooksやVengeanceのフロントマンとして活動していた。しかし、Thy Art Is Murderで経験するライブの規模はそれまでとは大きく異なる。本人によれば、それ以前に経験した最大規模のライブは2,000人程度だった。それが今回のヨーロッパ・フェスティバル・ツアーでは、数万人規模の会場へ一気に飛び出すことになった。

インタビューが行われたSummer Breezeでは、フェスティバル全体で4万5,000~5万人規模になるという話を聞き、本人もその差の大きさに驚いている。ただし、大きなステージに萎縮している様子はない。

Grimefeldは広いステージについて「遊び場」のようなものだと表現している。走り回ることが好きで、自分の好きな曲を歌いながら巨大なステージを自由に動けることを楽しんでいるという。実際、現在の彼のステージパフォーマンスでは客席へウォーターガンを撃ったり、長いキャットウォークがあればすぐに走っていったりする姿も見られる。それらは事前に綿密に計算した演出ではないらしい。

インタビューでは、ステージ上で警備員がウォーターガンを持っているのを見つけ、その場で「それをくれ」と頼み、そのまま客席へ水を撃ち始めたというエピソードを紹介。「大きな計画があるわけではなく、ただその場で色々やっている」と話している。

 

自分に怒っている観客も「もっと怒らせればいい」

新ボーカリストの加入となれば、当然すべてのファンがすぐに受け入れるとは限らない。しかしGrimefeldは、そのプレッシャーについてかなり独特な向き合い方をしている。

自分に対して不満を持っている人が客席にいることについて、「そういう人たちなら、もっと怒らせてもいい」と冗談交じりに語り、もしその人の顔にウォーターガンの水が当たれば面白いとも話している。

一方、それ以外の観客については暑い会場で水が必要だったから撃っていたとも説明しており、敵対的な姿勢だけでステージへ立っているわけではない。

Thy Art Is Murderという長い歴史を持つバンドへ途中から加入し、既存ファンの評価を一身に受ける状況でも、必要以上に自分を守ろうとせず、むしろステージそのものを楽しもうとしている。その奔放さは現在のGrimefeldを特徴づける要素の一つになっている。

 

睡眠不足、故障したバス、砂埃――ツアーで直面した過酷な現実

この日のインタビューでは、本来であればGrimefeldが実際にスクリームを披露し、発声について詳しく解説する予定だった。しかし、彼は声を温存する必要があり、実演できない状態だった。その背景には過酷な移動があった。

前日のライブは本人が「人生で一番埃っぽかった」と表現するほど砂埃の激しい環境で、その後14時間ほどバスで移動する予定だった。しかしツアーバスが故障し、さらにエアコンも停止。非常に暑い車内で眠ることができず、インタビュー時点までほとんど睡眠を取れていなかったという。

それでも数時間後にはThy Art Is Murderとして巨大なフェスティバルのステージへ立たなければならない。Grimefeld自身、この日の自分が理想とするパフォーマンスをできる状態ではないことは理解していた。しかし、バスの故障や気温、前日の砂埃は自分ではコントロールできない。「こういうことは起こる。これがツアーだ」と受け止め、与えられた状態の中でステージへ立とうとしている。

巨大なフェスティバルへ出演する華やかな部分とは対照的に、長距離移動、睡眠不足、気候、会場環境などと付き合いながら毎日一定水準のパフォーマンスを求められる、ツアーミュージシャンの厳しい側面も見えてくる。

 

声を守るために「できるだけ話さない」

コンディション管理について、Grimefeldが最も基本的な方法として挙げているのが休息だった。

ライブを控えた日は可能な限り話さず、声を使わないようにする。十分に休み、水分を取り、自分に合った温度の水を使いながら、一日かけて少しずつ本番へ向けた状態へ持っていくという。

ツアー序盤には決められたウォームアップも行っていた。一方、今回のツアーではこれまで経験したことのない長時間のセットを10日間ほど連続で演奏しており、本人は冗談交じりに「もう十分ウォームアップされている」と話している。

インタビューでは、水の中へストローを入れて息を吐き、声帯周辺へ適度なバックプレッシャーを与えるボーカルウォームアップ用の器具についても紹介される。Grimefeld自身はそれまで知らなかったようで、その場で興味を示していた。

こうした会話からも、18年間スクリームを続けてきた人物でありながら、現在も新しい方法を学びながら自分のボーカルを改善していることが分かる。

 

水、蜂蜜、カフェイン――ボーカルケアをめぐるゲーム

動画中盤では、さまざまな飲食物や行動を「声に良いもの」「悪いもの」「ステージでの燃料」に分類するゲームも行われる。Grimefeldは水を非常に重要なものとして扱い、特にこの日のようなコンディションでは積極的に水分を取っている。また蜂蜜についても強く好意的な反応を見せている。

一方、エナジードリンクは避ける方向に分類し、現在のツアーでは基本的にカフェインを控えるようにしていると説明する。コーヒーについても、乳製品など他のものにつながりやすいことを理由に否定的に扱っている。

