Hostile Eyes、久々の新曲「Hell of Hunger」リリース!

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ビートダウン・デスメタル・バンド、Hostile Eyes (ホスタイル・アイズ) が、新曲「Hell of Hunger」をリリースしました。スラミング・スタイルのブルータルなリフは変幻自在にテンポチェンジする楽曲のグルーヴをじわじわと巻き上げ、地獄の底に反響するハイピッチ・スネアと強烈なガテラルが鼓膜を破る。

 

Sepultura、「Hell Fest 2022」のフルセット・ライブ映像 公開!

[arve url=”https://www.youtube.com/watch?v=Ej3atHN7RGc” /]

 

グルーヴメタル・キング、Sepultura が、2022年6月19日に出演したメタル・フェスティバル「Hell Fest 2022」でのフルセット・ライブ映像を公開しました。

 

会場の度肝を抜く、驚愕のグルーヴ・メタル炸裂!

 

<セットリスト>

Intro
Arise
Territory
Means To An End
Capital Enslavement
Kairos
Guardians of Earth
Machine Messiah
Propaganda
Agony of Defeat
Refuse / Resist
Ratamahatta
Roots Bloody Roots

 

Abominable Putridityの経歴を辿る -ロシアン・スラムの帝王-

 

Abominable Putridity (アボミナブル・ピュートリディティー)

 

結成 : 2003年
中心メンバー : Andrey Kuklin / Koubiachvili Alexander / Sergey Balayan
関連バンド : Vermicular Decay, Ease of Disgust Back Door to Asylum, Disgorge
For Fans of : Devourment, Pathology, Cephalotripsy, Katalepsy, Kraanium
聴きどころ : キャッチースラムリフ
トリビア : バンド結成時、Balayanは15歳だった。

 

▶︎バイオグラフィ 

2003年ロシア・モスクワにて結成。結成当初は Devoured Entrails を名乗っていたが、直後に改名した。

 

Vermicular Decayで活動していた当時17歳のAndrey Kuklin、Inherited Suffering Recordsを運営し、Guttural Graphicsでバンドロゴ、カバーアートを手掛けるKoubiachvili Alexander、当時若干15歳だったギタリストSergey Balayanの3人体制で活動をスタート。翌年には、待望のボーカリストVladimir Korolenkoが加入。Alexと共にInherited Suffering Recordsの運営も行う。

 

Koubiachvili Alexander

 

2006年にプロモ音源を発表。翌年Lacerated Enemy Recordsとリリース契約を結び、『In the End of Human Existence』をリリースした。この作品のレコーディングからギタリストSergが加入、レコーディングは2006年に行われたが、プレオーダーの発送が遅れ、事実上2008年頭のリリースとなった。

 

ファースト・アルバム前後のAbominable Putridity

 

 

アルバムリリース後は、ロシアを中心にライブ活動を展開。その凄まじいスラミング・サウンドは、ロシアのデスメタル/ハードコアリスナーから幅広く支持され、着実にその知名度を拡大させていった。2009年ボーカルを務めてきたVladimirが脱退。後任には、Disfiguring the Goddess、Big Chocolate、Malodorous、Misericordiam、Burning the Massesで活躍し、Suicide Silenceのライブでボーカリストを務めた経験のあるカリスマCameron Argonが加入。アメリカ出身の彼とロシアを活動拠点にするバンドとのやりとり、制作活動はすべてオンライン上で行われた。

 

Cameron Argon

 

2009年にCameronがロシアへ渡り、Abominable Putridityの公演に参加。会場には数千人近いファンが押し寄せ、彼らの熱演を大いに盛り上げた。Cameronは2011年に脱退。正式にリリースされた音源にCameronが参加することはなかった。(*いくつかのデモテープでCameronが歌ったAbominable Putridityの楽曲がYouTubeにアップされている。)

 

 

2011年にはMatti Wayが加入し、セカンドアルバム『The Anomalies of Artificial Origin』を発表。オンライン上でのみの参加ではあったが、バンドの知名度をブルータル・デスメタル・シーン全体に拡大することに成功した。

 

 

 

2015年

 

 

Matti Way加入後のAbominable Putridityはアメリカなどでもライブ活動を展開。スラム・シーンにおいてその名を確固たるものとした。順風満帆のように見えたが、2020年に、Alexander以外のメンバーが脱退。以降、Alexanderが全ての楽器を担当し、CephalotripsyのAngel Ochoaがボーカルに起用された。

 

 

2021年にアルバム『Parasitic Metamorphosis Manifestation』をリリース。再び動き出したAbominable Putridityの動向にスラム・シーンから注目が集まる。

 

https://www.facebook.com/abominableputridityrus

 

サウジアラビアのブルデス “SIJJEEL”、ニューアルバム『SALVATION WITHIN INSANITY』リリース!

