元Rings of Saturnのメンバーによる新バンド”INTERLOPER”、ニュー・シングル「My Flame Deadened」リリース!

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カリフォルニアを拠点に活動するプログレッシヴ・デスメタル・バンド、INTERLOPER (インタールーパー) が、新曲「My Flame Deadened」のミュージックビデオをNuclear Blast からリリースしました。

このバンド、ex-Rings of Saturn, ex-Ænimusの Miles Dimitri Baker Aaron、ex-Rings of Saturn, ex-Abiotic のStechauner、そして ex-Sea of Skies, Vampire SquidのAndrew Virruetaによるトリオで、昨年アルバム『Search Party』でデビュー。そのキャリアを通じた新しいタイプのプログレッシヴ・デスメタルを鳴らします。

RIFF CULT : Spotifyプレイリスト「All New Progressive Metalcore/Djent」

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CABAL、デンマークから世界へ快進撃が始まる。新曲「Magno Interitus」MV公開!

デンマークを拠点に活動し、RNR TOURSでの来日経験のあるデスコア・バンド、CABAL (カバル) が、Fit For An Autopsy の Joe Bad をフィーチャーした新曲「Magno Interitus」のミュージックビデオを公開しました。

 

CabalがNuclear Blastと電撃契約を果たしてから最初のシングルとなる本楽曲、彼らのバウンシーな魅力とブラッケンドな要素がたっぷりと詰まった楽曲に仕上がっていますね。ビデオのディレクションも興味深いです。これから始まる彼らの快進撃、注目して下さい。

 

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Meshuggah 『The Violent Sleep Of Reason』アルバムレビュー

Meshuggah 『The Violent Sleep Of Reason』

Clockworks 7:17
Born In Dissonance 4:34
MonstroCity 6:13
By The Ton 6:04
Violent Sleep Of Reason 6:51
Ivory Tower 4:59
Stifled 6:31
Nostrum 5:15
Our Rage Won’t Die 4:41
Into Decay 6:32

4年振りのリリースとなった 8 枚目フルレングス。2003年にはフリーダウンロード EP『Pitch Black』、2014 年にはアメリカとヨーロッパツアーでレコーディングされたライブ音源をまとめた 3 枚組のライブ盤『The Ophidian Trek』を発表。本作はスペインの画家Francisco Goya による作品『The Sleep of ReasonProduces Monsters』にインスパイアされており、アルバムタイトルやアートワーク、歌詞にその世界観が落とし込まれており、テロリズムや宗教的教義にまで及ぶ。新しい試みとして、各パートを個別に録音しエディットしながら制作するのではなく、メンバー全員で楽曲を演奏しそれをエディットしていくというライブ形式で録音が行なわれている。よって Fredrik ではなく Tue Madsen がエンジニアリング / ミキシングを担当し、マスタリングはThomas Eberger が手掛けている。

ピュアなグルーヴを意識して聴くと、厳格に整合されたサウンドに比べ、ややマイルドなグルーヴが感じられる。シンバルの響き、リフの残響、Fredrik による実験的なギターエフェクトの感覚的なアレンジは、オーガニックなブルータリティ & グルーヴの頂点を極めた Meshuggah にしか鳴らせない次元に到達している事を誇示しているかのようである。

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脇田涼平著 『Djentガイドブック: プログレッシヴ・メタルコアの究極形態 (世界過激音楽)』

ミュート・シンコペーション・ポリリズム
超絶テクニック・最先端プロダクション
擬音語として誕生、「演奏法」と言われながらも事実上ジャンル化し、一世風靡
乗りにくいリズム・意表を突くような展開、まるで騙し絵の様な近未来音楽

336バンド、474枚紹介

購入はこちら : https://www.hanmoto.com/bd/isbn/9784908468483

Meshuggah 『Koloss』アルバムレビュー

Meshuggah 『Koloss』

I Am Colossus 4:43
The Demon’s Name Is Surveillance 4:41
Do Not Look Down 4:44
Behind The Sun 6:14
The Hurt That Finds You First 5:34
Marrow 5:37
Break Those Bones Whose Sinews Gave It Motion 6:57
Swarm 5:28
Demiurge 6:16
The Last Vigil 4:33

4年振りのリリースとなった7枚目フルレングス。2009 年には『The Single Collection』、その翌年にはワールドツアーの模様を収めたライブ盤 +DVD『Alive』を発表。メンバーそれぞれがアイデアを出し合ってきたこれまでとは違い、各メンバーが担当するポジションに専任する形でレコーディングが行なわれた。「The Hurt That Finds You First」と「Demiurg」のみ Mårten が歌詞を担当しているが、その他は Tomas が手掛けており、スポークンワードも彼によるもの。Fredrik がエンジニアリングを行い、Danne Bergstrand がミックスを担当、マスタリングは Göran Finnberg によって施された。アートワークはロシアのグラフィックデザイナー KeerychLuminokaya。