ただし、このコーナーにはGrimefeld自身のかなり強いジョークも含まれている。

例えば喫煙について「スクリームを始めた頃から吸っている」と話して肯定側へ置いたり、アルコールについても冗談を交えたりしている。本人も最後には「自分はきちんと健康管理しているわけではない」と笑っており、このゲームでの分類を医学的なボーカルケアの推奨として受け取るべきものではない。

むしろ、インタビュー全体を通じて実際に一貫しているのは、休息、水分補給、声を使いすぎないこと、そして本番へ向けて一日を通してコンディションを整えることだった。

 

Thy Art Is Murder加入は「新しい章の始まり」

インタビュー終盤では、Thy Art Is Murderのボーカリストとして現在の自分に満足しているのかと尋ねられる。

Grimefeldの答えは「まだ自分がなりたいところには到達していない」というものだった。

現在はヨーロッパで巨大なフェスティバルへ出演しているものの、アメリカをはじめ、まだ経験していない地域のステージにも立ちたい。さらにライブの回数を重ね、自分自身で把握できていない部分を理解していく必要があると考えている。

今回の活動は、これまで経験したことのない長さのセットを連日演奏し、これまでで最も多くの観客と接し、最も忙しいスケジュールを経験するものでもある。メディアのインタビューについても、これまでほとんど経験がなかったという。

つまりGrimefeldにとって現在は、完成されたボーカリストとしてThy Art Is Murderへ加入したというより、これまで積み重ねてきた18年間の経験を、突然世界規模の環境で試している段階でもある。

 

ハイトーン、ガテラル、そして「走り回りながら歌う」という課題

具体的なボーカル面では、今回のツアーへ向けてハイトーンのスクリームをかなり練習してきたという。

インタビュー当日には新曲を披露する予定もあり、その楽曲ではハイのボーカルを多く使用していることを明かしている。

同時に、自身のガテラルや、より極端な発声についても現在進化させている段階だという。

しかし、彼が現在最も難しいと感じているのは単純な発声技術だけではない。

Thy Art Is Murderの曲には非常に多くの歌詞があり、長時間にわたってボーカルを出し続ける必要がある。その一方でGrimefeld自身は、ステージ上を全力で走り回り、ウォーターガンを持って観客へ突っ込み、思いついたことを次々と実行するタイプのフロントマンだ。

そこで必要になるのが、パフォーマーとして自由に暴れ回ることと、「自分には歌うという仕事がある」ことのバランスだという。

新しい環境で自分らしさを消すのではなく、そのエネルギーを維持したまま、Thy Art Is Murderの要求する高いレベルのボーカルを毎晩安定して届ける。それが現在のGrimefeldにとって大きな課題になっているようだ。

 

Thy Art Is Murderの新時代を担うJerry Grimefeld

Jerry Grimefeldは、突然何万人もの観客の前へ現れた「謎の新ボーカリスト」のように見える。

しかし、その背景をたどれば、11歳頃から約18年間スクリームを続け、15歳からバンド活動を経験し、Honest CrooksやVengeanceでオーストラリアのヘヴィ・ミュージック・シーンを歩いてきた人物だ。同時にラッパーとしてのバックグラウンドを持っていることも、従来のThy Art Is Murderのボーカリストとは異なる要素になる可能性がある。

2026年7月にThy Art Is Murderの新ボーカリストとして姿を現した時点では、その正体すら多くのファンに知られていなかった。しかし8月には、Grimefeldが正式にバンドの新たなフロントマンであることが確認されている。

2,000人規模だった自身のライブ経験から、一気に数万人規模のフェスティバルへ。そこでは過酷なツアー環境に耐えながら、長時間のセットを連日歌い、新しい楽曲にも対応しなければならない。

本人もまだ完成したとは考えていない。

むしろ「世界を一周するくらい走らなければ、自分が行きたい場所には到達しない」という感覚で、これから経験を積もうとしている。

客席へウォーターガンを撃ちながらステージを走り回る自由さと、18年間積み上げてきたエクストリーム・ボーカル。その両方をThy Art Is Murderの新しい音楽へどう結び付けていくのか。

「Jerry Grimefeldって一体誰なんだ?」

現在はまだ、その問いに対する答えそのものを本人が作り始めたばかりなのかもしれない。

参照元動画

「Who the F**k Is Jerry Grimefeld!? Interview With the New Thy Art Is Murder Vocalist」

デスコア 2023年下半期の名盤TOP10

2023年上半期のデスコア・ベストアルバムはこちら

この記事では、RIFF CULTが2023年7月から12月までにリリースされたデスコアのアルバム/EPの中から素晴らしい作品をピックアップし、順位付けしてアルバムレビューしています。上半期と下半期に分けてアルバムレビューを行なっていますので、また上半期のリストをチェックしていない場合は、上記のリンクから読んでみて下さい。

2023年下半期は、順位をつけるのが非常に悩ましいほど、たくさんの素晴らしい作品がリリースされました。そして、それらはデスコアを出発点に個性的な発展を遂げた個性が光っていました。それぞれにデスコアではありますが、「ブラッケンド」や「テクニカル」、「ブルータル」といったデスコアから発展したサブ・ジャンルとして成立しており、同列にデスコアとして考えるには難しいほど、シーン全体に様々なスタイルを持つバンドがいます。結果的に有名無名問わず、強く印象に残り、繰り返し聴いた作品を参考に順位付けに取り組んでみました。皆さんはどう思いますか?それではアルバム・レビューを読んでみてください!

