Memphis May Fire have premiered their fourth new single, “Infection” via Rise Records. Over the last few months, the band has previously shared the singles “Chaotic”, “Paralyzed” and “Necessary Evil”, but no current news if these tracks will be included on an upcoming album.
Vocalist Matty Mullins shared the following:
‘Infection’ dives deep into the pain of betrayal and the toxicity that can spread like a virus,” shares Mullins. “This song is about recognizing the destructive forces in your life, calling them out, and reclaiming your power. It’s not just about surviving the infection; it’s about emerging stronger, with the scars to prove it. This track captures the intensity of feeling used and manipulated, and the resolve to no longer be a victim to someone else’s venom.
メタルコア・バンド、Memphis May Fire (メンフィス・メイ・ファイヤー)は、2024年7月にリリースした最新シングル「Necessary Evil」のミュージックビデオを初公開しました。バンドは「Necessary Evil」の前に、単独シングル「Chaotic」と「Paralyzed 」を発表している。そろそろアルバムリリースなど、新しいニュースが発表されるころかもしれない。「Necessary Evil」をチェックしてニュースに備えよう!
Memphis May Fire have premiered the official music video for their latest single, “Necessary Evil”, which released last month. Previously the band shared the standalone singles “Chaotic” and “Paralyzed”.
先行シングルとして発表された「Parasite」は、デスコアへも接近するかのような重厚なリフが組み込まれており衝撃を受けたファンも多いだろう。ミュージックビデオにもなっている「The Collapse」や「Get Outta My Head」は過去と今を繋ぐ楽曲としてアルバムのキーになっている。再びシーンのトップに躍り出た彼ら、新作を引っ提げたジャパンツアーの開催が待たれる。
Motionless In White – Scoring the End of the World
独特の存在感を放つペンシルバニアのMotionless In White (モーションレス・イン・ホワイト) の通算6枚目となるフル・アルバムは、2019年にリリースした前作『Disguise』よりもコンセプチュアルであり、まるで映画のような世界観で聴くものを引き込む超大作だ。Bullet For My ValentineやIce Nine Kills、A Day To Rememberを手掛けたDrew Fulkによるプロデュースで、新たにバンドへ加入したVinny MauroとJustin Morrowにとってはデビュー作となる。
この作品には多くのゲストが参加しており、Knocked LooseのBryan Garris、Cradle of FilthのLindsay Schoolcraft、BeartoothのCaleb Shomo、そしてMick GordonがMotionless In Whiteのフィルターを通じ個性を発揮している。バンドの元々の持ち味といえば、そのヴィジュアルからもわかるようにゴシック・メタルやインダストリアル・メタルを通過したメタルコア・サウンド。多彩なゲストによってそれらは異なる輝きを放っている。
約1年をかけ、丁寧にプロモーションされたきたテキサスのメタルコア・レジェンド、Memphis May Fire (メンフィス・メイ・ファイヤー) 4年振り通算7枚目のニューアルバムは、2012年にリリースされた彼らの代表作『Challenger』に肩を並べる堂々たる快作となった。
