「誰でも自分より上手いボーカリストになれる」Will Ramosが語る15年の試行錯誤と若い世代へのメッセージ

Lorna ShoreのWill Ramosは、現在のエクストリーム・メタルを代表するボーカリストの一人だ。

低く巨大なグロウル、鋭いハイ、トンネル・スロートをはじめとする特殊な発声を自在に行き来し、「To The Hellfire」をきっかけにその声は世界中で注目された。しかし本人の話を聞いてみると、その出発点は専門的なボーカル教育でも、デスメタルへの強烈な憧れでもなかった。中学生の頃、同級生が教室でギターを弾いているのを見たこと、友人から渡されたヘヴィ・ミュージックのリストを聴いたこと、そして自宅のシャワーで、好きな曲に合わせて何度も叫んでいたこと。

動画「My Story As Metal Frontman Will Ramos (Lorna Shore)」では、Willがどのようにメタルへ入り、ギターからボーカルへ転向し、長い独学期間を経て現在の発声へ辿り着いたのかを詳しく語っている。

興味深いのは、現在では技術的なボーカリストとして知られるWill自身が、若い頃の学び方を決して理想的だったとは考えていないことだ。むしろ「自分と同じやり方をするな」とまで話している。

 

始まりは「Crazy Train」を弾く同級生

Willがロックへ興味を持ったのは中学生の頃だった。

8年生のクラスに、ギターを持ってきた生徒がいた。その彼がOzzy Osbourneの「Crazy Train」を弾く姿を見て、「人生で見た中で一番格好いい」と衝撃を受けたという。そこからWill自身もギターを始め、クラシック・ロックを中心に音楽を掘り下げるようになった。

本格的にヘヴィ・ミュージックへ入ったのは14歳頃。ギターを通して知り合った友人たちが、Bullet For My Valentine、Lamb of Godなどを演奏していることを知り、それまで聞いたことのなかったバンドをまとめたCDやリストを渡された。

ただし、最初からすぐ好きになったわけではない。

むしろ「重すぎる」と感じ、最初は受け入れられなかったという。

それでも繰り返し聴いているうちに耳が慣れ、次第にその世界から抜け出せなくなった。

現在ではLorna Shoreで極端なデスコアを歌う人物が、「最初はヘヴィすぎて好きではなかった」というのは面白い。

エクストリーム・メタルは、一度聞いただけでは理解できなくても、何度も触れているうちに音の中の構造が見えてくることがある。Will自身も、まさにその過程を通ってきた。

 

ボーカルの始まりは、やはりシャワーだった

Willはギターだけでなく、子供の頃からさまざまな楽器に触れていた。

歌うことも好きだったが、自分では決して上手いと思っていなかったという。

そこからヘヴィ・メタルへ入っていくにつれ、自宅のシャワーで新しく知ったバンドの曲に合わせて歌うようになった。

当時はiPodを大型スピーカーへ差し込み、大音量で音楽を流していた。

普通に歌っていたものが、いつの間にかスクリームへ変わっていった。

本人も「最初に何をやったのかはもう覚えていない」と話すほど自然な流れだったという。

転機になったのは、Willをメタルへ引き込んだ友人が、その声を偶然聞いたことだった。

Willがシャワーから出ると、その友人から「結構いいじゃん。続けた方がいい」と言われた。

それまでギターを中心にしていたWillは、その言葉をきっかけに少しずつギターから離れ、ボーカルへ集中していく。

14歳頃のことだった。

 

Lamb of Godを真似するところから始まった

最初から「Will Ramosの声」が存在したわけではない。

初期に強く真似していたのがLamb of Godだった。

Randy Blytheをはじめ、好きなボーカリストがどのように声を出しているのかをひたすら聴き、同じ音を再現しようとしていた。

誰かが異常な高さのスクリームを出していれば、「人間が出せるなら、自分にも何らかの方法でできるはず」と考える。

そして、できるまで何度も試す。

Willは長い間そうした模倣を続け、そこから徐々に自分の声を作っていったという。

現在のような明確な自身のスタイルを意識するようになったのは、むしろここ数年のことだと話している。

Willにとって模倣は、オリジナリティの反対ではなかった。

他人の技術を理解するための方法だった。

いくつもの発声をコピーしようとした経験が積み重なり、その中から自分が好きな響きを選び取る。

それが現在のWill Ramosの異常なまでに広いボーカル・レンジにつながっている。

 

「誰でもボーカリストになれる」

Willは、極端なスクリームや低音について「特別な人間だけが出せる声」だとは考えていない。

十分に練習すれば、誰にでも可能性があるというのが本人の考えだ。

もちろん一日でできるわけではない。

何時間も試して失敗する。

翌日また試して失敗する。

それを何週間も繰り返す。

その過程で、声のどこをどう動かせば特定の音になるのかを少しずつ理解していく。

そして一つの技術を掴めば、それを基準に次の技術を理解しやすくなる。

Willはボーカルについて、「自分の声にどれだけ慣れることができるか」が重要だと説明している。

例えばInfant Annihilatorで耳にした特殊な発声に挑戦した際には、既にそれまで多くの発声を試していたため、比較的短時間で再現できたという。

単純に才能だけで突然出せたのではなく、以前の失敗や模倣がすべて土台になっていた。

 

ただし「自分と同じ学び方はするな」

一方、Willは独学を美談にはしていない。

若い頃はボーカル・コーチへ行ったこともなく、自分の身体を使ってひたすら試行錯誤していた。

本人はそれを、「隣の部屋へ行くためにドアを使わず、何度も壁へ頭をぶつけ、最後には壁を破壊して進んだ」ようなものだと例えている。

正しい入口を教えてくれる人がいなかったため、痛ければ休み、翌日にまた試す。

それを繰り返して、自分なりの方法を見つけていった。

その結果、現在では身体が「良くない感覚」を覚えている。

喉に痛みを感じる。

必要以上に大きな声で押している。

間違った場所から力を入れている。

そうした感覚が出れば、過去の経験から「これはやめた方がいい」と判断できる。

しかし、そこまで辿り着くために長い時間がかかった。

だからこそ、動画終盤で若いボーカリストへのアドバイスを求められたWillは、最初の一言として「ボーカル・トレーナーを見つけろ」と答えている。

自分が15年かけて覚えたことを、わざわざ同じ遠回りで学ぶ必要はないという。

 

