超個性派! メタルコア 2023年上半期のベスト・シングル

RIFF CULTでは、Spotifyを利用して最新のメタルコアの楽曲をまとめた「All New Metalcore 2023」というプレイリストを作成し運営しているのですが、2023年の上半期だけで1,000曲以上がリストインしており、デイリーチェックしないと全ての楽曲、ましてやアルバムやEPなどをチェックするというのは難しい。そして、どれだけ優れたテクニックやメロディがあったとしても、聴かれなければ意味がない。聴いてもらうために、そして見つけてもらうためにも現代メタルコアには、唯一無二の個性が必要だ。

メタルコアに限って見ても、トップシーンで活躍するバンドたちは「メタルコア」というジャンルだけでは表現できない個性を持っている。誰でもない自分たちだけの個性は、多くのリスナーにリーチするためにとても重要な要素だ。今回、他の誰にも真似できないようなオリジナリティでファンを魅了した2023年上半期のメタルコアで印象的なシングルをまとめてみた。主にプログレッシヴ・メタルコア・バンドを中心に構成されているが、中には全く違ったシーンで活躍するアーティストもいる。それでも「プログレッシヴ」であり「メタルコア」であることを前提条件にリストを作成しているので、通して聴くと意外とジャンルの違いを感じないと思う。

 

 

 

Earthists. 「HYPERHELL」

藤井風など現行シーン〜シティポップ、アニソンまでを一括りにした「J-POPに取って代わる新しいワード」として「Gacha Pop」というキーワードが誕生したのは記憶に新しい。J-POPというカテゴリーは日本の多様な音楽を一括りにまとめるには窮屈だし、世界のトレンドと別で発展する日本の音楽を表現する言葉として「Gacha Pop」はアリなのかもしれない。ガチャガチャした感じというのは日本のポップスだけに言えることではなく、メタル〜メタルコアにも当てはまるだろう。Fear, and Loathing in Las VegasからBABYMETALまで、多様な音楽の影響を混ぜ合わせる、というか“ガチャガチャと詰め込んだ“ものが刺激的で面白いとメタル・シーンでも評価されてきた。今では世界を飛び回るPaleduskも「Gacha Metal」と言えば腑に落ちる感じがする。

Earthists.もこの「HYPERHELL」で他にない刺激的なサウンドを作り上げ、2023年上半期にシーンで注目を集めた。ハイトーンでメロディアスなサビ、全編に施された軽やかなピアノの旋律、それでいてグローバル・スタンダードなレベルにあるプログレッシヴ・メタルコアのグルーヴ。これらが見事に「HYPERHELL」として形に出来るクリエイティヴさはEarthists.にあって他にないものだ。こうした個性がしっかり受け入れられ、評価される日本は音楽家含む芸術家にとって良い土壌だ。誰もやったことがないことをEarthists.がどんどん挑戦して、ファンが楽しみ続けていったら最終的にどこに辿り着くのか、今はまだ想像も出来ない。7月14日にはニュー・シングル「GODBLAST」のリリースが控えている。

 

BABYMETAL 「Mirror Mirror」

メタルコア、中でもプログレッシヴ・メタルコアの記事になぜ BABYMETAL が?と思うでしょう。この曲聴いたら、「確かに」と頷けると思います。今年リリースされたアルバム『THE OTHER ONE』の収録曲である「Mirror Mirror」は、本格的なプログレッシヴ・メタルコアな楽曲で、PeripheryErraPolyphiaなど本格派と呼べるプログメタル・クオリティに仕上がっています。スペーシーに広がっていくメロディにはArch Echoも感じますね。そして、本当にこの歌詞が素晴らしい!