 


 

▶︎第10位 : Crown Magnetar 『Everything Bleeds』

Stream & Download : https://orcd.co/everythingbleeds
Social : https://linktr.ee/Crownmagnetar

コロラド州コロラドスプリングスのデスコア・バンド、Crown MagnetarによるUnique Leader Records からのデビュー・アルバム。2021年に発表した『The Codex Of Flesh』は壮絶なテクニカル・デスメタル/デスコアを鳴らしシーンに大きな衝撃を与えた。今でもあの衝撃を覚えているくらいだ。そんな彼らが2023年、ブラッケンド/ブルータル・デスコアの登竜門レーベルになってきているUnique Leader Records と契約。彼らをこのレーベルが放っておくわけがない。

前作はかなりテクニカルな印象があったので、最新アルバムを通して聴いてみると、意外とスラミング・パートが豊富にあったり、アンダーグラウンドなスラミング・ブルータル・デスメタル/デスコアも追い求めている感じがひしひしと伝わってきて痺れた。確固たるテクニックがあるからこそ出せるブラストビートのスピードがあるからこそ、そこから急ブレーキをかけた時のブレイクダウンの威力というものは凄まじいものがある。「The Level Beneath」は刺激が欲しいメタル・リスナー全員聴くべき名曲。

SLAM WORLDWIDEという異次元のワンマン・プロモーティング・マシーン・チャンネルが育んできたブルータル・デスメタルとデスコアのクロスオーバー・メディアという、誰もやったことがなかったふたつの異なるリスナーが集まる場所として機能して、Crown Magnetarのような化け物が正しく評価される地場を作った。この功績の偉大さまでも感じさせてくれる彼らのニュー・アルバム、未聴の方は食らって欲しい。

 

▶︎第9位 : Orphan 『Manifesto 1.0: Stages of Grief』

Stream & Download : https://tr.ee/fs6zGIJOT_
Social : https://linktr.ee/Orphanband

STRANGLEDという狂気に満ちたスラミング・デスコア・バンドが出てきたときは彼らが天下を取るのではと思ったが、残念ながら解散してしまった。理由については色々言われているが、STRANGLEDが分裂して、Orphanを結成した兄弟が、ストリームやマーチの分配金を正当に分け与えなかったことが理由だとかなんとか……。それで結果OrphanとPeelingFleshという、二つの異なるヘヴィ・バンドが誕生した。もしこれが真実なのであれば、このリストにOrphanを掲載することはなかったが、流石に、この完成度の高さだと評価せざるを得ない。

STRANGLEDでもあの狂ったツイン・ボーカルが完全にバンドを支配し、ライブ中に殴り合い怒りをぶちまけ合うリアルな様には慄いたが、Orphanのフランティックなエナジーのリアルさはしっかり楽曲に内包されていて、聞き続けていると精神的にくるものがある。リアルにやばい人間の音楽なのか、芸術性と理性を持って、作品としてこれをやってるか、そのギリギリにあるという意味では、上記の噂が真実なのかはっきりする前に一度聴いておいて損はないだろう。

 

▶︎第8位 : Within Destruction 『Rebirth』

Stream & Download : https://fanlink.to/wdrebirth
Social : https://sadboikroo.com/

そろそろ年間ベストをまとめないとといけないと下半期にリリースを振り返っていたところにサプライズ・リリースされた、スロベニアのデスコア・バンド、Within Destructionのミニ・アルバム『Rebirth』は、オープンワールドのアクションRPG「ELDEN RING (エルデンリング) 」の世界観に魅了されたメンバーが、歌詞、ヴィジュアルにそれを落とし込んで制作した作品に仕上がっている。

わずか6曲のEPであるが、内容は非常に濃い。彼らは自身のデスコアを「Nu Deathcore」を表現したり、ニュー・メタルコアとの繋がりを意識しながら、クリエイティヴに新しいデスコアを追い求めている。スラミング・ブルータル・デスメタルのエレメンツも彼らのサウンドの暴虐性、ブレイクダウンの強度をグッと上げているのも個人的には熱いポイントだし、ピッグ・スクイールしまくりながらビートダウンするのには思わず笑ってしまった。ただ、いわゆるNo Face No Caseのようなスラミング・ビートダウンとは言い切れない、デスコア的構築美がある。Signs of the SwarmやDistantのメンバーがゲスト参加しており、それぞれのファンであれば明確なWithin Destructionのサウンドの特徴も感じられるはずだ。結構作り込まれてて驚いた作品。

 

▶︎第7位 : Thy Art Is Murder 『Godlike』

Stream & Download : https://TAIM.lnk.to/GodlikeYT
Social : https://www.thyartismurder.net