カメラで喉を確認し「間違っていなかった」と安心した

Willは過去に、発声中の喉を内視鏡のようなカメラで観察する企画にも参加している。

その経験によって新しい技術を覚えたわけではなかったが、自分の発声を長年続けても声の状態が良好だと確認できたことは、大きな安心材料になったという。

本人も、それまでは「感覚としては問題ないけれど、本当に身体に問題はないのか」という疑問を持っていた。

実際に観察した側から健康状態に問題がないと言われたことで、自分が積み重ねてきた発声への自信につながった。

ただし、これはWill本人の経験についての話であり、同じ発声を真似すれば誰にとっても安全という意味ではない。

本人自身が後に「最初から指導を受けた方がいい」と話していることも含め、独学で無理に再現するための指南として捉えるべきではないだろう。

 

Lorna Shoreでセットが長くなり、発声そのものを変えた

ローカル・バンド時代と、現在のLorna Shoreではライブの条件がまったく違う。

以前なら短いセットで済んでいたものが、現在ではヘッドライナーとして1時間を超えるライブを行うこともある。

それによってWillは、自分の発声を「少し抑える」必要が出てきたという。

しかしこれは、迫力を落とすという意味ではない。

以前は「この声を出すには、これくらい全身を使わなければならない」と思い込んでいた。

実際には、身体全体を締め付けたり、大きく顔を歪めたりしなくても、同じような音は出せる。

よりリラックスし、身体を消耗させずに同じ声を作る。

ライブが長くなったことで、そこを学ばなければツアーを続けられなくなった。

Willは練習後にも、その日の出来だけで判断しない。

重要なのは翌日だという。

練習中に良い声が出ても、翌日に強い疲労や違和感が残れば、その方法には問題がある可能性がある。

反対に、長時間歌った翌日も状態が良ければ、自分の技術がより効率的になっている証拠になる。

 

25分なら「To The Hellfire」でウォームアップすることも

Willのライブ前ルーティンも、セットの長さによって変わる。

Parkway Driveとのツアーで持ち時間が約25分だったときには、本格的なウォームアップをせず、最初の「To The Hellfire」を歌いながら声を温めることもあったという。

しかし約1時間20分のセットとなれば話は別だ。

その場合は明確なウォームアップ・ルーティンを組み、加湿器、ボーカル用のアイテム、さまざまなお茶などを持ち込む。

長いツアーを最後まで維持するため、ステージ前から声を管理する必要がある。

Lorna Shoreのステージを見ると、Willの発声はほとんど限界まで身体を酷使しているように聞こえる。

しかし現在の本人が目指しているのはむしろ逆で、どれだけ無駄な力を使わずに同じサウンドを再現できるかだ。

 

『Pain Remains』で多彩な声を使えた理由

『Pain Remains』では、低音、高音、トンネル系の発声など、Willのさまざまな声を聞くことができる。

それらをレコーディングする作業は難しかったのか。

Willは「自然に出てくる」と答えている。

すでに多くの発声方法を身につけているため、曲を聞けば「ここではこの声が合う」と直感的に選べる。

バンドから違うものを求められれば、別の声へ切り替える。

本人いわく「ほかにも15種類くらい声がある」ため、その場で別の選択肢を出せるという。

つまりWillのボーカルは、曲を書いたあとに特殊な音を貼り付けているわけではない。

ギタリストが複数の奏法から楽曲に合ったものを選ぶように、自分の声の中に複数の「音色」があり、その場面に合うものを使っている。

長年さまざまなボーカリストを真似し続けてきた経験が、ここで一つの楽器として機能している。

 

「スクリームも結局は歌」

Willは、クリーン・ボーカルを上達させることがスクリームにも良い影響を与えたと話している。

本人の感覚では、歌とスクリームは完全に別のものではない。

身体の同じ領域を使い、そこから一部の使い方を変えることでスクリームになる。

そのため、本人はエクストリーム・ボーカルについて「harsh singing=荒い歌唱」と捉えている。

これは医学的な発声理論を説明しているのではなく、Will自身が長年歌ってきた中で得た感覚だ。

ただ、現在のWillが「奇妙な音を出す技術」としてスクリームを考えているのではなく、歌唱の延長線上にある表現として扱っていることはよく分かる。

 

ツアーでは何を避けるのか

長いツアーを乗り切るため、Willは食事や生活にも一定のルールを設けている。

ライブ前には辛いものを避け、喫煙もしない。

コーヒーやカフェインを含む飲み物も、本番直前には避けるという。

さらに長い連続公演が続く場合には、アルコールも可能な限り控える。

ただし動画中には、カフェイン、喫煙、蜂蜜などが声帯へ与える影響についてWill自身の説明がいくつか含まれている。この部分は医学的助言ではなく、あくまで本人がツアー生活の中で実践している自己管理として捉える必要がある。

興味深いのは、Willがステージ後の行動をかなり重要視している点だ。

ライブで声を使い切ったあと、騒がしいバーへ行き、大声で友人と会話する。

本人によれば、これが翌日の声へ大きく影響することがある。

ライブ自体は問題なく終えていても、その後の会話で無意識に声を張り上げてしまい、結果的に喉を疲労させる。

だから「休む時間になったら、本当に休む」。

派手な発声技術だけではなく、こうした地味な管理もツアーを続けるうえでは欠かせないと考えている。

 

母親は「息子がシャワーで苦しんでいる」と思っていた

Willがシャワーで毎日のようにスクリームを練習していた頃、それを聞いていた母親はまったく違う受け止め方をしていた。

「息子が苦しんでいる」と思っていたという。

しかし毎日同じことが続くため、やがて「どうやら痛がっているのではなく、ヘヴィ・メタルのために叫ぶ練習をしているらしい」と理解した。

プエルトリコ系の家庭で育ったWillの母親はサルサなどを好み、息子がヘヴィ・メタルへ進んでいくことを当初は歓迎していなかったという。

Willは自分自身を笑いながら「Heavy Metal Puerto Rican」と表現している。

シャワーで奇妙な声を出して母親を困惑させていた少年が、やがてその声で世界各地をツアーするようになる。

Willのキャリアを考えると、このエピソードはかなり象徴的だ。

 