オープニングを飾る「I Am Colossus」は、スローテンポであることで強調される奥行きのあるサウンドをプレイし、これまであまり見られなかったアトモスフェリックなギターワークも効果的に挿入されている。強烈に複雑な「The Demon’s Name is Surveillance」や、スラッシーな「The Hurt That Finds You First」など、Meshuggah にしてはバラエティに富んだスタイルで構築されている。

脇田涼平著 『Djentガイドブック: プログレッシヴ・メタルコアの究極形態 (世界過激音楽)』

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Meshuggah 『obZen』アルバムレビュー

Meshuggah 『obZen』

1 Combustion 4:08
2 Electric Red 5:51
3 Bleed 7:22
4 Lethargica 5:47
5 Obzen 4:24
6 This Spiteful Snake 4:52
7 Pineal Gland Optics 5:12
8 Pravus 5:10
9 Dancers To A Discordant System 9:36

3年振りのリリースとなった6枚目フルレングス。本作からベーシストに Dick Lövgren が加入、ドラムはプログラミングではなく、Tomasが実際にプレイしている。前作同様、ミックスは Fredrik が担当し、マスタリングはBjörn が手掛けた。印象的なアートワークは Tomas のアイデアによるもので、グラフィックデザイナー Joachim Luetke が手掛けている。蓮華座で禅を組み瞑想する両性具有の人物は心の平和を求める姿とされ、不気味な 3 本腕は血塗られた手のひらが 6 の字の形になっており、「666」を表している。これは人間の本質的な邪悪さを表現しているとされている。このアートワークには制限が掛けられており、日本盤はズームアップされたものが使われている。

複雑なテーマを持ちながらも、Meshuggah の代表曲とも言える「Bleed」を含む楽曲は、癖になるポリリズムの反復が瞑想のような心地良さを与えてくれる。高度に処理された波打つようなリフは、後のデスメタル、特にプログレッシヴ / テクニカルシーンにとって大きな衝撃を与えた。母国スウェーデンやイギリスでチャートイン、アメリカでは半年で 5 万枚を売り上げる好セールスを記録。難解である事の美的感覚がオーバーグラウンド・メタル・シーンで確かに受け容れられる事を証明した歴史的な作品。

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Meshuggah 『Catch Thirtythree』アルバムレビュー

Meshuggah 『Catch Thirtythree』

Autonomy Lost 1:40
Imprint Of The Un-Saved 1:36
Disenchantment 1:44
The Paradoxical Spiral 3:11
Re-Inanimate 1:04
Entrapment 2:28
Mind’s Mirrors 4:29
In Death – Is Life 2:01
In Death – Is Death 13:22
Shed 3:34
Personae Non Gratae 1:47
Dehumanization 2:55
Sum 7:16

3年振りのリリースとなった 5枚目フルレングス。2004年には 21分の長尺曲のみ収録した EP『I』をリリース。本作はそのアイデアを元に全曲が連なるように構成されており、『Catch 22』という小説からインスパイアされた「ジレンマ」や「矛盾している状態」というテーマが全体のコンセプトになっている。制作ラインナップは前作『Nothing』と同じであるが、ドラムパートはDrumkit from Hell というソフトウェアを使用しプログラミングされており、このソフトウェアの制作には FredrikとTomasが関わっている。Tomas以外のメンバーがギター、ベースフレーズのアイデアを出し合い、Tomasよるスポークンワードを交えながらレコーディング作業が行なわれた。ミックスは Fredrikが担当し、マスタリングはBjörn Engelmannが手掛けた。

はらわたにズンと響くようなヘヴィネスが、多弦ギターによる多彩なギターワークが整合感あるドラムパートと重なり合い、金属工場の巨大プレス機のような趣がある。基本的なスタイルは変わらないものの、コアなメタルヘッズをうならせる細部までエディットされたサウンドで高い評価を得た。Billboard200 で 170 位にランクイン、収録曲「Shed」は、映画『Saw III』のサウンドトラックにも収録されている。

脇田涼平著 『Djentガイドブック: プログレッシヴ・メタルコアの究極形態 (世界過激音楽)』

ミュート・シンコペーション・ポリリズム
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Meshuggah 『Nothing』アルバムレビュー

Meshuggah 『Nothing』

Stengah 5:38
Rational Gaze 5:04
Perpetual Black Second 4:38
Closed Eye Visuals 7:25
Glints Collide 4:55
Organic Shadows 5:07
Straws Pulled At Random 5:10
Spasm 4:14
Nebulous 6:33
Obsidian 4:20

4 年振りのリリースとなった 4 枚目フルレングス。ベーシストのGustafが脱退し、Mårten がリズムギターとベースを兼任する形でレコーディングが行なわれた。プロデューサーは起用せず、Fredrik がエンジニアリングを担当している。強烈に重厚なリフがハンマーのように振り下ろされるオープニングトラック「Stengah」は、前作『Chaosphere』の延長線上にあるサウンドに感じるが、Nu Metalにも接近するようなグルーヴを兼ね備えている。 続く「Rational Gaze」や「Glints Collide」なども、複雑なポリリズムを有効なエッセンスとして安定したグルーヴを生み出している。

