RESOLVE、新曲「Spread My Ashes Into Space」で“すべてから消えたい”衝動と自己保存の境界を描く

フランス・リヨンのメタルコア・バンド RESOLVEが、ニューアルバム『Spread My Ashes Into Space』を2027年1月15日にArising Empireからリリースすることを発表した。あわせて、アルバム表題曲「Spread My Ashes Into Space」のオフィシャル・ミュージックビデオも公開されている。

「Spread My Ashes Into Space」は、現実の重さから逃れたいという切実な衝動をテーマにした楽曲だ。日々の雑音や期待、プレッシャーが耐え難いものになった時、すべてを捨てて静かな場所へ消えてしまいたい。その感覚を、果てしない宇宙空間というイメージへ置き換えている。

バンドが歌詞を書く際に繰り返し浮かんだのは、「それは治療なのか、それとも逃避なのか」という問いだった。宇宙はルールも神も存在せず、ただ無限の暗闇が広がる場所として描かれ、現実から完全に切り離された究極の静寂と自由を象徴する。

RESOLVEは、実際にすべての重圧から逃げるため、もっと静かで穏やかな場所へ人生そのものを移してしまいたいと感じた時期があったと明かす。その感覚は近年さらに強くなっており、自分だけが抱いているものではないとも考えているという。

一見すると、「Spread My Ashes Into Space」の歌詞はすべてを諦めるような暗い内容にも読める。しかしバンドは、むしろ希望から書かれた曲として受け取ってほしいと説明。逃げ場を失い、完全に追い詰められた状態から、それでも自分自身を救う方法を探そうとする姿が中心にある。

音楽面では、RESOLVEがこれまで築いてきたモダン・メタルコアを軸に、より大きなスケールへ踏み込んだ。巨大なギターリフ、アトモスフェリックなエレクトロニクス、広がりのあるメロディを重ねつつ、ボーカルでは生々しい脆さも残している。

ヘヴィネスを保ちながら空間を広げ、感情的な瞬間でも激しさを失わないアレンジは、新作全体の方向性を象徴するものだ。2023年作『Human』で確立した音楽性を単純に繰り返すのではなく、よりシネマティックで奥行きのある世界へ進もうとする姿勢が表れている。

『Spread My Ashes Into Space』は、2021年の『Between Me and The Machine』、2023年の『Human』に続く3rdスタジオアルバム。全10曲を収録し、「Godtier」「Mind Awake, Body Asleep」「Micromegas」「Dancing On Saturn’s Rings」「I Hate The Thing I Love The Most」など、宇宙や意識、感情を想起させるタイトルが並ぶ。

RESOLVEは9月から北米ツアーを展開し、アッシュビル、ノーフォーク、ストラウズバーグ、ハートフォード、ロチェスター、セイヤービル、マディソン、コロンバスなどを巡る。9月20日にはLouder Than Lifeへの出演も予定され、その後カナダ公演へ向かう。

アルバム発売直後の2027年1月からはフランス国内ツアーも開催。ランス、ストラスブール、ヴィルールバンヌ、モンペリエ、リモージュ、トゥールーズ、ナントなどを巡り、1月30日のパリ公演で締めくくる。

『Spread My Ashes Into Space』収録曲

1. Spread My Ashes Into Space
2. Godtier
3. Mind Awake, Body Asleep
4. Micromegas
5. Don’t Feel Sorry For Me
6. MANIFEST
7. Dancing On Saturn’s Rings
8. Ephemeral
9. I Hate The Thing I Love The Most
10. Neon Tide

『Spread My Ashes Into Space』
2027年1月15日リリース
Arising Empire

Pre-order

https://arisingempire.com/resolve

Official Website

https://resolveofficial.co/

オーストラリアのベテラン・ポストハードコア・バンド SIENNA SKIES、新曲「Pillow Talk」リリース

オーストラリア・シドニーを拠点とするSIENNA SKIESが、ニューシングル「Pillow Talk」を9月1日にリリースし、オフィシャル・ミュージックビデオを公開した。長年のポストハードコアを土台にしながら、今回はオルタナティブ・ロックの側面をこれまで以上に前面へ押し出している。

「Pillow Talk」では、常にヘヴィな展開で押し切る従来型のアプローチから少し距離を取り、メロディ、アトモスフィア、ボーカル表現を楽曲の中心へ配置した。ギターは依然として重要な役割を担うものの、より広い空間を使ったアレンジによって、一つひとつの旋律や感情が自然に浮かび上がる。

激しいパートを積み重ねてインパクトを作るのではなく、ダイナミクスをゆっくりと変化させながら楽曲を展開。音数を抑える場面も効果的に使い、余白そのものを「Pillow Talk」の個性として活かしている。

こうした方向転換は、これまでのSIENNA SKIESから完全に離れるものではない。バンドは以前からポストハードコアの中に強いメロディックな要素を持っており、今回の新曲では、その部分をさらに大きく引き出した形だ。

結果として「Pillow Talk」は、ヘヴィミュージックのリスナーだけに照準を合わせた作品ではなく、オルタナティブ・ロックやエモを好む層にも届きやすい仕上がりとなった。それでも、SIENNA SKIESらしい感情的なソングライティングやギターを中心とした構成はしっかりと残されている。

バンドは2000年代からオーストラリアのポストハードコア/エモ・シーンで活動し、『Truest of Colours』『The Constant Climb』『A Darker Shade of Truth』などを発表。近年も2024年のEP『Only Change Is Permanent』、2025年の「Elated」「Brick」、2026年8月の「Slowburn」と継続的に新曲を届けてきた。

「Pillow Talk」は、そうした流れの中でも特にメロディックな方向へ踏み込んだ一曲と言える。ヘヴィさを増すことだけを進化とせず、抑制や空間を取り入れることで別の強度を生み出した。