Job For A Cowboy、Lamb of God、Killswitch Engage、In Flames

若い頃に好きだったボーカリストやバンドとして、Willはいくつもの名前を挙げている。

Job For A Cowboy。

Lamb of God。

Killswitch Engage。

In Flames。

AFI。

YouTubeで次々と新しいバンドを探し、特定のジャンルだけに絞らず、とにかく大量の音楽を聴いていた。

中でもIn Flamesへの思いは強い。

Anders Fridénについて「最高」と話し、後にはLorna ShoreとしてIn Flamesと共演し、メンバーやその家族とも交流できたことを嬉しそうに振り返っている。

好きだったアーティストと実際に仕事をするようになり、その人物たちが人間としても良い人たちだったことを知れたのは特別な経験だったという。

前回のWill RamosのQ&Aでも、特別なアルバムとしてIn Flames『A Sense of Purpose』を挙げ、共演したい相手としてAnders Fridénの名前を出していた。

In FlamesがWillの音楽的ルーツにとってかなり重要な位置にあることが、今回のインタビューでも改めて分かる。

 

Howard JonesかJesse Leachか

Killswitch Engageについては、Howard JonesとJesse Leachのどちらが好きかという質問も出ている。

Willは簡単には選べないとしながらも、自分がメタルへ入り始めた時期の影響から、聴いた回数ではHoward Jonesの方が多いと話している。

ちょうど「Holy Diver」のカバーが出た時期でもあり、当時の自分に強く刺さっていた。

しかし、それを「Howardの方が優れたボーカリスト」という意味にはしたくないとも説明する。

Will自身、ボーカリスト同士に単純な優劣はないと考えている。

それぞれに固有の声があり、それが重要だという。

他人の声を真似し続けるところからキャリアを始めたWillが、最終的に「それぞれの声そのものに価値がある」と考えるようになったことも興味深い。

 

「最初から先生を見つけろ。そして絶対にやめるな」

インタビューの最後、これからスクリームを始める若いボーカリストへ向けて、Willは二つのことを伝えている。

まず、指導者を見つけること。

自分のように15年かけて痛みと失敗を繰り返しながら覚える必要はない。

最初から適切な方法を教えてくれる人がいるのであれば、その方が圧倒的に効率がいい。

そしてもう一つが、練習をやめないこと。

発声も筋肉の記憶のようなもので、続けることで身体へ馴染んでいく。

Will自身、何度もスクリームへ戻り、練習を続けてきたから現在がある。

そして最後には、自分と同じくらい、あるいは自分よりも優れたボーカリストが今後もっと出てきてほしいと話している。

自分の技術を特別な才能として囲い込むのではない。

誰かが自分を追い越していくことを歓迎している。

それこそがWill Ramosのボーカルに対する考え方なのだろう。

 

15年間の「真似」がWill Ramosの声になった

Will Ramosの声を聞くと、生まれつき普通の人とは違う声帯を持っていたかのように感じることがある。

しかし本人が語るキャリアは、もっと地道だ。

最初はメタルを重すぎると感じていた。

ギターを弾いていた。

シャワーでLamb of Godを真似した。

友人から「悪くない」と言われてボーカルを続けた。

何度も失敗し、声を疲れさせ、別の方法を試した。

好きなボーカリストの声を聞けば、それをどうやって出しているのか考えた。

そして約15年かけて、その大量の模倣と失敗が「Will Ramosの声」になった。

現在はLorna Shoreで1時間を超えるセットを歌うため、むしろ力を抜く方法を学んでいる。

最初は「どれだけ強く出せるか」を探していた人物が、今では「同じ音をどれだけ楽に出せるか」を考えている。

そこには、エクストリーム・ボーカルを単なる奇抜な音ではなく、一つの楽器として理解していく長い過程がある。

だからWillが最後に「誰でも自分より上手くなれる」と話すことにも説得力がある。

彼自身が、自分の声を最初から持っていたわけではないからだ。

聞く。

真似する。

失敗する。

休む。

また試す。

そして続ける。

現在のWill Ramosを作ったのは、その繰り返しだった。

参照元動画

「My Story As Metal Frontman Will Ramos (Lorna Shore)」

Lorna ShoreのボーカリストWill Ramos、その素顔とは? 音楽、バンド、猫、車、日本までファンの質問に答える

Lorna Shoreのボーカリストとして、現代デスコアを代表する存在の一人となったWill Ramos。圧倒的なスクリームやグロウル、ステージ上での存在感が注目される一方、本人のYouTubeチャンネルでは、そのイメージとはかなり違った親しみやすいキャラクターを見ることができる。

動画「ANSWERING YOUR INSTAGRAM QUESTIONS」では、Instagramでファンから募集した質問にWillが次々と回答。好きな音楽、共演してみたいアーティスト、Lorna Shoreの名前の由来、ツアー中のボーカル管理、日本で楽しみにしていること、車、ゲーム、猫、さらには自分が人生で最も大切にしているものまで、かなり幅広い話題に触れている。

質問の中にはかなりくだらないものもあり、本人もジョークを交えながら答えている。しかし全体を通して見ると、Will Ramosがどのような音楽から影響を受け、現在どんなことを大切にしながらLorna Shoreを続けているのか、その人物像が意外なほどよく見えてくる。

参考動画 : https://www.youtube.com/watch?v=EpUd2v-1KKo

 

Oli Sykes、Sleep Token、In Flames――Will Ramosが共演したい5組

音楽ファンとして特に興味深いのが、「コラボレーションしてみたい5組」を聞かれた場面だ。

Willが挙げたのは、The Band CAMINO、Still Woozy、Bring Me The HorizonのOli Sykes、In Flames、そしてSleep Token。現在のLorna Shoreからイメージしやすい名前もあれば、かなり意外なものも含まれている。

Oli Sykesについては迷う様子もなく名前を挙げ、In FlamesについてはボーカリストAnders Fridénへの強い愛情を理由にしている。そして最後にSleep Tokenを選び、「Sleep Tokenが好きじゃない人なんている?」という感覚で話している。

この回答だけでも、Willの音楽趣味がデスコアだけに閉じていないことが分かる。

The Band CAMINOのようなポップ/オルタナティヴ寄りのバンドや、Still Woozyのようなインディー・ポップ系のアーティストまで候補に含まれている。Lorna Shoreで聴かせる極端なボーカルだけを見ていると想像しにくいが、Will自身はかなり広い範囲の音楽に興味を持っている。

 

