アルバムレビュー : Knosis 『The Shattering』

 

▶︎Knosis 『The Shattering』アルバムレビュー

 

 

 

個人的にRyo Kinoshitaと言えば、Crystal Lake在籍時のライブでGODFLESHのシャツをよく着ているのが印象的だった。メタルコア・シーンでは珍しくディープなデスメタルに理解があり、インダストリアル・メタルの芸術性をボーカリストとして表現出来ていた稀有な人物だと思っていた。実際に会って話した時も、誰も知らないようなバンドについて話して驚いた記憶がうっすらと残っている。リスナーとしても尊敬出来るRyo Kinoshitaがバンドという体制にとらわれず、Survive Said The ProphetのYoshが率いる音楽プロダクション・チーム The Hideout Studios と共に始めたKnosis のデビューEP『The Shattering』は、自由奔放なアイデアとカリスマ性によって完成させられた作品と言えるだろう。

 

 

SATANICで公開されたKnosisのインタビューで、RyoはDeftonesのサイド・プロジェクトとして知られる†††(Crosses)にKnosisの体制をなぞらえて説明し、DARKO USやKing Josefといったプロジェクトの名前を挙げながら、自身の現在地についてファンに説明している。全世界同時進行で数多くのメタルのジャンルがクロスオーバーし、枝分かれ的にサブジャンルが誕生し変化、進化し続けている2020年代のヘヴィ・ミュージック・シーンにおいて、バンドという体制がまとう”〜というジャンルのバンド”というようなレッテルの呪縛から解き放たれることは、シーン全体の更なる進化のスピードを加速させ、メタル以外の音楽と交わるために重要だ。そしてその中心にいるべきなのがRyo KinoshitaでありKnosisだと思う。この作品はまさにその創造性に限界を持たせずに作り上げられている。

 

 

今でこそニューメタルコアという言葉で一括りにされているようなスタイルは、Emmureの『Look At Yourself』からAlpha Wolf、Dealerの誕生によって本格的にメタルコアのサブジャンルの一つとして盛り上がり世界的に認知され始めたが、同時にトラップとの交わりを形容するサブジャンルが存在せず、King Yosefのようなタイプがどっちつかずのままトラップからもメタルコアからも浮いてしまっていた。Knosisはそんな曖昧さをプロジェクト自体の旨みにしつつ、明確なコンセプトでメタルという音楽、そしてメタルという音楽の持つヴィジュアルイメージから他のエンターテイメントとのコラボレーションのきっかけを生み出していくはずだ。正直、それを表現する言葉なんて、この先も見つからないだろう。でも、Ryo、Yoshのカリスマ性によってKnosisは聴衆の興味を惹きつけ、決して無視させない。『The Shattering』は、メタルコアを驚くべきスピードで進化する音楽シーンの中で最も興味深い存在にするためにも存在価値を発揮するだろう。2023年にこんなアーティストが観られる日本のメタル・リスナーは恵まれていると思う。間違いなく世界最先端のメタル。2027年くらいに存在するメタルをいち早く目の当たりにしている感じだ。ここから始まる何かにもっとワクワクしたい。

 

 

 

Parkway Drive、20年間目指してきた姿へと辿り着いた傑作『Darker Still』リリース!

 

オーストラリアを拠点に活動するメタル・バンド、Parkway Drive (パークウェイ・ドライヴ) がニュー・アルバム『Darker Still』をEpitaph Recordsからリリースしました。

 

 

配信URL : https://parkwaydrive.ffm.to/darkerstill

 

過去6作品全てゴールド・アルバムを獲得し、最大級のメタルの祭典「WACKEN」でヘッドライナーを務めるなど、シーンの頂点へと昇り詰めたParkway Drive。そんな彼らが7作目にして「これがバンドが20年間目指してきたパークウェイ・ドライヴだ」と言い切る本作は2022年を象徴するメタル・アルバムになるだろう。

 

 

 

オーストラリアのメタル巨星、Parkway Drive (パークウェイ・ドライヴ) の最新アルバム『Darker Still』はEpitaph Recordsから2022年9月9日に発売された。ボーナストラック、解説、歌詞対訳などを収めた国内盤CDも同時発売されており、より深く『Darker Still』を味わいたいというファンは必聴だ。

 

アルバム発売前にリリースされたアルバムのタイトルトラック「Darker Still」は、これまでのパークウェイ・ドライヴとは一線を画すもので、キャリアを象徴するようなパフォーマンスが随所に見られる、壮大なスケール感のある曲に仕上がっている。口笛とアコースティック・ギターで始ま李、ギターソロ、幽玄なコーラスとストリングス、そしてマッコールの驚異的なヴォーカルを通して、リスナーを圧倒的な旅へと誘う。マッコールはこの曲について次のようにコメントしている。

 