本作は Billboard 200にも165位にランクインし、オーバーグラウンド・メタル・シーンにおいて成功を収めた。2006 年にはアートワークを一新し、2005 年に出演した DownloadFestival の模様を収めたDVDを追加した再録盤をリリース。こちらの作品ではオリジナルで使用した7弦ギターではなく8弦ギターを使用し、ドラムもトリガーを採用。「Nebulous」や「Obsidian」では新しいサウンドを元に再構築され、テンポが変更されている。この変化を聴き比べるのも面白い。レビュー掲載のアートワークはオリジナルのもの。

脇田涼平著 『Djentガイドブック: プログレッシヴ・メタルコアの究極形態 (世界過激音楽)』

ミュート・シンコペーション・ポリリズム
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Meshuggah 『Chaosphere』アルバムレビュー

Meshuggah 『Chaosphere』

Concatenation 4:17
New Millennium Cyanide Christ 5:35
Corridor Of Chameleons 5:02
Neurotica 5:19
The Mouth Licking What You’ve Bled 3:57
Sane 3:48
The Exquisite Machinery Of Torture 3:55
Elastic 15:30

3年振りのリリースとなった3枚目フルレングス (1998年)。97年にはデモ音源や「Future Breed Machine」のライブバージョンなどを収録したEP『The True Human Design』を発表。本作からベーシストに Pain of Salvation、Non-Human Levelでの活躍で知られる Gustaf Hielm が加入、前作同様エンジニアリングはDanielとFredrikが担当、マスタリングはPeter が行った。Meshuggahサウンドを象徴するようなアートワークはTomas自身が手掛けている。

前作『Destroy Erase Improve』で作り上げたスタイルはそのままに、細部にわたってこだわり抜かれた複雑なポリリズムグルーヴにフォーカスした作品となっているが、決して複雑なだけでなく、キャッチーである事は忘れていない。ミュージックビデオになっているアルバムのリードトラック「New Millennium Cyanide Christ」では、ツアーバンの中でメンバーがヘッドバンギングしながら自身の楽曲にノリノリな様子が確認出来る。サウンドのアクセントになっている Fredrik が鳴らすリードギターの不協和音も効果的に使用され、不気味な雰囲気を演出している。2008年にはリマスター盤が発売された。

 

脇田涼平著 『Djentガイドブック: プログレッシヴ・メタルコアの究極形態 (世界過激音楽)』

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Meshuggah 『Destroy Erase Improve』アルバムレビュー

Meshuggah 『Destroy Erase Improve』

Future Breed Machine 5:49
Beneath 5:38
Soul Burn 5:18
Transfixion 3:34
Vanished 5:05
Acrid Placidity 3:16
Inside What’s Within Behind 4:31
Terminal Illusions 3:47
Suffer In Truth 4:20
Sublevels

4年振りのリリースとなったセカンドアルバム (1995年)。92年からJensはボーカル専任となり、ギター/バッキングボーカルとしてMårten Hagströmが加入している。プロデューサーにはスウェーデン出身のDaniel Bergstrandを起用、ミックスは Fredrik が担当し、マスタリングはPeter in de Betou が務めた。

ハーシュノイズの嵐の中に打ち鳴らされる金属音から始まるオープニングトラック「Future Breed Machine」は、インダストリアルなサウンドスケープに落とし込まれた不協和音をチャームポイントにヘヴィに疾走。その後に続く「Soul Burn」や「Vanished」など、プログレッシヴな展開美の反復によって生み出される強靭なグルーヴを武器に突進を続けていく。後のMeshuggahスタイルへ繋がる作品として現在も高く評価されており、Rolling Stoneが選ぶ”50 Greatest Prog Rock Albums of All Time”にもリストアップされている。

Nuclear Blast America による北米流通により、Meshuggah の名は世界に広がり、同年には日本盤もリリースされている。

 

 

 

 

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Meshuggah 『Contradictions Collapse』 アルバムレビュー

Meshuggah 『Contradictions Collapse』

1. “Paralyzing Ignorance”  4:28
2. “Erroneous Manipulation”  6:21
3. “Abnegating Cecity”  6:31
4. “Internal Evidence”  7:27
5. “Qualms of Reality” 7:07
6. “We’ll Never See the Day” 6:03
7. “Greed” 7:06
8. “Choirs of Devastation” 4:00
9. “Cadaverous Mastication”  7:32
10. “Humiliative” (1998 bonus track) 5:17
11. “Sickening” (1998 bonus track) 5:46
12. “Ritual” (1998 bonus track) 6:17
13. “Gods of Rapture” (1998 bonus track) 5:10

 

