Josh “Baby J” Miller、Chelsea GrinのTom Barberによるニューメタルコア・サイドプロジェクト、Darko USは新曲「Pale Tongue」のミュージックビデオを公開しました。

August Burns Red – Guardians
前作『Phantom Anthem』から3年振りのリリースとなった9枚目フルレングス。同じくFearless Recordsからのリリースで、プロデューサーにもCarson SlovakとGrant McFarlandを起用している。
毎日のように世界中から新しいバンドが登場し、まるで戦場のように新しいサウンドが誕生していながら、August Burns Redは長年安定したメンバーラインナップで、コンスタントにアルバムを作り続けている。それは2020年世界を襲ったパンデミックでも変わらなかった。変わり続けていく中で、ジャンルでは形容できないサウンドを作り上げていくことは、例えばBring Me The Horizonが顕著であると思うが、シーンのトップを行くバンドの典例だ。しかしAugust Burns Redはメタルコアというサウンドのスタンダードを鳴らし続け、大きくスタイルチェンジする事もなく、今もファンベースを拡大し続けている。長年のファンや彼らに憧れるミュージシャンの多くがAugust Burns Redの変わらない魅力に魅了されている事は間違いない。
サウンドに大きな変化はない、と前述したが数曲からはAugust Burns Redにしては新鮮なアプローチを感じた楽曲があった。ミュージックビデオにもなっている「Bones」は、クリスピーなカッティング・グルーヴをさらりと隠し味のように組み込んでいる。迫力のあるミッドテンポなメタルコア・バラード「Lighthouse」はクリーン・ボーカルが楽曲の軸となるナンバー。
もちろん、長年彼らのファンであれば、先行公開されたミュージックビデオ「Defender」にやられたであろう。ベテランにしか鳴らせない至極のメタルコア・ナンバーが詰め込まれた素晴らしい作品。
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Kill the Lights – The Sinner
2019年1月、シングル「The Faceless」でデビュー。ハイクオリティなオールドスクール・メタルコアサウンドに加え、豪華なメンバーラインナップも話題となり、一躍2020年のメタルコアシーン台風の目となった。活動始動時のラインナップはこうだ。
Michael Thomas (ex.Bullet For My Valentine – Drums)
James Clark (ex.Throw The Fight – Vocal)
Jordan Whelan (Still Remains – Guitarist)
Travis Montgomery (Threat Signal – Guitar)
Davey (Glamour of the Kill – Bass)
Still RemainsにThreat Signalと言えば、メロディックデスメタルとメタルコアの架け橋としてその名は知られているが、コアなメタルリスナーに限られるだろう。やはり、Bullet For My Valentineから抜けたMichaelが立ち上げた、というところに注目が集まったと言える。
Fearless Recordsと契約、デビューアルバムとなる本作の制作に入るが、Daveyが脱退し、Travisがベーシストへとパートチェンジしている。プロデューサーにはSlipknotやMachine Head、Triviumなどを手掛けてきた敏腕Colin Richardsonだ。
「Plagues」や「Shed My Skin」といったリードトラックからは、Bullet For My ValentineやAs I Lay Dying、そしてBlack Veil Bridesといったタイプのメタルサウンドを彷彿をさせるエナジーを感じるし、Stone Sourらオーバーグラウンドのメタルサウンドが心地良い「Through The Night」など、今後のKill The Lightsの展望がうかがえるような楽曲も多数収録されており、聴きごたえは十分だ。Fearless Recordsをバックにつけて、2021年もKill The Lightsの快進撃は続く。
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Get Dead – Dance with the Curse
拠点 : カリフォルニア/サンフランシスコ
レーベル : Fat Wreck Chords
初来日前にリリースされた前作『Honestly Lives Elsewhere』から4年振りのリリースとなった5枚目フルレングス。Fat Wreck Chordsの新たなカリスマ、Sam Kingのボーカルと彼の生活にリンクした歌詞世界が魅力で、古き良きアメリカン・パンク的アティトュートを持ってして、現代を巧みな言葉遣いで描いていく。