「愛。時間。死。我々の存在を構成する偉大な決定的要素。この曲は最もシンプルな人間の音から始まり、これらの要素を表現しながら音楽の旅が成長し、クレッシェンドに達した後、避けられない旅の結末に直面する。夜は暗くなる…さらに暗くなる。」ウィンストン・マッコールの家のキッチンには冷蔵庫があり、その片面にはトム・ウェイツの言葉が飾られている。「美しい旋律が恐怖を語る。」マッコールはこの言葉は自分自身をよく表していると言う。

 

 

このアルバムは、オーストラリアのニューサウスウェールズ州北東部の絵のように美しい静かな一角から生まれた7枚目のフルアルバムであり、モダンメタルの最も尊敬されるバンドのひとつがこれまでに発表した決定的な音楽表現でもある。『Darker Still』は、2003年に両親の家の地下室や裏庭に集まった不似合いな友人たち以来、彼とバンドメンバーが心に抱いてきたビジョンであるとマッコールは言う。

 

この瞬間に至るまで、バンドは20年近い年月をかけ、6枚の批評的・商業的評価の高いスタジオ・アルバム(そのすべてが本国ではゴールド・ステータスを獲得)、3枚のドキュメンタリー、1枚のライブ・アルバム、何千回ものショーを経て、メタルのアンダードッグスからフェスティバルでヘッドライナーを務める大物へと進化してきたのである。「パークウェイがスタートしたとき、俺たちは皆、自分たちができること以上のことをしようと努力していた」と、マッコールは説明する。「”Darker Still”で聴けるのは、俺らが常に持っていた想像力に追いつくために学び、成長する能力の最終的な成就なんだ。」その成長を理解することは、音楽的にもテーマ的にも『Darker Still』を理解することに繋がる。

 

 

Parkway Driveを理解したと思っていた人たちは、彼らについて知っていることすべてを考え直す必要があるだろう。この新作アルバムは、Parkway Driveが創造性と成功の新たな高みに到達するために、ジャンルの制限や安全な慣習を避け、大胆な新しい地平を広い目で評価するために、彼ら自身が課したルールを放棄した、変革期の集大成となっている。

 

「正確には、過去に試みたことがあっても、それをやり遂げる勇気、時間、理解がなかったものだ」とマッコールは明かす。本作はParkway Driveが、このアルバムでロックやメタルの偉大なアーティストたち(メタリカ、パンテラ、マシーン・ヘッド、ガンズ・アンド・ローゼズ)同様にシーンの垣根を越えると同時に、現在進行形のメタルコアとしての真髄を極めていることがわかる。このアルバムは「魂の闇夜」というコンセプトを探求しており、それは「人生の中で、信念の構造、自己意識、世界における自分の居場所と、人としてのあり方が、精算しなければならないほど折り合いがつかない時点に達するという事実があるということ」だとマッコールは説明している。『Darker Still』は、ピンク・フロイドからナイン・インチ・ネイルズの『The Downward Spiral』まで、偉大なロックのコンセプト・アルバムのように展開し、その11曲は、社会の死の恐怖、孤立、人間性の喪失を反芻しながら、救いのある啓発への旅をするものである。

 

“これがバンドが20年間目指してきたParkway Driveなのだ”。ギタリストのジェフ・リンは、それを次のように語っている。「遂にミュージシャンとして新たな境地に到達したと感じているんだ。」過去数年の闇から抜け出したParkway Driveの真の姿は、再定義された毅然とした態度、集中力、反骨精神を宿し、新たな地平へと到達した。

 

 

【商品情報】
ダーカー・スティル| Darker Still
パークウェイ・ドライヴ| Parkway Drive
STCD-0006 (4571524910060)
税込定価2750円(2500円+税)
日本盤ボーナス・トラック3曲収録解説・歌詞対訳付
https://silentlink.co.jp/darkerstill

TRACK LISTING:
01, グラウンド・ゼロ/GroundZero
02, ライク・ナパーム/Like Napalm
03, グリッチ/Glitch
04, ザ・グレイテスト・フィアー/The Greatest Fear
05, ダーカー・スティル/Darker Still
06, インペリアル・ヘレティック/Imperial Heretic
07, イフ・ア・ゴッド・キャン・ブリード/If A God Can Bleed
08, ソウル・ブリーチ/Soul Bleach
09, ストレンジャー/Stranger
10, ランド・オブ・ザ・ロスト/Land OfThe Lost
11, フロム・ザ・ハート・オブ・ザ・ダークネス/From the Heart of the Darkness

日本盤ボーナス・トラック3曲追加収録
12, ウィッシング・ウェルズ/Wishing Wells (Live Bonus)
*13, ライティング・オン・ザ・ウォール/Writing On The Wall (Live Bonus)
*14, ヴァイス・グリップ/Vice Grip(Live Bonus)*

 

Stray From The Path、怒り渦巻くヘヴィなニュー・アルバム『Euthanasia』をリリース!

