「The Spineless Freak」は、この新ドラマーの存在を強調する楽曲として制作され、Benighted の過去の作品と共鳴する攻撃的なサウンドが特徴となっている。収録はドイツの Kohlekeller Studio で行われ、エンジニアの Kristian Kohlmannslehner によるプロダクションが施されていると伝えられている。
Benighted is:
Julien Truchan — Vocals
Emmanuel Dalle — Guitars
Pierre Arnoux — Bass
Matthias Biechler — Drums
フランスのソロ・ブラックメタル・プロジェクト Noirsuaire は、2025年12月26日にリリース予定のファースト・フルアルバム『The Dragging Poison』より、先行トラックを公開した。今回公開されたのは「Fogged by the Leaves of Pestilence」である。
Noirsuaire は、創設者 “N” によるワンマン・プロジェクトで、アルバムはピレネー山脈のフランス側にある屋根裏部屋で孤独に録音されたという。作品は、1990年代後半のフランス地下ブラックメタルの精神を復刻しようとするもので、カルト的な存在である Bekhira、Seigneur Voland、Funeral などの影響を受けつつ、Nastrond、Marduk、Cultes des Ghoules といったスペクトルにも通じるサウンドを目指している。
ミックスおよびマスタリングは、BST Studios の Sébastien Tuvi が担当。彼はこれまで Hell Militia や Sotherion の作品にも携わってきた。アルバムは、重厚かつ陰鬱な雰囲気と鋭利な攻撃性のバランスを意識して制作されたという。ゲスト参加もあり、若手オルガン奏者 Mildrac がインタールード「Withering Veins」で荘厳さを添え、さらに BST(=ミキサー/マスタリング担当者)が “Fogged by the Leaves of Pestilence” にヴォーカルで参加。この曲は故 Nisse Karlén(Sacramentum)への捧げものとして位置づけられている。
テーマは、忘れられたヨーロッパの民間伝承、夜の吸血の渇望、そして古来からの悪魔崇拝。アートワークは、過去に Behemoth や Warloghe の作品も手がけた画家 David Thiérrée によるもので、アルバムの持つ古風な邪悪さをヴィジュアル面でも表現している。
フランスを拠点に活動するメタルコア・バンド Resolve が、Arising Empireより最新シングル「Death Awaits」のミュージックビデオをリリースしました。この曲は前作アルバム「Between Me and The Machine」に続く作品であり、Resolveにとって新しい時代の幕開けとなるもの。
Out of Line Musicのニューメタルコア/デスコア・バンド、ten56. が新曲「Traumadoll + RLS」のミュージックビデオを公開しました。Spotify等のプラットフォームで確認すると「Traumadoll」のみですが、ミュージックビデオではこれまでten56.がプレイしてきたニュー・デスコアにオルタナティヴ・ラップを聞かせる「RLS」を合わせた組曲のような仕上がりとなっています。
1. Black Hole
2. Pressure
3. Embers
4. Mirror
5. Swan Song
2008年からフランス・パリを拠点に活動する Betraying the Martyrs の3年振りとなる新作は、Sumerian Recordsからフランスの新鋭レーベルOut of Line Musicへと移籍してリリースされた。これまでバンドのフロントマンとしてバンドをメインストリーム・メタルコア・シーンへと導いてきたボーカリスト、Aaron Mattsが2021年に脱退。新たに加入したボーカリストRui Martinsのデビュー作として注目が集まっている。
Aaron脱退後にリリースされた最初のシングル「Black Hole」は、雄大なメタルコア・ビートにシンフォニックなアプローチを交えながら、これまで培ってきたBetraying The Martyrsのスタイルを聴かせてくれる。新しいと感じるのはやはり、Ruiのボーカルで、クリーン・パートもそつなくこなしている。ややプログレッシヴなエレメンツが増えたかなと感じたものの、続く「Pressure」は燃えるようなメタルコア・チューンで作品のキラーチューンとして存在感を見せる。
エンディングを飾る「Swan Song」はミュージックビデオとして公開されており、彼らがどこに向かっていくのかを感じさせる仕上がりとなっている。メロディは深みを増し、メロディック・デスメタルやオルタナティヴ・メタルのスケール感を持つこの楽曲は、Betraying The Martyrsを次のステージへと押し上げてくれるはずだ。