特別なアルバムはIn Flames『A Sense of Purpose』

「人生の中で特別なアルバム、あるいは楽曲は?」という質問に対し、Willが選んだのはIn Flamesの『A Sense of Purpose』だった。理由も非常にシンプルで、アルバム全体のリフが素晴らしく、自分にとって最高の作品だからだと話している。

共演したい相手としてIn FlamesとAnders Fridénを挙げていたことを考えても、Willの中でIn Flamesがかなり重要な存在であることが分かる。

Lorna Shoreの現在の音楽は、シンフォニック・ブラックメタル的なスケール感とデスコアを組み合わせたスタイルで知られている。しかしWill個人のルーツを追うと、メロディック・デスメタルを含む幅広いヘヴィ・ミュージックから影響を受けてきたことが見えてくる。

 

初めて行ったメタルライブはMotionless In White

Willが初めて足を運んだメタルのライブは、ニュージャージーのStarland Ballroomで観たMotionless In Whiteだったという。時期について本人は2010年か2011年頃だったと記憶している。

現在ではLorna Shoreとして世界各地の巨大なフェスティバルへ出演するWillだが、そのスタート地点には、他の多くのメタルファンと同じように「好きなバンドをライブハウスへ観に行く」という経験があった。

さらに高校時代には髪をストレートにし、巨大な前髪を作ったいわゆるscene kid的な髪型もしていたという。本人は現在振り返って「あれはひどかった」と笑っているが、その後髪を伸ばし、自身のカーリーヘアを生かしながら現在のスタイルへ変化していった。

Will Ramosという人物も、突然現在の姿で現れたわけではない。2000年代後半から2010年代初頭のメタルコア/sceneカルチャーを通ってきた世代の一人だ。

 

ラテン系の家庭ではメタルを嫌がられていた

現在ではメタルを仕事にしているWillだが、家族が最初からその文化を歓迎していたわけではなかった。「ラテン系の家庭でメタルを聴いていて、家族から変な目で見られなかった?」という質問には、即座に「もちろん」と回答。家族からはメタルも、ピアスも、タトゥーも好まれていなかったと冗談交じりに振り返っている。

現在のWillは、巨大な耳のピアスやタトゥーを含めて視覚的にも非常に特徴的なフロントマンだ。しかし、それらも最初から周囲に受け入れられていたわけではない。scene kidとして髪を伸ばし、メタルへ入り込み、ピアスを増やしていった若者が、そのまま自身の好きな文化を突き詰めた結果として現在のWill Ramosがいる。

 

なぜ音楽が好きなのか――「自分自身を外へ出せる」

「なぜ音楽が好きなのか」という非常にシンプルな質問には、Willの価値観がよく表れている。

本人にとって音楽は、人間が自分自身を外へ表現するための最も優れた方法の一つだという。人によっては絵を描くかもしれない。しかし自分は絵が得意ではない。だからこそ音楽という表現方法に惹かれている。

Lorna Shoreの音楽は一聴すると非常に劇的で、巨大なオーケストレーション、極端なスクリーム、ブラックメタル的な雰囲気など、多くの要素が重なっている。しかしWill自身の考え方はもっと単純だ。音楽は、自分の中にあるものを外へ出すための方法。技術そのものよりも、まず表現することが中心にある。

 

スクリームやグロウルを発見した場所は「シャワー」

現在のWillは、エクストリーム・ボーカルの技術について解説する動画にも多数出演し、その発声方法自体が研究されるほどの存在になった。しかし「どうやって自分がスクリームやグロウルをできることに気付いた?」という質問への回答は、非常に素朴だ。

長年、シャワーの中で叫んだりグロウルしたりしていた。それだけだったという。最初から専門的なトレーニングを受けて現在の発声へ辿り着いたわけではなく、好きだから繰り返していたところから始まっている。

Lorna Shore加入後、「To The Hellfire」をはじめとする楽曲でWillのボーカルは世界的に注目されるようになったが、その原点は自宅のシャワーで何度も声を試していた若者だった。

 

ツアー中は「飲まない、吸わない」

一方、現在はプロのボーカリストとして、自分の声を維持することにもかなり気を使っている。

「ツアーはどんな感じ? どうやって声をケアしている?」という質問にWillがまず答えたのは、ツアー中はパーティーをしないということだった。若い頃には飲んだり遊んだりすることも格好いいと思っていた。しかし翌日に声の状態が悪くなる経験を重ね、現在はツアー中に酒を飲まず、喫煙もしないという。

ステージ上では人間離れした声を出しているように聞こえるが、そのパフォーマンスを毎晩維持するには、むしろかなり地味な自己管理が必要になる。極端なボーカルほど「力任せ」というイメージを持たれやすい。しかし、連日のライブを成立させるためには、ステージ外でどれだけ余計な負担を避けられるかも重要になる。

なお、動画内では喫煙と声帯についてWill自身の説明もあるが、これは本人の経験に基づいた発言であり、医学的な解説としてではなく、本人がツアー中に避けている理由として受け取るべきだろう。

 

Lorna Shoreの今後について「とにかく続けていきたい」

「Lorna Shoreの次は?」という質問に対して、Willは巨大な計画を語ることはなかった。

むしろ「とにかく何とか続けている」という非常に現実的な言葉を使っている。ファンが音楽を聴いてくれる限り、自分たちは曲を作り続け、世界中でライブを続ける。それが答えだった。Lorna Shoreほど急速に規模を拡大したバンドであれば、「さらに上へ」「次はもっと巨大な場所へ」といった話になっても不思議ではない。

しかしWillの言葉から感じられるのは、成功を当然のものとして扱っていない姿勢だ。

音楽を作れることも、ツアーへ出られることも、聴いてくれる人がいるから成立している。その状態を維持できる限り続けたいという、かなりシンプルな考え方をしている。

 

日本で楽しみにしているのは、やはりラーメン

日本についての質問も登場する。

「日本でコンサート以外に何を楽しみにしている?」と聞かれたWillの回答は、ほとんど迷うことなく「ラーメン」だった。実は少し前の質問でも、好きなファストフードを聞かれてラーメンと回答している。

本人も「ラーメンをファストフードと呼んでいいのか分からない」と話しながら、それでも好きな食べ物として挙げている。

デスコア、巨大なステージ、極端なボーカルといった話が続く中、日本について聞かれた瞬間に話題がラーメンへ着地するあたりも、この動画のWillらしいところだ。

 

