ニューヨーク州ロングアイランドを拠点に活動するハードコア・バンド、Stray From The Path がニューアルバム『Euthanasia』をUNFDからリリースしました。2019年にリリースした前作『Internal Atomics』から3年振りとなる新作、先行シングル「Guillotine」を含む強烈な全10曲入りだ。
Stray From The Pathのメンバーは、「バンドは常に、抑圧に対して発言する場として自分たちの歌を使ってきた」と言う。アメリカの公安にまつわる多くの問題、特に警察活動への疑問や怒りをメッセージに長年ソングライティングを続けてきたバンドは、こうした問題が解決される兆しの見えない混沌とした現世への怒りの高まりに呼応するように、その勢いを加速させている。
ギロチンをバックにプレイするStray From The Pathが印象的な「Guillotine」のミュージックビデオ。結成から20年以上が経過し、積み上げてきたバンド・アンサンブルはまるで生き物のようにグルーヴィだ。ニューメタルとハードコア、そしてラップが巧みにクロスオーバー、音楽的にも現代のメタルコア・シーンにおいて彼らの存在は重要だ。同じくミュージックビデオになっている「III」では警察に扮したメンバーが皮肉めいたアクションでアメリカ警察を口撃する。まるでマシンガンのようにして放たれるラップパートがノイズに塗れたニューメタル/メタルコアによって何十にも攻撃力を増していく。
1. Needful Things
2. May You Live Forever
3. III
4. Guillotine
5. Chest Candy
6. Bread & Roses feat. Jesse Barnett
7. Law Abiding Citizen
8. The Salt In Your Spit
9. Neighborhood Watch
10. Ladder Work
ニューヨーク州ロングアイランドのデスコア・ベテラン、Dr.Acura が久しぶりの新曲「The Abominable Snowman of Pasadena」をリリースしました。2019年に2度目の再結成、シングル「Egg Monsters From Mars」以来3年振りの新曲は、全盛期のDr.Aculaらしさ溢れるカオスな仕上がりだ。
1991年10月、記念すべきファーストアルバムとなる『Effigy of the Forgotten』を R/C Records から発表。本
作は、交通事故により、若干 22 歳で亡くなった彼らの盟友、Roger Patterson (Atheist、R.A.V.A.G.E.)に捧げたメモリアル作品であることを後に Frank が語っている。1991 年暮れから翌年末まで、アメリカ主要都市を中心に、精力的なライブ活動を敢行。毎日のようにライブに明け暮れ、そのテクニックに磨きをかけていった。当時まだ物珍しかったであろう Frank のガテラル・ヴォイスは、披露される度に歓声が起こっていた。
『Effigy of the Forgotten』
1993年5月、名門 Roadrunner Records よりセカンドアルバム『Breeding The Spawn』を発表。本作からベーシストに Pyrexia で活躍した Chris Richards が加入している。前作『Effigy of the Forgotten』リリース後の精力的なライブ活動で得たテクニックとグルーヴは、本作におけるブルータルデスメタル・グルーヴをより強化し、ライブパフォーマンスを大きくスキルアップさせた。翌年には Restless Records 企画のスプリットアルバム『Live Death』に、Malevolent Creation、Exhorder、Cancer と共に参加。この頃、ドラムの Mike Smith が脱退し、Doug Bohn が加入した。1995年5月、サード・アルバム『Pierced from Within』を Roadrunner Records から発表。当時のデスメタルシーンの盛り上がり、そして誰も止められない Suffocation の勢いを生々しく封じ込めた奇跡と 1 枚として、今も尚語り継がれている。
Suffocation は『Pierced from Within』リリース後、大規模なツアーを敢行。ツアー途中の 1996 年に Doug Bohn が脱退するも、Malevolent Creation に在籍していた Dave Culross が加入。ツアーやフェスティバル出演を経て、1998 年には EP『Despise The Sun』をリリース。同時に Suffocation は活動休止を発表した。当時の状況については謎に包まれたままで、ネガティヴな雰囲気がバンドに流れていたことが分かる。
メンバーチェンジを行い、2002 年に復活。オリジナルメンバーのベーシスト Josh がバンドに復帰、翌年にはギタリスト Guy の復帰と、黎明期を支えたドラマー Mike Smith も Suffocation に再加入を果たした。Roadrunner Records を離れ、Relapse Records へと戻った第 2 期 Suffocation はアルバム『Souls to Deny』を発表。彼らの復活を待ち望んだファン達の期待を上回る出来、初期ラインナップに戻った Suffocation の勢いは再び加速。当時の熱狂を詰め込んだライブアルバム『The Close of Chapter』は、『Souls to Deny』のワールドツアー中に収録された。
ワールドツアーでベースを担当した Derek Boyer が正式加入。バンド史上最高の状態で制作されたセルフタイトルアルバム『Suffocation』は 2006 年 9 月に Relapse Records からリリースされ、世界のデスメタルリスナーが湧き上がった。Roadrunnner Records からリリースされたアルバムからライブでも人気のある楽曲をまとめた『The Best of Suff ocation』のリリースや、数千人規模のフェスティバル出演を重ねていった。
Derek Boyer
2009 年、Nuclear Blast Records へと移籍しリリースとなった『Blood Oath』は第 2 期 Suffocation の集大成とも言える抜群の完成度を誇り、リリース後に出演した Summer Slaughter Tour でその格の違いを見せつけた。2012 年にドラマー Mike Smith が再び脱退。過去に Suffocation でドラムを叩いた Dave がその穴を埋めたが、アルバム『Pinnacle of Bedlam』をリリースした後、バンドは再びメンバーチェンジを繰り返しはじめた。現在は、ギタリストに Internal Bleeding のライブメンバーとして知られる Charlie Errigo、ドラマーには Slayer のドラムテックなどを担当した経験もあるブルータルデスメタル・シーンの名ドラマー Kevin Talley が加入している。
2017年にアルバム『…Of the Dark Light』をリリース。2017年後半から、それまでツアー・メンバーだったKevin Mullerが、Frank Mullen と共にフルタイムでバンドに参加し、2人がヴォーカルを担当することになった。これは決してSuffocationがツイン・ボーカルという編成になったわけではなく、Frankがその後、バンドを脱退 (卒業というようなイメージ)する前の引き継ぎのようなものであった。、2018年に復帰したRicky Myersが後任として再びSuffocationは動き出した。Frankは正式にバンドを引退する前に、ファイナルツアーを行った。