 

ニューヨーク州ロングアイランドを拠点に活動するハードコア・バンド、Stray From The Path がニューアルバム『Euthanasia』をUNFDからリリースしました。2019年にリリースした前作『Internal Atomics』から3年振りとなる新作、先行シングル「Guillotine」を含む強烈な全10曲入りだ。

 

 

Stray From The Pathのメンバーは、「バンドは常に、抑圧に対して発言する場として自分たちの歌を使ってきた」と言う。アメリカの公安にまつわる多くの問題、特に警察活動への疑問や怒りをメッセージに長年ソングライティングを続けてきたバンドは、こうした問題が解決される兆しの見えない混沌とした現世への怒りの高まりに呼応するように、その勢いを加速させている。

 

 

 

ギロチンをバックにプレイするStray From The Pathが印象的な「Guillotine」のミュージックビデオ。結成から20年以上が経過し、積み上げてきたバンド・アンサンブルはまるで生き物のようにグルーヴィだ。ニューメタルとハードコア、そしてラップが巧みにクロスオーバー、音楽的にも現代のメタルコア・シーンにおいて彼らの存在は重要だ。同じくミュージックビデオになっている「III」では警察に扮したメンバーが皮肉めいたアクションでアメリカ警察を口撃する。まるでマシンガンのようにして放たれるラップパートがノイズに塗れたニューメタル/メタルコアによって何十にも攻撃力を増していく。

 

アメリカでの彼らの絶大な人気を見れば、市民の代弁者とでもいうべきスタイルを取るバンドであると言える。もちろん、音楽的にもニューメタルコアに非直接的ではあるが影響を与えており無視できないレジェンドだ。アルバムに込められたメッセージを紐解くことは、アメリカに生きるということの現実的な困難や不安を感じることだ。それは日本に住む僕らも共感できるものなのかもしれない。

 

Stray From The Path 『Euthanasia』

 

1. Needful Things
2. May You Live Forever
3. III
4. Guillotine
5. Chest Candy
6. Bread & Roses feat. Jesse Barnett
7. Law Abiding Citizen
8. The Salt In Your Spit
9. Neighborhood Watch
10. Ladder Work

 

USメタルコア、Miss May I が5年振りのニューアルバム『Curse Of Existence』をリリース!

 

オハイオ州を拠点に活動するメタルコア・バンド、Miss May I が、前作『Shadows Inside』から5年振りとなるニューアルバム『Curse Of Existence』を2022年9月2日にSharpTone Recordsからリリースしました。

 

 

Miss May Iは名作『Monument』以降、メタルコア史に自ら打ち立てた金字塔を越えられていないというコアなファンからの声もちらほらあった (といってもセールス的にはずっと成功してきた)。個人的にはそうは思わないが、『Monument』が今後数十年に渡り語り継がれていくアルバムであること、そして彼らがシーンに与えたインパクトが強烈だったことは間違いない。そんな『Monument』に匹敵する凄まじいサウンドで、2022年にMiss May Iは再びシーンに戻り、そして今バンド史上最高傑作と言える『Curse Of Existence』を発表した。

 

 

Miss May I にファンが求めるのは、ソリッド&メロディックなリフ、アンセム的なコーラス、そして強烈なブレイクダウンといったところだろうか。オープニングを飾る「A Smile That Does Not Exist」を聴けば、すぐにこのアルバムの力強さに圧倒されるはずだ。ブラストビートにシュレッダーリフ、Leviのスクリームが炸裂していく。続く先行シングルとしてリリースされた「Earth Shaker」や「Bleed Together」とファストなキラーチューンが立て続けに繰り広げられていく。特にこの2曲のブレイクダウンがアルバムのハイライトとも言えるパワーがある。

 

 

シュレッドなギターと印象的なコーラスのハーモニー、クラシックなメタルコア・ブレイクダウンを搭載した「Into Oblivion」は、個人的にアルバムのベスト・トラックで、Bring Me The Horizon、Architectsなどに匹敵するスタジアム・ロック的なスケールがたまらない。思わず「INTOOO OBLIVIOOON!!!」と叫ばずにはいられないはず。

 

正直言って、全曲キラーチューン過ぎる。ミュージックビデオとして先に公開されている「Free Fall」、「Unconquered」は余裕があれば歌詞にも注目して欲しい。「Free Fall」はインポスター症候群について歌った曲であり、恐怖心を押し殺し飛躍を遂げた人たちのアンセムだ。インポスター症候群とは、自分の能力や実績を認められない状態を指し、仕事やプライベートを問わず成功していても、「これは自分の能力や実力ではなく、運が良かっただけ」「周囲のサポートがあったからにすぎない」と思い込んでしまい、自分の力を信じられない状態に陥っている心理傾向のこと。フレーズがまるで会話のように掛け合いながら展開していく。

 

完璧なエンディングを聴き終えた後、『Curse of Existence』がMiss May Iの過去最高傑作だ!と思うリスナーは多いはずだ。久々にモダンなメタルコア・アルバムでガツンとくる作品だったと思う。彼らは「あの頃のバンド」ではなく、永遠のメタルコア・ヒーローだ。

 

 

 

Miss May I 『Curse Of Existence』
配信URL : https://bfan.link/curse-of-existence

 

1. A Smile That Does Not Exist
2. Earth Shaker
3. Bleed Together
4. Into Oblivion
5. Hollow Vessel
6. Free Fall
7. Born Destroyers
8. Unconquered
9. Savior Of Self
10. Bloodshed

 

Upon A Burning Body : 円熟味を帯びたニューアルバム『Fury』リリース!

