テキサス州ダラスのデスメタル・バンド、I AM がニューアルバム『Eternal Steel』をMNRK Heavyからリリースしました。前作『Hard 2 Kill』から約4年、元々デスコア/ハードコア・シーンでそのブルータリティで頭ひとつ抜きん出た存在感を見せつけてきたI AM。MNRK Heavyとサインし2022年6月に先行公開されたシングル「The Iron Gate」は、メランコリックなメロディをデスメタリックに奏でる新しいI AMサウンドを見せつけている。
続いて公開された「Surrender To The Blade」でも血湧き肉躍るデスメタルを繰り広げる。ところどころ、というか楽曲のキーとなっているブレイクダウン・パートにはモッシュコア/デスコアのヴァイブスがあり、『Hard 2 Kill』以前からI AMを追いかけているファンも楽しめるはずだ。デスメタル・バンドとしてI AMがどのようにして評価され、どういったシーンで活躍していくのか注目しておきたい。
1. Ashes Lie Still (feat. Julia Frau)
2. Shadows in Time
3. You’ll Never Learn
4. Tides of Glass
5. From Hollow Words (feat. Sven De Caluwé)
6. Sea of Stone
7. All I’ve Lost (feat. Matthew K. Heafy)
8. With Broken Wings
9. Echoes of Hate
10. Scratch the Vein
11. Rebirth (Remixed)
今年に入り、シングル「Thinking in Tongues」と活発な動きを見せる彼ら。一時はニューメタルへ接近したものの、すでにSuicide Silenceらしいクラシックなデスコアへとカムバックしています。ここでさらっと初期のスタイルへ回帰している、というだけでなくもう少し深掘りしてこの「You Must Die」について考えてみたい。
Nuclear Blast Records所属のUSデスコア・バンド、Fit For An Autopsyが、Lamb of Godの「Walk With Me In Hell」をカバー、レーベルの公式YouTubeチャンネルからスタジオ・ライブ・パフォーマンスの映像が公開されています。
Fit For An Autopsyが最新作『Oh What the Future Holds』で見せたメタル・バンドとしてのポテンシャルは、デスコアというジャンルを通過し、メインストリーム・メタルでも高く評価され注目を集めた。Whitechapelと並んでデスコアというジャンルをオーバーグラウンドでいかに発展させるかという意味で彼らがやっていることは重要だ。Lamb of Godのカバーも彼らの現在地を理解してもらうために素晴らしいチョイスだ。
解散していたUSブラッケンド・デスコア・バンド、Shrine of Maliceが新曲「Goddess of the Ouroboros」のミュージックビデオを公開しました。バンドは活動再開に際し、このようにステートメントを発表している。
“We will return…”
2020年末に活動休止してから約2年が経ちます。Shrine of Maliceの残りのメンバーであったChris Paz、James Williams、Josh Nullが、2021年7月にオリジナル・ボーカリストのGreg Gilbertと共に再結成することを決断しました。
バンドとしてだけでなく、個人個人としてもこの2年間は自分自身を見つめ直し、自分たちのこの夢からいつも何を望んでいたのかを考えるために時間を費やした。「Goddess of the Ouroboros」という新しいシングルは、その制作に費やした何百という時間と、ファンや友人からのShrine of Maliceの復活を願う声を考えると、私たちが見逃すことが出来ないバンドであることを証明する楽曲であると言えるだろう。今、私たちが前に進み、進化するために、この作品をきちんとリリースする時が来たのです。
このビデオとアルバムを辛抱強く待ってくれた一人一人に感謝し、このリリース以降の私たちの音楽が、Shrine of Maliceファミリーを刺激し続け、楽しんでもらえることを願っています。僕たちバンドは、新しい音楽を求めて続けてきた忠実なファンの連帯によって強化されており、ようやく、もう一度皆さんに楽曲を届けられることを嬉しく思います。僕たちは一度もファンのことを忘れたことはありません。
Lorna ShoreやShadow of Intentといったブラッケンド/シンフォニック・デスコア・バンドに代表される荘厳なオーケストレーションを組み込みつつも、基本はスラミング・スタイルで押していくのがTo Obey a Tyrant流。Crown MagnetarのDan Tuckerをフィーチャーし先行シングルとしてミュージックビデオにもなっている「Ov Fire And Sulphur」、The Stygian ComplexのKyler Cheekをフィーチャーした「Sanctus Infernum」などは彼らの魅力を凝縮した一曲としてアルバムのキートラックにもなっている。
1. Sermon Ov Serpents
2. Sanctus Infernum (feat. Kyler Cheek)
3. Goetia
4. Death Incantation
5. Ov Fire And Sulphur (feat. Dan Tucker)
6. Omnimalevolent
7. He Who Shuns The Light
8. Notari Per Malum
9. Vermillion Moon
10. Immolation
11. Perpetual Abhorrence
12. Forlorn And The Hollow
USデスコア/モッシュコア・バンド、SPITEがニューアルバム『Dedication To Flesh』を2022年8月19日にRise Recordsからリリースしました。Stay Sick Recordings (現Modern Empire Music) からリリースした前作『The Root of All Evil』から2年、大手Rise Recordsへと移籍してリリースした本作は、自身のデスコア/モッシュコアをダイナミックに表現したアルバムに仕上がっている。
彼らがどのように進化し、どこへ向かっていくのかは、アルバムの先行シングルとしてミュージックビデオにもなっているタイトル・トラック「Dedication To Flesh」を聴くことで感じ取ることが出来るはずだ。Slipknotを彷彿とさせるリフワークにアレンジを細部に盛り込み、よりブルータルでモッシャブルにアップデートされたSpiteサウンドはこれまで鳴らしてきたデスコア/モッシュコアをよりオーバーグラウンドなステージへと押し上げる力を持っている。
アルバムリリースの2日前に公開された「Proper One」はフロアが血まみれになっていくほど残忍なモッシュを巻き起こすことが目に浮かぶブルータル・チューン。「Made To Please」や「Caved In」といったリードトラックに加え、メタルコアな楽曲も差し込まれていたりとアルバムという作品としても従来のデスコア/モッシュコア・ライクなバンドの作品に比べるとよく考えられた作りになっているように感じる。とにかく死ぬほどモッシュしたい、そういう人に聴いてほしい一枚だ。
1. Lord Of The Upside Down
2. Caved In
3. Proper One
4. Made To Please
5. Some Things You Should Know…
6. Dedication To Flesh
7. The Most Ugly
8. Fear
9. The Son Of Dawn
10. Sounds For The Descent
11. Hangman
12. Crumble
ロシア出身のグルーヴィー・デスコア・バンド、Slaughter To Prevailが新曲「1984」をSumerian Recordsからリリースしました。フロントマン・Alex Terribleの公式YouTubeチャンネルからはミュージックビデオも公開されている。Slaughter To Prevailは、デスコアをさらにヘヴィに、そしてダウンテンポ、ブラッケンドへと発展させている従来のバンドらとは違い、よりグルーヴ・メタルへと接近させている。
デスコア・バンド、DISTANTがCentury Media Recordsとの契約後、初となる新曲「Exofilth」のミュージックビデオを公開しました。ダウンテンポ・スタイルのデスコア、そしてオランダ出身でありながらCentury Media Recordsと契約した功績は大きいですね。オランダのメタル・シーンの大きな希望として、今後リリースされる楽曲、そしてアルバムへの期待が高まります。