アメリカのメタル・バンド Butcher Babiesが、ニューアルバム『NIGHTBLOOM』を10月2日にJudge & Jury Recordsからリリースすることを発表した。あわせて、最新シングル「Blame It on the Wind」のオフィシャル・ミュージックビデオを公開している。
『NIGHTBLOOM』は全10曲を収録。Howard Bensonがプロデュースを担当し、Joe Rickard、Neil Sanderson、Henry Fluryが共同プロデューサーとして参加した。また「Songbird」ではCameron Pierce MizellとEvan McKeeverが追加プロダクションを手掛けている。
ボーカルのHeidi Shepherdは、新作の制作が自身のセラピー体験から始まったと説明している。数年前、自分を責め続ける感情や自己不信から抜け出せない時期を過ごし、SNSから離れて人生で初めてセラピーを受け始めたという。そこから、長年抑え込んできたトラウマや記憶、感情と向き合うことになり、それらを書き出すようになった。
Shepherdが題材にしたのは、20年以上前の結婚生活の破綻、離婚へとつながった出来事、愛していた相手が別の人物へ惹かれていく様子を目の当たりにした経験、何十年も記憶に残り続けた一夜の関係、元恋人の死、宗教コミュニティから疎外された経験、そして20年来の親友を失ったことなど。セラピーを通して、それまで自分でも重さに気づいていなかった出来事を掘り起こしていったと振り返っている。
そうした暗い記憶を再び経験しながら楽曲を書く過程で、Shepherdは過去の出来事を別の形へ変えることができたという。『NIGHTBLOOM』について、「苦しみについてのアルバムではなく、生き延びたことについてのアルバム」と説明し、失恋、不安、裏切り、痛みそのものだけでなく、その経験から何が生まれたのかを描いた作品だと語った。暗い季節の中からでも何かが育ち、花開くことがあるという考えがアルバムタイトルにも込められている。
ギタリストのHenry Fluryは、アルバム制作全体のテーマを「目的を持って書くこと」だったと説明。楽器の各パート、音のレイヤー、歌詞に至るまで意味を持たせ、すべてのディテールをひとつの物語を伝えるために作り上げたとし、『NIGHTBLOOM』をButcher Babiesにとって最も重要な作品だと位置づけている。
最新シングル「Blame It on the Wind」は、長年心に残り続けた関係を題材にした楽曲。Shepherdによると、2012年の一夜限りの関係として始まったものが、その後何年にもわたって自身に影響を与えるつながりへ変化したという。相手への欲望から離れられないことや、自分の選択への責任を認める代わりに周囲の状況を理由にしてしまう心理を描いている。
Butcher Babiesは2026年もライブ活動を継続しており、Chad Grayとともにアメリカ各地を巡るツアーを開催。9月18日にはケンタッキー州ルイビルで開催されるLouder Than Life Festivalにも出演する予定となっている。
『NIGHTBLOOM』収録曲
1. Lost in Your Touch
2. Sincerity
3. Blame It on the Wind
4. Broken & Beautiful
5. Are You Waiting Up?
6. Black Clouds Over Georgia
7. Fever In My Neck
8. Songbird
9. Leaving California
10. Black Dove
『NIGHTBLOOM』
2026年10月2日リリース
Judge & Jury Records
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