 

Upon A Burning Body : テキサス州サンアントニオを拠点に活動するメタルコア/デスコア・バンド、Upon A Burning Body (アポン・ア・バーニング・ボディ) が、ニューアルバム『Fury』をSeek & Strikeからリリースしました。前作『Southern Hostility』から3年ぶりのリリースとなる本作は、彼らにとって通算6枚目のスタジオ・アルバムとなる。

 

 

Seek & Strikeへと移籍してから2作目となる本作。Upon A Burning Bodyの人気が爆発していたデビューから4作目まで、つまりはSumerian Recordsに所属していたことに比べると、やや人気は落ち着いた印象がありますが、ラテンのヴァイブスを取り込んだメタルコア/デスコア・サウンドは迫力満点。これまでのファンも絶対にチェックしてほしいアルバムに仕上がっていることは間違いありません。先月頭にリリースされた先行シングル/ミュージックビデオ「A New Responsibility」はビデオ・ディレクション含め、現在のUpon A Burning Bodyを象徴する仕上がりとなっているので要チェックだ。

 

 

アルバムには収録されていないものの、Upon A Burning Bodyのファンならこのファニーなカバー「Saved By The Bell」もチェックしておこう。2010年代頭にはFearless Recordsなどが企画したカバーシリーズが人気で、メタルコア、デスコア、ポストハードコア、ポップパンク・バンドらが有名なポップソングなどをカバーし一定の新規ファンを獲得しました。現代もそのような流れはあるようで、Our Last Nightなどを筆頭に頻繁にポップソングのカバーは行われ続けています。Upon A Burning Bodyのこのカバーが新規ファンを獲得するのに有益に働くかどうかは分かりませんが…… 面白い試みであると思います。

 

Seek&StrikeはSumerian Recordsに比べれば小さなレーベルかもしれませんが、MonasteriesやAbbie Fallsといった将来有望なニューカマーとしっかり契約をしていて信用できるレーベルだと思います。こうした立ち位置のバンドにとって有益なレーベルなのか、彼らの活躍次第といったところでしょうか。アルバムの内容も変わらず素晴らしいので、ぜひ現代のUpon A Burning Bodyもチェックしてみて下さい。

 

 

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Caliban、ベテランの貫禄漂うニューアルバム『Dystopia』リリース!

ドイツ・エッセンを拠点に活動するメタルコア・ベテラン、Caliban が、ニューアルバム『Dystopia』をCentury Media Recordsからリリースしました。昨年『Zeitgeister』をリリースしたばかりの彼ら、1年足らずで素晴らしい作品を仕上げてきました。

アルバムの中で最も注目すべき楽曲は、同郷のメタルコア・レジェンド、Heaven Shall BurnのMarcus Bischoffをフィーチャーした楽曲「VirUS」だろう。これぞドイツのメタルコアと言うべき、メロディック・デスメタルとメタルコアの中間をいくスタイルを見せながら、ドラマティックに楽曲を展開していく。センシティブなビデオ・ディレクションもひりついた世界観にぴったりだ。

ベテランらしいと言えるのは、アルバムリリースの1週間前に発表された「Alien」だ。ミッドテンポな楽曲は、ベテランの安定感を持ってして、じわじわとドラマ性を携え展開していく。全てにおいて格の違いを見せつけてくれるパワフルな楽曲はアルバムにおいても存在感を発揮している。

アルバムのオープニングを飾るタイトル・トラック「Dystopia」には、同郷のホープ、AnnisokayのChristoph Wieczorekがゲスト参加している。ポストハードコア・シーンでドイツを中心に世界的な人気を誇るAnnisokay、Christophの澄んだクリーン・ボーカルはCalibanのサウンドを現代的にアップデートしてくれる。そしてなんといっても2:30〜のドラマティックなエンディング・パートが痺れる。

 

確固たる人気を誇るCaliban。創作意欲は湧き上がり続け、これからもドイツのメタルシーンの中心を駆け抜けていくだろう。

Caliban 『Dystopia』

1. Dystopia (feat. Christoph Wieczorek of Annisokay)
2. Ascent of the Blessed
3. VirUS (feat. Marcus Bischoff of Heaven Shall Burn)
4. Phantom Pain
5. Alien
6. sWords
7. Darkness I Became
8. Dragon (feat. Jonny Davy)
9. Hibernate
10. mOther
11. The World Breaks Everyone
12. D I V I D E D

 

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Northlane : 進化を続けるカリスマ、待望のニューアルバム『Obsidian』リリース!