オープニングトラック「Distuption」や続く「Nickel Plated」とレゲエやヒップホップをパンクに注入したサウンドで、物悲しいアグレッシヴ・サウンドはGet Deadならではだ。胸が詰まるようなやり場のないエモーションは、貧困とアルコール、グラフィティを通じて表現されており、地元のアート・コレクティヴ、Indeclineとコラボしたミュージックビデオ「Pepperspray」は2020年を代表するアメリカン・パンクの名曲。「Living too fast too die last and I’m too old to die young, Too strong to let go and I’m too cold now I’m unable to ignore the world. And drop it all and join the frenzy, Violence doesn’t change a goddamn thing, But it feels nice to bleed」というサビのフレーズは強烈だ。
1 Disruption
2 Nickel Plated
3 Fire Sale
4 Stickup
5 Glitch
6 Confrontation
7 Hard Times
8 8 Track
9 Green’s Girl
10 Pepperspray
11 Confidence Game
12 Take It
拠点 : ニュージャージー
レーベル : Hellminded Records
前作『Sonic Boom』から19年振りに活動を再開したニュージャージー出身のトリオ、Shades Apartの8枚目フルレングス。90年代後半にRevelation Recordsから発表した『Save It.』、『Seeing Things』をキッカケに日本でもパンク/ハードコアシーンを中心に人気を集めてきた。一言にパンク、ハードコアと言っても彼らのサウンドは作品毎に変化を続けてきました。共通して言える事は独特の暗さでしょうか。本作はミックス/マスタリング・エンジニアにThe Blasting RoomもJason Livermoreを起用、もちろんメンバーはギター/ボーカルのMark、ベース/コーラスのKevin、ドラマーEdの3人。
90年代後半にはすでに10年以上のキャリアがあったとはいえ、20年近いブランクが空いていた事を感じさせないトリオ・バンド独特のグルーヴはそのまま。Jason Livermoreのエンジニアリングは、しっかりと今のShades Apartの魅力を引き出しているように感じる。Lagwagonや7Yearsを彷彿とさせるアメリカン・ロックの香り漂うミッド・テンポのパンクロックは、間違いなく今のShades Apartにしか鳴らせない大人のサウンド。
So What Now
Only Light
Dark Valley Lake
Teach Me How To Live
Thread
95
Counting Down
Aurora
Souls And Soldiers
Dark Side Of Life
オハイオ産伝説のメロディック・デスコア、Rose Funeralが2011年にMetal Blade Recordsからリリースした『Gates of Punishment』以来、9年振りに動き出したようです!
2021年にはアルバムリリースを予定しているようです。
マサチューセッツを拠点に活動するブルータルデスメタルバンド、Abnormalityが解散を発表しました。15年の活動で3枚のアルバムをリリース。Metal Blade Recordsから2019年に『Sociopathic Constructs』を発表したばかりでした。
Abnormalityからのメッセージ :
“It is with a heavy heart today we inform you that we are closing this chapter of our lives and Abnormality is no more. This was a difficult but mutual decision by all the members and there are no hard feelings. It has been going on for a while that we felt we were growing apart, and the pandemic and travel bans were the final nail in the coffin.
“We are grateful for these past 15 years of making heavy music for you all and playing stages across the country and across the globe. We will never forget the awesome memories and the friendships forged.
“A huge thank you to Metal Blade Records, and to all of our fans for the love and support over all these years. Most of us will continue making music in other projects, so rest assured you will see us individually in one form or another.”
