2023年3月、Rivers of Nihilはレコーディング・セッションを終え、4人編成となった。Adam Biggsを新しいリードボーカル兼ベーシストとなってから、大量の新曲を生み出したという。また、このレコーディング・セッションでは、Rivers of Nihilのメンバーとして、ボーカリストとしても重要な役割を果たす新ギタリストAndy Thomas(元Black Crown Initiate)が初めて登場。この新しいシングルは、バンドの新しいラインナップの本格的なコラボレーションとして初めて披露するものであり、新しいRivers of Nihilがどんなものであるかを感じ期待できるものです。
サックスなどを用いたデスメタルを鳴らし人気を博したペンシルバニア出身のRivers of Nihil がスタジオライブを配信しているチャンネルAudiotreeに出演。彼らの代表曲をインタビューを交えながら演奏する25分の動画を公開しました。
以下オフィシャルより :
ペンシルベニア州出身の4人組バンド、Rivers of Nihilは、ギタリストのブロディ・アットリーとヴォーカリスト兼ベーシストのアダム・ビッグスの音楽プロジェクトとして、10年以上活動しています。テクスチャー、音色、楽器編成、叙情性、構成など、あらゆるものが無制限に解釈できる。サンプルの配置、奇妙なシンセシス、サックスなど、彼らのユニークなサウンドを構成する要素のほんの一部に過ぎない。
音楽について語るとき、このバンドがどんな形であれ、クリエイティビティに生き、呼吸していることは明らかです。すでに飽和状態にあるジャンルに対する既成概念にとらわれないアプローチはその証拠であり、パフォーマンスに対する彼らの情熱はそれを体現している。そして、最も印象的だったのは、彼らの身のこなしだ。謙虚で、穏やかで、優しいRivers of Nihilは、デスメタルに感謝のエッジをもたらす。
Rivers of Nihil is
Guitar | Brody Uttley
Bass + Vocals | Adam Biggs
Vocals | Jacob Dieffenbach
Drums + Vocals | Jared Klein
Guitar + Vocals | Andy Thomas
Saxophone | Zach Strouse
Directed + Edited | Austin Peters
Director of Photography | Tom Conway
Camera Operation | Matt Tyrpin, Justin Kenney, Kevin Van Egeren
Audio Record + Mix | Neil Strauch
Audio Assist | Lucas Hansa , Susie McCollum , Rick Fritz
プログレッシヴとアヴァンギャルドの中間をいくミドルテンポの楽曲が中心で、ガリガリとリフを刻みつつもメロディアスであるのがCathexisの魅力だ。Willowtip Recordsらしいサウンドであるので、レーベルのフォロワーでまだチェックできていない方がいたら年末に向けて聴き込んでいただきたい。おすすめの曲は「Mortuus in Perpetuum」。
2021年テネシー州ナッシュビルを拠点に結成されたテクニカル/メロディック・デスメタルバンド。While You Were Asleepで活躍するベーシストTommy FireovidとドラマーRikky Hernandez、Kryptik EmbraceのギタリストだったRikk Hernandez、そして伝説のサタニック・デスメタルバンドNunslaughterのギタリストとして2014年から活躍するNoah Nuchananがリード・ボーカルを務める。
リードトラック「The Sun Eaters」はChristianのギターソロが炸裂、Victorのボーカルもインパクトが強く聴きどころと言えるが、やはりHannesのドラミングが最も輝いて聴こえる。このドラミングが他を牽引しながら楽曲が展開しているように感じるのは、ソロの楽曲だという先入観を抜きにしても感じられるはずだ。Hannesの叩きっぷりを感じながらアルバムに酔いしれて欲しい。
Ronnie Björnströmをプロデューサーに迎えた本作は、漆黒のオーケストレーションをまとったデスメタル・サウンドをベースに、プログレッシヴなエレメントを要所要所に散りばめたベテランらしい小技が光る仕上がりになっており、タイトルトラックでありミュージックビデオにもなっている「God Ends Here」では、Behemothなんかにも匹敵する悪魔的な狂気に満ちていて思わず世界観に引き込まれていく。20年以上のキャリアを持つメタル・ミュージシャンらしい引き出しの多さが聴くものを圧倒する堂々の一枚。
本作は、2016年コロラド・スプリングスを拠点に活動をスタートさせたCrown Magnetarのデビュー・アルバム。2018年にEP『The Prophet of Disgust』リリース後、コアなデスコア・リスナーから支持を集め、カルト的な人気を博していた。本作もレーベル未契約で発表されたものの、クオリティは世界トップクラス。
ペンシルバニア州リーディングを拠点に活動するプログレッシヴ/テクニカル・デスメタルバンド、Rivers of Nihilの3年振り通算4枚目となるスタジオ・アルバム。ギタリストであり、オーケストレーションのプログラミングやキーボードを兼任するBrody Uttleyがプロデュースを担当、Galaxtic EmpireのGrantとCarsonがそれをサポートする形で制作が行われた。シーンにおける有名アートワーカーDan Seagraveが描いた幻想的な世界観はプログレッシヴ・デスメタルシーンでも特異な存在感を放つRivers of Nihilにぴったりだ。
本作もBurial In The Skyのサックスフォン奏者Zach Strouseをフィーチャー、アルバム収録曲の半分に彼のサックスが挿入されている。様々サブジャンルが存在するメタルの中でもサックスとの親和性があるのは、プログレッシヴなものが多い。もちろんアヴァンギャルドなシーンではNaked Cityを彷彿とさせるようなエクスペリメンタル・ジャズ、フリージャズ的なサックスは導入されてきた事例があるが、とろけるようなサックスの音色とヘヴィ・ミュージックのブレンドはセンスが必要だ。