南アジアのメタル・シーンを網羅した書籍『デスメタルインディア』4月発売決定

 

インドだけでなく、スリランカ、ネパール、パキスタン、バングラデシュ、ブータン、モルディヴといった南アジアのメタルバンドを網羅した書籍『デスメタルインディア』が、パブリブから出版されることが発表されました。

 

 

著者は、『デスメタルコリア』を書いたことでも知られる水科哲哉さんです。この本には、インドだけでなく、スリランカ、ネパール、パキスタン、バングラデシュ、ブータン、モルディヴからのメタルバンドが収録されています。水科さんは、英語以外を話す国や辺境のメタルシーンにも詳しいことで知られており、過去にはインドやネパールを訪れたこともあります。また、ネパール人を自宅にホームステイさせたこともあるそうです。

 

本書に登場する「Skyharbor」は、私の著書『Djentガイドブック』でも触れており、国内でも人気の高いバンド。Bloodywoodなど日本でも知名度のあるバンドから、深く掘り下げた水科さんしか知らないようなバンドまで、幅広く網羅された一冊になっています。

 

 

『デスメタルインディア』は、4月14日にパブリブから発売される予定。パブリブのSNSをフォローしてニュースを見逃さないようにしましょう。

 

目次/前書き : https://www.hanmoto.com/bd/isbn/9784908468643

 

 

 

Thy Art Is Murder、Fit For An Autopsy、Malevolenceによる豪華3wayスプリット4月発売決定

 

現代デスコアを象徴する存在と言えるThy Art Is Murder、Fit For An Autopsy、Malevolenceによる3wayスプリット作品、『The Aggression Sessions』が4月7日にNuclear Blastからリリースされることが発表されました。この発表に合わせてFit For An Autopsyがシングル「Hellions」をリリースしています。

 

 

トラックリストは以下の通り。Cannibal CorpseやAt The Gatesのカバーをどのように仕上げてくるのか、非常に楽しみですね。

 

1. Fit For An Autopsy “Hellions”
2. Thy Art Is Murder “Until There Is No Longer”
3. Malevolence “Waste Of Myself”
4. Fit For An Autopsy “Under A Serpent Sun” (At The Gates cover)
5. Thy Art Is Murder “Hammer Smashed Face” (Cannibal Corpse cover)
6. Malevolence – “Left Outside Alone”

 

血塗れヘヴィ・デスコア、Dead/Awake が新曲「Terminus」のミュージックビデオを公開!

 

イリノイ州ロックフォードを拠点に活動するエクスペリメンタル・デスコア・バンド、Dead/Awake が、新曲「Terminus」のミュージックビデオをSlam Worldwideから公開しました。この曲はMatt Shanahanがゲストボーカルとして参加しており、Bodysnatcherのドラマー Chris Whited (The Stygian Complex, Traitors, Sorroweaver) がミックスとマスタリングを担当しています。

 

そこまでテクニックがある感じではないですが、バリエーション豊富なボーカルとミュージックビデオのディレクションが素晴らしい。メンバーがナイフやハンマーで滅多刺しにされて血塗れになります。グロってほどではないので心配せずにみて下さい笑

 

 

南アフリカ産メロディック・デスコア、The Fallen Prophets がニュー・アルバム『Perpetual Damnation』をリリース!

 

南アフリカ・ケープタウンを拠点とするメロディック・デスコア・バンド The Fallen Prophets が、ニュー・アルバム『Perpetual Damnation』をリリースしました。アルバムからミュージックビデオ「Eliminate The Worthless」も公開されています。前作『Relentless Killing Motivation』から2年振り、もはや南アフリカのメタル・シーンはデスメタルにおいては高いクオリティが保証されており、辺境メタルみたいな感じではないですね。Vulvodyniaの存在もあってか、デスメタル・ベースではありますが、デスコアっぽいグルーヴが強めでメロディック・デスコアとして聴くとフレッシュな感じです。

 

 

 

 

Soilwork、ギタリストにSimon Johanssonが加入

 

スウェーデンのメロディック・デスメタル・ベテラン、SoilworkはレーベルメイトのKataklysmとのヨーロッパツアーの前半戦を終え、エキサイティングなニュースとともに、ツアーの後半に乗り出す準備をしています。バンドはSimon Johanssonを迎え、6人体制となりました。

 

Soilworkはこう述べています。「私たちは、Simon JohanssonをSoilworkファミリーの永久的なメンバーとしてようやく迎えることができることをとても興奮しています。Simonは、2019年以来、セッションベースで私たちと一緒に活動しており、ただギタープレイヤーとしてだけでなく、最も困難な時期に謙虚な人間として、真の紳士でもあることを証明しました。私たちはあなたを愛し、私たちのバンドの一員であることに感謝しています。」

 

Simonはこう付け加えています。「Soilworkの新しいギタリストになれることをとても興奮しています。私は以前からバンドのファンであり、Soilworkのレガシーの一部になれることは大きな名誉です。2019年にセッションツアーギタリストとして参加した時から、私のバンドへの敬愛はさらに深まりました。今、兄弟たちとフルタイムメンバーとして一緒に活動できることをうれしく思っており、Soilworkの次の章の一部になれることを楽しみにしています。」

 

Simonはどんなキャリアを持っている?