Meshuggah の記念すべきデビューアルバムは、Nuclear Blastと契約しリリースされた (1991年)。本作はボーカル/ギターのFredrik Thordendal と Jens Kidman、ベース/ボーカルPeter Nordin、ドラム/バッキングボーカルTomas Haakeの4名で制作され、Peterを除く3名がソングライティングを担当している。プロデューサーには89年に発表されたデビューEP『Meshuggah』も担当したP.H. Rics を起用、前身バンドCalipashのメンバーである Niklas LundgrenとJohan Sjögren もソングライターとしてクレジットされている。

元々『(AllThis Because of) Greed』というタイトルが名付けられていた本作は、テクニカルなスラッシュメタルをベースとしながら、ところどころプログレッシヴな展開を見せる。Fredrikの刻むリフは既にソリッドでヘヴィ、Tomasのドラミングもそれに呼応するようにグルーヴを叩き込んでいく。日本では95年にVictorから日本盤 (リマスター)がリリースされ、2010年代前後にはヴァイナルでの再発や、リイシュー盤が発売されている。


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Fit For An Autopsy : オルタナティヴ・デスコアの可能性を示す意欲作『Oh What the Future Holds』リリース!

 

Fit For An Autopsy : ニュージャージー州ジャージーシティを拠点に活動するデスコアバンド、Fit For An Autopsyが、2019年にリリースしたアルバム『The Sea of Tragic Beasts』からおよそ2年2ヶ月振りとなる通算6枚目のニューアルバム『Oh What the Future Holds』をNuclear Blastからリリースしました。

 

 

本作もギタリストWill Putneyによってプロデュースされている。前作からメンバーラインナップに変更はなく、Willは制作メンバーとしてのみバンドに在籍している。こうしてコンポーザーがツアーやライブ活動に帯同しないケースは珍しいが、Willは数多くのレコーディング・エンジニアリングをこなしており、物理的にライブ活動に参加することが出来ないのかもしれませんね。それでも柔軟にFit For An Autopsyを動かし、ここまで成長させたのは素晴らしい偉業だと思います。

 

2021年9月25日に公開された第1弾先行シングル/ミュージックビデオは、アルバムの3曲目に収録されている「Far From Heaven」だ。オルタナティヴなクリーンパートはSlipknotやTriviumといったメインストリームのメタルバンドからの影響が強く感じられ、バンドとしてネクストレベルへ進む為に必要だった要素と言える。それでありながら、キャッチーかつドゥーミーなリフを共存させているところにFit For An Autopsyのセンスを感じます。

 

第2弾先行シングル/ミュージックビデオとして2021年10月30日に公開された「Pandora」は、高いテンションで繰り広げられるアップテンポなナンバーだ。オルタナティヴ・デスコアとも形容できる彼らのサウンドのベースになっている部分は他の楽曲にも共通しているが、こうして楽曲毎に緩急をつけながらアルバムにフックをつけているところはさすが。

 

2021年12月4日に公開された第3弾先行シングル/ミュージックビデオ「In Shadows」は、これまでのFit For An Autopsyらしいアプローチで仕上げられたナンバー。ギター、ベースのリフ、ドラミング、ボーカルそれぞれに独創的なフック感が仕込まれているのがなんともFit For An Autopsyらしい。芸術的なサウンドデザインに圧倒されるだろう。

 

2022年1月7日に公開された第4弾先行シングル/ミュージックビデオ「Two Towers」は、ニューメタルのどろどろとした雰囲気を内包しながらも、しっかりとFit For An Autopsyらしいゴージャスでヘヴィなグルーヴをまとった一曲に仕上がっている。この楽曲の一番の聴きどころはやはりリフで重々しさに中にも繊細さがあり、ドゥーミーな響きが強烈な個性を放っている。

 

アルバムリリースから公開となった「A Higher Level of Hate」、「Savages」などの楽曲も先行公開された楽曲に引けを取らず一級品の仕上がりとなっており、アルバム後半を彩る内容となっている。ラストを飾る7分近い長尺のエンディング・チューン「The Man That I Was Not」は今のFit For An Autopsyをたっぷりと味わえるドラマティックな楽曲になっている。

 

オルタナティヴな響き、特にクリーンパートは現行デスコアの中でも洗練されており、後続に強い影響を与えること間違いなしだ。こうしたスタイルで他のメタルシーンで活躍するバンドらと共に世界中のフェスティバルに出演していく流れが出来てほしいと思える。

 

テクニカル・デスメタル 2021年の名盤15選

 

なんだかんだ数十年と追いかけ続けているプログレッシヴ/テクニカル・デスメタル。近年は全体的な演奏技術、サウンド・プロダクションが向上し過ぎてて、テクニカルとそうでないものの線引きが非常に難しい。そもそもテクニカル・デスメタルという言葉がかなり曖昧で、誕生からそれなりに時代を経過していることもあって、一度整理して考えないといけないタイミングだと思う。

 