4年振りとなった通算6枚目のアルバムは、2023年ナンバーワン・デスコア・アルバムになるべき作品であった。Nuclear Blast を離れ、Human Warfareからのリリースとなった本作でバンドを象徴するフロントマンだったCJ McMahonは歌っていない。彼はアルバム・リリースの直前にトランスジェンダー嫌悪の投稿を発端にバンドを解雇させられており、アルバムには後任ボーカリストとしてAversions CrownのTyler Millerが急遽ボーカル・パートを録り直し配信された (フィジカルはCJがボーカルを務めたものが収録されているそうだ)。

バンドの声明には今回の件だけが解雇の原因でないこと、彼の抱える様々な問題とバンドとの方向性の違いについて様々述べられていた (現在オフィシャルからは削除されている)。その怖いくらいの冷静な声明文からはバンドがカリスマと呼ばれ、神格化されたThy Art is Murderのフロントマンを抱えて活動してきたあらゆる苦悩から解放された清々しさすら感じた。単なるCJのバックバンドでないことを証明しなければいけないプレッシャー、それは残酷だが新曲のミュージックビデオに書き込まれるリスナーからのコメントを見れば相当なものである。

Tylerは素晴らしいボーカリストであり、Thy Art is Murderにフィットする最良の後任ボーカルであることは間違いないし、バンドの決断は間違っていないと思う。アルバム・リリース前のミュージックビデオに関してはCJをフロントに据えたディレクションが施されているが、「Destroyer Of Dreams」には登場せず、音源も差し替えたもので作り直されている。キーとなるブレイクダウンもThy Art is Murderらしいダイナミズムがあり、ヒロイックなギターワークは一時期のWhitechapelを彷彿とさせるようでもある。Thy Art is Murderのこれからに期待したいと思う。『Godlike』はいいアルバムだが、彼らはすぐに次作に取り掛かる必要があるかも知れない。

 

▶︎第6位 : The Voynich Code 『Insomnia』

Stream & Download : http://orcd.co/tvcinsomnia
Social : https://bit.ly/m/thevoynichcode

2023年11月に再来日を果たしたポルトガルのシンフォニック/ブラッケンド・デスコア・バンド、The Voynich CodeのUnique Leader Records契約後のグローバル・デビュー作。ツアーの準備中、それは確かリリースの1年以上前であったが、契約が決まったと連絡があった。そこで色々とUnique Leader Records 周辺のデスコア・シーンの状況やつながりについて詳細な話を聞けたのは非常に興味深かった (ここでは書けないが…) 。ポルトガルという、メタル・バンドにとってはまだまだ未知の国ではあるが、彼らはヨーロッパを中心にツアーを行い、実績十分だ。このアルバムでは、彼らはアルバムのソングライティングを行なっている際にメンバー全員でハマっていたというHumanity’s Last Breathの影響も感じることが出来る。本作のミックス/マスタリングを手掛けたのはChristian Donaldsonなので、クオリティはお墨付きだ。こぼれ話だが、RIFF CULTのチームが運営するRNR TOURSで今年6月に来日したメロディックパンク・バンド、MUTEのギタリストがツアー中使っていたのはChristianから直接購入したギターだった。不思議なつながりを感じた瞬間であった。

さて内容であるが、彼らのライブ・パフォーマンスを観た人なら分かるだろうが、現代デスコアのトレンドとも言える、Lorna Shoreを彷彿とさせるブラッケンド・スタイルを、これまでThe Voynich Codeが育んできたBorn of Osirisからヒントを得たオリエンタルな音色を”染み込ませた”サウンドへとアップデートしている。新加入のドラマーDaniel Torgal (彼もRNR TOURSで過去に来日を手がけたAnalepsyの元メンバーである!) によるマシンガン・ブラストビートを下地に敷いたメロディアスなデスコアは、一見そのプログレッシヴさにとっつきにくい印象を受けるかもしれないが、フックの効いたテクニカル・リフの波がベストなタイミングで展開してくるのでご安心を。「The Art of War」で魅せるThe Voynich Codeの新スタイルは、デスコア・リスナーはもちろん、プログ/Djent、そしてThallといったニッチなジャンルのリスナーまでを虜にする要素がたっぷりと詰まっている。聴き込みが重要な作品。

 

▶︎第5位 : Carnifex 『Necromanteum』

Stream & Download : https://carnifex.bfan.link/necromanteum.yde
Social : http://www.carnifexmetal.com

トレンドの移り変わりが激しいデスコアという音楽シーンにおいて、長年大きくスタイル・チェンジをしていないのがCharnifexだ。Jason Suecofがプロデュースというのも、良いチョイスだと思う。サウンド・プロダクションが”デスメタル”であることが、彼らの良さを引き出している。

アルバムを9枚作ってきて、さほど大胆なスタイルチェンジやチャレンジングなパートを導入したりしないということは、彼らがブラッケンド・デスコアの元祖として自身のソングライティングにかなりの自信を持っている証拠だと思うし、実際に、細部にまで血が通った人力のグルーヴとホラー映画さながらのシンフォニックなオーケストレーションが彼らのサタニックな魅力を不気味に引き出しており、完全に格が違うということが数曲聴いただけでも確信出来る。