 

Sijjeel : サウジアラビア在住のHussain Akbarを中心に、KorpseのFloor Van Kuijk、StillbirthのLukas Kaminskiによるインターナショナル・ブルータル・デスメタル・バンド、Sijjeelが、2022年6月3日にComatose Musicからニューアルバム『Salvation Within Insanity』をリリースしました。

 

ブラスティング・ブルータル・デスメタルを鳴らす彼らのサウンドは、メロディ皆無。常に突進し続ける無慈悲なサウンドがマニアックなブルータル・デスメタル・リスナーから高評価を得ています。以前、RIFF CULTでも紹介したことがありますが、その時国内のブルデス・ファンもかなり沸いた記憶が。

 

Facebook: https://facebook.com/sijjeelband
Instagram: https://instagram.com/sijjeel_

 

 

From the morbid purgatory that lies between the edge of sanity and the shores of madness comes the furious, brutal death metal of Sijjeel with their debut full length album ‘Salvation Within Insanity’. Featuring the combined powers of Hussain Akbar, Floor Van Kuijk (Korpse) and Lukas Kaminski (Stillbirth) this album is a hellbound tour de force of terror. On June 3rd ‘Salvation Within Insanity’ strikes with malicious domination that is both relentless and absolutely punishing. Quite simply one of the most violent death metal albums you will ever hear. Be ready for the coming of Sijjeel!

 

Credits:
Video by Yod Multimedia
Mixed & Mastered by Floor Van Kuijk (GLDCHN Studios)
Artwork by Rudi ‘Gorgingsuicide’ Yanto

Karl Sanders (Nile)、13年振りのソロ・アルバムから新曲「The Sun Has Set on the Age of Man」リリース!

 

Karl Sanders : テクニカル・デスメタル・バンド、Nile (ナイル) のフロントマンとして知られるKarl Sandersが、13年振りにリリースするソロ・アルバム『Saurian Apocalypse』から、先行シングル「The Sun Has Set on the Age of Man」をリリースしました。

 

ニューアルバムは2022年7月22日にNapalm Recordsから発売される。Nileの神秘的なコンセプトはそのままに、そのサウンドのオーケストレーションにフォーカスした作品に仕上がっている。

 

Karlは「The Sun Has Set on the Age of Man」についてこう語っている。

“The Sun Has Set on the Age of Man “は、このアルバムについて、最初に聴く曲として最高だ。ニューアルバム『Saurian Apocalypse』のオープニング・トラックで、とてもシネマティックで不気味なムードメーカーの役割を果たしている曲なんだ。SF映画のオープニングシーンのようなこの曲は、この後に続く収録曲の多くのひねくれた旅への導入部としての役割を担っているよ。この曲は、太陽が沈み、夜が訪れた直後に感じる、未知の暗闇とその恐怖に対する古代からの進化的な意識を呼び起こすということについて表現したものなんだ。

 

そして、私の長年の友人でありNileのオリジナル・ドラマー、Pete Hammouraがパーカッションを、伝説的なギターシュレッダー、Rusty Cooleyがアコースティック・ソロでゲスト参加していることもあり、私にとって非常に特別なものとなっているよ。Rustyはエレキギターのシュレッダーだが、この曲でアコースティックギターでのデビューを果たしたんだ。PeteとRusty、ありがとう!”

 

 

▶︎Karl Sanders 『Saurian Apocalypse』

1. The Sun Has Set on the Age of Man 03:33
2. The Disembodied Yet Slither Among Us 06:09
3. The Evil Inherent in Us All 04:33
4. Skull Fuck Ritual (Skull Breach edition) 04:33
5. Nada Zaag 06:17
6. An Altered Saurian Theta State 06:49
7. Nihil Emplexus 07:36
8. Divergence: The Long Awaited Third Primordial Ascension 05:03
9. Mask of Immutable Self Delusion 05:48
10. No Creature More Deserving of Cataclysmic Annihilation 10:33

 

Pre-Order here: https://lnk.to/SaurianApocalypse

 

 

ブルータルデスメタル・スーパーグループ “BETWEEN THE KILLINGS” 新曲「A VIOLENT ENDING」リリース!

