PROMPTS、ニューシングル「Edgerunner」配信リリース

東京を拠点に活動するメタルコア・バンド、PROMPTS がニュー・シングル「Edgerunner」をGreyscale Recordsから配信リリースしました。この楽曲はSpotify、Apple Musicなど各種音楽配信プラットフォームにて視聴することが出来る。

PROMPTSにしか作れない、美しくヘヴィな楽曲は日本国内だけでなく、海外でも高く評価されている。

 

配信URL : https://grysclrec.lnk.to/prompts

PROMPTS、盟友BON (ANNALYNN)のガン治療費を募るチャリティライブ「Keep Hope Alive」9月開催決定

メタルコア・バンド、PROMPTS が、盟友ANNALYNNのボーカリストBONを支援する チャリティー・ワンマンライブ「Keep Hope Alive」を2024年9月7日に開催することを発表しました。

ANNALYNNはタイを拠点に活動するメタルコア・バンドで、PROMPTSやPaleduskが所属するオーストラリアのレーベル「GREYSCALE RECORDS」のレーベルメイトであり、来日公演も手掛けている。ANNALYNNのボーカリストBONは先日、自身が癌で闘病中であることを公表し、バンドメンバーや仲間が治療費を集めるためにベネフィットTシャツを販売を開始したばかり。ANNALYNNと親交の厚いPROMPTSが本イベントの収益を治療費として寄付することを発表している。チケット代が直接BONの治療費になるので、必ずライブへ行こう。

チケットはこちら : https://eplus.jp/prompts/

 

 

世界を舞台に快進撃を続けるPrompts、新曲「Sun Eater」のミュージックビデオを公開 & 配信リリース!

先日、Greyscale RecordsとPakedusk、ANNALYNNに次いでアジアから3組目となるグローバル契約を発表した日本/韓国出身のメンバーからなるメタルコア・バンド、Prompts が新曲「Sun Eater」のミュージックビデオを公開、2月9日より各種音楽プラットフォームにて配信開始した。

 

配信URL : https://orcd.co/prompts-suneater

 

「Sun Eater」は、ミックス/マスタリングをPOLARIS、THORNHILL、ALPHAWOLFといった世界のトップ・シーンで活躍するバンドを手掛けてきたLance Prencが担当。彼らの音楽性を見事に表現したアートワークは tovgoによるものだ。ニューメタルコアを通過しながら、独自性を切り開きつつある彼ら、ミュージックビデオ公開からわずか数時間で世界中から高評価のコメントが書き込まれている。

また、Promptsは3月に「Rite of Passage Tour 2024」と題し、ゲストにレーベルメイトとなりcoldrain主催のフェス「BLARE FEST. 2020」に出演した経歴を持つタイ出身ANNALYNN、そしてANNALYNNと同郷のDEFYING DECAYに加え、国内からはKnosisが帯同するツアーを開催する。

 

2024/3/18(月) 大阪・心斎橋 CLAPPER
プレイガイド : https://eplus.jp/sf/detail/4030390001-P0030001P021001?P1=1221

2024/3/19(火) 愛知・栄 R.A.D
プレイガイド : https://eplus.jp/sf/detail/4033570001-P0030001P021001?P1=1221

2024/3/20(水祝) 東京・渋谷 club asia
プレイガイド : https://eplus.jp/sf/detail/4031220001-P0030001P021001?P1=1221

 

PROMPTS、ニュー・シングル「Sun Eater」2月リリース決定! 東名阪リリースツアー「RITE OF PASSAGE TOUR 2024」の開催も


 
東京を拠点に活動するメタルコア・バンド、PROMPTS が、ニュー・シングル「Sun Eater」を2月9日に配信リリースすることを発表しました。バンドはオーストラリアのレーベル Greyscale RecordsとPaledusk、Annalynnに次いでアジアでは3組目となるグローバル契約を発表したばかりで、最新シングル「Sun Eater」はPolaris、Thornhill、Alpha Wolfといったオーストラリアを拠点に世界のトップ・シーンで活躍するバンドを手掛けてきたLance Prencがミックス/マスタリングを担当。PROMPTSにとって、Greyscale Recordsと契約してから初のシングルとなっている。
 