ドリフトにハマったきっかけは、一度助手席に乗ったこと

音楽以外でWillがかなり夢中になっているものが車だ。

以前Volkswagen GTIに乗っていたことから、現在のGolf Rを選んだことも話しているほか、好きな車としてクラシックなPorsche 911を挙げている。中でも大きな趣味になったのがドリフトだった。

友人に誘われてサーキットへ行き、ドリフト車の助手席へ乗せてもらったところ、それがあまりにも強烈な経験だった。そして約2週間後には、自分のドリフト用車両を購入していたという。

Willの話を追っていると、何かを好きになるとかなり深く入り込むタイプであることが分かる。メタルも、ボーカルも、車も同じだ。興味を持ったら眺めているだけでは終わらず、自分でやってみる。

 

Minecraft、猫、ネズミ――ステージ外ではかなり普通の人

Willが現在好きなゲームとして挙げているのはMinecraft。

子供にも勧めたいほど好きだと話し、ゲームの中で回路などを自然に学べる点まで熱弁している。猫について聞かれれば「猫が大好きだから」と即答し、ネズミについても小さな手がかわいいと熱弁する。さらに自身のRat Clubというブランド/コミュニティのルーツについても説明している。

パンデミック中、友人のフォトグラファーが家に閉じ込められている人々を撮影する企画を行っていた際、以前バンド活動用に購入していたフード付きのローブをルームメイト全員で着て写真を撮影。それが「Order of the Rats」へ発展し、最終的にRat Clubという現在のブランドへつながっていったという。

Lorna ShoreでのWillだけを見れば、怪物的な声を持つデスコア・ボーカリストという印象が強い。しかし本人のチャンネルを見ると、そのイメージとの差はかなり大きい。猫が好きで、Minecraftを遊び、車に夢中になり、ラーメンを食べたがり、友人とくだらないことをする。そのギャップも、Will Ramosという人物が多くのファンから親しまれている理由の一つなのだろう。

 

最後に語った「人生で最も大切なもの」

動画終盤で、かなり本質的な質問が出てくる。

「人生において最も大切にしている価値は何か?」

Willの答えは、音楽でもLorna Shoreでも成功でもなかった。

友人や家族との近い関係。

自分が人生の中で作ってきた人間関係こそ、最も重要なものだと答えている。この答えを聞いたあとで動画全体を振り返ると、Willの人物像が少し分かりやすくなる。

音楽について話すときも、単に成功したいというより「自分を表現できること」を大切にしている。Lorna Shoreについても、巨大な目標を掲げるのではなく、ファンが聴いてくれる限り音楽を作り続けたいと話す。ゲームも、一人で勝つことより友人と遊ぶためのものとして楽しむ。Rat Clubの始まりも、ルームメイトや友人との遊びだった。そして最後に残るのが、人との関係だ。

 

“モンスター・ボーカリスト”の外側にいるWill Ramos

Will Ramosについて語るとき、どうしても最初に話題になるのは声だ。

「To The Hellfire」で世界中を驚かせた極端なボーカル。低音、ハイ・スクリーム、さまざまな特殊発声。Lorna Shoreが世界規模へ成長したことで、その技術はさらに大きな注目を集めるようになった。しかし今回のQ&Aで見えてくるのは、それとは別のWill Ramosだ。

In Flamesを愛し、Oli SykesやSleep Tokenと共演してみたいと思い、scene kidだった過去を笑い、ツアーでは声を守るため酒やタバコから距離を置く。日本へ行けばラーメンを食べたい。ゲームも車も猫も好き。そして人生で最も大切なのは、友人と家族との関係だと考えている。

極端な音楽を作っているからといって、本人まで常に極端である必要はない。むしろWill Ramosの魅力は、ステージ上で聞かせる異常なボーカルと、その外側にいる非常に親しみやすい人間との落差にもあるのだろう。

Lorna Shoreの音楽だけでは見えないWill Ramosを知るうえで、このQ&Aはかなり面白い映像になっている。

 

参照元動画

Will Ramos「ANSWERING YOUR INSTAGRAM QUESTIONS」
https://www.youtube.com/watch?v=EpUd2v-1KKo

Lorna Shore、アルバム『I Feel The Everblack Festering Within Me』収録曲「In Darkness」ミュージックビデオを公開!

Lorna Shoreは、「In Darkness」の公式ミュージックビデオを公開した。「In Darkness」は、2025年9月12日にCentury Media Recordsからリリースされた最新スタジオアルバム『I Feel The Everblack Festering Within Me』に収録されている楽曲である。映像作品はDavid Brodskyが監督を務め、ビジュアルを通じて楽曲の世界観を表現している。

ボーカルのWill Ramosは、「‘In Darkness’はみんなから離れているように感じて成長していくこと、すなわち不安やアウトキャストとしての感覚を描いた曲だ」と説明している。また、「暗闇の中で影として成長しながらも、その暗闇を通して自分たちが形成されてきたことを受け入れるという内容だ」と語っている。

映像作品の公開にあわせて、Lorna Shoreは2026年の北米ヘッドラインツアーを発表している。ツアーではPaleface SwissおよびSigns Of The Swarmがサポートアクトとして同行する予定であり、2026年4月17日にバッファロー(NY)を皮切りに複数都市を巡る日程となっている。

Official Website
https://lornashoreband.com

Instagram
https://www.instagram.com/lornashore

Lorna Shore のドラマー Austin Archey、ドラムセットや演奏哲学を語るインタビュー公開

ニュージャージー出身のデスコア/エクストリームメタルバンド Lorna Shore のドラマー Austin Archey が、自身のドラムセットや演奏スタイルについて解説する特集インタビューを公開した。これは「Rundown」と呼ばれる形式のコンテンツで、Archey がキットの構成や演奏に対する哲学、テクニックについて詳しく語る内容である.

Archey は、同バンドの最新作 I Feel the Everblack Festering Within Me の制作を経て育んだ楽曲へのアプローチや、彼自身のプレイスタイルについて言及している。彼は単なる速さや激しさだけではなく、フィールや意図を重視しつつ、楽曲を支えるドラミングの役割を強調した説明を行っている.

