Archspire : カナダ/バンクーバーのテクニカル・デスメタル/デスコアバンド、Archspireが新曲「Drone Corpse Aviator」のミュージックビデオを公開しました。この楽曲は、10月29日にSeason of Mistからリリースされるニューアルバム『Bleed the Future』に収録される予定で、これまで公開されているタイトルトラック、「Golden Mouth of Ruin」に次ぐ第3弾シングル。
とにかくレベルが違う。ボーカリストOliver Rae Aleron、ドラマーSpencer Prewettは特にミュージシャンとして持ってる実力とセンスが素晴らしい。一瞬もブレイクしない「Golden Mouth of Ruin」にも驚いたが、本楽曲も目眩がするほどファスト。今年ナンバーワン・テクニカルメタルアルバムになるかもしれませんね。
Kevin Muller (ex-SUFFOCATION *live, THE MERCILESS CONCEPT)
Wes Hauch (ex-THE FACELESS, BLACK CROWN INITIATE)
Tim Walker (ENTHEOS)
Matt Paulazzo (AEGAEON)
トラックリストを見るだけでも凄いが、これだけ個性的なミュージシャンが参加しているにも関わらず、すべての楽曲が間違い無くDeeds of Fleshの楽曲なのも凄い。前作『Portals to Canaan』の延長線上にあるサウンドをベースにしながら、『Path of the Weaking』、『Mark of the Legion』をリリースした90年代後期のDeeds of Fleshを彷彿とさせるクラシカルな良さもある。2000年代後半からのDeeds of Fleshサウンドの要になってきたCraigのプログレッシヴなギターフレーズはやや控えめであるが、彼らしいプレイも散見される。特に「Ethereal Ancestors」後半のギターソロはテクニカルデスメタル史上最も美しいギターソロだと思う。全曲味わい深く、間違い無く2020年を代表するテクニカルデスメタルの傑作。これからDeeds of Fleshがどのように活動していくのか、もしくはこれが事実上最後の作品なのかは分からないが、Deeds of Fleshの歴史において今後永遠に語り継がれていく作品になることは間違いない。この作品を完成させたDeeds of Fleshに関わる全てのミュージシャン、クリエイター達に感謝。
2017年に加入したドラマーAnthony BaroneはThe FacelessやWhitechapelのライブドラマーとして活躍し、近年ではAegaeonやShadow of Intentといったテクニカルデスコアシーンで活躍してきた人物。高いレベルが要求されるBeneath the Massacreのサウンドを牽引するようにしてハイスピードなブラストビートを繰り広げ続けていく。それに食らいつく、というと語弊はあるが切れ味鋭いカミソリリフと攻撃的なギターソロをプレイするChrisも凄まじい技術を持っている。
For Fans of : Despised Icon、Thy Art is Murder、Infant Annihilator
Imperial Triumphant – Alphaville
前作『Vile Luxury』からおよそ2年振りのリリースとなった4枚目フルレングス。Gilead MediaからCentury Media Recordsへ移籍、いわばメタル・オーバーグラウンドでのデビュー作とも言える本作は、テクニカルともアヴァンギャルドともブラックとも言えないImperial Triumphantの世界観を確立した作品だ。そして何よりこれほど難解な作品はCentury Media Recordsからリリースされ、2020年のトップ・メタルアルバムのリストに選出されまくっているのだから凄い。
本作からドラマーにPsyopusのJason Bauers、ギタリストにnader SadekのライブメンバーだったMike Lernerを加えたトリオ体制で制作されている。従来のテクニカルデスメタルや、Colinが得意としてきたエクスペリメンタル/アヴァンギャルドなスタイルは常軌を逸し、このアルバムはここ数年リリースされたテクニカルデスメタル作品の中でも異端なものだ。Jasonのドラミングは通常のドラムセットとは違い、ドラムパーカッションが主体。そしてColinもリフは刻まず、ひたすらにタッピングでグルーヴを生み出していく。そのサウンドはアルバムから先行公開されたシングル「Blessing In Disgust」へのファンのコメント”Tom and Jerry Metal”と形容されていたが、まさにその通り。非常に挑戦的な作品であるが、テクニカルデスメタルが日々、そのテクニックを持ってして発展していく中でも、後続を圧倒する個性を見せつけた迷作、いや名作。
For Fans of : トムとジェリー、スポンジボブ
Ulcerate – Stare into Death and Be Still
前作『Shrines of Paralysis』から4年振りのリリースとなる6枚目フルレングス。これまでアルバムリリースを手掛けてきたRelapse Recordsを離れ、フランスのブラックメタルレーベルから発表された本作は、ヘヴィな轟音が鳴り響くミッドテンポなブラッケンド・デスメタルであるが、それを鳴らすメンバー達の超絶技巧こそこのアルバムの一番の聴きどころだ。このアルバムをテクニカルデスメタルとして聴くとき、やはりドラマーJamieのプレイが印象的だ。彼はソングライティングからレコーディング時のエンジニアリング、ミックス/マスタリングまでを務めるスタジオミュージシャンでもあり、幻惑的なUlcerateのヴィジュアルイメージを担ってきたアートワークも手掛けている多彩な人物だ。ミッドテンポであることは、この手のドラマーにとってはいかに音数を詰め込むかというところがそのドラマーのテクニックを知るひとつになると思うが、Jamieはストップ&ゴー、というか緩急のあるテクニカル・スタイルがハイセンスだ。プログレッシヴなギタープレイと高貴にすら聴こえるベースラインすべてが折り重なり表現されるUlcerateの世界観は唯一無二だ。
For Fans of : Portal、Imperial Triumphant、Gigan