また、「Sun Eater」のリリースを記念し、3月18日から20日にかけて東名阪リリースツアー「RITE OF PASSAGE TOUR 2024」を開催することを併せて発表した。このツアーにはKNOSISをはじめ、Greyscale Recordsのレーベル・メイトでありcoldrain主催のフェス「BLARE FEST 2020」に出演した経歴を持つタイ出身のANNALYNNや、東京公演のみタイのメタルコア・バンドDEFYING DECAYが出演する。チケットはe+にて1/20 10:00から発売開始。
 
▶︎ニュー・シングル「Sun Eater」
2024.02.09 Release
PRE-SAVE LINK : https://orcd.co/prompts-suneater
 
▶︎PROMPTS pre. 「RITE OF PASSAGE TOUR 2024」
 
3/18(月) 大阪CLAPPER
3/19(火) 名古屋R.A.D
3/20(水祝) 東京CLUB ASIA
 
act:
ANNALYNN
KNOSIS
DEFYING DECAY (Only Tokyo)
 
チケットインフォメーション
https://eplus.jp/sf/word/0000122098

Stray From The Pathが来日! PROMPTSとのツアーは今週開催

 

ニューヨークのハードコア/メタルコア・バンド、Stray From The Pathの4年振りとなる来日ツアーに向けて、メンバーが一足早く来日したことがツアーを企画するPROMPTSのソーシャルメディアによって報じられた。

 

ツアーは5月12日に東京・赤羽RENY alpha、5月13日に東京・渋谷CYCLONEで行われ、Crystal Lake、Evilgloom(O.A.)、SABLE HILLS、LOYAL TO THE GRAVE、HIKAGE、HOTVOXが出演する。

 

チケットは発売中。貴重な機会をお見逃しなく。

 

 

2023.5.12(金) @東京 赤羽 ReNY alpha

PROMPTS pre. “STRAY FROM THE PATH” JAPAN TOUR 2023 [DAY1]

OPEN 18:00 | START 18:30
ADV ¥5,400 | DOOR ¥5,900 (+1DRINK)

act:
STRAY FROM THE PATH
Crystal Lake
PROMPTS
Evilgloom (O.A.)

 

https://t.livepocket.jp/e/prompts_sftp_day1

 

 

2023.5.13(土) @東京 渋谷 CYCLONE

PROMPTS pre. “STRAY FROM THE PATH” JAPAN TOUR 2023 [DAY2]

OPEN 17:00 | START 17:30
ADV ¥4,800 | DOOR ¥5,300 (+1DRINK)

act:
STRAY FROM THE PATH
PROMPTS
SABLE HILLS
LOYAL TO THE GRAVE
HIKAGE
HOTVOX

 

https://t.livepocket.jp/e/prompts_sftp_day2

PROMPTS と SOULJAPANによる企画「日韓男児」の開催が急遽決定!

 

持病により韓国へ帰国していたPROMPTSのボーカリスト、PKの復帰を記念し、PROMPTSとSOULJAPANによる企画「日韓男児」の開催が、2022年9月22日に渋谷club asiaにて開催することが発表された。

 

このイベントにはPROMPTS、SOUL JAPANにゆかりのあるアーティスト達が集結し、復帰を祝う。チケットの販売は既にスタートしておりソールドアウト必至。いますぐチケットをGETしよう。

 

チケット : https://t.livepocket.jp/e/ey5na

 

PROMPTSのPKが病気療養から復帰へ、開催中のツアーへの参加日程が明らかに

 

現在ツアー中のメタルコア・バンド、PROMPTSのボーカリストPKが2022年8月27日に予定されている石川・金沢 VanVanV4公演からバンドに復帰することが明らかとなった。

 

PKは持病の治療の為に韓国へ帰国していましたが新型コロナウイルス感染拡大の影響により帰国に必要なビザの発給が遅れていた。バンドはツアーはキャンセルせず、サポート・ボーカリストにSHVNAを迎え継続していた。

 

SHVNAバージョンのPROMPTSは今週末の仙台、新潟のみ。チャンスがあれば見逃さないように観に行こう!

 

▶︎PROMPTS JAPAN TOUR 2022 チケット/公演情報

 

https://twitter.com/shvnacvlt/status/1560574665180921856

 

Prompts、デビュー・アルバム『Fracture』リリース + レコ発ツアーもスタート!

