Comeback KidがSNFUの名曲「Reality is a Ride on the Bus」を公開!

米ハードコア/メロディックハードコアバンド、Comeback Kidは先日ボーカリストChi Pigが急逝したSNFUのカバーを公開しました。下記はバンドからカバーに至った経緯です。

“The legendary SNFU are one of the world’s greatest punk rock bands. When we were kids, some of the first punk shows we attended were SNFU shows. You could always expect a wildly energetic and uniquely entertaining performance.

“On July 16th 2020 we were saddened to hear that SNFU frontman, Kendall Chinn, aka Mr. Chi Pig, had passed away. In honour of Mr. Chi Pig and SNFU’s undeniable contributions to the punk scene worldwide, we pay tribute to their legacy with our rendition of ‘Reality Is a Ride on the Bus’.

“The song is available for purchase on Bandcamp with 100% of the proceeds being donated to Ray-Cam Co-operative Centre, which offers programs low cost to youth, families and seniors who live in the area (the Downtown Eastside of Vancouver, one of Canada’s poorest postal codes). Programs are geared towards meeting the challenges of the community, including food security, safety and the educational, social and recreational needs of members.

“RIP Mr. Chi Pig.

“Thanks to Tim Creviston, Dave Grabowsk , Jordan Voth for killing this as we recording remotely across the country.”

 

【Review】SNFU – Never Trouble Trouble Until Trouble Troubles You (2013)

SNFU – Never Trouble Trouble Until Trouble Troubles You (2013)

9年振りのリリースとなった8枚目フルレングス。前作『In The Meantime And In Between Time』以降、Ken、Jon以外のメンバーが脱退。バンドは再び活動休止を余儀なくされた。何度かメンバーを加えて再結成を試みていたが、Kenの健康問題を理由に2011年に予定されていたツアーがキャンセルされるなどした。Cruzar Mediaと契約、ベーシストにKerry Cyr、ギタリストにSean VoligとKen Flemingが加入した。プロデューサーにはSteve Loreeを起用、マスタリングはDave Horrocksが担当した。全盛期と変わらぬSNFU節は健在で、Brian Jamesの「New Rose」のカバーを含む全12曲が収録されている。同年9月に初来日を果たし、東北ライブハウス大作戦のツアーで岩手、宮城、福島をはじめ、東名阪でライブを行った。

【Review】SNFU – In The Meantime And In Between Time (2004)

SNFU – In The Meantime And In Between Time (2004)

8年振りのリリースとなった7枚目フルレングス。97年の暮れにEpitaph Recordsとの契約を打ち切られた彼らは、98年にライブアルバムを発表。しかし同年DaveとBrentが映像関係の仕事に従事する為脱退。Kenはメンバーを探しながら活動を継続させた。自主レーベルRake Recordsを立ち上げ、ベーシストMatt Warhurst、ドラマーTrevor McGregorを加えた4人体制で本作の制作をスタート。Marcがプロデュースを担当し、ミックスはDave Ogilvie、マスタリングはTom Bakerが担当した。アートワークはThe DoersのSean Maxeyによるもの。変わる事のないSNFU節はハイクオリティなサウンドプロダクションによって、より風変わりなエフェクトと語るように歌うKenのボーカルワークが特異な雰囲気を醸し出している。

【Review】SNFU – Fyulaba (1996)

SNFU – Fyulaba (1996)

1年振りのリリースとなった6枚目フルレングス。前作『The One Voted Most Likely to Succeed』収録の「Big Thumbs」などはミュージックビデオになり、アンダーグラウンドシーンにその名を浸透させていった。本作はバンド自身がプロデュースを務め、エンジニアリングはDave Ogilvieを筆頭にPete Wonsiak、Matt Omenがサポート、マスタリングはTom Bakerが務めた。アートワークはBradford Lambertによるものだ。アルバムタイトルは”Fuck You Up Like a Bad Accident”の略。初期SNFUが鳴らした複雑怪奇な展開美を持つスタイルを、Epitaph所属後のSNFU流メロディックパンクにブレンドし、様々なエフェクトを掛けながらアルバム全体のサウンドスケープを作り上げる事に挑戦した1枚。

【Review】SNFU – The One Voted Most Likely To Succeed (1995)

SNFU – The One Voted Most Likely To Succeed (1995)