 

様々なブルータル・デスメタル・バンドで活動するメンバーが集まったスーパーグループ、Between The Killings がComatose Musicと契約、新曲「A Violent Ending」をリリースしました。この楽曲は、2022年7月1日にリリースされるアルバム『The Killing Quartet Vol. 1 – Reflection of Murder』の収録曲です。

 

Horrific Demise、Gorgasm、Lividity、Colossus、Mortal Decay、Rupture Christといったクラシックなブルータル・デスメタルの大御所達が新たに組んだバンドだけあって、注目度は高いです。今からチェックしておきましょう。

 

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RIFF CULT : Spotifyプレイリスト「All New Technical/Brutal Death Metal」

 

RIFF CULT : YouTubeプレイリスト「All New Technical Death Metal」

Vile Impregnation 、最恐下劣ガテラルまみれのスラム問題作! 『SLAVE』リリース!

 

VILE IMPREGNATION : テキサス、オクラホマ、アリゾナに点在するスラミング・ブルータル・デスメタル・ミュージシャンらによるプロジェクト、Vile Impregnatinが、ニューアルバム『SLAVE』をReality Fade Recordsからリリースしました。この作品は、Slam Worldwideにてフル視聴が可能です。

 

かなり強烈なガテラルが終始炸裂。何人かボーカルがいて、ゴアグラインド、グラインドコア、スラミング、などなどアンダーグラウンド・メタルの下劣なガテラル・スクリームが炸裂し続けます。正直それに特化しすぎていて、他のポイントが見つかりません…… 。とにかくスラミング・ブルータル・デスメタルをがっつり喰らいたいという人におすすめの作品!

 

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RIFF CULT : Spotifyプレイリスト「All New Technical/Brutal Death Metal」

 

RIFF CULT : YouTubeプレイリスト「All New Technical Death Metal」

Intestinal Laceration、サイレンの如くけたたましいノイジー・ブルデス 新曲「Oniric Experience」MV公開!

 

ペルー・リマを拠点に活動するブルータルデスメタル・バンド、Intestinal Laceration (インテスティナル・ラセレーション) が、新曲「Oniric Experience」のミュージックビデオを公開しました。この楽曲は、2022年5月20日にGore House Productionsからリリースされるニューアルバム『Chaotic Eschatological Madness』の収録曲です。

 

後半の叩き込みが凄まじく、デスメタリックなギターソロからサイレンの如くけたたましいノイズになっていく様は非常にえぐいです。

 

<Members>
Nestor Insano Guitars (2009-present)
See also: Genoxidio, Innxania, Smelling Fetid Corpse

Eduardo Vilchez “The Axe Murderer” Vocals (2009-present)
See also: Leprosy Bitch, ex-Black Angel, ex-Decomposed Flesh of Humanity, ex-Teratos, ex-Voracious Infection, ex-Deface

 

 

RIFF CULT : Spotifyプレイリスト「All New Technical/Brutal Death Metal」

 

RIFF CULT : YouTubeプレイリスト「All New Technical Death Metal」

Undeath、2022年3月に行ったライブ・パフォーマンス映像がhate5sixから公開に

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Undeath : ニューヨーク州ロチェスターを拠点に活動するデスメタル・バンド、Undeath が、2022年3月12日にケンタッキー州ルイビルにあるライブハウスArt Sanctuaryで行ったライブのフルセット・ライブ映像をhate5sixから公開しました。

 

バンドは最新アルバム『It’s Time… To Rise from Grave』をProsthetic Recordsからリリースしたばかり。注目の新曲をプレイし、ファンもフレッシュな反応を示す現在のアメリカン・デスメタル・シーンの一部を垣間見ることが出来るだろう。

 

 

EXTERMINATION DISMEMBERMENT : まるでホラー映画のような新曲MV「AGONY INCARNATE」公開

 