今回リストアップした作品はプログレッシヴ・デスメタル、ブルータルデスメタルの中から特にテクニカルなスタイルにフォーカスしている作品を中心にピックアップしている。そしてそのテクニカルとは、ブラストがスピードとかリフのスピードとかだけでなく、演奏技術が優れていればテクニカルとして考えている。〜デスメタルというサブジャンルがそれぞれにあり、その中でテクニカルなものを選出しているので、総合的に見てブルータルデスメタルであったりプログレッシヴデスメタル、はたまたメロディックデスメタルであるものもある。現代におけるテクニカル・デスメタルを考えたときに大元のジャンルがなんであれ、テクニカルとタグ付けすることが出来ればそれはテクニカル・デスメタルになる、と思う。そういう視点で今回15枚の作品を選び、レビューしてみた。

 

 

第15位 : Cathexis 『Untethered Abyss』

Release : Willowtip Records
Link : https://www.metal-archives.com/bands/Cathexis/3540360378

 

今年結成10周年を迎えたテキサス州オースティンのテクニカル・デスメタル中堅、Cathexisの8年振り通算3枚目のフルレングス。Scattered RemainsのIan Bishopがボーカルを務め、Sam KangとChris Hillamがギタリスト、Tony Montana’s Last Standなどで活躍したベーシストOscar Martinez、BallgagのドラマーFelix Garzaの5人体制で活動しており、Willowtip Recordsとの契約を勝ち取ってのリリースとなった。

 

プログレッシヴとアヴァンギャルドの中間をいくミドルテンポの楽曲が中心で、ガリガリとリフを刻みつつもメロディアスであるのがCathexisの魅力だ。Willowtip Recordsらしいサウンドであるので、レーベルのフォロワーでまだチェックできていない方がいたら年末に向けて聴き込んでいただきたい。おすすめの曲は「Mortuus in Perpetuum」。

 

 

 

 

第14位 : Path to Kalinin 『Lineage』

Release : Independent
Link : https://www.metal-archives.com/bands/Path_to_Kalinin/3540491761

2021年テネシー州ナッシュビルを拠点に結成されたテクニカル/メロディック・デスメタルバンド。While You Were Asleepで活躍するベーシストTommy FireovidとドラマーRikky Hernandez、Kryptik EmbraceのギタリストだったRikk Hernandez、そして伝説のサタニック・デスメタルバンドNunslaughterのギタリストとして2014年から活躍するNoah Nuchananがリード・ボーカルを務める。

基本的にはメロディアスなギターを携えブラストしまくるファストなテクニカルサウンドが売りであるが、雄大なクリーン・パートも組み込むあたりはなかなかオルタナティヴな感覚があるのだなと感心。楽曲も聴き込むにつれ味わい深さを増し、EPというサイズでありながらその世界観は一級品。

 

 

 

 

第13位 : Alustrium 『A Monument to Silence』

Release : Unique Leader Records
Link : https://www.metal-archives.com/bands/Alustrium/3540314183

ペンシルバニア州フィラデルフィアを拠点に活動するプログレッシヴ/テクニカル・デスメタルバンド、Alustriumの6年振り通算3枚目のフルレングス。非常に地味な存在であるが演奏技術は確かで、覆面バンドGalactic Empireの”中の人”も在籍している。ギタリストのMike DeMariaとChris Kellyがプロダクションを担当、ミックスまでを行い、Ermin Hamidovicがマスタリングを務めた。

 

雄大なリフ、そしてデスメタリックでありながらエレガントなメロディも巧みに弾きこなすMikeとChrisのギターだけでも抜群の聴きごたえ。Prosthetic Recordsが得意なメロディック・デスメタル/デスコア感をややテクニカルに寄せたスタイル、と言えば分かりやすいかも知れないが、現在の人気以上に凄いことをやっているバンド。じっくりと聴き込めば聴き込むほどに味わい深いアルバムだ。

 

 

 

 

第12位 : Unfathomable Ruination 『Decennium Ruinae』

Release : Willowtip Records
Link : https://www.metal-archives.com/bands/Unfathomable_Ruination/3540315635

2010年からイングランド/ロンドンを拠点に活動するテクニカル・ブルータルデスメタルバンド、Unfathomable RuinationのEP。2019年のフルアルバム『Enraged & Unbound』は良い意味で無機質なテクニカル・マシーンっぷりを見せつけ、特にブルータルデスメタルシーンで高く評価された。

 

本作は限りなくブルータルデスメタルと言える残虐なフレーズが次々と繰り出されるがテクニカルな美的感覚が見事で、アヴァンギャルド、プログレッシヴとは明らかに違う「テクニカル・ブルータルデスメタル」のピュアなパッションが感じられるだろう。誰にも止められない暴走列車の如く叩きまくるドラミング、アクセルとブレーキを自由自在に操るリフ、これほどまでに見事な転調を繰り返すデスメタルバンドは他にない。

 

 

 

 

第11位 : Ominous Ruin 『Amidst Voices that Echo in Stone』

Release : Willowtip Records
Link : https://www.metal-archives.com/bands/Ominous_Ruin/3540397429