演奏における精度やダイナミクス、持久力といった身体的・技術的側面についても話題に挙げられており、極端なテンポと複雑なリズムを両立させるための考え方が紹介されている。Archey は、こうした要素がバンドの音楽性と密接に結びついていると述べ、単純なスピード競争ではない演奏観を示している.

この内容は、Lorna Shore のライブパフォーマンスやレコーディングでのアプローチ、さらにデスコアやエクストリームメタルにおけるドラム表現のあり方についての洞察を提供するものであり、ファンや演奏者にとって技術的な視点を深める機会となっている.

We sit down with Lorna Shore speed demon Austin Archey and delve into the triumph that is the new record, how he approaches musicality paired with blazing brutality, and what the aliens will think about the ancient “War On Drum Triggers”!

https://www.instagram.com/lornashoreofficial/

https://www.facebook.com/lornashoreofficial/

LORNA SHORE、ニュー・アルバムから「Pain Remains III: In a Sea of Fire」のミュージックビデオを公開!

 

USブラッケンド・デスコア・バンド、Lorna Shore が2022年10月14日にCentury Media Recordsからリリースしたニュー・アルバム『Pain Remains』からPain Remains III: In a Sea of Fire」のミュージックビデオを公開しました。

 

芳醇なオーケストレーション、炸裂するブラストビートに急転直下のブレイクダウン。Lorna Shoreスタイルとして確立したサウンドで9分の大曲を映像と共に繰り広げる。

 

LORNA SHORE、10月リリースのニューアルバムから新曲「Pain Remains I: Dancing Like Flames」のミュージックビデオを公開!

USブラッケンド・デスコア・バンド、LORNA SHORE が新曲「Pain Remains I: Dancing Like Flames」のミュージックビデオを公開しました。この楽曲は、2022年10月14日にCentury Media Recordsからリリースされるニュー・アルバム『Pain Remains』の収録曲。

 

シンフォニックかつドラマティックな楽曲で、これまでディープに、そしてエクストリームな楽曲をリリースしてきた彼ら。アルバムの中でもキーになる楽曲であり、LORNA SHOREの人気が一過性なものになってしまう心配を蹴散らす楽曲になっています。

 

 

Lorna Shore、「Cursed To Die」のミュージックビデオを公開 + 待望のニューアルバムに関する情報も

USブラッケンド・デスコア・バンド、Lorna Shoreが最新曲「Cursed To Die」のミュージックビデオを公開しました。この楽曲は、2022年10月14日にリリースされる待望のニューアルバム『Pain Remains』の収録曲。

 

ついにアルバムの発売日、そしてタイトルが発表された。この作品は間違いなく2022年下半期のベスト・デスコアアルバムになるだろう。

 

配信URL : https://lornashore.lnk.to/PainRemainsID

 

RIFF CULT : Spotifyプレイリスト「All New Deathcore」

 

RIFF CULT : YouTubeプレイリスト「All New Deathcore」

USブラッケンド・デスコア、Lorna Shoreがニューシングル「Cursed to Die」リリース!

 

USブラッケンド・デスコア、Lorna Shoreがニューシングル「Cursed to Die」をCentury Media Recordsからリリースしました。これぞ「Lorna Shore」というべき美しきオーケストレーション、そして全てが弾けるようにして打ち鳴らされるブレイクダウンの威力。必聴です。

 

また、この楽曲のミュージックビデオが7月28日午前1時に公開される。そちらも楽しみに待とう。

 

Lorna Shore、ホラー映画のような新曲「Into The Earth」ミュージックビデオ公開!

[arve url=”https://www.youtube.com/watch?v=dOeFqRMX_10″ /]

 

ブラッケンド・デスコア・バンド、Lorna Shore (ローナ・ショア) が、2022年6月22日にリリースした新曲「Into The Earth」のミュージックビデオをCentury Media Recordsから公開しました。

 

約7分の映像、まるでホラー映画のような不気味さ…。

 

Lorna Shore、大注目のニューシングル「Into the Earth」リリース!

 

ブラッケンド・デスコア・バンド、Lorna Shore (ローナ・ショア) が、新曲「Into the Earth」をリリースしました。この楽曲は、日本時間2022年6月24日午前1時にミュージックビデオとしてCentury Media Recordsから公開される予定で、一足先に各種音楽サブスクリプション・サービスから公開された。

 

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Will Ramos、過去に在籍したバンド、ゲスト参加した楽曲は?

 

2021年にLorna Shoreへと加入し、一躍メタル・ボーカリストとして世界中から注目を集めるWill Ramos (ウィル・ラモス)。彼はこれまでどんな経歴を歩んできたのでしょうか?在籍したバンドと、ゲスト参加してきた楽曲をまとめてみました。

 

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Secrets Don’t Sleep (2015年から2016年まで在籍)

 

 

 

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A Wake In Providence (2016年から2018年まで在籍)

 

A Wake In Providenceは現在、新たなボーカリストを加え、Unique Leader Recordsと契約しています。

 

 

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False Images (2018年ごろまで在籍 *False ImagesのFacebook参照 / アーティスト写真無し)

 

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Monument of a Memory (2018年から2021年まで在籍)

Monument of a Memoryは現在、新たなボーカルを加え活動中。

 

 

ここからはフィーチャリング・ゲストとして参加した楽曲を紹介していきます。

 

 

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The Fallen Prodigy – “Repeat (feat. Will Ramos of Lorna Shore)”

 

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BRAND OF SACRIFICE – Lifeblood ft. Will Ramos

 

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Left To Suffer : D.N.R. (Feat. Will Ramos & Ricky Hoover)

 

[arve url=”https://www.youtube.com/watch?v=ISHgLxCljpk” /]

Ocean Of Illusions – Lost Within The Tapestry ft. Will Ramos

 

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One Time Without – Last Ones Left feat. Will Ramos

 

[arve url=”https://www.youtube.com/watch?v=CxHhgowFstc” /]

Bodysnatcher – Wired For Destruction

 

[arve url=”https://www.youtube.com/watch?v=zn5KOx1xnTw” /]

Swallowed Alive – Aether [ft. Will Ramos of A Wake In Providence]

 

[arve url=”https://www.youtube.com/watch?v=3cDXnf4QHuQ” /]

Deathsinger – THE VOID (feat. Will Ramos of A Wake in Providence)

 

[arve url=”https://www.youtube.com/watch?v=Vr3drRzrC4U” /]

Cranely Gardens – History of a Drowning Boy [Ft. Will Ramos of A Wake in Providence]

