Caliban、デスコア・バンドCabal の Andreas Bjulver を迎えた「Dear Suffering」ライブミュージックビデオ公開

ドイツのメタルコアバンド Caliban が、楽曲 「Dear Suffering」 のライブパフォーマンス映像を公開した。今回の映像では、デンマークのデスコアバンドでRNR TOURSでの来日経験もある Cabal のフロントマン Andreas Bjulver がゲストとして参加しており、ステージでの共演が収められている。映像はオンラインで視聴可能である。

「Dear Suffering」は、2025年にリリースされた Caliban のアルバム Back From Hell のデラックスエディションに収録されている楽曲で、スタジオバージョンでは Fit For An Autopsy の Joe Bad がフィーチャリング参加していた。デラックス版は、元の収録曲に加えてライブ音源やカバー曲などを含んでおり、今回のライブ映像もその一部として発表された。

公開されたライブ映像は 2025 年にドイツのケルンで行われた公演のもので、バンドがライブセット中に Andreas Bjulver と共に「Dear Suffering」を演奏する様子が撮影されている。視聴者は、ステージでの熱量と共演の瞬間をオンライン上で確認できる。

配信/オーダー : https://caliban.lnk.to/BackFromHell-DeluxeEditionID

Video by Moritz Hartmann

Andreas Dörner – vocals
Marc Görtz – guitar
Denis Schmidt – guitar
Iain Duncan – bass, vocals
Patrick Grün – drums

Cabal、最新アルバムから「Like Vultures」のミュージックビデオを公開!

 

デンマークのデスコア・バンド、Cabal がNuclear Blast からリリースした最新アルバム『Magno Interitus』から収録曲「Like Vultures」のミュージックビデオを公開しました。

 

バンドはこの楽曲についてこのようにコメントしている。

 

「私たちは、絶対的なトップである少数の人々の欲のために、人々が貧困と悲惨な生活を強いられ、飢え死にし、路上で死んでいる世界に住んでいます。”Like Vultures”はこのような人々に呼びかけ、私たちが彼らを見ていること、そして彼らが自業自得であることを知らせます。我々は数日後にNever Say Dieのツアーに出るが、このビデオは昨年のツアーの映像の束で構成されている。今年のツアーに戻るのが待ちきれないよ」。

 

 


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デスコア・シーンのダークホース! Cabalが新曲「Violent Ends」のミュージックビデオを公開!

 

デンマークのデスコア・バンド、Cabalが新曲「Violent Ends」のミュージックビデオを公開しました。この楽曲は、2022年10月21日にNuclear Blast Recordsからリリースするデビュー・アルバム『Magno Interitus』の収録曲。

初期はブラッケンド、またはデプレッシヴなブラックメタルをデスコアに落とし込んだスタイルで、耳の早いデスコア・リスナーの間で話題となっていた彼ら。Nuclear Blastとの電撃契約を果たし、いよいよグローバルな人気を得た彼らの快進撃、絶対に見逃さないようにしよう。

 

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大ブレイク中! デスコア・ニューカマー”Cabal” 新曲「Exsanguination」MV公開!

 

デンマークのデスコア・バンド、Cabal (カバル) が、新曲「Exanguination」のミュージックビデオを公開しました。この楽曲は、2022年10月21日にNuclear Blastからリリースされるアルバム『Magno Interitus』の収録曲です。

 

Nuclear Blastと契約したというニュースでデスコア・シーンを驚かせたのは記憶に新しい。来日公演も行い、コアなデスコア・ファンから高い注目を集めるCabal。これまで築いたグルーヴィでデモニックなデスコア・サウンドは健在。アルバムが楽しみです。

 

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Stream “Exsanguination” here
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CABAL、デンマークから世界へ快進撃が始まる。新曲「Magno Interitus」MV公開!

デンマークを拠点に活動し、RNR TOURSでの来日経験のあるデスコア・バンド、CABAL (カバル) が、Fit For An Autopsy の Joe Bad をフィーチャーした新曲「Magno Interitus」のミュージックビデオを公開しました。

 

CabalがNuclear Blastと電撃契約を果たしてから最初のシングルとなる本楽曲、彼らのバウンシーな魅力とブラッケンドな要素がたっぷりと詰まった楽曲に仕上がっていますね。ビデオのディレクションも興味深いです。これから始まる彼らの快進撃、注目して下さい。

 

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RIFF CULT : Spotifyプレイリスト「All New Deathcore」

 

RIFF CULT : YouTubeプレイリスト「All New Deathcore」

Cabal 、Nuclear Blastと契約! デンマーク・シーンに世界が注目

 

デンマークが誇るデスコア・バンド、CabalがNuclear Blastとの契約を発表しました。Cabalは2019年にRNR TOURSで来日、その強烈にヘヴィなサウンド、デンマークという小国でありながら世界水準のダイナミズムでファンを虜にした彼らがついにメタルの名門Nuclear Blastとの契約を発表しました。

 