EXTERMINATION DISMEMBERMENT : ベラルーシを拠点に活動するスラミング・ブルータル・デスメタル・バンド、EXTERMINATION DISMEMBERMENT (エクスターミネーション・ディスメンバーメント) が新曲「Agony Incarnate」のミュージックビデオをUnique Leader Recordsから公開しました。

 

ブルータル・デスメタル・シーンにおいて、特異な存在感を放つ彼ら。一曲一曲丁寧に作り込み、ミュージックビデオやプロモーションも他のバンドにとってお手本とも言えるセンスを持っている。そんな彼らが今回挑戦したのが、「ブルータル・デスメタルの持つドラマ性をホラー映画 (その他残忍なショートフィルム) との親和性を最大限に表現するということでした。

 

曲を聴く為にみるビデオ、というよりかは、映像を盛り立てるサウンド・トラックのような仕込まれ方をしていて、これまでデスメタルにはなかった文化のように思います。デスメタルを聴いていない人でホラー映画、スプラッター・ムービーが好きな人を取り込むきっかけになるような仕上がりなので、これを見た人は新鮮な印象を受けるでしょう。

 

もちろん、スラミング・ブルータル・デスメタルとしても一級品。Extermination Dismembermentがこれからのシーンにどんな影響を与えてくれるのか、とても楽しみだ。

 

BUY/STREAM – https://Orcd.co/agonyincarnate
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Label: Unique Leader Records
Genre: Slamming Brutal Death Metal (SBDM)
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Vladislav Martirosov – Vocals
Arseniy Kovalchuk – Guitar / Vocals
Vihtar Kanashevich – Bass
Denis Poluyan – Drums

 

Recorded at Red Beton Bunker
Composed by Arseniy “Red Beton” Kovalchuk
Produced by Arseniy “Red Beton” Kovalchuk, Vladislav Martirosov
Mixed & Mastered by Arseniy “Red Beton” Kovalchuk
Lyrics by Vladislav Martirosov

 

 

RIFF CULT : Spotifyプレイリスト「All New Technical/Brutal Death Metal」

 

RIFF CULT : YouTubeプレイリスト「All New Technical Death Metal」

Analepsy 、新体制で挑んだニューアルバム『Quiescence』リリース!

 

Analepsy : ポルトガル/リスボンを拠点に活動するスラミング・ブルータルデスメタル・バンド、Analepsy (アナレプシー)が、ニューアルバム『Quiescence』をMiasma Recordsからリリースしました。2017年にリリースしたアルバム『Atrocities from Beyond』以来、5年振りとなる本作は彼らのセカンド・アルバムにあたる。また、バンドリーダーであり、Miasma RecordsのオーナーであるギタリストMarco Martins以外のメンバーが2019年から2022年にかけて加入している。

 

先に、新しいAnalepsyのメンバーラインナップをチェックしておきましょう。

 

 

Marco Martins Guitars (rhythm) (2013-present)
See also: ex-Brutal Brain Damage, ex-GRDKJRD

João Jacinto Bass (2019-present)
See also: Annihilation, Bleeding Display, Dead Meat, ex-Frost Legion, ex-Undersave, ex-Trepid Elucidation, ex-Di.Soul.Ved

Calin Paraschiv Vocals, Guitars (lead) (2020-present)
See also: Clitgore, Necrovile, ex-Charnabon, ex-Marchosias, ex-Pestilence

Léo Luyckx Drums (2022-present)
See also: Brutal Sphincter, Dysrancor, ex-Zardens, ex-Do or Die

 

マニアックなブルータル・デスメタル/デスメタル・ファンにとっては、なかなか豪華だと感じられるラインナップかももしれない。Trepid ElucidationはAnalepsyの前任ギター/ボーカリストDiogo Santanaのバンドで、古くからAnalepsyと親交がある。Dead MeatやAnnihilationでも活動してたとは知りませんでしたが、Joãoはなかなか良いプレイを聴かせてくれます。また、Pestilenceに在籍した過去があり、Clitgoreでも活躍するCalinの加入も面白い人選だと感じます。

 

 

 

今年2月に公開されたミュージックビデオ「Locus of Dawning」を聴いて、確実にこれまでのAnalepsyとは違うと感じた人は多いはず。もちろん、バンドの中心人物であるMarcoの作るスラムリフのセンスは健在だが、全く違うバンドと感じる人の方が多そうだ。それでもこの「Locus of Dawning」を聴く限り、かなり正統派なブルータルデスメタルにスラムのスパイスが良い仕事をしているように感じる。