 

Northlane : オーストラリア・シドニーを拠点に活動するメタルコア・バンド、Northlane (ノースレーン) が、通算6枚目のスタジオ・アルバム『Obsidian』をリリースしました。前作『Alien』から3年振りとなる本作は、UNFD / Rise Recordsを離脱し、自主レーベルからのリリースとなっている。3年の間に『5G』、『2D』と2枚のEPを発表しており、コンスタントにシングル・リリースも続けてきたことから、常にアクティヴな印象があるNorthlane。アルバムはシドニーにあるChris Blancatoのスタジオで、バンド自身がプロデュースを担当し、ミックスはAdam “Nolly” Getgood、Ermin Hamidovicがマスタリングを担当した。

 

 

先行シングル/ミュージックビデオとして公開された「Echo Chamber」は、エレクトロニックなアレンジがふんだんに施されたこれまでのNorthlaneには珍しいサウンド・デザインを持つ楽曲に仕上がっている。メタルコアを通過し、ロックな魅力も感じられる楽曲に注目が集まった。

 

 

そうした新しいNorthlaneの魅力はもちろん、プログレッシヴ・メタルコア出身としての貫禄を感じさせる「Carbonized」は、うねるリフがグルーヴを牽引しながら、耳に残るメロディ映えるサビパートが印象的な一曲だ。オーストラリアのメタルコア・シーンのトップを直走り、世界のメタルコア・リスナーに存在感を見せつけたポテンシャルを発揮した一曲で、アルバムのキーにもなっている。

 

 

そしてやはり、「Clockwork」について語ることは欠かせないだろう。昨年3月に「Tom Clancy’s Rainbow Six Siege Oceanic Nationals eSports League 2021」のテーマ曲として発表されたこの楽曲は、聴くものを圧倒する新感覚なサウンド・スケープと「これぞNorthlane」というべきグルーヴをジリジリとヒートアップさせながら、スケール大きく表現されている。オシャレでもあり、シーンのトレンドにもなりえる「Clockwork」がオーストラリアの後続メタルコア・バンドに与えた影響は大きいと言える。

 

レーベルを離脱、自身の力で歩み出した彼らの底知れぬセンスを感じさせる本作、オーストラリアの音楽チャートARIAで1位を記録するなど驚異的な勢いで拡散されている。

 

 

Northlane 『Obsidian』

1. Clarity
2. Clockwork
3. Echo Chamber
4. Carbonized
5. Abomination
6. Plenty
7. Is This a Test?
8. Xen
9. Cypher
10. Nova
11. Inamorata
12. Obsidian
13. Dark Solitaire

 

 

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Void Of Vision : 深みを増した新境地へ。 新作EP『CHRONICLES II: HEAVEN』リリース

 

Void of Vision : オーストラリアを拠点に活動するメタルコア・バンド、 Void of Vision (ヴォイド・オブ・ヴィジョン) が、新作EP『CHRONICLES II: HEAVEN』をUNFDからリリースしました。昨年10月に『CHRONICLES 1: LUST』を発表、およそ半年振りの本作は、よりディープなVoid of Visionのオリジナリティを体感出来る仕上がりとなっており、CreeperのHannah Greenwoodをフィーチャーした「ALTAR」のミュージックビデオが公開されている。

 

 

Void of Visionの特徴と言えば、Jack Berginのスクリームとスケールの大きなサウンドスケープだ。ディープでヘヴィなスタイルを得意としてきたが、より美しく伸びやかな響きが近年増しており、独特なヴィジュアル・イメージも相まって、唯一無二の世界観を持っている。根本的にやっていることは変わってないが、表現力が多彩になり、さらなる魅力が引き出されている。

 

Hannahをフィーチャーする試みも、Void of Visionにとっては新しいこと。ここからさらに彼らの感じたことのない魅力が感じられる。

 

 

 

Stream / download – https://unfd.lnk.to/chroniclesii

 

 

https://www.facebook.com/voidofvision

 

 


 

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A Sense of Purpose : プログレッシヴ・メタルコア新時代の注目株! 新作EP『All the Grief Was Gone』リリース!

 

A Sense of Purpose : オハイオ州クリーブランドを拠点に活動するプログレッシヴ・メタルコアバンド、A Scense of Purposeが、新作EP『All the Grief was Gone』をリリースしました。先行公開していたシングル「Labyrinth」から彼らの事をチェックし始めた方も多いはず。しかし、先行公開されたシングルよりもEP発売から公開されている別の楽曲の方が、めちゃくちゃ良いです。

 

 

「MOONFLOWER」は、おしゃれでプログレッシヴなギターリフに、ハイトーンで耳に残るメロディをふんだんに盛り込んだ楽曲で、「え?なんでこれを先行シングルにしなかったの?」と疑問に思ってしまうほど。

 

 

続く「Devil in the Room」も相当良い。というか、このバンド、相当良い!ドラマティックなプログレッシヴ・メタルコアが好きな方、ぜひチェックしてください。

 

 

 

RIFF CULT : Spotifyプレイリスト「All New Progressive Metalcore/Djent」

 

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Breathe Atlantis : メタルコアへとスタイルチェンジした重要作『Overdrive』リリース!