Nuclear Blastは昨年、シューゲイズ・メタルバンドMØLと契約。Nuclear BlastのA&RであるJens Prüterはデンマーク・シーンが非常に魅力的であり、CabalもMØLに次ぐブレイク候補だと契約時に話しています。

 

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デスコア 2020年の名盤 10選

 

『デスコア・ガイドブック』を執筆してからも、デスコアシーンにおけるトレンドは日々変わり続けている。今年はここ数年の中では比較的シーンに大きな動きはなかったように感じたが、それもデスコアというシーンが一度確立され、安定期に入ったからだと思う。幅広いメタルシーンの中においても異端的な存在感は消え、ヘヴィでグルーヴィな新しいメタルとして受け入れられているのも事実だし、商業的に成功しているバンドも多い。

 

Suicide Silenceが再びデスコアサウンドに戻ったこと、Thy Art is MurderやChelsea Grinもシングルリリースがあったし、水面下でWhitechapelも動いていたし、むこう数十年はデスコアというジャンルに終わりはこないだろうと思う。言葉を選ばずに言うならば地味な作品が多かったが、高い技術とポテンシャルは他のどのジャンルよりもあるように思う。今回ピックアップした作品の中には一概にデスコアにカテゴライズするには難しいものもあるが、2021年以降のデスコアの流れを作っていく作品であるということからピックアップしている。まだ聴いていないものがあれば、ぜひ年末年始に聴き込んで欲しい。

 

2020年のデスコアをまとめたYouTubeプレイリストは上記からチェック!

 

第10位 : Aversions Crown – Hell Will Come for Us All

 

オーストラリア/ブリズベンを拠点に活動するデスコアバンド、Aversions Crownの前作『Zenocide』から3年振りのリリースとなった4枚目フルレングス。

 

リリースはNuclear Blast。リードトラック「The Soil」や「Paradigm」はこのアルバムのサウンドを象徴する楽曲で、ハイスピードなブラストビートを主体としながら、バウンシーなパートをここぞというところでのみ挟んでいく。シンプルにブラッケンド・デスコアの良さを味わう事が出来るし、Nuclear Blastからのリリースという事で、幅広いメタルリスナーにもリーチできるポテンシャルを持っているように感じる。

 

 

 

 

第9位 : Alukah – Descending

 

アメリカ/メリーランドを拠点に活動するAlukahのデビューアルバムはStay Sick Recordings (現Modern Empire Music)からリリースされた。

 

一聴するとデスコアというよりはプログレッシヴなデスメタルに聴こえるかもしれないが、AlukahサウンドのベースになっているのはThy Art is MurderやDespised Iconといったスケールの大きなデスコアグルーヴを持つバンドらであるように感じる。プログレッシヴなエレメンツが非常に存在感があり、他のバンドにはない魅力である。いきなりNuclear Blastみたいなメタルのメジャーレーベルと契約しそうな雰囲気がある。

 

 

第8位 : Lorna Shore – Immortal

 

前作『Flesh Coffin』から3年振りのリリースとなった3枚目フルレングス。Outerloop RecordsからCentury Media Recordsへと移籍、ボーカルにSigns Of The SwarmのCJが加入して制作された事もあり、大きな注目を集めた。

リリース直前にボーカリストCJを取り巻く女性問題があった事からアルバムがリリースされるかも怪しい状況になっていたが、彼をクビにしてまで彼のボーカルが入った作品をリリースしたバンドの英断を尊重してリストに入れました。ボーカルを評価対象から外したとしても、この作品はデスコアの未来に強い影響をもたらす事は間違いないし、AdamとAndrewのギターワークはメタルコアシーンを見渡してもハイセンスである。現在はWill Ramosが新たなボーカリストとして加入しているので、このアルバムを引っさげたツアー活動も2021年には開始していいと思う。というか、するべきだ。Lorna Shoreは今止まってはいけない重要なバンドなのだから。

 

 

 

第7位 : Reflections – Willow

 

アメリカ/ミネソタを拠点に活動するReflectionsの復活作。前作『The Color Clear』をeOne/Good Fight Musicから2015年にリリースしてから活動は止まってしまっていたものの、2019年末から再び動き出し、アンダーグラウンドのデスコアリスナー達が大興奮していたのは印象的だった。

 

アートワークやトラックのタイトルからひしひしと感じるReflectionsのダークな世界観は健在で、スウェーデンのHumanity’s Last Breathといったダークさとは違う、”アメリカン・ダークデスコア”と形容したくなるサウンドをアルバムでは淡々を繰り広げていく。The Last Ten Seconds of LifeやOceano辺りの系譜にありながら、更にENDのようなヘヴィネスを兼ね備えたこの作品は、メジャーのメタルシーンにはリーチしないものの、アンダーグラウンドではむこう数年は強い影響を与えるものになる事は間違いない。

 

 

第6位 : Distant – Dawn of Corruption

 

オランダ/ロッテルダムを拠点に活動するDistantのセカンドアルバム (EPにカテゴライズされている場合もあり)。彼らがUnique Leader Recordsと契約したことにはかなり驚いたが、今ではレーベルの中でも高い人気を誇るバンドであるし、玄人向けっぽいサウンドプロダクションでありながらも、ツボはしっかりあって、バウンシー。