 

コアな人気を誇るAnalepsy、来日経験もあり、この新作を引っ提げてまた来日してくれる日が来るのを楽しみに待ちたい。

 

 

https://linktr.ee/analepsy
https://www.facebook.com/analepsyofficial
https://www.instagram.com/analepsy
https://www.tiktok.com/@analepsyofficial
https://twitter.com/analepsy

Atoll、ゴアグラインドとブルータル・デスメタルを融合した新作EP『Prepuce』リリース

 

Atoll : アリゾナ州フェニックスのブルータル・デスメタル・バンド、Atoll (アトル)が、Unique Leader Recordsとの契約後、初となる音源 EP『Prepuce』をリリースしました。

 

 

これまでGhastly Music、Gore House Productionsとアンダーグラウンドなブルータルデスメタル・レーベルから3枚のアルバムをリリースしてきた彼ら。持ち前のファニーなテイストをスラミング・スタイルに持ち込み、グルーヴィにそしてブルータルに仕上げたサウンドで本作を制作。オープニング・トラックの「Cirhosis for Dinner」はサンプリングも随所に組み込んでおり、アングラ臭が凄まじい。

 

ゴアグラインド好きにも受けるだろうAtoll、Unique Leader Recordsと契約したというのが信じられないが、これからどんな活動を展開していくのか、非常に楽しみだ。

 

Acranius : スラムの美学を追求したニューアルバム『Mercy Denied』リリース!

 

Acranius : ドイツ/メクレンブルク=フォアポンメルン州の都市ロストクを拠点に活動するスラミング・ブルータル・デスコアバンド、Acraniusがニューアルバム『Mercy Denied』をリリースしました。2017年にRising Nemesis Recordsからリリースしたサード・アルバム『Reign of Terror』から4年振りとなる新作は、新たにボーカリストMarcus Jasakを加えたツイン・ボーカルスタイルで制作されており、ギタリストのBjörn Frommbergerがプロデュースを務めている。

 

 

自主でのリリースでありながら、ミュージックビデオもしっかり手の込んだものを作っているのが印象的。この手のスラミング・スタイルのバンドはどこかしらレーベルに所属して様々なチャンネルからビデオを出すのが主流ですが、自分たちで全部出来るならその方がいいという選択をしたのだと思います。Disfiguring the Goddessでお馴染みのBig Chocolateをフィーチャーした「Ruthless」は極上のボーカル・ワークによって巧みに展開していくスラムを味わえる一曲。

 

 

完全にスラム以外やらないぞという気概を感じるサウンド・プロダクションの肝になっているのは生々しいシンバル・ワークではないだろうか。ライブ感を重要視してのことなのか、何か考えがあってこうしたミックスがされていると思うが、現行の作り込まれたスラムとは違うダイナミズムを感じられる作品であると思う。

 

 

特にオープニングを飾る「Rule of Seven」はドイツらしさあふれるバウンシーでサベージな音作りが印象的。のっけからこの凶悪サウンドかまされると腕千切れる位モッシュしなくてはいけません。コロナ明けのライブは大変なことになりそう。

 

 

ブルータル・デスメタル 2021年の名盤 9選

 

今年もこの時期がやってきました。RIFF CULTで1年間紹介してきたブルータルデスメタルのニュースを改めて自分で読み直し、良かった作品を聴き直し、ピックアップしてみました。

 

ジャンルの特性というか、ブルータルデスメタルを通過して誕生した様々なサブジャンルはあれど、基本的に大きな進化や変化のあるジャンルではないので、かなり個人的な好みが強いリストに毎年なってしまいます。なるべく客観的に2021年のブルータルデスメタルとして素晴らしいと感じたものを選んでいます。アルバムに絞らず、作品としてピックアップしているのでEPやライブアルバムも混じっていますがコンピレーションやボックスセットなどは省いています。知らない作品があれば、ぜひチェックしてみてください。冒頭には普段、ディグのメモとして活用しているYouTubeプレイリストも貼り付けて置くので、聴きながらリストを見ると面白いと思います。今年も素晴らしいブルータルデスメタルの作品にたくさん出会えて良かったです!