 

[arve url=”https://www.youtube.com/watch?v=IknPpLhS9Do” /]

Black Lotus – No Face (feat. Will Ramos)

 

Will Ramos (Lorna Shore) の喉をスコープで覗いてみると… 生理学的に分析した動画が話題に

 

チャンネル登録者数92万人を誇るYouTubeチャンネル The Charismatic Voice は、Lorna Shoreのボーカリスト、Will Ramosをユタ州に招き、彼のボーカルの魅力であるディープなガテラル、人間離れしたスクリームなどを発声している時、喉頭で何が起こっているのか生理学的に調べました。

 

ボーカルに関するあらゆることを科学的かつ実用的に解説するこのチャンネル。オペラ歌手として世界各国で公演を行うElizabeth Zharoffは、専門家としてチャンネルを運営しており、今回Lorna Shoreの驚くべきボーカルが音楽的にどのようにして発声されているかを調べることは、未来のデスメタルにとって非常に有益なことだと思う。世界中には素晴らしいデスメタル・ボーカリストがいて、それぞれにテクニックがあるが、それを今回のように生理学的にどのようなものであるかを調べることは、おそらく世界初ではないだろうか。

 

Ingo Titze博士とAmanda Stark博士がこのプロジェクトに協力し、スコープカメラによって捉えた驚愕の声帯を分析&研究。また、このプロジェクトを行った国立音声言語センター(NCVSへの寄付を募っているので、サポートしたいという人はこちら (https://ncvs.org/donate/) から寄付をしてみてほしい。

 

 

Elizabeth Zharoff はこのリアクション・ビデオで既に知っている人も多いかも。ボーカル・コーチリアクションのシリーズを撮っているYouTuberがデスメタルと出会い、それらに興味を持って独自に掘り下げていくことは、メタルの未来にとっても非常に面白いことではないだろうか。

 

 

 

 

Lorna Shore、デスコアの歴史を塗り替える新曲「Sun//Eater」ミュージックビデオ公開!

 

ニュージャージー州ウォーレンを拠点に活動するデスコア・バンド、 Lorna Shore (ローナ・ショア) が、新曲「Sun//Eater」のミュージックビデオをCentury Media Recordsから公開しました。ビデオ・ディレクションはLoki Filmsが担当しています。

 

一躍Lorna Shoreの名を世界のメタル・リスナーに広めた「To The Hellfire」でみせた、ブラッケンド・デスコアの究極態。本作も荘厳なオーケストレーションによってスケールを増したサウンド・スケープの中、閃光のようなドラミングが牽引するようにして楽曲を展開させていく。鋭いリフの上に鳴り響く優雅なギターのメロディも素晴らしい。そしてもちろん、Will Ramosのボーカルもガテラルやグロウルといった言葉では表現の出来ない異次元のヘヴィネスを巧みに表現し、楽曲をドラマティックに仕立ててくれる。デスコアの歴史において、これほどまでに衝撃的なバンドはいなかっただろう。これからのLorna Shoreからも目が離せない。

 

 

RIFF CULT : Spotifyプレイリスト「All New Deathcore」

 

RIFF CULT : YouTubeプレイリスト「All New Deathcore」

Lorna Shore、Will Ramos 異次元レベルのスクリーム炸裂の新曲「Sun//Eater」リリース!

 

Lorna Shore : ニュージャージー州ウォーレンを拠点に活動するデスコア・バンド、 Lorna Shore (ローナ・ショア) が、新曲「Sun//Eater」をCentury Media Recordsからリリースしました。この楽曲のミュージックビデオは、日本時間2022年5月14日午前1時からプレミア公開される予定です。

 

いち早くストリーミングで配信された新曲は、Lorna Shoreらしいシンフォニックなオーケストレーションをエレガントに配したファストなデスコア・スタイル。一躍その名を知らしめた「To The Hellfire」に匹敵するヘヴィなブレイクダウンもしっかり組み込まれており、新たなLorna Shoreのキラーチューンになるだろう。Will Ramos 、ここでも異次元のボーカルを披露しています。

 

 

すでにライブではプレイされており、ファン撮影のライブ映像が公開されている。

 

 

 

RIFF CULT : Spotifyプレイリスト「All New Deathcore」

 

RIFF CULT : YouTubeプレイリスト「All New Deathcore」

Will Ramos (Lorna Shore) 、Nik NocturnalとコラボしChelsea Grinの「Recreant」をカバー!

 

Lorna Shoreのボーカリストとして知られるWill Ramosが、メタル系YouTuber Nik Nocturnalとコラボし、Chelsea Grinの「Recreant」をカバーしました。冒頭、Willの衝撃的なガテラルで幕を開けると、終始圧倒的にヘヴィーで綺麗なLowの効いたボーカルでChelsea Grinの名曲をプレイします。

 

Now streaming on all platforms: https://linktr.ee/Thewillramos

 

 

 

 

ブラッケンド・デスコア 2021年の名盤5選

 

デスコアのサブジャンルでありながら、近年枝分かれ的に注目されてきた「ブラッケンド・デスコア (Blackend Deathcore)」。今年は特に、来年以降の盛り上がりを確信するような仕上がりの作品が多数リリースされた。筆頭に挙げられるのはやはりLorna Shoreで、「To The Hellfire」のミュージックビデオ公開以降、デスコア以外のメタルリスナーからも支持を集め、Bring Me The Horizon、A Day To Rememberのツアーに帯同することも決まっている。彼らが自身の音楽をブラッケンド・デスコアだと自称しているわけではないが、ヘヴィでバウンシーなデスコアと轟音で疾走するブラッケンド・パートをブレンドしたサウンドでシーンから評価を得たことは、後続のバンドに多大な影響を与えたことだろう。

 

また、長らくブルータルデスメタルの老舗レーベルとしてメタルシーンに認知されていたUnique Leader Recordsも近年はデスコア・バンドとの契約に力を入れており、ブルータル・デスコアの他にブラッケンド系の獲得にも力を入れている。根強いファンベースを持つブラックメタルシーンとメタルコア、オルタナティヴといった若いファンベースから支持を得られれば、ブラッケンド・デスコアの未来は明るいと思う。2022年は間違いなくブラッケンド・デスコアの年になるので、その土台となった今年リリースの注目作を紹介したいと思う。

 

 