 

東京を拠点に活動するメタルコア・バンド、Prompts がニューアルバム『Fracture』をModern Empire Musicからリリースしました。先行リリースされた「Face Me」、「Asphyxiate」、「Of Nothing」、「Möbius」含む全8曲収録、ゲストにはCrystal LakeのRyo、BodysnatcherのKyle Medinaも参加しており、デスコア、モッシュコアのグルーヴに強く影響を受けたスタイルの楽曲が多いが、しっかりと現代的なニューメタルコア・フレーバーも盛り込みPromptsサウンドとして確立している。

 

リリース日となる2022年7月8日に、東京・Shibuya Spotify O-WEST からレコ発ツアーをスタート。この夏、日本全国をこの快作を提げて回る。

 

▶︎PROMPTS JAPAN TOUR 2022 チケット/公演詳細一覧はこちら

 

 

▶︎Prompts 『Fracture』

1. Age of Fracture
2. Face Me
3. Asphyxiate (feat. Ryo Kinoshita of Crystal Lake)
4. Be My Cure, Be My Pain
5. Distress
6. Of Nothing (feat. Kyle Medina of Bodysnatcher)
7. Möbius
8. No Land for an Old Dog

 

Prompts、BodysnatcherのKyleをフィーチャーした新曲「Of Nothing」リリース!

[arve url=”https://www.youtube.com/watch?v=FAxTfMFhLX0″ /]

 

2022年7月8日にニューアルバム『Fracture』をリリースするメタルコア・バンド、Promptsが、BodysnatcherのKyle Medinaをフィーチャーした新曲「Of Nothing」のヴィジュアライザー・ビデオを公開しました。このアルバムをリリースする日から、新たなツアーをスタートさせる。

 

▶︎ツアーの詳細はこちら : https://riffcult.net/2022/07/05/prompts-japan-tour-2022/

 

PROMPTS JAPAN TOUR 2022 公演情報

 

詳細は随時更新中!

 


 

9月3日 (土) : 北海道・札幌SPiCE
オープン/スタート : 17:30/18:00
チケット : 3,800円 (+1D) *当日券 : 4,300円 (+1D)
チケットインフォメーション : https://t.livepocket.jp/e/yde6t
会場アクセス : https://goo.gl/maps/1JsdKPzdc4ZFELkP7

出演 :
PROMPTS

HIKAGE
MAZE -BAND SET-

 

9月10日 (土) : 福岡・福岡OP’s
オープン/スタート : 17:30/18:00
チケット : 3,800円 (+1D) *当日券 : 4,300円 (+1D)
チケットインフォメーション : https://t.livepocket.jp/e/odo_9
会場アクセス : https://goo.gl/maps/Hkfr493evaqgG5Zm6

出演 :
PROMPTS
Azami
universe last a ward
Evilgloom
VII DAYS REASON
Zsasz

 

 

9月17日 (土) : 静岡・UMBER
オープン/スタート : 18:30/19:00
チケット : 4,000円 (+1D) *当日券 : 4,500円 (+1D)
チケットインフォメーション : https://t.livepocket.jp/e/kjigl
会場アクセス : https://goo.gl/maps/v8HuujEkhrvEnbe96

出演 : PROMPTS, SHADOWS

 

 

PROMPTS、ファースト・フルアルバム『Fracture』リリース決定!

 

東京を拠点に活動する日韓メタルコア・バンド、PROMPTS が、ファースト・フルアルバムとなる本作『Fracture』を2022年7月8日に配信リリースすることを発表しました。

 

アルバムにはミュージックビデオとしてすでに公開されている「Face Me」、「Asphyxiate (feat. Ryo Kinoshita from Crystal Lake)」、「Möbius」他、BodysnatcherのKyle Medinaをフィーチャーした新曲「Of Nothing」など全8曲が収録されている。

 

 

RIFF CULT : Spotifyプレイリスト「All New Metalcore」

RIFF CULT : YouTubeプレイリスト「All New Metalcore」

Earthists.、多彩なゲストを迎えたニューシングル「Skywalker」リリース

東京を拠点に活動するEarthists.が、PROMPTSのPK、GraupelのSota、Sable HillsのTakuyaをゲストに迎えたニューシングル「Skywalker」をリリースしました。

シングルは下記配信URLにて。
https://linkco.re/XQqbBc5t

彼らのサード・フルアルバム『Have a Good Cult』は2022年6月22日にリリースされる。新曲を聴き込んで楽しみに待とう!