 

上記のYouTubeプレイリストで 2021年のブルータル・デスメタルをまとめてチェック。

 

 

第9位 : Perverted Dexterity 『Alacrity for Contemptuous Dissonance』

 

レーベル : Brutal Mind
Metal Archives : https://www.metal-archives.com/bands/Perverted_Dexterity/3540346286

 

一言コメント : 「一人でもここまで作れるんだ」ということを世界に知らしめた一枚

 

インドネシアのワンマン・ブルデス、Perverted Dexterityの最新作。アルバムとしては2017年の『Spiritual Awakening』以来4年振り。これまでボーカル、ギター、ベース、ドラム・プログラミングと全てをJanuaryoひとりでやってきたが、本作はゲストにGorguts、Behold The ArctopusのギタリストColin Marston、ByoNoiseGeneratorのドラマーRoman Tyutinがゲスト参加している。

前作に比べダイナミズムを増したサウンド・プロダクションによって引き締まった印象を持つが、ハイスピードな前作にあった”インドネシア感”はやや薄れたように感じる。それでも垢抜けたといえるし、ワンランクレベルアップしたサウンドへと進化したと考えられる。先行シングルとしてリリースされた「The Arcane Profanity」は、バンド・アンサンブルの妙をワンマンながら上手く表現しているし、ワンマンでありながら、ここまでの作品を作ることが出来るということを世界に知らしめた意味で重要な作品だ。

 

 

第8位 : Omnioid – Regurgitated Inexistential Pestilence

レーベル : Amputed Vein Records
Metal Archives : https://www.metal-archives.com/bands/Omnioid/3540376519

 

一言コメント : 轟音の中でキラリと光るクリエイティヴなフレーズ

 

西オーストラリアのマンジュラを拠点とするブルータルデスメタル・ユニット、Omnioidの4年振り3枚目フルレングス。前作『Hex Dimensional Paralysis』からチェックしていますが非常にポテンシャルの高いユニットで、Amputed Vein Recordsと契約したのも頷ける。

ギター、ベース、そしてドラム・プログラミングを兼任するSamboは、ボーカルのEwzaと共にCorpsefleshのメンバーとして活躍し、Anthropos VirosisというユニットからOmnioidへと転身。ユニットだからこその自由な作風がOmnioidらしさとして形になっている。クラシックなスタイルでありながら、現代的な感覚で鮮やかに転調しながら加速、時折みせるヘヴィなスラムリフも豪快かつ残忍でまさにブルータルなデスメタル。

 

 

第7位 : Cenotaph – Precognition to Eradicate

レーベル : Tentacles Industries / Coyote Records
info : https://www.metal-archives.com/bands/Cenotaph/1255

 

一言コメント : 程良いプログレッシヴ・フレーバー、ベテランの貫禄

 

1993年からトルコ/アンカラを拠点に活動するブルータルデスメタル・ベテラン、Cenotaphの4年振り7枚目のスタジオ・アルバムは、Tentacles Industries / Coyote Recordsからの共同リリース。もっと老舗と契約してるのかと思いきや、アングラ中のアングラ・レーベルから。やはりスラムが台頭して、クラシックなブルータルデスメタルの人気はやや落ちてきてるのかもしれません……。

 

だとしても、それでスタイルを変えるということは結成20年超えの大ベテランの選択肢にはないでしょう。オリジナルメンバーでありボーカルのBatu以外は2019年に加入していて、弱冠21歳のベーシストErenに、スイス出身のドラマーFlorent、フランス出身のMattisというラインナップ。程良いプログレッシヴ・フレーバーを交えながら基本疾走、適度に速度チェンジしながら暗黒のブルデス・サウンドを淡々とプレイ。ドラムのもたつき具合も味があるというか、おどろおどろしくさせている要因になっているかもしれません。Batuのボーカルも素晴らしい。

 

余談ですが、Metal ArchivesでCenotaphというバンドは14組登録されてました。なんか、また時間あるときにまとめて紹介しても面白そう。

 

 

第6位 : Post Mortal Possession – Valley of the Starving

レーベル : Lord of Sick Recordings
Metal Archives : https://www.metal-archives.com/bands/Post_Mortal_Possession/3540388505

 

一言コメント : 確かなテクニックと表現力 一皮向けた出世作

 