9月からはオーストラリア国内で「Spring Tour 2026」も開催。ブリスベン、ゴールドコースト、ワガワガ、メルボルン、アデレード、パース、シドニーなどを巡り、新曲を携えて各地のステージへ戻る。

「Pillow Talk」
2026年9月1日リリース
Passion Eight Records

Official

https://linktr.ee/siennaskies

Website: https://siennaskiesband.com
Merch: https://siennaskies.myshopify.com

SLOW PULSE、False Reality迎えた重量級のメタリック・ハードコア新曲「Comatose」MV公開

アメリカ・テキサス州オースティンを拠点とするメタリック・ハードコア・バンド SLOW PULSEが、ニューシングル「Comatose」をリリースし、オフィシャル・ミュージックビデオを公開した。False Realityをゲストに迎え、両者のヘヴィネスを正面からぶつけたコラボレーションとなる。

「Comatose」は、生々しい攻撃性と妥協のないエネルギーを軸にした一曲。重量感のあるリフとハードコア由来の直接的な勢いを組み合わせ、SLOW PULSEがこれまで培ってきたダークで圧迫感のあるサウンドをさらに強く押し出した。

楽曲の中心を担うのは、ボーカリスト Brooke Hamptonの存在感だ。低く重いインストゥルメンタルの上で力強いボーカルを叩きつけ、曲全体の緊張感を牽引。False Realityの参加によってさらに別の質感が加わり、単独では生まれない厚みを獲得した。

今回のコラボレーションでは、SLOW PULSEの核となるサウンドを崩すことなく、False Realityの持つ個性を自然に取り込んでいる。そのため楽曲は単なるゲスト参加曲には留まらず、両者のヘヴィミュージックに対する姿勢が交差する作品として仕上がった。

公開されたミュージックビデオも、楽曲の攻撃性をそのまま視覚化する内容。過剰な演出に頼らず、SLOW PULSEのパフォーマンスとエネルギーを前面に配置し、「Comatose」が持つフィジカルなインパクトを強調している。

SLOW PULSEはオースティンのヘヴィミュージック・シーンを拠点に活動し、メタリック・ハードコアの重量感、攻撃性、対立的な空気感を武器に存在感を広げてきた。「Comatose」は、その方向性をさらに明確にしながら、False Realityとの共演によって新たな広がりも示した最新曲だ。

「Comatose feat. False Reality」
2026年9月2日リリース

Directed by Clayton King (@claytonbking)
Produced by Clayton King
Edited by Clayton King
Recorded, Produced, Mixed & Mastered by Nic Rundell
Drums Recorded by Drew LeClair (Dogstar Studios)

Linktree: https://linktr.ee/slowpulsetx

Vocals by Brooke Hampton, Chris Arme, And Rachel Bigby (False Reality)
Guitar by Jim Schaefer and Nic Rundell
Bass by Chris Arme
Drums by Andy Echavarria

初来日も成功させたオージー・ポストハードコア”NTH RD”、新曲「Heaven」MV公開

オーストラリア・メルボルンを拠点とするNTH RDが、ニューシングル「Heaven」をリリースし、オフィシャル・ミュージックビデオを公開した。メタルコア、ヘヴィ・ポップロック、ポストハードコアを横断してきた彼らだが、今回はオルタナティブ・ロックの側面をより前面に押し出している。

「Heaven」では、従来のように常にヘヴィネスを中心へ置くのではなく、メロディ、空気感、ボーカルの存在感を重視。激しいパートを次々と重ねる構成から少し距離を取り、曲そのものが持つ感情や余韻をゆっくり広げていく。

その一方で、NTH RDがこれまで培ってきたヘヴィミュージックの感覚が完全に消えたわけではない。ギターやリズムの重さは土台として残り、その上により開放的なメロディとアトモスフィアを重ねることで、これまでとは異なるバランスを作り上げた。

バンドは近年、自身のスタイルを“Melbourne Heavy Pop”と表現。メタル、ロック、ポップの境界を固定せず、曲ごとに異なる方向へ振れる柔軟さを特徴としてきた。「Heaven」は、その中でも特にメロディックでアクセスしやすい側面を強く示す一曲だ。

2025年にはEP『Endlessly』を発表し、2026年に入ってからも「The Death of Us」「Falling Apart」と新曲を継続的にリリースしてきた。今回の「Heaven」はその流れを受け継ぎつつ、単純にヘヴィさを増すのではなく、音数や攻撃性を引くことで別の表情を生み出している。

ヘヴィネス、メロディ、アトモスフィアというNTH RDの核はそのままに、よりストレートなオルタナティブ・ロックへ踏み込んだ「Heaven」。これまでの楽曲とは異なる角度から、バンドの音楽的な幅を示した最新シングルとなった。

「Heaven」
2026年リリース

Official

https://www.abc.net.au/triplejunearthed/artist/nth-rd

UKメタルコア”DEFECTS”、救えなかった友人への罪悪感と無力感を描いた新曲「Where Did I Go Wrong」公開

イギリスのメタルコア・バンド DEFECTSが、ニューシングル「Where Did I Go Wrong」をリリースした。同曲は10月16日にMascot Recordsから発売される2ndアルバム『Artificial Icons』の3曲目に収録される。

「Where Did I Go Wrong」は、ボーカルのTony Maueがかつて助けようとした古い友人との関係をもとに書いた楽曲だ。大切な人が徐々に離れていく姿を目の前にしながら、自分には何も変えることができない。その時に抱いた強い無力感が、楽曲の出発点になったという。

Maueは、その経験について罪悪感、後悔、そしてわずかな希望が入り混じっていたと振り返る。何が間違っていたのかを何度も自問したものの、明確な答えは最後まで見つからなかった。その割り切れない感情が「Where Did I Go Wrong」の中心に置かれている。