Simonは48歳、スウェーデンのギタリストです。1996年からMemory Gardenのギタリストとして活躍。これまでにWolf、Bibleblack、Dion Fortune、Fifth Reason、Nu Jävlar!、Satariel、Steel Attack、Abstrakt Algebra、Crystal Caravan、Firegodといったバンドで活躍しました。

 

 

 

Suicide Silence、OGスタイルへと完全回帰した渾身の新作『Remember… You Must Die』リリース!

 

USデスコア・ベテラン、Suicide Silence が通算7枚目のスタジオ・アルバム『Remember… You Must Die』をCentury Media Recordsからリリースしました。

 

 

近年のSuicide Silenceと言えば、OGスタイルへとじわじわ回帰してきたにも関わらず、黄金期のカリスマMitch亡き後は正当に評価されてこなかった。Mitchの死後、Eddieへとボーカルが代わりリリースされた『You Can’t Stop Me』はファンがMitchの幻影を追いかけ、Suicide Silenceの新たなスタートを祝福する余裕がなかったし、その後リリースされたセルフ・タイトル『Suicide Silence』はデスコアから脱却しニューメタルへと舵をきったことで批判を食らった。もう6年も前のことなんだけど、やっぱりSuicide Silence、特にMitchのファンは失望してしまい以降のリリースをちゃんと聴いてないというリスナーも多いはず。これは海外のレビューをみてても感じたことだ。

 

 

Eddieが加入して、今年で10年になる。Suicide Silenceが始まってMitchがなくなるまで10年なので、在籍年数が並んだ。それでもまだ、EddieがSuicide Silenceのフロントにいることに違和感を感じてしまう人も多いかもしれない。前作『Become the Hunter』からSuicide SilenceはOGスタイルのデスコアへと戻り始め、本作『Remember… You Must Die』では完全に『No Time to Bleed』期のスタイルへと回帰した。「Mitchの幻影ばかり追いかけていないで、現在進行形のSuicide Silenceを追いかけろ」と、心から言えなかったのは今日まで。これからは今のSuicide Silenceを心から応援したいと思うし、好きだと言いたい。言うべきだ。

 

 

アルバム・タイトルからして、本作はオープニングから異常な殺気が漂う。2022年9月に先行シングルとしてアルバムのタイトル・トラック「You Must Die」はこれぞSuicide Silenceと言うべき完璧な楽曲で、墓場で演奏するメンバーが「You Must Die」、「Fuck Your Life」と叫びながら老化して最後に全員死ぬというディレクションがシンプルで良い。アメリカ人っぽいし、こういう無茶苦茶な思想とか投げやりなところがデスコアのコアなエナジーだと思う。もし誰かがSuicide Silenceはもう過去のバンドだと言っていたら、このアルバムを聴いていないと言えるだろう、話を聞かなくていい。このミュージックビデオのコメントに書き込まれている「Mitchがこれを聴いたら喜ぶだろう」と言うのが、このアルバムの全てだ。

 

 

現代スラムのカリスマ、EXTERMINATION DISMEMBERMENT が新曲「EXTERMINATION FACTORY」をリリース!

 

ベラルーシを拠点に活動するスラミング・ブルータル・デスメタル・バンド、Extermination Dismemberment が新曲「Extermination Factory」をUnique Leader Recordsからリリースしました。この楽曲は5月5日にリリースが決定しているニュー・アルバム『DEHUMANIZATION PROTOCOL』からの先行シングル。3分超えたあたりから彼ららしい異次元のヘヴィネスかましてます。

 

Pre-Order : https://orcd.co/dehumanizationprotocol

 

Sailing Before The Wind、ライブ・アルバム『A Decade of Sailors』をリリース!

 

東京を拠点に活動するメタルコア・バンド、Sailing Before The Wind がライブ・アルバム『A Decade of Sailors』を配信リリースしました。2022年10月22日に渋谷CYCLONEで行われた、Sailing Before The Wind初のワンマンライブを収めたこのアルバムは、ライブ映像としても公開されているが、一度スピンすれば彼らのステージがまぶたに浮かぶような、ライブ・バンドによる正真正銘のライブ・アルバムに仕上がっている。

 

今回のリリースについてベーシストのBitokuは自身のTwitterで「念願のライブアルバムリリース!!マジで来てくれた皆と協力してくれた方々のおかげでできた作品です。狂ったようにリピートしてほしい」とコメントしている。

 

配信URL : https://linkco.re/SEmnRyHa

 

 

Djent 入門 vol.01 (音楽的な特徴と代表曲)

 

▶︎Djent って何?