第5位 : Ov Sulfur – Oblivion

レーベル : Independent
Facebook : https://www.facebook.com/ovsulfur
Instagram : https://www.instagram.com/ovsulfur
Twitter : https://twitter.com/ovsulfur

 

一言コメント : ex.SuffokateのRicky在籍、タレント揃いのニューカマー

 

 

2021年から本格始動したex.SuffokateのRicky Hoover率いるネバダ州ラスベガス拠点の新星、Ov SulfurのデビューEP。Suffokateも2000年代後半からデスコアを聴いていない人にとっては、特段思い入れもないと思いますが、Mediaskare Recordsから2枚のアルバムをリリースし、Job For A CowboyやVolumesらと共にSuicide Silenceに次ぐデスコアのニューカマーとして人気を博したバンドで、Rickyのカリスマ性はSuffokateの活動が止まった2010年代中頃以降、伝説になっていた。そんな彼が再びバンド活動を再開するとあって、Ov Sulfurは今年、熱心なデスコア・リスナーから熱視線を集めた。中期Whitechapelを彷彿とさせるデスコア・サウンドに、重厚なオーケストレーションをブレンド、Rickyの存在感もさすがだが、クリーンパートも聴きどころの一つ。コテコテのブラッケンド感はないが、ブラッケンド・デスコアの入門作として非常に聴きやすい作品では無いかと思います。来年はフルアルバムを出してくれることを楽しみにしています!

 

 

第4位 : Arbitrator – Forsaken

レーベル : Independent
Link : https://linktr.ee/ArbitratorUS

 

一言コメント : 荘厳なオーケストレーション、エレガントでシンフォニー

 

 

アメリカとオーストラリア、それぞれに在住のボーカリストRyan Dennisとマルチ・ミュージシャンSean Sparacoによるシンフォニック・ブラッケンド・デスコアユニット、ArbitratorのデビューEP。サウンド・プロダクションはまだまだ荒削りな部分も多いが、シンフォニック・ブラッケンド・デスコアというサブ・サブジャンル的な音楽を上手く具現化していて、2021年出会ったアーティストの中でも非常に興味深い存在でした。デスコア要素は30%程度というのも他のブラッケンド・デスコア勢に比べると少なく、どちらかというとシンフォニック/ブラックメタル寄り。とは言え、しっかりとヘヴィなブレイクダウンを搭載しています。プロダクションの向上がブレイクの鍵になると思いますが、本作も十分高く評価出来ます。

 

 

 

第3位 : Mental Cruelty ‎– A Hill To Die Upon

レーベル : Unique Leader Records
Link : https://www.mentalcrueltyofficial.com/

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一言コメント : ブラッケンド・デスコアの完成形

 

 

2015年ドイツ/カールスルーエにて結成されたMental Crueltyの4枚目フルレングス。2019年からUnique Leader Recordsと契約し、本作が同レーベルからの2作目となる。ブラックメタルの雄大さ、壮大さをシンフォニック・メタルの手法を交えながらデスコアに落とし込んだスタイルで他を圧倒するクオリティのブラッケンド・デスコア・サウンドを確立。そのブレンド具合も絶妙で、「ブラッケンド・デスコア」として想像するサウンドの完成形がMental Crueltyと言っていいだろう。ボーカリストLuccaのインパクトは血塗れのビジュアルと合間って強烈。

ポイントとしてはLorna Shore同様、ドラムのサウンド・プロダクション。リフを調和した瞬間の瞬発力が凄まじく、地鳴りのようなブラストビートがたまらないという人が多いと思う。このタイプのヘヴィ感は2022年あちこちで聴かれるようになるだろうし、スラム系にも良い影響を与えるはず。

 

 

 

第2位 : Carnifex – Graveside Confessions

レーベル : Nuclear Blast
Website: http://www.carnifexmetal.com/
Facebook: https://www.facebook.com/CarnifexMetal
Instagram: http://www.instagram.com/carnifex
Twitter: https://www.twitter.com/carnifex
YouTube: http://bit.ly/subs-crnfx-yt

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一言コメント : 元祖ブラッケンド・デスコア、変化しない強さ

 

 

カリフォルニア州サンディエゴを拠点に活動するベテランCarnifexの、通算8枚目となるスタジオ・アルバム『Graveside Confessions』は、前作『World War X』からおよそ2年振り。メンバーチェンジもなく安定期を継続する彼らの新作は、アルバムタイトル・トラックで幕を開ける。自身はブラッケンド・デスコアの元祖である自覚があるかどうかと言われれば、はっきり断定はできないがブラッケンドな疾走感と残忍なリフワークを組み合わせたデスコア・サウンドが後続にもたらした影響は計り知れない。

 

アルバムには初期曲の再録も収録されており、2007年のデビューアルバム『Dead in My Arms』収録曲「Slit Wrist Savior」ほか、「Collaborating Like Killers」など渋い人気曲も現代的にアップデートされていて古くから彼らを追いかけているファンにはたまらないものがあるでしょう。今も昔のほとんどブレることなく、Carnifexサウンドを追求する姿勢は見習うものがあり、ブラッケンド・デスコアのオリジネイターとして心強い。

 

 

第1位 : Lorna Shore ‎– …And I Return To Nothingness

レーベル : Century Media Records

Facebook : https://www.facebook.com/LornaShore/
Instagram : https://www.instagram.com/lornashore
Twitter : https://twitter.com/LornaShore

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一言コメント : メタルの歴史を変えるヘヴィネス

 

やはり今年、ブラッケンド・デスコアを象徴する一枚として挙げたいのが新ボーカリストWill Ramosを迎え再出発となったLorna ShoreのEP『…And I Return To Nothingness』。3曲入り、EPというかシングルというか、とりあえずそんなこと関係なくこの作品が2021年デスコアシーンに与えた衝撃はデカ過ぎた。デスコアだけでなく、メタルコア、幅広いメタル・リスナーが彼らに注目したと思う。これまでの常識を覆す圧倒的なヘヴィネス、流麗なブラッケンド/シンフォニック・パート、テクニカルなドラミングにリフ、そしてなんといっても新たにLorna Shoreの顔となったWill Ramosの非人間的なボーカル・ワーク。どれをとってもネクスト・レベルであり、2022年にブラッケンド・デスコア・ムーヴメントを巻き起こすエネルギーに満ち溢れている。