Hunt The Dinosaur、怒りを爆発させた新曲「TinFoil Hat」のミュージックビデオを公開!

デスコア・バンド、Hunt The Dinosaurが、約1年ぶりに最新シングル「Tinfoil Hat」をリリース、ミュージックビデオを公開しました。現在、「Golbin Mode Tour」でライブ活動中で、Nekrogoblikonをサポートしています。

 

 

ボーカルのHunter Madisonは楽曲についてこう語っている:

 

「この曲は、現実から完全に切り離され、”知ったかぶり “をしている人について書いたものです。気の利いた発言をしたり、自分の知識を誇示したりすることで、苛立ちや自惚れ、傲慢な振る舞いをする人物は、いわゆる「ワイゼンハイマー」と呼ばれるものです。これは、決して黙らず、聞く耳を持たず、自分の信じていることや言っていることが唯一の考え方だと思っている人たちに対する中指である」。

 

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【まとめ】2020年2月のデスコア必聴曲(コメント付き)

まず何と言ってもCabalの新曲が期待を裏切りませんでした。

ブラッケンドデスコアを打ち鳴らすバンドの中でもCabalは洗練されたビジュアルイメージとコンセプトが明確にあって、圧倒的な存在感を誇っています。

先日新譜をリリースしたばかりのPolarisのボーカルJamieがフィーチャーしているのはかなり意外でした。

INGESTEDやThe Last Ten Seconds of Life、Visceral Disgorgeらとアメリカツアーを行っており、世界的に注目を集める存在へとメキメキ成長しています。

正式なリリースは1/31ですが、同じくブラッケンドデスコアバンドLorna Shoreのこのビデオは2/1。

アルバムリリース直前にボーカルの解雇、予定していた来日もキャンセル。

最終的にこのアルバムは撮り直されることなく世に放たれたわけですが、

苦しくもこの作品においてのCJ McCreeryの存在感は確かなものがありました。

今後の活動がどうなるのか、今は静観することしか出来ません。

来日も記憶に新しいブルータルデスコアアクトWithin Destructionは、日本で撮影された映像を元に新曲「Hate Me」をリリース。

彼ららしいファニーな楽曲で、

「どうもありがとう!BLEEEEEEEGH!!!!」

という意味不明すぎるブレイクダウンは思わず笑ってしまいました。

Attilaが打ち出した“パーティーデスメタル ”の系譜を継ぐコミカルさと、そのイメージとは裏腹に、戦略的にメディアやリスナーにアピール出来る方法を考えているバンドだと思います。

コミカルなバンドと言えばこのHunt The Dinosaurも外せません。早口にまくし立てるスタイルはAcraniaのLuke Griffinを彷彿とさせます。

チープだけど重たいという矛盾した感覚は、2010年頃に流行ったArsonists Get All GirlsやDr.Aculaといった面々を思い出させられて、なんだかエモい気分になります。

Diamonds to Dustは大幅に路線変更して思いっきりデスコアに接近した新曲をリリースしてきました。

今まではどちらかと言えばメタルコアとして語られていた彼らですが、この曲はどう考えてもデスコアです。しかも相当えげつないボーカリゼーションを披露しています。

ニューハンプシャー出身の彼らは昨年リリースした「The Absence of Light」に引き続きシングルをリリース。

Crown MagnetarのDan Tuckerがフィーチャーしていて思わずチェック。

昨今のデスコアシーンは本当に化け物みたいなボーカルがうじゃうじゃしていますね。

下劣すぎる声質で入門には向かないですが、EP時代より格段にクオリティーを上げてきています。

2019年11月に結成されたばかりのニューアクト。

ノイジーなイントロは彼らのデビューシングルにはぴったりの選択。

スラミングデスコアを軸としつつも、時に叙情的なフレーズを織り交ぜたりする不思議なバンドです。

メンバーそれぞれが違うバックグラウンドがあると公言しており、妙に納得。

ニューアクトと言えばこのバンドもかなりびっくりしました。

何気なくチェックしていて、聴いている途中まで“From JAPAN”なことに気付かないくらい違和感無くSLAM WORLDWIDEのチャンネルに載っていました。

新潟出身のバンドで、なんと早速4月に来日するDealerの公演に参戦してくれることになりました!

世界水準のブラッケンドデスコアサウンドは間違いなく必聴です。

彼らのSNSもチェックしてみてくださいね。

バージニア出身の1人デスコアプロジェクト。

Alpha Virus, Beyond Deviation, Filth, Crown Magnetar, Bound in Fearといったバンドに影響を受けていると公言する通り、アトモスフェリックなサウンドが特徴です。

個人的に“アトモスフェリック”というのが重要なキーワードになっていて、恐怖感を演出する為の要素として用いるバンドが昨今急増しているように思います。

ニュースにも載せたRØTというバンドは、概要欄に“Horrorcore”と記載されています。

実際この名称のジャンルは既に存在しているのですが、

それとは別の視点の“アンビエント”、“アトモスフェリック”といった要素をデスコアサウンドに用いるバンドが増えてきているのは間違いなくて、意識して聴いてみると面白いかもしれません。

ラストは重鎮The Acacia Strain!

昨年サプライズリリースされたアルバムフィジカル化が決まってほっとしています。

デスコアというジャンルが浸透する以前からこの手のサウンドを実践しており、シーンを語る上では外せないバンドなのですが、個人的にはこのバンドをデスコアとして聴いてはいなかったと思います。

2014年作の『Coma Witch』は全米31位を記録するなど、恐ろしい人気を誇ります。