ピッツバーグを拠点に活動するブルータルデスメタルバンド、Post Mortal Possessionの1年振り3枚目フルレングス。コンスタントにリリースを重ね、近年ブルータルデスメタルシーンにおける存在感を増している彼ら。ピュアなブラストビート一直線ではなく、Deeds of FleshやSevered Saviorあたりを彷彿とさせるテクニカルさと知的さ、現行スラム勢に劣らぬヘヴィネスを兼ね備え、ドラマティックな展開美をみせてくれる。

 

特に評価すべきはギターソロ。Post Mortal Possessionらしさとして一番輝きを放っているように感じる。ところどころかなりディープなアンダーグラウンドのエッセンスが散りばめられているのもポイントだ。これまで「あと少し」と感じていたB級感から脱却し、重鎮デスメタル勢のツアーサポートなども出来そうなポテンシャルをみせてくれた一枚。

 

 

 

第5位 : Vomit The Soul – Cold

レーベル : Unique Leader Records
Metal Archives : https://www.metal-archives.com/bands/Vomit_the_Soul/13688

 

一言コメント : 見事なカムバック! Dying Fetusインスパイアの痺れるヘヴィネス

 

イタリアが誇るブルータルデスメタル・レジェンド、Vomit The Soulによる12年振りのニューアルバム。オリジナルメンバーであるドラマーYcio、ギター/ボーカルMaxが再び手を組み、同郷のレーベルメイトであるBloodtruthのギタリストがベーシストとして加入し、トリオ編成で本作をレコーディング。

アルバム収録曲「The Lost Aurea」のミュージックビデオを観ればより感じられると思うが、Dying Fetusへのリスペクトは強いものがあり、演奏スタイルも影響を受けているように感じる。といってもハードコアやスラッシュメタル的なノリは皆無だが、かなりヴィンテージスタイルのスラム・ヴァイブスに溢れている。彼らのカムバックに痺れたリスナーも多いだろう。文句なしの良盤!

 

 

 

第4位 : Pyrexia – Gravitas Maximus

レーベル : Unique Leader Records
Metal Archives : https://www.metal-archives.com/bands/Pyrexia/363

 

一言コメント : ニューヨーク・デスメタル・プライドが感じられる一枚

 

ニューヨークを拠点に1990年から活動する老舗ブルータルデスメタルバンド、Pyrexiaの通算6枚目フルレングス。近年はコンスタントにリリースを続けていて、直近のリリースも2018年の『Unholy Requiem』と記憶に深く残る作品を発表している。現在進行形バンドとして、過去のレガシーを考えないにしても、この作品が現代に与える影響は割と強いかもしれない。

 

再生ボタンを押した瞬間に彼らがニューヨーク出身であることが分かるほどで、『Sermon of Mockery』からバンドサウンドの根底にあるスラム要素が現代的にアップデートされていて心地良さがある。Internal Bleedingと共にクラシック・スラムの代表的バンドとしてPyrexiaを捉えているリスナーも今は多いと思うし、そんな彼らが派手な装飾抜きにこうした作品を作ったことは高評価されるべきだ。

 

 

第3位 : Stabbing – Ravenous Psychotic Onslaught

レーベル : Comatose Music
Metal Archives : https://www.metal-archives.com/bands/Stabbing/3540490072

 

一言コメント : 衝撃のニューカマー、テキサスから登場!

 

今年結成されたばかりのニューカマーで、Scattered RemainsのベーシストMerylとドラマーRene (二人は夫婦)が中心となり、女性ボーカリストBridget、ギタリストMarvinの4人体制で動き出している。本作は4曲入りのEPでコンパクトな内容ではあるが、ブルータルデスメタルとして完璧な仕上がりといえる。粒の細かいシンバルワークに抜けの良いスネアが疾走、粘着質なヘヴィリフ、獰猛なガテラル、サウンド・プロダクションは100点満点。Jon Zig先生のアートワークもStabbingサウンドを上手く表現しています。これは聴き逃していたら今すぐチェックして欲しい。

 

 

第2位 : Twitch of the Death Nerve – Beset By False Prophets

レーベル : Comatose Music
Metal Archives : https://www.metal-archives.com/bands/Twitch_of_the_Death_Nerve/46813

 

一言コメント : これがブルータルデスメタルの完成形

 