「Blood & Water」からは変わらぬRise Records系メタルコア/ポスト・ハードコアの香りが漂い、どこか懐かしい気持ちにもなる。バンドのギタリストKellen McGregorによってプロデュースされていることから、あらゆる楽曲にアルバムのキーとなるリフが組み込まれており存在感を見せる。彼らのサウンドから漂うアメリカン・ロックのルーツはやはり、このKellen McGregorにあると言えるだろう。Memphis May Fireが他のメタルコア/ポスト・ハードコアにない、言葉では言い表せない個性はここにあると感じる。Kellenのリフにフォーカスしてアルバムを聴いてみるのも新しい発見があるはずだ。
「Make Believe」のようなメタルコア・バラードは、後期Memphis May Fireが得意としてきたスタイルで、『Remade In Misery』においてもアルバムにハリを持たせてくれる。王者の貫禄、といえば簡単ではあるが、その貫禄が出る理由をたっぷりと詰め込んだ最新作、聴くたびに味わい深くなっていく。
ミシガン州グランドラピッズを拠点とするメタルコア・バンド、Hollow Front (ホロー・フロント) が、UNFDと契約してリリースしたセカンド・アルバム『The Price Of Dreaming』は、Memphis May FireやSecretsが好きなら絶対にチェックしておきたい2022年上半期のメタルコア傑作だ。
2020年にアルバム『Loose Threads』をリリース、ポテンシャルの高さは耳の早いリスナーの間で話題になっていたが、ここまで化けるとは想像もしていなかった。一聴すると、Memphis May FireやSecretsといった2010年代メタルコア/ポスト・ハードコア・サウンドをベースにしたバンドとだけ感じる人もいるかもしれないが、至る所に現代的なエレメンツが散りばめられている。プログレッシヴ・メタルコアの浮遊感はバンド・グルーヴを豊かに、そしてバウンシーに仕上げHollow FrontにあってMemphis May Fireにない魅力と言える。そして全体的に漂うメロディック・ハードコア/ポスト・ハードコアの刹那はHollow Frontをスタイリッシュに魅せている。全ての楽曲が必聴級であるが、「Running Away」は非常にHollow Frontの魅力の根源とも言えるサウンドが分かりやすく伝わってくると思う。
近年、バンドのギタリストであるJon Deileyの存在感は強まっており、彼が作り出すエレクトロニックなアレンジが高く評価されてきた。アルバムのタイトルトラック「Obsidian」を聴いてみれば、エレクトロニックなアレンジが楽曲の肝となっていることが分かるだろう。それは時にMeshuggahやAnimals As Leaders、Vildhjartaにも接近するプログレッシヴ感に溢れており、アートワークのインダストリアルな雰囲気にもマッチしている。「Dark Solitaire」や「Nova」といった楽曲も新しいNorthlaneの魅力がたっぷりと感じられる良曲。これからどんなバンドになっていくのか、楽しみになってくる本作、2022年にリリースされたことは後々重要になってきそう。
オハイオのクリスチャン・メタルコア・バンド、Wolves At The Gate の通算5枚目となるフル・アルバムは、変わらずSolid State Recordsからリリースされた。日本ではあまりクリスチャンであることで他のバンドと区別することはほとんどないが、クリスチャン・チャートなどが存在するアメリカではクリスチャンでああること、そうでないことは重要な要素だ。クリスチャンだから聴かないとか、クリスチャンだから聴くという文化がある中で、「彼らはまるでクリスチャンでなかったけど、彼らが好きだからクリスチャンになる」というきっかけにすらなりそうなほど、素晴らしいメタルコアを本作で鳴らしている。
2016年の結成からサード・アルバムとなる本作まで、彼らの存在は「ダークホース」的ポジションで、アンダーグラウンド・メタルコア・シーンで注目を集めてきた。イングランドで静かに育まれたInVisionsサウンドは、本作でグッと本格的なものになったように思う。「Annihilist」や「Half Life」あたりは、同郷のトップバンドWhile She SleepsやArchitectsを彷彿とさせる。サウンドもそうだが、かなりの影響を受けていると感じるのはボーカリストBenの歌い方がArchitectsのSam Carterを彷彿とさせるからだろう。
モダンなメロディック・デスメタル、メタルコアのエレメンツというのは、日本のメタルコアにおいてはSailing Before The Windを筆頭に、日本メタルコアの美学のひとつのようにして育まれてきた。特にSable Hillsはドメスティックなメタルシーンと幅広くクロスオーバーしながら、自身のスタイルに磨きを掛け、コロナ禍であってもその成長を止めなかった。