ニューアルバム『Artificial Icons』では、こうした個人的な経験だけでなく、依存、不安定な生活環境、機能しない社会システム、壊れていく人間関係など、より広いテーマにも踏み込む。怒りや苛立ちを吐き出すだけではなく、それでも生き延びようとする本能が全体を貫いている。

先行曲「Signs」にはTriviumのMatthew K. Heafyがゲスト参加。戦争によって破壊された世界を舞台に、人々が苦しみ続ける現実や、混乱の中で意味や居場所を探す姿を描いた。

表題曲「Artificial Icons」では社会政治的な問題を取り上げ、「Heresy」では盲目的な信仰や偽りの希望と対峙。「All For Nothing」になると視点は内側へ向かい、Maue自身が過去に経験した薬物依存や孤独と向き合う。

制作はSleep TokenやBring Me The Horizonとの仕事でも知られるJim Pinderが担当。DEFECTSは前作『Modern Error』以降、大幅なメンバーチェンジを経験しており、新作ではTony MaueとJames Threadwellを軸に、ギターのOrlando Morris-Winmill、ドラムのRowan Jackを迎えた体制で制作を進めた。

Maueは『Artificial Icons』について、以前よりも自分たち自身を掘り下げ、成長するための余白を持つことができた作品だと説明している。単なる前作の延長ではなく、現在のDEFECTSがどこへ向かおうとしているのかを明確にする一枚だ。

バンドはこれまでTrivium、Northlane、Of Mice & Men、Orbit Culture、Funeral For A Friendらとヨーロッパをツアー。Download Festival、Rock Am Ring、Rock Im Park、Summer Breeze、Rock For People、Graspopなど大型フェスティバルにも出演してきた。

9月8日からはAllegaeon、GORODとともにUKツアーを開催。サウサンプトン、ノッティンガム、マンチェスター、バーミンガム、リーズを巡り、9月13日にロンドンのThe Underworldで最終公演を迎える。

『Artificial Icons』収録曲

1. Heresy
2. Artificial Icons
3. Where Did I Go Wrong
4. Signs feat. Matthew K. Heafy
5. Interlude
6. Critic
7. State Of Mind
8. Hollow
9. The Other Side
10. All For Nothing
11. Afterglow

『Artificial Icons』
2026年10月16日リリース
Mascot Records

ベルギー産デスメタル”CARNATION”、10月16日発売の新作『Symphony In Flesh』から第3弾先行シングル新曲「Labyrinth of Silence」MV公開

ベルギーのデスメタル・バンド CARNATIONが、ニューシングル「Labyrinth of Silence」をリリースし、オフィシャル・ミュージックビデオを公開した。同曲は10月16日に発売されるニューアルバム『Symphony In Flesh』からの第3弾先行シングルにあたる。

「Labyrinth of Silence」は、これまでのCARNATION作品の中でも特に催眠的でアトモスフェリックな側面を押し出した一曲。 hauntingなクリーン・イントロからゆっくりと暗いデスメタルへ沈み込み、没入感のある音像と重量級のリフが重なりながら、息苦しいほど濃密な空気を作り上げていく。

バンドは同曲について、聴き手を現実から完全に切り離し、楽曲だけの世界へ引き込む力があると説明。夢見るようなリードギターをミッドテンポのヘヴィなリフとグルーヴィーなドラムの上に重ねることで、空間と流れを生み出したという。

歌詞では、自分自身をうまく表現できない苛立ちや、心の内側に閉じ込められている感覚を扱う。そこから抜け出そうとしても、内面の闇が精神と肉体の両方へ影響を及ぼしていく。その葛藤を言葉へ落とし込む制作過程そのものが、バンドにとってカタルシスをもたらす経験になったと語っている。

ニューアルバム『Symphony In Flesh』では、CARNATIONが自分たちの原点へ意識的に立ち返った。タイトなソングライティング、記憶に残るリフ、妥協のない攻撃性を改めて中心へ据えつつ、アレンジや作品全体の流れは従来以上に洗練されている。

バンドは今回の制作について、単に過去のサウンドを再現するのではなく、音楽面だけでなくビジュアル面も含めて、自分たちらしさの核心を再確認したかったと説明。その上で、より強く引き締まった楽曲を書き、すべての要素を一段階上のレベルへ押し上げることを目指した。

その結果、『Symphony In Flesh』はCARNATION自身が“これまでで最も完成された姿”と位置付ける作品に仕上がった。収録曲には「Blackmouth」「Flesh-Eating Frenzy」「Kingdom of Dreams」「Towards Death」など全9曲が並び、「Labyrinth of Silence」はアルバム中盤の5曲目に配置される。

レコーディング、ミックス、マスタリングはProject Zero Studio / Y-ProductionsでYarne Heylenが担当。アートワークはPeter Sallaiが手掛けた。

『Symphony In Flesh』はバンド自身によるセルフリリース作品として10月16日に発売される。

『Symphony In Flesh』収録曲

1. Blackmouth
2. Flesh-Eating Frenzy
3. Symphony in Flesh
4. Kingdom of Dreams
5. Labyrinth of Silence
6. Towards Death
7. Twisted Visions
8. Boundless Pathways
9. Legacy of the Forefathers

『Symphony In Flesh』
2026年10月16日リリース
Self-Released

Taken from the album “Symphony In Flesh” out October 16th, 2026.
Preorder here: https://carnationband.com

Recorded, Mixed and Mastered by Yarne Heylen
Directed and Edited by Yarne Heylen
Filmed by Yarne Heylen & Jenny Puentes