 

Breathe Atlantis : ドイツ/エッセンを拠点に活動するポストハードコア/メタルコアバンド、Breathe Atlantisがニューアルバム『Overdrive』をArising Empireからリリースしました。

 

今年結成10周年を迎えた彼ら。2012年に活動をスタートし、2016年にリリースしたセカンド・アルバム『Futurestories』がグローバルな評価を得た。その後、Arising Empireへと移籍し、アルバム『Soulmade』を発表。ヨーロッパで一定のファンベースを獲得したものの、”大ブレイク”とはならなかった。

 

 

これまでのBreathe Atlantisから本作でポストハードコアからメタルコアへとスタイルチェンジ。とろけるようなボーカルが魅力のポストハードコアから、ソリッドなリフを武器とし、メロディック・シャウト映えるメタルコアを鳴らすようになった。ミュージックビデオにもなっている「Break The Silence」は、新しいBreathe Atlantisのスタンダードなスタイルと言えるだろう。

 

 

IMMINENSEのEddie Bergをフィーチャーした「Savior」は、過去と今のBreathe Atlantisを繋ぐ仕上がりとなっており、アルバムの中でもヘヴィでフックの効いたグルーヴが魅力。IMMINENSEのEddieの存在感もうまく彼らの世界観にフィットしている。

 

10年という節目にリリースされた『Overdrive』。これからのBreathe Atlantisの躍進を予感させる仕上がりになっている。新しい彼らのサウンドをチェックしておこう。

 

Facebook – https://www.facebook.com/breatheatlantis
Twitter – https://twitter.com/breatheatlantis
Website – https://www.breatheatlantis.com/

 

Pridelands : オーストラリアからメタルコア・ダークホース デビュー作『Light Bends』リリース!

 

Pridelands : オーストラリア/メルボルンを拠点に活動するオルタナティヴ・メタルバンド、Pridelandsがデビューアルバム『Light Bends』をSharpTone Recordsからリリースしました。バンドは2018年にEP『Any Colour You Desire』をリリース。2012年から活動を続け、本格始動から10周年を迎えた今年、インターナショナル・リリースをSharpTone Records、国内リリースをオーストラリアの名門Resist Recordsから行った。

 

ボーカリストのMason BuntとJoshua Cory、ギタリストLiam Fowler、ベーシストDaniel Lohrey、ドラマーJoe Lipshamの5人体制で活動するPridelandsの鳴らすサウンドはプログレッシヴ・メタルコアをベースにしながら、ポストハードコアやオルタナティヴ・メタルを飲み込みながらダイナミックに鳴らされる。NorthlaneやThornhillを彷彿とさせるメロディワークは「これぞオーストラリア」とリスナーを唸らせる一級品のクオリティだ。

 

2021年8月10日にリリースされた「The Walls」はPridelandsのサウンドを象徴するアルバムのリードトラックで、ミュージックビデオにもなっている。同郷のBelle Haven他、やはりオーストラリアはアメリカ、ヨーロッパに次ぐメタルコア/ポストハードコア大国であり、ハイレベルなバンドが次から次へと出てくるので面白い。Pridelandsはそんなオーストラリア勢の中でもUnderoathやThe Devil Wear Pradaといった唯一無二の独創性を持つバンドの世界観に近いものをもっているように感じます。

 

 

間違いなくメタルコアシーンで輝く日が近いと感じるPridelands。しっかりデビューアルバムを聴き込んで彼ららしさを耳に染み込ませておいてほしい。ここから始まる快進撃に注目だ。

Underoath : キャリアを通じ培ったオリジナリティを現代的にアップデートした快作『Voyeurist』リリース!

 

Underoath : 1997年からフロリダ州タンパを拠点に活動するメタルコア/ポストハードコアバンド、Underoathが前作『Erase Me』からおよそ3年10ヶ月振りとなる通算9枚目のスタジオ・アルバム『Voyeurist』をFearless Recordsからリリースしました。

 

2015年に再結成。そこからメンバーチェンジもなくドラム/ボーカリストAaron Gillespie、キーボーディスト/プログラマーChristopher Dudley、ギタリストのTimothy McTagueとSpencer Chamberlain、ベーシストGrant Brandell、リード・ボーカリストSpencer Chamberlainの6人で活動を続けている。

 

 

本作はプロデューサーにThe AlmostのドラマーであるJJ Revellを起用。ギタリストのTimothy、キーボーディストChristopher、ドラマーAaronと共にプロダクション、エンジニアリングを行い、ミックスはChad Howatが担当した。