「鏡の中で生きる 君は何を見ている リアルな自分なんて 存在しないんだから 幻想を超えて 自分さえも飛び越えて 新しい世界 いまここに」とまさに、BABYMETALが歌うべき、歌ってこそ説得力を増すフレーズと言うか。自分が生きている世界とは別の世界から聞こえてくる囁きのような響きがあって、そしてそれを、この未来派プログレッシヴ・メタルに乗せてくるんだから凄まじい。本当に最高のアルバムで全人類必聴。

 

 

SHREZZERS 「Tabidachi feat. Kaito from PALEDUSK」

個性派と言えばPaleduskで間違い無いですよね。東欧が誇るプログレッシヴ・ポストハードコア/メタルコア SHREZZERS はセカンド・アルバム『SEX & SAX』を2023年2月にリリース。ここ日本でもその人気は絶大で、国内向けのクラウドファウンディングでセカンド・アルバム『SEX & SAX』の日本限定盤を発売するほどだ。この楽曲には、PaleduskのボーカルKaitoが完全に憑依しており冒頭からサビパート&サックスが導入されるまで、SHREZZERSとは分からないほど。「Tabidachi」での個性のぶつかり合いは互いの魅力を上手く引き出しており、アルバムでもキーになるトラックと言える。10年前くらいだとこうして日本人ボーカリストが海外アーティストの楽曲にゲスト・ボーカルで参加すると言うのはほとんどなかったと思うのですが、Ryo Kinoshita以降は本当に良いフィーチャリングが続いていて面白いですし、これをきっかけに海外アーティストに引き込まれるリスナーがいたら良いなと思います。

 

Paledusk 「I’m ready to die for my friends feat. VIGORMAN」

その人気はとどまることを知らず、この夏、海外へと飛び出し大規模フェスで熱狂の渦を巻き起こしているPaledusk。そんなライブ映像を眺めていると、彼らがメタルコア・バンドの枠に収まっていたのが遠い昔のことのように感じる。ギタリストDAIDAIのクリエイティヴィティはBring Me The Horizonをも刺激して、最新曲「AmEN!」の編曲に参加するなど、もうメタル/ヘヴィ・ミュージックのトップ・クリエイターと言っても過言ではない存在へと成長した。

「I’m ready to die for my friends」はアメリカンロック/ポップスの軽快なギターフレーズから雪崩のようにヘヴィリフが炸裂するパートへと突入したかと思えば、VIGORMANをフィーチャーしたキャッチーなラップパートへと接続。最終的にA Day To Rememberばりのヘヴィ・ポップパンク・ブレイクダウンで全てを爆発させてしまう……これを形容する音楽ジャンルなんてない。聴き終えた後は、奇想天外な結末を迎えた映画を見終わった後の、なんとも言えない胸のざわめきというか、「この結末って何なんだろう」と、誰かと話したくなるあの感じがふつふつと湧いてくる。人は皆、なんだか分からないもの、理解出来ないものに興味関心を掻き立てられる。Paleduskの音楽が一体なんなのか、聴き終えた後のこの満足感はなんなのか、これからも誰にも分からない。それがPaleduskが人々を惹きつける大きなエネルギーになっている。これからもみんなを驚かせ続けて欲しい。

 

 

Anima Tempo 「Saeger Equation」

メキシコを拠点に活動するエクスペリメンタル・プログレッシヴ・デスメタル・バンド、Anima Tempoは上半期の最後の最後、6月30日にニュー・アルバム『Chaos Paradox』をリリースしました。これが本当に素晴らしい。先行シングルとして公開された「Saeger Equation」はオリエンタルなイントロで幕開け、これは少しフォルクローレの香りもします。フォルクローレは南米(特にコロンビア、エクアドル、ペルー、ボリビア、チリ)のアンデス山脈地方でインディヘナ達によって歌い継がれる民族音楽で、南米メキシコ出身の彼らにどのくらい影響があるのかは分かりませんが、影響がなきにしもあらずなのかと (完全な憶測ですいません)。

民族音楽の音色とPeriphery、Animals As Leadersを通過したプログレッシヴ・メタルコア/Djentのグルーヴを見事に展開させ、特にシャープなリフワークは聴きごたえがあります。アルバム通じてこの作風ではないのですが、日本でも話題沸騰中のBloodywoodやThe HU辺りハマってる方におすすめです。余談ですが、2018年にRNR TOURSでドイツのTensideというバンドのツアーを手がけた時、同時期に彼らもジャパンツアーを行っていて、1公演一緒にやる予定だったんですが、台風で公演中止に……。結局彼らとは合流できずだったので本当に残念でしたね。次来日する時はビッグになってやってきてくれるはず!