The Black Dahlia MurderやDevilDriver、Unearthなどを手掛けたMark Lewisがプロデュースを手掛けた本作は、稲妻のようなリードが楽曲を牽引するようにして展開、ライブ・パフォーマンスではお馴染みとなったヘッドバンギングを誘うようにグルーヴを司るKeitaとUedaの存在も大きい。この夏、この作品を引っ提げた「DUALITY」TOURをはじめとする国内外のライブで、ボーカルTakuyaが躍動する姿も目に浮かぶ、壮大なスケールを持つ一枚、必聴です。
Lorna Shore加入前のWill Ramosが在籍したことで知られるニュージャージーのメタルコア・バンド、Monument of A Memoryのデビューアルバム。これまでのシングル、EPでこのバンドが持つポテンシャルというところは非常に評価されてきたと思う。新体制となってもそれは変わっていないし、オープニング・トラックの「Atrophy」を聴けば彼らに才能があることは確信に変わるだろう。
オリエンタルなアレンジも絶妙でMonument of A Memoryのスタイルに合っていると思う。ただ、欠点をあげるとすればサウンド・プロダクション。キックとベースが潰れてしまっているのが残念で、もちろんここはメタルコア・リスナーひとりひとりに好きなサウンドがあることは分かるが、リマスタリングすれば格段に良くなり、グッとバンドを取り巻く環境もよくなっていくはず。
リード・ギタリストKevin Hanson以外のメンバーが脱退したWoe, Is Meが残したファイナル・アルバム。タレント揃いのIssuesが鳴らしたR&Bとメタルコアのクロスオーバー・サウンドとは違い、多彩なコラージュを組み込んだヘヴィなメタルコアを鳴らし、大きな話題となった。翌年に発表したEP『American Dream』で解散。一つの時代が生まれ、消えていく間に生まれた名作。
Miss May I – At Heart
Rise Recordsがシーンにおける存在感を強めていく中で、欠かせない存在となっていたMiss May Iの通算3枚目フルレングス。Memphis May FireやAttack Attack!とはまた違い、メロディアスなメタルコアで独自のファンベースを堅持した一枚。
Palisades – I’m Not Dying Today
Marilyn Is Deadから改名し、再出発となった彼らのデビューEP。2013年にデビューアルバム『Outcasts』をリリースするが、この作品の存在感はそれを超えているように思う。エレクトロニックなアレンジと流麗なクリーン・パートに才能を感じた一枚。
Thick As Blood – Living Proof
Attack Attack!やMemphis May Fireという存在がこの頃のRise Recordsを象徴していると言えるが、The Acacia StrainとThick As Bloodがハードコアとメタルコアの文化をミックスさせ、モッシュコアなどを盛り上げた功績は絶対に忘れてはいけないし、しっかり評価すべきだ。この頃来日も果たし、LOYAL TO THE GRAVEとのスプリット作品も発表したThick As Bloodの快作。
Abandon All Ships – Infamous
エレクトロニック・ポストハードコアとして2000年代後半にデビューし、Rise Records黄金期の第2世代としてブレイクしたAbandon All ShipsのRise Records移籍後初となるセカンド・アルバム。Issuesの影に隠れながらも間違いなく2010年代初頭を象徴するバンドである。
In Fear And Faith – In Fear And Faith
2006年に結成し、2000年代後半のスクリーモ・ムーヴメントを盛り上げた存在として知られるIn Fear And Faithの通算3枚目フルレングスであり、ラスト・アルバム。時代がメタルコア・ポストハードコアへと移行していき、彼らの活動が止まったことは一つ象徴的な出来事だった。
Hands Like Houses – Ground Dweller
オーストラリアのバンドとしてRise RecordsからデビューしたHands Like Housesのファースト・アルバム。前述のIn Fear And Faithらが築いたスクリーモ/ポストハードコアの礎が全世界的に飛び火し、新たなシーンを生み出していく予兆がHands Like Housesの登場によって確信に変わったと言っても過言ではない。
American Me – Ⅲ
Thick As Blood、The Acacia Strainの陰に隠れがちではあるが、モッシュコアとしてハードコアとメタルコアを接続する存在として多大な功績をシーンにもたらしたAmerican Meの通算3枚目となるフルレングス。バンドは本作以降リリースなど目立った活動はないものの、近年復活の兆しがある。間違いなく伝説的な存在になっているバンド。