 

第1弾先行シングルとして発表された「Damn Excuses」は2021年7月14日に公開された。ファンからはこれまでのUnderoathのキャリアを全て詰め込んだ傑作と称され、既に2021年時点で本作が「2022年のベスト・メタルコア/ポストハードコアアルバムだ」との声も上がった。ダイナミックかつヘヴィなリフが独特な空気感の中を漂うように刻まれていく展開美は芸術的と言えるだろう。

 

第2弾先行シングルとして発表された「Hallelujah」は、2021年8月4日に公開された。彼らの名作『Define the Great Line』を彷彿とさせるという声も多く、個人的にはそれら彼らの代表作で見せたカオスが時を経て整理され、『Erase Me』、『Voyeurist』として形になってきているようにも感じる。現在のメタルコアシーンのひとつの潮流とも言えるオルタナティヴな香りは元々Underoathがもっていてシーンの中で育んできたものであったように思うし、なんだかんだ初期から大きなスタイルチェンジをしないままその時代の音を鳴らしてきたというのは凄いことだと思う。

 

2021年9月22日に公開された第3弾先行シングル「Pneumonia」は、アルバムの中でも異彩を放つ7分超えの大作で、ギタリストTimothyが父を亡くしたことにインスパイアされ、制作が行われたという。ポストロック、シューゲイズ、オルタナティヴロック、メロディック・ハードコアなど様々な音楽からの影響を感じながらもUnderoathのサウンドデザインで仕上げられた崇高なサウンドは、アルバムのエンディングにふさわしい一曲。ダークでありながら深みのある歌詞も素晴らしい。

 

2021年10月27日に公開された第4弾先行シングル「Cycle」はミュージックビデオにもなっており、トラップメタル/オルタナティヴラッパーとして活躍するGhostemaneとのコラボ曲。それだけでもキャッチとしては成立してますが、普通に曲が良すぎます。前作『Erase Me』と比べると、こちらの方が古参ファンは嬉しい仕上がりかもしれませんね。

 

2021年12月9日に最後の先行シングルとして発表された「Numb」は、名作『They’re Only Chasing Safety』のアップデート・バージョンとバンドは話す。ここまで公開されたシングルを聴き返してみれば分かるように、バンドがキャリアを通じて培ったヘヴィネスを再構築したような作品になっている。アルバムリリースと同時に公開された「I’m Pretty Sure I’m Out Of Luck And Have No Friends」をはじめとする他の楽曲も現代的でありながら、どこか懐かしさを感じる。

 

 

タイムズスクエアをジャックした気合の入ったプロモーションもあり、再びシーンにおけるUnderoathの存在感が強まることが期待できる作品だ。ぜひじっくりと聴き込んでもらいたい。

 

 

年間ベスト : 2021年のメタルコア作品 TOP100 (前編)

年間ベスト : 毎年、メタルコアの年間ベストリストを作成するのは非常に時間がかかる。というのも、10枚、20枚だけでその年のメタルコアをまとめることが不可能なほど、現在世界のメタルコアシーンはアクティヴで毎日のように素晴らしいバンドが登場するからだ。今年は少し趣向を変え、100枚のアルバム/EPを選出し、1位から100位までをピックアップしてみた。全てをレビューすることは出来ないが、このリストを全てチェックすれば、2021年がメタルコアにとってどんな年であったかが、分かるだろう。

 

No.100 : Bloodshot – Mono Pneuma

 

No.99 : Asleep At The Helm – The Wire

 

No.98 : Zao – The Crimson Corridor

 

No.97 : Settle The Sky – Year of Ruin

 

No.96 : For Giants – There, There

 

No.95 : Dead/Awake – Melancholia

 

No.94 : Earth Groans – The Body

 

No.93 : VCTMS – Vol IV. Numb The Ache

 

No.92 : VENUES – Solace

 

No.91 : UNITYTX – HELLWAY

 

No.90 : God Complex – To Decay in a Deathless World

 

No.89 : D-Mad Devil – One With the Darkness

 

No.88 : 156/Silence – Don’t Hold Your Breath

 

No.87 : If I Were You – A Decade Gone By

 

No.86 : Earth Caller – There Are Things Worse Than Death

 

No.85 : Rising Insane – Afterglow

 

No.84 : Unsolicited – Unsolicited

 

No.83 : MIRE – A New Found Rain

 

No.82 : Orbit Culture – Shaman

 

No.81 : Drown This City – Colours We Won7t Know

 

No.80 : Everyone Dies in Utah – Infra

 

No.79 : Petroglyphs – Into the Aether

 

No.78 : Arcaeon – Cascadence

 

No.77 : SION – SION

 

No.76 : City State – Violent Bodies

 

No.75 : Resist The Thought – Renaissance

 

No.74 : Make My Day – Babylon

 

No.73 : Spirit Breaker – Cura Nata

 