 

Chris Turner – Psycho (ft. Lauren Babic x Mitchell Rogers)

唯一無二のプログレッシヴ・メタルコア・バンド、Oceans Ate Alaskaの超個性派ドラマーとして知られるChris Turnerのソロ・プロジェクトが活発。ポップ・シンガーAnne Marieの人気曲「Psycho」のカバーをRed Handed Denialの女性シンガーLauren BabicとVarialsのMitchell Rogersと共に制作。Chrisはこのドラム録音でサンプルもトリガーも使ってないらしく、本当にオーガニックなテクニックでここまでやっちゃうのは凄まじいとしか言いようがないですね……。Djentなブラッシング・リフとChris独特のドラミングの組み合わせが織りなすグルーヴがポップな楽曲でも、ここまでタイトにアレンジ出来るのはChris Turnerだけ。Oceans Ate Alaskaだけでなく、彼のクリエイティヴな姿をソロでも楽しめるのは最高です。

 

 

Voyager 「Prince Of Fire」

グローバルな人気を持つオーストラリア出身のプログレッシヴ・メタル・バンド、Voyager。99年から活動を続けるベテランで、がっつり”プログレッシヴ・メタルコア”ではないですが、Djentな香りの中に80年代シンセポップを組み合わせたノスタルジックなサウンドで幅広い人気を持っています。今年に入り「Prince of Fire」と「Promise」の2曲のシングルを発表していますが、この「Prince of Fire」ではブレイクダウンもあり、メタルコア・リスナーにもハマる要素あり。ボーカリストDanny Estrinのカリスマ性も高く、実力以上にその雰囲気で圧倒している感じ。クラシックなプログメタルの美的感覚たっぷりでありながら、現代メタルコアに通ずる創造性も兼ね備えたVoyager、次の新曲も楽しみです。

 

Ice Sealed Eyes 「There Is No Safety In The Dark」

ベルギーから現れたモダン・メタルコア・バンド、Ice Sealed Eyes。2022年のアルバム『Solitude』で衝撃を受けた方も多いはず。彼らの登場には、どこかLoatheやSleep Tokenが登場した時の感動を思い起こさせられます。メタルコアってダンス・ミュージックだと思っているんですが、そこから離れてロックに向かっていくバンドもいて、Loatheがシューゲイズを用いてオルタナティヴ・メタルコアの可能性を拡大したのは時が経つにつれてかなり重要になってくると思います。Ice Sealed Eyesは更に奥深く、ノイズやアンビエントのエレメンツを用いてオルタナティヴ・メタルコアをやっている感じがします。全体的に引き締まったサウンド・プロダクションからはVildhjarta的なThallの影響も見え隠れしているのですが、個人的にはもっと巨大なギターリフ、裸のラリーズ、Borisとかにまで通ずるノイズが欲しい。アンプを天高く積み上げてノイズの銀河まで逝って欲しい。

 

Their Dogs Were Astronauts 「Replica」

オーストリアの多弦プログレッシヴ・インスト・ユニット、THeir Dogs Were Astronauntsが2023年5月にニュー・アルバム『Momentum』を発表。「Replica」は先行シングルとして発表されたアルバムのキーリングで、ユニットらしくプログレッシヴでエクスペリメンタルな魅力がたっぷりと詰め込まれた1曲に仕上がっている。ベテラン・プログメタル・バンドがPolyphiaをカバーしたような、懐かしさを新しさが同居する謎めいた雰囲気が全編に渡って味わえる。

 

いかがでしたでしょうか。新しいお気に入りは見つかりましたでしょうか?本当に素晴らしい音楽が多く、全てを聴くことはできないかも知れないですが、こんな世界が始まっていることだけでも知って、バンドを応援して欲しいです。

Paledusk、Resurrection Fest 2023で撮影された「AREA PD」のワンショット・ライブ映像を公開

6月5日から7月7日のおよそ1ヶ月、ヨーロッパ/イングランド・ツアーを行っていたPaledusk が、スペインで行われた「Resurrection Fest 2023」で披露した「AREA PD」のワンショット・ライブ映像を公開しました。

 

8月には「INTO THE PALE HELL TOUR FINAL SERIES」が開幕する。

 

8/14大阪 BIGCAT
Paledusk / Alpha Wolf / Fear, and Loathing in Las Vegas

8/16東京 LIQUIDROOM
Paledusk / Alpha Wolf / SiM

8/17名古屋 DIAMOND HALL
Paledusk / Alpha Wolf / coldrain

 

チケットインフォメーション : https://eplus.jp/sf/detail/3214480001?P6=001&P1=0402&P59=1

Paledusk、新曲「AREA PD」のミュージックビデオを公開!