PRESIDENT、信仰、死、存在意義への葛藤を描いたデビューアルバム『Blood Of Your Empire』リリース

イギリスを拠点とするPRESIDENTが、デビューアルバム『Blood Of Your Empire』を9月4日にAtlantic Recordsからリリースした。全10曲を収録し、アルバム発売に合わせて新曲「Sleepwalker」も公開されている。

『Blood Of Your Empire』は、2025年に始動したPRESIDENTにとって初のフルアルバム。これまでに発表されてきた「Angel Wings」「DOOM LOOP」「dark heaven」「Mercy」などを収め、ヘヴィミュージック、エレクトロニック、R&B、シネマティックなアトモスフィアを横断するサウンドを一枚にまとめた。

作品の中心にあるのは、信仰、死、存在意義、人間と宗教の関係だ。PRESIDENTは、自身の実存的な危機と、信じることの意味を理解しようとした経験からアルバムが生まれたと説明している。

宗教は人々に大きな慈愛や目的、美しさをもたらしてきた一方で、歴史上、多くの苦しみや流血にも結び付いてきた。『Blood Of Your Empire』では、その相反する二つの側面の間に存在する緊張を掘り下げる。

楽曲制作は、長年抱えてきた恐怖や混乱、疑問と向き合うための手段にもなったという。単純に宗教そのものを否定するのではなく、自分自身が何を信じ、何を疑い、どう生きるのかを問い直す過程が作品全体へ反映された。

先行曲「dark heaven」では、信仰が人間を結び付けるものでありながら、権力や強欲によって分断や暴力の正当化に利用されてきた矛盾を描いた。「Mercy」でも歴史上、宗教の名のもとで流された血に目を向けつつ、それを信仰そのものではなく、人間が教えを歪めて利用してきた結果として捉えている。

アルバム冒頭の「Angel Wings」は、PRESIDENT自身がこのプロジェクトのサウンドを説明する際に最も象徴的な楽曲として挙げている一曲。ヘヴィなギターとダンスミュージック的な感覚を融合し、バンドが掲げるジャンル横断的なスタイルを端的に示した。

アルバムジャケットには、フランスの画家 Eugène Delacroixによる『The Battle of Poitiers』を使用。同作品は現在、パリのルーヴル美術館に所蔵されている。

PRESIDENTは2025年、匿名性とミニマルな情報公開を保ったまま活動をスタート。ジャンルや個人のアイデンティティを前面へ出す従来型のプロモーションとは距離を置き、楽曲、映像、ライブそのものを中心にプロジェクトを展開してきた。

2026年にはBad Omensのサポートとして初の本格的なアメリカツアーを経験。その勢いを受け、『Blood Of Your Empire』発売日の9月4日から自身初となる北米ヘッドラインツアーをスタートした。

ツアーはナッシュビルのBrooklyn Bowlを皮切りに、シカゴ、ニューヨーク、トロント、モントリオール、ボストン、フィラデルフィア、アトランタ、デンバー、シアトル、ロサンゼルスなどを巡り、10月14日のダラス公演まで続く。全公演が事前にソールドアウトしており、一部日程にはShowing Teethがサポートとして出演する。

11月からはヨーロッパ/UKツアーも開催。ストックホルム、オスロ、コペンハーゲン、ベルリン、ハンブルク、ケルン、パリ、ブリュッセルを経て、カーディフ、グラスゴー、マンチェスター、バーミンガム、ロンドンへと向かう。

『Blood Of Your Empire』収録曲

1. Angel Wings
2. DOOM LOOP
3. dark heaven
4. Pink Noise
5. Mercy
6. Sleepwalker
7. Dionysus
8. This Will Divide Us
9. Hate Figure feat. Ando San
10. White Devil

『Blood Of Your Empire』
2026年9月4日リリース
Atlantic Records

Streaming

https://president.lnk.to/BloodOfYourEmpire

Official Website

https://www.presidentband.com/

ILL NIÑO、新ボーカルTommy Roulette加入後初の新曲「Born To Suffer」MV公開!ラテン・リズムと重量感を再び前面に

アメリカ・ニュージャージーを拠点とするラテン・ニューメタル・バンド ILL NIÑOが、ニューシングル「Born To Suffer (Nacido Pa Sufrir)」をリリースし、オフィシャル・ミュージックビデオを公開した。2025年に加入した新ボーカリスト Tommy Rouletteにとって、ILL NIÑOで初めて正式にレコーディングした楽曲となる。

Tommy Rouletteはニュージャージーのメタルコア・バンド Jynxで活動した経歴を持ち、前任ボーカリスト Marcos Lealの離脱後にILL NIÑOへ加入。ライブではすでにバンドのフロントマンを務めてきたが、「Born To Suffer」で新体制のスタジオ作品が初めて届けられた。

楽曲では、ILL NIÑOがキャリアを通して武器としてきたヘヴィなギターとラテン由来のパーカッシブなリズムを再び強く押し出している。「Nacido Pa Sufrir」というスペイン語タイトルも併記され、英語とスペイン語を横断してきたバンドのアイデンティティを継承した。

ドラマーのDave Chavarriは以前、「Born To Suffer」について、デビュー作『Revolution Revolución』を思わせるヘヴィな楽曲だとコメントしていた。初期ILL NIÑOの持つ直接的な重量感を意識しながら、新ボーカリストを迎えた現在のサウンドへ落とし込んだ一曲と言える。

プロデュースはDave Chavarriとベーシスト Laz Pinaが共同で担当。ミュージックビデオはHatebreedやAs I Lay Dyingなどの映像作品でも知られるTom Flynnが監督を務めた。

ILL NIÑOは現在、8thスタジオアルバムの制作も進めている。正式なタイトルや発売日はまだ明らかにされていないものの、「Born To Suffer」はその新たなフェーズを示す最初の楽曲として位置付けられる。