前作『Son of the Breed』から1年という短いスパンでリリースされたセカンド・アルバム。Christopheがプロデュースを務め、MisanthropeやArgileのJean-Jacques Moréacがミックス、マスタリングを担当した。そのサウンドは前作の延長線上にあり、Cryptopsyを彷彿とさせるテクニカル・グルーヴがサウンドの要になっている。オールドスクール・デスメタル、さらにはスラッシュメタルのシュレッドリフも顔を覗かせる。狂気的とも言えるエナジー溢れる「Away」はミュージックビデオにもなっている。
1999年トゥールーズにて結成。2010年からGorodのフロントマンとして活躍するボーカリストJulien Deyres、元ZubrowskaのギタリストMickaël AndréとPhil Pornopork、ベーシストLord Anusripper、ドラマーStéphane Nestiriの5人体制でレコーディングを行った。アヴァンギャルド/マスコア出身のメンバーがいるからか、アクロバティックな展開を見せるテクニカル・フレーズを軸に置きながら、嵐のようなデスメタルを展開。「Sodomize the Armless Child with a Pneumatic Drill 」を聴けば、このバンドの唯一無二の個性を掴めるはずだ。
Last Breath Bathos My Clay Diving Mask Unmasked It Creeps Elements Seven Steps In The Minds Of The Sculptor In The Palms Of The Sculptor The Vow Of The Bees
5年振りのリリースとなったセカンド・アルバム。新たにギタリストFrançois Le Lyon、ドラマーDanny Leeが加入。First FragmentやBeyond Creationを彷彿とさせるうねるベースラインを取り入れ、スウェディッシュ・デスメタルのエレメンツを組み込んだメロディアスなテクニカル・デスメタルをプレイ。「The Diving Mask」のプログレッシヴな趣、「In the Minds of the Sculptor」のシュレッダーリフの応酬、クラシカルなドラマ性溢れるテクニカル・サウンドを流麗に聴かせるセンスを感じる。
We are very excited about the new release coming from @Dysmorphicmetal on November 23rd! Head over to their page and pick up a pre-order bundle today! Pre-Orders also available via Bandcamp. pic.twitter.com/B4wkfoRmRk
Dungortheb 『Extracting Souls』 (2014年 – Great Dane Records)
1 Intro 2 Inside 3 A Red Night 4 Behind Your Eyelids 5 6:43 6 Sad War 7 Impact 8 When I Believe I Live 9 From Memories To Silence 10 Heaven Can Hate 11 Outside
6年のブランクを経てリリースされた3枚目フルレングス。Clément Decrockによってプロデュースされ、これまで以上に洗練されたサウンド・プロダクションで制作されている。物語の始まりを予感させるイントロを経てスタートする「Inside」は、スタイリッシュなプログレッシヴな雰囲気で溢れており、繊細なフレーズを丁寧にプレイしていく。「When I Believe I Live」や「Heaven Can Hate」など、ベテランの域に達した彼らの老練の技術を味わえる一枚だ。不気味な世界観を持つアートワークはデビュー作からE-Ghost/UC’TCMが担当している。
Dungortheb 『Waiting For Silence』 (2008年 – Great Dane Records)
1 Lethargy 2:59 2 Another Way To Die 4:32 3 Intended To Fal 3:02 4 Addicted 5:33 5 Waiting For … 3:01 6 Silence 4:58 7 Only Way To Die 4:54 8 N.D.E. 4:37 9 Trip Into Obscurity 4:32
5年振りのリリースとなったセカンド・アルバム。新たに同郷のレーベルGreat Dane Recordsと契約して制作された本作は、ギタリストがJean-MarcからArkhasisを脱退したばかりだったJérémy Durinにスウィッチ、新たにベーシストSamuel Baudoinが加入し、5人体制でレコーディングされている。前作同様、溢れんばかりに詰め込まれたギターのリード・パートがDungorthebサウンドを支配、インストゥルメンタルの楽曲を挟みながらじりじりとボルテージを高めながら展開する、燻し銀の作品。