 

突き抜けた存在感を見せるバンド、Paledusk が新曲「AREA AD」のミュージックビデオを公開しました。このビデオは彼らが所属するオーストラリアのレーベルGreyscale RecordsのYouTubeチャンネルから公開されており、Spotifyなど各種音楽サブスクリプション・サービスにて視聴することが出来る。

 

配信URL : https://orcd.co/area_pd

Paledusk : Suchをフィーチャーした新曲「BBB」MV公開!

 

Paledusk : 日本を拠点に活動するメタルコア・バンド、PaleduskがSuchをフィーチャーした新曲「BBB」のミュージックビデオを公開しました。毎度強烈なビデオ・ディレクション、歌詞、楽曲で日本のみならず、世界を魅了してきた彼ら。2022年4月21日からは、「Paledusk SPRING ONE MAN TOUR 2022」がスタート。6月にはAlpha Wolfがヘッドライナーのオーストラリア・ツアーを行うなど、快進撃は止まらない。

 

https://twitter.com/Paledusk_jpn/status/1516373193698988033

 

 

PromptsとC-GATEの共同企画「Twist The Plot」 、10月8日緊急開催決定!

 

PromptsとC-GATEによる共同企画「Twist The Plot」 が、10月8日 (金曜日) 渋谷CYCLONEにて開催されることが決定しました。両バンドは、先日行われたTrue North Festivalへの出演を決めたコンペティション「The Road to True North Festival」にて勝ち抜いたバンド。

 

10月8日には、Prompts、C-GATEに加え、同じくThe Road to True North Festivalに出演したMercy Personality !s Dark、そして両バンドと共演する機会も多いPaleduskの出演が決定した。

 

 

Paleduskが新曲「WIND BACK」のミュージックビデオを公開!

Paleduskが、1月15日に発売する4枚目のシングル「WIND BACK」のミュージックビデオを公開しました。このビデオは彼らが所属するGreyscale RecordsのYouTubeチャンネルからアップされています。

https://twitter.com/Paledusk_jpn/status/1348041862536257536

PaleduskがGrayscale Recordsと契約 + 新MV「HAPPY TALK」のMVを公開!

福岡を拠点に活動するPaleduskは、オーストラリアのレーベルGrayscale Recordsとの契約を発表。また、新しいミュージックビデオ「HAPPY TALK」も公開しています。

Grayscale RecordsはRNR TOURSで来日しているAlpha Wolfが所属しているレーベルで、Void of Vision他、現行オージーメタルコア/デスコアシーンと繋がりの深いレーベルです。

【インタビュー】2020年上半期という時間 “Daisuke from Paledusk”

Daisuke (from Paledusk)

2020年も半分が終わろうとしております。その内の約半分は新型コロナウイルスの影響により全世界的にライブ活動が出来ない状況となりましたが、Daisuke君とって、どのような時間になりましたか?

今年は自分たちのリリースツアーや、国内外問わず沢山のフェスやライブに誘っていただいてて、より気合いが入っていました。でも、その殆どが延期になり素直に寂しかったです笑

だけどこの期間にリリースしたEP『HAPPY TALK』が、この状況の中で沢山の人に届いて嬉しいフィードバックがあり、今後更に加速した活動ができるのでとてもワクワクしてます。色んな思いが詰まった音源で、こんな状況でも確かに前進したと思います。

そしてこの自粛期間は自分の作曲センス、演奏力を磨く事ができた素晴らしい時間になりました。沢山の人とジャンル問わずに曲を書いたので、是非楽しみにしてて欲しいです。

 

この半年で聴いたアルバムの中で、良かった作品を教えてください。

なかなか選べないのでパッと思いついたのを書いて行きます。笑

Four Year Strong – Brain Pain
曲展開やリフがかなり好みです。明るくてヘビーで体が自然と踊り出したくなるリズムとサウンドが大好きです。