メタルという音楽は、誕生してから今まで一度もその進化を止める事なく、今も日々変化が繰り返され、新たなサウンドが生まれている。 RIFF CULT 脇田涼平の著書『Djentガイドブック』では、プログレッシヴ・メタルが進化していく過程で生まれた Djent(ジェント)という音楽について紹介しており、これから Djent を知りたいという方の入門書として知られている。本記事では『Djentガイドブック』で紹介した、「Djentを代表する6曲」についてピックアップしてみたいと思う。

 

 

さて、まずは Djent という音楽がどんなものなのかを把握していこう。Djent を知る上で最初に聴くべき楽曲は、この音楽の代表的なバンドである Periphery の「Make Total Destroy」だ。このバンドの中心人物であるギタリスト、Misha Mansoor という人物は Djent という音楽の概念について、このように話している。

 

 

Djent ( ジェント ) とは、拍の位置に変化を加えたリズム (シンコペーション) や、複数の異なるリズムが同時進行するポリリズムを用いた、グルーヴィでヘヴィなプログレッシヴ・メタルサウンドを意味し、ブリッジミュートされたブルータルなリフ、不協和音を組み込んだ機械的なメロディや音像も特徴だ。

 

より噛み砕いて表現すると、「ズンズンと刻まれるギターのリズムが複雑であり、ノリが良いメタル」とでも言えるだろう。Djent であるかどうかを判断する材料として、ギターサウンドがどうであるかに注目して聴いてみると分りやすい。

ここでいくつか疑問が生まれると思う。ギターがグルーヴィで複雑であればそれは Djent なのか?Metallica だって、Slayer だって複雑だと感じる人もいるかもしれない。もう少し詳しく Djent であるか否かを判断するのに必要な事を知ってみよう。 Djent は基本的にベースになっている音楽がメタルコアであり、そこにプログレッシヴなグルーヴを加えたものを指す。これは Djent を広めたのが、プログレッシヴ・メタルコア・バンド Periphery である事が一番の理由であると言える。Periphery がシーンに登場した事によって、Djent 要素を強く打ち出すプログレッシヴ・メタルコアが盛り上がりを見せるようになっていく。

 

さあ、Djent がなんであるかを理解する為に、最初に知っておきたい以上の事を踏まえ、Djent 代表曲を聴いてみよう。難しい事は考えず、耳や目で感じて欲しい。「これは絶対に Djent だ」とか、「これがDjent というのは間違いだ」という事は誰にも言えない。この言葉はとても曖昧だからだ。(引用 : 脇田涼平著『Djentガイドブック』)

 

 

現代デスコア最凶メンバーが集まったProject: Vengeance が新曲「CUT. BLEED. REPEAT」をリリース!

 

「Project: Vengeance」(旧称The Big Six)がデビューシングル「CUT. BLEED. REPEAT」をリリースしました。このトラックは、Luke Fiadinoが制作、そしてプロデュースからミックスを手がけ、Joel Wanasekがマスタリングを担当しました。

 

「Project: Vengeance」の最終メンバーラインアップは、Lorna ShoreのWill Ramos、Left To SufferのTaylor Barber、Infant AnnihilatorのDickie Allen、SpiteのDarius Tehrani、TraitorsのTyler Sheltonです。まさに現代デスコアを象徴するシーンのアイコン達による豪華プロジェクトと言えるでしょう。

Clone of Vengeance、ファーストEP『Fade in Faith』を配信リリース!

メタルコア・バンド、Clone of Vengeance がファーストEP『Fade in Faith』を配信リリースしました。現代メタルコアのスタンダードとも言える綿密なアレンジを施したヘヴィなパートとクリーン・パートのコントラストを生かした名刺代わりの作品となっている。

 

配信URL : https://linkco.re/4RVgY7ga

 

 

また、3月9日には東京・SHIBUYA CYCLONEにて『Fade in Faith』のリリース・ショウが開催される。

 

Scott (Terror, Burried Alive) のサイド・プロジェクト、Bad Blood が新曲「Apology Denied」のミュージックビデオを公開!

