Silent Planet : カリフォルニア州アズサを拠点に活動するプログレッシヴ・メタルコア、Silent Planetが通算4枚目となるスタジオ・アルバム『Iridescent』をSolid State Records / UNFDからリリースしました。前作『When the End Began』からおよそ3年振りとなる本作は、Drew FulkとDaniel Braunsteinが担当し、ギタリストでありプロダクション制作の軸になっているMitchell StarkもDrew、Danielと共にプロデュースを行なっている。
前作『When the End Began』は、Will PutneyとSpencer Keeneによってプロデュースされていたが、今回はIce Nine KillsやFit For a Kingを手掛けるDrewにスウィッチしている。
VILDHJARTA : スウェーデンを拠点に活動するプログレッシヴ・メタル/Thallバンド、Vildhjartaが10年振りとなるセカンド・アルバム『måsstaden under vatten』をCentury Media Recordsから10月15日にリリースしました。2013年に発表されたEP『Thousands Of Evils』以降、主要メンバーはHumanity’s Last Breathを立ち上げ活躍していましたが、2020年中頃からVildhjartaが再び動き出したとSNSなどで話題となり、遂に本作がリリースされました。この作品、どんなところが凄いのか、聴きどころはどこなのか、解説していきたいと思います。彼らのバイオグラフィは、今年3月に出版した自著『Djentガイドブック』に書いていますので、ぜひそちらも購入してみて下さいね!
ポイントその① : 最高級の芸術性
これに尽きます。自身の音楽スタイルをThallと表現し、独自のリフ、グルーヴを追求してきた彼らにしか鳴らせないプログレッシヴ・サウンドは、Djentだけでなく、メタルが好きな人全員に体感して欲しい。6曲目の「den helige anden – under vatten」は、アルバムの中でも特に高い芸術性とドラマ性を持った楽曲。プログレとは何か、Thallとは何かとか、そういう難しいことは置いておいて、とにかくこの芸術に身を委ねて聴いてみるといいでしょう。
när de du älskar kommer tillbaka från de döda = 愛する人が死から戻ってきたとき
den helige anden (under vatten) = 聖霊(水中)
måsstadens nationalsång (under vatten) = カモメ市の国歌(水中)
mitt trötta hjarta = 私の疲れた心
detta drömmars sköte en slöja till ormars näste = この夢の子宮はヘビの巣へのベール
この作品は、2020年の12月に、孤立した時代からの脱出を提供するために企画されたイベント「P O R T A L S」が基になっており、多彩なライトニングをはじめとする演出効果を用い、映画のようなライブ・パフォーマンスを披露する目的で開催された。セットリストはこれまでにリリースされたアルバムからのベスト的な選曲になっており、のべ14曲、2時間にわかるパフォーマンスとなった。
プログレッシヴ・デスコア/メタルコアバンド、Born of Osirisが通算6枚目となるフルアルバム『Angel or Alien』をSumerian Recordsからリリースしました。先行公開されていたMV「White Nile」はじめ、Born of Osirisらしい楽曲がずらりと並んだ本作は、これまで以上に整合感に溢れ、それでいてサックスの音色が心地良く響きます。このあたり、近年のBorn of OsirisならびにコンポーザーのLeeが見せてきたスタイルで、今後のBorn of Osirisがどのようなバンドになっていくかを感じさせる仕上がりにもなっています。
01. Unleash The Pwnies Redux
02. Echo Teuffel
03. Breeze Redux
04. Parabolica
05. Two Brothers
06. Far Too High (feat. Axel Mansoor)
07. Füf Redux
08. Press Enter Redux
09. Upload Apathy
10. Download Happiness
11. And Yet, This Man Will Soar
The Number Twelve Looks Like You – Raised And Erased
Mary Fields – What’s in a Nom de Plume?
Car Bomb – Dissect Yourself
.gif from god – possible futures in the minds of children
Norma Jean – Children Of The Dead
SeeYouSpaceCowboy – Self Help Specialist Ends Own Life
Dr. Acula – Egg Monsters From Mars
DOOMEYE – Pending gravestone of a hangman
Steaksauce Mustache – Barnyard Brodown
The Sound That Ends Creation – The Human Race Makes Mistakes,You’re The Worst I’ve Seen So Far
Street Sects – Fourteen Frames (feat. Nick Sadler & Lingua Ignota)
The Number Twelve Looks Like You – Ruin The Smile
ITHACA – Impulse Crush
WRISTMEETRAZOR – LOATHSOME
Under the Pier – FLUX – Ottobar 10/15/2019
SEIZURES! – The Cycles Unnumbered
Prissy Whip – Dr. Jessup
The Burning Wind – Inheritance
Plasticbag Facemask – From Russian Torrents With Love
Serration – Ease Yourself Back into Consciousness
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2018年末から2019年はマスコアをもう一度しっかり追いかけてみようと思った。というのも、Code Orangeの躍進以降、インダストリアルやエクスペリメンタルをキーワードにメタルコアやデスコアといったヘヴィ・ミュージックが新たなサウンドを作り上げる為に、マスコアシーンからヒントを得られるだろうと感じたからだ。自分がマスコアを熱心に聴いていたのはおよそ10年前。See You Next TuesdayをキッカケにそれこそThe Number Twelve Looks Like YouやThe Dillinger Escape Plan、確かThe Chariotもその頃来日して、渋谷サイクロンに観に行ったのを覚えている。そこからArsonists Get All The GirlsやDr.Aculaが出てきて、エクスペリメンタル・デスコアの方に興味が持って行かれてから、The Number Twelve Looks Like Youの活動休止もあり、マスコアシーンを追いかけることから遠ざかっていた。
もうひとつ、Frontiererの存在も自分が再びマスコアに興味を持つきっかけのひとつになった。そして、The Number Twelve Looks Like Youが2019年に復活し、アルバムをリリースするというニュースが決定的なものになり、1年を通じてマスコアとタグ付けされる音楽を手当たり次第すべて、チェックした。その中から個人的に良かったものをプレイリストにまとめてみたので、是非チェックしてもらいたい。
10年振りとなるThe Number Twelve Looks Like Youのフルアルバム『Wild Gods』は、今年聴いたすべてのジャンルをひっくるめたとしても、トップ10に入れたくなる程聴き込んだ。淀んだ空気を切り裂くようなギターワークと、お馴染みであるジャズやフュージョンをベースに組み込まれるクリーンパートの対比。様々マスコアと呼ばれるバンドがいる中でも、この世界観は彼らにしか作れないと思う。
Car Bombは、MeshuggahとThe Dillinger Escape Planをベースにしながら、リズムの概念をぶち壊したカオスな展開美を軸にしている。強烈なノイズでデスコア/ブルータルデスメタル勢らを蹴散らす程にヘヴィで、正確。同じくベテランNorma Jeanも変わらぬ世界観の中で、シーンを牽引してきた威厳を見せつけた。Norma Jeanに影響を受けているであろうSeeYouSpaceCowboyやWRISTMEETRAZORも人気が高まってきている重要なバンドなので、絶対にチェックしてほしい。
Street Sects も非常に面白いバンドだ。彼らが自身のサウンドをマスコアだと思っている可能性は低いだろうが、インダストリアルというにはメタルコア/デスコア的な雰囲気があるように感じる。彼らはユニットという形式をとっているが、The Sound That Ends Creationはワンマン・マスコアプロジェクト。そういう人達も高いクオリティの楽曲を出すし、バンドサウンドではできないような事をやるので、面白い。