バンドの最後のフルアルバムは2014年の『Till Death, La Familia』。その後はラインナップ変更や新作制作の延期が続き、かつて『IllMortals』というタイトルで告知されていた作品も正式なリリースには至らなかった。今回の新曲は、長く続いた過渡期を経て再び前へ進むILL NIÑOの現在地を示している。

現在のラインナップにはDave Chavarri、Tommy Roulette、Laz Pina、Jes De Hoyos、Salvadore Dominguez、Miggy Sanchez、Daniel Coutoが名を連ねる。今後はメキシコでの公演やAftershock Festival出演も予定され、新曲とともにライブ活動を継続する。

「Born To Suffer (Nacido Pa Sufrir)」
2026年9月4日リリース

ILL NIÑO

Tommy Roulette : Vocals
Dave Chavarri : Drums
Laz Pina : Bass
Jes De Hoyos : Lead Guitar
Salvadore Dominguez : Rhythm Guitar
Miggy Sanchez : Percussion / Backing Vocals
Daniel Couto : Percussion

Official Website

https://illnino1.com/

Alissa White-Gluz率いる新バンド”BLUE MEDUSA”、新曲「Crocodile.」MV公開!

元ARCH ENEMY/THE AGONISTのボーカリスト Alissa White-Gluz率いるBLUE MEDUSAが、3rdシングル「Crocodile.」をリリースし、オフィシャル・ミュージックビデオを公開した。「Checkmate」「Flying Monkey」に続く新曲として、バンドが築き始めた独自の世界観をさらに広げている。

「Crocodile.」の中心にあるのは、何か危険なものが近くにいると直感しながら、その正体や場所を特定できない不安だ。明確な脅威を提示するのではなく、視線を感じる感覚や、何かが水面下で待ち構えているような予兆を音楽へ変換。安全と危険の境界が徐々に曖昧になっていく緊張感を作り出した。

BLUE MEDUSAは単純な力強さだけに頼らず、ヘヴィネス、メロディ、実験性、個人的な表現を同時に取り込むことを掲げるプロジェクト。「Crocodile.」でも攻撃性を維持しながら、不穏な空間や抑制された緊張を使って恐怖を膨らませていく。

今回のミュージックビデオは、BLUE MEDUSAが完全なバンド編成で演奏する姿を初めて収めた映像でもある。Alissa White-Gluzに加え、ギターのAlyssa DayとDani Sophia、ベースのAlicia Vigil、ドラムのDelaney Jasterがそろって登場した。

さらに、ポルトガルのデスメタル・バンド OKKULTISTのBeatriz Marianoがゲストボーカルとして参加。ミュージックビデオにも出演し、「Crocodile.」が持つダークな世界観に新たな声とキャラクターを加えている。

映像はWhite-Gluzと監督 Vicente Corderoが再び共同制作した。これまでのBLUE MEDUSA作品から続くビジュアル面の流れを引き継ぎながら、新バンドとしての姿をより明確に提示する一本に仕上がった。

BLUE MEDUSAは2026年3月に正式始動。White-Gluzはこのバンドについて、自身が長年築いてきたものをさらに進化させ、完全な芸術的ビジョンを制限なく表現できる場所だと説明している。

ギターにはMINDSCAR/ABSENTIAのAlyssa Day、元Till LindemannのDani Sophiaが参加。ライブではDRAGONFORCE/VIGIL OF WARのAlicia Vigilがベース、STITCHED UP HEARTのDelaney Jasterがドラムを担当する。

デビュー曲「Checkmate」ではヘヴィなリフ、メロディ、White-Gluzの幅広いボーカルを前面に押し出し、続く「Flying Monkey」では心理的な比喩や象徴を織り込んだダークな世界へ踏み込んだ。「Crocodile.」はその流れをさらに深め、危険を察知する本能そのものを楽曲の核に据えている。

BLUE MEDUSAは9月18日にLouder Than Life、10月2日にAftershock Festivalへ出演予定。2027年にはWacken Open Air、Leyendas Del Rock、Summer Breeze Open Airへの出演も決定しており、新曲の発表と並行して本格的なライブ活動へ移行していく。

BLUE MEDUSA

Alissa White-Gluz : Vocals
Alyssa Day : Guitar
Dani Sophia : Guitar
Alicia Vigil : Bass
Delaney Jaster : Drums

「Crocodile.」
2026年9月4日リリース

Official

https://linktr.ee/alissawhitegluz

Exumer、7年ぶりの新作『Death Mask Messiah』から「Blinding Skies」MV公開

ドイツのスラッシュメタル・バンド Exumerが、「Blinding Skies」のオフィシャル・ミュージックビデオを公開した。同曲は8月28日にMetal Blade Recordsからリリースされた6thスタジオアルバム『Death Mask Messiah』の2曲目に収録されている。

『Death Mask Messiah』は2019年の『Hostile Defiance』以来、7年ぶりとなるフルアルバム。Exumerにとって通算6作目のスタジオ作品であり、ドラマー Jerome Reilとベーシスト Alex Vossが参加した初のフルアルバムでもある。

「Blinding Skies」は、絶え間なく押し寄せるスラッシュ・リフを軸にした攻撃的な楽曲。ボーカルのMem V. Steinは、歌詞について政治的な過剰介入と軍産複合体の影響、その結果として長期化する紛争をテーマにしていると説明している。

紛争が一部の人間に利益をもたらす一方、多くの人々がその代償を負わされる構造に焦点を当てた内容となっており、現在の社会状況において自分たちが持つ発信の場を使い、この問題を取り上げることが重要だと考えたという。

ニューアルバム『Death Mask Messiah』では、前作『Hostile Defiance』よりもさらに攻撃性を高めたサウンドを追求。Mem V. Steinは、2012年の『Fire & Damnation』から始まった方向性をさらに押し進め、80年代のExumerが持っていた精神や音楽的ルーツを保ちながら、現代のバンドとして響く作品を目指したと説明している。