Defeated Sanity – The Sanguinary Impetus
前作『Disposal of the Dead // Dharmata』から4年振りのリリースとなった6枚目フルレングス。現在のDefeated Sanityはトリオ体制で、ObscuraのライブメンバーでもあったベーシストJacob、2016年に加入したJash、そして唯一のオリジナルメンバーでありドラムとギターを兼任するLilleの3人。アルバムリリース後のインタビューで、Lillieは94年の結成時、当時12歳だった自身が想像したテクニカルデスメタル/ブルータルデスメタルとジャズ/フュージョングルーヴの融合が本作で実現する事が出来たと話していて、これまでにリリースしたDefeated Sanityの作品の中でも一番気に入っているという。
For Fans of : Fallujah、Fit For An Autopsy、Lorna Shore
Edenic Past – Red Amarcord
Behold The ArctopusやGorgutsでの活動で知られるColin Marstonがギターを務めるトリオ。ベース/ドラム・プログラミングはAstomatousのNicholas McMaster、ボーカルはColin、Nicholasそれぞれをサイドプロジェクトを持つPaulo Henri Paguntalanだ。
今年、Colinの多作っぷりは凄かった。Behold The Arctopusもそうだし、Encenathrakh、Indricothereも新作を出していて、ノイズ系のプロジェクトも合わせれば、優に10枚以上はアルバムを出している。
Luc Lemay (Gorguts)
John Gallagher (Dying Fetus)
George “Corpsegrinder” Fisher (Cannibal Corpse)
Frank Mullen (Suffocation)
Matti Way (Disgorge)
Bill Robinson (Decrepit Birth)
Dusty Boisjolie (Severed Savior, ILLUMINEGRA)
Anthony Trapani (Odious Mortem, Severed Savior),
Obie Flett (Pathology)
Robbe Kok (Disavowed)
Jon Zig (Serpentian)
新作のサウンドは、初期から後期までのDeeds of Fleshサウンドをミックスしたようなものになっており、2008年にリリースした『Of What’s To Come』から2013年にリリースした『Portals to Canaan』から連なるストーリーの一部になっています。
『NUCLEUS』に収録されている楽曲はErikによって制作されており、亡くなるまでの4年間に渡ってCraig Peters、Ican Munguia、Darren Cescaと共にレコーディングが続けられていました。Erikの死後、Deeds of Fleshでベース/ボーカルを担当していたJacoby Kingstonと元ドラマーのMike Hamiltonが歌詞制作とボーカルアレンジメントのサポートを行っています。
新作についてギタリストのCraig Petersはこうコメントしています。7年前に制作をスタートさせた新作を、ようやくファンに届ける準備が出来て嬉しく思います。この作品は私にとって特別なもので、Erikと日々連絡を取り合い、ファンの為に映画のような体験が出来るような仕上がりになるよう試行錯誤を続けました。そんな中、Erikな亡くなり、私たちメンバーは深く悲しみ、このアルバムを完成させる為にどうすればいいのか分からなくなっていました。この作品はDeeds of Fleshの遺産として非常に大きな意味を持つことになったので、Erikと共にDeeds of Fleshで長きに渡り活動をしてきたMikeとJacobyの力を借り、『Of What’s to Come』でErikがスタートさせたストーリーを完結させる事が出来ました。Deeds of Fleshが鳴らしてきた様々なスタイルのサウンドを感じる事が出来る本作は、ファンにとってこれまでに聞いたことのないものになっていると信じています。リリースまで楽しみに待っていて下さい!
また、本作でボーカルを務めたJacobyはこうコメントしています。Erikが亡くなってから、このアルバムで他の誰かがボーカルを務める事は出来ないのではないかと感じ、すでにバンド活動から引退していましたが、Deeds of Fleshの為に復活することにしました。Mikeと一緒にチームを組み、『Of What’s to Come』からスタートしたストーリーから歌詞の制作に取り組む計画をスタートさせました。この作業はDeeds of Fleshの初期の作品である『Gradually Melted』や『Trading Pieces』のレコーディングの事を思い出させてくれ、すべてが新しく感じエキサイティングなものになりました。自分がこのアルバムに出来る全ての力を注ぎましたし、参加してくれたゲストボーカリスト達も夢のようなラインナップであり、彼らを迎えられた事を光栄に思っています。ファンはこのラインナップをみて、間違いなくワクワクするに違いありません。Deeds of Fleshの過去と未来を繋ぐ、新しい時代のハイブリッドサウンドを生み出すことが出来ました。これは間違いなく、Deeds of Fleshの新しいアルバムです。
バンドはすでにアルバムのトラックリストとアートワークを公開しています。
Guitars/Orchestral Programming by Craig Peters
Drums Recorded by Darren Cesca
Bass Recorded by Ivan Munguia
Main Vocals Recorded by Chad Land
Mixed & Mastered by Zack Ohren, Castle Ultimate, Oakland, CA
Music Writing:
All Music written by Craig Peters, Erik Lindmark and Ivan Munguia
All lyrics and vocal arrangements by Mike Hamilton and Jacoby Kingston