Twitter: https://twitter.com/EarthistsJP
Instagram: https://www.instagram.com/earthistsjp/
Facebook: https://www.facebook.com/EarthistsJP/

 

PromptsとC-GATEの共同企画「Twist The Plot」 、10月8日緊急開催決定!

 

PromptsとC-GATEによる共同企画「Twist The Plot」 が、10月8日 (金曜日) 渋谷CYCLONEにて開催されることが決定しました。両バンドは、先日行われたTrue North Festivalへの出演を決めたコンペティション「The Road to True North Festival」にて勝ち抜いたバンド。

 

10月8日には、Prompts、C-GATEに加え、同じくThe Road to True North Festivalに出演したMercy Personality !s Dark、そして両バンドと共演する機会も多いPaleduskの出演が決定した。

 

 

PromptsがCrystal LakeのRyoをフィーチャーした新曲「Asphyxiate」のMVを公開!

東京を拠点に活動するメタルコアバンド、Promptsが、Crystal LakeのRyoをフィーチャーした新曲「Asphyxiate」のミュージックビデオを公開しました。このビデオは、先日契約を果たしたModern Empire Music (ex.Stay Sick Recordings)から発表されています。

 

また、Promptsは8月から「OUTERSCAPE TOUR 2021」を開催。各地強力なサポートを迎え、行われる。

 

DesolateがPromptsのPKをフィーチャーした新曲「DESTRUCTION」をリリース!

ニューヨーク州コーニングを拠点に活動するニューメタルコア/デスコアバンド、Desolateが、PromptsのボーカリストPKをフィーチャーした新曲「DESTRUCTION」をリリースしました。日本のバンドとコラボレーションしたいというバンドの意向のもとPromptsとのコラボが実現。アニメ愛溢れるポイントも多く、ビデオディレクションも最高です!

 

また、この楽曲は8月13日にリリースが決まっているEP『The fate of destruction is the joy of rebirth』に収録される予定です。

 

 

【RIFF CULTインタビュー】Promptsの韓国出身のメンバーに、韓国メタルコア/ハードコアシーンについて聴いてみた

韓国出身のメンバーPKとPiguri、日本出身のMatsunoとHeavenの四人組メタルコアバンドPrompts。多国籍なメタルバンドは世界中に数多く存在するが、その中でもアクティヴにライブ活動を展開するバンドはほんの一握り。ましてや母国を出て、アーティスト活動の為に外国で活動しているミュージシャンは少ないだろう。世界的にも珍しい編成のPromptsに、韓国のメタルコア/ハードコアシーンを聞くと共に国境を超えてひとつのバンドとして活動する喜びや葛藤について、インタビューしてみました。想像以上に濃い内容になったので、2回に分けて公開。第一弾は、Promptsメンバーに、音楽遍歴と韓国シーンについて聞いてみました。

 


 

RIFF CULT : 韓国出身のPKさん、Piguriさんはどんな街で育ったんですか?

PK : ソウルの中心にある蚕室 (チャムシル)という街の出身です。ソウルのど真ん中にあり、大きなショッピングモールがあったり、遊園地があったり。ソウルで一番高いビルであるロッテワールドタワーなんかが有名なところですね。

蚕室 (チャムシル)

 

Piguri : 僕は京畿道の安山 (アンザン)という場所の出身です。工業地帯で日本で言うと川崎市?に似ていると思います。

安山 (アンザン)

 

RIFF CULT : おふたりは同い年ですか?

PK : 僕が24歳で、Piguriさんが3歳年上の27歳です。

 

RIFF CULT : 韓国は上下関係がしっかりしているイメージがありますが、二人の間柄はどうですか?

PK : Piguriさんと知り合って今年で6年になりますが、3歳年上だと普通に敬語ですね。韓国にいた頃から二人で遊んだり、音楽活動も一緒にしていて仲良しですが、やっぱり敬語になってしまいますね。韓国人の性 (さが) ですね。

RIFF CULT : 韓国でいうお兄さんという感じなんですね。せっかくなので、韓国出身のお二人には細かく音楽的ルーツを聴いてみたいと思います最初に聴いた音楽はなんですか?

Piguri : 最初に聴いた激しめの音楽で言うと、確かBlack Flagですかね。あんまり詳しく覚えていないですが (笑) メタルコアだと、For The Fallen Dreams?