2年振りのリリースとなった5枚目フルレングス。前作『Something Green And Leafy This Way Comes』は大ヒットとはいかなかったものの、アンダーグラウンドパンクシーンに大きな衝撃をもたらした。本作はプロデューサーにSkinny Puppyのメンバーとして活躍していたDave Ogilvieを起用、マスタリングはTom Bakerが担当した。Don Bullが手掛けたアートワークはしばしば賛否を巻き起こしたが、SNFUサウンドを的確に可視化している。Bad ReligionやSatanic Surfersにあるようなハードロック/ヘヴィメタルのエモーショナルに似たものを感じるKenのボーカルワーク、そして炸裂するギターソロは、ミッドテンポのメロディックパンクサウンドにずっしりと組み込まれていく。

 

【Review】SNFU – Something Green And Leafy This Way Comes (1993)

SNFU – Something Green And Leafy This Way Comes (1993)

5年振りのリリースとなった4枚目フルレングス。89年にバンドは一度解散。Teddは地元に帰郷、Kenはバンクーバーへ移住して、新たにThe Wongs and Little Joeを結成しバンド活動を行った。CurtisとBelkes兄弟はWheat Chiefsを結成。91年にライブ音源やEP収録曲をまとめたコンピレーションアルバムを発表した事をキッカケにSNFUは再びメンバーチェンジを行い、ドラマーDave Rees、ベーシストRob Johnsonを加え、Epitaph Recordsと契約してレコーディングを行った。プロデューサーにはJoe Peccerilloを起用、アートワークはKenが担当している。Wheat Chiefsがプレイしていたキャッチーなメロディックロックをベースに、Kenの個性的なボーカルがしっとりと展開する新しいSNFUサウンドを展開。

【Review】SNFU – Better Than A Stick In The Eye (1988)

SNFU – Better Than A Stick In The Eye (1988)

2年振りのリリースとなった3枚目フルレングス。新しくUrban Holiday、Wheat Chiefsで活躍したベーシストCurtis CreagerとドラマーTed Simmが加入。また、当時DoughboysやLes Viergesのリリースを担当していた同郷のレーベルCargo Recordsへ移籍し、レコーディングが行われた。プロデューサーにはCecil Englishを起用、マスタリングはCarol Hibbsが手掛けた。印象的なアートワークはGraham WardとKen Hansenによるもの。前作『If You Swear, You’ll Catch No Fish』で見せたエクスペリメンタルな装飾を施したロックンロールハードコアパンクをベースに、雷のようにエネルギッシュなビートを直撃するギターソロや、奇天烈な楽曲展開が癖になるSNFUらしい作品。

【Review】SNFU – If You Swear, You’ll Catch No Fish (1986)

SNFU – If You Swear, You’ll Catch No Fish (1986 – Better Youth Organization)

1年振りのリリースとなったセカンドアルバム。この頃はまだメンバーチェンジが激しく、新しいメンバーにはPersonality CrisisやD.O.A、Subhumansで知られるドラマーJon Card、ベーシストDave Baconが加入している。プロデューサーにはDave Mockfordを迎え、様々なエフェクトを駆使して自身のサウンドを拡大しようと挑戦した。アルバムタイトルはKenが食べたおみくじクッキーから引用されている。ソングライティングのプロセスは、Marcが作曲した楽曲にKenが歌詞を書く形式が取られ、次第に奇妙な言葉使いやクレイジーな楽曲展開がSNFUのヴィジュアルイメージを司るようになっていく。個性的なサウンドは、メロディアスなハードコアパンクにロックンロールやスラッシュメタルをぶち込んだごった煮感満載。

https://www.discogs.com/ja/SNFU-If-You-Swear-Youll-Catch-No-Fish/master/80611

【Review】SNFU – And No One Else Wanted To Play (1985)

SNFU … And No One Else Wanted To Play (1985 – Better Youth Organization)

1981年エドモントンにて結成。70年代後期、スケートボードやパンクロックムーヴメントの中にいたボーカリストKen Chinn、ギタリストのBrent BelkeとMarc Belkeによって前身Live Sex Showsとして活動をスタート。数度のライブ活動の後、解散してしまったが、Society’s No Fucking Useとバンド名を変え、ベーシストWarren Bidlock、ドラマーEvan C. Jonesを迎え、デモテープを制作。Youth BrigateやGBHらと共演、更にメンバーチェンジをしながら、Better Youth Organizationと契約し、本作のレコーディングをスタートさせた。ベースはJimmy Schmitzが弾いている。Dead Kennedysをお手本に、Kenのキャッチーなボーカルが冴え渡るメロディアスなハードコアパンクをプレイ。

https://www.discogs.com/ja/SNFU–And-No-One-Else-Wanted-To-Play/master/80609