 

 

第5位 : Bodysnatcher – This Heavy Void

 

アメリカ/フロリダを拠点に活動するBodysnatcherの前作『Death Of Me』から3年振りとなるセカンドアルバム。リリースはStay Sick Recordings (現Modern Empire Music)からで、これを執筆している2020年12月現在、eOneへと移籍している。

 

この大きな移籍からも分かるように本作以降、彼らの注目度は右肩上がりであり、ハードコアからデスコア、そしてメタルコアまで幅広く評価を得ている。メタルコアやハードコアに言える事だが、年々ヘヴィさが増し、デスコアとの境界線が曖昧になってきている。Bodysnatcherもそういう意味でデスコアとは言い切れないサウンドである事は間違いないが、デスコアがデスメタル+メタルコアをブレンドしたサウンド、という事からすでに脱却していて、メタル要素がなくてもデスコアになり得るという事を証明してくれているようにも思う。2021年はeOneからおそらく何かリリースがあるはずなので、どういうサウンドを鳴らすか楽しみだ。

 

 

第4位 : The Acacia Strain – Slow Decay

 

前作『Gravebloom』から3年振りのリリースとなったアメリカ/マサチューセッツ出身のベテランによる9枚目フルレングス。本作の前にリリースされたEP『It Comes In Waves』は、ブラックメタル/ドゥームメタルに振り切った作風でThe Acacia Strainファンからは賛否両論ありましたが、本作からの先行シングル群はしっかりとThe Acacia Strainらしさ溢れるヴァイオレントなデスメタリック・ハードコアを鳴らし、シーンの期待を膨らませた。

 

Rise Recordsとの契約からすでに8年が経過し、デスコア/ハードコアというジャンルのくくりからは外れ、The Acacia Strainでしかないというようなサウンドを作る事に注力してきたように思う。そんな中でも本作は、すでにベテランとして確固たる地位を確立しながらも、ハードコアのヘヴィネスを追求する姿勢には脱帽。もちろんデスコアとして聴いても素晴らしく、ソリッドなサウンドプロダクションが主流の現行シーンには感じるものがたくさん見つかる作品だ。

 

 

 

第3位 : Cabal – Drag Me Down

 

デンマーク/コペンハーゲンを拠点に活動するデスコアバンドCabalの前作『Mark of Rot』から2年振りとなるセカンドアルバム。引き続きLong Branch Recordsがリリースを手掛けている。

 

RNR TOURSで来日も手掛け、そのライブパフォーマンスはデスコア・メインストリームのレジェンド達と比べてもひけをとらないポテンシャルを感じた。ダウンテンポ・デスコアというイメージを持っているリスナーも多いと思うが、Thy Art is MurderやFit For An Autopsy周辺に近いキャッチーなグルーヴがベースになっているのでかなり聴きやすいと思う。アルバムタイトルトラックでもある「Drag Me Down」はミュージックビデオも素晴らしいので一度観て欲しい。ゲームの「Dead By Daylight」的な世界観がバンドのヴィジュアルイメージにあってますね!

 

 

 

第2位 : Ingested – Where Only Gods May Tread

 

イギリス/マンチェスターを拠点に活動するバンドIngestedの新作は、前作『The Level Above Human』から2年振りのリリースとなった5枚目フルレングス。ブルータルデスメタルバンドとしてではなく、ブルータルデスコアとしてIngestedを聴くのは、Unique Leader Records契約以前にSiege of Amida Recordsから聴いてたのもあるし、今のUnique Leader RecordsにいるSigns of the SwarmやDistant辺りと聴き比べているというのがある。

 

さて本作は、「Impending Dominance」のようなブルータルなものもあれば、「Another Breath」のようにミッドテンポでスケール感のあるデスメタリックな楽曲もあり、これまでにはないアプローチもあり聴きごたえがある。『The Architect of Extinction』あたりのアルバムが好きならやや物足りなさもあるかもしれないが、聴くたびによくなるスルメ盤なので是非聴き込んでみてほしい。

 

 

 

第1位 : Within The Ruins – Black Heart

 

2017年にリリースされた『Halfway Human』以来、3年振りとなるWithin The Ruinsの6枚目フルレングス。アメリカ/マサチューセッツ拠点のベテランで、本作はボーカリストに新しくSilence The MessengerのSteve Tinnonが加入してからは初となるアルバムだ。

 

発表されてから間もないが、紛れもなく2020年のベスト・デスコアアルバムで文句なし。とにかくJoeのギターが凄まじく、微細にエディットしたDjentlyなリフワークに加えて、初期のカオティックなタッピングも若干回帰している感じがして懐かしい気持ちになった。アルバムタイトルトラック「Black Heart」はもちろん、「Deliverance」「Devil in Me」と強烈なリードトラックが目白押し。このアルバムを聴く前は、今年はデスコアの年間ベスト書かなくてもいいかなというくらいに思ってしまってたんですが、これをナンバーワンとして評価する為に気合を入れて1年を振り返ってみました。