Matsuno : いきなりFor The Fallen Dreamsは絶対うそでしょ (笑)

Piguri : いやーどうだったかな。

Matsuno : Hatebreedとか聴いてないの?

Piguri : あ、聴いてました。あとはMADBALLとかSICK OF IT ALLとか。

Matsuno : Piguriってそんなハードコアな人だったの? (笑)

Piguri : そうでしたね (笑)でも最近はあまり聴いてないですね。

PK : 僕は中学2、3年生の頃、友達にアコースティックギターをプレゼントしてもらった事がきっかけで音楽に興味を持つようになりました。最初はSTINGとかオールドポップとかが好きだったんですが、高校1年生の時に同じクラスメイトでサークルも一緒だった友人に、DisgorgeとかCannibal Corpseとかを教えてもらい、Deathとかオールドスクールなスラッシュメタルにもハマっていきました。メタルコア系だと、Lamb of Godなどから聴き始めて、Killswitch Engageあたりを一通り聴きましたね。高校3年生くらいにはAsking AlexandriaとかWe Came As Romansとかに興味が出るようになって、そちらをよく聴くようになりましたね。そこからバンドやってみたいと思いました。最初はKillswitch EngageやLamb of God直系のバンドだったんですけどね。

RIFF CULT : Disgorgeを聴いていたというのは驚きですね。

https://www.youtube.com/watch?v=i1FCVcWJW74

PK : むしろそういうジャンルのほうが聴いていた気がします。高校生のころはどっぷりメタル。Panteraとかも好きですね。

Matsuno : 2人ともぜんぜん違うね (笑)

 

RIFF CULT : はじめて買ったCDは何ですか?

PK : メタルだと中高校生の時にショッピングモールの中にあったレコードショップでいろいろ買いましたね。今もそのショップはあるんですが、ポピュラーなものばかりになってしまいました。メタル系のローカルなレコードショップ、日本で言えばNERDS RECORDSみたいなところもあって、そこにも行きましたね。

韓国のメタル/ハードコアを取り扱うレーベルとしてはDOPE RECORDSTOWNHALL RECORDSが有名。TOWNHALL RECORDSオーナーのHwang KyuseokはTHE GEEKSのKi Seok Seoと共にVICEのインタビューにも登場している。

RIFF CULT : 新しい音楽との出会いは基本的にはインターネットでしたか?

PK : そうですね。CDも買ってましたが、基本はネットでいろんな情報を調べていました。みんなiPodだったり、もっと安いmp3プレーヤーだったりを使っていましたよ。

RIFF CULT : 二人はいつからバンド活動を始められたんですか?

Piguri : はじめてのバンドはEighteen Aprilです。18歳か19歳の時だったかな。

Matsuno : いきなりEighteen Aprilだったんだ。

RIFF CULT : Piguriさんはオリジナルメンバー?

Piguri : いや、途中で加入しました。ネットでみかけたメンバー募集で連絡しました。

RIFF CULT : 同じ時期の日本だと、mixiでみんなメンバー募集してましたね。

PK : 韓国のミュージシャン達は、基本的に2つのウェブサイトが交流の場になっていました。ひとつはFacebook、それと同じくらい利用されていたのが、Mule (ミュール)という楽器のメルカリのようなサイトです。そこでみんな楽器の売り買いをしていたんですが、そのサイトにはメンバー募集できるフォーラムがあったんです。こんなジャンルで、このパートを募集をしているみたいな投稿が掲示板 (BBS)みたいなところに書き込まれていました。たしか登録制じゃなかったはず、SNSみたいなものではなく、2ちゃんねるみたいなものだった覚えがあります。最近は人が減っているけど、当時、僕たちが学生時代に主流だった音楽コミュニティですね。

Matsuno : まさに日本でいうmixi的なサイトだね。中国だとWeiboとか、ロシアだとVKとか。世界各国に同じようなものがあるみたいですね。

PK : あ、話がそれてしまいましたね……。僕のはじめてのバンドは、Scarlet ForestというDjent系バンドでした。

Matsuno : 確か、Inlayerのメンバーもいたよね?

