Breakdowns At Tiffany’s 『Eternal Lords』 (2020年 – Independent)

 

Breakdowns At Tiffany’s – Eternal Lords

 

前作『Gravity』から3年振りのリリースとなる3枚目フルレングス。メタルの土壌がしっかりとしたドイツの地で、レーベルに所属せずに活動を続ける彼ら。世界中にはそうした選択を取りながらもメジャーフィールドに負けない人気を持つバンドもたくさんいて、彼らも世界中に強力なファンベースを持つバンドのひとつと言えるだろう。

 

 

サウンドプロダクションに関しては、D.I.Y.メタルコアのスタンダードとも言えるレベルであるが、やはりソングライティングにおいて抜群のセンスを持っているように感じる。イントロ開けのオープニングトラック「Collapse」は、2010年代中期を思わせるメランコリックなメロディとの相性が良い激情系メタルコア・グルーヴがたまらない1曲で、続く「Animals」も同じく素晴らしい。2000年代後半からポストハードコア〜メタルコアまで追いかけているリスナーにはBreakdowns At Tiffany’sは2020年においてとても貴重な存在なのかもしれない。お世辞抜きで今年かなり聴いたし、需要があれば来日に向けて動きたいなと思う。

 

 

Thrones
Collapse
Animals
Tremors
Cold Sweat
Two Thousand Fears
Messenger
Into The Abyss
Eternal Lords
8643
Domestic Horrors
A Serpent’s Tongue
Unraveled

 

 

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【年間ベスト】Mentalist – Freedom of Speech (Melodic Power Heavy Metal)

Mentalist – Freedom of Speech

2018年に結成されたMelodic Power/Heavy Metal。Blind GardianやColdseedで活躍したドラマーThomen Stauch、Dreadful ProphecyのベーシストFlorian Hertel、Angels CryやStarchildのギタリストKai StringerとPeter Moog、EpilogやMolten Trailなどで活躍するボーカリストRob Lundgrenからなる5人組、というだけで興味をそそられる人も多いだろう。ドイツとスウェーデンを拠点とするミュージシャン故、ライブ活動は頻繁ではなく、デビューアルバムとなる本作も結成から2年を有して完成させられた。

ポリティカルなアティトュートを持ち、アートワークや歌詞世界にもパンクな姿勢が見られるのがパワーメタルファンからしたら新鮮かもしれない。リードトラックの「Freedon of the Press」のリリックビデオは、昨今の混沌とした国際情勢をテーマに描かれている。クラシカルなヘヴィメタルの香りの中、ハイセンスなメロディが際立つファストチューンが多く聴きごたえ十分だ。

01. Metasphere (00:54)
02. Freedom of the Press (06:05)
03. Life (05:38)
04. Whispering Winds (06:06)
05. Digital Mind (04:01)
06. Belief (feat. Daniel Heiman) (08:30)
07. Your Throne (04:46)
08. Isolation (05:21)
09. The Deal (01:34)
10. Devil’s Game (05:29)
11. Price of Time (05:12)
12. Run Benjamin (08:11)
13. Whispering Winds (Orchestral Version) (05:42)

【年間ベスト】Leaves’ Eyes – The Last Viking (Symphonic Metal)

Leaves’ Eyes – The Last Viking

2003年ドイツで結成されたSymphonic Metal。キャリア8枚目となる本作から、2019年に加入したギター/コーラスMicki Rihterが参加している。彼はLeave’ Eyesの結成メンバーであるThorsten、Alexander、Jorisが在籍していたテクニカル/プログレッシヴデスメタルバンドAtrocityにも在籍していた過去を持つ。

AFM Recordsからリリースされたこの作品では、スポークンワードやコーラス、民族楽器をプレイするゲストが多数参加。アルバムタイトルからも分かるように、ヴァイキングメタルにも接近するそのサウンドは、2016年に加入したボーカルElinaのカリスマ性もあり、ゴージャスにまとまっている。NightwishやEpica、Within Temptationのファンなら絶対にチェックしておきたい作品だ。

1. Death of a King
2. Chain of the Golden Horn
3. Dark Love Empress
4. Serpents and Dragon
5. Black Butterfly
6. War of Kings
7. For Victory
8. Two Kings One Realm
9. Flames in the Sky
10. Serkland
11. Varangians
12. Night of the Ravens
13. The Last Viking
14. Break into the Sky of Aeon