イングランド/ロンドンを拠点に2004年から活動するブルータルデスメタルバンド。「そんなにベテランだったのか」と驚く人も多いと思うが、ちゃんと動き出したのは2014年ごろ。昨年にはセカンドアルバム『A Resting Place for the Wrathful』をリリースしていて、本作は新曲4曲とライブ音源が収録されたEPとして発表されている。この4曲が本当に素晴らしくて、あまりこういう形態の作品をベストリストには入れないんですが、必聴ということでランクイン。

スピード重視というわけでなく、緩急のあるグルーヴィなスタイルは持ち味で、その転調具合が絶妙。そしてそれを可能にするアイデア、テクニック、どれにおいても素晴らしくのめり込んで聴き入ってしまう。正直言って近年の中ではトップ3レベルでハマった作品。これまであまりチェックしてこなかったバンドだけに驚きも加味してこの順位に。ライブ音源も良い。

 

 

第1位 : Brodequin – Perpetuation of Suffering

レーベル : Unmatched Brutality Records
Metal Archives : https://www.metal-archives.com/bands/Brodequin/241

 

一言コメント : 復活の狼煙、伝説のBrodequin17年振りの新曲!

 

1998年に結成されたテネシー州ノックスビルを拠点とするブルータルデスメタル・ベテラン、Brodequinの久々の新作。2曲入り、デジタルリリースではあるものの、今年はやっぱりBrodequinの新曲を聴けた事だけで2021年はブルータルデスメタルにとって良い年だったと言い切れる。彼らの旧譜については自著『ブルータルデスメタルガイドブック』を参照していただくとして、簡単に最近のBrodequinを振り返りつつ、この作品の良さを書いてみたいと思う。

 

2004年にUnmatched Brutality Recordsからリリースしたアルバム『Methods of Execution』以降アルバムリリースはなく、2008年に活動休止。2015年に復活したものの、オリジナルメンバーであるギタリストのMikeが正式に復帰したのは最近になってのことだ。2020年にはCesspool of CorruptionやMortifying Deformityに在籍する若干24歳のドラマーBrennanが加入し、制作活動が動き出す。レーベルの公式YouTubeチャンネルには「VII Nails」のスタジオ・レコーディング・セッションがアップされていて、動くBrodequinに結構感動した。ギブソンのレスポールでブルデスやってるのは見たことないけど、意外とクラシックなスピード重視のブルデスには合うかもしれないと思ったり。奇跡の2曲だけでも聴けて幸せだが、来年2022年には何かアルバムが出たりしないのかなと気になっています。

Archspire : 人間離れした超絶技巧が炸裂する新曲「Drone Corpse Aviator」のMV公開!

Archspire : カナダ/バンクーバーのテクニカル・デスメタル/デスコアバンド、Archspireが新曲「Drone Corpse Aviator」のミュージックビデオを公開しました。この楽曲は、10月29日にSeason of Mistからリリースされるニューアルバム『Bleed the Future』に収録される予定で、これまで公開されているタイトルトラック、「Golden Mouth of Ruin」に次ぐ第3弾シングル。

 

とにかくレベルが違う。ボーカリストOliver Rae Aleron、ドラマーSpencer Prewettは特にミュージシャンとして持ってる実力とセンスが素晴らしい。一瞬もブレイクしない「Golden Mouth of Ruin」にも驚いたが、本楽曲も目眩がするほどファスト。今年ナンバーワン・テクニカルメタルアルバムになるかもしれませんね。

 

COVIDectomy、コロナウイルスがテーマの新作『Populate. Indoctrinate. Dominate.』をリリース!

 

アメリカとロシアに在住のミュージシャン二人によるスラミング・ブルータルデスメタル・ユニット、COVIDectomyがデビューアルバム『Populate. Indoctrinate. Dominate.』をInherited Suffering Recordsからリリースしました。

 

 

2020年結成、2020年解散、EPの売り上げはコロナウイルスに苦しむ人たちをサポートするCenter for Disaster Philanthropyへ寄付するという潔い活動で話題になりましたが、なんとフルアルバムをしれっとリリース。しかも内容がかなり良いです。変幻自在のスラムリフ&ダウンテンポ・フレーズ、バンド名が嫌になったら改名してちゃんとやってほしいレベルです。

 

Zachariah Jackson Vocals (2020, 2021-present)
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Artyom Shirman All instruments (2021-present)
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