中でもやはり、タイトル曲「Necromanteum」のオーケストレーションは神がかっている。ここまでオーケストレーションをキーにした楽曲は、思い返してみたら無かったかも知れない。長年ライブのエンディングを飾る「Hell Chose Me」が「Necromanteum」に置き換わったら、だいぶ印象も変わりそうだ。

 

▶︎第4位 : Impending Doom 『LAST DAYS』

Stream & Download : https://linktr.ee/impendingdoom
Social : https://www.instagram.com/impendingdoom/

2000年代初頭から活動を続けるベテラン・デスコア・バンド、Impending Doomが、10年以上所属していたeOneを離れ、18年振りにインディペンデントに戻り本作をリリース。いやはや驚きました。ロゴも一新、ここからまたImpending Doomの伝説が続いていくのかと思い、リリース時はかなり精神を集中させてEPを聴きました。

デスコアのアルバム・コンセプトや歌詞は近年メンタルヘルスが中心で、人間としてのダークサイドや怒り、悲しみというものが多く、リアルに追求すること自体に危険性をはらんでいる音楽であることは間違いなく、人を壊してしまう危険性を常にはらんでいる。ツアーともなればそれを毎日演奏するミュージシャンが被る精神的な影響は計り知れないものがあるだろうと感じますね。

Impending Doomは、クリスチャンであり、クリスチャンであることを通じて生ずる社会的な怒りや批判をテーマに取り上げることがこれまでも多くありました。芸術的に、そして詩的にそれらを表現し、大炎上するような偏った思想でなく、共感を呼ぶものにするというのは教養なしには出来ないでしょうし、実際の感情に基づいているからこそ数10年に渡り歌い続けられているのかもしれません。長く歌い続ける楽曲の歌詞が一瞬の怒りや悲しみを切り取ったものであった場合、通常のメンタルとは異なる負の感情、怒りの感情を歌い続けることにはかなり重たい精神的負荷がかかってくるでしょうし、大型ツアーともなれば、それをほぼ毎日1ヶ月続けるので普通はおかしくなってしまうでしょう。これはデスコアという音楽がこれまでに何度も直面してきた問題で、デスコアという音楽が長く続いていく上でも、その時の精神状態などを大きく反映させた歌詞などを歌うこと、絶望感、希死観念をテーマにし続けることには、やや注意が必要かもしれません。Impending Doomが精神的な混乱、狂気や怒りのような音の塊をサウンド・パレットの上に落とし込んでいるのは紛れもない事実だが、それが精神的な崩壊からくるものでないことは明らかで、フレーズの所々に見られるクリスチャン・メタルらしい言葉のチョイスはダークであるが、デプレッシヴでないと感じます。クリスチャンであることの一貫性は、現代の困難な社会を歩む上で重要なことなのかも知れない。

サウンドもFacedown Recordsのクラシック・デスコアを見事に現代的なサウンド・プロダクションにアップデートしているのが節々で感じられる。ミュージックビデオにもなっている「ETERNAL」のエンディングでモッシュしないデスコア・リスナーはいないだろう。

 

▶︎第3位 : Face Yourself 『Tales of Death』

Stream & Download : https://linktr.ee/faceyourself
Social : https://fyourselfband.com/

オレゴン出身女性ボーカル・デスコア・バンド、Face Yourselfの5曲入りEPが登場。本作前にシングルとしてリリースされた「Death Reflection」では、「女性版Will Ramos」と言われるほど、人間離れしたガテラルを炸裂させ、一気に人気急上昇バンドとなりました。高まる期待とは裏腹に、本作のアートワークはギロチン落下寸前のおどろおどろしいブルータルなものでB級感をぷんぷん漂わせているのには驚きました。個人的には、ブルータル路線を追求していくことの強い表れのように感じ、簡単にメジャー・レーベルには引っこ抜かれないぞというアンダーグラウンド・デスコア・スピリットを勝手に感じました。

EPの先行シングルとしてミュージックビデオとしても公開された「Guillotine」はこの作品のキラーチューンで、女性ボーカリストJasmineのガテラルが圧倒的な存在感を放っています。ファストなブラストビートの上で炸裂するシュレッダーなテクニカル・リフ、ソロも導入されていて、全体的なバランス感覚もヘヴィに偏るでもなく、メロディックに傾倒するでもなくドラマティックで全く飽きません。そして、Lorna Shore直系のエンディング・パートは本家を超えてしまっているとのコメントもMVに書き込まれるほど。それ以上に素晴らしいのはChelsea Grinの初代ボーカリストAlex Koehlerに影響を受けたようなスタイルでスクリームする中盤のボーカル・パートかも。いや本当に聴くたびに衝撃を受けます。

 

第2位 : Signs of the Swarm 『Amongst The Low & Empty』

Stream & Download : https://signsoftheswarm.com/ATLAE-preorders
Social : https://signsoftheswarm.com/bio