先行シングルとして公開された「Allocated Savagery」でも、その方向性は明確に示されていた。スピード感のあるリフ、鋭いギターワーク、ストレートな攻撃性を前面に押し出し、新作全体のより直接的なアプローチを提示している。

『Death Mask Messiah』は全11曲を収録。表題曲「Death Mask Messiah」「Blinding Skies」「Sin Bleeder」「Eradication」「Ravishing Waste」「Allocated Savagery」などを収め、キャリア初期から続くスラッシュメタルの衝動を現在のプロダクションで再構築した作品となった。

Exumerは1980年代にドイツのスラッシュメタル・シーンから登場し、1986年の『Possessed By Fire』、1987年の『Rising From The Sea』を発表。その後長い活動休止を経て復活し、『Fire & Damnation』『The Raging Tides』『Hostile Defiance』と作品を重ねてきた。

『Death Mask Messiah』収録曲

1. Death Mask Messiah
2. Blinding Skies
3. Sin Bleeder
4. Eradication
5. Ravishing Waste
6. Allocated Savagery
7. Serpent
8. Fratricide
9. Scorcher
10. Frozen Ground
11. Unchained Angel

『Death Mask Messiah』
2026年8月28日リリース
Metal Blade Records

Official / Purchase

https://www.metalblade.com/exumer/

A Night In Texas、「Rot From Within」で文化の崩壊と企業の強欲を描く ニューアルバム『The Darkest Side Of Humanity』収録

オーストラリアのデスコア・バンド A Night In Texasが、ニューシングル「Rot From Within」を公開し、オフィシャル・ミュージックビデオを公開した。同曲は9月4日にUnique Leader Recordsからリリースされた5thスタジオアルバム『The Darkest Side Of Humanity』の2曲目に収録されている。

「Rot From Within」は、文化の衰退、企業の強欲、利益や進歩を追求する中で徐々に失われていくアイデンティティをテーマにした楽曲。伝統、文化的なルーツ、価値観といったものが富や消費、進歩という幻想と引き換えに切り捨てられていく社会を描いている。

バンドは同曲について、歴史が書き換えられ、価値観が利便性と交換されていく中で、自分たちを形作ってきた土台がすべて失われた時に何が残るのかを問いかける楽曲だと説明している。

サウンド面では、重量感のあるギターリフと絶え間なく押し寄せる攻撃的な展開、不穏で圧迫感のあるアトモスフィアを組み合わせている。短期的な利益のために過去や信念、自分自身の基盤まで犠牲にしてしまう社会への警告を、極端なヘヴィネスへと落とし込んだ。

バンドは「Rot From Within」のメッセージについて、崩壊は必ずしも外部から始まるものではなく、自分たち自身が築いてきた基盤を破壊することで内側から進行する場合があると表現している。

『The Darkest Side Of Humanity』は全10曲を収録し、A Night In Texasにとって通算5作目のフルアルバムとなる。2021年に発表した『The Divine Dichotomy』2部作に続く作品で、Unique Leader Recordsからリリースされた。

先行シングル「Metastatic Misery」では、病気の商業化や、人間の苦しみから利益を得る産業をテーマにした。特に癌と診断された人々が置かれる現実に焦点を当て、治療が商品となり、思いやりより利益が優先されるように見える社会構造へ疑問を投げかけている。

新作ではこうした社会的なテーマを継続しながら、人間性の暗い側面をさまざまな角度から描いている。「The Chronicles Of Nihilism」にはBabirusaのRheese Peters、「The Infinite Maw」にはSynestia/Larcenia RoeのRyan Vailがゲスト参加している。

『The Darkest Side Of Humanity』収録曲

1. Oblivion’s Dominion
2. Rot From Within
3. Fed To Death
4. Metastatic Misery
5. Evolved From Hate
6. When The Sun Burns Out
7. A Primal Conditioning
8. The Chronicles Of Nihilism feat. Rheese Peters
9. The Infinite Maw feat. Ryan Vail
10. The Darkest Side Of Humanity

『The Darkest Side Of Humanity』
2026年9月4日リリース
Unique Leader Records

Official / Purchase

https://uniqueleaderrecords.bandcamp.com/album/the-darkest-side-of-humanity

Release Date: September 4th 2026
Label: Unique Leader Records
Genre: Deathcore
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Produced & Engineered : Cory Judd
Assistant engineer: Jakub Malasek
Mixed & Mastered: Christian Donaldson
Orchestras: Francesco Ferrini
Artwork: Mitchell Eric Nolte

Showing Teeth、デビューEP『A Fate Worse Than Loneliness』リリース! 収録曲「Make It Out」MV公開

アメリカ・ナッシュビルを拠点とするヘヴィ・アクト Showing Teethが、デビューEP『A Fate Worse Than Loneliness』を9月4日にRepublic Records/Spinefarmからリリースした。発売に合わせ、収録曲「Make It Out」のオフィシャル・ミュージックビデオも公開されている。

『A Fate Worse Than Loneliness』は全7曲を収録。これまでに発表されてきた「Bad Exchanges」「Rip」に加え、「Labyrinth」「Make It Out」「Shallow Grave」「A&Ox1」「Paradigm」が収められている。

Showing Teethは2026年に入り、ジャンルを限定しないヘヴィサウンドで存在感を強めてきた。「Rip」では極端なスクリームと破壊的なアレンジを前面に押し出し、公開後にはストリーミングでも大きな反響を獲得した。

続く「Bad Exchanges」では、うねるビート、歪んだエレクトロニクス、ダウンチューニングされたグルーヴを組み合わせ、より不安定でダークな方向へ踏み込んだ。楽曲では、幸福を求めながらも同じ感情的な苦しみに戻ってしまう感覚が描かれている。