Inlayerは、韓国出身のDjent/Progressive/Instrumentalバンド。この手のバンドには珍しく東方神起 · SUPER JUNIOR · 少女時代など所属のK-POP大手SM entertainmentが運営するYoutubeチャンネルよりMVをアップしている。

PK : そうですね。最初に話したメタル好きな友人と一緒に高校生のころに始めました。彼とは小学校から一緒だったんですが、高校のサークルで一緒にバンドを始めることになったんです。最初はギタリストだったんですが、ボーカルが見つからず、彼とじゃんけんして負けてしまい、僕がボーカルを担当する事になりました。もともとはギタリストだったし、ギター/ボーカルでスタートしたんですが、Djent系のプレイスタイルとボーカルを両立できなかったので、ボーカルに専念する事にしました。もともと三人ではじまったけど、結局二人になりました。あともうひとつ、Paydayというバンドもやってました。Scarlet Forestとは違ったタイプのサウンドです。

 

 

Matsuno : PaydayはCounterpartsとか、初期CAPSIZE, Defeater的な叙情ハードコアっぽいバンドだよね、カッコ良かった記憶が。
あと掛け持ちで他のバンドやってるメンバーもいたような。

PK : All I HaveやTurn For Ourのメンバーと一緒にやっていましたね。

RIFF CULT : 掛け持ちが多いですね。

Matsuno : 確かにけっこう多いよね。そのTurn For OurのベースのHyeong DooってやつとかもTo My Last Breathってバンドを前やってたり。

To My Last Breathは韓国最初のデスコアバンドとして知られる存在。現End These DaysのフロントマンSang Yul Songがギター兼リーダーを務めていた。

Matsuno : To My Last Breathの最初の音源が2009年とかだからかなり早いよね。日本でいうHer Name In Blood的な存在だったのかなと。Turn For OurもTERRORやTRAPPED UNDER ICEのようなストレートなハードコアを鳴らしていて音源が凄くカッコ良かった。最初聴いたとき欧米のバンドかと思ったくらい。

PK : 日本のラウドシーンは世界の国に比べて小さいと聞きますが、韓国はもっと小さいですよ。韓国でツアーしようとしたら、ソウルと釜山しかない。日本みたいな全国ツアーはできないんです。BTSのようなビック・グループくらいしか成功させることは出来ないんじゃないでしょうか。彼らもソウルと釜山の間のエリアにはあまり行かないですしね。

RIFF CULT : ソウルと釜山の間のエリアというのは、音楽シーンそのものが無いんですか?

Piguri : ほとんど無いと思います。音楽をやりたいという人はだいたいソウルか釜山に移住します。確かに若者が少ないエリアではあるんですが、正直、なぜそんなに避けられるのかは理解出来ないです。

PK : 韓国のように小さなシーンを盛り上げようと思うと、自然と掛け持ちして、いろんなバンドが誕生しがちになりますよ。バンド同士がみんな知り合いですし。サポートし合ってます。

 

RIFF CULT : コミュニティの中心人物はいますか?

PK : 間違いなく、Watchout! Recordsを運営しているカントさん(Kangto Lee)だと思います。Day of Mourningというバンドでギターもやっていますね。一時期韓国のレジェンド的なバンドVASSLINEにも在籍していました。またDay Of Mourningのもう一人のギター のマンキさんはPromptsの最新作『Magenta Smile』のエンジニアもやってくれました。韓国の多くのメタルコア/ハードコアバンドを手掛けていて彼はシーンでは一番有名なエンジニアと言えますね。

PK : あとはやっぱりEnd These Daysのユルさん(Sang Yul Song)ですね。日本のバンドシーンと最も親交が深いのはユルさんだと思います。End These Daysが2017年にリリースした「Solace」という曲のMVでは、Crystal LakeのRyo Kinoshitaがゲストボーカルとして参加して話題になりました。来日も4回していて2018年にはPaledusk主催のBlue Rose Tourに出演したり、年末のNERDS FESTに出演したりしています。また、2017年には日本からPrompts、Infection、Will You Rememberを招いて韓国ツアーを企画したりしてくれました。

 

Matsuno : 僕もユルとは7~8年前くらいからFacebookを通して連絡を取り合うようになって、家に泊めたこともあるし今もずっと親交があります。End These Days初来日は確か、RNR TOURS主催で秋葉原音楽館だったかな。