Signs of the Swarmが名門Century Media Recordsへと移籍して発表した通算5枚目のフル・アルバム。Lorna Shoreの成功によって、メタルのメインストリームに向かって更にデスコア・シーンを拡大するための門戸が開かれたと言えるだろう。Lorna Shoreの衝撃についてSigns of the Swarmというチョイスは完全に間違っていない。そしてバンドもその期待を超えるものを『Amongst The Low & Empty』で作り上げている。その自信は、アルバムのオープニングを飾るタイトル・トラックでミュージックビデオにもなっている「Amongst the Low & Empty」に現れている。この楽曲は前半こそ、これまでSigns of the Swarmが築き上げてきたブルータル・デスコアに微細なプログレッシヴ/マス・エレメンツを散りばめ、ブレイクダウン・パートへ向かってその熱を加熱させていく。驚くべきは更に底から、2段、3段、4段とビートダウンしていくパートであり、正直言葉を失ってしまうほど、驚いた。もうこの曲の衝撃が凄すぎて、他の曲の感想はありません。

と、言いたいところだがすごい曲が多すぎる。「Tower of Torsos」はニューメタルコアのワーミー、Djentな細かいリフの刻み、エレクトロニックなノイズを見事に散りばめた。無論、この楽曲もエンディングのビートダウンは言葉にならないほどヘヴィだ。次いで「Dreamkiller」はSigns of the Swarmが更に上のステージへと階段を上がっていくために作られたような曲で、これまでキーになることはなかったプログレッシヴなスタイルを全面に押し出し、クリーンパートも少しだか組み込まれた興味深い仕上がりとなっている。この曲が彼らを、これまでリーチ出来なかったところへ導いてくれるものになるかどうか、それはやはりCentury Media Recordsが仕事をするはずだ。これだけ高いポテンシャルを兼ね備え、それを見事に、ブルータル・デスコアとして最高の形に仕上げた彼らの更なる成長が楽しみである。

 

▶︎第1位 : Humanity’s Last Breath 『Ashen』

Stream & Download : https://ffm.to/hlbashen
Social : https://humanitys-last-breath.com

2009年、Vildhjartaのメンバーによる新バンドという触れ込みでスウェーデンから世界へ向けて衝撃的なデビューを果たしたHumanity’s Last Breathも気付けば本作が4枚目のフル・アルバムだ。このアルバムについてバンドは、このようなコメントを発表している。

「10年以上にわたり、Humanity’s Last Breathは、迫り来る黙示録を警告するかのような不吉なメッセージを音楽で伝えてきた。表現を必要とする場所から音楽を作りたいという果てしない衝動で、常にモダン・メタルの可能性の限界を押し広げてきた。4枚目のアルバム「Ashen」のリリースとともに、このサウンドを体験してほしい。世界は絶望の中で歌おう」

直訳なので絶妙なニュアンスはやや異なるかもしれないが、気になるのはHumanity’s Last Breathがモダン・メタルを自称しその可能性の限界を追求していることをバンド活動の大きなテーマとしているところである。実際にバンドの主要メンバーであるBuster Odeholmはプレイヤーとしてだけでなく、多くのデスコア・バンドのプロデュース、ミックス、マスタリングなどを手がけており、シーンきってのプロデューサーとしての側面も持ち合わせている。彼が自身がヘッドを務めるバンドにおいてどのようなスタイルを作り上げるのか、それはこれまでプロデュースしてきたバンドへ「自分とはなんたるか」を提示することにもなり、『Ashens』で想像も出来ないほどの創意工夫と挑戦、限界の追求を果たしている。そしてそれは、プログレッシヴ、Djent、Thallという概念すらも自ら打ち壊してしまうような、衝撃的なものになっている。

オリエンタルな女性コーラスが永遠とバックトラックとして流れる「Instill」のDual Guitar Playthroughのビデオがアップされているので観てみよう。ギタリストにとって、これほど参考にならないプレイスルー・ビデオはあるだろうか! Busterはレフティであるが、弦は逆張りしていて、「E B E A Ab A」という奇妙なチューニングを施しプレイしている。このプレイスタイルについては自著『Djentガイドブック』で直接Busterについてインタビューをしているので是非手に取って読んでみてほしい。この楽曲からも分かるように (インスト・バージョンであるが)、聴くものを飲み込んでいくようなリフの恐るべきパワーに圧倒されるし、ヘヴィ、以上に”ダークネス”という部分の追求をしているようなところもあり、闇より深い黒を探し続けているような、常人では考えもつかないアイデアでHumanity’s Last Breathをアップデートしてくれている。

また、メンバーにはラインナップされていないが1曲を除き、本作はBusterとVildhjartaのCalle Thomérがソングライティングを手掛けている。元々彼は参加しないつもりであったし、メンバーでもないが、BusterがColleの才能を認めていて、いくつかのHumanity’s Last Breathの楽曲アイデアを彼に送り、アレンジしてもらったと言う。このコラボレーションはHumanity’s Last Breathというバンドにとってこのアルバムで未知のサウンドを生み出すのに大きな力になっているようにも感じる。また、このアルバムで初めて(!) プログラミングしたドラムではなく、ドラマーが実際に録音している。このドラム録音はリハーサル・スペースで録音してツアー中にラップトップで編集したとのこと……。さらにボーカルはAudiomoversというソフトを使い、ボーカルのFilip Danielssonが自宅スタジオで録音、それがBusterのDawにそのまま録音されるようにセットアップして時間の節約をしたそうだ。クリエイターの環境も日々アップデートしているが、さすがBusterといった具合だ。