 

2010年からカリフォルニア州サンフランシスコで活躍するテクニカル・ブルータルデスメタル中堅、Omnious Ruin待望のファースト・アルバム。これまでEPのリリースはあったものの2015年以降は新曲が出ていなくて、ややマイペースな活動スタイルがネックではあったが、本作はゲスト・ミュージシャンとしてFallujahのドラマーAndrew BairdやゲストボーカルにSymbioticのKris、Arcane ExistenceのJadeなどが参加。

 

プログレッシヴに刻まれるリフ、そしてメロディのバランス感覚も鮮やかで、疾走するマシーンのようなドラミングに食らいついていく様は見事だ。NileやDeeds of Flesh、Spawn of Possessionといった知的かつ感情の起伏が少ないテクニカル・サウンドが好きな方におすすめ。

 

 

 

 

第10位 : Hannes Grossmann 『To Where the Light Retreats』

Release : Independent
Link : https://www.metal-archives.com/bands/Hannes_Grossmann/3540374264

 

ObscuraやHate Eternalで活躍し、Alkaloidのドラマーとして活躍する有名ドラマーHannes Grossmannの2年振り4枚目フルレングス。本作はゲストにDark FortressのVictor Bullok、Alkaloid、Dark FortressのFlorian Magnus Maier、Alkaloid、ObscuraのChristian Münzner、Alkaloid、AbhorrentのDanny Tunker、Alkaloid、Eternity’s EndのLinus Klausenitzerが参加しており、Alkaloidの新譜と言ってもおかしくない。明確に違うのは、Hannesは全てのソングライティングを担当しているという点とやはりドラマー視点で作られたプログレッシヴ・デスメタルであるというところだろう。

 

リードトラック「The Sun Eaters」はChristianのギターソロが炸裂、Victorのボーカルもインパクトが強く聴きどころと言えるが、やはりHannesのドラミングが最も輝いて聴こえる。このドラミングが他を牽引しながら楽曲が展開しているように感じるのは、ソロの楽曲だという先入観を抜きにしても感じられるはずだ。Hannesの叩きっぷりを感じながらアルバムに酔いしれて欲しい。

 

 

 

 

第9位 : Aeon 『God Ends Here』

Release : Metal Blade Records
Link : https://www.metal-archives.com/bands/Aeon/327

 

スウェーデン/エステルスンドを拠点に活動するプログレッシヴ・デスメタル・ベテラン、Aeonの9年振りとなる通算5枚目のスタジオ・アルバム。名作『Aeons Black』以降に脱退したギタリストDaniel Dlimiがバンドに復帰したことをきっかけに息を吹き返し、Dark FuneralやDespite、ImperiumやBloodshot Dawnで活躍したドラマーJanne Jalomaが2020年に正式加入し制作活動がスタート。

 

Ronnie Björnströmをプロデューサーに迎えた本作は、漆黒のオーケストレーションをまとったデスメタル・サウンドをベースに、プログレッシヴなエレメントを要所要所に散りばめたベテランらしい小技が光る仕上がりになっており、タイトルトラックでありミュージックビデオにもなっている「God Ends Here」では、Behemothなんかにも匹敵する悪魔的な狂気に満ちていて思わず世界観に引き込まれていく。20年以上のキャリアを持つメタル・ミュージシャンらしい引き出しの多さが聴くものを圧倒する堂々の一枚。

 

 

 

 

第8位 : Interloper 『Search Party』

Release : Nuclear Blast
Link : https://www.metal-archives.com/bands/Interloper/3540480465

 

2014年カリフォルニアを拠点に結成、いよいよ本格始動となったInterloperのデビュー・アルバムはその期待の高さを感じさせるNuclear Blastからのリリースだ。2018年にRings of Saturnを脱退したギタリストMiles BakerとドラマーAaron Stechauner、Vampire SquidのメンバーでAaronと共にThe FacelessのライブメンバーであるAndrew Virruetaによるトリオ体制を取り、他のプロジェクトが落ち着いたこともあってInterloperとして本格的に動く時間がとれたのだろう。

 

本作はAndrewの兄弟であるJoeyがプロデュースを担当、ミックス/マスタリングまでを務めている。古き良きOpethを彷彿とさせるプログレッシヴ感をベースにしながらも、ダイナミックなドラミングやメロディアスなギターパートを交えながら叙情的に楽曲を展開。特にタイトルトラックである「Search Party」は、彼らのキャリアを考えるとこれまでにないバラード調の楽曲であるものの、しっかりとものにしている。

 

ミュージックビデオになっている「Drift」では、メタルコア/デスコアのアイデアも組み込みながら、新世代のプログレッシヴ・グルーヴのうねりを生み出している。バンドのヴィジュアル・コンセプトになっている大海原のように、底知れぬポテンシャルを見せたデビュー・アルバム。

 

 

 

 