Attack Attack!が復活したというニュースが10月21日に公開され、驚いた方も多いだろう。2000年代後半に大きく盛り上がりを見せたメタルコア/ポストハードコアシーンを象徴するバンドであり、BearteethのCalebやOf Mice & Menで活躍したAustinがかつて所属したバンドとしてその名前だけ知っている、という人も多いはず。今回彼らが復活を遂げたものの、いまだに詳しい詳細は明らかになっていない。そこで今回は、現段階で分かっている情報をまとめてみることにした。
バンドは2006年オハイオ州コロンバスにてAmbianceという名前でJohnny Franck、Andrew Whiting、Nick White、Andrew Wetzel、Austin Carlileの5人で結成された。すぐにCaleb Shomoが加入し、Attack Attack!へと改名。2013年の活動休止までに3枚のフルアルバムをリリースしており、それらはすべてメタルコア/ポストハードコアシーンに名を残す名作として語り継がれている。
2021年に何か作品をリリースするとすれば、およそ8年振りの復活となる。
今回の復活にさいして、そのメンバーラインナップはどのようなものだろうか。バンドのフロントマンとして黎明期を支えたCaleb Shomoは今回の復活に関与しておらず、またJohnny Franckも復活メンバーにはラインナップされていないという事は、彼らのInstagramのストーリーへの投稿で明らかになった。
今回の復活は、オリジナルメンバーのAndrew WetzelとギタリストのAndrew Whitingを中心に計画されており、現在Attack Attack!がTwitterでフォローしている4人が最新のメンバーであろうと推測できる。上記2名に加え、Nine Shrines/Strangers To Wolvesで活動するシンガーChristpher Parketnyと、DrudgeのベーシストJay Millerが新しいメンバーだと推測できる。
彼らはすでにJoey Sturgisと共にレコーディング作業を行っており、新曲「All My LIfe」のTeaserが公式からアップされている。レーベルはOxide Recordsに所属し、アルバム、またはEPはそこからリリースされるものと思われる。
ボストンを拠点に活動するブルータルデスメタルバンド、Goratoryは16年振りのアルバム『Sour Grapes』をEverlasting Spew Recordsからリリースしました! じっくり聴いてみましたが、かなり聴きごたえのあるアレンジがたっぷり詰め込まれていて最高の仕上がりと言えるでしょう!
復活に際してアップされたアー写がちょっと面白すぎますが、メンバーの豪華さをチェックしてみて下さい!
Alan Glassman – Guitars (2000-present)
Job for a Cowboy, Serpent of Gnosis, ex-Twisted Sacrifice, ex-Despised Icon,
Adam Mason – Vocals (2000-present)
Sexcrement, ex-Twisted Sacrifice, ex-Mucopus (live)
Darren Cesca – Drums (2002-present)
Deeds of Flesh, Eschaton, In Asymmetry, Pillory, Serpent of Gnosis, ex-Arsis, ex-Blasphemer
Zac Pappas Bass (2003-present)
Sexcrement (live)
[BUY PHYSICAL] https://bit.ly/3hoz1dW
Deeds of Fleshは新曲「Alyen Scourge」を公開しました。この楽曲は7年振りのリリースとなる9枚目のフルアルバム『NUCLEUS』に収録されており、Unique Leader Recordsから12月11日にリリースされます。LP盤は2021年1月15日から販売開始を予定。
このアルバムはバンドのファウンダーであり、Unique Leader Recordsのファウンダーでもあるギター/ボーカルErik Lindmarkが亡くなってから最初のリリースとなり、Erikの長年の友人達がフィーチャリングボーカリストとしてアルバムに参加しています。
Luc Lemay (Gorguts)
John Gallagher (Dying Fetus)
George “Corpsegrinder” Fisher (Cannibal Corpse)
Frank Mullen (Suffocation)
Matti Way (Disgorge)
Bill Robinson (Decrepit Birth)
Dusty Boisjolie (Severed Savior, ILLUMINEGRA)
Anthony Trapani (Odious Mortem, Severed Savior),
Obie Flett (Pathology)
Robbe Kok (Disavowed)
Jon Zig (Serpentian)
新作のサウンドは、初期から後期までのDeeds of Fleshサウンドをミックスしたようなものになっており、2008年にリリースした『Of What’s To Come』から2013年にリリースした『Portals to Canaan』から連なるストーリーの一部になっています。
『NUCLEUS』に収録されている楽曲はErikによって制作されており、亡くなるまでの4年間に渡ってCraig Peters、Ican Munguia、Darren Cescaと共にレコーディングが続けられていました。Erikの死後、Deeds of Fleshでベース/ボーカルを担当していたJacoby Kingstonと元ドラマーのMike Hamiltonが歌詞制作とボーカルアレンジメントのサポートを行っています。
新作についてギタリストのCraig Petersはこうコメントしています。7年前に制作をスタートさせた新作を、ようやくファンに届ける準備が出来て嬉しく思います。この作品は私にとって特別なもので、Erikと日々連絡を取り合い、ファンの為に映画のような体験が出来るような仕上がりになるよう試行錯誤を続けました。そんな中、Erikな亡くなり、私たちメンバーは深く悲しみ、このアルバムを完成させる為にどうすればいいのか分からなくなっていました。この作品はDeeds of Fleshの遺産として非常に大きな意味を持つことになったので、Erikと共にDeeds of Fleshで長きに渡り活動をしてきたMikeとJacobyの力を借り、『Of What’s to Come』でErikがスタートさせたストーリーを完結させる事が出来ました。Deeds of Fleshが鳴らしてきた様々なスタイルのサウンドを感じる事が出来る本作は、ファンにとってこれまでに聞いたことのないものになっていると信じています。リリースまで楽しみに待っていて下さい!