アルバムからの先行シングル「Labyrinthian」は非常に高い評価を得た。先ほども彼らのサウンドを説明するとき、「闇よりも黒い黒」といったが、この楽曲でそれを完全に表現している。もちろん、中盤にはモッシュでも起こそうかというようなキャッチーなフレーズもあるが、そこからまたずるずると、リスナーを闇深くへ引き摺り込んでいく。バンドはこんな完成度の高いアルバムを作って、次一体、何を作ってしまうのだろうか。Lorna Shoreが「To The Hellfire」を出したとき、もうデスコアがこれ以上ヘヴィになることはないかもしれないと思ったが、彼らはまだ、さらにヘヴィになっていくだろう。

 

次点TOP 10

Osiah – Kairos
As Beings – Slave to the Sickness
VØID – Everything is Nothing
Nylist – The Room
Lonewolf – The Rhythm of Existence
Teralit – The Trinitarian
Acranius – Amoral
Monasteries – Ominous
Worm Shepherd – The Sleeping Sun
DJINN-GHÜL – Opulence

CJ McMahon (Thy Art is Murder)、Instagramアカウントが削除される

Thy Art Is Murderのヴォーカリスト、CJ McMahon (シー・ジェー・マクマホン) がInstagramを辞めました。トランス・アイデンティティに関して物議を醸す発言があり、Instagramのガイドラインに抵触していることが明らかになったためと報じられている。

自身も父親であるCJは、右派の政治コメンテーターであるMatt Walshが共有した動画をシェアしたと言われている。その動画では、女性が幼い子供に男の子か女の子かを尋ねており、子供は “両方 “と答え、母親は “オーケー、両方ね “と答えている。CJはこれに対し、Instagramのガイドラインに抵触する不適切な発言を添えて投稿した (その内容についてはここでは触れないがMetalSucksメディアが報道している)。

CJの投稿は、別のユーザーによって報告されたため削除されたものの、スクリーンショットが出回り、問題となっている。CJは他のさらにクローズドなSNSへと移行する予定で、Instagramなどはやらないとしている。

Thy Art is Murder、9月リリースのニュー・アルバムから先行シングル「Blood Throne」をリリース

オーストラリアのデスコア・バンド、Thy Art Is Murder (ザイ・アート・イズ・マーダー) が、2023年9月15日にHuman Warfareからリリースされるアルバム『Godlike』から、ニュー・シングル「Blood Throne」をリリース、ミュージックビデオを公開しました。

「AND SO THEY ROT!!!」というフレーズがリフレインする「Blood Throne」は、ヴォーカリストであるCJ McMahon (シー・ジェイ・マクマホン) のカリスマ性たっぷりのボーカルを全面にフィーチャーしたダンサブルなトラックで、彼ららしいリフ、バウンシーなドラミングなどを味わえる、アルバムの先行トラックとして完璧な一曲だ。

ギタリストのAndy Marsh (アンディ・マーシュ)はこの曲についてこう語る。

「”Blood Throne”の制作を始めるにあたり、“Death Squad Anthem”と同じ直感的なエネルギーを生かしつつ、自分たちの限界を押し広げ、ブレイク・ビートのグルーヴから始まるようなユニークなものを作り上げることを目指したんだ。”Blood Throne”は、Thy Art is Murderらしいパワーとグルーヴを表現したもので、疎外された人々の苦しみや痛みで利益を得て繁栄する、抑圧的な組織や体制を反映した内容になっている。私たちはキャリアを通して、リスナー、ひとりひとりの心に火をつけ、これらのテーマに正面から立ち向かってきたんだ」。

Thy Art Is Murderは、すでにエクストリーム・メタルのトップ・クラスのバンドに登りつめたオーストラリアの重鎮だ。バンドにとって6枚目となるアルバム『Godlike』は、Thy Art Is Murderをデスメタルの現代の聖火ランナーとして確固たるものにしている。彼らの長年のプロデューサーでありミキサーでもあるWill Patney (ウィル・パトニー)と共にレコーディングされたこのアルバムは、ニヒリスティックな10曲で構成されている。Thy Art is MurderはARIA賞に2度ノミネートされ、母国オーストラリアのチャート記録を塗り替え、2017年の『Dear Desolation』でトップ5デビューを果たした初の国産エクストリーム・メタル・アクト。本作がどのようにして、オーストラリア、そして世界で評価されるかは見ものだ。

『GODLIKE』 TRACKLISTING:

“Destroyer of Dreams”
“Blood Throne”
“Join Me In Armageddon”
“Keres”
“Everything Unwanted”
“Lesson in Pain”
“Godlike”
“Corrosion”
“Anathema”
“Bermuda”

 

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Thy Art is Murder、9月リリースのニュー・アルバムから新曲「Keres」のミュージックビデオを公開!