Harry Teardrop – 1000 Backyard Pools
少し前のリリースの曲なんですがニューヨークで活動してるアーティストで耳心地にいいサウンドが好きです。映像も味がとても出てていいです。

CIRRRCLE – BESTY
2年前のEP『Fast Car』を聴いてサウンドのクオリティの高さに驚きました。
曲ももちろん素晴らしいんですがビートメイカーのA.G.Oさんの作るビートが遊び心に溢れててそして踊れて堪らないです。今作では特にToo Lateが好きです。

Little Simz – Drop6
最近リリースされた音源で一曲目からLittle Simz節全開のラップが聴いてて気持ちいいです。ビートも大好物です。

Mura Masa – R.Y.C
バンド色がより強くなった今作が個人的には前作より好きです。
「No Hope Generation」と「Deal Wiv It」が特に好きです。

Daisuke君がプレイしているジャンルとは異なる音楽ジャンルの中で、この半年でよく聴いていたアーティストはいますか?もしあれば、最近気になっているジャンル、聴いてみたいと思っているジャンルについても教えてください。

上記にあげたアーティストの様に、あまりジャンル等を意識して曲を書いたり聴いたりしてないので個性があった新しいって思える唯一無二やアーティストを沢山知っていきたいです。

映画や本で気に入ったものはありましたか?

この期間中はあまり映画を見れなかったんですが「奇蹟がくれた数式」が良かったです。

インドのアインシュタインと並ぶ天才・ラマヌジャンと英国人数学者の奇蹟と友情を描いた実話を題材とした話で、一つの事に夢中になれる人のカッコよさを自分は感じました。

http://kiseki-sushiki.jp/

2020年下半期にはライブシーンが新しい形で戻ってくることを祈ります。Daisuke君は2020年の下半期に計画していることはありますか?言えることだけで問題ありませんので、ファンの皆様にメッセージをお願い致します。

4月にリリースしたEP「HAPPY TALK」のリリースツアーを延期して12月にやります。もちろん普通にツアーするんじゃなくて色々スペシャルな事を用意してます。

この期間中も水面下で色々仕込んだり沢山の事が決まったりで早く発表したくてウズウズする事ばかりあります。そしてそうする事ができたのも間違いなくファン、支えてくれるメンバー、スタッフのお陰です。本当に心から感謝してます。

僕達はそれにしっかり応えれるバンドなので是非これからも応援して欲しいし、これまでもこれからも一瞬たりともスピードは落とさずどんどん活躍していきます。もっともっとやばい曲書いてやばいギター弾いてやばいライブをします。
唯一無二の音楽家になれるよう精進していきます。

またライブハウスで会えるその日まで体調には気をつけながら情熱は枯らさずお互い成長してお会いしましょう。これからもPaleduskをよろしくお願いします。最後まで読んでくれてありがとうございました。

https://www.instagram.com/paledusk_jpn/?igshid=9jsbpnzc5o9x

https://www.paledusk.com/

https://riffcult.online/2020/06/18/paleduskkaito2020/

 

【インタビュー】2020年上半期という時間 “KAITO from Paledusk”

KAITO (from Paledusk)
https://www.instagram.com/paledusk_jpn
https://www.paledusk.com/

2020年も半分が終わろうとしております。その内の約半分は新型コロナウイルスの影響により全世界的にライブ活動が出来ない状況となりましたが、KAITO君にとって、どのような時間になりましたか?

自分たちは今年国内外でのフェスへキャリア史上最多数のオファーを頂いていましたし、ツアーも決まってました。なので、自分たちにとって、もちろん苦しい時間でした。

しかし、どうせ苦しい時間なのは変わらないのならとメンバー各々で考え、自分たちの本当の力や、能力、できることを見直すことで、これからすべきことを見直すことができる時間になりました。

ここまでライブができなかったり、非日常な日々はきっとこれからの人生で二度と訪れないと思います。そう言った意味では気づきのある意味のある時間にできたと思ってます。もちろん、ライブがしたい気持ちが一番ですが(笑)

 

この半年で聴いたアルバムの中で、良かった作品を教えてください。

MIYAVI – Holy Nights
タイトルでもあり収録曲の”Holy Nights”と言う曲が特にすきです。自分個人の意見ですがギターも歌も全てが”MIYAVI”という感じがして、最高です。毎日聞かせていただいてます。