 

スコット・ボーゲル(Terror、Buried Alive)とバッファローを拠点に活動するViolent WayとExhibitionのメンバーを含むハードコア・バンド、Bad Blood がFlatspot Recordsから新曲「Apology Denied」のミュージックビデオを公開しました。

 

長年一緒に音楽を作ることについて話していた、ギタリストのEric Ellman(They Live、Violent Way)とMason Hutchins(Violent Way)、ベーシストのGreg Vinal(Exhibition)、そしてドラマーのNick Terlecky(Violent Way)が音楽を制作。そこにScott Vogelが歌詞を乗せる形で活動が始動。結果としてFlatspot Recordsから3月31日にリリースされるEP『The Bad Kind Decides』が生まれたとメンバーは話す。

 

Bad Bloodは現実の否定的な面に対処する歌詞と共に、ファストなクラシック・スタイルのハードコアをプレイ。WarzoneやBrotherhoodのような80年代のハードコアバンドからの影響を受けており、そのバンド名はバッファローの伝説的なハードコアバンドである Zero Tolerance の最初の7インチに由来している。『The Bad Kind Decides』は、プロデューサーのJay Zubricky(Mindforce、Snapcase)によってGCRスタジオでライブ録音され、Will Killingsworth(Orchid)によってDead Air Studiosでマスタリングされた。既にいくつかのショーを行ったバンドは、4月7日にOutburst、Violent Way、Kharmaなどと一緒にBrooklyn、NYでFlatspot Worldのプレショーで演奏し、翌日にはChokeholdなどと一緒に故郷のバッファロー、NYでショーを行う予定だ。

 

 

VEIL OF MAYA、6年振りニュー・アルバム『[m]other』5月リリース決定! 先行シングル「Red Fur」のミュージックビデオを公開!

 

 

プログレッシヴ・メタルコア・バンド、Veil Of Maya が、約6年ぶりのニュースタジオ・アルバム『[m]other』をSumerian Recordsから5月12日にリリースすることを発表しました。アルバムからの先行シングルとして「Red Fur」のミュージックビデオを公開しており、アトモスフィリックなプログレッシヴ・サウンドをベースにフレッシュなアレンジを細かく挿入した全く新しいサウンドを披露しています。

 

Pre-Order / Stream: https://sumerian.lnk.to/Mother

Zombie Ritual、20周年記念でライブ盤録音ギグ 4月開催

 

デスメタル・バンド、Zombie Ritual が20周年を記念した「20周年記念ライブ盤録音ギグ」を2023年4月30日に東京・小岩BUSHBASHで開催することを発表しました。バンドのボーカリスト関口靖彦氏は自身のTwitterでこのイベントについて「お客さんの歓声の量でライブの出来が決まりますので、いつも観てくださってる方も、いつか観ようと思っててまだの方も、こぞってお越しを! 4月30日のお昼間ですので、夜は他のライブに行けます! 何卒!」とコメントしている。

 

イベントの詳細、チケットはフライヤーをご確認ください。

 

 

 

 

System Of A DownのSerjが主催するスペシャル・コンサートにAbysmal DownのCharliesの参加が決定

 

System Of A DownのボーカリストであるSerj Tankianが主催するユニークなプロジェクトで、デスメタル・バンドAbysmal DawnのシンガーCharles Elliottが参加することが発表されました。

 

この特別なパフォーマンス・イベントはは「Invocations」と題され、4月29日にカリフォルニア州ロサンゼルスで開催される。Serjは、テナー奏者のBrian Thorsett、ワールド音楽の歌い手Azam Ali、サウンドヒーラーのFrancesca GencoやJivan Gasparyan Jr.など、CSUN交響楽団、民族楽器奏者が伴奏を提供するとのことだ。どんなコンサートになるのか注目が集まっている。共演者の映像は下記をチェック。

 

 

 

 

 

ブルータル・デスメタル、Devangelic が新曲「Udug-Hul Incantation」のミュージックビデオを公開!

 

イタリアのブルータル・デスメタル・バンド、Devangelic が 4月7日にWillowtip Recordsからリリースする待望のニュー・アルバム『Xul』からのセカンド・シングル「Udug-Hul Incantation」のミュージックビデオを公開しました。

 

 

新曲について、ギタリスト/コンポーザーのMario Di Giambattistaは次のようにコメントしています。

 

「Udug-Hul Incantation」は、不気味な不協和音とキャッチーなリフが多く含まれる、アルバムの中でも最もスローな曲です。これは2020年に『Xul』のために私が書いた2曲目の曲であり、Devangelicが今までに書いた最高の曲の1つだと思います。

 

数字の3の象徴は常に私を魅了してきたので、トラックリストのその位置をスローな「Udug-Hul Incantation」曲に予しました。私たちの2枚目のアルバム「Phlegethon」でも同じ手法を使い、トラック#3(「Of Maggots…」)がアルバムのスロートラックになっています。

 

「Xul」という言葉は、元々は「邪悪」を意味するシュメール語であり、これが新しいアルバムのコンセプトの主要なトピック。基本的に、人間は地球に現れてから自分自身の内面の悪魔に直面せざるを得なくなる、というような内省的な旅を描いているとのこと。