オーストラリアのデスコア・バンド、Thy Art Is Murder (ザイ・アート・イズ・マーダー) が新曲「Keres」のミュージック・ビデオを公開しました。バンドのヴォーカリスト、CJ McMahonはこの曲について「今まで作った中で最大のビデオクリップだ!」と語っている。このミュージックビデオは、Third Eye Visualsと共同で制作されたもの。

ギタリストのAndy Marshはこうコメントしている:

「ニュー・シングルを世に送り出すのに、これほど興奮することは滅多にない。”Keres”は、メタル・アンセムであり、削ぎ落とされた詩と踏みつけるようなコーラスで満たされている。楽曲タイトルである”Keres”は古代ギリシャ神話に登場する邪悪な精霊で、死者を喰らうが暴力行為には関与できない。私たちは、この振る舞いが、古代の戦場でそうであったように、ニュースや政治の場でも関連性があると考えています」。

「Keres」は、9月15日にリリースされるバンドの6枚目のスタジオ・アルバム『Godlike』の収録。

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Thy Art is Murder、新曲「Join Me In Armageddon」のミュージックビデオを公開!

 

オーストラリアのデスコア・バンド、Thy Art is Murder (ザイ・アート・イズ・マーダー) が新曲「Join Me In Armageddon」のミュージックビデオを公開しました。この楽曲は、今年9月にリリースを予定している6枚目のニュー・アルバム『Godlike』からの先行シングル。Spotify等の音楽プラットフォームでも視聴することが可能です。

【RIFF CULT Spotifyプレイリスト】

RIFF CULTのSpotifyプレイリストでは、日々世界中でリリースされるメタルコア、デスコア、デスメタル、プログレッシヴ・メタルなどを更新するプレイリストを公開しています。ぜひお気に入りに登録して日々のディグに役立てて下さい。

▶︎All New Metalcore
▶︎All New Deathcore
▶︎All New Progressive Metal / Djent
▶︎All New Brutal / Technical Death Metal
▶︎All New Nu-Metal / Rap Metal /Nu Metalcore

 

Thy Art is Murder、メルボルンで行われたライブのフルセットライブ映像を公開!

オーストラリアを代表するデスコア・バンド、Thy Art is Murder (ザイ・アート・イズ・マーダー) が、2012年にリリースした彼らのアイコニックなアルバム『Hate』のリリース10周年を記念したツアー「Decade of Hate Australian Tour」から1月14日にメルボルンの会場The Forumで行ったライブの映像を公開しました。

「Decade of Hate Tour」はオーストラリアをはじめ、3大陸で43公演を行い、彼らの母国オーストラリアでの熱狂は凄まじいものがありました。Fit For An Autopsyのメンバーで、Thy Art is Murderとも親交の厚いWill Putneyがこのビデオのオーディオ・ミックスを担当、マルチカメラによる臨場感のあるこの映像は、彼らがオーストラリアでどのような存在であるかを体感できるものだ。

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オージー・デスコア・ベテラン、Thy Art is Murderが新曲「Until There Is No Longer」をリリース!

オーストラリアのデスコア・バンド Thy Art Is Murder が、Fit For An AutopsyとMalevolenceとのスプリットEP『The Aggression Sessions』を4月7日にリリースする準備をしており、アルバムの最初のトラックでThy Art is Murderの新曲である「Until There Is No Longer」をリリースしました。

 

 

数週間前、Fit For An Autopsyはオープニングトラック「Hellions」を発表しています。

 

Thy Art Is Murder、Fit For An Autopsy、Malevolenceによる豪華3wayスプリット4月発売決定

 

Thy Art Is MurderのギタリストであるAndrew Marshが最近Vanflip podcastに出演し、バンドとのツアーやレコーディング、そしてオーストラリアとコロラドの間で自分の時間を分け、多くの時間を人々を観察し、ドッペルゲンガーについて考えることに費やしている彼自身の生活について話しました。彼はバンドとのツアーやレコーディング、そしてアルバム「Hate」の制作プロセスについても話し、バンドの特徴的なサウンドを形作ったプロデューサーであるWill Putneyとの仕事についても洞察を共有しました。

 

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Thy Art Is Murder、Fit For An Autopsy、Malevolenceによる豪華3wayスプリット4月発売決定

 

現代デスコアを象徴する存在と言えるThy Art Is Murder、Fit For An Autopsy、Malevolenceによる3wayスプリット作品、『The Aggression Sessions』が4月7日にNuclear Blastからリリースされることが発表されました。この発表に合わせてFit For An Autopsyがシングル「Hellions」をリリースしています。

 

 

トラックリストは以下の通り。Cannibal CorpseやAt The Gatesのカバーをどのように仕上げてくるのか、非常に楽しみですね。

 

1. Fit For An Autopsy “Hellions”
2. Thy Art Is Murder “Until There Is No Longer”
3. Malevolence “Waste Of Myself”
4. Fit For An Autopsy “Under A Serpent Sun” (At The Gates cover)
5. Thy Art Is Murder “Hammer Smashed Face” (Cannibal Corpse cover)
6. Malevolence – “Left Outside Alone”