また、本作でボーカルを務めたJacobyはこうコメントしています。Erikが亡くなってから、このアルバムで他の誰かがボーカルを務める事は出来ないのではないかと感じ、すでにバンド活動から引退していましたが、Deeds of Fleshの為に復活することにしました。Mikeと一緒にチームを組み、『Of What’s to Come』からスタートしたストーリーから歌詞の制作に取り組む計画をスタートさせました。この作業はDeeds of Fleshの初期の作品である『Gradually Melted』や『Trading Pieces』のレコーディングの事を思い出させてくれ、すべてが新しく感じエキサイティングなものになりました。自分がこのアルバムに出来る全ての力を注ぎましたし、参加してくれたゲストボーカリスト達も夢のようなラインナップであり、彼らを迎えられた事を光栄に思っています。ファンはこのラインナップをみて、間違いなくワクワクするに違いありません。Deeds of Fleshの過去と未来を繋ぐ、新しい時代のハイブリッドサウンドを生み出すことが出来ました。これは間違いなく、Deeds of Fleshの新しいアルバムです。
バンドはすでにアルバムのトラックリストとアートワークを公開しています。
Guitars/Orchestral Programming by Craig Peters
Drums Recorded by Darren Cesca
Bass Recorded by Ivan Munguia
Main Vocals Recorded by Chad Land
Mixed & Mastered by Zack Ohren, Castle Ultimate, Oakland, CA
Music Writing:
All Music written by Craig Peters, Erik Lindmark and Ivan Munguia
All lyrics and vocal arrangements by Mike Hamilton and Jacoby Kingston
Cover Art:Raymond Swanland
SharpTone RecordsはDying Wishと契約を結んだ事を発表しました。ミュージックビデオ「Innate Thirst」が公開され、話題になっています。アルバムがリリースされる前に、彼らの事について、知っておきましょう。
Dying Wishはアメリカ/オレゴン州ローズシティ出身のメタルコアバンド。女性ボーカリストEmmaを含む5人組でハードコアシーンとも繋がりの強いバンドです。
2018年にSerrationとのスプリット作品をBlasphemour Productionsからリリース、同年にはセルフタイトルEPを出していて、hate5sixにフルセットビデオが上がっていて、盛り上がりも良い感じです。
すでにKnocked LooseやStray From The Pathらと共演していて、評判はかなり高いです。今時珍しい、というと語弊がありますが、これくらいメロディックなメタルコアがSharpTone Recordsと契約というのはあまりなかったですよね。これからの活動に注目!
コロラド州デンバー出身のMonumental Dischargeは新EPをリリースしました。
https://www.facebook.com/monumentaldischarge/
Tracklist:
1. Anal Decapitation
2. Abstract Shitstain
3. Unfathomable Defecation
4. Primordial Droppings
5. Excretion Miscreation
6. Mephitic Feculence
7. Excremental Void
Inspection 12 – Step Into The Fire (1999)
1994年フロリダ州ジャクソンビルで結成。Craig’s Brotherにも在籍したボーカリストDan McLintock、ギター/ボーカルのJames Trimbleと、Yellowcardに在籍していた事で知られるPeter Mosely、ドラマーScott Shadの4人体制で活動をスタートさせた。本作は「バック・トゥー・ザ・ーフューチャー」や「セント・エルモス・ファイアー」のサウンドトラックからインスピレーションを受け、それらのメロディをコラージュするようにメロディックパンクに組み込んだコンセプトアルバム。スーパーマリオのメロディも隠されており、柔らかなサウンドはもちろん面白みのある作品。