PK : この三人が、Watchout! Recordsというレーベルを始めて、日本からもMirrorsなど、いろんなバンドを韓国に呼び始めて、大きな企画を打つようになりました。Born of OsirisとかPeripheryなどが韓国でライブできるように働きかけて、Watchout! Recordsからオープニングアクトをブッキングしたりもしていましたね。

PK : それからIn Your Faceも韓国シーンにおいて重要なバンドです。彼らはJUMP OVER THE LINEという企画をやっていて、6回目から日本のバンドが参加するようになりました。韓国のシーンは小さく、いつも同じラインナップだから、日本のバンドを呼ぶ事が自然と増えていった形だと思います。これまでにAbstracts, Paledusk, Victim of Deception, Foad, Sable Hillsなどを招致していて日本と韓国の繋がりを作ってくれた大きな存在です。Vo.のミナトは現在は東京在住でよくライブハウスに遊びに来ています。

 

 

Matsuno : ミナトもそうだけどビックリしたのはメタルコアやハードコアのシーンの中で日本語ちょっと話せます、みたいな人がちょくちょく居ること。日本のバンドマンで韓国語喋れる人って言われてもほとんどいないから、すごいな~と思いましたね。あとけっこう韓国から日本にライブ観にくる人も多いんだよね。SCREAM OUT FESTIVALとかBloodaxe Festivalとかで韓国から遊びに来てる人と仲良くなったりしたなぁ。

 

RIFF CULT : 韓国でライブをやる時によく使ってたライブハウスはありますか?

Piguri : CLUB AORかな。弘大(ホンデ)っていう日本でいう原宿みたいな場所にあるライブハウスは有名ですね。

弘大 (ホンデ)

Matsuno : AORはPromptsでも行ったことがあります。2017年にETD主催のツアーで初めて行って、去年の1月には自分たちで”HYBRID YOUTH TOUR”と銘打ってPROMPTS企画を行いました。

 

Matsuno : 日本からPaledusk、From the Abyss、韓国からETD, Eighteen AprilにR4-19というメタルコアバンドが出演してくれました。韓国のメタル系の中では大成功と言われる60人くらいのお客さんが来てくれてすごく楽しい一日でしたね。コロナが落ち着いたらまた韓国でも企画をやりたいし、逆に今度は韓国のバンドを日本に招集したりしてみたいですね。あとは釜山のCLUB REALIZEとかは?

PK : REALIZEは残念ながら2020年で閉店してしまいましたね…。End These Daysが拠点にしてたライブハウスで、釜山にあったんですが。メタルコア、ハードコアの聖地みたいな場所でした。

Matsuno : CDとかも売ってたよね。PROMPTSや日本のバンドもちょくちょく取り扱ってもらってました。

PK : さっきの続きになってしまいますがオーナーのJin-su Baeという人は、釜山のメタルコア/ハードコアシーンの中心人物ですね。GWAMEGIという硬派なメタルコアバンドのボーカリストでもあります。

RIFF CULT : 釜山のバンドでいうとAll I Haveはどうですか?

PK : もちろん超重要です。 ギタリストのLee Jung MinはPaydayのメンバーでもありますね。釜山のハードコアといえば、All I Have。みんながリスペクトしています。メンバーのGeon(ゴン)さんはみんなの兄貴的な存在で、REMNANTS OF THE FALLENなど韓国の色んなバンドのアートワークやマーチデザインを作ったりもしていますね。

REMNANTS OF THE FALLENは、ソウル出身でDOMと来日経験も有るメタルコア/メロデスバンド。2017年度と2021年度の「韓国大衆音楽賞」最優秀メタル/ハードコア賞を受賞している。アルバム『SHADOW WALK』収録の”MISERY INJECTION”ではPKもゲストボーカルで参加。

 

Matsuno : ゴンちゃんはたしか昔日本の大学に通っていたこともあって日本語が異常にペラペラですね。よく日本のハードコアのライブに行っていたことから日本の多くのハードコアのバンドマンともかなり親交があるみたいです。2015年には東京のOTUS, HOLLOW SUNSを招いて韓国ツアーをやっていましたね。

 

RIFF CULT : ソウルと釜山にシーンの違いはありますか?

PK : そうですね。今と昔とでは少し変わってきていますが、ソウルはメタルコアやポストハードコアが多く、タフなサウンドは釜山に集まっているイメージです。

 

インタビュー第二弾へ続く!