No.72 : Antagonist A.D – All Things

 

No.71 : From the Abyss – CURES

 

No.70 : Famous Last Words – The Negative

 

No.69 : ExitWounds – Heaven is Empty (Hell is in My Mind)

 

No.68 : dEMOTIONAL – Scandinavian Aftermath

 

No.67 : Attila – Closure

 

No.66 : Employed To Serve – Conquering

 

No.65 : Invent Animate – The Sun Sleeps, As If It Never Was

 

No.64 : FRCTRD – Somehow // Somewhere

 

No.63 : Dead Soma – Faces Which No Mask Could Ever Conceal

 

No.62 : Annalynn – A Conversation with Evil

 

No.61 : Bullet For My Valentine – Bullet For My Valentine

 

No.60 : The Browning – End Of Existence

 

No.59 : The Northern – Cloudburst

 

No.58 : Blood Youth – Visions Of Another Hell

 

No.57 : Our Hollow, Our Home – Burn in the Flood

 

No.56 : Wristmeetrazor – Replica of a Strange Love

 

No.55 : No Bragging Rights – No Bragging Rights

 

No.54 : Blanket – Modern Escapism

 

No.53 : Void Of Vision – CHRONICLES I: LUST

 

No.52 : Until I Wake – Until I Wake

 

No.51 : Eyes Set To Kill – DAMNA

 

No.50 : Sailing Before The Wind – Immemorial

2021年人気ナンバーワン! カナダのメタルコア・バンド、Spiritbox がニューアルバム『Eternal Blue』をリリース!

 

Spiritbox : カナダ/バンクーバーを拠点に活動する女性ボーカル・メタルコアバンド、Spiritboxがニューアルバム『Eternal Blue』をRise Recordsからリリースしました。2016年から活動を開始し、Pale Chordから2枚のEPを経て、Rise Recordsからフルアルバムでデビューとなります。

 

 

今年5月にリリースされた「Secret Garden」は大きな話題になりました。これまでのSpiritboxは、「元iwestredabearonceの〜」と注釈が入ることもあり、Spiritboxとしての人気はあったものの確立された何かがあったかと言えば、まだそう言い切れない部分もあった。しかし「Secret Garden」ではプログレッシヴなアプローチもさることながら、Courtney LaPlanteのカリスマ性が120%発揮されている。タフなスクリームと華麗なクリーンをこなす彼女の実力に虜になったファンも多いだろう。

 

 

日本ではCrystal LakeのRyoがフィーチャーしているリミックス・バージョンも話題になった「Holy Roller」もSpiritboxの人気に火をつけた重要曲でアルバムにも収録されている。中毒になるメタルコア・グルーヴ、デスコアに匹敵する強烈なスクリームにリフワーク、どれをとっても一級品である。

 

もう一つ先行公開された「Circle With Me」も素晴らしいが、ArchitectsのSam Carterがフィーチャーした「Yellowjacket」も今のSpiritboxらしさを感じられる良曲だ。ソリッドなリフ、そしてSamのボーカルが上手くSpiritboxサウンドに馴染みながらも、しっかりSpiritboxの楽曲に仕上がっている。

 

 

 

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【アルバムレビュー】Kill the Lights 『The Sinner』

 

Kill the Lights – The Sinner

2019年1月、シングル「The Faceless」でデビュー。ハイクオリティなオールドスクール・メタルコアサウンドに加え、豪華なメンバーラインナップも話題となり、一躍2020年のメタルコアシーン台風の目となった。活動始動時のラインナップはこうだ。

Michael Thomas (ex.Bullet For My Valentine – Drums)
James Clark (ex.Throw The Fight – Vocal)
Jordan Whelan (Still Remains – Guitarist)
Travis Montgomery (Threat Signal – Guitar)
Davey (Glamour of the Kill – Bass)

Still RemainsにThreat Signalと言えば、メロディックデスメタルとメタルコアの架け橋としてその名は知られているが、コアなメタルリスナーに限られるだろう。やはり、Bullet For My Valentineから抜けたMichaelが立ち上げた、というところに注目が集まったと言える。

Fearless Recordsと契約、デビューアルバムとなる本作の制作に入るが、Daveyが脱退し、Travisがベーシストへとパートチェンジしている。プロデューサーにはSlipknotやMachine Head、Triviumなどを手掛けてきた敏腕Colin Richardsonだ。

「Plagues」や「Shed My Skin」といったリードトラックからは、Bullet For My ValentineやAs I Lay Dying、そしてBlack Veil Bridesといったタイプのメタルサウンドを彷彿をさせるエナジーを感じるし、Stone Sourらオーバーグラウンドのメタルサウンドが心地良い「Through The Night」など、今後のKill The Lightsの展望がうかがえるような楽曲も多数収録されており、聴きごたえは十分だ。Fearless Recordsをバックにつけて、2021年もKill The Lightsの快進撃は続く。

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