『A Fate Worse Than Loneliness』は、Showing TeethにとってRepublic RecordsとSpinefarmとの共同契約後初となる本格作品。メタル、ハードコア、オルタナティブ、エレクトロニックなど複数の要素を交差させながら、強烈なスクリームとエモーショナルな表現を軸にした全7曲がまとめられた。

EP発売と同日の9月4日からは、PRESIDENTの北米ツアーへサポートとして参加。ナッシュビルを皮切りに、セントルイス、シカゴ、ニューヨーク、トロント、モントリオール、ボストン、フィラデルフィア、デンバー、ラスベガス、シアトル、ロサンゼルス、ダラスなどを巡る。

ツアーは10月14日のダラス公演まで続き、その間にはLouder Than LifeやCeremony Festivalなどフェスティバルへの出演も予定されている。

『A Fate Worse Than Loneliness』収録曲

1. Bad Exchanges
2. Labyrinth
3. Make It Out
4. Rip
5. Shallow Grave
6. A&Ox1
7. Paradigm

『A Fate Worse Than Loneliness』
2026年9月4日リリース
Republic Records / Spinefarm

Official Website

https://showingteeth.com/

‘A Fate Worse Than Loneliness’: https://ShowingTeeth.lnk.to/AFWTLID

フロリダ・ハードコアの注目株 Step 2 This、Triple B Recordsと契約 新EP『Break The Game』リリース

アメリカ・フロリダ州ジャクソンビルを拠点とするハードコア・バンド Step 2 Thisが、Triple B Recordsとの契約を発表した。あわせて、同レーベルからのデビュー作となる6曲入りEP『Break The Game』をリリースしている。

『Break The Game』は「Intro/More Than Words」で幕を開け、表題曲「Break The Game」「Hell On Earth」「1 Mil」「K.Y.E.C.」「S.2.T.II」まで全6曲を収録。短いランニングタイムの中に、ストレートなハードコアの勢いを凝縮した作品となっている。

Step 2 Thisは2025年11月に最初のリリース『PROMO』を発表。その後、2026年1月には『demo』をリリースしており、結成初期から短期間で継続的に音源を発表してきた。

今回のTriple B Recordsとの契約と『Break The Game』のリリースは、バンドにとって活動規模をさらに広げる新たな一歩となる。同レーベルは現行ハードコア・シーンを代表する多数のバンドを送り出してきたことで知られ、Step 2 Thisもそのラインナップへ加わることになった。

新作リリース後はライブ活動も本格化する。9月末からはAngel Du$tとAgnostic Frontによるツアーの一部公演にサポートとして参加し、リッチモンド、アッシュビル、アトランタ、ジャクソンビル、マイアミ、ブラデントン、オーランド、レキシントン、ノーフォーク、レディングなどを巡る予定となっている。

その前後にもフロリダ州内で複数公演が組まれており、9月11日のオーランド、9月26日のデイトナビーチ、2027年1月30日のタンパ公演などが予定されている。

『Break The Game』収録曲

1. Intro/More Than Words
2. Break The Game
3. Hell On Earth
4. 1 Mil
5. K.Y.E.C.
6. S.2.T.II

『Break The Game』
2026年9月4日リリース
Triple B Records

Official / Order

https://bbbrecords.bandcamp.com/

パンクの実験精神を継承し、世界へ広がり現在も更新され続けるポストパンクに焦点を当てた『ポストパンク・ガイドブック: 反抗・実験・耽美・ダンス (白川アヤト著)』本日発売!

白川アヤトによる著書『ポストパンク・ガイドブック: 反抗・実験・耽美・ダンス』が、パブリブより9月10日に発売される。

本書は、1970年代末のパンク以降に生まれたポストパンクを、537組・628作品で紹介するオールカラーのガイドブック。ニューウェーブ、ゴシック、インディーロック、クラブミュージックへと影響を広げながら、現在も世界各地で更新され続けているポストパンクの流れを取り上げている。

掲載されるのは、JOY DIVISION、PUBLIC IMAGE LTD、THE CURE、TALKING HEADSといったバンドだけではない。ドイツ、東欧、旧ソ連、中国、中南米の作品や、2000年代以降に登場した新世代のバンドまで収録し、ポストパンクを地域や時代を超えた音楽として紹介している。

また、ESSENTIAL LOGIC、FEHLFARBEN、THE CHAMELEONS、MOTORAMA、A CERTAIN RATIO、FAZI、LILLIES AND REMAINSなどへの独占インタビューも収録。

【書籍情報】

『ポストパンク・ガイドブック: 反抗・実験・耽美・ダンス』
白川アヤト 著
パブリブ刊
2026年9月10日発売
A5判並製
オールカラー224頁
価格:2,800円+税
ISBN:978-4-908468-98-8

掲載内容:
537組・628作品を紹介

主な掲載アーティスト / 作品:
JOY DIVISION
PUBLIC IMAGE LTD
THE CURE
TALKING HEADS
Black Marble
КИНО
P.K.14

独占インタビュー収録:
ESSENTIAL LOGIC
FEHLFARBEN
THE CHAMELEONS
MOTORAMA
A CERTAIN RATIO
FAZI
LILLIES AND REMAINS

【著者プロフィール】

白川アヤト
2018年よりashira名義でDJ活動をスタート。現行の洋楽インディーロックを中心としたDJイベント『NOBODY』を主催している。アンダーグラウンド・ミュージックシーンを繋ぐコミュニティ / ZINE / イベントプロジェクト『PØRTAL』にも所属し、福岡のオーガナイザーを担当。ソ連のニューウェーブ / ポストパンクのみをプレイする『Red Wave Night』など、さまざまなイベントで活動している。