第7位 : Crown Magnetar 『The Codex of Flesh』

レーベル : Independent
Link : https://www.facebook.com/crownmagnetar

 

本作は、2016年コロラド・スプリングスを拠点に活動をスタートさせたCrown Magnetarのデビュー・アルバム。2018年にEP『The Prophet of Disgust』リリース後、コアなデスコア・リスナーから支持を集め、カルト的な人気を博していた。本作もレーベル未契約で発表されたものの、クオリティは世界トップクラス。

 

卓越されたテクニックから繰り出される音速のドラミングには度肝を抜かれること間違いなし。Infant AnnihilatorやOphidian Iなど、様々なジャンルに人間離れしたドラマーがいるが、Crown MagnetarのByron Londonのプレイには久々に衝撃受けた。

 

 

 

 

第6位 : Inferi 『Vile Genesis』

Release : The Artisan Era
Link : https://www.metal-archives.com/bands/Inferi/93823

 

テネシー州ナッシュビルを拠点に活動するテクニカル・デスメタルバンド、Inferiの2年振り通算6枚目フルレングス。この手のジャンルのバンドにしてはかなり多作で、近年の存在感の強さはオンラインにおいても強く感じる。本作はプロデューサーにDave Oteroを起用、ミックス/マスタリングまでを務め、アートワークはHelge Balzerが担当しているが、一部Pär Olofssonが手掛けているようだ。

 

Stevieのハイテンションなボーカルは、シンフォニックなオーケストレーションを携え疾走するメロディアスなデスメタル・サウンドにハリをもたらし、優雅に転調するサウンドの肝になっている。まるでクラシックのコンサートを観ているようなエレガントさも感じられ、グッとテクニカル・デスメタルにおける地位を高めることに成功したように感じる。

 

 

 

 

第5位 : Rivers of Nihil 『The Work』

Release : Metal Blade Records
Link : https://www.metal-archives.com/bands/Rivers_of_Nihil/3540301156

 

ペンシルバニア州リーディングを拠点に活動するプログレッシヴ/テクニカル・デスメタルバンド、Rivers of Nihilの3年振り通算4枚目となるスタジオ・アルバム。ギタリストであり、オーケストレーションのプログラミングやキーボードを兼任するBrody Uttleyがプロデュースを担当、Galaxtic EmpireのGrantとCarsonがそれをサポートする形で制作が行われた。シーンにおける有名アートワーカーDan Seagraveが描いた幻想的な世界観はプログレッシヴ・デスメタルシーンでも特異な存在感を放つRivers of Nihilにぴったりだ。

 

本作もBurial In The Skyのサックスフォン奏者Zach Strouseをフィーチャー、アルバム収録曲の半分に彼のサックスが挿入されている。様々サブジャンルが存在するメタルの中でもサックスとの親和性があるのは、プログレッシヴなものが多い。もちろんアヴァンギャルドなシーンではNaked Cityを彷彿とさせるようなエクスペリメンタル・ジャズ、フリージャズ的なサックスは導入されてきた事例があるが、とろけるようなサックスの音色とヘヴィ・ミュージックのブレンドはセンスが必要だ。

 

アルバムのリードトラック「Clean」はミュージックビデオになっていて、公開から半年足らずで20万回再生目前だ。ずっしりと重くヘヴィなビートに力強く刻み込まれるプログレッシヴなリフ、暗く知的な歌詞世界に引き込まれそうになる。大規模なステージで彼らが演奏している光景が目に浮かぶ、ステップアップを遂げた一枚。

 

 

 

 

第4位 : Obscura 『A Valediction』

Rlease : Nuclear Blast
Link : https://www.metal-archives.com/bands/Obscura/63100

 

2002年からドイツ/ミュンヘンを拠点に活動するプログレッシヴ・デスメタルバンド、Obscuraの3年振り通算6枚目のフルレングス。ベーシストJeroen Paul Thesseling、そしてギタリストChristian Münznerが復帰し制作されたアルバムだ。詳しいレビューは別記事を参照下さい! (https://riffcult.online/2021/11/19/obscura-a-valediction-2/)

 

 

 

 

第3位 : First Fragment 『Gloire Éternelle』

Release : Unique Leader Records
Link : https://www.metal-archives.com/bands/First_Fragment/3540325573

 

テクニカル・デスメタル大国カナダの本場ケベックを拠点に2007年から活動するベテラン、First Fragmentの5年振りとなるセカンド・アルバム。大幅なラインナップ・チェンジがあり、ギタリストにUnleash the ArchersのNick Miller、ベーシストにAugury、ex.Neyond CreationのDominic “Forest” Lapointe、ドラマーにex.Sollum FatailsのNicholas Wellsが加入。最強とも言える布陣で彼らが挑んだのは、”ネオ・クラシカル・テクニカル・デスメタル”と言うサウンドの確立だ。

 