 

THE GHOST INSIDE – The Ghost Inside
言わずもがなこちらの作品です。TGIは自分にとって他の誰にも変えられない存在です。そして、TGIがすきな人なら全員わかると思うのですが、本当に今作、全曲にTGIが詰まってました。勇気をもらえるアルバムで大好きです。

ralph – BLACK BANDANA
リリースされてから本当に盛りなしで5周ずつは毎日聞きます。全曲リード曲で、リリック、声、全てが最強です。いつか一緒にライブしたいです。

https://www.youtube.com/watch?v=bcH2rKkm0P4

Tyler, the Creater – IGOR
ここに並べた他の音源に比べると少し前のリリースですが、Tylerは自分にとって憧れです。ファッション、パフォーマンス何をとってもカリスマ。これまでの彼の曲もどれも大好きなんですが、IGORは本当に他の人が真似できないことが詰め込まれまくってると思います。毎日聴いてます。何か一つでも彼から盗みたいですね。(笑)

Hys plasma – June
Paleduskのギター、Daisukeもトラックを書いてるHys plasmaのデビュー作です。彼は実は元々とあるバンドのドラマーで、一年ほど前に対バンしたのですが、当時はドラムをしてたのみでラップをしてたわけではなかったんです。そこから自分のやりたい音楽を始め、やっとできた音源がこれです。

英語もラップも全くできない時から俺やDaisukeに相談してきたり、彼はとにかく前のめりでしたが、そんな彼の性格、人に見えない努力が現れた一枚だと思います。22歳の自分にとって数少ない年下の仲間ですが、正直年下とか関係なく素晴らしい音がここにあります。これから絶対来ると思います。聴けば一発でクセになるんで、ぜひ。

KAITO君がプレイしているジャンルとは異なる音楽ジャンルの中で、この半年でよく聴いていたアーティストはいますか?もしあれば、最近気になっているジャンル、聴いてみたいと思っているジャンルについても教えてください。

すみません。この質問を見る前に前問を答えてしまってましたので、前問の答えで全然他のジャンルのものを既に答えてしまってました(笑)

でも、そこにPaleduskの本質が現れてると思ってます。

Paleduskはメタルコアだ〜とか、ハードコアの派生だ〜とかよく言われたりなんかしますが、正直どうでもいいし、なんでもないです。”ジャンル”というものにリスペクトがあるからこそ、自分たちは様々な場所から吸収をし、混ぜ、それを超えていきたいと常に考えてます。

純度の高い音楽はやはりかっこいいですが、Paleduskはその面では変な言葉ですが、”Paledusk度100%”で常にいるので、それをこれからも揺らぐことなく突き詰めていきたいです。

 

映画や本で気に入ったものはありましたか?

かなり見る方なのであげるとキリがないですが、最近だと”GET OUT”ですね。
言わずもがな評価は高いですが、まあシンプルにホラーという感じというよりは、”人間の怖さ”が強く感じられる作品だと思います。作品の随所に人種差別問題について考えさせられる描写もあります。何度でも見て、考えたいと思える作品でした。

https://movies.yahoo.co.jp/movie/361302/

2020年下半期にはライブシーンが新しい形で戻ってくることを祈ります。KAITO君は2020年の下半期に計画していることはありますか?言えることだけで問題ありませんので、ファンの皆様にメッセージをお願い致します。

発表していることですが、2020年4月にリリースした”HAPPY TALK”のツアーが12月に延期になってます。まず何よりこれを完璧にやり切れる日が待ち遠しいです。ここまで読んでくれた人にだけこっそり伝えるプレゼントがあるとすれば、4月から12月に延期になった間、Paleduskはサボっていたわけではないですし、元々のツアーよりスペシャルなことを何個も考えてます。来年には今の数倍の規模にいるバンドだと思いますので、伝説のツアーにしたいな、なんて思ってます。楽しみにしててください。

ファンやこれを読んでくれてる人へのメッセージは、まず何より感謝を伝えたいです。

ライブができない間もPaleduskの音楽を聴いてくれたり、マーチを手にしてくれたり、全てが幸せなことですし、力になります。お返しは何倍にもしてしますので、これからもPaleduskをよろしくお願いしますね!