【年間ベスト】Cristiano Filippini’s Flames Of Heaven – The Force Within

Cristiano Filippini’s Flames Of Heaven – The Force Within

拠点 : イタリア
レーベル : Limb Music
結成年 : 2010

01. The Force Within (01:43)
02. We Fight for Eternity (06:49)
03. Far Away (05:43)
04. Against the Hellfire (06:08)
05. Always with You (05:35)
06. Dying for Love (05:28)
07. Finding Yourself (05:28)
08. Lightning in the Night (05:40)
09. Missing You (06:04)
10. Moonlight Phantom (05:03)
11. The Angel and the Faith (06:49)
12. Ab Angelis Defensa (02:13)

2010年、イタリアを拠点にギタリスト兼コンポーザーのCristiano Filippiniを中心に結成されたMelodic Power Metal、Cristiano Filippini’s Flames Of Heavenのデビューアルバム。ミドルテンポ主体のサウンドは、重厚なコーラスワークをふんだんに盛り込みながらドラマティックに展開していく。ヒロイックなギターとキーボードのシンフォニックなアレンジは、Sonata ArcticaやStratovariusを彷彿とさせるクラシカルさに溢れている。

Line Up:

Cristiano Filippini – lead & rhythm guitars, keyboards, arrangements, orchestrations

Michele Vioni – lead & rhythm guitars, acoustic guitars

Marco Pastorino – lead & backing vocals

Giorgio Terenziani – bass

Paolo Caridi – drums

【年間ベスト】Nightwish – Human.:II:Nature. (Symphonic Metal)

Nightwish – Human.:II:Nature.

フィンランドのシンフォニックメタル・レジェンド、Nightwishの通算9枚目となる5年振りのニューアルバム『Human.:II:Nature』は、大ボリュームの2枚組。一聴した限りではこの2枚の作品に連続性はなく、大きくチャプターとして区切られているようにも見受けられない。もちろんひとつの作品としての繋がりは感じられるので、まずはどちらもじっくりと聴いてみるのをオススメしたい。

特にDISC2は「All the Works of Nature Which Adorn the World」というタイトルが付けられており、インストゥルメンタルの組曲としてシンフォニックメタルの可能性を追求している。

メンバーラインナップは大きく変わっていないものの、2019年からドラマーにKai Hahtoが加入している。彼はWintersunにも在籍しており、キャリア初期はデスメタル/グラインドコアシーンで活躍していた人物。日本でも人気の高いRotten Soundにも1995年から2006年まで在籍していたから驚きだ。そのタイトでかっちりとしたドラミングは、Nightwishサウンドにも上手くフィットしている。

アルバムにおいてリード曲と言えるのは、ミュージックビデオにもなっている「Harvest」、そして「Noise」だろう。特に「Noise」のビデオは近代のテクノロジーの発展と文化の歴史についてメンバーの考えをアーティスティックに落とし込んだ2020年を代表するパワーメタルの1曲とも言えるだろう。

Disc 1
1. Music
2. Noise
3. Shoemaker
4. Harvest
5. Pan
6. How’s the Heart?
7. Procession
8. Tribal
9. Endlessness

Disc 2 – All the Works of Nature Which Adorn the World
1. Vista
2. The Blue
3. The Green
4. Moors
5. Aurorae
6. Quiet as the Snow
7. Anthropocene (including “Hurrian Hymn to Nikkal”)
8. Ad Astra

【年間ベスト】Unleash the Archers – Abyss (Power Metal/Speed Metal)

Unleash the Archers – Abyss

拠点 : カナダ/バンクーバー+ブリティッシュコロンビア
レーベル : Napalm Records
結成年 : 2007

2017年にリリースしたアルバム『Apex』以来、3年振りのリリースとなった5枚目フルレングスは引き続きNapalm Recordsとの強力なタッグでリリースされた。今年になって彼女達の名は世界中のパワーメタル・リスナーに広まり、中でもミュージックビデオ「Abyss」は今年6月に公開され、すでに200万回以上再生され、Napalm RecordsのYouTubeチャンネルでも2020年を代表する楽曲である事は間違いない。

彼女達が結成されたのは2007年。ボーカルのBrittenyとドラムのScottはカップルで、ふたりを中心にUnleash the Archersが始動。メンバーチェンジを経ながら現在のラインナップになったのは2014年で、結成来盤石のラインナップと言えるだろう。

ギター/ボーカルのAndrew SaundersとGrant Truesdellは、Archon Legionというメロディックデス/パワーメタルで活動していたが、2011年に解散している。そのテクニックは有名であり、Unleash the Archersでのプレイでも発揮されている。

本作の話に戻ろう。Brittenyの存在感は抜群で、Unleash the Archersサウンドの軸になっているのは言うまでもないが、ソングライティングにおける新鮮さにも注目すべきだろう。一言でシンフォニックメタル、パワーメタルという言葉では彼女達のサウンドを表現する事は難しく、クラシカルなメロディワークにフックの効いたギターフレーズ、Dragon Forceの美的感覚、スラッシュメタルやフォークメタルなどのエッセンスも随所に感じられる。すでにベテランの風格さえ漂う彼らは、間違いなく日本でも強固なファンベースを作る事ができるポテンシャルを秘めている。2020年必聴の名作!

1. Waking Dream 03:45
2. Abyss 06:44
3. Through Stars 05:34
4. Legacy 05:26
5. Return to Me 05:34
6. Soulbound 03:54
7. Faster than Light 05:11
8. The Wind That Shapes the Land 08:36
9. Carry the Flame 04:42
10. Afterlife