ライターとしては、『PØRTAL』のZINEで「Russian Indie Guide」を連載。Aerofall『Rh』、Lonesome Dove『AWWWW』の国内版CDライナーノーツも担当している。

Slipknot、ニューアルバムのレコーディングが進行中であることが明らかに Jim RootがInstagramで制作状況を報告

Slipknotが、8枚目となるスタジオアルバムのレコーディングを進めている。ギタリストのJim Rootが最近の投稿で「#newrecord」のハッシュタグを使用し、その後Instagram Storiesでも制作中の様子を公開。現在、新作のトラッキングが進行していることが明らかになった。

バンドは2026年7月の時点で、新作に向けて約50のアレンジを制作していることを明かしていた。ただしRootは、それらすべてが完成した楽曲ではなく、今後さらに手を加える必要があるアイデアも含まれていると説明している。

プロデューサーにはMatt Wallaceを起用。Faith No More『The Real Thing』『Angel Dust』、Mushroomheadなどを手掛けてきた人物で、Slipknotはメンバー同士のジャムセッションから生まれたアイデアをもとに楽曲を構築している。

Rootによれば、Eloy Casagrandeと自身、Michael Pfaffらが長時間ジャムを行い、そこで生まれたパートをM. Shawn “Clown” CrahanとWallaceが整理しながら曲へ発展させる方法を採用。完成されたデモを持ち寄るだけではなく、メンバーが同じ空間で演奏しながら形を作る、バンド初期にも通じるアプローチで制作が進められている。

新曲についてRootは、非常に速いグラインドピッキングを用いたリフから、メロディックで重いドゥーム的なパート、クリーンなインタールード、実験的な要素まで幅広いアイデアが生まれていると説明。一方で、近年再び盛り上がりを見せるニューメタルへ回帰する作品ではないとも明言し、さまざまな音楽的背景を持つメンバーが集まったSlipknot自身の音楽として制作していると語った。

今回のアルバムは、2024年に加入した元SepulturaのEloy Casagrandeが参加する初のSlipknotフルアルバムとなる。RootはCasagrandeについて、その高い技術力や幅広い音楽的バックグラウンドが新作の制作にも大きな刺激を与えていると説明していた。

また、長年ターンテーブルを担当してきたSid Wilsonの離脱後、初めて制作される正式なスタジオアルバムにもなる。Slipknotは2022年の7thアルバム『The End, So Far』をもってRoadrunner Recordsとの長期契約を完了しており、次回作をどのレーベル/形態でリリースするのかも現時点では明らかにされていない。

『The End, So Far』から約4年。新作は楽曲制作の段階から実際のレコーディングへ進んだことが確認されたものの、アルバムタイトル、収録曲、発売日などの詳細はまだ発表されていない。

To The Grave、新曲「Life Among The Septics」MV公開 10月2日発売の新作『Liberation Front』収録曲

オーストラリアのデスコア・バンド To The Graveが、ニューシングル「Life Among The Septics」をリリースし、オフィシャル・ミュージックビデオを公開した。同曲は10月2日にBLKIIBLKからリリースされるニューアルバム『Liberation Front』に収録される。

ベーシストのMatt Clarkeは「Life Among The Septics」について、2023年のアルバム『Director’s Cuts』で取り入れていた影響へ強く立ち返った楽曲だと説明している。バウンシーなギターリフ、高速パート、ダイナミックな展開など、同作で見せた要素を再び前面に押し出したという。

Clarkeは、今後のツアーでこの曲を演奏することを楽しみにしているともコメント。楽曲公開と同時にオーストラリアでのヘッドラインツアーがスタートし、その約2週間後には北米ツアーへ向かう。

ミュージックビデオはColin Jeffsが監督を担当。これまでのパフォーマンス中心の映像とは少し異なるものを目指し、友人たちを撮影現場へ招いて制作された。

バンドは映像について、完全にシリアスな作品でも、完全にふざけた作品でもなく、その中間にあるような雰囲気に仕上げたと説明。To The Graveの持つ攻撃的なサウンドを軸にしながら、メンバーや周囲の仲間たちの空気感も伝わる内容となっている。

『Liberation Front』からは、これまでに「EYESTALK ABLATIONS」「NAIL MARY」「TORTURE PORN」などが公開されている。2026年6月にはBLKIIBLKとの契約も発表しており、新作は同レーベル移籍後初のフルアルバムとなる。

To The Graveは動物の権利やヴィーガニズムを強く掲げながら活動し、デスコアのブルータリティと社会的/倫理的なメッセージを組み合わせてきた。『Liberation Front』でもその姿勢を継続しながら、これまで培ってきたヘヴィネスやダイナミクスをさらに展開している。

新曲公開とともに「Nail Australia To The Walls」ヘッドラインツアーもスタート。Algor Mortis、Bloodmouthとともにパース、アデレード、フランクストン、メルボルン、キャンベラ、シドニー、ニューカッスル、ブリスベンを巡る。

その後は北米へ移動し、Crown Magnetarとの共同ヘッドラインツアー「Sawed Off Suffering」に参加する。新作リリースを挟みながら、オーストラリアと北米の両地域で大規模なツアー活動を展開していく。

「Life Among The Septics」
2026年9月2日リリース

『Liberation Front』
2026年10月2日リリース
BLKIIBLK

Official Website

https://tothegraveau.com/

Video by Colin Jeffs / Ten of Swords Media

Produced by Clayton Segelov
Mixed and Mastered by Clayton Segelov
Engineered by Angie Watson and Clayton Segelov
Recorded at The Brain Recording Studios, Sydney

Written by To The Grave and Clayton Segelov
Drums written by Bobby Crow
Additional guitars performed by Clayton Segelov