彼らの持ち味とも言えるフレッドレス・ベースのうねり狂うベースラインはDominicに変わっても健在、いや鋭さをましまるで生き物のように躍動しながら、ソロを弾きまくるギターに引けを取らない存在感を見せつけていく。クラシカルに転調しながらもテクニカル・デスメタルのヘヴィネスはしっかりとキープ、美しすぎる一枚。

 

 

 

第2位 : Ophidian I 『Desolate』

Release : Season of Mist
Link : https://www.metal-archives.com/bands/Ophidian_I/3540347460

 

アイスランド/レイキャビクを拠点に活動するテクニカル・デスメタルバンドOphidian Iの9年振りとなるセカンドアルバム。大幅なラインナップチェンジはないものの、2019年にLord of Warで活躍したボーカリストJohn Olgeirssonが加入。サウンドも格段にレベルアップしSeason of Mistと契約を果たした。本作はギタリストのDaníel Máni Konráðssonがプロデュースを担当、ドラムのみStephen Lockhartがエンジニアリンクを行い、CryptopsyのギタリストChristian Donaldsonがミックス/マスタリングを手掛けた。

 

まるでDragon Forceがテクニカル・デスメタルをプレイしたかのようなスタイルとなったOphidian Iサウンドは他に類を見ないオリジナリティでシーンでの存在感を確固たるものとした。銀河を音速で移動するのにぴったりなサウンドトラック、と形容したくなるほど、煌びやかなメロディワークや滑らかに疾走するドラミングが印象的。これらを高次元融合させたChristian Donaldsonのミックス/マスタリングも素晴らしい。メロディック・デスメタル/スピードメタルの美的感覚を持ちながらも、プログレッシヴ/テクニカル・デスメタルのエクストリームな魅力も兼ね備えた作品はこれまでに存在しなかった。Ophidian Iがテクニカル・デスメタルに新たな流れを作ったことは間違いない。

 

 

 

第1位 : Archspire 『Bleed the Future』

Release : Season of Mist
Link : https://www.metal-archives.com/bands/Archspire/3540326229

 

2009年からカナダ/バンクーバーを拠点に活動するテクニカル・デスメタルバンド、Archspireの4年振り通算4枚目のフルアルバム。本作はプロデューサーにSerberus、Dethronedで活躍するDavid Oteroを起用し、彼のスタジオであるFlatline Audioで録音され、Davidがミックス/マスタリングまでを手掛けている。Archspireらしい「スピード」、「エクストリーム」、そして「ショットガン・ボーカル」を存分に味わうことが出来る作品となっており、過去最高傑作と言えるだろう。アルバムの聴きどころについてはリリースのタイミングで書いたこちらの記事を参照下さい (https://riffcult.online/2021/10/29/archspire-bleed-the-future-2/)

 

Cabal 、Nuclear Blastと契約! デンマーク・シーンに世界が注目

 

デンマークが誇るデスコア・バンド、CabalがNuclear Blastとの契約を発表しました。Cabalは2019年にRNR TOURSで来日、その強烈にヘヴィなサウンド、デンマークという小国でありながら世界水準のダイナミズムでファンを虜にした彼らがついにメタルの名門Nuclear Blastとの契約を発表しました。

 

Nuclear Blastは昨年、シューゲイズ・メタルバンドMØLと契約。Nuclear BlastのA&RであるJens Prüterはデンマーク・シーンが非常に魅力的であり、CabalもMØLに次ぐブレイク候補だと契約時に話しています。

 

Instagram: https://www.instagram.com/cabalcph/
Patreon: https://www.patreon.com/cabalcult
YouTube: http://nblast.de/CABAL-YT-Subs
TikTok: https://www.tiktok.com/@cblde4th
Facebook: https://www.facebook.com/cabalcph
Website: https://cabalcult.com/

 

Pathology、Nuclear Blastと契約! 新曲「Engaging In Homicide」のミュージックビデオを公開!

 

カリフォルニア州サンディエゴを拠点に活動するブルータル・デスメタル、Pathologyが、Nuclear Blastとの契約を発表し、新曲「Engaging In Homicide」のミュージックビデオを公開しました。この楽曲は、11月19日にリリースが決まった通算11枚目のスタジオ・アルバム『The Everlasting Plague』に収録される予定です。

 

2006年の結成からコンスタントにアルバムリリースを続ける彼ら。おそらく世界中のブルータルデスメタルバンドの中でも最も多作なバンドなのではないでしょうか。2018年に現在のラインナップになってからは2作目。絶妙なアメリカン・アンダーグラウンド感がたまりませんね!

 

 

Dave Astor Drums (2006-present)
See also: Being Killed, ex-Cattle Decapitation, ex-Parasitic, ex-The Locust
Obie Flett Vocals (2010, 2018-present)
See also: Inherit Disease, Iniquitous Deeds, ex-Hydrocephalic
Ricky Jackson Bass (2018-present)
See also: ex-Suffokate (live)
Dan Richardson Guitars (2018-present)
See also: Condemned, Fury Never Fades, ex-Lord of War